特集:学校をひらく
発行:2001年6月
A5判 64ページ 500円(送料160円) |
大阪教育大学附属池田小学校での痛ましい事件を機に、 危機管理を理由とした学校の管理が話題になってきました。 管理の強化による地域や保護者や教職員にも子どもにも閉ざされた学校ではなく、 地域や保護者や子どもたちににひらかれた学校をつくるために、教職員、 とりわけ私たち学校事務職員はどうしたらいいのか、全国各地の様子をヒントに考えましょう。 |
2001年1月に大阪で行われた制度研の冬の集会のまとめです。 集会の内容がコンパクトにまとめられていて、参加者の熱気が伝わってきます。 |
情報公開を保障する学校づくりをめざして、事案決定は学校になじむか、 実施している自治体での問題点、学校にふさわしい学校情報の管理のありかた等を論じています。 |
前述の大阪での冬の集会でも発言していただき、大変好評だった方の執筆です。 市民グループによる学校情報公開の取り組みの経過と、学校情報を市民はどう考えているのか、 学校事務職員への期待、などがかかれています。 情報全開で入手した資料も掲載しています。 |
事務だよりの中で父母負担軽減や環境問題について発言し、 学級費の廃止や公費と教材費の一元管理、紙のリサイクルなどに積極的にかかわっている実践の報告です。 |
埼玉・鶴ヶ島市の教育長を招いての学習会の報告です。 学校協議会設置指針で、学校協議会委員として児童生徒代表を例示していることが新鮮です。 また、子どもを大事にしている姿勢が随所に見受けられます。 |
いろいろな教育雑誌でもしばしば取り上げられている長野県上田市の学校の訪問記です。 自由参観、生徒・父母・地域・教職員の各代表による四者会議を、 学校事務職員の眼で記録しています。「教職員の名札は参観者向け」というエピソードもあります。 |
学校協議会のメンバーとしてかかわっている学校事務職員の報告です。 学校協議会の活動内容、中教審答申で謳われるている学校評議員制度の問題点、 学校事務職員としてできること、他の自治体の様子、などが緻密に報告されています。 |
図書のボランティアで学校とかかわっている方からの投稿です。 「学校をひらく」と言っても、親の想いと学校(教育委員会や管理職)の本音には微妙なずれがある、 そんなことに気づかされます。 |
2001年夏の制度研ながの集会の実行委員長さんの学校を訪問し、 日ごろの仕事ぶりや子どもたちとのかかわり、「ながの集会」の魅力、 などをインタビュー形式でまとめました。 |
72号の続編です。@教職員の賃金・権利・福祉・旅費、A民主的学校づくり、 B事務・教育研究運動と事務職員会の活動を柱に、 豊富な実践と教訓、課題が論じられています。 |