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全国制度研 第40回全国研究大会 ふくしま大会 報告


「子ども発、子ども行き」
        −あたりまえの子ども期をどの子にも−
 
 
 2016年7月31日〜8月2日、福島県郡山市で開催された「全国制度研 第40回全国研究大会 ふくしま大会」の感想や様子を紹介します。

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◇基調提案

◎ 基調提案「あたり前の子ども期をどの子にも」「子ども期は一度きり」の言葉をあらためてかみしめ、大人としての覚悟をしなくてはと思いました。


◇はじめのつどい「ふくしまに生きる合唱隊」
◎ 合唱、とってもよかったです。風化させないためにこういうふうに歌い継いでいく方法があるんだとわかりました。
◎ 合唱で少年の独唱にとても感じました。そして「ひとつぶの涙」がいつまでも残りました。笠木透さんの詞だったんですね。「ひとつぶの怒り」を共有していかなくてはと心新たにしました。



◇記念講演

◎ ビナードさんの講演は、合唱の余韻の中で聞いていました。最後に近づくほど「怒り」を感じました(今までになく)。
◎ 詩人の力、見せつけられました!行動と言葉で悲劇は止められることを証明したいですね。


◇第1分科会〈子どもの学習権と就・修学保障〉
◎ 自治体で、まだ大きな差のある就学援助制度ですが、今日得たことで、1ミリでも前進したいと思いました。子ども達の未来を奪うことがないように努力していかなければと思います。



◇第2分科会〈学校予算と教育費〉

◎ 予算は、自分一人ではなく、たくさんの先生方と一緒になって作っていくものだという柱を感じられて、とても良かった。
◎ 無償化・保護者負担の軽減という理念を忘れず、大切にされていること。単なる技術論ではないということ。その活動の意味を問いかけ直すことや行政に求めていくことにも通じていくことだと感じた。


◇第3分科会〈学校環境と施設づくり〉
◎ 困難な中の工夫は、どこの学校でも、同じ普遍的なテーマで、「すべての人が手探りで、最善だと信じて動き、その積み重ねが、この学校になりました」となります。日々、流されがちなので、今の最善を尽くしていこう、前向きにいこうと思いました。



◇第4分科会〈教職員の権利と学校事務〉

◎ 障害を持ちながら勤務している事務職員の方の話や今後の給与に関わるだろう都の現況、福島県内で勤務している方の東日本大震災の経験についてと、色々な重要事項が多く出て、とにかく聞いていくのもいっぱい、いっぱいでしたが、自分の置かれている状況が大変なことがひしひしと伝わってきました。


◇第5分科会〈学校づくり子ども・地域〉
◎ 「自分が勤務する学校は、絶対良くしようと思う。」「『やって良かった』と思える仕事がしたい。」 この言葉がとても印象に残りました。



◇第6分科会〈学校事務職員制度のありかた〉

◎ 学校に居ることの意義を改めて認識した分科会でした。その中で、自分の実践はまだまだと思いましたが、現行制度の中でも、できることはたくさんあるので、今日聞いた話を生かして仕事をしたいと思います。
◎ 身辺の事務職員としての立場と同時に、国の施策、政治的・科学的知識や思考を貯え、磨いていくことにより、学校にいる事務職員として何をすべきか、何を優先して取り組むか、もっと見えてくると反省を込めて考えています。



◇自由交流会「ふくしまの今」
◎ 教育現場で地域や子どもたちと向き合う現職の教員の立場での思いを語っていただき、どうにもいたたまれない思いになりました。一人でも子どもがいれば学校があり、教職員が働くことになりますが、「戻ってくるだろうか」「増えるだろうか」という思いで日々を過ごす子どもたちの気持ちを思うと、それを見つめる教職員の気持ちを思うと、本当につらいです。満足な生活環境で生活できるようになるのか、何の見通しもない生活…暗くなるばかりです。 でも元気に語る先生の力強さに、未来への明るさを感じました。陰ながら応援します。






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