総武快速113系電車


『特快 エアポート成田』

 昭和49年から53年頃まで稲毛付近に住んでいた関係で総武快速が好きな時期がありました。特に夏臨の快速「青い海号」快速「白い砂号」の運転は毎年心ときめきました。
 時が平成に変わってから成田空港行きの快速列車の中に速達タイプの特別快速列車がヘッドマーク付きで多客期を中心に運転されましたが、この特快「エアポート成田号」にかつての「青い海号」や「白い砂号」の面影をダブらせながら撮影に挑んだことを思い出しました。

「快速 青い海」
稲毛
昭和50年代の総武快速113系はまだまだ新車的イメージがありました。特に快速が停まらない稲毛の小学生の間では憧れの電車でした。
この撮影では踏み切り警手の方に麦茶をご馳走になったりと当時小学生であった私にとって古き良き時代でした。
昭和51年頃撮影

「快速 白い砂」
稲毛
今でこそ冷房車は当たり前ですが、昭和50年代初めの頃は総武快速113系とは言っても写真のような非冷房車も多数存在しました。

「特快 エアポート成田号」
物井ー四街道
平成になってからの113系は写真のように運転台のHゴムが灰色から黒色に替わってしまい、顔付きが少し変わってしまった車両が増えました。

「さよなら快速113系電車」
総武ー横須賀線もE217系化が完了したことにより、99年11月23日に「さよなら快速113系電車」(団体扱い)を運転しました。

サロ110ー1254
さよなら運転時にはサロ110のグリーン帯が復元されました。なお前日に運転された横須賀線内でのさよなら運転ではこのグリーン帯が扉部分にも掛かっていましたが、翌日の運転では改修されていました。

サロ110ー1200車内
写真は東海道線のサロ110−1200です。座席は簡易リクライニングシートという昔の特急普通車レベルのものでありますが、陽が当たる海側ロールカーテンを下一段開けて一列に揃えて閉めるという心配りに普通グリーン車の伝統ある格式のようなものを感じさせます。

千葉駅万葉軒『トンかつ弁当』
千葉駅伝統の”安とんかつ弁当”は今も健在です。値段と質を考えたらこの弁当に太刀打ち出来る駅弁はないでしょう!



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