さよなら100系新幹線電車
2003年9月16日 ひかり309号 G49編成
100系ラストラン 9309A G49編成
新幹線初の2階建て車両を連結した国鉄末期の名車「100系新幹線電車」が東海道新幹線の高速化に伴い、2003年9月16日の9309A(臨時ひかり309号)によるさよなら運転を最後に東海道新幹線から引退しました。
今回引退した100系新幹線電車は正確にはJR化後に誕生した食堂車の替わりにカフェテリアを連結した100系G編成と呼ばれる車両です。JR西日本では短縮編成化された100系が今後も運転されますが、2階建て車や東京発着、ひかり運用など100系本来の使命は事実上03年9月16日の東海道新幹線内でのさよなら運転で終焉を迎えたと解すべきでしょう。
ここでは9月16日に運転されたさよなら列車(臨時ひかり309号)の模様をお伝えします。
東京駅16番線にラストランとなるひかり309号G49編成入線!(7708A)
東京駅でのさよなら列車出発セレモニーは16号車付近で行われました。
先頭車のサイドステッカー
さよなら列車では特別にカフェテリアが復活営業され、100系の最後に華を添えました。
カフェテリアのショーケース内にはお弁当、おにぎり、サンドイッチ、パック入り惣菜類、新幹線グッズが山積みされカフェテリアとしての有終の美を飾りました。
9309Aは元々JD担当列車でしたが、このさよなら運転でも旧JDクルーが車内販売を担当しました。
カフェテリアで「惣菜 スパゲティランチ」を買い求め、往年のカフェテリア営業を懐かしみました。
駅売店では早くも品川新駅開業記念缶飲料が各種売られていました。
ワゴン販売で購入した「ぷち 幕の内」
さよなら列車の2階グリーン車内
さよなら列車の平屋グリーン車内
背面テーブル上には理想のグリーン車サービス3種の神器を並べてみました。
○コーヒー(ワゴン販売で購入)
○イヤホーン(別列車車販で購入)
○おしぼり
新大阪駅では1号車付近で引退セレモニーが盛大に行われました。
引退セレモニー終了後の記念撮影
今回の100系さよならイベントではカフェテリアの復活営業という新幹線マニアにとって忘れられない素晴らしい想い出を残すことが出来ました。セレモニーに関しても一般人を完全シャットアウトした0系さよならセレモニーとは違って一般人もセレモニーを見ることが出来る配慮がなされた点は大いに評価したいと思います。ただし、さよなら列車乗車証明書の配布やさよなら記念カード類の販売が全く無かった点だけが残念でした。
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