「核分裂過程」  再処理工場を止めた人々 公式HP
「核分裂過程」 映画紹介
                                       

    

ドイツ南部、バイエルン州にヴァッカースドルフという緑豊かな小さな村がある。1985年、この地が核燃料再処理工場の予定地とされた。

森の樹々
が無残に切り倒されるのを目にして、保守的と言われてきた村人たちが立ち上がる。やがて若者が全国から集まってきた。 建設予定地の森に「丸木小屋村」が作られ、村人と若者達による創意あふれる運動が繰り広げられる。
しかし森は剥ぎ取られ、内と外を分断する「鉄柵」が張り巡らされる。抵抗する人々に対して州政府はCNガスや催涙剤入りの放水を浴びせた。村人は闘う中で自らの殻を破り、民主主義の在り処に目覚めていく。

1986年、チェルノブイリ原発事故を経験するとさらに広範の人々が反対運動に加わってくる。デモ禁止にもかかわらず、鉄柵の周りに数万人の人々。しかし建設は強引に進められる。無力感と嘆き、絶望的な状況・・・・
けれども映画はそれを跳ね返す。未来に向けた意志、あらゆる想像力を喚起して。


映画の完成から2年後、1989年、ついに再処理工場の建設は中止された。
 
 

原題 “SPALTPROZESSE”  1987年 ドイツ 95分
監督 Bertram Verhaag & Claus Strigel 
    ベルトラム・フェアハーク&クラウス・シュトリーゲル 

撮影 クラウス・シュトリーゲル ヴァルデメーア・ハウスシルト トーマス・シュヴァーン 
    クリストフ・ベーゲル
録音 ペーター・ベルクマン ローテー・クレンツアー
編集 ドラーア・チチェク
音楽 ウルリヒ・バッセンゲ ヴォルフガング・ノイマン

歌   Rio Reiser  “Der Traum ist aus” リオ・ライザー 「夢は終わりだ」
    Konstantin Wecker “Der Baum” コンスタンティン・ベッカー 「樹」
製作 DENKmal Film