趣旨

purport.jpg

2000/08/24 追記(解説・・・「有識者と一般市民の較差」)

2001/01/06 追記分のみ掲載( & 一部改定)

1/32 模型に深く関わるものとされる「有識者」からみて、実際には違ってきますが、特に従来からの純正品のものと、社外品も組み合わせたものなどをほぼ同等(見方次第ではそれ以上)に扱うのは抵抗を感じている意見もあります。この団体の登録者は双方の分野に出走経験がありますが、「他方の分野にはかかわらない」とする参加者も存在し、双方ともそれなりの納得できる意見をもって臨んでいるものです。

一方、規則などを把握しきれていない「一般市民」から見たものは、これらを既に一般的に知られている「みによんく」と呼び、ほぼ同等のものとして捉えられるのが現状でしょう。実物大での物が良い例です。市販車改造車両であれ、タイヤ剥き出しの競技用車両であれ、それらはすべて「レーシング・カー」と捉えられるのですが、「本来は」同等には扱えません。また、それらが許可なしに公道に出てしまえば、1/32 模型でもいわれる「レギュ違反」となり、規則を無視した違法改造や公道での暴走行為は、競技者、一般市民双方から「無法者」と呼ばれるのです。

資金さえあれば誰しもが「サーキット」を購入でき、また所詮「草」ですがレースを行うことができます。「ブーム」ではない現状では見かけるのは少なくなりましたが、例えば商店街の有志がそれを入手して、主に集客目的でレースを施行するその主催はいわゆる「一般市民」、やはり確実に規則を把握できていないのが現状なのです。そしてその参加者のほとんども「一般市民」であり、それらの「無秩序」なもとで競技をすれば、そこから何らかの偏見が生まれ、主催者、参加者ともにやがては身を引かざるを得なくなったのでしょう。

これから始める人が現れたとき、離れていった人がまた訪れたとき、事実上の「生き残り」から何かいえることがあるのではないのでしょうか、今後の「課題」ともなりそうな気もします。