Suzuki Jimny (Mini 4WD)

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Since 1984

"Wild Willy Jr." の対抗馬として登場したキットです。当時としては珍しく塗装を施していました。フロントバンパやお人形さんの素材は塗料のノリが悪いもので、せっかくのシールがはがれてしまいました。このマシンでは既にリヤーのボッチが折れてしまい不可能ですが、「スペアタイヤ」の部品に 5 円玉を挿入して「ウィリー走行」も楽しめるようになっています。

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お約束の FA-130 型モータによりピニオン & スパーでセンタシャフトを回転し、前後輪ともにウォームギヤーを介して駆動しています。それ以前の "CITY TURBO" などと比較して、タイヤ径の拡大、ギヤー比の変更による一応の「高速化」が図られています。

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こちらはトヨタ・ランクル(パリダカ仕様)のシャーシ。ホイールベースのロング化が図られ、このときのみモータの固定は上からの「押さえ込み」でなく、電池と同様の左右の爪による「挟み込み」となり、ギヤー比は更に高速になっています。ここまでのスイッチ金具の形状は、「レーサー」シリーズの Type-1 初期型と同様ですが、素材に変化があります。

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そして 3 世代目(?)の仕様、モータの固定は以前の方法に戻り、電池の固定が「レーサー」系( Type-2 以降)と同様となっています。スイッチ金具は大型化され、この変化は「限定復刻版」として販売された Type-1 後期型にも見られます。モータに接続する金具はここまで変化がないようです。

ここでの最大の変化は「駆動系」にあります。従来では 2[mm] 丸棒に刻みを施したところにギヤーを圧入(既に一体化)、ホイールをはめていましたが、センタシャフトに 2[mm]、車軸に 2.5[mm] の六角棒を採用(そして自分で組みましょう・・・)。ウォームギヤーによる駆動では、出力軸(タイヤ)から動力源(モータ)に力が伝わりにくいという長所がありますが、その反面駆動系に多大な負荷が加わることにもなります。その対策として無理な力が加わったときにウォームギヤーをスライドさせて力を逃がす「セーフティ機構」が搭載されていました。更に感心してしまうのは、普通に組んでいれば問題ないことですが、何らかの理由で逆走した場合でも同様の効果が得られるよう、わざわざ前後に「逃げ」を用意していることです、さすがに抜かりがありません。