12G-B3/12G-B7/12B-B14/25E5/50H-B26 Single Ended Stereo Power Amplifier with Noguchi Trans PMF20W-600S

since 2006/04/22

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永年収集されていた TV 用水平偏向出力管を使用してみました。ヒータ電圧の違いにはシャーシ内部にスイッチを設け、12V 管は直列、25V 管は並列に接続して対応しています。

ソケットを交換など考慮すれば、12B-B14 も使用可能となります。

2007/08/13

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従来は、出力トランスに PMF-10WS を使用していましたが、出力管に対しそのインピーダンスに整合しているとは言えませんでした。外観上は充分に似合っている様にも思えるのですが・・・。(2008/01/06:PMF-10WS はコチラに転用されました。2011/03/19:シャーシも含めてコチラに採用されました。 )

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インピーダンスが他の製品よりも低い値に設定できるモノを入手し、それに装換します。その大型化により従来のシャーシに収まらないため、同社オリジナル特別生産品の SC-30204 ( with 底板: SO-30204 )に新調し、内臓を総移植とします。

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大手術は無事に完了、コアの大型化により低域の表現が更に充実し、インピーダンスの整合による出力の増大と、それに伴う巻線比の縮小による高域の特性改善が耳でも聴き取れ、外観のバランスもさほど崩れることなく立派なものになってくれました。

めでたし、めでたし・・・。

2011/03/10

その後、期せずして 50H-B26 の中古品が入手できました。動作検証のため追加工を施します。

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TV 用水平偏向出力管のトッププレート接続に特化していたこの機器では、一般的な下部ベースピン(ソケット)のプレート(陽極)に接続変更の場合には工夫が求められます。今回は AC アダプタに見られる DC プラグのうちトッププレート端子に近い外径のものを採用し、「特設トッププレート」を試みました。

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特設トッププレートのシャーシ固定では、その耐圧確保としてグロメットを介してみました。下部ベースピンへの接続にはこれに既設のプレートキャップをかぶせます。

マグノーバル 9P ソケットの追加にはムリヤリ感がありますが、今回はスペースの都合で止むを得ません。また同じソケットを使用する 12B-B14 の接続も考慮しました。使用しない方のソケットには感電防止・防塵目的でダミープラグなどの採用を検討すべきです。

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ヒータ電圧の切換では既設の内部スイッチを交換し対応。片方の球は既にエミッションが減少していましたが音声信号の出力は確認できました。