あれから三年の月日が流れた。
その間、特にこれといったことも無く、
高校に進学した加奈と夏樹は普通では無いが、今までと大した変化の無い高校生活を送っていた。
彩も同じ高校へ通い、夏樹は自宅から、加奈と彩は寮生活を送っていた。
三人が通う高校は、それなりに有名な私立で、校則が緩いが学力は高い所だ。
加奈の親は、学校もそれなりに有名だし、基本的に放任主義なので寮生活を許し、
彩の親は、好きにすればいいと、以外とすんなり決まった。
この寮は、門限も無く、設備も充実していて入寮希望者が多く、溢れる人もそれなりにいるのに、
二人は何故か簡単に入れた。
その高校生活も半ばが終わった冬も近く、三人はあることを知らされた。
〜Natuki〜
「たいかい?」
相も変わらず間の抜けた問いかけをしてくる加奈、隣では彩もぽかんと口を開けている。
「と言うか、イベントよ、大人数が一斉に参加する。」
「何をするの?」
加奈よりはいくらか適切な問いを返す彩。
「トーナメントで、4回勝てば優勝みたい。」
「賞品とかは?」
「百万円だって。」
「ふーん、」
『ひゃくまんえん?』
声を揃えて驚く二人、まあ、驚くのも無理は無いけどね。
「でもさ、私には関係ないよね。」
一人だけ違う所に行っている彩が無関心を装って聞いてくる。
「そうでもないよ、主催は本社だから、それなりに勝ってれば呼ばれるんじゃないの。」
「でもねぇ、最近入った娘に二回連続でイカされてるし、ちょっと不調なのよね。」
「でも、勝率は8割超えてるでしょ、出れるんじゃない?」
本人は心配しているが、彩なら大丈夫だろう。
負けてるのだって悪い癖が出てるからで、あれさえなければほとんど勝っていただろう。
「優勝は出来ないんだろうな、夏樹もいるし、他にもたくさん。」
加奈の弱気な考え。
「何言ってるの、最近は五回中二回は勝ってるじゃない。」
「でも、ほら、あの詩織って娘、あの娘苦手なのよ。」
確かに、二人とも強いけど負けるときも意外とあるからな。
「心配しないで、気軽にやりましょう。」
「そだね。」
「それじゃ、練習といきますか。」
彩の提案に加奈も同意する。
「私はパス。」
「夏樹、どうしたの?」
「今日は体調が悪いの、昨日誰かさんのせいで裸になって床で寝てたから。」
昨日から泊まりに来ていた加奈とのバトルで相打ちになった私達は、そのまま意識を失った。
でも、加奈はすぐに目が覚めて服を着て、更にソファで毛布に包まって寝ていたが、
私はそのまま、朝になって気付いたら、風邪をひいたのか熱っぽい。
「2人でしてて。」
「分かった、で、加奈、ルールはどうする?」
「前にあなたの部屋でしたやつ、あれは?」
「いいよ、それじゃあ、始めましょうか。」
私の目の前で2人は服を脱ぎ、下着だけになる。
以前は全部脱いでたんだけど、いつからか、下着は着けたままでいるようになった。
当然、破ける事もある。
だから、私の家にはサイズの合わない下着が山のようにある。
他にも水着なんかも用意していて、結構本格的な感じだ。
「用意は、いえ、覚悟はいい。」
「そっちこそ、」
2人は背中合わせに足を伸ばして座った。
柔道の寝技の練習なんかでするようにして、立てってはいけないというルールだ。
「夏樹、合図をお願い。」
「はいはい、じゃ、よーい、始め。」
私がそう言ってパンと手を叩いた途端、2人は相手の方へと身体を向けようとする。
背中合わせなので、互いの背中が邪魔で少してこずっている。
「このぉっ」
「遅い、」
手を背中へと伸ばして加奈を捕まえようとする彩の手を潜り、彩の前に回って押し倒す。
「あ、やんっ、」
その上に覆い被さり、中学時代よりも大きく膨らんだ彩のおわん型の胸を優しく揉む。
私にはあんまり縁の無い事だけど、彩はそこが感じやすいので、既に頬を朱く染めている。
「んっ、このっ」
彩も負けてはおらず、目の前にぶら下がった二つの白いボールの片方を両手で包むようにして揉む。
次第に加奈も息が荒くなり、動きが鈍くなってきた。
「あぁ、いっ、ふぁ、あぁ、」
「ぅうん、くふぅ、ぅう、ぁあん、」
一進一退の攻防が続くが、テクニックでは彩の方が上なだけあって加奈が少し押されている。
「どう、イキそう?」
彩の挑発、自然と笑みがこぼれている。
「まだよ、あなたはこれに耐えれる?」
加奈が起死回生とばかりに彩にもたれかかる。
その胸が重なるように、そして、押しつぶすように。
「んんっ、んああ、っうぐぅ」
「どう、思い知った?」
「誰が。」
言葉とは裏腹にかなり苦しそうな彩。
その顔が苦痛に歪んでいるのが良く分かる。
「これならどう?」
加奈がその手を彩のアソコへと伸ばす。
胸を揉まれた時になのか、少し湿っていて、下着の色がそこだけ変わっている。
「ああ、あ、あん、や、やめっ、」
突然の事にいつに無く取り乱す彩。
もしかして、加奈の指が入ってる?
そして身体をくねらせて逃げようとしたため、加奈がようやくその上から落とされた。
「よくも、やってくれたわねぇ。」
自分のアソコに手を当ててかばうようにするあや。
その指の間からは液体がこぼれている。
しかし、それには気を止めず、未だ倒れている加奈の頭の方から覆い被さり、
その胸の先端を口に含む。
「ひゃん、ん、ふっ、んんっ、ああ、ああん、」
加奈も彩の胸を掴もうとするが、なかなか掴めず、バレーのトスのようにしてやっと掴んだ。
その次の瞬間、加奈の胸に添えられていた彩の手が、加奈の脇をくすぐった。
「ん、ひゃあぁ、あひゃ、んぐ、」
これには加奈もたまらず脇を閉じて防御するが、彩の胸を放してしまい、攻撃が出来なくなった。
「どう、気持ちいい?」
「気持ちよくなんか、ん、あふ、」
この体勢では加奈が不利だ。
しかも、彩の長い髪の毛が垂れて胸をくすぐっている。
「こんのぉ、」
突然体を捻ってうつ伏せになる加奈。
とりあえずは逃げれたけれど、彩はその加奈に追撃を仕掛けた。
「こんな物は外しましょうね。」
嬉々として加奈の下着を脱がせる。
ブラをさっと脱がすと、下へと取り掛かった。
「やめっ、はなせっ、」
それを奪い合う2人、それは伸びきり今にも、ぶちっ、やっぱり千切れてしまった。
あっという間に全裸になってしまった加奈、
今更羞恥は感じていないだろうが、屈辱であるに違いない。
「くっ、この、あんたも脱げ。」
勢いをつけてもう一度身体を捻り、今度は彩と向き合うようになった。
そして、そのショーツを掴んで引っ張る。
「痛っ、」
加奈の指が肉も巻き込んだのか、痛がる彩。
「い、ひんっ、放して、」
加奈が引っ張ったが為に、もともと面積の狭い下着は、(にしても何でこんな派手なのを?)
ヒップに食い込み、後ろからは全く見えなくなり、
加奈が引っ張りつづけるので、更に細くなっていく。
「さっさと手を放したら。」
「いやぁあっ、っぐぅ、」
そろそろ限界だろう。
生地も耐え切れなくなっている。
どうやら、何だかんだ言っていても、ヒップに食い込む痛みに耐えられなかったのか、
自分からそれを下ろす。
となると、次に加奈が狙うのは彩のブラジャーだろう。
こんな所は執念深いからなぁ。
「そんなに脱がせたいんなら、」
何を思ったか、ブラを脱がしにかかろうとした加奈の目の前で、彩は自分からそれを外した。
加奈は、それを掴んだまま、少し戸惑う。
「これで決着をつけましょう。」
全裸になった彩が自分のアソコを軽く撫で、加奈を誘う。
こういった事は彩の専門だけど、彩は体力を大分削られている。
どっちが勝つかは分からないが、彩はこのままでは夏樹には勝てないだろうから、
本当に最後の賭けなのだろう。
「いいよ、でも、今のあなたに耐えられるの?」
「馬鹿にしないで、私はこれではまず負けないの、ちょうどいいハンデよ。」
そして、二人の少女はその一箇所を重ね合わせ、互いに呼吸を整えた。
そして、
「ああ、あ、あん、あん、イク、あ、いい、」
「だめ、うんっ、あ、あはぁ、ひぅっ、ん、」
ある一点で重なり合った二人の少女は、まるで1つの楽器のように、
限りなく官能的な調べを部屋中に響かせる。
それには、敗者など存在しないかのようであったが、不意に、その調べが乱れ、
弦楽器の弦が弾けたように、一際高い音と共に終幕を迎えた。
最後に残ったのは、全身の力を使い果たし、抜け殻のように座り込んだ少女と、
その髪を床いっぱいに広げ、彫刻のように眠る少女の姿だった。
勝者は加奈、敗者は彩、でも、どうでもいい事なんだろう。
今の二人にとっては。
〜Kana〜
身体がだるい。
軽くするだけのつもりがついつい本気になってしまった。
全身の力が抜け、床に座り込んでいるだけでもしんどい。
一歩も動けそうにない。
床が濡れていて気持ち悪いが、動けない物は仕方ない。
「あんたら、本気になりすぎ。」
夏樹が不機嫌そうに睨んでくる。
どうせ、自分が出来なかったからってすねてるんだろう。
「悪いけど、タオル取って。」
「はい、」
不機嫌そうだが、タオルを放り投げてくれる。
「ありがと、それと、彩、どうしようか?」
タオルで身体を拭きながら尋ねる。
「シャワー使いなさいよ、その間にたたき起こしておくから。」
「お願い。」
そして、シャワーを浴びて戻ってくると、頭を押さえた彩と床を拭いている夏樹がいた。
「何してるの?」
「掃除、誰かさんの後始末をしてるの。」
「それは分かってるんだけど、何で彩は痛がってんの?」
「叩き起こした。」
「そう。」
ほんとに『叩き』起こすからな、夏樹は。
時計を見ると十時、朝っぱらからこんな事してるのが何か悲しいかも。
「夏樹、今日は行くの?」
「まだ時間あるから行こうかと思ってるんだけど。」
「風邪はいいの?」
「見学よ、見学。」
「後で文句言うつもりでしょう、あそこはこうだとかああだとかって。」
「当然じゃない。」
そして、まだ意識朦朧としている彩を引っ張ってそこに着いたのが12時も過ぎてからだった。
「お腹すいたぁ。」
朝から何も食べてないので、三人とも空腹状態だ。
とりあえず売店(が何故かあるんだ、ここには)で適当な物を買って三人で食べる。
そこに支配人もとい宮間さんがやってきた。
「久しぶりね、三人とも。」
「あ、お久しぶりです。」
慌てて挨拶するけど、後の二人は口に食べ物が入っていて返事できないようだ。
そして、宮間さんは空いている椅子に座って話し掛けてきた。
「どう、調子は?」
「まあまあです」 「それなりには」 「絶不調です」
「そ、そう。」
三者三様の答えを一斉に返したせいか、珍しく戸惑っている。
「それで、何か用ですか?」
「用って程じゃないんだけど、三人共、あの事は聞いてくれた?」
「ああ、聞きましたけど。」
「そう、それで、出られる?」
どうやら予定の確認のようだ。
「いけますけど。」
「そう、良かった、じゃあ、優勝を狙ってね。」
「って無理ですよ。」
相変わらず突然何でもない事のように言ってくれる。
「でも、あなた達三人、優勝候補よ。」
「そうなんですか?」
「ええ、それに、私に加奈ちゃんと夏樹ちゃんを貸してって、何度も頼まれてるぐらいだし。」
「誰にですか。」
「遊那と華穂よ。」
その二人なら知っている。
遊那さんの方は彩が行っている所の支配人で、華穂さんはもう1つの方の支配人だ。
「遊那姉はともかく、華穂姉の所は最近きつそうだからね。」
何故か二人の事を姉のように慕っている彩がストローを咥えたままポツリと呟く。
でも、私は彩と一緒に遊那さんの方には行った事が有るけど、華穂さんの方には行った事がない。
ルールとかが違いすぎるからか、知り合いがいないからか、行く機会が無かった。
何か、最近は人手不足だそうで、内容がマンネリ化していると聞いた事がある。
「今日は加奈ちゃん一人だけよね。」
「そうです。」
「今日の相手は詩織ちゃんよ。」
最近、その娘に結構負けてるからな、年下なのに。
「頑張ってね。」
「負けない様にね。」
「さっさと勝ちなさいよ。」
無責任な声援×3、人事だと思って。
「じゃ、行ってきます。」
いつも通り水着を選んでそれに着替える。
シンプルな単色の物ばかりの水着の中から、今回は白のビキニを選んだ。
軽く身体を動かし筋を伸ばす。
それが一通り終わったら更衣室を出てリングへ向かう。
ちょうど相手も来たみたいだ。
歳は15で身長は普通ぐらい、短めの黒い髪、目が大きくて愛嬌がある。
2歳年下で、一年前からここに来ている。
そして、初めて当たったのが私だった。
その時は戸惑いもあってか私が簡単に勝ったけど、次に当たった時は危ない所まで追い詰められもした。
で、ここの所連続で負けている、僅差でだけど。
ほとんど互角だからか、この娘と当たる事は結構多い。
「あ、お願いします。」
礼儀正しいけど、それがかえって場違いな感じだ。
「こちらこそ、今日は勝たせてもらうけど。」
「私だって負けませんよ。」
何か、可笑しくなってちょっと笑ってしまう。
向こうも同じみたいで、口元に手を当てて笑っている。
でも、おなじみの説明の放送が始まった時には、どちらの顔にも笑みは浮かんでいなかった。
真剣に相手の目を見据える、目を逸らせたら負けだと言われたように、じっと、始まりを待つ。
そして、緊張が最大まで高まった頃に、ゴングが鳴った。
無言で近づき、ローキックの打ち合いになる。
「きゃ、」
詩織が足を押さえて後ずさる、私の足も痺れたように痛いけど、近づいて追撃をかける。
「あ、いたっ、この、」
「うっ」
そこで、詩織が反撃に出た、脇腹を殴られ、そこを抱えて蹲ってしまう。
しまった、と思った時にはもう遅く、両手を合わせてそれを私の肩に振り下ろした。
「がっ」
一瞬意識が飛んだように目の前が真っ暗になり、マットに倒れこんだ。
「このっ」
更に追撃のフットスタンプ、私は肺の中の空気をほとんど吐き出してしまった。
「がはっ」
「えいっ」
可愛らしい声とは裏腹に、やってる事はえげつない。
二回も喰らい、これ以上は危ないので、反撃に出る事にする。
「え、」
「甘い、」
もう一度踏みつけようとしてか、片足を上げた時に、私が軸足を持って引き倒した。
「きゃん、っつぅ」
痛みに身体を捻ろうとするが、そうはさせない、詩織を引き倒した時に抱え込んだ左足を両手で掴み、
その頭の方へ引き倒す。
「いやぁぁ、」
序盤でまだ落ち着いていたからか、私の目の前に自分のアソコが布一枚通してある状況が恥ずかしいみたいだ。
そこへ左手の手刀を入れる。
「ぎゃぁああ、」
大きな目を見開いて悲鳴を上げる。
その時に足を放してしまったけど、それはもういいから放っておく。
素早く立ち上がって見てみると、詩織は、痛みで硬く目を閉じ、涙を浮かべ、アソコを手で庇っている。
「さっきはよくも舐めたことをしてくれたじゃない。」
詩織がアソコを庇う手を足で払いのけ、踵でそれをぐりぐりと踏みつける。
「っぁあ、やめ、っんん、」
私を放そうともがく詩織の足が私の足を何とか外し、一旦間合いを取って向かい合う。
まだ背中が痛いけど、詩織よりはましだ。
涙目でアソコに手を当て、少し屈み込んでいる。
「よくも、やりましたね。」
苦しげに言う詩織。
「もう、泣いて謝っても許しませんよ。」
「こっちもよ、何度も踏みつけて、それだけじゃまだ足りないわ。」
私が言い終わる寸前、詩織が低く構えて突進してきた。
足を取られる。
その瞬間に、私は前に体重をかけて詩織に乗りかかる。
「うわっ、」
そのままマットとキスをする詩織、私は上体を起こし、ちょうどフェイスシッティングのような形になる。
まあ、詩織の身体の向きが逆だけど、だから、体重をかけると詩織の顔がマットに押しつぶされる。
「みえみえなのよ、どう、マットとキスした気持ちは?」
「んんー、んぅん、」
「聞き取れないよ、はっきり喋ったら?」
そこで、私ははっきり言って油断していた。
少し斜め下を向いていた詩織の顔が動き、その髪の毛が私のアソコを擦る。
何も身構えてなかった私は、それだけで驚いて腰を浮かしてしまった。
「ひゃんっ、」
その隙に詩織は私の足を抱えて、さっき私がしたように引きずり倒した。
腰を打ち付けてしまったのか、激痛が走り、目を閉じてしまう。
そして、目を開けた時、そこには私の水着に手を掛けた詩織がいた。
それは、脱がそうとしていて、私が抵抗する間もなく引き摺り下ろされた。
「くっ」
アソコが露出する。
続けてそこに伸びてくる手からそこを庇う為、足をクロスさせる。
「引っかかりましたね。」
「えっ、きゃああああ、」
そうしたら、その足を抱えて持ち上げられた。
頭がマットについていて、そこに体重が結構かかって痛いが、詩織の狙いはそうではなかった。
「いっ、あつっ、」
そのままズルズルとマットの上を引きずられる。
擦れて痛いし熱い。
暴れるとすぐに足を掴む手を振り解けたけど、痛みに頭を抱えて動けない。
すると、突然何かの影が天井からのライトを遮った。
もしかして、・・・
よく見ると、それはだんだん下に下がってきている。
「ふぐっ、」
予想通り、私の顔は、柔らかい物に押しつぶされ、目の前が真っ暗になった。
「どうです、された気分は?」
フェイスシッティング、確か、詩織と初めて戦った時の止めに使ったはずだ。
「っぐぅ、ぐ、ふぐっ、」
「んっ、息が気持ちいいです。」
された時になって初めて気付くけど、屈辱的だ。
された事が無いわけじゃないけど、最近はずっとする方だったし、夏樹は嫌いらしいし、
彩はファイトの展開上してこない、だから、ここの所誰にもされていなかった。
久しぶりにされると一層屈辱的に感じる。
「ん、んんっ、んぐ、んぐっ、んんんん、」
「あはは、何言ってるんですか? 聞こえませんよ。」
露出している私のアソコに指を這わす事も忘れずに、前後にその小さなヒップを揺するようにして私の体力を削っていく。
もうすぐ息も完全に切れる、そうなる前に反撃をしないといけない。
そこで、ふと思いついた、詩織は私のアソコにどちらかの手を伸ばしている、だから、そこには詩織の手があるはず、
私は手を自分のアソコに持っていく、すると、自分のではない手がそこにはあった。
しっかりとそれを捕まえ、横に引っ張る、顔も一緒に横を向くと、詩織がバランスを崩し、
横に倒れて何とか引き剥がす事が出来た。
「ぜぇ、ぜぇ、よくも、はぁ、やったわねぇ。」
横を向いて倒れている詩織のお腹を素早く立ち上がってサッカーボールのように蹴りつける。
苦しんでいる所を、足でゴロンと上を向かせ、その水着を上下共に剥ぎ取る。
それでもまだ苦しんでいるので、その形のいいバストを踏みつける。
「んん、んあぁ、」
微かにしか反応出来ないほど弱っている。
そのお腹に私のヒップを落とす。
「ひっ、・・・・・・・・・・・」
短い悲鳴の後に、声にならない悲鳴が続く。
2、3度続けて、息を吐き出させると、その顔を跨いで立つ。
「何をするかは分かってるよね、行くよ、」
「ふぐぅ、ふ、ふぐ、」
私のいつに無く激しい擦り付けに、僅かに残った体力を奪われていく詩織、私の手はそのアソコへ伸び、
そこを荒っぽく愛撫する。
やがて、水飛沫と共に動かなくなった詩織のアソコを幾つかあるカメラの1つの前にさらけ出し、
そこで微かに反応するだけの詩織を私の気が済むまでいたぶり続けた。
シャワーも浴びて、着替えも終わり、夏樹の嫌味を振り切って、私は医務室に入っていった。
「大丈夫?」
ベッドに横たわる詩織に問い掛ける。
「だいじょうぶです、」
その声は微かに震えていた。
たぶん、泣いていたのだろう。
「ごめん、ちょっとやりすぎた。」
たぶん、さっき何をされたかは知っているのだろう、私がここに来るまでにビデオを見て、
「いいんです、私も似たような事をしてたし。」
うつむいてボソッと言う。
「それに、あそこでは、私は別の人間になってるから、」
「それは、私もそうかも、」
「たぶん、みんなそうなんじゃないんですか。」
「そう、かもね。」
仲の良い友達同士が、あのリングでは汚く罵り合い、どんな事をされても帰るときは一緒に談笑しながら、
というのも良く見る光景だ。
「何か、魔法がかかってるみたいですね。」
「そうだね。」
魔法、それも飛び切りたちの悪い奴が。
「ここなら、魔法がかかってないから、私が勝つかもしれませんね。」
「もしかして、誘ってるの? そんな身体で、」
「怪我は、大した事ありませんよ。」
「私は、魔法なんかにかから無くても強いよ?」
「私もです、これでも学校では最強です。」
「てっきりお嬢様学校かと思ってたけど、結構やってるんだ。」
これは以外だ、確か、有名なお嬢様学校に通う詩織の周りにもそんな人が多いとは、それも結構な人数いるみたいだし。
まあ、夏樹という見本が目の前にあるんだけど。
「お嬢様学校かどうかは知りませんけど、たぶん、だからこそ、です。」
「それじゃあ、」
「ええ、」
「やろうか」「やりましょう」
そして、少女達の二戦目は静かに始まった。
|