その日、水泳の授業が終わり、女子生徒は、着替えをするため、更衣室に向かった。
その時に、柔道場の横を通ることになる。
そして、一番後にそこを通ったのが、優香と優子であった。
この二人はまったく同じ顔をしており、どちらがどちらなのか、区別がつかない。
彼女たちは双子なのだ。
今から一ヶ月前、二人は晋作と言う男をかけて戦い、優子が勝ちを収めた。
そして、二人は付き合うことになった。
あれほどの喧嘩をしたにもかかわらず、二人の中は悪くなるどころか、良くなっていた。あまりの中の良さに、クラスではお互いができているのではと言う冗談まで流れるほどであった。
ただ、優香はその闘いに納得していなかった。最後はイカされてしまったのだが、勝負は時の運。もう一度やれば結果は違うと思っている。
すでに、晋作のことはあきらめていた。それが初めからの約束であって、優子と晋作が付き合うことには何の不満もなかった。ただ、戦いに負けたことが悔しかった。それがどうしても我慢できなかった。
優香:「優子ちゃん。ちょっといい?」
優香は優子に柔道場に入るように指差した。
優子:「ええ。いいわよ」
優香に誘われるがまま、優子は柔道場に入った。優子にしてみれば、なにか相談があるのだろうとしか思っていなかった。
優香は優子が入ると、すぐに出入り口にカギを閉めた。
優子は柔道場を見まわしたが、特別誰かいる様子もなければ、何かある様子もなかった。
優子:「どうしたの優香ちゃん?」
優子がそう言うのとほぼ同時に優香はいきなり背後から優子に抱きついた。
優子:「ちょ、ちょっと優香ちゃん」
驚く優子を無視して、優香は両手で紺のスクール水着の上から胸を揉み始めた。
優子:「な、なにするの……」
いきなりの優香の愛撫に優子は身震いした。
優子:「ちょ、ちょっとやめてよ優香ちゃん」
徐々に頬が赤くなっていく。
だが優香は手を止めるどころか、左手で優子の乳首摘み上げ、右手は徐々に下へとおりていった。
優香の手が優子の胸を通って腹を下ったとき、優子が反撃に出た。
優子:「いいかげんにして!」
優子は肘撃ちを優香のみぞおちに入れた。
優香は腹を押さえてうずくまった。
優香:「うううう……」
優子の方は、いきなりの攻撃で驚いただけで、さほどダメージは受けていないものの、少々感じ乳首が立っていた。何の前触れもなく、胸を揉まれたことで、さらに顔が赤面する。これが双子の優香でなければ、優子は犯されそうな恐怖で身が動かなくなっていたであろう。
優子:「優香ちゃん。なんでいきなりこんなことするのよ」
涙目で訴える優子。
だが、優香は応えない。優香もおなかを押さえ、涙目で優子の目をじと見つめる。
優子:「ねえ、答えて」
優子にはこんなことをされる理由がわからなかった。前の戦いはすでに終わったはず。優子が勝ったから、晋作と付き合っているのだが、今では優香も応援してくれている。ならばどうして?
優香:「優子ちゃんに、負けたくないの。あの時の戦いをもう一度したいの」
その言葉に、優子は愕然とした。
(そんな、優香ちゃん。私優子ちゃんと戦いたくない。だって双子じゃない! でも……)
優子はそう考えながらも、優香の気持ちが十分にわかった。もし自分が優香の立場ならば、同じことをしていたかもしれない。
そして、優香は勝つためならば、どんな手段でも使うであろう。ならば、自分も同じように対抗しようと、心に誓った。
優子は返事をする変わりにファイティングポーズを取ることで答えた。
優香:「ありがと」
優香はそんな優子に小さく自分にしか聞こえない声で礼を言うと、ファイティングポーズを取った。
二人は間合いのわずか外で、動かず膠着状態になっている。
前の授業で水着についていた、水分もすでに大部分が乾き、体から滴り落ちる水分もなくなっていた。
優子:「えい!」
優子が一歩前に出て、優香の頬を張った。
優香:「痛〜い! やったわね!」
負けじと優香が優子の頬を張る。
優子:「痛〜い。そっちだって!」
優子は一気に優香に抱きつくと、そのまま後に押し倒した。
二人は相手の上にのしかかろうとするが、下になったほうもそうはさせないとして、ゴロゴロと横に転がっていく。
優香:「この! 痛いよ」
優子:「いや、どいて」
二人とも前回の対戦があったため遠慮がなく、思う存分闘っている。
やがて二人とも、相手の水着をつかみながら立ち膝をつく体制になると、
優香:「それ!」
優香が優子にボディーブローを打った。
優子:「くっ!」
すぐに優子は優香の頬を裏拳で、お返しする。
二人の頬が赤くはれ上がり、肩で息をはじめている。
優香:「優子ちゃん。私負けない」
優子:「私だって、優香ちゃんには負けたくない」
二人とも女の意地を爆発させている。しかも、双子と言うことで、より、「負けたくない」と言う気持ちが倍増している。
優香は正面から優子に抱きつく体制になると、相撲取りがまわしを取るように、優子の太ももの水着を持つと、思いっきり上に引っ張りあげた。
優子:「いやあああああああ!」
優子の水着が激しく股に食い込んでいく。
優子も同じようにして、優香に反撃をする。
優香:「あっ、ああああああああ!」
さらに優子は左手を優香のお尻の部分の水着を、右手を優香の前の部分水着をつかむと、上に持ち上げようとしながら前後にグラインドをはじめた。
優香:「や、やめててえええええええ!」
自分の着ている水着で擦られ、激しく感じてしまった優香は、優子の水着を離してしまい、仰向けに倒れこんでしまった。
優子:「ふふふふ……優香ちゃん。感じてね」
優子は優香の水着から手を離すと、優香の腰の上に乗った。そして、優香の水着の肩ひもをほどき、腰まで下ろすと、生乳をゆっくりと揉み始めた。
優香:「あっ、ああ……いい……(だめ、このままじゃあ、イッちゃう。何とかしないと)」
優香は何とか下から優子の胸を揉んで反撃を試みるが、こちらからでは水着の上からしか揉むことができずに、水着を脱がそうにも、肩のひもまで届かない。
何とか優子の水着を脱がそうと手を伸ばすのだが届かず、優子の胸元の水着を思いっきり引っ張ってしまった。
すると、
ビリビリビリビリ
何と、優子の水着を破いてしまった。
「あっ!」
二人同時に声をあげた。
破れた所からは小さな胸が顔を覗かせている。
優香:「ご、ごめ……」
不可抗力であると、すぐに優香は謝ろうとするが、それよりも先に優子は優香の水着をさらに下ろし始めた。
優香:「やめて優子ちゃん!」
優香は必死に上に引っ張って、抵抗する。
すると、
ビリビリビリビリ
今度は優香の水着が破れしまった。
優香:「優子ちゃん。ヒドーイ!」
優子:「そっちだって、先にやったじゃない」
優香:「わざとじゃないもん!」
優子:「私だって、わざとじゃないもん」
二人は相手の水着をビリビリと破いていった。
その結果、優香は下半身の水着が破れて着れなくなってしまい、優子は上半身の水着が破られて着れなくなってしまった。
ここまできて、ようやく二人はことの重大さに気がついた。
ここで戦った後、外に出て更衣室まで行かなければならないのだ。それまでの道のりで誰かに合わないという保証はない。もし誰かに出会ってしまえば、それこそ、学校中の物笑いにされてしまう。
優香:「ねえ、優子ちゃん。提案があるんだけど?」
優子:「なに?」
優香:「これに勝った方が、負けたほうの水着を奪って、更衣室に戻れるのはどう?」
優子:「負けたほうは裸?」
優香:「ううん、学校の中でそれはまずいから、あれ」
優香が指したのはここに着たときに二人が持っていたタオルであった。
優香:「あそこにちょうど二枚あるから、胸と股を隠すのにいいでしょ」
優子:「うん。わかったそうしよ。でも、今着てるのはどうする? また破れたらまずいよ」
優香:「じゃあ、脱ごっか」
優子:「そうだね」
そうして、二人は素っ裸になった。
水着剥ぎデスマッチならず、水着獲得デスマッチの始まりだ。
優香:「よし、絶対に負けないんだから。リベンジよ」
優子:「こっちだって、優香ちゃん。返り討ちにしてあげるわ」
二人は同時に間を詰めると、お互いに右手を相手の股間に、左手で胸を揉み始めた。
優子:「いや……ああああ………」
優香:「だ、駄目! 感じる………」
二人とも、中学生とは思えないほどの甘い喘ぎ声をもらし、相手の攻撃に感じてしまっている。
やがて、二人とも立っていられずに、へなへなと膝をついてしまうが、お互いの指からは逃れることができなかった。
二人は横倒しのように倒れこんだ。
(だ、駄目! このままじゃイッちゃう)
優香は優子の上にかぶさるように乗ると、優子の股や胸にある手をどけ、右腕を取ると、すばやく腕ひしぎ、にもっていった。
優子:「痛ぁぁぁぁぁぁい!」
突然の関節技に優子は悲鳴を上げた。腕が伸び切って、危険な状態だ。
優香:「優子ちゃんギブアップ?」
優子:「イヤ! ヤダ!」
優子は何とかディフェンスを取ろうと、体をばたつかせるが、技は一向に外れない。ただ、お陰で、伸び切っていた腕を少しだけ曲げることができた。
しかし、状況を打開するにはいたっていない。
優子はチラリと横目で自分の右腕を見ると、あることに気がついた。
そして、気がついたと同時に実行に移していた。
腕を反転させ、手のひらを優香の股に置くと、そこから指を曲げて、優香のアソコに指を突っ込んだのだ。優子が見たのは、自分の腕が、優香の股の上に乗っていたことだ。
優香:「アッ、アアアアアア……」
優子の思いがけない反撃で優香は優子の腕を離してしまう。
優子はさらに愛撫をしながら優香のお尻を持ち上げるようににして、エビ固めのように丸め込むと、指を出して、自らの口でアソコをなめ始めた。
ときには舌を伸ばして、また時にはあふれ出る愛液をすすっている。
ピチャピチャと、卑猥な音が柔道場に響き渡る。
前回は下着の上だったため、さほどではなかったが、優子ははじめてなめる優香のアソコを見て興奮し、自分のアソコも濡れがひどくなってきているのを感じ取っていた。
それ以上に、優香は優子の舌に感じていた。
優香:「アッ……やめて……イヤっ!」
だが、どうすることもできない。力を入れようにも股間の快感で抜けてしまう。
ここで、優子は大胆な攻撃に出た。いや、口撃である
優子:「優香ちゃん昨日オ○ニーしてたよね。ここかな、あれここだったかな」
そう、優子の言う通り、優香が昨日優子がお風呂に入っている間に、こっそりと指を自分のアソコに入れていたのを見ていたのだ。
卑猥な言葉で一気に顔が真っ赤になる優香に、さらに口で麺をすするように、アソコをすすり始める。しかし、
優香:「ゆ、優子ちゃんだって、そのとき廊下でしてたじゃない。声が聞こえたのよ」
優香の言う通りである。優子は優香のオ○ニーを見て、興奮しひそかにやっていたのだ。一瞬優子は顔を赤らめてしまい、舌の動きが止まる。
優香:「えいっ!」
そのすきに優香は力を入れ、優子の体制を崩し、エビ固めから脱出することに成功する。
二人は立ちあがり、お互いを睨みつけた。
ただ、戦況は優香の方が不利である。
優子の口には優香のアソコからすすり上げた愛液がついており、優香の股からは同じ液が止め処もなくあふれ出て、畳をぬらし始めていた。
取合えず優子は口の周りの液を手で拭って、なめた。
(そろそろ、優香ちゃんはギブアップね)
そう戦況を見た優子は一気に優香に近づくと、唇を合わせた。
このまま後ろに回りこみ一気に決めてしまおうと、前回と同じ作戦に出たのだ。
だが、優香の方はこれを待っていた。
優子が唇を合わせた瞬間。優香は舌を出し、優子の口に割り込ませ、舌と舌を絡め合わせたのだ。優子が逃げないように、両手は背中に回している。ほのかに自分の愛液の味がする優香であった。
優子はすぐに頭がボーッし、体が硬直するしたが、自分を取り戻すと、負けじと優香の背に手を回して、口の中に自分の舌を奥へと突っ込んでいく。
二人はお互いの舌を絡ませ長いディープキスを続けた。
二人の口からは溢れ出す唾液がこぼれ始め、両手はいつのまにかお互いの股間に挿入されていた。
お互い段々と息が続かなくなってくるのだが、それでもやめようとはしない。しかし、いまだに優香の不利は変わっていない。今までのダメージの蓄積量は明らかに優香のほうが上なのである。
やはり先に唇を放したのは優香のほうであった。
優香:「アッ! イッ、イイイイイ……」
そのまま仰向けに倒れると、動かなくなってしまった。
優子:「やった。私の勝ね優香ちゃん」
そういって、優子は前回と同様に、自らのお尻を優香の顔に置いた。
そして、腰を動かし始めようとしたとき、
????:「アッ………アアアア……」
何と、喘ぎ声を出したのは優子の方であった。
先にイッたと見せかけた優香が、優子の尻に舌を入れたのだ。
優子は体勢を崩し、前のめりで倒れこんでしまう。
優香はうつ伏せの体制にして、優子の尻に顔をうずめると、アソコの奥へ奥へと舌をもぐりこませていく。
優子ははいつくばって逃げようとするが、優香の舌からは逃れることができない。
さらに優香は腕を伸ばして、優子の胸を揉んでいく。
そしてついに……
優子:「あっ、イヤ! イッちゃう……あっ、アアアアアアアアア!」
激しく体を揺らして、優子は果ててしまった。
優香:「フフフ、今度は私の勝ちね優子ちゃん」
優香は体を起こすと、優香の口のまわりには優子の愛液がびっしりとついていた。
そして、優子の顔を見ていると、なぜか熱くなってくるものがあった。
優香:「今度は優子ちゃんが自分の味を教えてあげる」
優香は優子にキスをして、自分についていた愛液を唾液と混ぜて舌を使い、優子の口の中にいれた。
優香:「さて、今度は私がしてもらう番だから」
優香は自分の未発達のアソコを優子の顔に乗せると、激しく腰ををはじめたのだった。
優香:「あっ、気持ちイイ……………アアッ!」
こうして、優香もイッてしまった。
5分後、先に気がついた優香は自分の水着と、優子の下半身の水着を着ると、少しだけ湿っていたのだった。
優香:「これで1勝1敗ね……ありがと」
優香は礼を言って、もう一度、優子にキスをすると更衣室へと戻っていった。
さらにそれから5分後、優子が気がついた。
優子:「優香ちゃん……」
そうつぶやいて、唇を指で押さえた。
負けた悔しさで、胸が痛い優子であったが、優香にキスされたことがなぜかうれしい気持ちにもってもいた。
時計を見ればすでに5時を回っており、優子は落ちていた二枚のタオルを腰と胸に巻くと、柔道場から出ていった。
このとき、二人ともお互いにほのかな淡い思いを感じつつも、第3戦目をする必要があると感じていたのだった。 |