少女達のそれぞれの生活
〜いかにして彼女達は『そこ』から離れられなくなったか〜
彩が初めて『そこ』で戦った日
夏樹に説明をしてもらい、二人が私を残して部屋から出て行ってからすぐ、ドアの外から私を呼ぶ声がした。
誰だろう、と思いながら外に出ると、一人の女性が立っている。
「あなたが彩ちゃんね。」
「はい、そうですけど。」
「なるほど、あの夏樹ちゃんが連れてきただけあって可愛いわね。」
「そんな、あれ、夏樹のこと知ってるんですか?」
「あの娘は有名だから。」
そして、それからその人に促されるまま、実習、というか、説明の続きを受けた。
しばらく経ってから、私は言われた通りの部屋に入っていった。
そこは大した広さが無いけど、床も壁も柔らかく、冬だというのに結構暖かかった。
部屋には微かに甘い香りが満ち、ビデオカメラがいたるところに設置されているのが見えるが、あんまり気にならない。
部屋を見回していると、私が入ってきた扉から一人の少女が入ってきた。
歳は私と同じらしいが、どう見ても小学生にしか見えない。
背が低く、脱色したような色の薄い髪、それはゆるいウェーブがかかっていて、腰まである。
大きな目は潤んでいるようにも見え、小さな丸い顔からはみ出しそうだ。
そして、それらのパーツに不似合いな大きな胸、加奈よりは小さいけど、身体が細く小さいので、余計に大きく見える。
「よろしく、お願いします。」
「あ、よろしく。」
私の値踏みするような視線を感じたのか、おどおどした様子で挨拶をしつつも胸を庇って後ずさる。
ちなみに、私達が着ているのは同じワンピースの水着、よく伸びるし胸元が大きく開いているので、私でさえ大きく動けば胸が飛び出そうな程だ。それに薄くて、隠すべき所の形がはっきり分かる。こんなので泳ぐ人間はいないだろう。着る時に少し小さいと思ったけど、よく伸びる為大丈夫だった。
「そろそろ、始めましょうか。」
ここでは誰も始まりを教えてくれないらしい。
自分達で勝手に始めてちょうだい、と言われた。
「じゃあ、どうするの?」
向こうの方がここにいるのが長いので、何をするか尋ねる。
「それじゃあ、」
私の質問に答えながらすっと近づいてきて、いきなりキスをしてきた。
そう言うことなら、私もそれに応じるけど、すぐに身長差を活かして押し倒す。
「あんっ」
「いきなり舐めた事をしてくれるじゃない。」
私の身体が彼女に圧し掛かり、動きを封じてからゆっくりと胸を揉む。
「ん、ああ、あん、ああん、あ、あ、」
私と同じで胸が感じやすいようだ、それに、演技とまではいかないが、その声を出す事に抵抗する気配が無い。
それは私にとってはいつもの事だった。夏樹との時は違っていたけど、それ以外はただ快楽を求め、相手を自分が支配する事に喜びを感じていたのだから。
そうしている間に薄い生地の下でその先端が立ってくるのが分かる。
「胸、感じやすいんだ、じゃあ、ここはどうかな?」
「ふぁんっ、んっ、んん、んぁあ、」
上体を起こし、水着から胸を引っ張り出す。その生地が胸を強調し、仰向けなのに大きさを保っている。そして、胸をこねるように揉んでいた手をその頂へと持って行き、そこを指で摘むように弄ぶ。
「私にばっかりさせて、何かしてくれないと。」
「ああ、んっ、」
伸びてきた手が私のまだ発展途上の胸に伸びてきて、下から持ち上げるように優しく包み込む。
「んっ、」
ただ、感じやすいと言っても中学生の胸だ、大した大きさが無いからか、今の体勢ではちょっと違和感がある程度にしかならない。
「じゃあ、こうしましょうか。」
私は、彼女の胸をもっと楽しんでいたい誘惑を断ち切って、その足の方を向いた。ちょうど私の目の前に彼女のアソコがあり、彼女の目の前には私のがあるはずだ、まあ、水着に包まれてはいるんだけど。
その四つんばいの姿勢は苦しいけど、心臓の鼓動が早くなるのが分かった。
まだ一枚の布に阻まれてはいるけど、私がそれを目の前にして、平静でいられるわけが無い。ましてやこんな美少女だ、今までそんな関係だった娘達よりも格段に上の。
私はその程よく湿った水着の上に指を這わせた。
「あん、あ、ああ、ん、んぅ、ああん、」
「あふっ、あん、んっ、んんっ、んあぁ、」
私も、彼女と同じぐらいに声を上げた。後ろ向きで見えはしないが、彼女の指が感じやすい所に触れているのが分かる。何度もそこへと指を這わせたんだから間違いない。
夏樹には劣るものの、前の学校ではこれだけの指使いができるのは一人いただけだった。
布一枚を通してする事がもどかしくなって、その布を引きちぎる。よく伸びるので無理かと思っていたけど、切れ込みがあったのか、簡単に破れ、引っ張られていた生地が縮んで、そこを守る物が何も無くなる。
「ふふっ、可愛いよ、こんなになって。」
「ふぃ、ひんっ、ひあっ、ああっ、」
さらけ出されたアソコに指を押しつける。ゆっくりとそれが短くなり、第二関節まで見えなくなろうとしていた。
それと同時に、私の水着も破れる感じがした。そして、焦っているのだろうか、まだ少し湿っているだけであろう私のそこに、強引に指を入れてきた。
「ああ、痛っ、んっ、なぁっ、」
少し涙が浮かんでくる。
「やってくれるじゃない。」
「そっちが先にしたんでしょ。」
「このままでも良いけど、あれ、しましょ。」
「あれって?」
「どっちのが強いか、よ。」
互いに後ろ向きでの会話、短い間だったけど、結構相手の事が分かって来た感じだ。ここにいるのは私と同じような人ばっかりだからかもしれないけど、それでも、相手が愛しく感じる。
私達は、向き合い、足を絡ませるように座った。
「後悔、しない?」
私から、どちらかがイクまで、最後の呼びかけに、
「あなたに負けたのなら、悔しくは無いと思うけど。」
「私もよ。」
「でも、私も自信はあるんだけど。」
「私に胸を揉まれただけでイキそうになってたのに?」
「胸はね、弱いのよ、電車で押しつぶされるだけで感じちゃうくらい。」
「そんな事言われると、自信無くすじゃない。」
「でも、あなたにされたのって、今までで一番良かった。」
「私なんてまだまだよ。」
「謙遜しなくていいのに、本当に良かったのよ。」
「謙遜なんてしてないよ。」
もう、これ以上は待てないぐらいに高まる鼓動、向こうも同じで、すぐにでも、といった感じだ。
「じゃあ、」
「そろそろ。」
私達は、アソコを重ね合わせ、そこを相手に擦り付ける。
ただその事だけを考え、また、それの結果を楽しんだ。
「ああ、あん、いい、とっても、」
「あ、そっちこそ、んっ、ああん、」
私の手は、自然と彼女の胸に伸び、彼女の手は私の胸の先端を掴む、当然片手は肩に廻し、二人の位置を近づける。
「ああっ、あんっ、やっぱり、あなたが最高よ、ああんっ、」
「ああ、あふっ、あなただって、なかなかよ。」
「ああっ、っくぅ、私、もう駄目。」
「ふぁ、ああん、んぅ、もう少し、駄目なの?」
「あっ、イクっ、ああ、あう、ごめん、もう、限界、ひんっ、だって、あなたが良すぎるから。」
「ふっ、あふっ、あん、もっと、ん、していたいよぉ、」
そう言う間にも、彼女は絶頂へと近づいていた。
アソコからは止めどなく液体が流れ、手の力も抜けて来ている。
「あ、もし、あなたが先にイったら、私の好きにしていい?」
彼女からの擦り付けが減り、私には余裕がある。
「ああ、ぅああ、あぅ、いじわる、私、もう、イキそうなのに、んっっ、ああ、」
「ああっ、あん、だからよ、早過ぎて、ん、あなたを、満足し切れてないから。」
「んん、あぅ、うん、いい、っぐぅ、よ、あん、あん、ああ、あっ」
そして、それを最後に彼女の全身から力が抜け、私の腕に支えられながら、ゆっくりと倒れた。
しばらくして、
「んん、」
「目、覚めた?」
「うん、ごめんね、先にイって。」
「それよりも、約束を果たさせてもらうよ。」
「・・・うん。」
私は、彼女の後ろに回りこみ、未だに倒れたままの身体を引き起こす。
「胸、感じやすいんだったよね。」
「そう、だから、して欲しいの。」
「当然よ、」
私はその胸をさっきよりも丁寧に、壊れやすい物でも扱うように、ゆっくりと揉み始めた。
そして、微かな声が再び聞こえ始めるにつれて、その声の大きさに比例するように手の動きを強くしていった。
しばらくして、右手はそのままに、左手をそのアソコへと運んだ。
一瞬目を閉じたのを見て、
「嫌なの?」
と聞けば、
「あ、ぁふ、嫌じゃ、んんっ、ない、もっと、して欲しいの。」
と答える。
ただ、私のしたいがままに、それからの時間は使われた。
終わりが来るのを認めたくないように。
ただ、そんなにしていても、あっけなく終わりは来る。
そして、
「私は彩、あなたは?」
「私は葉子、もし、良かったら、」
「何?」
「恋人になってくれない?」
「いいけど、私は浮気するよ?」
「いいの、ここにいるのはみんなそう、私ももう何人かの恋人だから。」
「それじゃあ、私には、あなたがここでの最初の恋人なんだ。」
「やっぱり、いじわる、最初って事は、まだまだ作る気でしょ。」
「当然よ。」
こうして、彩のそこでの最初の日は終わった。
詩織のキャットファイト日記
友達が、床で倒れている。
私の身体には少し痣があるけど、あまり痛くは無い。股間から太ももを伝う液体と、硬く尖った胸の先っぽが今までの事を物語っている。
親に知られたら大変だろうけど、あの人たちは家にはなかなか帰ってこないし、私なんてほったらかしだから大丈夫だろう。
「ううっ、」
倒れているその娘の意識が戻ったのか、ゆっくりと起き上がろうとしている。
惨めなんだろうか?涙が床を濡らしている。
最近はこの娘には負けていない。
今までは負けもしたけど、今は、これで7連勝。
他の娘も合わせると20連勝は越えている。
何しろ、この一ヶ月、誰にも負けていないんだから、学校では。
「私は、ちょっと出かけるから、一人で帰れるよね。」
そうして、私はその場所、学校を後に、ある所へと出かけた。
車に揺られてしばらくすると、1つの建物に着いた。そこへ来るのはこれで何回目になるのだろうか。
最初に来た時は、本当に惨めなものだった。負けただけでなく、私自信があの人の欲望を満たす為の道具にされたのだから。
扉を開き、受付を済ませて奥へと向かう。今日はあの人と当たる、前は結構いい所まで行ったから、今日は勝てるかもしれない。あの、加奈って人に。
水着はできるだけ大人しい物を選んで、着替える。
準備は出来た、そろそろリングへと向かう事にしよう。
「遅かったね、」
余裕の笑みを浮かべてリングで待っている加奈さん、まるで、挑戦者を待っているチャンピオンって感じだ。もっとも、ほとんどそうだけど。
「すいません、着替えに手間取って。」
「それより、前は危なかったけど、今度も勝たせてもらうよ。」
「今度もって、今回は私が勝たせてもらいます。」
「言うようになったねぇ。」
そうこうする内に、ゴングが鳴った。
私は、加奈さんに今まで勝ってないし、無闇に突っ込んでいっては返り討ちに逢うので、後ろに下がる。すると、
「前に出ないと勝てないよ。」
そう言って私に向かい走ってきた。
とっさに手を前に出して庇おうとする。
「甘いっ」
クロスさせた手の下からお腹を強く殴られる。胃の中の物が逆流しそうなぐらい強い一撃に膝から崩れて蹲る。向こうは、苦しんでいる私を見逃してくれるほど甘くは無い。後ろに回りこんでそこから私の胸を揉んでくる。
「あっ、やぁっ、」
「ちょっと大きくなったんじゃない?」
ちょっと弱気過ぎた、素早く攻め込まれて、早くも息が荒くなっている。
胸を揉まれながらも、私は、背中に押し付けられている柔らかい物が気になっていた。友達とどっちが大きいと言って競い合った事もあったし、それなりには自信があった。同じクラスの娘には羨ましがられる事もあるのに、それでも天と地程の差が開いている。この人の相手はみんなそう思ってたんだろうな。
「そろそろ抵抗したら?」
そういえば、私はずっと胸を揉まれていたんだ。何か、ぼうっとしてしまって、ずっとされていたいと思ってしまっていた。
「い、言われなくても、」
私は、反撃の方法を考え、そして、目に止まったのは加奈さんの足、それを持ち上げてみる。
「きゃ、っぐ、」
ちょっとバランスを崩せればいいと思っていたけど、簡単に後ろへ倒れた。ちょうど私のヒップが彼女の股間を潰す形になり、少し呻き声を上げた。チャンスだと思い、体を下へ向け、胸同士がくっつくようにする。そうやって動きを停めて。私は、手を加奈さんのアソコへ持っていって、乱暴にそこを握りつぶそうとした。
「った、っぎゃぁ、ぁあああ、あっ、やめっ、」
爪は切っているけど、これだけ強く握れば、爪が食い込むだろう、どうなるか想像するのも、ましてやされるのも嫌だ。何より、加奈さんの悲鳴がそれを物語っている。
「痛い、でしょうね。」
目に涙まで浮かべて泣き叫んでいる。そうしていたら、何かぬるっとした物で指がすべって、一瞬指の力が抜けた。その次の瞬間、
「この、馬鹿女、」
脇腹に痛みが走る。
「痛っ、何、」
「うるさい、」
髪を引っ張られてマットに投げ出される。その時に唇を切ったのか、口の中に血の味が広がった。
その次の瞬間には、私は馬乗りになられていた。
「このっ、このっ、」
何度も何度も叩いてくる。まだ少しは理性があるのか、手は平手だし、顔じゃなくて胸だけど、すぐに胸が真っ赤に染まる。当然、水着なんてとっくに破かれ、脱がされている。
「痛い、やめて、あっ、」
結構激しく暴れているのに、全く体勢を崩さない。しっかりと押さえ込まれているため、手を脇腹に軽く当てる程度にしか反撃も出来ない。
「はぁ、はぁ、」
さすがに息が切れた様子の加奈さんが、突然立ち上がった。
しまった、と思った時には、その足が私のお腹の上にあった。息が口から固まりとなって出て行く。涎が気道に入って、一瞬、息が出来なくなる。私が苦しんでいる内に、もう一発、今度は胸、そして、腹、足、と続け、止めとばかりにアソコに突き刺さった。
「はぁん、っぐ、」
それにはたまらず、そこを押さえて転がって逃げようとする。でも、すぐに動け無くなった。足が掴まれている。そして、その足の間に入ってくる、私以外の足。
それからは、地獄でしか無かった。
ただ、その気の済むまで、私の身体は痛めつけられた。
その、ほとんど何も考えられない状態の中で、私は、復讐を誓っていた。
そこで意識は途切れた。
あまりにも早すぎる終わりだった。
後でビデオを見返したら、その後の事は、忘れたくなるような事ばかりだった。
カメラの前にアソコをさらけ出され、そこをいたぶられるのが続いたかと思うと。私の体の隅々まで、丁寧にアップで映し出され、それ以上は、とてもまともには見れなかった。
そのビデオは、私の机の中に入っている。そして、それは、復讐が終わるまではそこにあるだろう。
復讐が終わり、そのビデオと同じようなビデオが手に入るまで。
私が勝ち、無様に這いつくばっている役者が入れ替わったビデオを手に入れるまで。
夏樹の優雅な一日
日曜日、私はいつものようにそこに行った。今日は加奈がいないし、彩はこっちにはしばらく来ないつもりらしい。久しぶりに一人で行く事になる。まあ、いつものことだ。
そこに到着、入り口に一人の女性が立っている。
「おはよう、夏樹ちゃん。」
ここの支配人、肩書きは良く分からないけど、気付いたらそう呼んでたからあんまり気にしない。
「おはようございます、でも、こんな所で、何をしてるんです?」
「それがね、ちょっと頼みたいことがあるの。」
「頼み?」
この人の頼みは当たりはずれの違いが大きいから、気をつけないといけない。
「ええ、最近人気が上昇中の、三谷琴乃って知ってる?」
「私と同じ歳の、確か、最近曲を出した。」
「そうそう、その娘、」
特に中高生に人気で、歌はどちらかというとあんまり上手くないけど、顔で人気があったからCDも売れている、歌手気取りのいけ好かない娘だ。
「その娘を、」
「まさか、負けろなんて言いませんよね?」
「ふふっ、大丈夫、逆よ、勝って欲しいの。」
「何で?」
「最近、売れてるからってわがままばっかり言って、恨みも結構買ってるらしいの。」
確かに、性格悪そうだし。
「それで、事務所の先輩の、ほら、」
「あの娘の先輩と言ったら、あの胸だけで人気が出て最近落ち目の。」
「ま、まあ、そう言えなくも無いような。」
あの事務所は嫌いだ、だって嫌な奴が多すぎる。それでいて人気が高いのも多く所属しているから、調子に乗ってるのよね。
「その娘が注意したらしいんだけど、そこを返り討ちにしたのよ。」
「注意って、あれでですか?」
「そう、あれよ。」
「分かりました、じゃあ、医務室を開けて待っていて下さい。」
「今日は打撃なしだからね。」
「私はそれが一番得意ですよ。」
「それと、やり過ぎないように。」
「・・・・・・善処します。」
着替えてからリングへ向かう。いつもの事だ、でも、アイドルの相手っていうのは結構面白い。普段、加奈がグラビアモデルなんかを、彩が大人しそうなアイドルなんかを、私は調子に乗ってるアイドルとよく当たる。今回も調子に乗ってるから大人しくさせろ、というやつだ。
私がリングで待っていると、扉が開いて一人の少女が入ってきた。
彼女が三谷琴乃、本名かどうかは知らないけど、とりあえず、人気はある。
つり目気味で、細い顔、色を少し抜いた、茶色の入った肩までの髪、全体としては細いけど、出る所は出ていて、引っ込む所は引っ込んでいる。
「あなたが私の相手?」
眉を細めて私を見てくる。まあ、これでも一応美少女だと言われているし、加奈曰く、「黙っていれば大人しそうでか弱そうな美少女」だそうなので、意外に思ったのだろう。
「そうよ、」
「ふーん、ちょっとは楽しませてよ、最近みんな弱くって。」
すっかり私を舐めている。
「それより、何でワンピースなの?」
そう、彼女はここではほとんど着る人がいないワンピースの水着を着てきたんだ。
「別に、私が勝っちゃうから何でも良かったんだけど、あんまり可愛いのが無かったから。」
「勝つぅ? 何言ってんの、弱いくせに。」
「な、」
あ、怒った。
そこで、話を聞いていたように(実際、聞いているだろうし)ゴングが鳴った。
ゆっくりと近寄ってくる琴乃、肘が少し曲がり、腰の位置に手がある。
「少しは手加減してあげようと思っていたけど、イキなさい。」
その手が戸惑う私のアソコに伸び、そこを擦る。
「っん、ん、あ、あ、イク、ん、ぅあ、あっ、」
「誰が弱いって、その私にイカされそうなのは誰?」
「ひっ、ひんっ、はぁっ、ひくっ、あっ、ああっ、」
更に手の動きが早くなり、私のアソコは、少し湿ってきた。
「ちょっとは反撃したら、この淫乱、何? もう濡れてきてるじゃない。」
早くも勝った気でいる。
「あっ、やめて、ひっ、ひん、ひくぅ、はん、ああ、あぅ、」
「あんたよりも事務所の先輩の方が少しは粘ったわよ。」
「ひんっ、あっ、ああっ、あ・・・なーんてね。」
「えっ、あぐっ、」
見事に騙されてくれた。本当に単純で良かった。
既に、私の手は彼女のアソコを撫でている。
「んー、あれくらいでイクわけ無いじゃない。それに、あれだけ好き放題やって、ちょっと痛かったよ、下手くそ。」
「ああ、あん、あん、あ、ああっ、あ、」
「まだ、軽くしてるだけだよ。」
私が反撃すると、その手の動きが鈍くなった。そして、私が触っているアソコが湿ってきた頃には、その動きは完全に止まり、ロープまで後退して、私とロープにはさまれる形で喘ぎ続けるだけだった。
「まだ、早いよ。」
私は、もうイク寸前の彼女を一旦解放し、リングの真ん中まで戻った。
「っく、余裕見せて、後悔しても、遅いから、本当に、本気出すよ。」
「だって、余裕だもん。それと、さっきも言ったよ、本気を出すって。」
「う、うるさい。」
言葉だけで、私の方へは向かって来ない。そのアソコから溢れようとするものを押し留めようと必死になっている。
「何やってるの、さっさと来たら?」
そう言ったら、一瞬こちらを睨みつけたが、来はしなかった。
「そんなに隠してちゃ、勝負にならないよ。」
「な、止め、」
もう待つのも飽きたから、さっと近づいて、その硬く閉じた足を開こうとしてみる。すると、更に力を入れて抵抗したので、足を抱えて後ろに倒す。
「きゃっ、」
彼女は、尻餅をついて後ろに倒れる。
「へぇ、こんなに濡れてたんだ。」
「え、いやぁあ、」
倒れた拍子にそこを隠していた手が外れ、そこの色が変わっているのが見えた。
「恥ずかしいの?」
それは必死にそこを隠そうとしている事からも明らかだった。
「これはね、隠してるから恥ずかしいんだよ。」
「ひっ、ひやっ、止めて、ここは、っぐぅ、」
その変色している部分を掴んで、破こうとした私に抵抗して、私の手を外そうとする。でも、私が水着を掴んだままだったので、上に引っ張られたと同時にヒップに食い込んだ。そして、あらかじめ切れ目の入っている水着は、そこで破れた。
「あらら、破れちゃった。」
その瞬間、声にならない悲鳴を上げて、彼女はリングから逃げようとした。
そんな事、許さないけど。
「まだ帰るには早いよ、お客さん。」
彼女がロープを超えようかという時に、後ろから私の手が彼女を捕まえる。そして、素早くその身体を起こし、水着を破れた所から上に引っ張り上げる。そして、その露になった胸とアソコを後ろから愛撫する。すぐにイカせようとは思っていない。できるだけ優しく、その二箇所の指を動かして、刺激を与える。
「あ、あ、ん、ああ、いい、いく、いっちゃう、あっ、」
「聞き流しても良いけど、あのさ、あなたの先輩はね、もっと強かったよ。」
「ふぁ、あ、あぅ、うそ、ん、私に、ぁぅ、一回も勝てないのよ、ふぅ、はぁう、」
「それはね、わざと負けてくれたんじゃないの?」
この娘が弱いといってる先輩とは、ここで会った事がある。確かに私の敵じゃなかったけど、そう弱くは無かった。絶対にこの娘よりは強い。
「たぶん、社長さんがあなたを怒らすなって注意したんでしょ。」
「ひぃ、ふぁ、ふぁん、あ、そんな、」
「あなたの方がお金が稼げるからね。良かったじゃない、美人で。」
「ち、ちが、あう、うんっ、あっ、ああ、私は、ひぐっ、」
「強いねぇ、私に簡単にイカされそうになるなんて。」
もとからプライドが高い上に、これで負けた事が無かったんだろう。そして、勝たせてくれた事に気付かず。ただ、これをすれば相手がイク、私は勝つ、とだけ考えていた。だから、ちょっとした事であそこまで取り乱したのだろうし、もしかしたら、ファイト中にアソコを触られた事すらないのかもしれない。
「こういうのは加奈の特技なんだけど。」
私は、支配人からのお願いを思い出し、彼女に最大限の屈辱を与えようと、後ろから足を持って抱え上げた。そのままロープの一番上に足を引っ掛けてその足が開くだけ開けた。
「カメラが無いから、変わりにこのビデオカメラを使わせてもらうわ。と、いう訳で、映ってますか? ここからは別のビデオにも撮っておいて下さい。結構価値がありますよ。」
「ふぇ、はめ、ひゃめて、ゆるして、だめ、」
「暴れないでね、いい娘だから、暴れると、入っちゃうよ。」
私は中指をギリギリ入らないくらいに近づけ、親指と薬指を主に使ってそこを愛撫し続けた。そして、ゆっくりと指が沈んでいく。そして、十分だと思ったら、一気に指を中に入れる。
「優しい私は、あなたにどうやってイクかは選ばせて上げましょう。」
「ひぐぅ、ん、んぐ、んんっ、あ、ああ、ひく、」
「んー、嬉しそうねぇ。じゃあ、何がいい?」
「んぐー、んぐ、んん、んう、」
「なるほど、胸を徹底的に責められたい。」
「ひ、ひが、ひがふ、ふぁ、ふぁうっ、ふぁん、」
否定しようとしているらしいけど無視。私は、彼女を一旦は下ろして、強引に脇を持って立たせ、ロープにもたれかからせた。もうイク寸前の彼女は抵抗も出来ず、ただ虚ろな目でライトを見ているだけだ。私は、その胸を強く揉み、そして、その先端を指で挟んで引っ張ったり、一通りのことをした。面白いぐらい反応して、私の思い通りになっている。これがテレビに笑顔で映ってる人間と同一人物だとはとても思えない。それから、マットに寝かせて、いたるところを愛撫した。マットは水を吸い取らない為、そこには、ちょっとした水溜りが出来ていた。それの上でただ喘ぐだけの彼女は、もうアイドルなんかでは無かった。最後に、
「そんなになって、可愛いねぇ。でも、こんな事が知られたら、ファンがどう思うか。まあ、一部のファンは喜ぶし、新しいファンも付くかもね。ただし、アイドルではいられないだろうけど。」
反応が無い、意識が無いのだろう。
これから、彼女は先輩に今までのツケを払わないといけない事だろう。そして、これまで通りのアイドルではいられないはずだ。
マットに倒れた無様な敗者を運んでいるのが見える。そして、今回のビデオをもらう為、リングを後にした。
「もう少し、強かったら良かったのに。」
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