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Queen of Queens

 

 

第二章


 「はあっ あっ」「あんっ あきゃ」

 木造の年季の入った漆喰壁の寮の一室のベッドから
 女子高生達の声がもれる

 「ひあっ あふっ」「くうっ きゃんっ」

 それぞれ シャツのホックを下から4つほど外し
 ブラと共に その豊かなおっぱいの上にたくし上げた上半身と
 スカートとショーツを脱ぎ白い靴下だけと成った下半身で
 互いに脚を開いて、自分の股を相手の股に割り入れ、
 股と股を擦り付けあいながら
 向かい合う少女の左太腿を左手の脇とおっぱいの間でくるむように抱え合っている

 「ああっ はんっ」「くあっ くっ」

 シーツを思いっきり掴む右手と
 左足に直角に曲げ広げ軽く折り外腿をぺたっとベッドに寝かした右太腿に
 体重を預け お尻を斜めに軽く持ち上げ 腰に力を掛けて

 「ひゃんっ はあっ」「くふぅっ くあっ」

 自分の泉に向かい合って有る泉に
 時に下から上に持ち上げる様に前後させて叩き付け合い
 時にピタリと吸い付かせながらそれぞれに楕円を描くように擦り付け合う
 そんな繰り返しを1分刻み位に続け 快楽の音を奏でている

 「ふぁんっ」「きあっ」

 は行で喘ぐ
 左側の腰まで届くであろう綺麗な黒髪に
 幾分右の子より大き目のカップのバストを持つ子と

 「あふんっ」「くうんっ」

 か行で粘る
 柔らかい少し栗色のショートカットに
 左の子よりも幾分張りのあるバストを持つ子は

 「じゅりんっ」 「ひああ」「くふぅ」

 共に頬に 胸に 脇腹に 太腿に と全身に綺麗な玉の汗を流し
 互いに喘ぎ声を出し顎を上げ宙を仰ぎながらも歯を食い縛り
 掴んでいる左太腿に爪を立てる寸前まで力を入れて
 絶頂にに到る強烈な快楽を与え与えられながら
 既に20分以上この上なく淫靡な音を垂れ流していた

 「あはあっ」「あくうっ」

 左側の子が一年A組の片雛亜紀子 右側の子がD組の屋久弓子
 二人は入学式の当日の満員電車の中で快楽を分かち合って以来
 既に5ヶ月 毎週末土曜日の午前中の授業を終わった後与えられる
 月曜日までの自由時間の最初の時間を お互いに溜まっていた物を
 吐き出すかの如く求め合うのを習慣としていた

 「亜紀っ あたしそろそろみたいっ」
 「嘘ッ 後4,5分は余裕の癖にっ」
  と言い睨む亜紀子に にこっと弓子は微笑む

 「ねぇ 亜紀子ったら あそこ又強く成ってない?」

 「そう言う弓子だって こんどの相室の子に鍛えられてるみたいよ ほら」

 「あくっ! 亜紀子ったらっ それっ」

 「はんっ! 弓子ってばっ」

 泉に全神経を集中させ 向かい合う泉の突起物の位置を感じ取り
 その突起物に 自分の突起物をヒットさせる高等な貝合わせの攻防
 自分の磨き上げられたその技で、
 快楽にのたうちまわる相手の心と体を制圧するという
 過酷な闘いでのみ得られる至上の興奮に二匹は狂う

 「ふあっ」「くああ」

 初めて対決した時
 その突起物の使い方を知らず 泉のみで絶頂を確かめ合った二人も
 たった5ヶ月の間で まだまだ先が有るとはいえ
 その使い方感じ方を かなりの域まで体得し 更にそれを磨き上げるかの如く
 向かい合う美しいパートナーの顔を見ながら
 様々な腰使いで 愛し合い 競い合い 争い合い
 更なる快楽を分かち合っていた

 「弓っ あたし寸前っ」と、亜紀子が叫ぶと
 「あたしもっ もうっ!」と、弓子が続いた

 牽制し合い擦り付け有っていた腰の動きを一瞬緩ませ
 お互いの突起物を綺麗に隣り合う修正を加え合い
 汗で滑る互いの左太腿を しっかり左手の脇で締め
 それぞれの豊かな胸に綺麗に挟み直し 互いの太腿を拘束させ

 「はふうっ」「きああっ」

 シーツを掴む右手と寝かしている右太腿に力を入れ直して
 お尻を宙に5センチ程浮かし 綺麗に互いの泉がクロスしたのを確認して
 目線を綺麗に絡め ニコリと微笑み合った二人の少女は
 これまでの上下方向へ楕円軌道を互いに描く腰使いと異なる
 はっきりとした前後に押し合う円運動を始めた

 「ぬはぁっ」「くふぅっ」
 「はああ」「くああ」
 「あふぅぅぅ」「あくぅぅぅ」
 「ひあぁぁぁぁ」「きゃあぁぁぁ」

 「ああんっ 逝っちゃうぅーーーーーーーっ」


          「びくんっ!」 「びくびくっ!」
 
 震えながら膠着した肢体と 顎を上げて涙を両の目から滴り落して
 快楽に身を委ね 真っ白に成って行くかの如き少女達の様子は
 この世に有っては成らない美しさに見えた

 「はあ」「はあ」 「はあ」「はあ」

 泉を一つにし震えていた二対の肢体から力が抜け
 滴り落ちるジュースで綺麗な30センチ程の円となり透けたシーツに
 その柔らかく張りのある二つのお尻が降りるのに二分ほどの時間が流れた

 「ふああ・・・・」「くうん・・・・」

 力が抜ける事で 綺麗にクロスさせて合わさっていた泉が離れた途端
 水母の様に成る全身に伴い 横に寝そべり 頭を右手に軽く預け
 左手をきつく締め上げ合い赤く成っている 宿敵の左太腿に優しく這わせ
 最後は思いっきり曲げ体重を預けていた右足を力なく延ばし
 息を少しずつ二人は戻す

 「弓ぃ 良かったよぉ」「亜紀ぃ 素敵だったぁ」

 相手の健闘をたたえあう2人
 軽く頭を起す力すらなく 声だけの会話では有るが
 その声は 甘く柔らかい撫でるような声だった
 暫く 互いの左太腿をさする音と 少しずつ落ち着いていく吐息が聞こえていた

 「亜紀 そろそろいい?」
  と、弓子が少し頭を起こしながら亜紀子に向けて喋りかける

 「いいよ そろそろ」
  と、亜紀子も少し頭を起こしながら 左手を持ち上げる

 弓子も視界に 亜紀子の左手を確認しながら 自分の左手を上げて

 「じゃんけんっ ぽいっ」と、二人は言った
 亜紀子がパアを 弓子がグウの手を出していた

 「ふふっ あたしの勝ちねっ いらっしゃい弓子」

 「ううぅぅ 仕方ないなぁぁ」と、弓子

 亜紀子が左足を宙に伸ばしたのを見て 弓子は右側ににうつ伏せに転げ
 ゴソゴソと 上半身を亜紀子の方に向け始めた

 二人とも 体に力が入らない状態で尚も抱き合って
 キスがしたい為の じゃんけん・・
 これが どちらかが先に逝ってしまったので有れば
 先に逝った方が 逝かせた方に寄り添う為に動くのが
 当然なのだけれども 相性が良過ぎるこの子達の場合
 必然とこんな方法と成る・・
 じゃんけんとは言え 負けた側にはかなりの重労働だった

 「よいしょ よいしょ」と、弓子

 「いらっしゃあい ふふっ」と、亜紀子

 全身で亜紀子の左横に向う弓子

 「これ 変わりばんこにしようよ 亜紀ぃ」

 「あらっ それだったら どっちが逝かせるかの勝負に成らないじゃない」と、亜紀子

 同じ枕に頭を預けて 顔を向かい合う二人

 「そうだけどさぁ・・・ きついよ やっぱり」と、弓子

 「諦めて弓 先週はあたしに同じ事 言ったでしょ」

 「そうね くうぅっ」

 弓子は 左手の人差し指と中指を 亜紀子の右乳首に絡ませ優しく遊び始めた
 亜紀子も 右手親指と人差し指を 弓子の左乳首に絡ませて遊ぶ

 「弓 今週の相室の子って 腰使いがかなりいいって聞いたけど」

 「そうねっ あたしと同じで無敗で来た子だけど なかなかいいよ」と、弓子

 「ふうん あたしの所は 既に四敗してた子だけど」と、亜紀子

 「けど あそこが凄く強い子なんでしょ」と、弓子

 「そうね シックスナインでおしゃぶりすると すっごく大きいのよ」と、亜紀子

 「えっ どの位なのっ? あたしたちのより硬いのっ?」と、弓子

 「うぅぅん 大きさは あたしとあなたの1センチ直径より大きい1.5センチ位で
   長さは あたし達と同じ1センチ位 硬さはそうでも無いかなぁぁ」と、亜紀子
 
 「美味しそうねぇぇ あたしも食べたいなぁぁ」と、獲物を狙うような瞳を光らせる弓子

 「けど 彼女がいるよその子」と、亜紀子

 「なあんだっ あっ そうそう 今の相部屋の子も あたしに逝かされた後
   { 愛してますっ あたしのステディに成って下さい } って言われたよ」と、弓子

 「あらっ それで受けたの?」と、流し目で見る亜紀子

 「ふふっ こんな最強のパートナーがいて それは無いでしょ」
   と、弓子は亜紀子の乳首を人差し指と中指の根元に挟み引っ張る
 「はんっ そうね 弓をズタズタにするまで無理よね」
   と、亜紀子も弓子の乳首を親指と人差し指でつねった
 「きゃんっ んもうっ」
   と、弓子は手を離し 亜紀子に抱き付きながら上に被さり唇を合わせた

 軽く唇を合わせた後 弓子が亜紀子を抱えるように一緒に上半身を起し
 残った制服を脱がし合い 舌を絡ませて 右足を互いの足の間に入れ
 そのまま互いの右脇に伸ばし腰に絡ませつつ引き寄せ 泉を重ねる

 軽い嫉妬の元 第二ラウンドが始まった

 ここで 間単に説明を・・・・
 あの日二人が出会い入学した環女学院は、財団法人で運営されている私立学校
 入学試験は無し 学費等々が無料で 少数精鋭を謳う女子高校として
 かなり有名なのだが 別に試験が難しく 入学生徒が少ない訳では無い
 一ヶ月毎にある学期末レベルの試験の成績により
 一クラス40人程の生徒が だいたい3人単位位で振われて
 二年に上がる頃には 二クラス無くなり 三年に上がる頃には 一クラス弱と成る
 と言う かなり厳しいカリキュラムがしかれ
 卒業時には かなりの生徒が一流と呼ばれる大学にエレベーターの如く
 合格して行く為 全国から かなりの願書が集まり 外からは
 猛烈な 勉強に勤しむ女生徒達だけの学校と思われているのだが

 その実は・・・・
 入学願書の書類選考は 写真によるルックスと調査によるプロポーションで決められ
 生徒達も勉強よりも 遥に厳しい毎日に四苦八苦していると言うのが現状で有った
 遥に厳しい毎日とは 先程 二人の会話で 相室の子の話が出ていたが
 この学校は 全寮制な上 同じクラスで毎週違う子が相室と成るように決められ
 それぞれに部屋を共にして 大体5ヶ月位でクラス全員と同じ一週間を共有する事が
 寮則と成っていた
 長期休みは このクラス全員と一週間を過ごし切った10月末からお正月までと言う
 かなり普通とは違う形式を取っていた

 相室の子と一週間を共にする間 やる事は 言うまでも無く勉学なのだが
 それ以上に重用とされているのが 上下関係をベッドで決める事だった
 相室の子をノックダウンさせて自分の勉強時間を勝ち取る
 つまり 一ヶ月毎のテスト成績で 足切りをされない為に
 相室の子を勉強させない為に様々なテクニックを駆使して逝かせて上を狙う
 ベッドとデスクでの 熾烈な争いが日夜繰り返した上で残った少女達が
 後期の3ヶ月に残って進級試験に臨み 次の一年に登る これにより
 体と頭のバランスの取れた人を育成するのが裏の顔でも有った
 互いに協力して上を狙うのも有りなのだけど それでも成績は付いて回る
 一週間毎に相室の相手を変える規則は 手を取り合う事よりも 蹴落とす事を
 それぞれの少女に選ばせていた

 「あふっ はあっ もう駄目っ ほんとに駄目」
 「くふぅっ くんっ あたしも駄目っ 一緒よっ」

 「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ あぁぁんーーーーー」

             「ぴくんっ」
                     
 二度目の絶頂を迎えた この二人も そんな過当競争に勝ち残って
 上位を維持し この秋休みを半月後に待っていた。

 余談だが そんなハードな毎日でも尚 この二人の様に愛し合う子達も
 幾つか存在していたが こんな毎週を過ごす内に共倒れかどちらかいなくなるかで
 卒業を待たずに分かれると言うのがパターンと成っているのも事実だった

 「ねえ 来週から内のクラスは相室が終わるけど 亜紀はどうなの?」

 「うちは 再来週からかな 来週はあたしと同じ無敗の子に当たるよ」と、亜紀子

 「ふうん でっ勝算はあるの」と、弓子

 「そうね これまで逝かされた子の話では あたしの方が一枚上手だって」と、亜紀子

 第1ラウンドとは違い 互いの左肩に左手を思いっきり伸ばして掴み合って腰を使い
 泉を擦り付けあう座位で果てた二人は そのままの体位で軽くキスしながら抱き合い
 吸い付こうとする突起物の牽制を甘く楽しみつつ
 ようやく近況報告をし始めた

 「相室自由に成った後って やる暇有るかな」と、亜紀子

 「それって どっち?」と、弓子

 「デスクの方よ 意地悪ね」と、亜紀子

 「さあて どっちだか? さっきなんかトイレでとか言ってなかった」と、弓子

 「あら 先週の弓子なんかスタジオで襲ってきた癖に」

 仕事と勉強と秘め事 二人とも仕事は
 相室の子を月、火、水曜日で手懐け 木曜と金曜の夜のみとする事で間引いて
 なんとか折を合わせて来た5ヶ月間は かなり過酷な毎日だったのだが
 これにより二人が よりハイレベルなプレイが出来る様に成ったのも事実だった

 「ふふふっ 正直に言うよっ あたし弓と一緒では勉強出来ないと思う」

 「あたしもっ 亜紀が一緒だと全部放り投げる様な気がする」

 10月末の学期末試験での上半期最後の振い落としを控えて
 本当は勉強に勤しまなければ成らない現実とは言え
 合って一緒に居ると 獣の様に狂ってしまう自分の体を二人は否定出来ずにいた

 「けど 夏休み開けにもテストが有るし ここで落ちればその程度とも思う」と、弓子

 「そうね 休み中なんて それこそ途切れる事無くやりそうだし」と、亜紀子

 二人は ニコリと微笑み左手を互いの首に巻き付け 軽く舌を絡ませ合い
 第三ラウンドに身を任し始めた

 上と下の唇で音をさせ 三度目の愛撫を始める二匹
 左手で それぞれのおっぱいを揉み 右足を互いの背中に絡ませ
 体を固定した後 軽くお互いに揺すって 僅かずつ乳首と陰殻を擦り付け合う

 「ぷるぷるっ」

 と、亜紀子は弓子の乳首を人差し指と中指で撫でたり弾いたりする

 「ぐりぐりっ」

 と、弓子は亜紀子の乳首を親指で押し込んだり捻っている

 それぞれに互いの好みの愛撫を探して見つけた愛し方
 これは プレイ全てに渡っていた

 「あふんあふん」「くふんくふん」

 舌が絡み付き合い 涎がそれぞれの可愛い口元から顎に流れ落ちる

 「あはあは」「くふくふ」 「ぴちょぴちょ」

 それぞれの瞳を見つめ合い 時に細め 時に見開き 愛撫を続ける二匹
 10分程一度も唇を離さず それぞれに薄めの鞭のように動く舌を絡ませ
 お互いの体の高鳴りをぶつけ合っている

 「うふん」「くうん」

 動物のような鳴き声を交わして 二人は唇を離した
 そして 絡み付けていた手と足も解いて 体を引いて行く

 「今日は何分やるっ?」
  と、ベッドの上の背もたれに体を預けながら 目覚し時計を手にする亜紀子

 「そうね 一擦りまで粘らない?」
  と、クッションを背中に回しベッドの下の背もたれに体を預けつつ足を開く弓子

 「うふっ だったら 20分位かな?」と、同じ様に足を開く亜紀子

 「あら そんなに早くなったの亜紀」
  と、挑発するような視線で亜紀子を見つめながら脚を開き
  右手を自分のウイークポイントへ伸ばす弓子

 「あら あたしの前で そんなに我慢できるの弓?」
  と、弓子に応じるように、
  弓子を飲み込んでしまいそうな熱い視線で弓子を見つめ返しながら
  開いた足の根元のウイークポイントを自ら指先で撫でつけはじめる亜希子

 「そうね 今日の亜紀は いつもより盛っているみたいだし」
  と、軽く微笑み 獲物を狙うように舌で上唇を舐め
  自ら指を泉に下ろす弓子

 「そうよ 20分は我慢してね」
  と、人差し指と薬指で泉を開いて 中指をピンクに火照る下の唇に挟む亜紀子

 「亜紀もね あくっ」
  と、同じ様に挟んだ中指を上下に動かす弓子

 「弓ったら もうそんなになって・・・ふふっ」

 「ふふっ、亜紀だって」

 と、互いを淫靡な言葉で相手を攻めはじめる二人
 互いに向き合いながら、自慰にしたる自分の淫靡な姿を相手に見せつけ
 その淫靡な姿で相手を追い詰めていく攻防
 ハードワークの中 月曜から金曜まで 会ってもやる時間は取れない二人が
 体よりも 気持を満足させる為に これを始めたのは出会って一ヶ月目だった

 「あはっ 弓の舌ったら 相変わらず大人しいのね」
  と、中指を第二関節から折り曲げ優しく蕾を撫でる亜紀子

 「くうっ 亜紀ったら 相変わらず堪え性が無いんだから」
  と、同じ様に曲げた中指を蕾に押し込む弓子

 「言うはねっ 弓の舌使いって いっつもこうよっ あふんっ」
  と、中指を蕾に埋めて左右に捻る亜紀子

 「あらっ 亜紀は いっつもこうじゃないっ くふんっ」
  と、埋めたり出したりを中指にさせる弓子

 目の前の宿敵が自らの技におぼれていく姿に欲情し
 舌で唇を舐めつつ 更に指を動かす二匹
 自慰と言うよりも 愛撫されているような陶酔感に浸っていた

 それぞれの蕾から より激しい泣き声がし始めると 向かい合う二匹は
 より頬を赤らめ 目をはっきりと開いて 向かい合う蕾を射るかの如く見つめる

 「くりくりじゅじゅじゅ」「こりこりずじゅずじゅ」

 中指での愛撫に 親指で潰したり捻ったり撫でたりする突起物への攻めを
 二匹は加え始めた
 更に激しく泉から溢れよだれをたらし
 真ん中だけでなくベッドの上下に透けた水溜りを作っていた

 「ああん あと何分っ弓っ?」
  と、亜紀子は背もたれの右後に置いた目覚まし時計の残り時間を聞く
 「あくっ 後2分位よ 堪えて亜紀っ」

 「じゅくっ じゅくっ」「びじゅっ びしゅっ」

 留まる事無く 滴り落ちるよだれと 玉のように体を覆う汗と
 涙目に成りつつも 互いの泉と瞳をひと時も欠かさず見つめ合う二匹

 「ジリジリジリジリィィィ」と、時計が鳴った一瞬
 真ん中に有る水溜りの上で 二匹は足をクロスさせた

 「あふぅぅぅん・・・」「きゅぅぅぅん・・・」

 1ラウンド 2ラウンドと違い
 今度は綺麗に足を開き松葉崩しにして そのままブリッジ気味にお尻を高目に浮かして
 出来るだけ並行に蕾を重ねようと上半身を反らせる二匹
 綺麗に体を宙に浮かばせる その姿は昆虫の交尾の様な異様な姿だった

 「後何回擦れるの 亜紀」

 「ごめん 後3回位しか持ちそうに無いよ弓」

 「ふふっ 心配しないで あたしもそうよ亜紀 今日の亜紀って すっごくそそるよ」

 「弓ったら・・・ 弓もとっても綺麗よっ」

 「亜紀だって・・・・・」

 おもむろに 体を少し引いて 少しだけ腰を落し もう一度蕾を合わせて
 宙に向って 擦り上げる二対の美獣

 「あひんっ」「きゃんっ」 「ぶるぶるっ」

 緩やかな遅い動きなのだけれども 十二分に火照った体と潤い切った蕾達には
 十分な擦り合いだった

 「じゅきゅっ」 「あはあぁぁぁ」「くふうぅぅぅ」

 少し体を休めておもむろに動かしたい 微かな思考力とは裏腹に
 体が二度目の擦りつけをしてしまう二匹

 「いいっ 逝くよっ 亜紀っ」
 「いいよっ 思いっきり行こうっ 弓っ」

 三度目の 愛撫をする為 蕾を合わせたまま
 腰を落して 息を呑んで力を入れて宙に向って 擦り付け上げる二匹
 亜紀子は ガクガクに成っている腰に鞭を打って
 少し捻り気味に蕾で 弓子の蕾を捻った

 「あふぅぅぅん」「きゃあぁぁーーー」 「びちゅっん」

 二人はガクンと体の力を抜き 完全に合わせる事が出来ないとは言え
 押し付けあう事で歪み合わさっていた蕾と蕾が 離れる事で出る愛の証を残し
 体をベッドに落した

 「くう はあ くう はあ」

 体を震わせながら 甘い吐息を上げる二人
 それぞれに 腰をガクガク震わせているのが見て取れた

 「あくっ   亜紀っ   さっ最後の捻りっ   すっごく良かったっ・・・」

 「はふん   ありがと   今週の子のっ  奥の手  だったのっ」と、亜紀子

 「けどっ   くふぅ   よく出来たわねっ」と、弓子

 「弓だって  先週   ラストでっ  少し早めに 腰を  使ったでしょっ」

 「そうねっ  あれも  亜紀と一緒に逝きたい  苦肉の策だったよ・・・・」

 体を起す余力など無く 涙目で天井を見つめながら 息を静める二人
 体の震えも 少しずつ収まり 泉からこんこんと沸いていたジュースも
 少しずつ湧水量を弱めて お湿り程度に落ち着いて来た

 「ねえ 目の字になろっ」と、弓子

 「そうね そうしよっ」と、亜紀子

 ベッドに目の字の横二本線を入れる如く並ぶ為 向い合う泉と泉を離して
 頭を窓の方に向ける為 これ以上動かないとでも言いたげな腰に気を使い
 足と手で向きを変える二人 程なく肩を寄せ合って横たわった

 「ふうっ 第四ラウンドは寝る前にしないっ 弓」

 「そうね 第五ラウンドは寝る前ねっ」と、弓子

 「あらっ まだ足りないの?」と、亜紀子

 少し微笑んで 右手を上げて 奥のドアを指差す弓子

 「ふふっ そうね あそこが有った・・・」と、亜紀子

 「そうよ 洗わせてくれるでしょ 亜紀」

 「洗って上げるは 弓」

 シャワー室での 第四ラウンド
 丹念に洗い合い 快楽を分かち合い果てる
 互いに石鹸が沁みるまで 弄り合い崩れるこの場所は
 ベッドと共に 掛け替えのない素敵な場所と成っていた

 軽く唇を重ね おっぱいに手を這わせ合う
 柔らかい 前戯を二人は始める
 暫くして 互いの乳首が硬く成り始めた頃
 弓子が唇を離した

 「ねっ あの始めてのっ 今晩の終電でやらないっ!」と、弓子

 「んもうっ 学校外でのは 危ないでしょっ」と、亜紀子

 「またぁ この前は亜紀がおねだりしたじゃないっ」

 「ふふっ そうだったねっ いいよっ」と、亜紀子

 初めての・・・
 周囲の目と耳を気にしつつ 息を殺して指で逝ったあの時のプレイ
 あの日以来
 一ヶ月に一度はどちらかが求めて土曜日の終電で楽しんでいる二人である
 癖に成っているのを解ってはいても 止められないゲームだった

 「さっ お昼の最終ラウンドよっ」と、弓子が体を起す

 「そうねっ たっぷり味わいましょっ」と、亜紀子も体を起した

 この時二人は

 今晩の秘め事が まさか 二人を新しいステージにいざなう事と成るとは
 まだ 気付く筈も無かった

 to be continued


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