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 Queen of Queens

 

 

 序章

 

(きっきつぅぅ これから毎日こんな列車に乗るのぉ?・・・・)

 亜紀子は満員電車の中で憂鬱そうに呟いていた。

 今日は入学式 初めて着る制服に身を通しての 楽しい高校生活の始まり

の筈なのだが、お約束のラッシュに 既にへたれていた・・・・。

「ふっ ううぅぅぅぅん」

 昨日の深夜まで続いたロケ疲れがあくびと成って出て来ていた。まだ育ち

盛りとは言え アイドルとして売り出し始めゆえの不定期なハードワークが

疲れを呼んでいた。

(今晩も遅いのかなぁぁ)

 と、天井を見上げるしか無かった。

 

・・・・・

ノーメイクとは言え 目立つからアイドルで売り出しているのだけれど 殆

どの人が二次元でしか知らないのが現実、それなりに気付いても同じアイド

ルとは?? それも こんな通勤電車に?? と、周りが思ってくれるのか

亜紀子の存在を気に止める人はいなかった。

・・・・・

 

鶴岡〜。鶴岡〜

 

 電車が止まり、入り口から、たくさんの人が乗り込んで来た。

(うわぁぁっ。また人が入って来るよぉぉ。つぶされるぅぅぅぅ)

と、亜紀子が感じた通り、あっという間に車内は更なるぎゅうぎゅう詰めと

なり、全く身動きが取れない文字通り鮨詰状態になった 腕を伸ばすことす

らままならない 伏目がちに成らざるを得ない状況の中で前を見ると、後ろ

を向いていて顔が解らないが、亜紀子と同じ色合いの制服の子がいた。

 

 上半身だけのチェックを入れると どうやら同じ女子高の生徒のようだ

(今日は入学式で、二年生と三年生は休みだから自分と同じ新入生かも?!)

(話しかけたら友達に成れるかな?)

と考えては見たが、声を掛ける恥ずかしさから及び腰に成っていると 幾度

か続くカーブの揺れが 真後ろを向いていたその子を、横顔が見える位置に

していた。

(あれっ、あの子……)

 横顔とは言え亜紀子は彼女を良く憶えていた、最近メキメキ頭角をあらわ

して来てアイドルランキングで 常に亜紀子とトップを争う弓子に間違いな

かった。

 そんな弓子に声はかけれないけれど ついつい見とれてしまっている亜紀

子の視線に、弓子も気付いた。 明らかに周りから抜けている それぞれの

容姿は、お互いの目を自然と向けさせているのだが 雑誌や事務所が二人を

ライバルとして扱っている日常が 妙な意識となり 横目で相手の顔を覗き

こむだけの、気まずい空気が二人に流れた。 距離にして50cmも無い所

で 横目の遣り取りをしながら

(やっぱりかわいい・・・・ 弓子ちゃん)

(亜紀子さんて 女っぽくて素敵・・・・・)

 と、互いの輝きに自然と二人は吸い込まれ 鮨詰の中とは言え しばしほ

のぼのとした時間を二人は共有していた。

 

「キィィィィ・・・・・・・」

 突然の急激な減速が列車を襲った。周りの 「うわぁ」 と言う声と共に前

に傾きが付いて 「きゃぁぁ!」とか言う たくさんの悲鳴と共に何人かが

バランスを崩していった。そんな中 二人も揺れると同時に吊革にしがみ付

いて 目を瞑り体を硬くしていると

 

「只今のブレーキは 安全警報による事前ブレーキでした」

 

 と言うアナウンスが入って来た 更なる鮨詰にどうしようもない苛立ちを

亜紀子は感じつつ "ほっ"と一息を付いてきっちりと瞑っていた目を開いた

先には 目を大きく開いて驚く弓子の瞳が10cmも無い所にあった。

 

「あっ 弓子ちゃん」と 亜紀子

「お雛さん おはようございます」と ニックネームで返す弓子

 

 互いに挨拶しつつも硬い表情のまま 余りにも近い距離をなんとかしよう

とそれぞれに吊革を握っている右手に左手を沿えてお互いに離れる為 お尻

に力を入れるのだが 減速Gで前よりに詰まってしまった人の波は 高校生

の二人の力ではどうしようも無く 互いの息が掛かる現状に甘んじるしかな

かった。

 

「最悪ね 弓子ちゃん」

「そうですね・・・・」と 弓子

 

 ばつの悪い会話と知りつつも 会話せざるを得ない状況での会話は 先程

よりも更に硬い表情を二人に浮かばせていた

「あっ」 「うぐっ」

 それぞれの後にいる乗客からの圧力は そんな状況等とは関係なく掛かり

10cm弱の僅かな境界を守る為 互いに二人は抵抗する。 そんな顔に出

せない苦労を知らずか 不条理は更に続いた 先程よりも僅かに緩いのだが

しっかり前詰めと成るブレーキが車内をもとい 二人の境界を襲って来た

(ギュウゥゥゥ)

 体が圧縮されるのではなく 二人のそれぞれに形の良いバストから そん

な音がしたかのようだった 間隔はついに5cm強程に成り ブラのストレ

ッチが緩む。

 

「スターウオーズ見た事ある?」と 弓子

「あるわよ けどあれは ソロとレイアでしょ 女同士では無いは」

                             と、亜紀子

 

 この言葉を境に 弓子は瞬く間に顔を真っ赤にしていった 制服二着と 

ブラジャー二枚を通して 亜紀子の胸に弓子の心臓の鼓動が急速に高まるの

が伝わって来ていた 亜紀子は一瞬何を弓子は赤くなっているのか理解でき

ず首を傾けかけた時 電気ショックの様な痺れを胸に感じていた そう 目

の前にいる弓子と共に押し付けられている胸の二対の敏感なセンサーが 二

枚の制服とブラを通し 向かい合い押し付け返している自分の二対のセンサ

ーを膨らみの中にねじ込むかの如く貫いて来ていた。

 

「えっ?」と 亜紀子

 

「ごめんなさい」と 弓子

 

 顔をお互いに右に傾けあっているとは言え 弓子の吐息が熱く成って来て

いる事を 亜紀子は頬に感じた 四枚の布越しとは言え 弓子のチェリーが

自分のチェリーをいたぶるかの如く強く硬く勃起して来るのを 綺麗に頂点

同士で向かい合うチェリーに感じた・・・・・・

(まさか? 弓子ったら あたしのおっぱいに感じちゃった訳??)

 亜紀子は そんな弓子の表情を見ようと首を少し後に引いて左側に向きを

変えそっと見て見ると そこにはピンナップや画面では決して見る事の出来

ない 顔を綺麗な桜色に紅潮させて涙ぐんで俯いている弓子の姿が有った。

(可愛い・・・)

 亜紀子は これまで様々な女性や 様々な物で一度として感じた事の無か

った背筋がザワリとするのに なんとも言い様の無い心地良さを弓子の表情

に感じていた。

(そっかぁぁ 弓子はあたしに感じているんだ・・・・)

 亜紀子の中に 飼っているペットをあやすような そして 子供の頃編隊

を組んで行進している蟻の列を足で乱す時のような 無垢ゆえの残忍な感情

が湧いて来る。

(そんなにあたしのおっぱいって気持ち良いのかしら?)

 そんな弓子に 愛おしさを感じながらも 残忍な感情に逆らい切れない自

分を感じる亜紀子。

(なら ちょっと・・・・)

 と、二人の胸で出来ている間隔の下で 僅かに膝を曲げて おもむろに伸

ばしながらほんの少しかかとを浮かせる事で5mm弱かもしれない上下動を

自分のバストに亜紀子はさせてみた それは布と布の間で 弓子のチェリー

を自分のチェリーで撫で上げるかのような動作となり その反応はそのまま

弓子の先程までよりも更に強い心臓の動悸と 更にねじ込んで来るチェリー

となって亜紀子に戻って来ていた・・・・・・・・

 弓子の表情をそっと横目で伺う亜紀子の目に 一瞬歯を食い縛るかの様に

頬を固くして 更に潤んだ瞳から涙を零さないように上向き気味に顎を上げ

る由美子がいた。

(効いてる・・・・)

 亜紀子はそんな言葉に表せない ゾクゾクする満足感を弓子から得ていた。

 

・・・・・・

そんな攻めを弓子にする 亜紀子の体は

 弓子のチェリーに気を取られて気付いていないのだが 頬は弓子と殆ど代

わらない位に紅潮し 服の中ではチェリーを硬く勃起させ 弓子のまるで突

刺すかの様なチェリーと五分で渡り合い かなり潤ってっているのだが 体

の快楽よりも 遥かに自身を満足させる弓子をいたぶる?心地良さで気付い

て否かった

・・・・・・

 

 弓子の更にピッチが上がる吐息を必死になって隠しているのを横目で見つ

つ第二波を与えようと亜紀子が腰を引きかけた時 喘ぐようにそれでいて 

ぎりぎりの所で普通を装うような弓子の声が耳元に聞こえて来た。

 

「お願い それ以上は止めて・・・・・・・」

 

 と言う消えそうな声に亜紀子は一瞬体を膠着させ 冷汗がささぁぁっと出

るかのような肌寒さを背中に感じたが 僅かな間の後 弓子の耳元に近付い

て努めて静かな口調で囁き返していた。

 

「もう少し動かせば離れられるのよ」

 

 と、、、、

 

 そして今度はさっきよりも少し多めに腰を落として 同じ様にかかとを多

めに上げて亜紀子は弓子のチェリーを自分のチェリーでなぶっていた。

(ああぁぁぁ)

 と言う微かな言葉に成らない声を弓子の口元が漏らすのを耳元で聞きなが

ら横目で伺う亜紀子の瞳に弓子の頬を伝う涙が映っていた

 

「もう止めて お願いだから・・・・」

 

 そんな弓子に、言葉で表せない快楽を感じながら 反射的に第三波を加え

ようと腰を沈めかけた亜紀子を これまでの優位を全て失うような快楽が貫

いた。

「ズッ」

 弓子の右太腿が亜紀子の股間に割って入るかの様に押し入れられ 更に下

ろそうとしていた腰がそのまま持ち上げられていた。

 

「これ以上は 許さないわよ」

 

 と 弓子の声が亜紀子に響いた。

 亜紀子は横目ではなく首を左に振ると そこには 瞳が未だ涙目とは言え

さっきまでのように必死に泣くのを堪えている表情と異なる 復讐を誓うか

の如く目を見開いた弓子がいた。

(しまった・・・)

 亜紀子は口元でうめいていた・・・・・ まさかこの可愛いが一番の売り

物に見える弓子から 般若と見まごうばかりの恐ろしい表情が出て来るとは

思ってもいなかったし 反撃等が来るとは考えても否かった。

(まずい 誤ってなんとか・・・)

 と、亜紀子が口を動かそうとした時 クレバスに足による物よりも遥かに

濃い快感が走った ふっと気を失うかのような快楽が目を潤ませた

 

「舐めてくれたわね 亜紀子ちゃん 極上の天国を見せて上げる」

 

 と弓子の声が耳に入った。

 スカートをたくし上げて おへその下からショーツの中に真っ直ぐ侵入し

ている弓子の右手は 一方的に攻める事に集中して自分の状況を把握してい

なかった 亜紀子のグショグショに成った泉から更なる湧水を施す為 クレ

バスを人差し指と薬指でこじ開けた中に 柔らかく折り曲げた中指の第一間

接と第二間接をスムーズに前後させ亜紀子の女を煽っていた。

 

「ふふっ いやらしい雌

     攻められてもいないのにこんなに濡らしていたなんて・・・・」

 

 と、耳元で囁く弓子

 明らかに経験を積んでいる指使いと言葉遣いが 亜紀子に 二段跳び三段

跳びさせるかの様な快楽を深く染み込ませて行き始めた時だった 耳元1c

m程で囁く弓子の温かい吐息から薄い笑い声と共に

 

「声を出しなさい そして私が 片雛亜紀子よ!と叫ぶのよ」

 

 と言う命令とも取れる 弓子の言葉が耳に入った瞬間だった。

 まるで脊髄反射の如く 吊革にぶら下がっていた 右手を前に 左手を後

に弓子のスカートの中そしてショーツの中へと亜紀子は滑り込ませていた。

 

「どうせお終いなら 付き合ってもらうは・・・」と、亜紀子

 

 中学の頃 ラブレターをくれた下級生の娘の望むまま弄った事のある同姓

の泉を 始めて望んで亜紀子は弄り始めていた

 

「誰が雌ですって あなたこそ洪水じゃないの」と、亜紀子

「ふふふっ そう来ないと・・・・」と、弓子

 

 弓子は 自分がされているのと同じ様に 亜紀子のお尻側から左手を侵入

させ 右手の人差し指と薬指にさせていたクレバスの押さえを 左手の親指

と人差し指に差し替え直す事でフリーに成った右手の中指と人差し指の二本

を亜紀子の泉の上で前後にスライドさせ始めた。

 

 パーフェクトな攻め合いである レズにおける指使いでこれ以上は無いと

言って良い攻めだった・・・・このまま行けば 先に攻め始めた弓子に亜紀

子の歓喜の声が聞こえるのは時間の問題な筈だった そんな余裕を弓子が顔

に浮かべた時

 

「あたしよりも 敏感なのね弓子ちゃんは」

 

 と言う亜紀子の声が耳元に囁いた

 

 弓子は我を疑った

(亜紀子の手が背中に回ったな?!)

 と 感じた時にはブラのホックが外され制服の中でバストが露わになり 

覆う物を一枚失った乳首に 同じ様にブラを外して露出させた亜紀子の乳首

が四枚から二枚に減った布越しに 擦りつけられていた。

 

「はあっ」思わず 声を漏らす弓子

「効くでしょう これ・・・・ 先に勃ってたのは弓子ちゃんだったよね」

                           と、亜紀子の声

「あたしよりも 硬く成っているくせに」と、弓子

 

 亜紀子は バストからの衝撃でほんの僅かに緩んだ弓子の指使いの合間を

縫って後ろに回していた左手を前に回し 弓子のクレバスを左右の親指と人

差し指とで開いて親指の平と人差し指の第二間接とで内と外を優しく摘んだ

まま前後にスライドさせ弓子の女を弄り 更にバストを押し付けつつ上下さ

せ乳首で弓子の乳首に絡みながら 微かな胸の動きに合わせて擦り始めた。

 

「ちょっと おとなしくしなさいよ」と、弓子

「これまでの女のようにいかないわよ」と、亜紀子

 

 弓子は 亜紀子の両手が前に回った事で 左手を右脇に拘束されて さっ

きまでの様にクレバスを後からパックリと広げられ無くなった不利を 右手

中指と人差し指を更にピッチを上げて動かす事で弄り返していた。 制服と

制服越しとは言え 捨て身とも言える亜紀子の胸使い&指使いは これまで

感じだ事の無い快楽を全身にもたらし初めていた。

 

「行きなさいよ弓子 私が屋久弓子ですって言いながら・・・」

「調子に乗らないで」

 

・・・・・・・

 ダイヤに帳尻を合わせる為に何時もよりもうるさく回るエンジン音と 度

重なるブレーキによる失礼を詫びる かなりうるさいアナウンスは、

 二人の泉から滴り落ちるおつゆの音と その泉を其々のテクニックで擦り

上げる指により奏でられる この上なく淫靡な女の音と アクメに向けてひ

た走る息遣いと それを煽り合う声を なんとか回りに聞こえない程度にし

てくれていた。

・・・・・・・

 

「粘るわね あなた不感症じゃないの」と、亜紀子

「あなたのジュースっておしっこじゃないの」と、弓子

 

・・・・・・

 真下からショーツ越しに見る限り 亜紀子と弓子の泉は美しい桜色に火照

りその上に見えるクリットは まだ可愛い大きさとは言えしっかりと硬くク

レバスから顔を出していた

 そこから留まる事無く沸いているおつゆの量は全くのイーブンに見え

 それに共なって少しずつ振るえている太腿の揺れから 二人が この場合

二匹がエクスタシーを迎えるのが何時でも可笑しくない事が伺えた。

 快楽が体の隅々まで行き渡っているのが 十二分に読み取れる状況の中

二人の指使いは一向にそのピッチを遅らせる事無く更に激しく 攻め立て合

っていた。

・・・・・・

 

「行きなさいよ 行けば許してあげるから」と、弓子

「あなたが行けばね」と、亜紀子

 

 二人とも 喘ぎ声を出す事をぎりぎりで食い縛り 互いのその非凡なルッ

クスから放たれる闘争心を 先に失わせるが如く睨み付け合いながらも

そんな美しい女が快楽から眉間に皺を入れさせて堪え瞳を潤ませる表情と

その攻めを与えている自分とにこれまで感じた事が無い満足を感じていた。

 

"クチュッ" "ピチュ" "ジュルッ" "ピチャッ" "チュッ" "ズチュッ" 

"グショッ" "ジュジュッ" "ビチュッ" "チュチュッ" "ピチャーン"

"ピチュ" "チュッ" "ビチュッ" "チュチュッ" "クチュ" "ピチュ"

"ジュルルッ" "ピチュッ" "ズシュッ" "ジュジュッ" "ピチャーン"

 

 正直な体から放たれる音とは無関係かの如く攻め合う二匹には 向かい合

う雌が行く以外行かないと言うプライドだけが体を奮い立たせていた

(素直に行けば最高のエクスタシーが得られるのでは?!)

 と言う思いとは裏腹に 行くのを耐えている自分と 同じ様に耐えている

ライバルにどうしようもない切なさを感じるしか無かった。

 

 ピッチを緩めず激しく指を動かしながら弓子は 亜紀子の首筋に囁いた

「亜紀子 取り合えず区切りを付けない?」と

「どうやって??」

 少し怪訝な表情で亜紀子は見返す

「中指を入れさせて欲しいの あなたの中に」

 絶対に反論はさせないとも言いたげな表情と 鋭い指使いで攻める弓子に

「いいわよ けどそれをすると一瞬だと思うけど 良いの?弓子」

 と返して弓子の泉に 右手の中指をあてがい直して 蕾を軽く押す亜紀子

「くっ あたしはいいわ その代わり・・・・」

 先走る攻撃に少し顔を歪ませつつ 同じ様に蕾にノックする弓子

「はぁっ その代わり何??」

「あなたの制服の肩を噛ませて欲しいの・・・亜紀子」

「ふふっ いいわ

   私もキスだけはしたくないから けどあなたは卸し立てでしょう?」

「いいのよ あなたもでしょう?

   今からお互いに10数えてからで良いかしら?」

「良いわ こんな形でなく

 もっと早く会えていれば違っていたかもねあたし達」

                             と、亜紀子

「そうね もっと素敵だったかもね」と 弓子が微笑む

 

・・・・・・

 キスはしたくない されど 声も出したくない 其の為に噛むハンカチを

出す場所でも無いし使う気も無い ゆえに 相対する相手の制服の肩に瞬間

噛み付く事で自分の声ををぎりぎりで殺す恐ろしい程の プライドのぶつか

り合いだった。オナニーや 他をそれなりに知ってはいても 芽吹いたばか

りのクリトリスの扱い方を知らない二人にとって指を入れるのは必然のラス

トかもしれなかった。

・・・・・・・

 

 亜紀子は互いに制服越しとは言え激しく胸を擦りつけて裏返した弓子のネ

クタイを直してあげる為 おつゆでトロトロになった左手の二本指をポケッ

トで拭い始めた そんな亜紀子のネクタイをフリーに成った左手で弓子が直

していた。

 

「ねえ弓子 あたしで何人目くらいなの?」

 と、右手で蕾を弄りながら亜紀子が聞く

「そうね あなたでここは5人目かな?」

 と、同じ様に蕾を撫でながら弓子は返した

 

 ようやく拭い終わった左手で弓子のネクタイを直す亜紀子。

 そんな おだやかかもしれない光景のと裏腹に 二つの泉を二人の指が

さっきまでとは全く違う優しい指使いで おつゆが切れるのを互いに防ぎ合

っていた。

 

「そろそろ数えて良いわよ 弓子」

「そうね じゃあ ひとつめ・・・・」

"チュクッ"と言う女の音色が二つの泉から漏れる・・・・・

一度スローペースになり 気を緩めた二人は それぞれに

(後八擦りも 持つのかしら?)

と言う まだ勝敗を諦め切れない性を感じた。

 

「あたし 本気でやったのは弓子が始めてよ 二つ」

「aa・・・ そう? がむしゃらだけど良かったわよ 三つ」

「ann・・・ けど 次回は同じ攻めで勝たせてもらうわ 四つ」

「haaa・・・ ふふっ なら亜紀子の素敵な顔が見れるわね 五つ」

「unnn・・・ 弓子の指使い最高だった 勝てないって思った 六つ」

「ahuuu・・・ 亜紀子の指使いも 誰よりも良いよ 七つ」

「ahaaaa・・・ やっぱりキスしたいな弓子 八つ」

「hyannnn・・・ 良いよ あたしもしたいっ亜紀子 きゅうぅぅ」

 

今池〜。今池〜。

 

 列車は時間調整をなんとかクリアしたのか 二人の始まりと同じ様な減速

に移った。

 

 お約束の前詰めが二人を襲うが 今回は前回と違い二匹は揺れに微笑みな

がら互いの距離を更に詰め合っていた。

 ブラジャーが外れたままの向かい合う四つの膨らみを 綺麗に先端同士で

二組に成る乳首をうずめながら潰し合う事で上半身の快楽を

 唇をV字に柔らかく開いて 薄めだが芯がしっかり入った 綺麗な赤身の

触手の如き舌を伸ばして先端同士を僅かに擦りつけた後 互いの口内に斜め

に滑り込ませ絡ませ合う事で 歓喜の声を押さえ込む用意を確実にし

 大きくエッジが付いた腰に左手を互いに絡ませ 上半身と体重を胸を軸に

預け合う事で体の直立を確保してから

 互いのショーツの中で優しく擦っていた右手の中指を一度クレバスから離

しおもむろに第三間接から綺麗に直角に曲げ直して

 

 最後のカウントを その美しい瞳でウインクし合いながら

 たっぷりと潤わせ合った蕾の中に根元まで差し込んで行った

 

"あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・"

 

 声は殺し合っているが極上の快楽が二人を襲っていた。

 腰やお尻は "ビクンッ ビクンッ" と震え 腰に回し合っていた左手は

互いの左脇腹に痣を作るかの如くしがみ付き 高揚と共に快楽を表現してい

た乳首は 余りの快楽に弾けるかの如き痛みを二人に与えていた

 弓子と亜紀子は頭の中が真っ白に成り 気を失いそうに成る体を互いに差

し込みあった舌と中指をかき回せ合う事でなんとか保っていた。立っている

だけでぎりぎりの中で・・・・・・

 

「キュゥゥゥ プシュー」

 列車が止まり人が動く中で二人は体をようやく離されて歩かせられ始めた。

たっぷりと互いのおつゆが絡んだ右手を軽く舐めながら

 弓子には亜紀子が 亜紀子には弓子が居なくなったとたんに 座り込んで

しまうであろう腰に鞭を入れ駅の出口に向かう。

 

「亜紀ぃ あたし今日の仕事 オフにしようと思っているけど・・・」

 と、甘い目線を投げる弓子

「そうねぇ あたしもそんな気分だけど 付き合ってくれる?弓ぃ」

 と、甘く返す亜紀子

「放課後 ランジェリーショップに行ってから・・・」

 と、ウインクする弓子

「けど入学式はどうする?」

 と、亜紀子

「ノーブラノーパンで入学式って そうそう経験出来ないよ」

 と、弓子が微笑む

「ふふっ」 「ふふふふっ」 「ふふふふふふふふっ」

 と、二人は顔を見合わせ 込み上がる思いに身を任せ 指差し合いながら目

元を緩めて互いを祝福するかの如く笑っていた。

 

この二人の再戦が

    勝敗ではなく極上の快楽を得るが為に有るのは言うまでも無かった。

 

to be continued

 

 

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