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第1章 女子高生 高梨ひかり編

 

 

 N城女子学園高等部、通称さくら高校は部活動が盛んだ。運動部、文化部、それぞれの分野で生徒たちは活躍している。ここには、近年盛んになってきたプロレス部もリングを備えて20名足らずであるが、活動している。
 2年生になったばかりの高梨ひかりもそのうちの一人だ。1年生にも勝ちを譲ることが多いが、世話好きで明るく、同性のグループに起こりがちな暗い雰囲気を和ませる癒し系の女の子だ。今時セミロングの黒髪を肩まで伸ばし大きなくりくりした瞳が輝いている。

ひかり「ふう!終わった。これでリングはOKね。」

あやか「お疲れ様でした。では私たちはこれで・・・。」

ひかり「ご苦労様。気をつけてね。」

あやか「はあい!さようなら!」

ひかり「はい。じゃあね。また明日。」

 あやかたち後輩と一緒に片付けをするひかりは、部の会計係でもある。書類を整理し、帳簿を付けてから一番最後に寮に帰るのが日課だった。しかし・・その夜は帰ることがなかった。

???「こんばんは、ひかりさん。」

ひかり「きゃ!・・え?・・あの・・どちらさん?」

???「うふふ。やっぱり可愛いな。」

 いつの間にか、見知らぬ女の子がリングの上に立っていた。よく見ると、同じ敷地にあるN城女子学園中等部の制服を着ている。ツインテールの可愛い子だ。ひかりと違って活発そうだ。にこにこしている瞳は線を引いたように細い。

ひかり「あ・・あの・・中等部の子?勝手に入っちゃだめじゃないの。」

???「えへへ・・ずっとこの機会を待ってたんだ。よろしくね。お姉さん。」

ひかり「よ・・よろしくって・・何を?もう遅いし・・明日にしたら?」

???「だあめ!どうしても今日でなくちゃ。」

ひかり「ふう。わかったわ。寮生ならあんまり問題ないけど・・・。何をしたいの?」

???「もっちろん・・プロレス!」

ひかり「それは確かに・・プロレス部に将棋を差しには来ないね。・・え??」

???「だ・か・ら!!プロレスをしたいの。ひかりちゃんと!!分かった?」

ひかり「うっそお・・・。あ・・あの・・誰だか知らない相手にそんな・・。」

???「わたしはよおく知っているからいいの!ひかりちゃんのファンだから。」

ひかり「わたしのファンって・・?なぜ?」

???「ひかりちゃんとプロレスをするとね・・ふふ・・うふふ。」

 可愛い顔に妖しい笑顔を浮かべる少女は、純粋な喜びに満ちあふれる表情だ。

ひかり「あのね・・・。名前くらい教えてよ。」

???「教えたら・・プロレスしてくれる?ね?ねえったら?」

 すすっと近寄ってきて甘える少女。香水ではないすばらしい香りが鼻を突いてひかりはついくらっとしてしまう。腕を取られ、体をすり寄せてくる少女についうなずいてしまった。

ひかり「あん・・もう・・!!分かったわ。リングに上がって。」

???「やったあ!!ばんざあい!!うわあいい!ちゅ!ちゅ!」

 心からうれしそうにひかりに抱きつき甘える少女は、ほほにキスを繰り返す。くすぐったいひかりは、そっと押しやりながら名前を尋ねた。

菜都美「あたしね・・菜都美!翠川菜都美・・13歳!中等部1年生よ。」

ひかり「あれ?中等部のプロレス部にはいなかったと思うけど・・。」

菜都美「ふふ。あんなプロレスごっこ部はいやなの。可愛くないし。」

ひかり「そ・・そう。でも・・じゃあどうやってプロレスを覚えたの?」

菜都美「な・い・しょ!あたしに勝ったら教えてもいいよ。」

ひかり「むうん・・・。(ちょっと生意気だけど・・いいか。怪我だけ気をつけて・・。)」

菜都美「いっとくけど・・ひかりちゃんよりは強いよ。えっへん。」

ひかり「な?・・あ・・あのね・・・。むか。」

菜都美「言ったでしょ?ファンだって。うふふん♪」

 踊らんばかりにうれしそうな菜都美は、くるくる回って喜びを表していたが、やがてリングに走っていき、ぽんとジャンプ!トップロープをつかんで楽々リングイン!驚くひかりを尻目に、制服を脱ぎ、スポーツバックからリングシューズを出してひもを手慣れた感じで結んでいる。脱いでみると意外に着やせしていることが分かった。

ひかり「いい体つきね。柔軟そうで、結構筋肉があって・・。へえ、バランスいいね。」

菜都美「ひかりちゃん!!ぼ〜〜〜っとしてないで早くおいでよ。」

 菜都美は背はややひかりより低いが、ジャンプ力はありそうだった。まだ着替えていなかったひかりは、羽織っていたTシャツを脱いで、体操服にブルマ姿でリングイン。慎重にロープをまたぐ。その様子を実にうれしそうに見ている菜都美の視線が熱い。照れくささを振り払うように、菜都美に近づく。

ひかり「じゃあ・・15分だけね。それ以上は部室の使用時間にかかるから・。」

菜都美「はあい!5分もあったらいいんだけど・・3倍遊べるね。うふふ。」

ひかり「な?・・もう・・イヤなこと言うんだから。め!」

菜都美「始めましょう。レフリーは無しね。いるわけないけど。15分1本勝負!」

ひかり「はいはい!タイマーはセットして・・。じゃ・・いくよ。」

 菜都美は、やや薄い茶髪をツインテールにまとめている。紅いリボンで可愛く縛っている。コスチュームは、やはり鮮やかな紅のツーピース。ピンクのフリルがアクセントで突いている。あちこちに黒い蜘蛛がはっているのがやや不気味だ。
 ひかりは、いつものようにエメラルドのバンダナで前髪をさばき、定番の白い体操服に紺ブルマだ。じわっとはみ出している蒼いショーツが子どもっぽい。胸の大きさで菜都美に負けているのがご愛敬か?
 やがて・・自動タイマー付ゴングが鳴った。「カアアアアアアアアアアアアアン!!」

ひかり「えい!!ロックアップ!がっしい!!うううん!!あん!」

菜都美「ふふ。間近で聞くと本当に可愛いだから・・!ふ!」

ひかり「きゃ?!息を吹きかけないで・あん!・・ううん・・むうう・・・。」

 懸命に押すひかりが力んでいるが、びくともしない菜都美。余裕で支えている感じだ。

ひかり「くう・・・んん・・んんん!!押しているんだけど・・?動かない。・・うん!」

菜都美「いい顔・・耐えている感じがいいわ。がんば!ひかりちゃん・・!!うふ。」

ひかり「むっか・・!!何よ・・ちょっと強いからって・・馬鹿に・・!!く。」

菜都美「ほら!しっかりして・・中学生に押されているよ?ぐいぐい!また下がる。」

ひかり「あん!・・ずり・・ずり・・!!うううん!」

菜都美「ふふ・・あとがないよ?ひかりちゃん・・。ほらほら・・!!えい!!」

 突然押していた力を抜いたかと思うと、菜都美は手首を返して組み合っていた指を裏返しひかりの指にダメージを与える!痛がったひかりが力を抜いた瞬間、ぽんとアームリストスープレックス!背中にねじ上げ、体を乗せて投げ固める!

ひかり「きゃああ!!ずっしん!あん・・いったあ・・。」

菜都美「あ〜〜あ・・もう投げられちゃって・・!めめ!悪い子ね、ひかりちゃん!」

ひかり「わ・・悪い子だなんて・・どこが悪いのよ?いった・・あ? 」

菜都美「中学1年生に生に投げられる高校2年生なんて・・めですよ!!えい!」

 受け身を取れず背中が痛いひかりは、菜都美の素早い動きと意外なパワーで押され、次々にボディスラム、逆エビ固め、キャメルクラッチ等、基本技を中心に責められる。足腰を責めるオーソドックスな責めだが、ひかりが苦しむ声を出すと恍惚として聞き入っている。その顔が見えないひかりは懸命に反撃を開始した。

ひかり「やったわね。ええい!!喰らいなさい!」

ドロップキックの連発!ようやくいつものペースに持って行く。

菜都美「きゃあ♪いったああい!きゃあ!!ああん!いやあん!・・きゃあ!」

ひかり「あれ?当たっているのに・・手応えがないって言うか・・?」

菜都美「えへへ・・そんなキックじゃ効かないわ。もっとどんどん蹴って!ほらあ!」

ひかり「悔しい!!ええい!とお!やあ!!」

蹴っても蹴ってもけろっと起きあがってくる菜都美に、あせるひかりは距離を間違えとうとう自爆!

菜都美「あっれえ?ひかりちゃん・・もう疲れちゃったの?しっかりしないと。」

ひかり「い・・言われなくない!!くう!!あいたた・・。」

菜都美「ひかりちゃん・・ドロップキックはこうするのよ?覚えていて!!とお!!」

ひかり「え?ひゅん!!はや・・!!!どっか!!ぐは!・・いった・・!え?ぎゃ!」

菜都美「受け身はしっかり取るのよ菜都美・・ほらあ!!そっれえ!!やああ!!」

ひかり「ぐえ!!ずっだん!・・・うぐぐ・・!!まだよ・・え?きゃう!ズダン!」

 素早く的確に当たるドロップキック!ダウンするたびにひかりの胸には隠し切れないダメージがたまっていく。10発連続で喰らうとさすがに起きてこられないひかりは、片足をたてて、髪をかき上げながらリングに伸びてしまった。
 体操服の裾がまくれておへそが見える。白い肌がむき出しだ。うっとりする菜都美だがさらに攻撃を加える。

菜都美「おっとひかり選手!!ダウンです!!中学生にダウンを奪われた!大丈夫?」

ひかり「・・あん・・くう・・解説しないでよ。・・ううん。」

菜都美「立てません!ダウンです!すかさず攻撃を加える菜都美選手!ええい!」

 菜都美がひらりっと跳んでエルボー、ギロチンをぽんぽん落とす!そのたびにひかりの肢体が跳ね上がる!

ひかり「ぐえ!がは!うぐ!あぐ!はう!かはあ!」

菜都美「ふふ。かっわいいんだから・・・!悶え方がたまらないわ。じゅる!えい♪」

 さっそくフォールを取りに行く菜都美は、ひかりの足を固める片エビ固め!

菜都美「ひかり選手、フォール負けか?カウントが入る!ワン!・・・ツー!」

ひかり「がば!くう・・。負けて・・たまりますかぁ・・。くん。」

菜都美「だめよ。ひかりちゃん!まだ5分もたってないわよ。」

ひかり「はあはあはあ・・そんな・・!!強い・・。強すぎるわ。いったい?」

菜都美「不思議そうね。あはは!たっのしい!!」

 ツインテールの髪を跳ね上げながら菜都美は楽しそうだ。深紅のツーピース水着が躍動し、体操服のひかりを圧倒する。

菜都美「5分経過・・!おっとひかり選手!コブラです!とらえられましたぁ!」

ひかり「うっぐうう・・!!ノー!ノーギブ・・!!ぎしぎしぎし!」

 動きが鈍ってきたひかりを今度は拷問関節技のオンパレードだ。菜都美はあえて密着しての関節技を選択して苦しめる。ぎしぎしっと肢体がきしむ感触を味わっているようだ。

菜都美「こうやって・・肢体をねじ曲げ、可愛い声で鳴くひかりちゃん!すてき!」

ひかり「ぐええ!い・・いや・・そんな目で見ないで・・・ああ!!」

 汗がひかりの肢体をしたたり落ちていく。リングにぽたぽた落ちシミを付けていく様子がたまらない菜都美は絞り上げる!

ひかり「うぎゃあ!!ああ・・!!ギブ・・?!むううん!!」

菜都美「だあめ!まだよ。まだまだ菜都美と遊んでくれなきゃいや!ぎっし!」

涙を浮かべて悶えるひかりの口をさりげなく塞いでギブアップを言わさない。ぽんぽん叩いてタップすると無視する!本当にグロッキーになる前にすっとはずしてしまう。卍固め・・ストレッチプラム・・吊り天井・・次々にかけてははずし、かけてははずす!

ひかり「ふふ。ひかりちゃんって・・弱いんだから。でも・・スタミナはあるね。」

菜都美「はあはあはあ・・はあはあはあ・・。な・・何のつもりなのよ?・・。」

 息も絶え絶えのひかりが涙を浮かべながら尋ねる。ひかりは、攻撃をやめ、ひかりのあごをつかんで見据えると、言い放った!!

菜都美「だってえ!あたし・・ひかりちゃんを・・な・ぶ・り・た・い・もん!!!」

ひかり「え・・・?そ・・そんな!!」

菜都美「ひかりちゃんは・・菜都美の獲物!!ひかりちゃんを子猫宣言しまあす!!」

ひかり「こ・・子猫ってどういうこと・・よ・・?はあはあはあ・・。」

菜都美「それはね・・菜都美のね・・スパーリング相手を務めること!」

ひかり「スパーのパートナーを・・?何で・・はあはあ・・こ・・子猫?」

菜都美「パートナーじゃないもんねぇ!な・ぶ・る・の!うふふん♪」

ひかり「い・・いやああああああ!!!やめ・・ぎゃふ!!」

 菜都美のとどめが始まった。まずは膝蹴りでうつむかせる。すかさず頭を太ももに挟んでパイルドライバー!

菜都美「ずっしいいん!ひかり選手、リングに突き刺さりましたぁ!あは☆」

ひかり「ぐむう・・・。あん・・・。ずずううん!!・・ぴくぴく・・。」

菜都美「ほらほら・・まだ寝ていいって言ってないでしょ?起きな!」

ひかり「・・・う・・ううう・・・・。ぐぐ・・・。」

 あとはまさしく・・なぶり!!紺ブルマをしっとりと汗で濡らして悶えるひかりを時間いっぱい責める!起きあがったらラリアット!引き起こしてのブレーンバスター!寝たところをフットスタンプ!転がるところをサッカーボールキック!ぐったりしたところをロープに貼り付け、メキシコ流関節技・タランチュラ!場外からロープ越しに足で絞められ両足は菜都美にがっちりホールド!背骨をぐりぐり!

菜都美「ええと・・ひかり選手は紺ブルマの股間を菜都美ちゃんに見せつけています!」

ひかり「い・・いや・・あ・・ぶくぶく・・!!苦しい・・ぐるじ・・い・・。」

菜都美「うふふ・・いい眺め!これがしたかったのよね。ずっと!」

ひかり「あん・・。そういえば・・中学時代に・・私をじっと見てた変な子がいた・・。」

菜都美「ずううっと見てたのに・・気が付かないんだから。えへへ。」

ひかり「ぐええ!!・・・ギブ・・・。」

菜都美「そろそろ・・楽にしてあげるね。そろそろ時間だし。」

ひかり「・・・・・・・・・・・・・・・。も・・もう・・。」

菜都美「はい!どさあ!起きて・・。えい!背中に担いじゃった。あはん♪」

ひかり「あ・・・っぐう・・・。うぎゃああああああああ!!!」

菜都美「アルゼンチン・バックブリーカー!!女子高生、中1に敗北か?ぎしししし!」

 とどめは、力の差を見せつける大技!背後を取られ首と膝を押さえられては身動きが取れない!完全に仰向けになったひかりは、体操服をめくれる恥ずかしさとブルマの股間を広げられ揺すられる屈辱に悶える。やがて・・ぐったりと手足を伸ばしきり、だらりとなるひかり。頭上のスポットライトがまともに目に入る体勢で、視界がぼやけていくのを感じていた。

菜都美「ん?・・終わりかな?ゆっさゆっさ!ずっしんん!膝を突いてみました・・?」

ひかり「ぐあ・・・・・。がっくう。だらあん・・。ぴくぴく・・・。」

 真下に向けて膝立ちに落とし、ぐいんと背骨をへし曲げてみせる菜都美の拷問責めが極まってひかりは失神!!どさりと落としたひかりを膝フォールしてみせる菜都美。いつの間にか仲間がビデオを撮っていたのだった。リングの真上天井にまで仕掛けたビデオは、菜都美の宝物となったのだった。

菜都美「えっへん!どう?なぶられた感想は?あ〜〜〜あ!失神しちゃって・・め!」

 声もなく伸びてしまったひかりは、このあと菜都美のお持ち帰りとなったようだ。理想のスパーリングパートナーを手に入れた菜都美!果たしてひかりにリベンジはあるのか?


N女子学園中等部 翠川 VS N女子学園高等部部 高梨
○翠川菜都美(14分59秒 アルゼンチン・バックブリーカー→失神)高梨ひかり●




第1章 了
 

 

 

 

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