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女子高生ケンカバトル

由佳VS文香、体育祭の決闘編

 


斎藤由佳と新村文香は、神奈川県内の某、私立高校の同級生・・・
二人の間には、特別な事は、存在しなかった。



由佳は、噂話が好きでいつも噂を気にするミーハ―な女の子。
文香は、普段は、大人しく勉強に恋に一生懸命な女の子で、他の高校に交際中の彼氏がいた。



ある日、二人の仲を決定つける事件が起きた。
休み時間、由佳が仲の良い友人と談笑をしていたら、文香の話題が出てきた。

「ねぇねぇ・・・そういえばさぁ〜最近しったんだけどぉ〜、文香に彼がいるそうよ。それがさぁ〜あのバカ高校の男子なんだってぇ〜・・・」
「めちゃ、ださくないぃ〜」

由佳は例のごとく、噂話をはじめた。

「あぁ、そうそう・・・私ね・・・昨日文香と、その男子が歩いてるの見かけたわよ」

由佳の友人が追い討ちをかける。

たまたま、トイレから戻ってきた文香の耳に、その話が聞こえていた。

「ちょっと待ってよっ・・・」
「私が、どこの誰と付き合うかは、私の勝手でしょ?」
「あぁ〜!そぉ〜かぁ〜!」
「由佳は、彼氏がいないから、羨ましいんだぁ〜!」

文香は、由佳に対して勝ち誇ったように言い返した。

「なんだ!こいつぅ〜!」
「いくら何でもねぇ〜!」
「あんな学校の人なんかぁ〜!!」

由佳は、あくまで文香を見下した口調で、言った。

(キ〜ンコォ〜ン!カァ〜ンコォ〜ン・・・・)

授業開始のチャイムが鳴り、先生が教室に入ってきた。
二人は、睨みつけあったまま、仕方なく席に着いた。

「(ざけんなぁ〜!由佳っ!絶対許さない!)」

文香は、心の中でそう呟いた・・・



それ以後、文香と由佳は、お互いを意識するようになった。
そして、何ヶ月経ったある日・・・
体育祭の日が来た。

「さぁ〜!3年生女子による騎馬戦です!」

場内案内が、響き渡る・・・
由佳と文香は、紅白に分かれ入場してきた・・・
(白のTシャツに、ハーフパンツ姿の体操服)

「パァ〜ン!!」

競技開始の合図とともに、勢い良く紅白の騎馬がぶつかる・・・
文香は、これぞチャンス!とばかりに、由佳を集中攻撃した。

「え〜い!」

由佳と文香は、互いの手を掴みあって激しく激突!!

「あっ!!」

由佳は、文香の執拗な攻撃に頭の帽子を取られた上に、バランスを失って騎馬の上から突き落とされた。

「んんぅぅぅ・・・こいつぅ・・・」

由佳は、文香にやられた悔しさと憎しみで一杯の目で文香を睨みつけた。

パァ〜ン!パァ〜ン!!

競技終了の合図が響く・・・

「(むふ・・いい気味・・・)」

文香は、心の中で呟いた。



競技が終わり、二人は自分のクラスの観覧席に戻った。



由佳は、文香に近づき、

「ねえ・・・文香!」
「ちょっと、顔かしな」

憎しみで満ちた目つきで文香に言った。

「由佳、何よ!」
「うん!いいわよ!」

文香は、軽く頷き、そう返事をした。

「付いて来な!」

由佳は、文香を連れて学校の隣の空き地にいった・・・



空き地に着いた二人。
互いの間合いを取って、睨み付け合う二人・・・

「さっきの騎馬戦・・・何のつもり?」

怒りに満ちた口調で、由佳が口火を切った。

「仕方ないでしょ。騎馬戦なんだもん。」
「みんなケンカみたくなってたじゃない」

文香は、あくまで白を通した。

「あら?」
「私だけ、狙って・・?」

目を剥き出して、問い詰める由佳。

「あんた、私に文句あるの?」
「私が、あそこの高校の子と付き合って悪い?」
「ねぇ・・・聞いてるのよ」
「彼氏のいないくせに、偉そうなこと言ってるんじゃないわよ!」

文香は、今まで根に持っていた事を口にした。

「悪いも何も・・・あ〜ダサ・・・」
「私に、彼がいなくて悪かったわね!」

「あ〜ムカつくぅ。」
「ここで、決着着けようじゃないの?」

文香は、とうとう、頭にきた。

「あ〜望むところよ!」

由佳は、願ったりかなったりというか、不敵な笑みを浮かべた。

「ひとつ言っておくけど」
「その性格、変えないと彼氏できないわよ!」

文香は、由佳に追い討ちをかける。

「ふん!余計なお世話よ!」
「ダサい男なんか・・いらないわ!」

由佳は、呆れたように言い返す。

「ふざけた事ばかり言ってるんじゃないわ!」
バシッ!(由佳の頬を平手打ち)

「いきなり、何すんの!」
バシッ!バシッ!(文香の頬を往復ビンタで、お返しする由佳)

「やったわね!」
「今日という今日は、許さないからね!」
(由佳の体操服を掴んで思いっきり押す文香)

「わっ!」(文香に押され少し、後ずさり)
「文香っ!絶対許さない!」
「私、あんたが大嫌いなの!」
(由佳の髪を掴む)

「私も、あんたが大嫌い!」
(文香の髪を掴みあげる由佳)

(二人は、髪を掴みあったり、手を掴みあったりで・・・激しい取っ組み合いになる)



「もう、怒ったわ!」
「この、最低女!」
(文香は、こう言って由佳を激しく押す)

「何が、最低女よ!」
「この!クソ女!」

二人の取っ組み合いがしばらく続き、体中汗だくになる。
体操服は、乱れまくり髪も乱れている。
そうこうしてるうちに、由佳は、文香の腹に膝蹴りを入れる。

「キャ〜〜〜!」

文香は、うずくまるように倒れる。

「この〜〜!」
「もう怒ったわ!」

文香の上に馬乗りになる由佳

「うわ〜〜〜!」

文香は、バカ力を出し、由佳を落とすとゆっくり立ち上がる。
由佳も振り落とされたが、すぐに立ち上がる。

「はぁ、はぁ、はぁ・・」

二人は息を切らし肩で呼吸をしている。
二人は、互いを睨みつけながら服の乱れをなおしている

「ふ〜〜ん!」
「大した事ないじゃないの?」

由佳は、腰に手をあて文香を挑発

「るせぇ〜!」
「私だって、本気出したら強いのよ!」

文香は、由佳に向かって飛び掛り髪を掴み、引っ張りあげる。

「あっ!い、痛いっ・・」

文香に髪を引っ張り上げられ、顔を歪めるが、文香の髪を掴みあげる。


二人は、髪の引っ張り合いをしたり互いの手を掴みあったり互いに引こうとしない。

「うぐ!うぅぅぅ・・」

文香の膝蹴りが、由佳の溝落ちに抉りこむ。
由佳は、腹を押さえながら前屈みになる。

「このやろ〜っ!」
「はぁ、はぁ、はぁ・・・」

由佳を地面に思いっきり倒す。
しかし、由佳は、女の意地で立ち上がろうとする。

「くそーーっ!」

由佳は、文香に飛びつき文香を倒しに掛かる。


女の意地だけの勝負になり、膝立ちでの取っ組み合い。
体操服は、汗でびしょ濡れで、互いの汗が滴り落ちる。

「ぜ、絶対に負けないんだからぁ〜」

上半身だけの取っ組み合いは、次第に殴りあいになり、文香は、由佳の胸を殴る。バシッ!!

「うぐっ!」

「ゴホ!ゴホ!」文香のパンチが胸を直撃し、咳き込む由佳。

「このやろぉ〜!」

由佳は、文香の下腹部にボディーブロー!ドスッ!

「あぐぅぅ・・」

文香は、腹を押さえながら崩れるように倒れこむ。


隙をみて立ち上がり、文香を踏みつける由佳。

「このバカ女め!」グリグリグリ・・・

「い、痛いぃ〜!」
「も、もうやめてぇ〜!」

「参ったかぁ〜!」
「このやろ〜〜!」

由佳は、文香を踏みつけたまま、両手を腰にあてて仁王立ち。

「もう、止めて!」
「お、お願いだからぁ〜!」
半泣き状態で頼み込む文香

文香の髪を掴みあげながら
「甘いんだよ!」
「手をついて謝れ!」

由佳に髪を引っ張り上げられながら睨みつける目線で
「ご、ごめんなさい・・・」

「むふふ・・・」
「そう、それで良いんだよ!」
「それっ!」ドスッ!

最後に、文香の体を思いっきり蹴り上げる由佳。

「うぐっ!!」

腹を蹴られ、倒れこむ文香

「ずっとそうしてろよ!」
「バ〜カ!」

文香をそのままにして、立ち去る由佳・・・



続く・・・・

 

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