軽快な音楽、薄暗さを残しつつも、眩いばかりの照明が取り付けられ、金属の擦れあう不協和音に、手を叩いて一時の勝利を喜ぶ者、全財産を無くし、気力すら目の前の機械に注ぎ込んでしまったかのような者。
一枚のカードに一喜一憂し、アルコールと煙草の臭いが人の心を高ぶらせる。
大した価値の無いコインを大切に、かつ乱暴に扱い、そして、偽りの、儚い夢を与えてくれるその場所は、いつも通りの賑わいを見せていた。
その中で、男達がポーカーのカード以上に注目する存在があった。
それは、長い金髪の、抜群のスタイルをバニーガールの衣装に無理やり押し込み、トレイにカラフルなカクテルを載せて台の隙間を縫うように歩いてくる女性であり、本名かは分からないが、シェリーと名乗っている。
そして、もう一人、その店の人気を二分する女性がいる。
それは、言語留学に来た日本人で、名前をエイコと言った。
こちらも本名かは分からないが、おかっぱというか、肩口で切りそろえられた黒髪の美しい、やや細身の女性で、多少、シェリーに比べれば胸元が寂しいが、同じ衣装を着ていた。
共に、美しく、そして、対照的であるが故に、その店での人気を二分していた。
当の二人は、どちらもプライドが高く、自分こそが一番に見えていた為、衝突が絶えず、そのせいで客の間にも二つの派閥が出来る始末だ。
シェリーのファンがポーカーで勝てば、エイコのファンはスロットを揃え、あらゆる面で争う事が長く続いていた。
そんなある日、店が営業を終え、短い休息の時間となった時、事件は起こった。
エイコが大事にしていたネックレスが無くなり、それと同じものをシェリーがしていたのだ。
当然、それを発見したエイコは怒り、シェリーに詰め寄ったが、シェリーは貰い物だと言うばかり、その様子が惚けたものだった為、ちょっとした言い争いは引き返しのつかないところまで発展してしまっていた。
まだテーブルに置いてあった、飲みかけのカクテルのグラスが、中に入っている赤い液体と共にエイコに飛んで行き、お返しとばかりに灰皿の灰がぶちまけられる。
店の服のままであったが、そんな事はどちらも気にせず、二人のいるその一角だけが悲惨なほどに汚れていた。
最初は物の投げあいであり、それから、手が出るまでには大した時間が掛からなかった。
エイコの手が、シェリーの服の胸元を掴むと、シェリーもエイコの髪を掴む。
何が何だか分からない呻き声を上げながら服を引っ張り、髪を引っ張り合う二人は、周りが何も見えていなかった。
長いと言えば嘘になるが、決して短くは無い時間の後、その騒ぎを聞きつけた店のオーナーが、二人の店員を伴ってその場所に現れる。
そこで、一種のこう着状態が破れてしまった。
エイコの服を引っ張っていたシェリーが、慌ててエイコから離れようとした瞬間、その服を下に摺り下げてしまったのだ。
「キャアアアアアアアア!!」
甲高い悲鳴を上げてしゃがみ込むエイコ。
そして、その瞬間しか見ていなかったオーナーと店員の視線が、シェリーに突き刺さる。
シェリーからすればいい迷惑だったろう。
知り合いから『貰った』ネックレスを身に付けていたら、エイコに文句を言われ、結局、『反撃』したら非難された。
事実はどうだか分からないが、本人はそう信じ込んでいた。
胸がはだけた姿のエイコを見るのが気後れするからという理由かもしれなかったが、三人の視線は自分に、それが羨望や陶酔といった感情でならともかく、非難されているのだから。
そこで、悔し紛れに、
「そんなあるのか無いのか分からない胸を見られても恥ずかしいの?」
と言ってしまい、それが更に三人の視線をきつくする。
そうだ、元々この店の人間は、こんなどこの馬の骨とも分からない東洋人を贔屓しすぎる。
そんな事を考え、「自分は悪くない」とだけ言い残して、シェリーはその場を後にした。
次の日、さすがにエイコと話はしなかったし、何度か顔をあわせてもそっぽを向くだけだったが、それ以上に店の雰囲気がシェリーには重く感じられた。
ここには、仲のいい人もいる、軽い挨拶やジョークを交わす相手もいる。
だが、その日は誰もが自分を非難している、そんな気がしていた。
そして、その元凶であるエイコ、あの純情ぶったいけ好かない女、をどうにかしたい、この苦しみを何倍にもして返してやりたい。
そう思っていた。
その気持ちを確認したシェリーは、素早く、店に備え付けの紙ナプキンに、ペンでササッと走り書きをした。
そして、それをトレーの裏に隠し持ち、密かにエイコに渡す。
トレーを渡された瞬間、その裏の紙に、ちょっと驚いた様子を見せたエイコだったが、すぐに首をかしげながら、そのトレーを持って立ち去った。
その紙には、『今夜、閉店後すぐ、ブラックジャックの台の横まで来なさい、逃げたりはしないように』と書かれている。
あれを見れば、プライドだけは高いあの女の事、絶対に怒って来るだろうと考えて、シェリーは自分目当てに常連になった軽薄な男の相手をする為、軽い足取りで歩いていった。
その紙を人のいないところでこっそりと見たエイコは、憤然としてそれをぐしゃぐしゃに丸め、引き千切った。
あの女は、恥知らずにも人の服を人前で脱がしたあの薄汚い売女は、あれだけの事をやってまだ、自分が被害者だと考えているらしい。
泥棒ならば証拠が無かった、普段の態度も我慢できる、だが、よりにもよって人を呼び出すとは、真っ当な神経を持っているのかさえ疑わしかった。
今自分がいる所、カードを切る音と、それをめくる音がするその場所に、よりにもよってあの女に呼び出された。
まったく、吐き気がする。
だが、行かなければ、あの恥知らずな泥棒女にだけは、逃げたなどと笑われたくは無い。
そうだ、これは正当な復讐だ、人に恥をかかせた恨み、何倍にしても返しきれないが、それでも少しは足しになるだろう。
そう考えながら、言葉が通じずに迷っている日本人旅行者に、生まれ故郷の言葉である日本語で話しかけ、いつも通りの笑顔を浮かべていた。
あっという間に、夢を掴んだ者も、掴んだ夢を手放した者も、さては夢を見るだけだった者もいなくなり、その暗さを演出するオレンジの照明が殆ど落とされたホールで、二人の女が対峙していた。
その二人は、当然ながらシェリーとエイコ。
どちらも夜叉のようではないが、人一人殺せそうな形相で、仕事の時の姿のまま、そこにいた。
「よく逃げなかったわね」 「逃げる? 勝手に呼び出しておいて、勝手な事ね」
ちょっとした会話も、その空間の密度を増すだけだった。
空気が重い、息が苦しい、水の中にいる浮遊感とは全く逆の、それでいて息苦しさだけはどこか共通するその場所で、二人は見詰め合ったまま、30分近く動かないでいた。
ひょっとしたら、動いた結果がどうなるか、少しは分かっているのかもしれない。
そして、それを恐れているのかも・・・・・
切っ掛けが無く、そのせいで動けない二人は、互いの唾液が喉を通る音だけしか聞こえない時間を過ごしていた。
そして、運命のいたずらなのか、遠くから、バタンというドアが閉まる音が聞こえ、次の瞬間、ビデオの一時停止が切れた時の様に、二人は相手に飛び掛っていた。
「このっ!! 昨日は!!」
「うるさい!! っの!!」
お世辞にも美しいとは言えない暴言が飛び交い、綺麗にセットされていた髪が乱される。
口紅は擦れてしまい、本当に夜叉を連想させる顔になった。
兎の耳は最初に外れ、いくつかのオプションは床へと落ちている。
力ではシェリーの方が、上背もあって有利だが、格闘技の経験など皆無の二人は、ただつかみ合うだけだったので、少し腰を曲げないとうまく相手を掴めないシェリーの方が、少し不利にも見える。
ただ、どっちが有利かを断言するには、二人の動きはあまりにも無茶苦茶で、その行動も合理的ではなかった。
「っく、あ、キャッ!」
エイコのヒールが折れ、バランスを崩す。
掴みあった二人は、そのまま倒れ、まだ砂の残った床へと叩きつけられる。
「っつ!!」「っあう!!」
よろよろと、頼りない動きで、なおも相手を掴もうとするエイコ、その動きに反応し、その手を阻もうとするシェリー、そんな二人の戦いは、なおも続く。
「あんたがこけたりするから、これだから鈍くさい・・・・・」
「うるさい、あんたが引っ張ったからでしょう!!」
倒れたまま、髪を引っ張り合う二人は、そのまま器用にも起き上がり、舌戦を続けつつも相手の髪を引っ張り続けた。
その言葉は代わり映えのしない単調で、やはり聞くに耐えない悪言雑言の数々だったが、髪を引っ張る手には、更に力がこもっていた。
だが、膠着状態に「キレた」シェリーがエイコの腕を掴み、そのまま自分の歯で噛み付く。
「あぁっあああああ!!」
痛みで叫び声を上げ、慌てて腕を振り解き、後ろに下がるエイコ、そんなエイコを荒い息で睨みながら、次の攻撃を狙うシェリー。
「な、何するのよ!!」
「ふんっ!! あなたが悪いのよ・・・・・」
既に、二人はまともな思考が出来なくなっていた。
ヒールが片方折れたハイヒールを脱ぎ、裸足になったエイコは、その言葉に脳が沸騰するほどの怒りを覚え、訳も分からぬまま、シェリーに向かって突っ込んでいった。
それは、シェリーにも意外だったらしく、思わず一歩下がってしまった。
そしてそれは、最悪の選択であった。
エイコの体重は決して、平均から考えても重くは無いが、勢いが付いていれば人一人倒すだけの重さになる。
そして、一歩下がったシェリーには、それを受け止める事も、やり過ごす事も出来はしなかった。
飛び掛ってきたエイコを支えきれず、後ろに倒れるシェリー。
後頭部を床にぶつけ、鈍い音が響いた。
「あ・・・・あっく!!」
そのまま、体をくねらせて、痛みを振り払おうとするが、そんな状態のシェリーは、エイコから見れば、まさしく獲物であった。
適当かつ、滅茶苦茶に腕を振り、殴るというよりも叩くに近い形で、自らも半ば座り込んだまま、シェリーに攻撃を加え続けるエイコ。
そのまま、いつまでも続けていれば、シェリーは何も出来なかっただろう。
しかし、エイコの攻撃は弱く、有効な打撃はその内の半分も無く、出鱈目な狙いのせいで、固い骨すら殴ってしまっていた。
そのせいで、すぐに攻撃は止まる。
肩で息をして、赤くなった手を庇うようにする。
その姿は、あまりにも無防備で、今まで理不尽な攻撃を受け続けていたシェリーからすればまさに、獲物となっていた。
「ぁ!ぅ!・・・・・・・・・・・・!!」
聞き取れないような叫びを上げ、蛙のように、傍から見ればとても無様に、エイコに飛び掛るシェリー。
疲れ果てたエイコには、その動きは全く視界の外の事であり、十分な思考が働くには、脳の酸素が足りなかった。
何が起こったのか分からない、気が付けば組み敷かれ、腹に拳が迫っている。
「あぐっ・・・・!!」
最初に感じたのは頭痛に似た違和感だった。
次に、腹痛の時にも似た妙な苦しみが、そして、最後に気が付いたのは痛みと、嘔吐感が続く。
最後に、胃液が喉までこみ上げてくる感じ、だが、結果的には、それほど大した事は無かったようで、唾液が口から溢れ、激しく咳き込むだけだった。
それでも、苦しみに悶絶するエイコの姿は、シェリーの嗜虐心を刺激したらしく、シェリーの腕が再び振りかぶられた。
人は、普通ならば無意識に手加減してしまう。
怒っていても、相手が防御出来るような場所を攻撃したり、当たっても比較的被害の少ない、そして、見えにくい場所を攻撃するものだ。
そもそも、顔に攻撃する人間は殆どいない。
したとしても、頬への攻撃が殆どだ。
シェリーもエイコも、格闘技の経験が、痴漢から身を守る為の護身術の講習会のような場所で軽く説明を聞いた程度であり、喧嘩に明け暮れるわけでもない生活を送っている。
そう、普通なら、その振り上げられた腕は腹へと落ちるか、それ以外でも、なるべく被害の少ない場所に落ちるはずだった。
しかし、それは、真っ直ぐに・・・・・・エイコの顔の、丁度中央、形のよい鼻へと向かっていた。
「ひぎゃっ!!」
ゴッ!!
わずかに狙いがそれたのか、鼻を潰す事は無かったが、それでもその痕は悲惨な状態であった。
鼻は微かに曲がり、左目の下には痣が出来て、その鼻からは鼻血が溢れ出している。
その血がエイコの口に入ったのか、激しく咳き込み、それは、エイコにその場から這ってでも逃げようという気を起こさせていた。
殺される、あの女は自分を殺す気だ。
正気の人間の目ではない、あれは狂気に取り付かれた、残虐な殺人者にも似た、そんな目だ。
自分は何て馬鹿な相手に喧嘩を売ったのだろう、あの女は狂っている。
這って逃げるエイコは、気が付けば、ポーカーの台へと追い詰められていた。
左右へは逃げられない、自分がどちらかに頭を巡らせた瞬間、あの女は、男の前では媚を売る癖に、本性は最悪なあの女は、自分の体を三度、殴るだろう。
追い詰められた瞬間、無意味に冷静な思考が頭の中で展開された。
恐怖で加速された思考は、逃げようと叫びながらも、逃げられないと訴えている。
なら、どうするか?
ここで泣いて許しを請えば、意味は分からないかもしれないが、土下座をすれば、
限りなく卑屈に、シェリーの戦意を奪うほどに、その足元にすがり付けば・・・・・・
それは、完全な敗北であり、自分自身を貶める行為だ、だが、それ以外に方法が思いつかない。
そんなエイコは、ふと、自分がまだ殴られても、掴みかかられてもいない事に気が付いた。
目の前には、確かに、真っ青な顔のシェリーがいる。
真っ青?
そう自問したエイコは、再びシェリーの方を、今度は注意深く観察した。
その唇が、小さく震えて、何かの言葉を紡いでいる。
耳に神経を集中し、それを聞き取ろうとする。
そうすると、
「わざとじゃない・・・・自分は悪くない・・・・挑発するから・・・・先に手を出したのは・・・」
という内容が、断片的に聞こえた。
シェリーは、エイコを殴った事による拳の痛みと、その結果、エイコの顔に残った痣を見て、一気に熱くなった頭が冷めてしまったようだ。
そうして、自分の今までの行為、普段ならどんなに頭に血が上っていても絶対にしないようなその行為に狼狽していたのだった。
エイコは、そんなシェリーに向かってゆっくりと、もったいぶったように立ち上がった。
単に今までの痛みで機敏に動きにくかっただけだったが、その姿は、シェリーにとっては恐ろしいものだった。
頭に手を当てて、首を振りながら、怯えて後ろに下がる。
片手はエイコの動きを阻むように前に突き出され、それが唯一自分を守ってくれる盾であるかのように、必死になっていた。
ドンッ!!
エイコが追い詰められていた台とは反対側にある台、そこにぶつかって、シェリーは動きを止める。
その間も、エイコはゆっくりとシェリーとの間合いを一歩、また一歩と縮めていた。
痛み、苦しみ、それらが抜けきらず、フラフラと歩くエイコ。
それを死神のように怯えて、必死に逃げようとするシェリー。
一瞬前とは全く逆の構図が出来ていた。
「イ、イヤァーーーーーー!!」
パンッ!!
絹を裂くような、甲高い悲鳴は拳銃の発砲時にも似た音が同時に続き、そのシェリーの目の前では、エイコが頬を押さえてよろめいている。
恐怖のあまりシェリーが出した手が、偶然エイコの頬を捉えていたのである。
これがそれだけなら良かったのだが、生憎、この場を見守っていたであろう神は、他にもちょっとしたいたずらを仕掛けていたのだった。
シェリーの掌に、エイコの頬を打ったその掌には、ベッタリと、エイコの鼻血が付着していた。
いや、それは唇を切った血もあったかもしれない。
だが、どちらにしろ、真っ赤ではないが、白い掌をまだらに染めたエイコの血は、シェリーに更なるパニックを呼ぶ結果にしかなりえなかった。
「¥×%#%$△&=%!!」
何と言ったのか、シェリーは聞き取る事が出来なかったが、謎の叫び声と共にエイコの手がシェリーに振り下ろされる。
『何するのよ、痛いわね!!』
エイコは、日本語でそんな事を言っていたのだが、日本を東洋の島国としか知らないシェリーには、その意味は理解不能だった。
いや、意味は分かっていたかもしれない。
どこの言葉でも、状況や身に纏っている殺気から、その意味自体は分かりそうに思えた。
そして、たとえ日本人であっても、その言葉を正しく聞き取れたとは限らない、そんな叫びであった。
シェリーに迫るエイコの攻撃に、横に崩れるように倒れるシェリー。
動きはしない。
倒れたまま、口の中に広がる鉄の味に吐き気すら覚えながら、自分の体の感覚がおかしくなっているような、そんな感覚を感じながら倒れているシェリー。
肩で息をしながら、溢れすぎた怒りのせいで殆ど何も考えれない状態のエイコ。
不自然な、そして、限りなく危ういバランスの上に成り立ったこう着状態だった。
もし、シェリーが下手に動けば、エイコは迷わず攻撃に移るだろう。
もし、エイコが下手に追撃をかけようとすれば、それでもシェリーは何らかの行動に移るはずだ。
その時の二人の頭の中は、シェリーは恐怖で、エイコは怒りで、それぞれ空っぽだった。
血まみれではないが、所々に出血はあり、全身に出来た痣は痛々しい。
二人の美貌は見る影も無く、少しでも理性が残っていれば卒倒してしまいそうだった。
ゆっくりと、限りなくゆっくりと時が動く。
知らず知らずのうちに一歩踏み出していたエイコはシェリーに腕を伸ばし、起き上がりかけていたシェリーは這ってでも逃げようとする。
後は・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それから一ヶ月程度の時間が過ぎ、その場所には客の視線を一身に集める女がいた。
ブロンドの髪の、スタイルのいい女性。
彼女は久しぶりの店内で、テーブルの間を縫うように歩き回っていた。
その場所には、彼女が目障りにしていた東洋人はもういなかった。
その理由を尋ねられると、彼女は決まって
「そんな女、いたっけ?」
と、答えた。
そして、以前よりも、少しだけ落ち着いた感じになった彼女の座を脅かす存在は、しばらくは現れないだろう。
「あんた、最近調子に乗ってるじゃない・・・・・」
いや、そうでもないのかもしれない。
結局、天下を取った人間は長続きしないのが世の常である。
あとがき
これは、大体4〜5年前に書いたものに加筆修正を加えたものです。
はっきり言って、読みにくいですね。
しかも分かりにくいし。
ストーリー自体も短いし、まとまりもそれほどではありません。
でも、一応初めて書いた作品なので、忘れられず、送ってみました。
二人の名前は、AさんとBさん、という事で書いてたんですが、それではなあ、と思い、エイコ、シェリーにしました。
Aはともかく、Bは名前が思いつかなかったので、一つずらしてCにしたんですけどね(笑)
ちなみに、エイコは日本人ですが、シェリーは別にアメリカ人とは限定していません。
名前が名前なので、何人かは決めてないという事で。
いい加減ですいません
坂本(仮) |