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フェイスシッター瞳

(プロローグ 瞳 vs 砂織)


 あれは中学3年生になったばかりのある日の出来事だった。僕の同級生に砂織という女がいた。なかなかの美人ではあったけれど気が悪く、いわゆる不良少女だった。気弱そうな子や、あるいは下級生を呼びつけてはジュースなどを買ってくるよう命令している場面をよく見掛けた。実際に喧嘩をするようなことはないのだけれど、どこか場慣れした雰囲気があり、「強そうに見える」から、誰も逆らわなかった。運動部の女の子の中には砂織より強そうな子も何人かいたけれど、そういう子達とは上手く対等な関係で接していたから、変に釘を差されることもなかったようだ。男の子達とも同様で、要するに弱い子や後輩の前だけで権威ぶる嫌なタイプだ。

 土曜日の午後、クラブ活動中の生徒以外は皆帰路に着いている時間、最上級生になったこともあって更に増長していた砂織がトレパン姿で体育館の前にしゃがみ込んでいるのを見た。さてはクラブ活動をすっぽかしているのだろう。いわゆる「ウンコ座り」で、何をするではなく、単にかったるそうにしている感じ。僕は、体育館内の奥にある文化系クラブ用の物置に小道具を取りに行く用事があったため、たまたま砂織の前を通りがかり、いそいそと体育館の中へ入り込んだ。2〜3分して、ようやくお目当ての小物を探し出し、体育館から出ようと小走りしているその時、外で砂織の声が聞こえた。

「おい、そこのケツのでかいの!…ちょっとこっちに来なよ!」

 僕は足を止め、「?」と思いながら、窓越しに外の様子を覗いた。どうやら、砂織が例の調子で新入生を呼びつけたらしい。が、次の瞬間、砂織の10mくらい向こう側にいるジャージ姿の女の子を見て、僕は思わず言葉を失った。なんと呼びつけられたのは瞳。今年入学したばかりの僕の妹だったのだ。砂織は、瞳が僕の妹であることを知らないようだ。僕はとんでもない場面に遭遇してしまった気がして、外に出るのをためらった。

 僕より2歳年下の瞳はいわゆるトランジスターグラマーで、ムッチリした感じの女の子。顔立ちはまだ子供っぽくてあどけない感じだったけど身体の方は結構な早熟で、特に、既に90cmもありそうな大きなお尻が彼女の一番のチャームポイントだった。正直に白状すると、兄の僕でさえドキッとさせられることがあった。勿論、「自分の妹だし…まさか、ね。」とは思っていたけれど。

 「ケツのでかい女…」という砂織の言葉に、瞳は少しムッとしたような顔になり、「それ、誰のことですか?」と問い返した。そればかりか、ツカツカと砂織の方に近づいてくる。僕は緊張した。

 「…お前のことだよ。決まってるじゃねえか。」

砂織は、瞳の少々反抗的とも受け取れる行動に一瞬戸惑った様子だったが、あくまで強気の姿勢で、「それとも、何か文句あるのかよ…。逆らうと痛い目に遭わすよ…。」とウンコ座りのまま続けた。

 「そんな言い方をするもんじゃないわ。「ごめんなさい」って誤りなさい。」

瞳は、静かだけど毅然とした口調で、砂織を見下ろすように言い放った。

 「…な…なんだとォ!?」

砂織の顔が一気に紅潮した。誰しも経験のあることだが、学園生活においては先輩の言うことは絶対だ。例え全面的に先輩の方が悪いのだとしても、それが犯罪行為でもない限り後輩は素直に言うことを聞かざるを得ない。ところが瞳はあからさまに、しかも正義を振りかざすような口調で反抗してきた。砂織としてはたまらない。

 「早く「ごめんなさい」って言いなさい。…そうしなきゃ、懲らしめちゃうよ。」

瞳は堂々と砂織の目を見ながら追い打ちをかける。僕は、瞳の「砂織を懲らしめる」という言葉にビビビっときて、どういうわけか不思議なときめきを覚えた。

 「…!」

砂織の顔が更に気色ばんだその時、僕はたまらず飛び出した。

 「やめろよ、二人とも!」

妹のことを心配したのではない。瞳はもともとスポーツ万能だったし、力なら男の子にも負けない。友達をイジめた男の子の腕を捻りあげ、泣かしてしまったことさえあったくらいだ。その迫力あるボディからしても砂織より強いに決まっている。僕が口を挟んだのは、妹と同級生が闘う場面を一目見てみたい…いや、清く正しい妹が年上の悪い子にお仕置きする姿を拝みたい…というイケない衝動に駆られたからだった。上手くこの場に顔を突っ込んで関わりを持てば、瞳と砂織の決闘をこそこそせずに堂々と見ることができるかも知れないと思ったのだ。

 「あっ、お兄様…聞いてたの…?」

瞳は少し驚いた口調で言い、少し間をおいてから思い直したように、

「…よし。それじゃあ、お兄様の見てる前で、この不良女をコテンパンにやっつけてあげましょうね。」

と続けた。
 
 「瞳、馬鹿なことを言うなよ。…砂織、瞳にあやまるんだ。瞳は君より強いぞ。後輩の女の子と喧嘩をして負けるなんて、君も嫌だろう?」

僕は止めるような振りをしながら、わざと砂織のプライドを逆撫でするような言い方をし、彼女が引っ込みがつかなくなるように運んだ。

 「ふざけるなっ!…よし、わかったよ…やってやろうじゃねえかっ!!」

思惑通り砂織は怒りを表面に出してきた。

 「…と、いうことです。お兄様、立会人をお願いしますね。」

瞳は余裕綽々で僕にウインクした。

 「…仕方がないな。わかったよ、俺が付き合ってやる。…今なら体操部の更衣室が空いてるよ。あそこはみんな幽霊部員ばっかりだし、下がマットだから、勝負するにはちょうどいいだろう。」

僕は興味のない振りをしながら一生懸命に冷めた口調を装ったが、どうにも鼻息が荒くなるのを隠せなかった。特に瞳には見え見えだったようだ。

 「さてと…」

瞳はおもむろにジャージを脱ぎ、ブルマー姿になると、腰に手を当てながら凛々しく砂織の方を見やった。ムチムチの太股と、ブルマーがはち切れそうなほどパンパンに張りつめたヒップのラインが露わになった。僕は感動し、恥ずかしながら思わず勃起した。砂織はこの期に及んでようやく瞳のボディの迫力に圧倒された様子だったが、今更引き下がるわけにも行かず、

 「おらっ!かかってこいっ!!」

と、身構えた。

 「…!」

ついに二人が手四つに組み合った。

 「むんっ!」

瞳が両手に力を込めると、一瞬砂織の顔が歪んだ。砂織の身体は爪先立ちするような格好で少しずつ沿ってゆき、

 「あっ…」

という声とともにとうとう砂織はたまらず跪き、そのままドカッと尻餅をついてしまった。ガクンときた反動で仰向けに倒れそうになるのをこらえるため慌てて前に体重を掛けようとし、その弾みで今度は瞳の股間に顔をぶつけた。

 「んぐっ…」

砂織は真っ赤になりながら顔を背け、膝を折ったまま少し身体をエビのように反らせた。年下の女の子のお○○こを目の前にするような屈辱的な格好がどうしても嫌なようだ。瞳は構わず両手に更に力を込めた。すると砂織の身体は更に反り、ついに仰向けに倒れ込んだ。
 砂織の身体を跨ぐようにして見下ろした瞳は、砂織の腹にドスンと勢いよく尻を乗せた。

 「げうっ…!」

砂織の口から、まるでパンチでも喰らったかのような呻き声がもれた。なんという強烈なヒッププレスなのか。

 「…効いた?…あなたの言う通り、私のお尻は大きいのよ…。」

瞳は勝ち誇ったように言ったあと腰を上げ、今度はおもむろに砂織の両足を抱え込んだ。逆エビ固めを狙っているようだ。砂織は仰向けのまま瞳の両足を掴み、ステップオーバーさせまいと抵抗したが、瞳は力任せにその手を振りほどき、ついに砂織の身体を裏返した。
 そのままドッシリと腰を落とせば完全に逆エビ固めが決まるが、瞳は腰を浮かせたまま、思わせぶりにクイっクイっと尻を上下に揺すり、その気になればいつでも決められる体勢でいる。

 「(このままドスンと来られたら…)」

砂織は恐怖のあまり声が出ない。どちらが強いのかは既に明らかであった。砂織の顔には焦りと同時に、早くも敗北感が見え隠れしている。

 「…行くわよ…いいわね…。」

瞳はモモレンジャーのようなセリフを言いながら、

 「…そ…(それだけは)…」

という砂織のこわばった小声を遮るように、とうとうドッシリと跨った。

 「ぎゃーっっっっっ!!!!」

砂織の断末魔のような叫び声が響いた。シャチホコのように反り返ったまま悲鳴を上げる砂織の惨めな姿と、その砂織がどんなにもがいてもまったく動かない瞳の大きな尻。このコントラストが、ふたりの現在の力関係・立場のすべてを物語っていた。締め技というより、あくまでも巨大なお尻で押し潰す。堂々たる瞳の跨り方に、僕は言葉もなく、ただただ見とれていた。

 「どうだ、まいったか!」

瞳は力強く砂織に降参を迫った。

 「ま…まいったーっっ…!!」

砂織は泣きながら絶叫した。とても屈辱的なことだが、今は瞳に尻をどけて貰うことの方が先決だ。

 「まいったですって…?あなた、誰に口を聞いているの…?それが年下の女の子に対するあやまり方?…」

瞳は一瞬お尻を浮かせてから、更に強烈に跨り直した。

 「んぎゃーっっっっっ!!!!」

 「まっ、まいりましたーっ…!!ご…ごめんなさいーっ…お、お…お許し下さいーっっ…!!…!!!」

砂織は恥も外聞もなく、丁寧語で瞳に許しを乞うた。なんという屈辱…。砂織の悲鳴はしばらくの間、休みなく続いた。大きく股を広げ、グイッとお尻を突き出すようにして跨る瞳の姿がとてもセクシーだ。

 5分以上も跨り続けた瞳はようやく満足し、ゆっくりと腰を上げ、砂織の足を離した。ようやく地獄のような逆エビ固めから解放された砂織のダメージは相当に大きく、ゼエゼエと息を切らし、ヒックヒックとしゃくり上げながらまるでモジモジくんのような格好で横たわったまま腰をさすっている。

 「…どう?…私のお尻の威力がわかった?…私のお尻は、ただ大きいだけじゃないのよ…。」

瞳は泣きべそを掻いている砂織の髪を掴んで引っ張り起こし、今度は正座をするように命じた。

 「…土下座しなさい。」

瞳の言葉に砂織は健気にも言われるがままに土下座し、さっきのようにまた許しを乞うた。

 「私が悪うございました、瞳様の強さがわかりました、もう二度と悪いことはしません…。」

 瞳は土下座している砂織の頭の上にドッカリと腰を下ろし、満足そうに尻の下から聞こえてくる懺悔の声を聞いていた。砂織は瞳の尻の下でひたすら屈辱に耐えている。瞳はやがて腰を上げ、

「もう、土下座はいいわ。もう一回、普通に正座しなさい。」

と命じ、顔を上げた砂織の前に立ちはだかった。

 「…私のお尻の強さはもうたっぷり味わったでしょう。今度はお○○この強さも思い知らせてあげるわ…。」

瞳は砂織の髪を引っ張り、その顔を自分のこんもりとした股間に力一杯押しつけた。

 「(むぎゅーっ)…!!」

 「うふふっ、どう?必殺「お○○こ固め」よ。」

 「(むぐーっ)…!!!」

いよいよ呼吸ができなくなった砂織は瞳の太股にしがみつき、必死にその太股をさすった。まいった、の合図なのだろう。

 「ふーん、もう降参しちゃうんだあ…」

瞳は物足りなそうに言い放った。そして、まだ物足りない瞳は砂織の顔を股間から外すと、返す刀で正面から強烈な顔面キックを浴びせた。

 「ごぼっ…!」

砂織はもんどり打ってまた仰向けに倒れる。瞳は砂織の腹にまたしてもドスン!とヒッププレスをお見舞いした。

 「ぐへっ…!」

砂織の顔はもはや生気なく青ざめており、目は虚ろだ。

 「少し渇を入れてあげないとね…」

瞳は砂織の胸元まで尻を進めたあと、ピシャッ!!、ピシャッ!!、と強烈な平手打ちをお見舞いした。砂織の顔はまた赤くなり、激しく嗚咽し始めた。絶え間のない往復の平手打ちが30発も続いたあと、瞳はようやく砂織の顔の上にお尻を持っていき、跨る寸前あと数センチというところで止め、完全に組み敷かれて抵抗できない砂織に向かって、囁いた。

 「…必殺「お尻固め」よ…この世に悪がある限り、跨り続けるわ…。」

瞳はついに、ドッシリと砂織の顔に跨った。

 「(んぎゅーっ)…!!」

砂織の顔は瞳の大きすぎるお尻にスッポリ覆われた。口と鼻をも完全に塞がれているため、呼吸はもとより、許しを乞うことさえできない。瞳のフェイスシッティングはグラインドなどはまったくせず、ただひたすら全体重を一点・自分の巨大なお尻に乗せるだけだ。だが、それでこそ彼女の持ち味が活きる。

 「(んぐーっ…、うぎゅーっ)…!!」

砂織のくぐもった声は延々と続き、足をバタバタさせながら瞳の膝や太股を一生懸命に撫でたり、ポンポンと叩いたりしながら必死に降参の合図を送っている。

 「うるさい子ね…。」

瞳は数センチだけお尻を浮かせた。砂織は、

 「…はあっ!はあっ!はあっ!…」

とまずは息を吸うことで精一杯の様子で、許しを乞う言葉が出てこない。

 「まいったしたいのね?…ならば服従の印に、私のお尻にキスをしなさい。」

瞳は砂織に強く迫った。砂織は自分の惨めすぎる敗北を認めてはいたが、年下の女の子のお尻にキスをさせられるなど、あまりにも屈辱的すぎる…と思ったようで、一瞬ためらった。しかし、瞳のヒップの威力を嫌というほど思い知らされているだけに、そんな抵抗は10秒も続かない。

 「そう…許して欲しくないのね?…もっと「お尻固め」を続けて欲しいのね?…どうなの?…3秒間だけ待ってあげるわ。…1…2…3…。」

瞳が追い打ちをかけると、砂織はさすがに顔色を変え、これ以上跨られてはたまらんとばかりにブルブルと首を振った。そして、瞳の大きなお尻をペロペロと舐め始めた。瞳は満足気だ。砂織は目に涙を浮かべながら瞳の尻を舐め続けている。だが…。

 「さっき、3秒間だけ待つって言ったでしょう。…私、3つ数え終わっちゃってたのよね…。」

瞳はそう言うと、悪戯っぽく微笑んだ。

 「!…そ、そんなあっ!…も、もう許して下さいーっ!…お願いーっ!…お許しを…んーっ!…ふんぐーっ!…(んぐぐぐぐぐぐーっ)…!!」

必死に声を振り絞って許しを乞うた砂織だが、またしても瞳の尻に敷かれ、くぐもった声に変わってしまった。

 「うふふっ、…今度は、瞳のことも楽しませてね…。」

と言うと、砂織の顔の上で腰をクイッ、クイッ、と動かし始めた。砂織の顔面を使ってオナニーを始めたのだ。

 「(んぐーっ)…!」

砂織は相変わらず瞳の尻の下で許しを乞うているが、その力も弱まってきた。

 「…んふんっ…んふんっ!…あっふうんっ!!…」

瞳の喘ぐ声が少しずつ大きくなる。瞳は、砂織の顔面でのオナニーを十分に楽しんだ後、ようやく砂織の顔からその大きなお尻を離し、ゆっくりと立ち上がった。砂織の顔を覗くと、もはや白目を剥いていて、半失神状態だった。瞳はゆっくりとブルマーを脱ぐと、なんと大胆にも砂織の頭にそれを被せた。ピンクのパンティー姿が眩しい。フルガードのパンティーだが、お尻が少しはみ出しているのがとても魅力的だ。瞳はピンクのパンティーもそっと脱ぎ、砂織に口を開けさせ、そのパンティーをねじ込んだ。

 「とどめよ…。」

瞳は最後に、ブルマーを被って大の字に伸びている砂織の顔面にもう一度だけ、これまでで一番強烈なヒッププレスをドスン!とお見舞いした。

 「(ぐぶっっ!!)」

悲鳴とともに砂織はピクリとも動かなくなった。
 
 「お兄様、行くわよ…。」

 僕は、妄想の中で女の子を闘わせたりしない。なぜならあの日以来、僕の目の前で、僕のために瞳が実際に闘ってくれるから、妄想などする必要がないのである。


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