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キャットファイトレポート

 


今から4年前の夏でした。
私はアメリカには留学経験があったのですが、ヨーロッパに行ったことがなかったの
で学生のうちに是非行ってみたいと思い、バイトで金を溜め、大学を休学してまる半
年間ヨーロッパを貧乏旅行しました。イギリスから入ってポルトガルへ、その後は鉄
道で観光地をしらみつぶしにギリシャまで、ひたすら列車を乗り継いで泊まりはユー
スホステル、1日2食で半年間移動するけっこうハードな旅行でした。その旅行を始め
て2ヶ月目、ドイツのロマンチック街道沿いの、確かフュッセンかネルトリンゲンの
ユースホステルでのことです。
ドイツのユースホステルでは、しばしば日本人だけとか東洋人だけといったふうに大
部屋を割り振られました。男女同室になっても国籍や人種を一緒にすることを優先す
るところもあるのには驚かされたものです。
さて、そこのユースでは、木製の2段ベッドが5つか6つある大部屋に案内されまし
た。壁紙は新しいものに張り替えて間もないらしくきれいなクリーム色でしたが、天
井といい小さな洗面台といい窓枠といい年季が入っていて、築40年くらいは経ってい
そうでした。私はその日の最後の客で、着いたときすでに午後9時過ぎだったと思い
ます。
部屋では酔っ払った若い東洋人がなにやら議論の真っ最中でした。男が5人、女が2人
です。全員二十歳前後に見えました。自己紹介ついでに何の議論かと聞くと、お互い
にただでさえ誤解の多いへたくそな英語で、韓国人の方が優れている、いや日本人の
方が優れている、と騒いでいたのです。早くシャワーを浴びたかったし、厄介な議論
に巻き込まれたくなかったので、自分は日系アメリカ人を名乗りました。留学で身に
付けたアメリカ英語で、ユノウ、アイマンナメリカンスティズン、イヤッ、グラッ
トゥースィヤー!(えっと、アメリカ人です、イェーイ、会えて嬉しいぜぃ、くらい
の意味です)などとしゃべってみせればけっこうアメリカ人で通ってしまうことをそ
れまでの旅行で知っていたのです。また、アメリカでは韓国人の留学生たちと付き合
いがあったので、多少の韓国語はわかります。それで、母方の祖父には韓国系アメリ
カ人もいるんだ、とでたらめにつけ加えて、だからぼくには君たちの議論は意味がな
い、韓国人でも日本人でもないし、同時に、その両方でもあるんだから、といって、
ドア近くの空いているベッドに上がろうとしました。
正直な話、どちらが優れているかなんて決められないし、個人個人でも能力なんて違
うし、そんなことどうでもいいじゃないですか。お互い仲良くすればそれで済むこと
なんですから。今でもその気持ちには変わりはありません。お互いに仲良くすればそ
れで済むことですよ。
ところが、中立でうまくやり過ごすどころか、中立のせいで思わぬ方向に話が進んで
しまったのです。
彼らは、つまり、3人の韓国人の青年と1人の韓国人の女、それに2人の日本人の青年
と1人の日本人の女は、売り言葉に買い言葉というか、単に酔っ払っちゃったのか、
もうすっかり興奮して、どちらが優秀かこの場で決める、と息巻いていたところだっ
たのです。
私「ハウドウヤーメイキットクリア(どうやって決めるの)?」
韓国人の男「ハウ、ダッツダプラブレム。インファクト、、、(それが決まらないん
だ。実は、、、)」
実は、すでに腕相撲大会をやった後だったんです。それぞれの男2人ずつが出て、腕
相撲。それが、1勝1敗で、決定戦をやるのに、女の子にやらせるのか、男の代表者が
やるのかでもめてたところだったんです。男の代表者がやるなら、試合をしていない
疲れていない男がいる韓国チームが有利だとか、女の腕相撲に意味はないとか騒いで
いたんですね。
だいたい、腕力で優秀な方を決めるという乱暴な発想がいかにも酔っ払いという感じ
でしたが、彼らが真剣なのでそうもいえない。で、日本人の男の一人など、
日本人の男「女の子に指相撲をやらせたらどうかと思うんだが、指相撲が良くわかん
ねえらしいんだよ。こいつらにうまく指相撲を説明してくれないか」
と言い出すんだから参りました。酔っ払いはどこに行っても救いがないもんです。
それで、彼らは、私に、うまい競技を提案して、レフェリーをやってほしいというの
です。
そのときふと、キャットファイトのことを思い出したんです。
思い出した、というのは、私はドイツの後にオーストリアかチェコに行くつもりだっ
たのですが(実際はオーストリアに行きました)、そのあたりはドナウ川が流れてい
て、東欧の貧しい女の子たちを使ったDWW/ダニューヴ(ドナウの英語読みです)ウー
マンレスリング、とかいう団体があり、ここの作るマジなキャットファイトビデオに
はアメリカに留学していた頃お世話になったものでした。そのことを、移動中の鉄道
のコンパートメントで地図上のドナウ川をたどりながら懐かしく思い出していたんで
す。それで、急場しのぎに、
私「キャットファイトは? ドナウといえば本場だからね。なんて、そんなことする
ほど彼女たちは真剣でもイカれてもいないか、はは」(以下、セリフの英文は省略し
ますね)
と言ってみたのですが、誰も笑わないんですね。そもそも、キャットファイトなんて
言葉知らないということだったのかもしれません。男どもは日本人も韓国人もぽかん
としてましたから。
でも、彼女たちは真剣でもイカれてもいない、という言葉に、韓国人の女の子が反応
したんです。
韓国人の女「自分は真剣だし、イカれていると思われてもかまわない。この土地のや
り方で決着をつけるというなら、私は喜んでする。彼女にその勇気があればの話だけ
れど」
立ち上がるなりそう言い放って、日本人の女の子を見るんです。
その韓国人の女の子は、白いTシャツの上にデニムのジャケットをはおって、膝など
あちこち擦り切れたブルージーンズをはいていました。どちらかといえばスレンダー
で、身長は160センチなかったろうと思います。157とか、158とかくらいではなかっ
たでしょうか。髪は長くて肩まで流れた黒いストレート、顔は、ほっそりとして、健
康に日焼けして、誰かに似ているかといわれれば難しいんですが、誤解を怖れずに言
うなら鈴木紗理奈さんに雰囲気が近いかもしれません。もう4年も経ってますから多
少イメージが実物とずれているかもしれませんが、日焼けしてほっそりとして、芯の
しっかりしてそうな、なかなかきれいな娘でした。
私は即座に聞きましたよ。
私「キャットファイトだよ?」
すると、力強くうなずくんです、2回も。ええ?とびっくりしていると、韓国人の男
の一人が私に向かって、
韓国人の男「キャットファイトとは何か?」
と言いました。素直というのは大切なことですが、改めてキャットファイトって何
か、と聞かれると、困りますよね。そんなこと考えたこともないし、聞かれたことも
ない。物事を定義するのは大学の先生とかの仕事でしょうが、キャットファイトの定
義を研究する学者なんていないでしょう。
何より、私はそのときはまだ、本気でキャットファイトをやらせるつもりはなかった
んですよ。はなっからやるわけないと思ってますから。早くシャワーを浴びて、寝た
かったんです。だから、一番過激そうにしゃべりました。
私「女同士が一対一で、下着姿か水着姿になり、押さえ込んだり髪を引っ張ったり股
間をふんだり乳房を揉み潰したり胴や頭を締めたりしながら敵の服を脱がし、敵をま
る裸にしたら顔の上に座って股間をこすりつけたり乳房を口に押し付けて窒息失神さ
せる、相手を性的に絶頂せたら勝ちとする場合もある、そういう闘いだ」
これにはさすがに韓国人の女の子もびっくりしたようで、ごくっとつばを飲むのがわ
かりましたよ。まずいかもしんない、そう思ったんでしょうね。そりゃあ、誰だっ
て、いくら酔っ払ってたって、すぐにそう思いますよ。まともな女の子のやること
じゃない。表情を見ながら、私は、話を終わらせるチャンスだと思い、
私「これは肉体と精神の両方に過剰な屈辱を与える。ドナウ川流域のチェコやハンガ
リーやドイツの女の人がそれをする団体があるが、彼女たちはそれを専門的にやる。
君たちが中途半端な気持ちでやるには深刻すぎるだろう。君たちの目的は相手より優
秀かどうかを決めたいだけ、いわば話の勢いで戦う羽目になったろうが、真剣なもの
ではなかったろう。本当に君はやる覚悟があるのか? わたしはむしろ、このまま皆
で日本と韓国双方のために握手して眠ることを提案したい」
といいました。なかなかかっこいいでしょ? 決まったと思ったんですがね。韓国人
が頑固なのか、彼女の個人的な資質なのか知りませんが、彼女は引き下がるどころ
か、あごで日本人の女を指し示し、
韓国人の女「彼女がその屈辱に耐えられるかどうかだけが問題だ。私の気持ちは固
まっている」
参りましたね。韓国の男どもは拍手する始末です。もううんざりという気分で、日本
人の女の子の方を見ると、こちらはもうちょっと気合の入らない顔をしている。やる
つもりないんだな、そう直感的に思ったんですが、おもむろに立ち上がって彼女が言
うには、
日本人の女「私が何だって言ってるんですか? さっぱりわかんない。日本語で説明
してくれません?」
その娘はあんまり英語が得意じゃなかったらしく、屈辱に耐える、とかそういう言葉
が聞き取れなかったんですね。ふう。私がゆっくりと日本語で説明すると(あんまり
早いと、こいつ日系アメリカ人じゃなくてマジ日本人じゃないの?って疑問が韓国サ
イドから湧くかなと思ったんです)、彼女は顔を真っ赤にして、
「本当にそんなこと言ってるんですか、、、何なのその傲慢な態度って。ばかにして
る」
と叫んで、にらみあい、やる気十分、もう一触即発ですよ。
日本人の女の子は、立ち上がってみると韓国人の娘と同じくらいで、ちょっと小さ
かったかな、でも、156とか157とかそんな感じ、1センチ違うかどうかでしたよ。薄
い緑になんかメーカーのロゴの入ったトレーナーを着て、もう寝るつもりだったのか
下は白いジャージでした。髪はセミロングというよりはショートかな、耳よりは下ま
であったかと思いますがはっきり覚えてない。髪は黒で、まだあの頃は日本人も一般
人はたいてい髪が黒かったように思います。時代の変わるのは早いですよね。今じゃ
黒髪の女の子の方が珍しいですもんね。
韓国人の娘よりは少しふっくらしてましたが、それでもスレンダーな感じでした。旅
行に来て日が浅いのかあんまり日焼けはしていなくて、まあ普通の肌色ですね、特に
白くもなかった。顔は、誰に似ているかというとこちらも難しい、というか、普通の
人ってかわいかったりきれいだったりしてもそんなに有名人になんか似てませんよ
ね。敢えて名前を挙げるなら、有坂来瞳さんに似ているかな。マイナーですかね。で
も、彼女が一番似ていると思います。けっこうかわいい娘でしたよ。
というわけで、ドイツのフュッセンだったかネルトリンゲンだったかのユースホステ
ルの奥まった大部屋で、夜中の10時に、私がレフェリーになって、なかなかきれいな
韓国人とけっこうかわいい日本人の女の子が、キャットファイトすることになっ
ちゃったわけです。

部屋に入ってすぐの少し広くなっているスペースに、誰も使っていないベッドのマッ
トを下ろして床に敷き、まわりに寝袋やらシーツやらを敷いて落ちても痛くないよう
に気をつかいました。男たちには、後ろのベッドまで下がっているように言いまし
た。男たちが身を乗り出してくると自然に女の子が壁際に寄っちゃって、マットから
落ちやすくなり危ないと思ったからです。薄黄色い、もしかすると最初は白かったか
もしれない固いベッドのマットレスが即席リングです。
ルールは、だいたいこんなふうに決めました。
1噛まない、パンチ・チョップ・肘うちはしない、引っ掻かない、蹴らない、目鼻を
狙わない、関節技も禁止
2服は、公平になるようにブラジャー、ショーツ、Tシャツの3枚のみとする
3全部脱がして、フェイスシットすると勝利
傷がついたり流血したり内蔵がイっちゃうと病院沙汰になるのでルールを決めたんで
すが、実際のところ、格闘技に興味もないしやったこともない女の子が、しかも服を
脱がすのが目的の接近戦で、いきなり飛び蹴りしたりパンチを入れたり、水平チョッ
プとかエルボースマッシュとか、うでひしぎ十字固めとか、するわけもないしできる
わけもない。心配するほうがバカでした。引っ掻かない、に関しては爪を切らせたか
ら関係なかったし、必要な禁止事項は噛み付きと目鼻だけだったんじゃないですか
ね。髪を引っ張ってもいいのか、と韓国人の女の子に聞かれたんですが、ありにしま
した。日本人の娘がショートなんでちょっと不公平かなと思いましたが、わたし、ヘ
アプリング好きなんです。見たかったので、それはルールだからありなんだといいま
した。ひどいレフェリーです。
女の子に聞かれたといえば、下着を換えてきてもいいかと聞かれました。まる一日観
光してきて、汗やもろもろの体液がついた下着を他人に見られたくないと思ったか、
かわいくない下着だと思ったのかは知りません。私は、時間がないからノーだといい
ました。実際のところ、着替えたばかりの見せパンよりまる一日の汗と体液を吸った
普段からはいている下着のほうが生々しくていいでしょ?
マットの敷き方がどうのルールがどうのとうるさかった男どもでしたが、二人が服を
脱いで、下着とTシャツだけになると、しんと静まり返って、それが返って緊張感を
高める感じがしましたね。




下着の上にTシャツ1枚ってかなり色っぽいかなと思ったんですが、何しろ二人の表情
が真剣で、色っぽいどころの話じゃなかったです。それに、普通に立った状態ではぎ
りぎり下着が見えないんですよ、二人とも。
そのときになって聞いたんですが、韓国人の娘は、シュンヒという名前でした。姓は
イだかノだかとにかく一文字でしたが、忘れました。シュンヒは焼けた肌に白いT
シャツで、髪を青いゴムで後ろに縛りました。口にゴムをくわえて、両手で髪を後ろ
へかきあげるそのしぐさがきれいで、いまでも鮮烈な印象がありますね。彼女は19歳
の大学生だといっていました。ニンチュルだかニンチョウだか、そういう街の生まれ
だといいました。日焼けして、ほっそりして、身長は157くらい、そうですね、やっ
ぱり鈴木紗理奈さんに似てたんじゃないかな。なかなかの美人でした。
日本人の娘は、黒いTシャツでした。名前はハルミと言っていました。シンドウハル
ミ。どんな字を書くかは知りません。まさかこうして皆さんにためにお書きするとは
思っていなかったから字までは聞きませんでしたよ。逆に字を知ってて書いちゃった
ら削除しろとか訴えられたり流行りのサイバーパトロールだかなんだかに捕まっちゃ
うかもしれませんから、なんともいえませんが。静岡県の出身だと聞いたような気も
しますが、静岡県に住んでると言ったのかもれません。20歳の短大生で、カセイ学科
とか言ってました。家政でしょうかね。就職の内定がとれたので、夏休みを利用して
1ヶ月弱の一人旅だとか言っていました。私が女に生まれてたら、外国に一人旅なん
て、しかもユースホステルの大部屋に泊まるなんて、恐ろしくて出来ないでしょう
が、そういうところは本物の女の子の方が腹が座っているんでしょうかね。しかも、
そんな一人旅がロマンチック街道の終点あたりでキャットファイトになっちゃうんだ
から人生わからない。
まとめますけど、ハルミはショートカットで、156センチくらい、日焼けしてない普
通の肌色で、黒いTシャツを着て、あえて言うなら有坂来瞳さんに似てる。けっこう
きれいというか、きれいよりかわいいかな、うん、かわいかったですよ。

ボディチェックをして、爪をちゃんと切ったかとか、ショーツを2枚重ねてないかと
か一通り見て、それからルールの説明を繰り返す。シュンヒには英語で、ハルミは英
語がいまひとつ聞き取れないので日本語でしました。本当は完全に公平にしようと
思っていたんですが、そこはやっぱり日本人ですから、ついに情けというか、ちょっ
とだけ情が出てしまいましてね。男どもはマットから少し離れているので、私が何を
しゃべったかはっきりとは聞き取れない。それで、私はつい、ハルミの爪を見ながら
ルールを説明するふりをして、
私「やられているとき、攻撃が痛かったり、脱がされそうになっても、守るな。攻め
られても、倍取り返すくらいの勢いで、とにかく攻めなさい。気持ちで負けないよう
に。あと、苦しいときは遠慮なく力いっぱい髪を引っ張りなさい。」
と言いました。
こくりとうなずくハルミの思いつめた表情がそそる感じでしたね。
髪を引っ張りなさいと言ったのは単純に私の趣味です。実際のところ、こんな程度の
アドバイスは結果にはたいして影響しなかったですけどね。
さて、それから二人を座らせ、柔道の寝技の練習をさせるみたいに、背中合わせに組
み合わせました。お互いに右側へ回るようにと英語で言い、続けて、言わなくてもい
いのに、
私「相手を傷つけない攻撃はペナルティとならない。乳房や股間を責めて相手の動き
を止めたり、股間を開かせて味方の男たちに見せるなどして相手に屈辱を与えたり、
剥ぎ取った下着を味方の男たちにパスして相手に屈辱を与えるといった行為はペナル
ティとならない。」
とわざわざ言っておきました。何か言われたからって急に素人の娘がエロ技を連発す
るとは思いませんが、それでも、少しでも過激になるほうがいいじゃないですか。
夜の10時近くです、ゴングのかわりに金属をカンカン叩いたりしたら苦情が出るに決
まってますから、私が掛け声をかけて始めることにしました。
背中合わせで座る二人は、真剣そのものでした。未知の世界へ足を踏み入れる瞬間の
電気の走るような緊張感の火花と、女のプライドを賭けた闘いの勝利を誓う熱く青い
炎が、胸のあたりで燃えさかるのが見えるようでした、と言ったら言い過ぎだったで
しょうか。とにかく、私には、相手を踏みつけにしてやる、という二人の気迫がひし
ひしと伝わってきたように思えましたよ。

私「レディ、、、ゴー!」
先手をとったのは、シュンヒでした。
素早くタックルするようにハルミの下腹に飛びつき、そのまま体重をかけて押し倒す
と、ハルミの腹に馬乗りです。腹に乗られるだけでけっこう苦しいんでしょうね。ハ
ルミは、んぐっ、とか、むふっ、とか息をもらし、苦しげな表情でシュンヒを払いの
けようとします。しかし、シュンヒは容赦なく、何か聞き取れない韓国語を叫びなが
ら、バチッ、バチッとハルミに往復ビンタを食らわせます。腹に乗られて苦しいせい
か、顔を手でガードするのがやっとのハルミは、なすすべもありません。
ハルミ「痛っ、、、んくぁっ、、、痛っ、、やだぁ」
苦痛にゆがむハルミの顔を見下ろすシュンヒの顔に、サディスティックな表情が浮か
びます。次は何をして虐めてやろうか、というあの表情ですね。これがゾッとするよ
うないい表情なんですよ。いたぶることが天職みたいな、そんな表情でした。
でも、ハルミも負けてはいない。一瞬の隙をついて、ハルミがシュンヒの髪をつかん
だんです。
シュンヒ「アプダッ、、、ア、アアアァッ」
髪の生え際を必死で抑えるシュンヒを腹の上から引き下ろし、ハルミは、今度は自分
がシュンヒに馬乗りになろうとします。しかし、シュンヒもそれをされればビンタさ
れまくるのはわかってますから、必死でハルミの腕や肩を押さえて乗らせまいとす
る。
ハルミ「んっ、はっ」
シュンヒ「クッ、、、アァッ」
それでも、髪を引っ張られる激痛に耐えているシュンヒには隙が出来たのでしょう。
ハルミは、馬乗りにはなれませんでしたが、少々崩れたボディシザーズのように、
シュンヒの下腹を両ももで挟み込んだんです。
シュンヒ「ハグッ、、、アッ、アプダァアァッ、、」
白いTシャツがへその上までめくれて、シュンヒのショーツは丸見えです。旅行中洗
いつづけたせいでしょうか色のあせた、レモン色の綿の柔らかそうな下着は、ふちに
ちょっとだけ白いレースの飾りがあり、シュンヒの締まった下半身に密着していま
す。私は間近で見ていますから、腹の痛みに下半身がのたうつのにあわせてショーツ
が股間に食い込んでいくのがはっきり見えした。役得ですね。
下着なんて気にしてられない、髪と腹と両方の痛みに必死で抵抗するシュンヒです
が、ハルミは容赦ない攻撃を仕掛けます。腹をはさむハルミのももに力が入るたび
に、シュンヒの額から汗が吹き出します。シュンヒの髪はもう青い髪留めがどこかに
飛んで、ばらけてしまいました。ハルミはその髪をつかんだ右手は離さず、空いてい
る左手で、シュンヒのTシャツをまくりあげます。
シュンヒ「アンデヨ、アッ、アンデヨォッ」
思わず懇願するシュンヒの苦しげな顔を無視して、ハルミは一気にシュンヒの肩口ま
で白いTシャツを引きます。ブラは光沢のある青でした。レースの飾りがあり、硬そ
うなしっかりした素材で、もしかするとワイヤーとか入ったやつかもしれません。韓
国の人も日本人同様胸がそんなにないようなので、もしかすると寄せて上げるとかそ
ういうのかもしれません、わかりませんけど。
肩口まではめくり上げても、それ以上なかなかめくれないので、接近しすぎと考えた
らしく、ハルミはシザーズをやめて立ち上がりました。
シュンヒ「アフゥ、、、。」
シザーズとヘアプリングを同時に解かれて、シュンヒが大きく息を吐く一瞬の間に、
ハルミは中腰に立ち上がり、一気にシュンヒのTシャツを剥ぎ取ります。ところが、
体にぴったりしたサイズだったせいで、肩口のあたりにひっかかってなかなか脱がせ
ない。脱げにくいので有利かなと一瞬思ったんですが、これがシュンヒにとって災い
しました。
ハルミ「さっきのビンタのお返しよっ」
シュンヒ「アニョ、アンデヨォオォ、、、ムググ、ングッ、、、」
シュンヒのくびで折り返された白いTシャツが、まるでストッキングをかぶせたみた
いに顔に張り付き、腕も肘のあたりでラップされたようになって上半身の身動きが取
れなくなってしまったのです。もちろん、これではシュンヒにはまわりが見えませ
ん。黄色いショーツと青いブラをつけたスレンダーで焼けた体だけが剥き出しにな
り、肩と首から上は白い袋に包まれたみたいにされてしまいました。
ハルミは、イジワルな笑みを浮かべてまずシュンヒの剥き出しの腹を踏みつけにしま
した。うめき声を上げ体をよじるシュンヒを見下ろすハルミの表情を見て、私ははっ
きりと、これは女王様対決だったんだと気づきました。始まる前は気づかなかったけ
れど、明らかに二人ともSなんですね。こりゃあ大変な対決になりそうだと、ちょっ
とびびりました。
さらにハルミは、腰に手を当てて日本の男たちに笑みを振りまく余裕を見せながら、
シュンヒの胸を青いブラの上から踏みしだきます。うめき声を漏らし、ときどきえび
のように跳ねたり足を振り上げたりして抵抗するシュンヒですが、腕の自由が奪われ
ているので動きはバランスを欠き、それに見えないのですからうまくハルミにあたる
わけもない。哀れなシュンヒのさまを見て、日本人の男たちはニヤニヤと笑ったり手
を叩いたりしています。
ハルミ「なにやってるの? わたしはここなんだけど」
シュンヒの跳ね上げた足を軽くいなしながらそう言って、ハルミは、なんと、袋のよ
うになったTシャツの上に、つまり、Tシャツで包まれたシュンヒの顔の上に座ったん
です。
シュンヒ「ブータケヨォオォ、、、ムグッ」
ハルミは笑顔で、靴ひもをほどくくらいの軽い手つきでシュンヒのブラをはずしにか
かります。ホックがはずれ、首の側にブラがずりあがると、肌色のパットが2枚こぼ
れ、シュンヒの小ぶりな乳房が剥き出しになりました。白い三角形に残った日焼けの
跡のちょうど真ん中、汗ばんだ肌に、戦いで興奮しているのかそれとも踏みつけられ
て擦れたせいなのか、赤い小さい乳首が硬く立っています。乳輪は小さめです。韓国
人の男たちの誰かがうめき声を上げるのがきこえました。
ハルミ「パット入れてたんだ、、、しかもちっちゃい胸」
すっかり女王様気分なのか、シュンヒをいたぶるハルミ。パットを仲間の日本人の男
たちの方に放ると、男たちが、おお、とか、まだあったけえ、とかバカなことを言っ
ています。かまわずハルミがシュンヒの乳首を強くひねると、ハルミの尻の下で袋詰
のシュンヒが悲痛なうめき声をあげました。
シュンヒ「ンアアァ、、、アプダッ、オモニィイィッ」
まるでうどんのかたまりでもこねるように、シュンヒの小ぶりな乳房をわしづかみに
して力いっぱいこねあげるハルミ。気持ちよく感じさせるのが目的ではないので力が
入るのは仕方がないのでしょうが、見ていて乳房ってこんなに変形するものなのかと
驚くようです。
ハルミ「今楽にしてあげるからね、大サービスだよ」
引き伸ばされた乳房の限界で、いきなりハルミが乳首を離すと、跳ねるようにもとの
形に戻ったシュンヒの小ぶりな乳房は、乳首のまわりまで赤く腫れています。ハルミ
はそのまますぐに腰を浮かし、シュンヒの青い光沢のあるブラと白いTシャツを丸ご
とつかんで引き、脱がしてしまいました。確かにTシャツで顔と腕をロックするのは
有利ですし、女王様ごっこにはもってこいでしょうが、いたぶってばかりいても服を
脱がさないと勝ちにならないわけですからやむをえない。数分ぶりに、シュンヒの顔
があらわになりました。日に焼けた細おもての美しい顔が怒りと屈辱にゆがみ、汗で
はないでしょう、明らかに目じりに涙が浮いています。
シュンヒ「チョボルルゥパダァマッタンハム、トックロンッサーラムゥッ!」
ハルミ「んあっ、、、や、やだっ」
解放された瞬間、うすい黄色のショーツ1枚にされたシュンヒは猫か豹のように飛び
ました。まだ剥ぎ取ったTシャツもブラも離していないハルミの腰にくらいつきま
す。どうすることも出来ずもんどりうって倒れるハルミの黒いTシャツの裾をつかむ
と思い切り引き、そのままマットの上を滅茶苦茶に引きずりまわします。必死でT
シャツをおさえるハルミの白い下着が丸見えです。それでもハルミがなかなかTシャ
ツを離さないため、ごうを煮やしたシュンヒは、
シュンヒ「モンチョンイィッ」
と叫びながらTシャツを離し、ハルミの足首をつかみました。一瞬何が起こるかわか
らなかったらしく、シュンヒの足がハルミの股間に滑り込んだときにはもうハルミは
叫び声を上げるしかありませんでした。ええ、電気あんまです。
ハルミ「んあ、、、い、いやあああっ、ああぁあぁっ」
ハルミの両足首をつかんで引き、立ったまま体重をかけて股間を踏み潰すシュンヒ。
叫び声を上げてのけぞるハルミ。もう修羅場もいいとこです。女の人でも股間は痛い
んですね。グリグリとかかとでえぐるように責めるシュンヒに、ハルミはただ必死で
シュンヒの足をよけようと手で押さえるしかありません。
ハルミ「いやぁっ、、、やめて、やめてっ、、、許してぇっ」
苦痛にのたうつハルミを見下ろし、踏みつけにするうち、次第にシュンヒの目に落ち
着きが戻ってきました。食い込むんじゃないかと心配になるほどディープな電気あん
まを食わせて、悠々とシュンヒがハルミの足を手離しても、額に脂汗を浮かべ、涙目
になったハルミは、股間を手で抑えてえびのように丸くなったままうめいています。

シュンヒ「ヌリムボ、、、」
ハルミ「あぐ、、、あっ、い、いやっ、いやっ」
シュンヒはいきなりハルミのショーツに手をかけました。別に服を剥ぎ取るのに順番
なんてないんですが、ハルミはなんとなくTシャツより先にショーツを取るなんてこ
とはないだろうと思っていたのかもしれません。一気に膝まで下げられて初めて、い
やいやと叫びだしましたがもう遅い。横向きにえびのようになって股間を抑えたま
ま、一気に剥ぎ取られてしまいました。手でブロックしていることもありまだ股間は
あらわになりませんが、Tシャツの下が剥き出しの尻だけというのはそれだけでかな
りエロいですよ。
しかも、シュンヒは余裕が出てきたのか、サディスティックな笑みを浮かべながら、
ハルミの足首をつかんで引き回そうとします。Tシャツが自然にめくれて、剥き出し
の下半身があらわです。股間の手をよけるともろ見えになるのに、とは思っても口に
出しては言えませんが、そうでなくてもこんな恥ずかしいかっこはないですね。
ハルミ「やめてぇえぇっ、お、お願いぃっ、、、いやっ」
腿に力を入れているのか、ハルミが必死に耐えて、シュンヒが大股開きにしようとし
たのはうまくいきませんでした。それで、大股開きはあきらめて、汗を吸って重く
なった白い綿の下着を指先でつまむようにして持つと、シュンヒは、一瞬においをか
ぐような動作をして、それから鼻の上にしわを寄せて、
シュンヒ「スメール!」
と言いました。くさーい。ハルミにも、日本人の男どもにもわかるように、わざと英
語で言ったのでしょう。女王であることの快感に目覚めてしまったのでしょうか、と
にかく屈辱を与えつづけるシュンヒ。横向きに丸まったままのハルミの汗ばんだ尻を
足で踏みつけ、どっと笑う韓国の男たちにハルミの汗にまみれた白いショーツをパス
します。
その瞬間、
ハルミ「許さないぃいぃっ」
シュンヒ「ンアアァッ、、、ンクッ」
ハルミのショーツをパスした瞬間、視線をハルミから男たちのほうへ離したシュンヒ
のパフォーマンスの一瞬の隙を突いて、ハルミはシュンヒの足首を取って引き倒しま
した。
電気あんまを食らい、下半身丸出しにされ、ハルミはすっかり半ベソです。それで
も、その屈辱感がバネになったのか、逆襲に転じたハルミの動きは素早いものでし
た。





もんどりうって尻から落ちたシュンヒの足首をつかむと膝立ちになり、赤ん坊のオム
ツを換えるときのように一気にシュンヒをマンぐり返しにしたのです。ばたばたと
マットを叩くシュンヒの手を足首とあわせて膝で押さえつけ、一息にシュンヒのレモ
ン色の褪せたショーツを剥ぎ取るハルミ。白い日焼けの跡が、そしてさらに大切な部
分が、丸出しになります。
シュンヒ「アンデヨオォ、ア、アニョオォ、ブータケヨォオォ」
ダメ、ダメエ、お願い、そんなシュンヒの涙声の叫びもむなしく、剥き出しになった
シュンヒの濃いヘア、そして赤い秘貝。完全に形勢逆転です。日本人の男たちがいっ
せいにおおっと歓声を上げます。汗なのか、あるいは先ほどまでのサディスティック
な興奮で蜜があふれてしまったのか、シュンヒの秘部は濡れそぼっているのが一目瞭
然です。
ハルミ「貧乏臭いパンツ、しかもくさいし、濡れてるし。パンツの換え持って旅行し
てる? はきっぱなしじゃないでしょうね?」
見下したような笑みを浮かべてそうののしりながら、指先で摘み上げた汗を吸ったレ
モン色のショーツをぶらぶらとシュンヒの顔の前にちらつかせるハルミ。
ハルミ「しかも、剛毛だし、あそこは黒ずんでるし、サイテー」
ハルミは思いつく限りの悪口をシュンヒに浴びせますが、日本語じゃシュンヒには通
じないですよね。言葉責めではシュンヒに屈辱感を与えることは出来ませんが、聞い
ている日本の男たちは大喜びです。まあ、シュンヒにしてみればマンぐり返しであそ
こ丸出しにされて顔の上に脱がされたショーツをぶらさげられるというだけでこれ以
上ない屈辱ですが。
シュンヒ「アニョオォッ、アンデヨォ、、、チェソンハムニダアァ」
ハルミ「何言ってんの? っていうかうるさい」
シュンヒ「ハグッ、、、ンンンンンッ」
まったく、あんなの見たの初めてです。ビデオでも見たことない。ハルミは、シュン
ヒから剥ぎ取った黄色いショーツを丸めて、シュンヒの口に突っ込んだんです。自分
のはいてた汗ばんだパンツを口に突っ込まれる気分というのは、もう想像できませ
ん。シュンヒは目を剥いて、くぐもった声で何か叫びますが、もう何を言ってるのや
らさっぱりわからない。ケモノのような叫び声になってしまいます。手が震えている
のがわかります。
ハルミ「だから、うるさいって言ってるの。わかんないかな、、、もう、お仕置き
よっ」
バシンッ、、、バシンッ。
音を立てて、シュンヒの尻を叩くハルミの表情はすっかり余裕を取り戻し、完全に女
王様です。口からレモン色のショーツをはみ出させたシュンヒの顔の真上に、シュン
ヒ自身の秘肉と茂み、そして薄茶色の菊門が剥き出しです。そしてその剥き出しに
なった秘部が汗と体液で濡れそぼって、部屋の白い蛍光灯に照らされ、油を垂らした
ように光っています。
ハルミ「あなたがあたしのパンツとっちゃったから、生で悪いけど、これからしっか
りとどめさすからね、あたしのあそこ舐めなさいよ、、、でも、その前に、悪い子に
はもうちょっとお仕置きしないとね。さっきの電気あんま、痛かったんだから」
バシンッ、、、バシンッ。
シュンヒ「ハグゥ、、、ン、ンクッ」
ハルミ「どうなの、気持ちいいの? これで、どっちが優秀かはっきりわかったで
しょ?」
ハルミがスパンキングをかますたびに、シュンヒの顔に、シュンヒ自身の汗と体液が
滴り落ちます。身動きの取れない屈辱の姿勢で痛めつけられ、恐怖と恥辱にさいなま
れた悲痛な瞳を宙にさまよわせ、苦痛のたびに喘ぎ声をあげるシュンヒに、さっきま
での勢いはかけらもありません。女王から奴隷へと一気に叩き落されたシュンヒ。
バシンッ、、、バシンッ。
シュンヒ「ングッ、、、ンッ、ングッ」
唾液と絡み合うショーツを口からはみ出させて、ハルミに組みひしがれて身動きも取
れないシュンヒは、目じりには涙をため、叩かれるたびに表情を苦痛に曇らせ、くぐ
もった喘ぎ声を漏らします。
バシンッ、、、バシンッ。
シュンヒ「ンクッ、、、グゥ、、、」
10発も尻を叩いたでしょうか。シュンヒの尻は赤く腫れてきました。手もいい加減痛
くなってきたのでしょうか、ハルミはシュンヒの足首を押さえたままおもむろに腰を
上げ、シュンヒの頭のほうへ移動しました。
ハルミ「さあ、、、とどめよ」
イジワルな笑みを浮かべたハルミは、シュンヒの運命を手のひらに握った堕天使と
いった感じです。ハルミはシュンヒの両足首を両手でつかみ、両膝でシュンヒの肩口
をロックしました。ちょうど垂直に69するような体勢で、シュンヒにフェイスシット
しようというわけです。
シュンヒの恐怖と屈辱に震える瞳をしっかり味わうように、ゆっくりと体をずらすハ
ルミ。女王様に組みひしがれ奴隷へと貶められ、恥ずかしさと怖れから目じりに涙を
浮かべたシュンヒの顔の上に、ついにハルミの影がかかります。
だがその瞬間、
シュンヒ「ングッ、、、ンクウウウウッ」
ハルミ「んあっ、きゃあぁあぁっ」
叫び声を上げたのはハルミでした。シュンヒはこの瞬間を待っていたのです。体をバ
ネにして、思い切り足を伸ばすと、足首をつかんでいたハルミは一気にシュンヒの足
元へと跳ね飛ばされました。
勝利を確信していたハルミは、一瞬の事態に対応できません。飛ばされて、潰れるよ
うにうつぶせに崩れたハルミのTシャツはめくれ上がり、薄いヘアも濡れそぼった赤
い陰唇も薄茶色のアナルまで剥き出しです。
シュンヒ「ウォオォッ」
ハルミ「んあっ、、、ぐはっ、、、い、いやぁあぁっ、、、んくうっ」
叫び声を上げてハルミに飛びついた全裸のシュンヒは、うつぶせになったハルミの髪
をつかみ、1回、2回とマットに頭を叩きつけます。3回、4回、、、口に自分のパンツ
を突っ込まれてのマンぐり返し尻叩きは相当の屈辱だったのでしょう、シュンヒの目
は怒りにあふれています。頭をマットレスに繰り返し打ち付けられたハルミがぐった
りしたところで、シュンヒは立ち上がり、口から自分の黄色い下着を吐き出すと、ハ
ルミの黒いTシャツのすそをつかみ、一気に引き剥がしました。ハルミのレースをあ
しらった黒いブラが剥き出しです。ブラのほうはTシャツに透けてもいいようにしゃ
れたものを、ショーツははきやすいものをというのは日韓共通なんでしょうか。シュ
ンヒも黄色い柔らかなショーツに合わない光沢のある青いしっかりしたブラでした
が、ハルミも白い綿のショーツに不釣合いなレースの黒いブラをつけていました。
さらにシュンヒは、その黒いブラも剥ぎ取ります。ブラにパットが入っているタイプ
で、その辺はハルミもシュンヒもやっぱり普通の女の子という感じですよね。まだ頭
がぼんやりしているのか、ハルミはまったく抵抗もせず、ううん、とうなるだけ。
あっという間にまる裸にむき出されてしまいました。
続けてシュンヒがうつぶせのハルミの左手をつかんで、体をひっくり返します。仰向
けにされたハルミの小ぶりな乳房が、ついに剥き出しになってしまいました。赤い乳
首は硬く立っています。韓国人の男たちに向かってシュンヒが早口に何か言うと、
どっと笑いがおきました。さっきのハルミと同じようなことを言ったのでしょう。小
さい胸とか、汚いあそことか。
それからシュンヒはハルミの乳房を足で踏みしごきはじめました。小ぶりな乳房が揉
みしだかれて変形しても、ハルミは夢でうなされるみたいに、ううん、と反応するだ
けです。だらしなく半開きになった口もとから唾液が頬へと流れています。シュンヒ
がハルミの乳首を足の指でつまんだりして韓国の男たちの笑いを取っている間も、頭
をゆっくりと動かすぐらい。頭をマットに打ち付けられて、ほとんど失神のような状
態なのでしょう。
微笑を浮かべて、シュンヒはハルミに声をかけます。
シュンヒ「ハウドウユーフィーリング?」
気分はどう、といわれてもハルミには答えようもありません。もはや、堕天使はシュ
ンヒでした。奴隷はハルミでした。ハルミの足首をつかんで大股開きにするシュン
ヒ。ハルミが抵抗しないので、もうやりたい放題です。ぱっくりと御開帳の秘貝は濡
れそぼり、薄い陰毛が肌に張り付いています。足を開いたまま膝を折り曲げられ、仰
向けにひっくり返ったカエルのような哀れな姿にされながら、ハルミは抵抗も出来ま
せん。韓国人の男たちが嬌声を上げ、手を叩いてはやします。
シュンヒ「キブニチョクナ!、、、トロプタ、ミプタ、イルボンサラムッ」
もはやシュンヒの征服欲を満たすための泥人形も同然にされてしまったハルミの体
は、シュンヒに踏みつけられるたびにわずかにひくりと反応するのが精一杯です。だ
らしなく弛緩したハルミの股間を踏みつけ、念入りに屈辱を味わわせる満足感に、
シュンヒの表情にはサディスティックな快感があふれます。その満足げな笑みのま
ま、私のほうを向いたシュンヒは、
シュンヒ「オッケー、ゴーイングフィニッシュ!」
と言いました。カウントしろということでしょう。フェイスシットすればそれで終わ
りなので、別にカウントを取る必要はないのですが、まあ、ちゃんとフェイスシッ
ティングしていることを確認するのはレフェリーの仕事でしょうから、気絶が確認で
きるまで数えてやろうかと考え、私はうなずいてハルミの耳元にしゃがみました。
と、その時、
ハルミ「ん、、、んく、、、」
ハルミは首を振って、薄目を開けました。どうやら、やっと意識が戻ってきたようで
す。しかし、意識を取り戻した彼女の目に最初に映ったのは、ゆっくりとしゃがんで
くるシュンヒの股間でした。言い方は悪いですが、ちょうど野グソでもするような感
じで、ゆっくりと鼻のあたりに照準をあわせながら、シュンヒがハルミの顔の上に
しゃがみこんでいくところでしたから。
あっと思った瞬間、二人の叫び声が交錯しました。
ハルミ「いやあぁあぁあっ」
シュンヒ「ンアアァアァッ」
ヌプゥウゥッ。
ハルミが必死で顔を守ろうとしてあげた手を、守るだけではダメだ攻めなければとで
も思ったのか知りませんが、鼻の上で、浣腸するような具合に、組み合わせた人差し
指を立てたからシュンヒはたまりません。なにしろ、濡れそぼったクレパスに、いき
なり挿入されてしまったわけですから。
本当に、一瞬の出来事でした。その一瞬に、思いもしない挿入を食らって、反射的
に、シュンヒの体がびくんと跳ねました。予想外の刺激に目を剥き、股間を押さえて
思わず前のめりに逃れようとするシュンヒ。ぬるりと、股間からハルミの指は抜けま
したが、シュンヒはまだちょっとしたパニックのままです。
まず股間を確かめ、それから信じられないという目つきでハルミの方を振り返るシュ
ンヒ。一方、尻を突き上げたような形で崩れ落ちたシュンヒを見ながら、起こったこ
との一つ一つを確かめるようにゆっくり半身を起こすハルミ。
瞬間、二人の視線が火花のように交錯したように思いました。その、世界がすべて一
時停止したような瞬間的な沈黙の次の瞬間、ふらふらっと膝立ちしながらハルミは、
四つん這いになったシュンヒの足首をつかみ、
ハルミ「このおぉおおぉっ」
声を上げてシュンヒを引き潰しました。
シュンヒ「ハグゥッ、、、アニョ、、、」
一瞬にして形勢逆転です。
まだフラフラしながらもはっきりと意識を取り戻したらしく、ハルミはうつぶせに潰
れたシュンヒの腕をつかんで、仰向けに体を回させます。慌てて抵抗しようとする
シュンヒの腹の上に全体重をかけてドンと座るハルミ。
シュンヒ「アプダッ、ンンンンッ、、、ハ、ハグッウウゥッ」
白目を剥いて腹を押さえるシュンヒ。見下ろすハルミはすっかり勢いを取り戻し、一
気にシュンヒの頭のほうへ移動します。左手でしっかりとシュンヒの髪の毛をつか
み、両膝でシュンヒの顔をロックすると、
ハルミ「これで、終わりね。」
シュンヒ「アニョオォッ、、、チェソンハムニダァ、、、ブータケヨォ、、、ンググ
ウゥウゥ」
シュンヒの美しい顔を、ハルミの股間が覆い隠します。もれてくるシュンヒのうめき
声。シュンヒの髪をしっかりつかんで逃さないハルミの表情は、アドレナリンが全開
なんだろうなと思わせるうっとりするほどの恍惚感に酔いしれています。小悪魔とい
うのは本当はこういうのじゃないか、と思うくらい魅惑的な笑顔でした。
私「ワン、トゥ」
脳内麻薬全開で、勢いが余ったのでしょうか。私のカウントにつられるように、ハル
ミは腰をグラインドさせてシュンヒの顔に股間を擦り付け始めました。さらに、空い
ている右手を後ろ手にまわしてシュンヒの乳首をつかみ、目一杯引っ張ったりする余
裕を見せつけるハルミ。加虐に目覚めた女王の、これが勝利の輪舞なのでしょうか。

10もカウントしないうちにシュンヒの抵抗は小さくなり、うめき声もかすかになり、
ついに小さく震えて、ぐったりしました。
私は、それでも自分の股間を、征服した奴隷の顔にこすりつづけるハルミの手をとっ
て立たせて、
私「勝者、ハルミ!」
と短く宣告しました。
失神してぐったりしたまま横たわるシュンヒの顔が、とても美しくて、印象に残って
います。口元には、たぶんハルミのものでしょう、ちぢれ毛がはり付いていました。
口角から涎が頬へと垂れていましたが、あるいはそれもハルミのジュースだったのか
もしれません。
それにしても、敗北者の顔が美しいとはこのときまで知りませんでした。打ち捨てら
れた退廃の芸術のような、美しい負け顔でした。
しばらくの間、誰も、一言も言いませんでした。いや、言えなかったのだと思いま
す。それほどに圧倒的でした。

翌朝6時には私は起床したのですが、そのときにはまだ全員寝ているようでした。前
の晩に浴びそこなったシャワーを浴び、ロッカーから荷物を引きずり出して支度をす
ると、出発です。
廊下を玄関へと歩いていく途中で、呼び止められて振り向くと、ハルミが立っていま
した。
ハルミ「昨日はありがとう。アドバイスしてくれなかったら、きっと負けてたと思い
ます。最初は何も考えてなかったけど、終わってみると、勝つと負けるとでは大違い
でした。他の女の人の股間を顔に擦り付けられるなんて、、、。あとで、途中失神し
ていろいろ恥ずかしいかっこさせられたと聞いたけれど、負けて顔にあそこをこすり
つけられる恥ずかしさとはくらべものにならない気がします。あの韓国人の娘には悪
いけど、実はすごく最後は充実感でいっぱいだったんです。それだけに、もし負けて
たらと思うとぞっとして、、、あの快感を他人に味わわせるための道具にされたとい
う思い出をずっと抱えて生きるなんて、耐えられない。だから、一言お礼が言いた
かったんです。ありがとうございました。これ、ほんの気持ちです」
そういって、ハルミは一本のボールペンをくれました。エッフェル塔の模様の入っ
た、たぶん日本の誰かへのお土産にするつもりでパリで買ったものの一本なんでしょ
う。
私は、軽く会釈してボールペンを受け取り、振り返らず、出発しました。

それきり、あの時同室になった誰とも、一度も、どこでも、会ったことはありませ
ん。
あれから何年も経って、夢だったのではないかと思うときもありますが、そのたびに
CDプレイヤーとアンプとの間の隙間に飾られた一本のボールペンを眺めて、あの時あ
んな場面に立ち会えた幸せが事実だったのだと確かめたりします。
日本に帰ってから、キャットファイトのビデオや雑誌にはすっかり興味がなくなって
しまいました。あのときより凄いのは見られないでしょうから。

 

 

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