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あるキャットファイトを愛する男のキャットファイト観

 

 

久しぶりに一本のビデオを買った。
いくつかの店を回り、インターネットで調べ、
そして、いくつかの店を回った末にやっとの事で見つけたビデオ。
他のビデオでも良さそうなのがあったが、『これ』と一緒に買うつもりは無い。
『これ』はある意味特別なビデオだ。


キャットファイト特別編O
96分

カナVSリョウコ
ナツキVSみどり

監督/坂本洋介 1999/10/26

最高の水準、キャットファイトを追求した待望の最新作
リングでの素人娘によるファイト
絶対に損はさせません


白いパッケージに書かれた文と、地味だが期待を煽る写真、
それがケースに書かれた全てだった。
このケースは、
「3つに1つは必ず気に入る品がある」
を売り文句にしているキャットファイトビデオ製作会社の品である証拠だ。
この会社は見た目よりも中身とか、買いやすいビデオを心がけ、
出演者のレベルの高さが売りで、現在、トップのシェアを誇っている。
期待しながらビデオをデッキに入れて再生する。
少しの間、真っ暗な画面を見ていると、
そこに戦乙女〈ヴァルキリー〉をあしらったらしいロゴが浮かび上がる。
安っぽいタイトルに、今回の主役四人のカットが入る。
すぐに画面が切り替わり、更衣室へと移る。
そこでは、新人のカナという娘が着替え中だった。
かなりの美少女で、グラビアアイドルといっても通用する巨乳だ。
今回のビデオは、この新人が出ていることによって、品薄状態が続いている。
巨乳好きの僕には嬉しいことだ。
ひとしきり着替えを映した後で、真っ赤なチャイナに着替えたカナの紹介が始まった。

「えーと、カナです。今日は頑張ります。」

照れたように喋る。活発な印象だったが、恥らう様子も可愛い。
全身のアップをゆっくり映した後、次の部屋に行った。
次の部屋はリョウコだった。
こちらも着替え中で、OL風の衣装を身に着けていた。
きつめの顔に、スレンダーで長身、
一年前から、いくつかのビデオに出ていて、最近、人気が上昇中だ。
まあ、僕の趣味じゃないけど。

「どんな相手でも、絶対に勝ちます。応援よろしくお願いします。」

冗談ぽく言って、慣れた様子でガッツポーズを取ってみせる。
次は、またもや新人、こちらもスレンダーな感じで、顔はいい方だ。
チアガールのような服で、新人とは思えないほど慣れた雰囲気がある。

「みなさーん、応援してねー。」

昔のアイドルのような言い方で手を振ってみたりしている。
最後は、みどり、僕が今までのこのシリーズで一番いいと思っている娘だ。
童顔で、背は低めだけど、スタイルは抜群だ。
メイド服というか、ウェイトレスというか、とにかくフリフリの服を着ている。
カメラが正面に来ると、ただでさえ強調されている胸を更に強調して微笑む。
しかし、いつもと違って今回は、カナって娘の後だけにインパクトが少ない。
とにかく、全員の紹介も終わり、試合に移るようだ。
時計を見ると、もう15分経っている。
日付が変わったその時、第一試合開始のゴングが鳴り響いていた。

最初の試合は、カナ対リョウコ
僕としてはカナに勝って欲しいけど、負ける所も見てみたい。
結局、どっちが勝ってもいいんだ。
ただ、いろいろとして欲しいことがあるだけで。
ゴングと共に、二人は少し離れた所から、
お互いの手を掴もうと、手を出したり引っ込めたりしている。
そして、相手の手を掴んだリョウコが、カナにローキックを放った。

「くっ」

意外と強烈なそのローキックでよろけそうな体勢を堪えて、
カナもローキックを放つが、後ろに下がられて空振る。
なおも蹴りを出すが、空振り続け、逆にローキックを喰らって尻餅をつく。

「きゃっ」

軽い悲鳴、そしてリョウコに向き直るも、その手が胸元に伸びてくる所だった。

「いやっ」

胸元をかばって後ずさるカナ、

「無駄なんだよ、手をどけろよ。」

そう言いながら乱暴にカナの手をはずそうとする。
少しの攻防の後、突然リョウコが手を外して後ろに下がった。
よく見てみると、顔にカナの平手が入っていた。

「何すんだよ。」

その隙に立ち上がったカナに向かって叫ぶが、
カナは息を整えているだけだ。
多少胸元が乱れているだけで、脱がされてはいない。

「この、何とか言え」

冷静なカナに腹を立てたのか、叫ぶように言い、カナに詰め寄る。
またもやカナの胸元に手を伸ばし、今度はカナも相手の髪を掴んで対抗する。

「どうせその胸は偽物なんでしょうが、ほら、見せなさいよ、」

カナのチャイナの胸元を引っ張りながら、リョウコが言う。

「偽物じゃない、胸が無いからって、ひがみはみっともないわ。」

左手で胸をかばい、右手でリョウコの髪を引っ張り、カナが答える。

「くぅ、痛いじゃない、偽乳女。」

「偽物じゃないって言ってるでしょ、貧乳」

「私は形がいいの、そんなの垂れるに決まってるわ。」

言い争いながら、服や髪を引っ張る二人、
しかし、カナは片手で服を守っているが、リョウコは両手で服を破こうとしている。
ついに、ビリッ、という音と共にカナの胸元が裂ける。
ブラをしているが、服の中で窮屈だったのか、勢い良く胸が飛び出てくる。

「くっ、この」

カナは思ったほど恥ずかしがったりはしなかったが、
髪から手を離してリョウコの服を破きにかかった。

「止め、くっ、放せ、」

やはり、服を破かれても殆どひるまず、
こちらの服を破こうとしてくるカナに対して、
少しひるんではいるが、何とか対応しようとする。
紙一重で破かれるのは免れたが、そんなに余裕がある状態ではない。
なおもカナの攻めは続いている。

「その無い胸をとっとと出せ。」

腹立たしげにリョウコの服を脱がそうとするカナ、
脱がされまいとするも、上着はもうずり落ちて、
肘のあたりでかろうじて脱がされていないだけ、
更に、ボタンは全て飛んでしまっているので、
もう、有っても無くても同じような物だが、必死でそれを守ろうとしている。

「もう、めんどくさい」

カナは、一度上着から手を放して、その中のブラウスを首の方から一気に引き裂いた。
ぶちぶちぶち、という景気のいい音と共にボタンが取れて前ががら空きになる。
その中には、白いブラに包まれた二つの膨らみがあり、
確かにカナと比べるとあまり無いように見えるが、
平均よりは上の大きさがあるだろう。

「きゃぁ、っく」

出かかった悲鳴を押し殺し、カナに掴みかかる。
カナもリョウコの腕を掴み返し、やや不恰好だが、力比べのようになる。
力ではカナの方が上らしく、少しずつリョウコが押され始た。
まずいと思ったのか、カナを投げようとするが、
足を掛けてもバランスを崩してもいないのに相手がこける訳が無い。
案の定、カナを支点に180度回っただけで、体勢が更に苦しくなった。

「この、倒れろ。」

悲鳴のように訴えて、またも投げを狙うが、そこで自分から体勢を崩し、
押し込まれる形で尻餅をつく羽目になった。

「あう、」

その衝撃で歪めた顔を覆い隠すように、
カナがリョウコに馬乗りになり、
リョウコは、体をくねらせ逃げようとする。
パンッ、乾いた音が響いた。
そして、まだリングにその音が響いている間に、
パン、パンッ、続けて二回、カナの平手がリョウコの頬を叩く音が聞こえた。

「あ、いたっ」

手で顔を守ろうとするリョウコ、

「邪魔なんだよ、」

その手を掴んで足で挟み込み、動きを封じる。

「やめ、放せ。」

カナは、じたばたと足を動かすだけのリョウコのブラに手を掛けると、
これも一気に破り捨てる。
破きやすい素材のブラは、簡単に取り払われ、白い双丘が露になる。

「いや、放して、」

一転、ブラを取られた事がよほど恥ずかしかったのか、じたばたとした動きが一層速くなる。

「そんな胸でも見られると恥ずかしいの?」

取って置きのいたずらを思いついたような笑顔でカナは、
いきなり自分のブラに手を掛けていた。

「何を、」

カナの意図が分からず、得体の知れない恐怖にかられるリョウコ、
そのリョウコに跨ったままでカナは、自分のブラを取り払った。
一層大きくなり、形も整ったバストが飛び出る。
こうして見ると、その大きさが嫌でも目に付く。
整形でもしてるんじゃないかと思ってしまう丸い物体にしばらく目が釘付けになった。

「は、恥ずかしくないの、」

「何言ってるの、ここにいるのにそんな覚悟が出来てない訳無いじゃない。」

そして、体を少し後ろにずらし、その胸でリョウコの胸を押しつぶした。

「くぅっ、あっ、んぐぅ、」

必死で何かを堪えるようなリョウコ、
よく見ると、カナが耳元に何か囁いている。
よく聞き取れなかったが、そこでリョウコの動きがいきなり目に見えて鈍った。
一体何が、と思っていると、いきなり、リョウコが体を仰け反らせて、

「あぁっ、は、はぁっ、く、あっ」

という声を上げ始める。
見れば、カナの手がリョウコのスカートの中に入っている。
胸にばかり気を取られていて気付かなかったが、まずそれが原因だろう。

「ふぅ、」

かなが、軽く、ため息のような息を吐き、立ち上がる。
そして、

「邪魔ね、」

と言うや否やチャイナの両側のスリットから破いて、下着も取り払い、
下半身を露にしてリョウコの顔に跨った。

「ふぁふぃ、ふぁ、ふぐ、ふぅ、ふぐぅ、」

「もう少し、粘って欲しかったけど。」

「ふが、ふぐぅう、ふぁぅう」

何となく物憂げで、物足りなさそうな表情で、フガフガと言うだけのリョウコに跨り続ける。
それは、もう新人のそれではなかった。
それが何かと聞かれれば、たぶん、女王のそれ以外には無いだろう。

「もう、終わり?」

たっぷり3分間跨り、ゆっくりとだが力強いフェイスシットを決めているカナ。
これほどのフェイスシットは今まで見たことが無かった。
そして、失神してやっと開放されたリョウコと、ぼろぼろの服を着てはいるが、悠然とたたずむカナ。
勝敗は歴然としていた。
誰が見ても分かる勝者と敗者の絵の中で、遅いゴングが響いていた。
新人のはずのカナは、大分前からいるリョウコよりも場慣れしている気がした。
なぜか、そんな気が、余裕があるからなのか?
でも、この娘なら、現在の女王である望にも勝てるかもしれない。
それほど、圧倒的な強さだ。


第二試合
ナツキVSみどり

さっきのファイトで半分どこかに飛んでいった意識を引き戻して、
ビデオの続きを見る事にしよう。
今まで僕のお気に入りだった(今はカナちゃん)みどりと、新人のナツキの試合だ。
みどりは、顔に似合わずかなりエグイ攻撃を得意としていて、
毎回相手の服を脱がしてエロ技でイカすというパターンで、かなりの勝率を誇っている。
今回も同じ様に終わるのだろうが、
ナツキって娘はけっこう可愛いし、それもなかなかいいと思う。
とにかく、そう考えている内にゴングが鳴った。
どちらもゆっくりと相手の方に歩み寄り、手を伸ばして服を掴もうとしている。
足を伸ばせば蹴る事も出来る距離だが、どちらも打撃を出そうとしない。
このシリーズを何作か見てきた僕には、これが何を意味するかすぐに分かった。
つまり、レズファイト物のような展開になるということだ。
となると、みどりの勝ちはほぼ決定的と言える。
まだそれほど強い人と当たったわけではないが、
みどりはこの戦い方では今の所、無敗を誇っている。
案の定、ナツキがみどりに押される形でリングの端に追い詰められている。
これでは逃げれないし、しゃがみ込むことも出来ない。

「それじゃあ、気持ちよくしてあげるね。」

アニメのような甘ったるい声でそう宣言し、ナツキの股間に手を伸ばす。
ナツキも一瞬遅れて手を伸ばし、ほぼ同時にお互いを責めだした。

「・・・・・ぅあ・・・あ・・・・ああ」

大して時間が経っているわけでもないのに、
少し顔をしかめたナツキの、半開きになった口からうめき声のような声が聞こえ始める。

「くすっ、もう感じ始めちゃったの」

余裕の表情のみどり、
このまま行ったら確実にナツキが先にイクだろう。
三十秒ほどだろうか、ナツキがうめき声をあげ初めて。

「だから、全然、感じないって」

優勢なはずのみどりが強がりのような言葉を言い始めた。
さらに、よく見ればその足が微かに震え、額にびっしりと汗をかき、
形の良い顎をつたって足下へと流れ落ちている。

「我慢は、体に良くないよ。」

そこで初めてナツキの顔に笑みがこぼれた。
ナツキは、確かに何とも無いわけではないのだろうが、
みどりよりは余裕が見て取れた。

「あんたが、先に、イクの、はぁ、ううっ、く、」

みどりは、微かだった足の震えが激しくなり、汗もその量を増し、今にも倒れそうだ。
そのみどりを支えているのは意地か。
もっとも、その意地もどこまで続くかは分からない。
なにせ、みどりはまだ、服を一枚も脱がされていない。
ナツキは、そのみどりの下着の上からでさえ、これほどまで感じさせているのだ。
みどりも信じられないに違いない。

「くふぅ、ぁああ」

不利と見て取ったのか、みどりは一旦後ろに下がる。

「はぁ、はぁ、はぁ、」

さすがに全くの無事ではなかったのか、ナツキも息が荒い。

「くぅ、ふぅ、はぁ、はっ、」

みどりは、息が荒いだけでなく、何かを堪えるのに精一杯な感じだ。
よろよろとナツキに向かって歩いていくみどり、
たったあれだけのことなのに歩くのも辛そうだ。

「何度やっても同じよ、今度はほんとにイカせるよ。」

ナツキの忠告に少し躊躇うものの、すぐに気を取り直して攻撃に移る。
さっきとは違い、足にしがみついて引き倒そうとする。

「あっ」

思わぬみどりの攻撃に引き倒されるナツキ、
そして、上を取るための攻防が始まった。
服や髪を引っ張り合い、次第に服が脱げ、破れていく。
最後に上を取ったのは、みどりだった。
上を取ったといえ、みどりの被害は小さくなかった。
服は破れ、ぼろ布がかろうじて体に巻き付いているだけで、
ブラもずれて片方の胸の先端が飛び出ている。
もっとも、それはナツキも似たような物で、
服はかろうじて形を守っているが、ゴムの部分は伸びて、
服自体もいつ脱げてもおかしくない状態だ。

「はぁ、はぁ、どう、降参するなら、今のうちよ、」

みどりが尋ねる。
ルールには降参と言う物が無いはずだが、
上を取り、お互いの体力が殆ど無いため、余裕が出たのだろう。
それに対するナツキの答えは、みどりが考えもしない事だった。

「ちょっと上を取っただけでいい気にならないでね。」

「な、」

「別に、下からでもあなたぐらいならイカせれるから。」

驚くみどりの脇腹あたりを独特な方法でさわり始める。

「あ、く、きゃはっ、っく、はぁぅっ」

必死で耐えようとするが、全然堪えれていない。
一瞬腰が上がった所にナツキが手を差し入れる。
どう見ても不利な体制で、それでもナツキは笑っていた。
まるで勝利が最初から決まっているように。
カナと同じような笑みだった。

「はあっ、ぁあ、ぅああああ」

みどりは、突然立ち上がると、
何かを恐れるように股間を手で覆い隠し、何かの液体を撒き散らしながら逃げ出す。

「ほんの少し、イクのが遅くなったね、」

その指についた液体を舐めながら、どこか恍惚とした表情でカナが言う。

「ひやぁ、こないで、だめぇ、」

怯えるみどり、やっぱりだ、カナといい、ナツキといい、絶対にこれの経験がある。
二人ともしている事は違うけど、どこか同じような雰囲気がある。
それに、今回はこんなに圧倒的な差がついている。
どう見ても、この二人は勝つようになっているとしか思えない。

「それじゃあ、先ずはその服を何とかしないとね。」

ナツキは、落ち着いているというより、何も変わった事は無い、
というか、まるで、自分の部屋でくつろいでいるように立ち上がり、
怯えるみどりの方へと歩いていった。
その間に、みどりの下には小さな水溜りが出来、
壊れたおもちゃのように首を振るだけだった。

「さあ、サービスしないとね。」

「だめ、いやぁーーー」

無造作にみどりの服を掴み、上に引っ張って脱がそうとする。
みどりは服を引っ張って抵抗するも、もう何度も引っ張られた布地は耐え切れず。
ビーーーーーーと言う音を出して、みどりが掴んでいるところ以外をナツキに奪い取られた。

「いい眺め、でも、あと一枚かな。」

奪い取った服をリングの外に放り投げて、再びみどりの方へと顔を戻す。
その瞳は、みどりが怯えるほど妖しく輝き、
その笑みは、残酷な物へと変わっていった。

「そうだ、今から自分で全裸になりなさい、そうすれば酷い事はしないから。」

「ほ、本当?」

「ええ、約束してもいいよ。」

「ぅう、」

さすがに羞恥と屈辱が大きく、すぐには動けなかったが、
恐怖には勝てなかったのか、残った衣服を全部脱ごうとする。

「あーあ、恥ずかしいの、こんな事させられたのって初めてじゃないの。」

ケラケラと心底おかしそうに笑うナツキ。
やっぱり自分から脱がすのはあまり好きじゃないけど、
その恥らった仕草が良いと言えば良いぐらいだろうか、
ストリップを見たいわけじゃないので少し飛ばそうかと思ったが、
次のシーンを見て気が変わった。

「どうしたの、まだ一枚残ってるけど。」

「お、おね、がい、これだけは、ゆるして。」

大きな目に涙を浮かべて、しゃがみ込んだみどりはすがるように言う。

「えーと、だめ。約束は守らないとね。」

「でも、」

「それにね、よく考えたら、テレビの前の皆さんがこんなのを好きな分け無いんだよね。」

「え、」

「だから、この慈悲深いナツキさまが最後のチャンスをあげるって言ってるの。」

「ちゃんす?」

「そ、やっぱからみが少なすぎるのよね。」

余裕だ、というか、僕の心の中が見透かされてるような感じだ。
さっきまでナツキの前にいるだけで恐ろしいと言わんばかりのみどりだったが、
ナツキがそう言った途端、最初の顔に少しだけ近づいた。
どうでもいいが、ナツキという娘の言葉には変な説得力があるように思える。

「どっかの露出狂女みたいで嫌だけど、まあ、これぐらいはしないとね。」

ナツキは、何の気負いも無しに無造作に服を脱ぎ捨てる。

「これはあなたも穿いたままだし、別にいいよね。」

やっぱり胸は悲しいほど無い。

「何か、ちょっとむかついたような。」

勘のいい、ビデオの中から見ている人の気持ちを察するとは。
でも、どっかの露出狂女というか、さっきも殆ど同じ事をした娘がいるんだけど。
ある意味もっと過激だったけど。

「さあ、何をしてくれるのかな?」

「く、ぁああああああああ」

叫びながらナツキに掴みかかるみどり。
ナツキは抵抗らしい抵抗もせずに、足を前後に開き、倒れない様にだけ気を付ける。

「そうじゃなくて、こう、でしょ。」

「あんぅ、」

やっぱり、いかせっこにしようとしているらしく、相手のあそこを触りながら言う。

「このぉ、」

みどりはナツキの股間に手を突っ込んで、

「ぁあ、いい、くふぅ、あ、気持ちいい、あぁ」

弱弱しいが、今までの経験からか、的確に指を動かすみどり。
それにまだ余裕が見て取れるが、何かを待つようにナツキはその指を止めた。

「イっ、ちゃえ、はぁ、はやく、イってぇ」

体力の限界が近く、余裕が全く無いみどり。
ずっと喘ぎ声を出し続けるも、まだ笑みが消えないナツキ。
次の瞬間、その状況が一気に変わった。

「ふぅ、ふぅ、ふっ、ぁあ、ん、くぅう」

今までよりも少し大きな声を出したナツキの太ももを一筋のしずくが伝った。
そして、放心したようなナツキの止まっていた手が再び動き出した。
今までのは、ただ待っていただけなのだろう。
自分がみどりと同じ状態になるのを。
どう考えても危険だ、普通、どんなに余裕があってもここまではしない。
なにせ、その状態で巧く手が動かせるのか?
硬く閉じられたみどりの太ももを開けるのか?
しかし、そんな心配は無用だった。

「くんっ、んっ、あ、ぁあ、」

「ふぅ、ふぁ、んっ、どう?っく、これぐらいは、はぁ、して欲しいけど、ぅう、ねっ」

軽く数回撫でただけでみどりの足は震え、閉じていた太ももは開き、
そこからは、以前にも増してしずく、いや、小川のように液体が流れていた。

「どう、ふぅ、あなたじゃ、んっ、勝てない、ぅあ、」

「だめ、イって、うぅ、ぁあん、ひいぅっ、まけ、たくない、ぃい、」

最初の勝負はナツキの圧勝だったが、今度の勝負はほぼ互角、
体力が殆ど残ってないみどりの方が不利とはいえ、頑張っていると言えた。

『ぁああああああああああ』

どちらとも無く、一際大きな喘ぎ声と供に、二人の指の動きは止まった。

「はぁ、はぁ、」

「ふぅ、ふぅ、」

どちらも息を整えるのに必死だ。

「はぁ、じゃあ、最後の仕上げに、いきますか、」

苦しそうではあるが、先に動き出したのはナツキの方だった。
ゆっくりとみどりの後ろに回ったナツキは、後ろからみどりの豊かな胸を鷲づかみにして、
器用にも、別々の動きで揉みしだいた。

「ぅああ、ぁあ、ぅうう」

弱弱しいものの、反応するみどり。

「はぁ、あんた、ちょっと胸がでかいからって、」

「ふあぁ、はぁん、んあぁ」

「こんなに、ここを、硬く、尖らせて、」

「ひはぁ、はぇえ、はへぇ」

そういえば、さっきはナツキの胸に、張り出したみどりの胸が当たっていた。
自分も似たような物なのに、なんか、いやな思い出でもあるんだろうか?

「この、潰れろ、」

これまたどうでもいい事だが、涎と汗で二人の体はライトを反射して妖しく光っている。
特に、ナツキに胸を揉まれ続けているみどりは、全身をほんのりと紅く染めている。
これほどまで徹底してイカせようとしたのは見たことが無かった。

「ふぁ、んぅっ、あぁ」

段々と膝が崩れていき、膝立ちの姿勢になった。

「そろそろ、いいかな、」

それからのナツキは、派手なことは一切せず、
自分の体を使って相手をイカせようとしていた。
そして、みどりをイカせた後に、相手の股間から顔を上げた時のナツキの顔は、
放心状態に近かったが、妙に満ち足りた表情だった。

こうして、内容は圧勝、結果は辛勝でナツキの勝ちに終わった。


一本でこれほどまでに濃い内容なのは初めて見た。
今までのは、顔がいいから楽しめたという程度の物があったり、
どこか白けてしまう程あっさりと終わったり、そんなのもあった。
これは、そんなのとは違い、台本があるように目が離せない展開だった。
カナは、その派手な展開で、ナツキは地味だが余裕を見せたり、
サービスしたり、どちらも見ている人を意識しているように、
違う形で強さを見せつけた。


最後に少しだけおまけが付いていた。
ボーナスバトル、カナ対みどり

これを作った人は、ある客層を意識してるのだろう。
口コミで広がった、このビデオの見所の1つが、これだ。
これは、リングじゃなくて、独特な場所で行われる戦いで、
今回は、狭い、二人が入るとスペースがいくらも無い位狭い、
ゴムのような柔らかい部屋のようだ。
打撃は殆ど効果が無く、狭いため、離れる事も出来ない。
いろんな意味でデスマッチが繰り広げられる場所だ。
二人が中に入る。その服は、ここでは脱がせにくいから当然と言えば当然だが、
水着、それも通常のデザインではなく、
二つのチューブに胸と腰を通しただけとでも言うべき形だ。
見かたによっては、大事な部分にモザイクがかかっているようにも見える。
上にしかカメラが無い為、中は見えないが、下から見れば丸見えだろう。
胸を被う部分は、外れてなんぼなので、後ろはマジックテープで止められているだけだ。
ボーナスだけに、バカらしいが、非常にマニア受けする戦いになるだろう。
何はともあれ、畳にして二畳程の狭い空間でのイカせっこは始まった。

「へぇ、あなたが新しく入ったカナって娘ね。」

「えぇ、そうですよ。」

「すぐで悪いんだけど、めちゃくちゃにしてあげる。」

「できますか、ナツキに無残に負けたあなたに?」

「な、」

やっぱり、カナとナツキは知り合いだった。
ナツキにされた事を思いだしてか、みどりの顔が真っ赤になる。

「図星、ですか。」

「う、うるさいわね、あなたぐらいどうにでもなるわ。」

確かに、みどりはナツキに敗北した。
その代わり、相手が少しでも感じ始めていれば、ナツキと互角だとも言えた。
それに対し、カナは打撃とか、力で押すタイプ。
ここでは不利すぎる。

「逃げないでね、」

「そっちこそ、」

胸が触れ合う程近づいた二人は、ゆっくりとお互いのアソコに手を伸ばす。
自分の方が先にという気持ちが無いのか、それとも余裕の表れなのか、
目的の場所に到達しても軽く撫でるだけで目立って動かしはしない。
少しでも屈めば、中身が見える短いスカート状のビニールの中で、
ゆっくりとした動きが、突如速くなった。

「ぁあ、ぅっうん、あ、くぁ、あ、ぁあ」

「どう、したの、威勢が、良かった、ふぅっ、のは、最初、だけ?」

その速さが変わった一瞬、つまり、カナの顔が一瞬歪んだ瞬間、
そこで行われた攻防では、みどりが優位に立っていた。

「この位で、ぁあ、ちょう、しに、のるな、あっ、っくぅ」

「事実、でしょう。ふっ、ぁぅう、現に、もう、限界じゃない。」

まだ始まって一分程なのに、もうカナは出来上がっていた。
いくらなんでも早すぎるが、何があったかは分からない。

「っくぅ、だから、調子に、のるなぁ」

「え、きゃぁうっ」

身長で勝るカナが、突然、みどりの体を少し持ち上げた。
左手は今までどうりみどりのアソコに、
右手はみどりの背中の方から左手で触っている所の付近に、
その二箇所で支えられたみどりは、うまくカナのアソコを触れず、
食い込むカナの指の痛みに悲鳴を漏らした。

「どう、ちびちゃん。」

足をばたつかせるみどり、だがそれは、自分に痛みとして帰ってくる。
さすがのカナも、小柄とはいえ一人の人間を長い間支える事はできないので、
そこで一旦みどりを下に下ろす。

「く、あっ」

やっとの事で下に降りられたと思った矢先に、
カナがそのまま体当たりのように胸のあたりでみどりを押し、
壁にみどりの小柄な体を押し付けた。

「はぁ、はぁ、どう、ふ、おちびちゃん」

「もう、っく、どうなっても、知らない、壊れろ。」

壁とカナにはさまれ、たいしたスペースも無い中で手をいつもと同じように動かす。
不利な体制でも互角に勝負を進めている。
一進一退の攻防の中、みどりはあることに気付いたようだ。
最初からずっとカナが同じ所しか責めてない事に。
カナの方が腕が長い。
だから、くっつくようにしないといけない責めよりも、
手を伸ばしての胸を揉む等のほうが効果は高い。
さらに、みどりは実は胸が弱い。
ナツキは殆ど無視していたけど、ただでさえ不利なカナは、
積極的に狙った方が特なはず。

「もしかして、」

みどりは体力的に不利な為、このままでは勝ちにくいと判断したのか、
カナの胸に狙いを定めた。

「あ、っこの」

さっと胸を被う物を取り払い、外に投げ捨て、その胸を鷲づかみにする。
その所為で、互いの距離が離れてしまった為、
カナの技量では、アソコでイカせない状態になってしまった。
だから、カナもみどりの胸を露にすると、その胸を揉み始めた。

「やっぱり、あまり巧くないね。」

「う、うるさい。」

「そんな動きじゃねぇ、痛いよ」

みどりに幾分か余裕が出てきた。
カナの胸は、大きく、弾力もあるので、みどりの小さな手に余るため、
狙いをその先端に絞っている。
カナは、不慣れな感じでみどりの柔らか目な胸を揉むも、
力が入りすぎていてみどりはいくらか痛いだけのようだ。

「どうしたの、さっきは上手だったのに、」

「練習相手の胸が無かっただけよ」

「そう、それは気の毒ね」

じりじりと逃げようとしているのかカナが後ろに下がる。

「私が、恐いの?大丈夫、優しくしてあげるから。」

ちょうど真ん中ぐらいでカナが後退していた動きが止まる。
みどりの挑発に気を取られずに、その位置を保とうとだけしている様だ。

「さっきも言ったけど、調子に乗るな。」

一気にみどりの手を跳ね除けたカナが、みどりの肩に手を置いて、
動けないようにしてから、後ろに回り込む。

「これで、あなたは何も出来ない。」

「は、はなして、」

「さっきから変だと思ってたんだけど、」

「何がよ」

「これなら、いつもしているみたいに出来る。」

「な、あうん、あん、あ、ぁああ、あん、」

「私も、自分でする時があるんだよ、当然だけど。」

今までよりも遥に巧みな動きでみどりを責めるカナ。
確かに、彼女の胸に比べれば、みどりのは扱い易いだろう。
見る間にその内股を液体が伝う。

「あぁ、胸、弱かったんだ、私もこれからは練習しとかないとね。」

「ふぁ、ふぁひっ、ふぁあん、」

「んー、綺麗な首筋、舐めちゃおうかな、」

何ていうか、どちらも優位に立つと途端に余裕になる。
危ないんだけど、そういうの、まあ、いいけど。

「そろそろ終わろうか、いつものように。」

みどりを仰向けに寝かせて、その顔に座る。
狭い部屋のため、みどりの足が曲がっている。

「ここは狭いから、ちょっと特別で」

跨ったまま、器用にもみどりの体を蛇のようにくねらせて壁に向かっていく。
髪が巻き込まれる痛みでみどりが悲鳴を漏らすも、もごもごというだけだ。
壁に到達すると、みどりの足を脇に抱え込んだ。

「さあ、イキましょうか。」

顔をみどりのアソコに近づけ、それを舐める。

「ふーん、これのどこがおいしいんだろう、ま、いいけど。」

「ふぁあ、ふぁ、ふぁぐぅ、ふ、ぁぐ」

「息が気持ちいいよ、って舌を伸ばすな、あきらめないのはいいけど、舌噛むよ。」

「ふぁうん、ぐぅ、ぁふぁあ」

ひたすらみどりのある部分を舐めつづけるカナ、
でも、何故かけっこう感じてたりする。
当然といえば当然だが、たぶん、さりげなく腰を動かしているのと、
みどりの胸の先端が内股を刺激するのがいいのだろう。

「ん、ふぁあああ」

一瞬力んだ後、カナの下には、かなりの量の飛沫があがっていた。
それは、みどりの顔にかかり、
口や鼻に入って、むせている。
カナは、それもまた心地良いのか、笑いながら跨り続けた。
後に残されたのは、2人分の液体を全身に浴びて、ヒクヒクと動くみどりだけだった。
そのみどりの絵のまま、スタッフロールのような物が流れ、
ビデオは終わった。



人物紹介

カナ:お分かりでしょうが、芳野加奈の19歳バージョン、一話の前半と後半の間の物語なので詳しくは言えないが、大分変わってる。T162 B105 W58 H91 になってるみたい。

ナツキ:今回は無敵ぶりに磨きがかかっている夏樹、性格がサドからマゾになっている感じだが、それについてはまた今度、 T158 B76 W55 H78 貧弱な感じ。

リョウコ:使い捨てキャラの一人、遼子と書くらしい。T167 B85 W56 H83

みどり:友達からもらったキャラ、本当はリーフっていうファンタジーなキャラ、イラストも一緒にもらったので書きやすかった。リーフ=葉っぱ=緑っていう単純な発想で名付けた。
T151 B97 W60 H87 いじめられキャラとの注釈があったので、いじめてみた。
   
   


この作品は、フィクションです
実在の団体 個人 とは関係がありません
また、出てくるビデオは作者の妄想上のシリーズです
現実には存在しません

 

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