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茜vs恵

 

 

ここはどこにでもあるようなA高校。そこに茜と優子は通っている。クラスは組しかなく、茜は1組、優子は2組だった。人は修学旅行で顔を合わせて以来、女のプライドをかけて2回戦った。 結果は1勝1敗。お互いに満足していない。2人とも負けた悔しさが忘れられなかった。どうにかあの女と決着をつけるいい機会はないかと考えていた。
そんな中、ある時、A高校で1番強い女はだれだろうか?という話になった。1組の中で1番を決め、さらに2組の中で1番を決め、その2人が戦って勝った方がA高校NО1、というものだった。それも、クラスの女子が全員見ているなかで・・・その話は茜と優子にも届いた。2人はこのチャンスを利用して、あの女にみんなの前で恥をかかそうと考えていた。

        決勝のルールはこうだった、
・2人のどちらかが気を失うまで戦う。
・顔面への打撃はなし
・時間は無制限

これを週末の体育館にマットを敷いてする、というものだった。
2組の代表はすぐに、優子に決まった。みんな優子の強さを知っていたし、何より気絶するまで戦うという勇気はなかった。
1組も茜が選ばれるだろう、と考える者が多かった。だが、代表を選んでいる放課後、恵という美少女がそれに反対した。

彼女は茜の親友であった。
教室には茜と恵とそのクラスの女子が集まっていた。

茜 恵、私に行かせてよ。お願い
恵 いやよ。私だってNО1になりたいの!!
茜 あんたじゃ無理よ!大体1組で1番の女がいくんでしょ?あんたより私のほうが強いんだから。

確かに昔から2人は喧嘩もよくしたが、茜が勝つことのほうがほとんどだった。

恵 昔の話よ!今は私のほうが強いわよ!!
茜 どうやら口で言ってもわからないようね・・・
恵 体で教えてやるわよ・・・
茜 ここで勝った方が代表ってことでいいわね?
恵 望むところよ! ただし決勝のルールで決着つけましょう?
茜 いいの?あんたみんなの前で気絶するのよ?
恵 それはあんたのほうだけどね!

そう言うと恵は右手を高く上げた。その手に茜が指を絡ませ力比べから始まった・・・

茜 うぐぐぐ・・・んんんんんん
恵 どうしたのよ、その程度の力じゃ私には勝てないわよ!

茜は優子のほうが強いのがわかった。
そのまま茜は恵を床に押し付けた

周りで見ていた女子から歓声が上がる・・・

茜 さっさと終わらしてあげる・・・

茜は優子に接近して首を絞めようとした、だがなかなか近づけない・・・

茜 くっ・・・・・・
恵 まだまだ戦いは・・・これからよ・・・はぁはぁ・・・
茜 少しは強くなったようね・・・
恵 いつまでも・・・あんたの下だと・・・思わないでよ!
茜 この戦いだけは・・・譲れないのよ!!
恵 はうんんん・・・・・・あかね・・・
茜 んんんん・・・めぐみ・・・

茜もどうしても優子との決着をつけたかったし、恵も茜を超えたかった。
しかし2人の力差が現れる・・・
茜はついに恵のマウントポジションを奪った。

茜 ほら・・・あんたの負けよ・・・
恵 んんんん・・・いや・・・だ・・・
茜 覚悟しなさい・・・

茜はお尻で恵の顔を覆い呼吸を奪おうとした・・・だがそれを予測した恵はすばやくよけていた。しかしそれを読んでいたかのように茜は後ろに回り、チョークスリーパーをかけた。そのまま自分の体を倒して恵を仰向けにする。

茜 みんなの前で気を失いたくなかったら、ギブアップしなさい・・・今なら許して上げる・・・

茜も親友の恵を傷つけたくなかった・・・

恵 いやよ・・・すぐかえしてやるんだから・・・くっ・・・
茜 あんたのために言ってるのに!!

茜は足を恵の足に絡め、恵の足を思いっきり左右に広げた・・・恵のスカートの中がみんなに丸見えになる、恵の顔がさらに赤くなる・・・

茜 ほら、恥ずかしいでしょ?ギブしなさい!
恵 ・・・ノー・・・

何とか茜の手をはずそうとするが、力が強くてとてもはずせない。
でもギブはできなかった・・・自分で言い出したルールは変えるわけにはいかなかった。プライドが許さなかったのだ・・・

茜 なら終りよ!!!!

茜はいっそう力を強め、恵を失神させた・・・

   A高校NО1決定戦は、1組代表の茜か2組代表の優子の組み合わせとなった。

  2人のかつてない壮絶な戦いが今始まろうとしていた・・・






 

 

 

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