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習い事で忙しい子どもたち
  (寿福庵真鏡編。春亭・柳川重信画。文政6年(1823)〜弘化4年(1847)刊 『主従心得草』。[江戸]和泉屋庄次郎板)*挿絵は3編上巻
少年・少女は習い事に出精すべきである。若い時分に物を習っておかないと、成人してから後に後悔する事がある。物を習うことは、出世の近道であり、自然と財宝が集まってくる助けとなるものである。
*三味線の手ほどきを受ける少女たちと、手習いの指導を受ける少年たち。何度も練習して真っ黒になった手習い草紙や天神机など、当時の寺子屋の雰囲気が伝わってくる。