往来物その他の和本をお譲りします:2016年12月10日更新──3577点新規出品
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税込価格 商品名 および 説明
1800円 庭訓往来(改正庭訓往来)
【判型】大本1冊。
【作者】不明。
【年代等】江戸末期刊。[江戸]森屋治兵衛板(備考欄参照)。
【備考】分類「往来物」。頭書絵抄本。本書は江戸の森屋治兵衛蔵板だが、諸国売弘書肆が多いのが特徴で、刊記には山形、米沢、三春、宇都宮、成田、古河、佐原、土浦、真鍋、高崎、深谷、熊谷、甲府、木更津の18書肆が名を連ね、江戸末期の往来物等の販売ルートの一史料である。江戸板が遠く出羽、奥州、野州、上州、常州、武州、甲州など東日本の各地で販売されていたことを示す点で興味深い。
★原装題簽欠、状態良好
3000円 〈開明〉新語往来
【判型】半紙本1冊。縦225粍。
【作者】深沢菱潭作・書。
【年代等】明治7年6月刊。[東京]書学教館蔵板。[東京]吉田屋文三郎(文江書房)売出。
【備考】分類「往来物」。原装本を全冊収録したほか、刊記の異なる別本を抄録した。本書は、「偉哉(おおいなるかな)方今、開明・盛大の御聖世、徳化・徳沢・仁恤の恵は四海八隅と万国世界に浹洽(きょうごう)し…」で始まる七五調の文章で、新語を中心に同義語や類語を列挙した往来。文明開化の著しい日本の姿(国体・国政)と、天皇・皇族・官僚・国民が一体となって「脱旧除弊」「去古迎新」に努めること、また文明社会における学問・文化周辺の語彙や心得、さらに、人倫、学校教育、学習すべき書物(和漢洋の具体的書名を列挙)、日本の国土・地理・政治、諸外国名、神国日本の沿革、東京の歴史や現況、日本の治安、風俗、物産、経済、行政、諸官庁、通信・運輸等の語彙を羅列し、最後にめざましく発展してゆく日本の現状を述べて締め括る。
★原装題簽欠、状態良好
1500円 青陽帖
【判型】特大本1冊。
【作者】大谷永庵書。
【年代等】天保3年春刊。[京都]山城屋佐兵衛ほか板。
【備考】分類「往来物」。★参考=青陽帖 【作者】大谷永庵(業広)書。大谷栄庵(業延)跋。【年代】天保二年(一八三一)跋。天保三年刊。[京都]山城屋佐兵衛ほか板。【分類】消息科。【概要】特大本一冊。天保頃に続々と出版された大谷永庵の手本の一つ。前半に「新春御吉兆以参上可申候之処…」で始まる新年祝儀状以下二五通の消息文(仮名文数通を含む)を掲げ、後半に王建「宮詞」、雍陶「城西訪友人別野土」の漢詩や藤原家隆らの和歌を載せる。いずれも大字・三行・無訓で記す。後掲の『〈長雄〉青陽帖』とは全くの別内容。
★原装、題簽付き虫損目立つ(文字が大きいため判読は可能)。
2500円 農家用文章大全
【判型】半紙本2編合1冊。縦226粍。
【作者】高井蘭山作。
【年代等】文化4年初刊。江戸後期再刊。[江戸]和泉屋金右衛門板(後印)板。
【備考】分類「往来物」。半紙本2編2冊、のち2編合1冊。農家日用の消息例文を集めた用文章。単なる消息例文集ではなく、四季折々の農事など農家に必要な諸知識・心得を織り交ぜるのが特徴。初編は「年始状、附り農具修復之事」〜「御褒美頂戴御請書之事」の33通(うち7通は農業用文)および「五穀成就の辨(ことば)」。一方、2編は「年礼の書状」〜「長寿にて御扶持頂戴村内振舞の文通」の15通と「五人組帳前書・奥書」から成る。初編が農事一辺倒であるのに対して、2編には五節句祝儀状や諸用件の例文を含み、また、五節句や書簡作法等の注記を施すのが大きな違いである。消息例文は大字・五行・付訓、「五人組帳前書」は七行・付訓で記す。
★原装題簽欠、状態良好
2500円 実語教童子教具註抄(実語教余師・童子教余師)
【判型】半紙本1冊。縦221粍。
【作者】山崎美成(久作・北峯)注。
【年代等】天保13年12月作。天保14年7月刊。[江戸]藤屋宗兵衛ほか板。
【備考】分類「往来物」。★参考=実語教童子教具註抄 【作者】山崎美成(北峰・久作・好問堂)注。【年代】天保一三年(一八四二)作。天保一四年刊。[江戸]藤屋宗兵衛ほか板。【分類】教訓科。【概要】異称『実語教具註抄』『実語教(童子教)余師』。半紙本一冊。『実語教・童子教』の注釈書。文化一三年(一八一六)刊『実語教童子教証註』(振鷺亭貞居注)からの影響を色濃く受け、さらに天明五年(一七八五)刊『実語教童子訓』、文化九年刊『実語教絵抄』(岡田玉山編)を参照して施注したもの。仏典の引用を極力控えるなど排仏的で簡潔な施注が特徴。編集形式は『証註』と同様で、二教本文を二〜四句毎に大字・七行・無訓で掲げ、続いて割注を置き、頭書に書き下し文を載せる。本書を模倣した注釈書として、弘化四年(一八四七)刊『実語教童子教増注鈔』(近沢幸山注とする)や嘉永三年(一八五〇)刊『実語教童子教精注鈔』(蔀関牛注とする)があり、さらに頭書に若干の挿絵を加えた慶応元年(一八六五)刊『実語教童子教具註鈔』(蔀関牛注とする)も本書の亜流である。
★原装、題簽付き状態良好
4500円 〈絵入文章〉日本往来
【判型】半紙本1冊。縦222粍。
【作者】西川竜章堂書。蔀関牛画。
【年代等】文政10年初刊。江戸後期再刊。[大阪]河内屋勘助板。
【備考】分類「往来物」。★参考=〈絵入文章〉日本往来 【概要】半紙本一冊。貞享五年(一六八八)刊『日本往来』の増補版。貞享板本文が八通の書簡文から成るのに対し、本書は「新年之御慶賀不可有窮期御座、目出度申納候…」で始まる一月状から一二月状までの一二通で綴る。随所に増補が見られるが、基本的に貞享板と同傾向の記述で、見返に「日本六十余州の名所旧跡・神社仏閣、名物・名産、国郡・風土・石数等を四季十二月の文章につゞり、商人日用の便利とす。尤も幼童児女、是を熟習すれば、諸国の地名を諭し、おのづから手習稽古の便ともなる百家通用の絵入本なり」と紹介する。
★原装、題簽付き美本。
1500円 百性往来(異本・本細工所板)
【判型】半紙本1冊。縦220粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。[大阪]本細工所板。
【備考】分類「往来物」。★参考=百性往来(異本) 【作者】不明。【年代】文化一〇年(一八一三)刊。[大阪]藤屋善七(春星堂・北尾善七)板。また別に[大阪]本細工所板(後印)、[大阪]秋田屋市兵衛板(後印)等あり。【分類】産業科。【概要】異称『新撰百姓往来』『〈農民専用〉百姓往来』『〈新板〉百姓往来』。半紙本一冊。明和三年(一七七六)刊『百性往来』をベースに相当の増補・改訂を施した往来。冒頭は「凡、於農業之家生、常々持扱文字、員数、取遣譲証文、或は質入、本物返、註文、売買、金銀銭、請取、勘定、算用帳…」で始まる本文を大字・五行・付訓で記す。本文の大半を農業関連語彙にあて、特に「農作物」と「樹木・草花」の二部門でかなりの増補(割注形式で記す)を行った一方、明和板の中心を占めた「農具・機織具」の語彙を削減し、とりわけ「農民の常食」「牛馬の種類」「農家の造作」に関する語句を全て省いた。表紙見返に「此書何人の作といふ事知れがたし…」で始まる序文を置き、裏表紙見返には天候関連語や十干十二支を掲げる。なお、本書の初板本は文化一〇年・藤屋善七板『新撰百姓往来』(筑波大学蔵)だが、一般にはその改刻本(天保一四年(一八四三)以前刊)の大阪・本細工所板が流布した。
★原装、題簽付き状態良好(見返し一部破損)。
3500円 〈絵入〉御式目童子訓
【判型】半紙本1冊。縦227粍。
【作者】沢華陽斎注。合川和画。
【年代等】文化8年1月刊。[京都]蓍屋儀兵衛ほか板。
【備考】分類「往来物・法制」。★参考=〈絵入〉御式目童子訓 【作者】沢華陽斎注。合川和(秀成・士陳・雪山)画。【年代】文化八年(一八一一)刊。[大阪]加賀屋善蔵ほか板。また別に[京都]蓍屋儀兵衛ほか板あり。【分類】歴史科。【概要】半紙本一冊。『御成敗式目』の童蒙向け注釈書。『式目』本文を大字・七行・付訓で記し、頭書に平易な本文要語解を置き、さらに本文・頭書に数葉の挿絵を掲げる。巻頭に「士農工商図」「読書・手習い図」等、巻末に「九々のこゑ」を載せる。
★原装題簽欠、状態良好
2000円 寺子用文章
【判型】半紙本1冊。縦233粍。
【作者】不明。
【年代等】明治2年12月書。
【備考】分類「往来物」。手習師匠の手控えと思われるもので、多くの往来物を収録した写本(合本科往来)。「いろは、文章、十干十二支、京町尽、国尽、名頭、家名尽、仕官用撰、都名所、商売往来、諸職往来、百官名尽、東百官、文章」を収録。師匠らしく、奇麗な筆跡。
★状態良好
1500円 〈御家〉女今川
【判型】大本1冊。
【作者】不明。
【年代等】寛政8年5月初刊。文化9年6月求板。[京都]菱屋治兵衛板。
【備考】分類「往来物」。頭書「教訓日々草」ほか。絵入。
★原装、題簽付き状態良好
3000円 女大学宝箱
【判型】大本1冊。
【作者】不明。
【年代等】享保元年初刊。寛政2年9月再刊。[大阪]柏原屋清右衛門ほか板。
【備考】分類「往来物」。★原装、題簽付き状態良好。★参考=女大学宝箱 【作者】柏原屋清右衛門作か。【年代】享保元年(一七一六)刊。[大阪]柏原屋清右衛門板。【分類】女子用。【概要】異称『女大学』。大本一冊。『女大学』本文のみ、またはそれに多少の記事を付録させたり、『百人一首』その他の女子用往来と合綴するなど種々の形態で、また、その書名も初板本『女大学宝箱』を始め『女大学宝文庫』『女大学教文庫』のように『女大学○○』の書名で極めて多数の刊本が伝わるほか、『女訓大学』なる改題本も存する。普及の面では『女今川』と並んで最も板種の多い女子用往来だが、その背景には一般に「貝原益軒作」と信じられてきた事情があったと考えられる。しかし本書の成立に柏原屋清右衛門が関わっていたことは疑いない。まず『和俗童子訓』巻之五「教女子法」全一八カ条のうちの一三カ条を抽出して改編した『新女訓抄』(全一一カ条。正徳二年刊『女用智恵鑑』中に所収)が益軒生存中に成り、さらにこの『新女訓抄』中の七カ条を母体に、各条を短文に分けて全一九カ条および後文としたものが『女大学』であった。内容は、第一条「親の教え」、第二条「女徳」、第三条「男女の別」、第四条「七去」、第五条「舅姑への孝」、第六条「夫への服従」、第七条「夫の兄弟との和睦」、第八条「嫉妬と諌言」、第九条「言葉の慎み」、第一〇条「家事への専念」ほか、第一一条「信仰について」、第一二条「分限に基づく家政」、第一「三条男女の隔て」、第一四条「衣服の心得」、第一五条「親戚付き合い」、第一六条「舅姑への孝と婚姻後の心得」、第一七条「家事は自らなせ」、第一八条「下女を使う心得」、第一九条「婦人の心の五病」で、後文には以上の条々を幼時よりよく学ぶことが女子生涯の宝となることを強調して締め括る。初板本系『女大学宝箱』は、「女大学」本文を大字・五行・付訓で記し、頭書に「女職人之図」「同商人之図」など庶民女性の職業を紹介し(往来物では最も早い)、さらに前付に「女農業之図」「南都八景之図」「十二月色紙和歌」「源氏物語絵抄」「同引歌」、後付に「(婦人)世継草」「同産前之次第」「同産後之養生」「小児やしなひ草」「同急病妙薬」「二十四孝和解」「百人一首絵抄」などを収録する。また、本書に『百人一首』を加えた増補版も寛政期以降に数回出版されるなど、初板本系統だけで明治初年までに約二〇種の板種を数える。そのほか、『百人一首』や『女今川』、あるいは女用文章等と合冊されたものなども含め、『女大学』は江戸中期〜明治期にかけて一八〇種以上の刊本が発見されている。
2500円 女論語宝箱
【判型】半紙本1冊。縦226粍。
【作者】作者不明(貝原益軒作と仮託)。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]山口屋藤兵衛板。
【備考】分類「往来物」。
★原装、題簽付き美本。
3500円 〈長雄〉源氏かな文章
【判型】大本1冊。縦270粍。
【作者】長雄(数楽)耕文書。
【年代等】明和9年刊。江戸中期再刊。[江戸]山崎金兵衛板。
【備考】分類「往来物」。裏表紙に、天明二年の購入メモあり。★原装、題簽付き状態良好 ★参考=〈長雄〉源氏かな文章 【作者】長雄耕文書。【年代】明和九年(一七七二)刊。[江戸]山崎金兵衛板。【分類】女子用。【概要】大本一冊。『源氏物語』五四帖の名を七五調の美文で綴った大字・三行・無訓の手本。「源氏のすくれてやさしきはその名も高き桐壺よ、余所にて見えし箒木は、われから音になく空蝉や…」で始まり、「…契りあたなる蜻蛉を、おのかしそめの手ならひは、はてもゆかしき夢の浮橋にたゝすみまいらせ候。かしく」で終わる。七五調の文言の末尾が次の文言の冒頭と同音になる、いわゆる「文字鎖」で記されている。このほか、本書後半部に四季の女文八通を収録する。なお、本書前半部を改訂した往来が寛政七年(一七九五)刊『源氏名寄文章』である。また、江戸後期刊『美屋古路・源氏名寄』に所収の「源氏物語名寄文」も本書とほぼ同文である。
3500円 〈新板〉女用仮字書筆
【判型】大本1冊。縦266粍。
【作者】村井範啓作・跋。北尾辰宣(雪坑斎)画。中谷楮同書。
【年代等】寛延2年初刊。刊年不明(刊記欠)。
【備考】分類「往来物」。★参考=〈新板〉女用仮字書筆 【概要】大本一冊。全文を散らし書きで綴った頭書入りの女用文章。「春のめてたさ何方も思しめすまゝといわゐ入まいらせ候…」で始まる新年状以下二一通を収録する。内容は季節折々の挨拶や京・江戸等の四季風物、慶事その他に関する手紙で、いずれも長谷川妙躰風に綴る。前付・頭書には挿絵も多く、「摂津国五景詠物」「三曙和歌図」「初春祝」「七夕の由来」「女歌仙姿絵抄」「花月占伝授」「懐胎十月教歌」「人間一生の祝儀」「染物のひでん」「しみ物おとしやう」「まじなひの秘術」「万病妙薬」「男女相性并歌」等を載せる。
★原装、題簽付き状態良好(表紙一部破損、奥付欠)
3000円 慶寿百人一首
【判型】半紙本1冊。縦226粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。刊行者不明。
【備考】分類「百人一首」。頭書「女手習教訓状」「御所大和言葉」ほか。
★原装、題簽付き状態良好
2000円 百人一首
【判型】半紙本1冊。縦223粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]山口屋藤兵衛板。
【備考】分類「百人一首」。書名は仮称。
★原装題簽欠、状態良好。頭書絵入。
3000円 商人平生記(アキンドヘイゼイキ)
【判型】半紙本1冊。縦220粍。
【作者】難波吾平作。伴祐佐(バンユウスケ)序。
【年代等】元文3年7月序。同年8月刊。[京都]菊屋七郎兵衛板。
【備考】分類「商業」。
★原装、題簽付き状態並み(染みあり、表紙一部破損)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、15000円】。
11000円 阿弥陀経和訓図会
【判型】大本3巻3冊。縦251粍。
【作者】山田野亭作。松川半山画。
【年代等】天保15年1月刊。[大阪]秋田屋太右衛門ほか板。
【備考】分類「仏教」。
★原装、題簽付き状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、15000〜85000円】。
5000円 五十鈴川
【判型】大本1冊。縦258粍。
【作者】本居内遠(ウチトオ)編・序。本居豊頴跋。
【年代等】嘉永3年冬作・序。嘉永5年3月刊。[若山?]藤垣内蔵板。[若山]坂本屋大二郎ほか売出。
【備考】分類「歌集」。
★原装、題簽付き状態良好(末尾のど小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、35000円】。
20000円 闕疑抄(伊勢物語闕疑抄)
【判型】大本5巻2冊揃。縦266粍。
【作者】細川幽斎(藤孝)作・跋。也足叟素然(中院通勝)跋
【年代等】文禄5年2月作・自跋。慶長2年10月、也足叟素然跋。万治2年8月刊。[京都]吉野屋権兵衛板。
【備考】分類「注釈」。
★原装、題簽付き状態良好(一部小虫*判読に支障なし)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、万治板が14万5000円】。
300円 田舎荘子(外編1巻)・拾玉智恵海(下)、端本2冊
【判型】半紙本2冊。
【作者】江戸中期刊。
【年代等】田舎荘子は刊行者不明、拾玉知恵海は[京都]蓍屋勘兵衛板。
【備考】痛み本・端本2冊。
9500円 一休諸国物語図会拾遺[諸国物語図会拾遺]
【判型】大本2巻2冊。縦249粍。
【作者】辻本基定作。桃嶺雅喬ほか画。
【年代等】天保15年作。弘化3年初刊。江戸後期再刊。刊行者不明。
【備考】分類「合巻」。
★原装、題簽付き状態良好
4500円 伊呂波釈文(国字攷補遺(カナコウホイ))
【判型】大本1冊。縦257粍。
【作者】山田静(松斎)編。篠田惟賢子(宝甫)補。
【年代等】文政6年12月刊記。文政9年3月、川内一鶚跋。文政9年4月、亀田綾瀬(長梓)序。文政11年8月増補・刊。[江戸]和泉屋庄次郎ほか売出。*補遺は[信濃]粋経堂蔵板。
【備考】分類「文字」。「国字攷補遺」および「大和仮名考」の柱に「宝善堂蔵」、「附録補遺外伝」の柱に「酔経堂蔵」とあり。
4000円 うすひき歌信抄
【判型】半紙本1冊。縦225粍。
【作者】諦住作・序。
【年代等】安永7年自序。安永8年1月刊。[京都]菊屋喜兵衛板。
【備考】分類「真宗」。
★原装、題簽付き状態良好。稀少本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、16800円】。
2500円 〈崑崙堂〉絵入観音経
【判型】半紙本1冊。縦222粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸中期初刊。江戸後期再刊。[山形]北条忠兵衛(崑崙堂)板。
【備考】分類「仏教」。
★原装、題簽付き状態良好(一部小虫、染み)
6500円 大祓詞後釈
【判型】大本2巻附録1巻2冊。縦275粍。
【作者】本居宣長注。
【年代等】寛政7年11月、 神祇伯資延王序。寛政8年春刊。[伊勢松坂]鈴乃屋蔵板。[京都]銭屋利兵衛ほか売出。
【備考】分類「神道」。
★原装、題簽付き極美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、8000〜26250円】。
3500円 嘉永大雑書三世相(嘉永雑書三世相)
【判型】大本1冊。縦255粍。
【作者】池田東籬亭編・序・跋。松川半山画。
【年代等】嘉永4年3月刊。[大阪]秋田屋太右衛門ほか板。
【備考】分類「雑記・暦」。
★原装題簽欠、状態良好。多数絵入。
3500円 学規諺解[学規](白鹿堂書院掲示注解)
【判型】大本1冊。縦258粍。
【作者】石川嘉貞(魯庵)作・序。
【年代等】天保4年2月自序・刊。板。
【備考】分類「教育」。「白鹿堂書院掲示」の注解。白鹿洞書院掲示とは、朱子が白鹿洞書院を再建する際に定めた学生心得。後に朱子学の普及とともに、中国をはじめとする近隣諸国の学校において、教育の大綱として利用され続けた。白鹿洞は、もと唐の貞元年間(785〜805年)に江西省星子県の西北の廬山(ろざん)にある五老峰(ごろうほう)に設けられた書斎の名で、そこに隠居した李渉(りしょう)と李渤(りぼつ)の兄弟が、常に白い鹿を従えていたことにちなんでつけられたものである。白鹿洞は、五代の末に一度滅んだが、北宋に入って復興され、四大書院の一つに数えられ、隆盛を誇った。しかし宋の南渡の際、再び衰亡し、朱子が南康軍の知事としてこの地を訪れるに及んで、その荒廃を嘆き、淳煕6年(1179)にこれを修復し、学生を集め、自らも講義を行うなどして復興に努めた。掲示の内容は、教学の原則を古典の中から引用して構成したものである。学問の基本となる「五つの教え」については、『孟子』から「父子親(しん)有り、君臣義有り、夫婦別有り、長幼序有り、朋友信有り」(滕文公上篇)と。この「五教を学ぶ順序」については、『中庸』から「博(ひろ)く之を学び、審(つまび)らかに之を問い、慎しみて之を思い、明らかに之を弁じ、篤(あつ)く之を行なう」(第20章)と。その要点として、「身を修める要」については、『論語』から「言(げん)忠信、行(こう)篤敬」(衛霊公篇)、『易』から「忿(いかり)を懲(こ)らし慾(よく)を窒(ふさ)ぐ」(損卦象伝)、および「善に遷(うつ)り過(あやま)ちを改む」(益卦象伝)と。また「事柄に対処する要」については、『漢書』から「其の義を正して其の利を謀らず、其の道を明らかにして其の功を計らず」(董仲舒伝)と。「人に対応する要」については、『論語』から「己の欲せざる所を、人に施すこと勿(な)かれ」(衛霊公篇)、『孟子』から「行いて得ざる者有れば、諸(これ)を己に反求す」(離婁上篇)と、引いている。後世、「白鹿洞書院学規」とも呼ばれているが、朱子の跋文によれば、拘束力の強い「学規」という呼称を嫌っており、「掲示」とするのが朱子の本意である(WEB懐徳堂HP参照)。
★原装、題簽付き状態良好。稀少本(『国書総目録』になし)
10000円 〈早読絵抄〉観音経略図解[観音経早読絵抄]
【判型】半紙本1冊。縦229粍。
【作者】中村経年(松亭)編・序。葛飾為斎画。
【年代等】元文4年1月原板。嘉永4年6月、松亭迂叟定保序。文久2年9月改正・再刻。[江戸]須原屋平助ほか板。
【備考】分類「仏教」。彫工=宮田六左衛門。
★原装、題簽付き極美本。稀少本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、15000〜25000円】。
12000円 熊沢先生心学五倫書(五倫書)
【判型】大本1冊。縦264粍。
【作者】熊沢蕃山(了介)作(仮託)。
【年代等】江戸中期刊。[大阪]吉田善蔵板。
【備考】分類「教育」。
★原装、題簽付き状態良好
2000円 見聞独歩行(初編)(〈見聞〉独歩行)
【判型】大本1冊。縦254粍。
【作者】洛西乞士作。長安乞士円序。
【年代等】安永7年2月初刊。寛政元年8月再刊。[大阪]加賀屋善蔵板。
【備考】分類「仏教・教訓」。
★原装、題簽付き状態良好(欄外小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2500〜5250円】。
2000円 見聞独歩行(二編)(見聞独歩行後編)
【判型】大本1冊。縦257粍。
【作者】洛外逸民(大円)作・序。
【年代等】安永9年4月刊。[京都]吉田平兵衛ほか板。
【備考】分類「仏教・教訓」。
★原装、題簽付き状態良好(欄外小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2500〜5250円】。
8500円 孝感冥祥録
【判型】大本2巻2冊。縦275粍。
【作者】直往(ジキオウ)(松野善之丞)述。伝阿編。宝洲和南注・序。欣誉厭求(ゴンヨエング)筆記
【年代等】享保18年11月編・跋。享保19年1月序。同年同月刊。[京都]沢田吉左衛門板。
【備考】分類「仏教」。父(松野善四郎)の病気平癒祈願のために地元の観音堂や薬師堂を参詣した奥州伊達郡南半田村(福島県桑折町(コオリマチ)の孝子善之丞(後に出家し直往と称す。墓は福島県伊達郡桑折町南半田字八反田)が地蔵菩薩(実は守一山無能寺の開山である無能上人)の導きによって地獄および極楽めぐりをした体験を記した実録書・勧化本。
★原装上巻のみ題簽付き、表紙疲れ、本文ほぼ良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、上巻8500円、下巻6500円、2冊合計15000円相当】
4500円 古言梯〈再考増補標註〉
【判型】大本1冊。縦261粍。
【作者】楫取魚彦(カトリナヒコ)作。賀茂真淵跋。清水浜臣増訂・跋。
【年代等】明和元年8月作。明和2年4月、藤原(加藤)宇万伎序。刊。明和2年5月初刊。寛政7年4月、村田春海増訂。享和2年4月、清水浜臣増訂。文政3年1月再刻。文政4年3月、清水浜臣跋・刊。[大阪]河内屋源七郎ほか板。
【備考】分類「語学」。契沖の仮名遣い書「和字正濫鈔」の不備を補い、その根拠を古典から抜き出して整理し、補足説明したもの。初板本は明和2年5月刊でその後「古言梯再考全」が刊行、次いで、寛政7年村田春海増訂、享和2年清水浜臣増訂を経て「再考増補訂正」が文政3年12月再刻(清水浜臣跋)、さらに山田常助増訂「増補古言梯標註」などが刊行された。
★原装、題簽付き極美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、6800〜15000円】。
1000円 〈長尾精一先生口演〉産科学
【判型】大本2巻2冊。
【作者】長尾精一述。
【年代等】明治頃書。
【備考】分類「医学」。和装本に細筆で詳細に筆記。長尾精一は千葉病院・千葉大学の前身の医学部で活躍した産科医師。千葉大学大学院医学研究院・生殖医学講座HPの沿革に「1880(明治13)年9月、長尾精一医学士が千葉病院長兼医学教頭、修行年限4年8期(婦人病論は7期)/1887(明治20)年9月、第一高等中学校医学部を設置、長尾精一医学部長兼婦人科、産科小児病教諭」とある。
5000円 三道合法図解
【判型】半紙本1冊。縦234粍。
【作者】日宣(智寛・日置(ヘキ)氏)作(口述)。日典注。
【年代等】文化12年作。文政5年3月跋・刊。[伏見(伏水)]福昌山蔵板。英教日典(本教寺沙門)施印。
【備考】分類「日蓮」。
★原装、題簽付き美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、7000〜10500円】。
2500円 七ヶ条註解
【判型】半紙本1冊。縦231粍。
【作者】河上忠晶(紀春川・忠精・市之丞)作。森雅言序。
【年代等】文久3年6月序・刊。[岡山]松嶋屋林助(貞松堂)板。
【備考】分類「神道・教訓」。作者は寛政7年生まれ、文久2年8月12日没、岡山藩士・漢学者で、黒住教教祖・黒住宗忠に心酔し、その布教に貢献した。
★原装、題簽付き状態並み
10000円 七十一番歌合(七十一番職人歌合)
【判型】大本3巻3冊。縦263粍。
【作者】伝東坊城和長書。土佐光信画。
【年代等】江戸後期刊。大正4年再刊。[東京]温故学会板。
【備考】分類「歌合」。『群書類従』巻第503上・中・下(光栄記念板*江戸時代の板木で再板)。明治後期に発見された『群書類従』の板木を用いて2回刷り立てが行われたが(第1回明治44年(50名)、第2回大正4年(156名))、その2回目に配布されたものが光栄記念板で表紙に「光栄記念」の方印を押す。
★原装、題簽付き状態良好(やや染み)。
38000円 聖徳太子伝図会
【判型】大本6巻6冊。縦260粍。
【作者】若林葛満作・跋。西村中和画・跋。
【年代等】享和3年12月自跋。享和4年1月、隣沢道人(寛淳)序。文化元年春刊。[京都]蓍屋宗八郎ほか板。
【備考】分類「読本」。
★原装、題簽付き状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、江戸板が8万〜8万4000円】。
1500円 浄瑠璃本合本
【判型】半紙本1冊。
【作者】豊竹若太夫・鶴沢蟻鳳作。
【年代等】江戸後期刊か。[江戸]西宮新六・大坂屋秀八ほか板。
【備考】分類「浄瑠璃」。「新物八百屋献立(ハツモノヤオヤノコンダテ)」「東鑒御狩巻(アズマカガミミカリノマキ)」「日高川入相花王(ヒダカガワイリアイザクラ)」「花襷会掲布染(ハナダスキカイケイノカチンゾメ)」など7編収録。
★状態並み。諸本を合本して綴じたもの。
2000円 人道へ入るの辨
【判型】半紙本1冊。縦240粍。
【作者】不明。
【年代等】安政3年頃書。
【備考】分類「教訓」。安政3年の書き入れ。大関村佐藤氏旧蔵。「人道の辨、天物の辨、天職の辨、天命の辨、道は父母存命の孝、道は父母を失て後の孝、忠義の道、五倫の道、争ひなきの道、婦人の示」の10項について述べる。
★状態良好(一部小虫、判読支障なし)
2000円 大樹帰敬録(大樹寺皈敬録キキョウロク)
【判型】大本3巻1冊。縦270粍。
【作者】不明。
【年代等】元文5年8月書。
【備考】分類「雑史」。松平崇宗開運録異本。識語に「大生寺御住寺ヨリ写之」とある。現存写本は筆写年代が不明のものが多いが、本書は筆写年代が明らかな点で貴重。
★稀少本。状態並み(一部小虫)。
12000円 它山石(初編)
【判型】大本4巻4冊。縦259粍。
【作者】松井輝星(七郎・羅州)編。多真彦校。
【年代等】天保15年(弘化元年)11月、多州源庵跋。弘化2年春刊。[京都]銭屋惣四郎ほか板。
【備考】分類「随筆」。本書は初編のみ刊行(2編以降未刊)。日本の学問の始まり、製紙の始まり、女子の名前に「子」を付ける理由、日本での「先生」の称号の始まりなど多彩な記事。
★原装、題簽付き極美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、17000〜48000円】。
4500円 抜参夢物語
【判型】半紙本1冊。縦229粍。
【作者】是道子(雲山)作・序。
【年代等】明和8年6月自序。同年同月、無銭郎抜作・一睡軒跋。同年8月刊。[京都]菊屋安兵衛板。
【備考】分類「神道」。
★原装題簽欠、状態良好(表紙・見返し痛み)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、21000円】。
8000円 農家調宝記(初編・2編・3編/正編・嗣編・続編)
【判型】半紙本3編3冊。縦224粍(初編)。
【作者】高井蘭山(伴寛)編・序。
【年代等】初編:文化6年1月刊、2編:文化14年1月刊、3編:文政5年2月刊。[江戸]和泉屋金右衛門板。
【備考】分類「農業」。
★原装、題簽付き美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、6800〜36750円】。
18000円 農家必読(初編)(農暇必読)
【判型】半紙本3巻3冊。縦225粍。
【作者】大蔵永常作。山崎美成編。町田正房増補。
【年代等】安政6年12月、金水漁翁(松亭金水)序。明治初年刊。[東京]椀屋喜兵衛板。
【備考】分類「農業」。
★原装題簽擦れ(上巻は後簽)、美本。農具図、農産物図など多数。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、6万900円、某古書店で4万7250円】。
2500円 〈手本〉農業往来
【判型】大本1冊。
【作者】江藤弥七作。戸田正栄(玄泉堂)書。
【年代等】宝暦12年初刊。江戸中期再刊か。刊行者不明。
【備考】分類「往来物」。★参考=〈手本〉農業往来 【作者】江藤弥七作。戸田儀左衛門(正栄・玄泉堂)書。【年代】宝暦一二年(一七六二)作・刊。[大阪]千草屋新右衛門(千種屋・赤松閣・平瀬新右衛門)板(初板本の板元は『大阪出版書籍目録』による)。また別に[大阪]北尾善七ほか板(天明五年(一七八五)求板)あり。【分類】産業科。【概要】大本一冊。写本では元禄一〇年(一六九七)作『農民鑑』や宝永七年(一七一〇)作『農文蔵』が農業型往来の最古だが、刊本では宝暦八年刊『田舎往来』と並ぶ先駆で、特に近代までの影響の点で本書は最も重要な位置を占める。「抑、農家耕作之事、先土地之考高低乾湿、用水之手宛、大河者勿論、谷川山走之溢量、或築波当、石垣、土手、臥蛇籠、掛懸磴、柴橋等…」で始まる文章で、農業施設(潅漑)・用地(土地利用)、農作物(畑物・薬種・果実類)と収穫の目安、四季の天候、稲作の手順と収穫後の用途、農具、日本各地の気候、日本諸国名(五畿七道毎)、諸職業、農家子弟の心得(天恩・国恩、公儀遵守、年貢・夫役、礼儀、質素・倹約、書数の学問、勤勉等)までを説く。本文を大字・四行・付訓で記す。また、巻頭に口絵を掲げるほか、「田法の事」「風雨年中耕作吉凶」の二つを収録する。今日流布する諸本はほとんどが天明五年または寛政八年求板本で、宝暦一二年の初板本は未見。なお、明治期にも明治三年(一八七〇)の改訂版や本書の改編本が数多く出版された。
★原装、題簽付き状態やや汚損。見返しおよび刊記欠。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、12000〜21000円】。
4500円 農業蒙訓
【判型】半紙本1冊。縦229粍。
【作者】伊藤正作マサナリ(信前)作。貫名苞(海屋)序。
【年代等】天保10年2月序。同年7月作。天保11年刊。[若狭]寧止堂蔵板。
【備考】分類「農業」。作者(1779−1864)は、江戸時代後期の農業指導者。安永8年4月7日生まれ。代々若狭河原市村(福井県美浜の庄屋で医師。各地を巡察、農法の研究と改良につとめ、「耕作早指南種稽歌」「農業蒙訓」などを著す。詩文・書画にもすぐれた。元治元年4月12日死去。86歳。別名は信前。号は耕楽舎。
★原装、題簽付き美本。
3000円 農業余話
【判型】半紙本2巻2冊。縦225粍。
【作者】小西篤好(藤右衛門)作。鴻谷茂潤序。
【年代等】文政10年4月序。文政12年5月刊。江戸後期後印。[大阪]河内屋和助板。
【備考】分類「農業」。
★原装、題簽付き、状態やや不良(小虫・染み)、最終丁落丁。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、12600〜29400円】。
4000円 〈和漢事実〉万物年代記(万物のはじまり)
【判型】半紙本1冊。縦224粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸中期刊。[江戸]鱗形屋孫兵衛ほか板。
【備考】分類「年代記・辞典」。
★原装、題簽付き状態良好
5000円 〈幼学須知〉文家必用(重鐫文家必用・訓蒙文家必用)
【判型】半紙本2巻2冊。縦228粍。
【作者】人見直養(友竹・楽義堂)編・序。松村敬勝(蘭渓)校。
【年代等】正徳5年8月、玉井方教序。正徳5年9月自序。正徳6年刊。[江戸]升屋五郎右衛門ほか板。
【備考】分類「語学」。
★原装、題簽付き状態良好(表紙やや痛み)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、江戸板が5000円(虫損)〜15000円】。
4000円 野馬台詩国字抄
【判型】半紙本1冊。縦229粍。
【作者】高井蘭山作。星運堂序。
【年代等】寛政9年1月序・初刊。文政8年9月再刊。[江戸]山城屋佐兵衛板。
【備考】分類「漢詩」。
★原装、題簽付き美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5250円(虫損)〜10500円】。
2500円 商売尽(英語横文字)(〈英語二体〉商売づくし)*2編
【判型】中本1冊。
【作者】不明。
【年代等】明治5年頃刊。[東京]吉田屋文三郎板。
【備考】分類「往来物」。半丁に6種ずつの商売名を、漢字・ローマ字(大文字・小文字)の三体で「銘酒屋/MEISHIUYA/meishiuya」のように記した往来。初編・二編ともそれぞれ120種ずつの職業名を収録する(ただし重複語あり)。
★原装題簽欠・状態並み。
2000円 〈新撰紋形〉増字五体名頭(〈増字〉五体名頭字)(甲府板)
【判型】中本1冊。
【作者】不明。
【年代等】万延2年1月刊。[甲府]清泉堂板。
【備考】分類「往来物」。いわゆる『名頭(名頭字尽)』の本文を1字1行として行書・楷書・隷書・篆書・角字の五体で記した往来。諸本により収録字数が異なる。
★原装、題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、落丁本が2625円】。
2500円 〈両点〉童子千字文(付、名字往来)
【判型】中本1冊(2冊合本)。
【作者】細川並輔校。
【年代等】天保14年刊。[江戸]和泉屋市兵衛板。
【備考】分類「往来物」。後半に天保11年刊「名字往来」を合綴する。
★原装、題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、「童子千字文」1冊が3000円】。
2000円 〈御家増字〉消息往来(甲州板)
【判型】中本1冊。
【作者】。
【年代等】文久2年1月刊。[甲府]清泉堂板。
【備考】分類「往来物」。
★原装、題簽付き・美本。
1500円 〈開化〉消息往来(紺表紙)
【判型】中本1冊。
【作者】不明。
【年代等】明治初年刊。刊行者不明。
【備考】分類「往来物」。
★原装、題簽付き・美本。
1500円 〈開化〉消息往来(刷表紙)
【判型】中本1冊。
【作者】不明。
【年代等】明治初年刊。[?]錦栄堂板。
【備考】分類「往来物」。
★原装・刷表紙・状態良好。
2000円 〈新撰増字〉消息往来講釈
【判型】中本1冊。
【作者】梅亭漁夫注・序。
【年代等】嘉永4年1月序。安政2年刊。[江戸]三河屋善兵衛(大栄堂)板。
【備考】分類「往来物」。享和2年刊『改撰消息往来』を改訂した天保5年刊『〈増字〉消息往来(増字消息往来)』の注釈書。流布本『累語文章往来(消息往来)』の注釈書は多いが、『〈増字〉消息往来』の注釈書は比較的少ない。天保5年板の本文をいくつかの文節から成る段落に分けて大字・6行・付訓で記し、段毎に平易な割注を施す。巻末に、草木之部・薬種香具之部・禽獣之部・魚貝之部・虫之部・器財之部・支躰病之部・衣服之部・飲食之部の九部から成るイロハ引き日常語集を合綴する。
★原装題簽欠・状態並み(のど・表紙等痛み・小虫)。稀書。
2000円 〈文章法則〉消息往来
【判型】中本1冊。
【作者】高井蘭山作。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]鶴屋喜右衛門板。
【備考】分類「往来物」。安永7年刊『累語文章往来』の改編版。基本的な構成は安永板と同じで、「凡、消息者、通音信近所・遠国、不限何事、人間万用達之元也。先、書状・手紙取扱文字、一筆啓上、仕、致啓達、令啓、以手紙、申入、尊書・尊翰・貴書・貴札・御状・芳墨・芳翰・御紙面…」と筆を起こして、端作や手紙の尊称、四季時候の言葉、安否問答、武家公務、祝意・拝命、日月、出御・訪問、異存・同意、三都・その他都市、安寧秩序、約諾、会合・饗応・逗留、家作・普請、通過儀礼・慶事、家職・売買・租税・通貨、運送・交通、人倫等にまつわる語句、さらに、返状の冒頭語や養生、交友、年中行事・佳節、祭礼、縁組、褒美拝領、書止・脇付等の語彙を列挙する。
★原装、題簽付き・状態良好(1箇所汚損)。
2500円 〈弘化新版〉松林用文章
【判型】中本1冊。
【作者】不明。
【年代等】弘化4年1月刊。[江戸]藤岡屋慶次郎板。
【備考】分類「往来物」。「正月之文」「三月の文」「五月の文」「暑中見舞の文」「中元の文」「九月の文」「恵美寿講の文」「寒中見舞の文」「歳暮の文」「元服祝の文」「婚礼悦の文」の11通を収録した簡易な用文章。書名の「松林」は板元の堂号による。
★原装、題簽付き・美本。
2000円 〈改正〉手紙用文
【判型】中本1冊。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]蔦屋吉蔵板。
【備考】分類「往来物」。四季折々の手紙を中心とした16通の消息文例を収めた簡易な用文章。大半が五節句・四季の手紙で、袴着や元服の際の祝儀状や「懸物目利頼文」等の雑文章も含む。表紙見返に「様之字の事」を始めとする書簡作法について簡単に触れる。なお、表紙は題簽(刷外題)とも2色刷り。
★原装、題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、〜円】。
2000円 〈弘化再刻〉風月往来
【判型】中本1冊。
【作者】不明。
【年代等】弘化頃刊。[江戸]藤岡屋慶次郎板。
【備考】分類「往来物」。
★原装、題簽付き・状態良好。
2000円 〈増字〉両点消息往来
【判型】中本1冊。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。刊行者不明。
【備考】分類「往来物」。「増字(ましじ)消息往来」「続消息往来」「消息往来講釈」を合綴した往来。『大全消息往来』と似るが、冒頭が「増消息往来」であること、また、「増字」と「続」の二編が両点形式(語句の左右に音訓の読み仮名を付す)になっているのが特徴。最後の「講釈」は基本的に「増字消息往来」の注釈だが、一部「増字」の本文に含まれない語句を掲げて割注を施す。
★原装、題簽付き・状態良好(やや疲れ)。
3000円 類語文章往来(消息往来)
【判型】中本1冊。
【作者】不明。
【年代等】安永7年1月刊。[江戸]鶴屋喜右衛門板。
【備考】分類「往来物」。寛政4年再板本の題簽に「四民日用の書状・書札・手紙などの文法上下のことばを集め、不断すゞりのかたはらにありて甚調法になるべき小冊なり」と記すように、消息に多用される語句を書き連ねた往来。その後流布した「消息往来」の原型となった一番最初のもの。
★原装題簽欠・状態並み(冒頭部汚損)。安永板は稀書。
2500円 〈弘化再刻・一休蜷川〉狂歌問答
【判型】中本1冊。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]藤岡屋慶次郎板。
【備考】分類「往来物」。
★原装、題簽付き・状態並み・後印。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5250〜1万8900円】。
1500円 教訓往来(通俗教訓往来)
【判型】中本1冊。
【作者】不明。
【年代等】天保2年2月刊。[江戸]森屋治兵衛板。
【備考】分類「往来物」。正徳4年刊『〈堀氏〉寺子往来』所収「寺子教訓書」の本文(準漢文体)を漢字・仮名交じり文に改めたもの。ただし、内容の一部に削除または増補が見られる。特に寺子屋内での礼儀や学習態度については記述がより詳しくなっている。
★原装題簽欠・角一部破損・状態並み。
4500円 〈童子教訓〉孝行種
【判型】中本1冊。
【作者】鼻山人(東里山人)作・画。
【年代等】文政7年1月刊。[江戸]森屋治兵衛板。
【備考】分類「往来物」。父母から恩恵とそれに報いる孝行のあらましを諭した往来。「凡、人の子たるもの一人として父母の慈悲を請ざるはなく、其大恩の難有を知ば、先第一、孝行に可致事肝要也…」と起筆して、全ての人間は父母の慈悲を受けており、孝行が当然なこと、また、「御袋」という言葉の由来や父母の養育の大恩、親の言葉に従うべき必然性、色欲と酒毒の戒め、正直・勤勉に生きるべきことなどを説く。
★原装、題簽付き・状態並み(表紙一部破損)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、7000〜8000円】。
2500円 最明寺教訓百首
【判型】中本1冊。
【作者】伝北条時頼作。葛飾北雅画。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]西村屋与八(永寿堂)板。
【備考】分類「往来物」。享保19年刊『絵本清水の池』に収録した教訓歌を半丁に2首または4首ずつ配置した往来。冒頭4丁表までは上段に挿絵を掲げ半丁に2首ずつ掲げ、以下は全面を用いて半丁4首ずつとする。和歌の配列は『絵本清水の池』とは異同があるが、第1首「濁りなき清水の池は影澄て、見るに涼しき鏡なりけり」から第100首「よき人に睦びても又心也、麻の中なる麻を見るにも」までを載せる。
★改装・状態良好。稀書。
2000円 〈読法略解〉三字経
【判型】中本1冊。
【作者】上野尚志(健蔵・士郷・集義堂)注。
【年代等】明治5年1月作・刊。[上田]上野尚志蔵板。
【備考】分類「往来物」。『三字経』本文(無訓)を3字1句、1行4句ずつ置き、引点によって音・訓等を示したもの。巻末「読法略解」に記号の意味を示す凡例や、五十韻図、四声、音訓の仮名遣い、音便、偏冠などについて略解する。
★原装、題簽付き・状態良好。
3000円 〈画本〉実語童子教余師(題簽付)
【判型】中本1冊。
【作者】山田常助注。月岡芳年画。
【年代等】嘉永年間刊。[江戸]本屋又助板。
【備考】分類「往来物」。山田常助注、天保15年刊『実語教童子教余師』に挿絵を加えたもの。類本が多いが、口絵に「吉岡芳年画図」の記載があるものは、樵、石公、正成、孔明、管子、匹夫の勇、佐野常世、文王、酉夢、猛虎等にまつわる11図を載せる。また本書には画工不明の同題もしくは『〈絵本余師〉実語童子教』の外題を付す別本があり、こちらには一部を除いて全く構図の異なる挿絵一一葉(樵から婚礼風景図まで)を載せる。
★原装、題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3200〜1万3650円】。
2500円 〈画本〉実語童子教余師(題簽欠)
【判型】中本1冊。
【作者】山田常助注。月岡芳年画。
【年代等】嘉永年間刊。[江戸]本屋又助板。
【備考】分類「往来物」。山田常助注、天保15年刊『実語教童子教余師』に挿絵を加えたもの。類本が多いが、口絵に「吉岡芳年画図」の記載があるものは、樵、石公、正成、孔明、管子、匹夫の勇、佐野常世、文王、酉夢、猛虎等にまつわる11図を載せる。また本書には画工不明の同題もしくは『〈絵本余師〉実語童子教』の外題を付す別本があり、こちらには一部を除いて全く構図の異なる挿絵一一葉(樵から婚礼風景図まで)を載せる。
★原装題簽欠・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3200〜1万3650円】。
1000円 消息往来(天保頃)
【判型】中本1冊。
【作者】不明。
【年代等】天保頃刊。刊行者不明。
【備考】分類「往来物」。裏表紙見返しに「天保十五年」の書き入れ。
★原装題簽摩滅・状態並み。
1500円 世話字往来(晋松堂書)(世話字往来教車)
【判型】中本1冊。
【作者】野口晋松堂書。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]鶴屋喜右衛門ほか板。
【備考】分類「往来物」。「夫、人の教は兎角幼少の時より習馴ぬれば左而己(さのみ)格別六ケ敷事にも非(あらず)」で始まる七五調美文体で童蒙の心得全般を記した往来。まず幼少時の教育の重要性を述べ、続いて、朝起きてからの家庭生活上の注意、手跡稽古を主とする学業や芸能についての心得、礼儀作法や孝行などを説く。さらに後半では我が侭育ちの子どもの悪態・悪行とその成れの果てを示して戒め、末尾で再び幼時から心を磨き、主人や親に従うべきことを諭して締め括る。
★原装、題簽付き・状態並み。
2000円 〈頭書絵入〉世話字往来(天保改正・刊行者不明)
【判型】中本1冊。178粍。
【作者】不明。
【年代等】天保頃刊。刊行者不明。
【備考】分類「往来物」。同板別本を全冊収録または一部収録した(全3種収録)。「夫、人の教は兎角幼少の時より習馴ぬれば左而己(さのみ)格別六ケ敷事にも非(あらず)」で始まる七五調美文体で童蒙の心得全般を記した往来。まず幼少時の教育の重要性を述べ、続いて、朝起きてからの家庭生活上の注意、手跡稽古を主とする学業や芸能についての心得、礼儀作法や孝行などを説く。さらに後半では我が侭育ちの子どもの悪態・悪行とその成れの果てを示して戒め、末尾で再び幼時から心を磨き、主人や親に従うべきことを諭して締め括る。
★原装、題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で異板が、4800〜1万8000円】。
2500円 〈頭書絵入〉世話字往来(天保改正)
【判型】中本1冊。
【作者】禿箒子作。
【年代等】天保頃刊。刊行者不明。
【備考】分類「往来物」。信州上田・松尾弥平治旧蔵。「夫、人の教は兎角幼少の時より習馴ぬれば左而己(さのみ)格別六ケ敷事にも非(あらず)」で始まる七五調美文体で童蒙の心得全般を記した往来。まず幼少時の教育の重要性を述べ、続いて、朝起きてからの家庭生活上の注意、手跡稽古を主とする学業や芸能についての心得、礼儀作法や孝行などを説く。さらに後半では我が侭育ちの子どもの悪態・悪行とその成れの果てを示して戒め、末尾で再び幼時から心を磨き、主人や親に従うべきことを諭して締め括る。
★原装、題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で異板が、4800〜1万8000円】。
2500円 〈善悪種蒔〉金のなる木(善悪種蒔金生木)
【判型】中本1冊。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]藤岡屋慶次郎板。
【備考】分類「往来物」。江戸後期に普及した「金のなる木」の教えを説いた往来物。本書の撰作年代は不明だが文政13年写本があるので、それ以前と考えられる。作者もよく分かっていないが、天保9年刊『富貴自在集』には「金のなる木」の記述が見られ、同書によっても普及したものと考えられる。「金のなる木」は、「しやうぢ木」を最も重要な徳であるとし、この「正直」を根幹に、「じひふか木(慈悲深き)」「よろづ程のよ木」「ゆだんのな木(油断の無き)」「かないむつまじ木(家内睦まじき)」「しんぼうづよ木(辛抱強き)」「ようぜうよ木(養生良き)」「いさぎよ木(潔き)」「ついへのな木(費えの無き)」「あさお木(朝起き)」「かせ木(稼ぎ)」の十徳の枝を合わせたもので、富裕になるための秘訣の象徴とする。
★原装、題簽付き・状態良好。題簽に「金のなる木」を描く。
2500円 〈改正〉古状揃余師(古状揃講釈)
【判型】中本1冊。
【作者】】金水道人注。
【年代等】江戸後期刊(裏表紙に「文久元年」の書き入れあり)。[江戸]藤岡屋慶次郎板。
【備考】分類「往来物」。蔀徳風注、天保14年刊『古状揃精注鈔』を中本(または半紙本)に編集し直したもの。本文内容・体裁ともに『精注鈔』と全く同じで、各古状の本文を数段に分けて大字・6行(模刻本は「腰越状」以下を7行で記す)・無訓で記して段毎に割注を施し、頭書に本文の書き下し文(付訓)を掲げる。いかにも独自の施注を装うが、『精注鈔』も本書も、高井蘭山の天保四年刊『児読古状揃証註』の模倣である。本書は簡易な廉価版であったためか、文久元年頃刊『〈改正〉古状揃余師(古状揃講釈)』(藤岡屋慶次郎板)、江戸後期刊『〈頭書訓読〉古状揃余師(古状揃講釈)』(青木屋嘉助板)などの異板が多い。
★原装、題簽付き・状態良好(一部小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2800〜6800円】。
1500円 本朝三字経余師
【判型】中本1冊。
【作者】橋爪貫一注。
【年代等】明治4年4月刊。[東京]播磨屋喜右衛門(播磨屋勝五郎・文苑閣)板。
【備考】分類「往来物」。大橋若水作・嘉永6年刊『本朝三字経』の注釈書。『本朝三字経』の本文を1句ないし数句ずつ大字で掲げて平易な割注を施し、頭書に本文の書き下し文を掲げた「経典余師」風の体裁。原本には施注者の記載がないが、明治7年刊『教の玉づさ』(文苑閣板)の巻末広告に「橋爪貫一訳解」と記す。
★原装、題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、〜円】。
3000円 続江戸往来
【判型】中本1冊。
【作者】勝間竜水作。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]森屋治兵衛板。
【備考】分類「往来物」。寛文9年刊『江戸往来』の続編として作られた往来。江戸府内における町々の様相、各町で働く諸職・諸商・諸芸のもの、生産ないし商取引物資の名称、名所旧跡・神社仏閣といった庶民生活に関する記事が詳しく、反面、武家の活動や生活にほとんど触れない点で、『江戸往来』と対照的である。
★原装題簽欠付き・本文並み。稀書。
2000円 泰平江戸往来(嘉永新彫)
【判型】中本1冊。
【作者】不明。
【年代等】嘉永4年8月刊。[江戸]山本平吉(栄久堂)板。
【備考】分類「往来物」。頭書「江戸年中行事」。
★原装題簽欠・状態良好。
2500円 〈年中行事・文政再板〉泰平江戸往来(自遣往来)
【判型】中本1冊。
【作者】不明。
【年代等】文政13年5月刊。[江戸]森屋治郎兵衛板。
【備考】分類「往来物」。
★原装、題簽付き・状態良好(本文数カ所墨汚れ)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で異板が、2800〜1万500円】。
2000円 〈弘化新板〉東海道往来
【判型】中本1冊。
【作者】不明。
【年代等】弘化頃刊。[江戸]藤岡屋慶次郎(題簽商標)板。
【備考】分類「往来物」。
★原装、題簽付き・状態並み。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で異板が、2100〜3000円】。
1500円 名物往来
【判型】中本1冊。
【作者】不明。
【年代等】江戸中期刊。刊行者不明。
【備考】分類「往来物」。近世中期における全国の名産品を列挙した往来。「先、洛陽西陣之綾織、上京誂染、室町呉服、鼠屋柄糸、岩井具足、埋忠鉄仁、正阿弥鍔、御影堂扇、御所文庫、内裏雛…」と京都の名産・名物から書き始め、以下、各地の農産物、海産物、工芸品、加工食物、醸造品などを随意に列挙する。
★原装題簽欠・裏表紙欠。
2000円 寿福商売往来
【判型】中本1冊。
【作者】不明。
【年代等】嘉永3年3月刊。[江戸]和泉屋市兵衛板。
【備考】分類「往来物」。
★原装、題簽付き・状態良好。
3000円 柱建往来(神社仏閣柱建往来)
【判型】中本1冊。
【作者】鼻山人(東里山人)作。
【年代等】文化13年秋作・刊。[江戸]森屋治兵衛板(後印)。
【備考】分類「往来物」。享和頃刊『番匠作事文章』等にならい、もっぱら宮大工子弟用に神社仏閣建築に関する語彙や知識を綴った往来。「凡、神社仏閣・堂塔伽藍・坊舎・寺院、新規造営仕形荒増取扱文字、正字・当字・万葉書、義理・訓等之無差別、世上一同通用者…」で始まる文章で、寺社建築に関する手順や工程、必要な材料・素材、建物各部の名称や装飾・工法などを紹介する。さらに末尾で、宮大工としてあらゆる作業に細心の注意を払い、また先代の流儀・定法をよく守るべきことや、上棟式のあらましなどに言及する。
★原装題簽欠・裏表紙欠(奥付あり)・状態並み。
2500円 大全商売往来〈講釈附〉
【判型】中本1冊。
【作者】近沢幸山(桃堂)作。
【年代等】江戸後期刊。刊行者不明。
【備考】分類「往来物」。商売往来」「拾遺商売往来」「商売往来講釈」の3編を合冊した往来。まず最初に天保13年に「商売往来」「拾遺商売往来」を合綴した『古今商売往来』(江戸・山城屋佐兵衛ほか板)が刊行され、その後、「商売往来講釈」が増補されたものと思われる。
★原装、題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、〜円】。
1000円 〈官許〉農業往来(明治3年)
【判型】中本1冊。
【作者】江藤弥七原作。校訂者不明。
【年代等】明治3年4月刊。[東京]相模屋七兵衛ほか板。
【備考】分類「往来物」。宝暦12年刊『〈手本〉農業往来』とほぼ同文。宝暦板を小型化した中本の往来物で、日本諸国名に北海道11カ国を加え五畿八道にしたほかは宝暦板と同内容。
★原装、題簽付き・状態並み(疲れ・汚損)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3000〜1万5000円】。
2000円 〈官許〉農業往来(明治3年)
【判型】中本1冊。
【作者】江藤弥七原作。校訂者不明。
【年代等】明治3年4月刊。[東京]椀屋喜兵衛ほか板。
【備考】分類「往来物」。宝暦12年刊『〈手本〉農業往来』とほぼ同文。宝暦板を小型化した中本の往来物で、日本諸国名に北海道11カ国を加え五畿八道にしたほかは宝暦板と同内容。
★原装、題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3000〜1万5000円】。
3500円 満作往来(万作往来)
【判型】中本1冊。
【作者】山岡霞川(其月斎)作。
【年代等】天保7年9月刊。[江戸]山口屋藤兵衛板。
【備考】分類「往来物」。夫、満作者、世之人之恒に願所也…」と筆を起こして、時として干魃・天候不順・水損などによる凶作への備えを中心に農民の心得を綴った往来。備荒貯蓄すべき作物の品々と心得を詳述し、日常の美食・大食を戒めて麦飯を「極最上」の食とすべきこと、珍しい食物や魚鳥を多く摂取することが不健康であること、さらに、薬種の植え付けなど効果的な耕作方法について言及する。頭書「喰事心得種」は、天保四年の大飢饉の惨状や幕府の対応(救い米)から日常の勤倹や救荒の重要性を諭したもの。
★原装題簽欠・状態並み。比較的稀書。
2500円 〈嘉永新版〉四季詩歌集
【判型】中本1冊。
【作者】刊行者不明。
【年代等】天保15年刊。[江戸]和泉屋市兵衛板。
【備考】分類「往来物」。
★原装、題簽付き・状態良好(上端角一部破損)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、8925〜3万8000円】。
3000円 年中時候往来
【判型】中本1冊。
【作者】泉花堂三蝶作。滕耕徳書。
【年代等】享和3年9月刊。刊行者不明。
【備考】分類「往来物」。江戸を主とした花鳥風月や風流韻事を歳時記風に記した往来。本書文末には本書が天の巻、『年中行事文章』が地の巻であると述べるように、『年中行事文章』と対をなす。「一夜明れば青陽の陰いと高く、初旭光々として新かねの土も草木も恵に育、麗なる空には凧(いかのぼり)も遠山鳥の長々しき尾をたれ…」で始まる文章で、四季の草花や動物などを主とする風景を描く。特に江戸の季節の名所を意識して綴っており、花見には上野・飛鳥山・御殿山、ホトトギスの初音には高田・関口・上野・谷中・駿河台、蛍狩りには目黒・雑司ヶ谷・落合・王子・石神井川、秋の名月には上野不忍・赤坂というように名所や故事を織り込む。
★原装題簽欠・状態良好。比較的稀書。
2500円 〈文政再版〉万物名数往来
【判型】中本1冊。
【作者】不明。
【年代等】文政頃再刊。[江戸]森屋治兵衛板。
【備考】分類「往来物」。名数関係の語句を集めた往来で、所載語彙を数の順序に配列した点に特徴がある。「夫、幼稚の時より覚知べきは、物の名数なり。万端に其益有事巨(おおい)なり。先、一は大極有て両儀を生ず。是を陰陽と云。これより四象を成す。一年は三百六十日、一月は三十日…」で始まる文章で、一から十までの名数や度量衡の単位などの語彙を列挙する。
★原装、題簽付き・状態良好(表紙やや痛み)。
1500円 女用文章袖硯
【判型】中本1冊。
【作者】笠亭仙果編。凌雲主人書。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]山本平吉板。
【備考】分類「往来物」。「年始披露の文」から「年賀悦の文」までの40通を収録した女用文章。五節句や四季行事に関する手紙、髪置・婚礼・出産その他慶事や病気・死去・大風等の凶事に伴う手紙などの一般的な例文とともに、「衣類借に遣す文」「金子借りに遣す文」「金子断の文」「金子催促の文」「約束変改の文」のように庶民の実際生活に即した文面が目立つ。頭書に「手紙認方心得の事」「進物目録上書の事」「色紙・短冊其外歌書書様」「仮名格の大旨」「万の物包様・折形口伝」「結び物の口伝」「大和詞」「いろは早引みやび詞の注」「歌道早稽古」「箏・三絃の名所」「女中諸病妙薬」「万しみ物おとし様」「古今染色名目」「教訓誰身上」等の多彩な記事を盛り込む。
★原装題簽欠・状態並み(冒頭部一部破損)。
2000円 〈脩身〉女道のしるべ
【判型】中本1冊。
【作者】竹内無覚作。
【年代等】明治15年8月刊。[東京]著者蔵板。
【備考】分類「往来物」。皇国婦人が守るべき女道を示した女訓書。まず女道の前提として「天地の神の理」を心によくとめて「廉直(すなお)」の徳を身に付けるように努めることや、万人生得の天地の心、即ち「仁」に基づく実践(孝養・夫婦和合など)を説く。また、「女は男に及ばぬゆゑに国に報ゆる力なし」と考えるのは誤まりであり、女工(家事)や女性の嗜みをよく行なうことが大切であって、こうすることで男性は女性への愛憐の誠がいやまして家業に励むようになり、その結果として富国の基にもなると述べ、さらに柔和・従順な心ばえ、妊娠中や子育ての心得、男女同権の意味、皇国への献身的奉仕などを諭す。
★原装、題簽付き・状態良好(数カ所小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2400円】。
2500円 世渡乃杖(世渡廼杖)
【判型】中本1冊。縦179粍。
【作者】為永春水作。
【年代等】明治21年11月刊。[東京]盛田伝七板。
【備考】分類「心学」。『心学図絵(2編)』の改題本(一部改編)。
★原装、題簽付き・状態良好。
10000円 〈教諭〉意散迷艸[いさめ草・諫草・愚蒙いさめ草]
【判型】大本2巻2冊。縦254粍。
【作者】勝田祐義作カ。
【年代等】宝永3年4月序・初刊。江戸後期再刊。[大阪]秋田屋太右衛門ほか板。
【備考】分類「教訓」。自らの亀鑑として、また子孫の教訓のために「聖賢ノ金言佳句」を集めて編んだ童蒙用教訓書。上巻に131項、下巻に96項の合計227項を収録する。主に、学問・教育の大切さや儒教倫理、金銭の価値、その他日常生活の心構えなど諸般の内容に及ぶ。本書には、挿絵数葉を含む絵入り本もあるが、天明2年再板本では挿絵が削除された。また、本書から約半分の109項を任意に抽出した改編本『子孫宝草』(伊藤芳脩編)が文化13年に刊行されている。なお、本書初板本には作者・板元名とも無記載だが、『正徳五年書目』には板元に「梅村」とあり、『享保14年書目』は作者を勝田祐義とする。
★原装、題簽付き(下巻のみ存)・状態良好。
20000円 〈和漢人物〉陰隲伝(和漢陰隲伝)
【判型】大本3巻3冊。縦271粍。
【作者】藤井懶斎(よもぎが杣人)編。葛飾北斎画?。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]丹後屋伊兵衛板。
【備考】分類「教訓・伝記」。『大和為善録』の改題・改竄本。
★原装、題簽付き・極美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、天保板1冊本が1万8900円】。
12000円 閑度雑談
【判型】大本3巻3冊。縦261粍。
【作者】中村弘毅(梅華・新斎)編。
【年代等】嘉永元年、嶋田周忠序・初刊。明治初年後印。[京都]山田茂助板。
【備考】分類「随筆」。
★原装、題簽付き・極美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万5000円〜3万6000円】。
1500円 勧農業話(稼の一字を以て万事に通ひ叶ふことをいふ)
【判型】大本1冊。縦265粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期書カ。
【備考】分類「農業・教訓」。信州小県郡和田村・里見家旧蔵書。
★原装、題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、〜円】。
15000円 牛馬問
【判型】大本4巻4冊。縦254粍。
【作者】新井白蛾(祐登)作・序。
【年代等】宝暦5年6月自序。宝暦6年1月作・初刊。江戸後期再刊。[大阪]加賀屋善蔵板。
【備考】分類「随筆」。4巻116条の随筆。著者が人に尋ねられることの多種多様な事柄について平生聞き得たことを認めた随筆。
★原装、題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4冊本が、2万8000円】。
1500円 孝子源助伝(複刻)
【判型】半紙本1冊。縦228粍。
【作者】伊藤祐直(養宣)作。中邨元茂序。中邨元恒跋。笹古金作編(複刻)。
【年代等】文化4年9月序。文化8年6月跋・刊本の複刻。昭和11年9月刊。[長野県]笹古金作蔵版。
【備考】分類「伝記」。表紙に「旧高遠藩校進徳館教科書」と記す。
★原装、題簽付き・状態良好。
2500円 孝子正助伝
【判型】大本1冊。縦267粍。
【作者】井土鋸谷編。古屋某書。
【年代等】慶応2年12月書。
【備考】分類「伝記」。筑前国宗像郡武丸村孝子・正助の伝記。筑前を代表する孝子・正助の伝記で、竹田春庵作『孝子正助伝』から山崎普山『正助略伝』まで江戸中・後期の正助関連の著作を参酌してまとめた伝記。
★表紙等痛み。本文並み。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、写本が5000円】。
2500円 古文孝経講釈
【判型】半紙本2巻2冊。縦227粍。
【作者】小林文由(小林新兵衛)編・注。
【年代等】文化12年4月刊。[江戸]小林新兵衛板。
【備考】分類「漢学」。
★原装題簽欠・状態並み(小虫・表紙補修)。
5000円 書法千字文略解
【判型】大本1冊。縦262粍。
【作者】大彭山人(華翁・蘭渓)注。
【年代等】文政7年2月刊。[江戸]不如学斎蔵板。[江戸]山本屋勘二郎ほか売出。
【備考】分類「書道・往来物」。中国の著名な書家や、六書、象形、会意、諧声、指事、仮借、端的、転注、大勢の法、永字八法、七十二法、書法、信仰、筆勢、変化、運筆法、点画法、書道の心得などを記した『書法千字文』の注釈書。「羲皇画卦、河図爰規、蒼頡摸写、鳥跡維基…」で始まる『書法千字文』の本文を四言二句毎に楷書・大字・四〜五行大・無訓で記し、詳しい注解を施す。
★原装題簽欠・美本。稀書。
12000円 〈新編〉漢事始(中華事始)
【判型】半紙本6巻6冊。縦224粍。
【作者】貝原好古ヨシフル(恥軒)編・序・跋。
【年代等】天和2年9月序。元禄9年9月跋。元禄10年5月刊。[京都]大井七郎兵衛ほか板(初板本)。
【備考】分類「辞書」。貝原好古は益軒の養子。本文では「中華事始」を「チュウカジシ」と読ませる。
★原装、題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、本書と同等の元禄板6冊本が、4万5000円】。
2000円 通俗陰隲文
【判型】半紙本1冊。縦223粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。[大阪]静安舎ほか蔵板(施板)。
【備考】分類「道教」。心学者らによる施板。「陰隲文」「文昌帝君之伝」「通俗陰隲文」を収録。
★原装、題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4200円】。
20000円 農家備要(前編)(農家備要初編)
【判型】半紙本5巻5冊。縦223粍。
【作者】河野禎造(剛)作。
【年代等】慶応4年春凡例。同年3月、南豊生?チン序。明治3年3月、石阪秋朗(空洞)序。同年9月刊。[倉敷]小塩舎・黒金舎蔵板。[徳島]天満屋武兵衛ほか売出。
【備考】分類「農業」。本書は初編のみ刊行(後編は広告のみで未刊)。近代農家の参考とすべき諸般の事項を詳述。巻毎に気候・季節・穀・稲・肥料・土性・接木・救荒などの章を立て、禎造が長崎でシーボルトに学んだことと関係するのであろうか、土の性質、肥料、農具、農業機械などについては、西洋の知識の紹介が見られ、国学と洋学をつうじて得られた科学知識とが混在し、挿絵を多様した伝統農法とむすびついて、折衷された内容となり、まさに明治の過渡期に於ける特異な農書。厚生済民思想に燃え、50歳のとき農作の改良をめざし各地を巡察。農作法に洋式も入れた『農家備要』前編5巻を明治3(1870)年に出版。
★原装、題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5万5000円〜9万8000円】。
3000円 〈新板頭書〉童子早学問
【判型】中本1冊。縦177粍。
【作者】細川並輔校訂。池田善次郎画。
【年代等】天保14年5月刊。[江戸]和泉屋市兵衛板。
【備考】分類「往来物」。一般には『童子早学問』の書名でかなり普及した往来だが、その初刊本と思われる文化13年板には大本と中本の2種ある。内容は、通俗・卑近な生活教訓を箇条書きにしたもので、「一、忠義は末代の出世の手本」から「一、善人は五常のかゞ見」までの全44カ条。
★原装、題簽付き・美本。
4000円 百姓今川准状(文久3年)
【判型】中本1冊。縦177粍。
【作者】不明。
【年代等】文久3年2月再刻。[江戸]森屋治兵衛板。
【備考】分類「往来物」。『今川状』風に農民生活全般の心得を綴った往来物。「一、時候を弁ずして農家豊作を不得事」以下18カ条と後文から成る。農民が守るべき事柄(弓・鉄砲や殺生の禁止、年貢皆済、役人尊重・法令遵守、寺社の保全と祭礼)や村役人の心得、遊興・博奕、衣類、奉公人への慈悲など農民生活に関する事項を列挙し、後半の後文で四季耕作の手順、作物、農具・農業施設、検地・地方、畑作、気候、年貢、農閑期の労働、家普請、山林収穫物、農民心得(法令遵守・忠孝その他人倫・読み書き算)までを述べる。
★原装、題簽付き・極美本。
5000円 商人黄金袋
【判型】半紙本1冊。縦225粍。
【作者】大江匡弼(文坡)作・序。
【年代等】安永4年1月序・刊。[京都]菊屋七郎兵衛板。
【備考】分類「商業・教訓」。まず農人同様にこの世に不可欠な商人の存在意義に触れ、正直・倹約・始末や正統な利潤追求など商売の大要を中国の故事を交えながら述べる。また、孝悌忠信の理を弁えるための商人の学問のあり方や、「富める商人」「中分の町人」「下の商人」など分限の違いによる商人心得にも言及する。さらに、商人は「世上の人の心を知る」ことが第一であること、富貴・栄耀の者ほど施行など慈悲の実践、すなわち陰徳を積むべきことなどを説く。
★原装、題簽付き・状態良好。
7000円 商人平生記
【判型】半紙本1冊。縦225粍。
【作者】難波吾平作、伴祐佐バンユウスケ序。
【年代等】元文3年7月序、同年8月刊。[京都]菊屋七郎兵衛板。
【備考】分類「商業・教訓」。隠居老人である作者が家内や一族のために「いかにも読みやすく、合点の行き安き様にして、しかも紙数少なく、読む人の退屈せぬようを第一とし」て書き綴った町人心得書。簡潔明瞭を旨として、「商人心待ちの事」以下、忠孝、養父母、主従、主人への仕え方、子育て、家人を使う心得、大気・小気(一銭も無益に使わない心掛け)、士農工商の分別、生を保つこと(養生)、喧嘩口論、馴れ染むことへの用心、高利を貪らぬこと、婚礼および夫の心得、娘の育て方、交際の善悪、客を招く心得、他所訪問時の心得、養生、諸事油断禁物、諸芸嗜み、仏神崇拝、風雅の心持ちの23項に分けて述べ、以上の心得を毎月2回ずつ家内の者へ読み聞かせよと勧める。主人・奉公人など商家の家内一統のそれぞれの立場の心得を網羅的に記す。うち「士農工商の分別」では、「正直にして家業に精を出し、金銀を溜めては貧しき人を助力し、其の家に従う因縁有る者を取り立て、又は高貴の人も金銀に乏しき方は其の筋に依って用達し参らす」ことが商人の本懐であると説く。
★原装、題簽付き・美本。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万5000円】。
3000円 〈米穀〉売買出世車
【判型】半紙本2巻2冊。縦225粍。
【作者】赤松閣鬼望(東白)編・序。
【年代等】延享5年3月序。同年5月作。刊年不明。
【備考】分類「経済」。『〈米穀〉売買出世車』は米売買の投機で成功した著者が体験談に照らして綴った米穀投機の秘訣集。『図式』1巻を欠く。
★原装・下巻のみ題簽付き。状態並み(虫損の為特価スタート)。稀少本。
20000円 〈米穀〉売買出世車・〈絵入〉八木宝の市
【判型】半紙本3巻3冊。縦225粍。
【作者】赤松閣鬼望(東白)編・序。
【年代等】延享5年3月序。同年5月作。宝暦8年10月刊。[江戸]山崎金兵衛、[大阪]赤松九兵衛、柏原屋嘉兵衛板。
【備考】分類「経済」。「〈絵入〉八木宝の市」は「売買出世車」の附録「図式」の改題本。『〈米穀〉売買出世車』は米売買の投機で成功した著者が体験談に照らして綴った米穀投機の秘訣集で、『図式』は米穀売買のあらましを図解したもの。
★原装・附録1冊のみ題簽付き・状態良好。稀少本。
3000円 〈改正〉大雑書万暦鏡
【判型】半紙本1冊。縦213粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸中期刊。刊行者不明。
【備考】分類「雑記・暦」。
★原装、題簽付き・表紙痛み・本文は良好。
4000円 学用木賊文(〈平生〉受用記)
【判型】半紙本1冊。縦243粍。
【作者】与野木氏作・書。
【年代等】江戸後期書。
【備考】分類「教訓」。商家子弟に読み聞かせるために綴った家訓風の教訓書。「教訓書は数多いがこのようなものを普段から家内の者を言い聞かせる人は稀である。その結果、子どもが孝行を知らず、奉公人が主人を大切にして仕えないのは、全て主人の誤りであり、場合によっては、人の使い方も知らない主人もあるため、このような人倫を諭したいと思って認めた」というのが本書執筆の動機で、月に数回は子息や手代たちに読ませよと勧める。前半部に「和歌の道」に関する所説や、正徳5年頃の「近衛関白信基公諫言」17カ条と「源義範教訓」を付す。
★原装、題簽付き・状態良好。
15000円 家道訓
【判型】半紙本6巻6冊。縦221粍。
【作者】貝原篤信(益軒)作、茨木多左衛門(茨城信清、柳枝軒)跋。
【年代等】正徳2年(1712)1月跋・刊。[京都]茨木多左衛門板。
【備考】分類「教訓」。士農工商の全てにおける修身斉家や家政全般のあり方を述べた仮名書きの教訓書。第4巻以降は特に「用財(財を用いる法)」について焦点を当て、私欲を抑えて倹約に徹し家業を勤める勤倹二道や分相応の生活、家屋・家財の修繕、家計収支の管理、陰徳・積善、父母の奉養、器物や書物の借用、倹約と吝嗇、粗食三養など多方面にわたる心得を説く。あえて区分すれば、理念を主とした1〜3巻と、やや具体例の多い4〜6巻に分けられるが、重複的な記事が各巻に散見されるなど巻構成上の明快な区分はない。
★原装、題簽付き・状態並み。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、初期の6冊本が8万8000円】。
2000円 〈信後相続〉歓喜嘆
【判型】半紙本1冊。縦220粍。
【作者】荒井玉泉堂(洗心書房)作・序。長秀画。
【年代等】天保2年春序・刊。[京都]北村屋太助板。
【備考】分類「仏教」。「〈信後相続〉歓喜嘆」(茶呑咄しの意味、御寺参り小言の辨、親の異見聞違の息子、十九・二十の願の意味、口にいはれぬ心に知った梅の香ひ)の後半に「御当流順仰一すじ道絵図目録」「御当流以呂波歌」
★原装、題簽付き・状態並み(冒頭部小口側下角一部破損)。
5000円 〈増補〉元三大師御籤絵鈔(増補御鬮鈔)
【判型】中本1冊。縦180粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]西宮弥兵衛板。
【備考】分類「天台・占卜」。
★原装、題簽付き・状態良好。
5000円 元三大師御鬮詮(元三大師御鬮諸鈔)
【判型】半紙本2巻2冊。縦223粍。
【作者】託静序。
【年代等】文化6年1月序・刊。[京都]菱屋治兵衛板。
【備考】分類「天台・占卜」。
★原装題簽欠・状態並み・取り合わせ本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、文化板が1万5750円】。
12000円 〈福徳〉教訓けん約論(福徳教訓倹約論)
【判型】半紙本1冊。縦224粍。
【作者】瓦長軒菊生序。
【年代等】寛政3年1月刊。[大阪]藤屋善七(春星堂)板。
【備考】分類「教訓」。序文によれば本書は、ある福人が秘蔵する書を大阪書肆の春星堂が請い求めて上梓したものという。「身上を保つ事」「一文惜しみ百知らずという事」「木遣りの事」「長者二代なしという事」「細か過ぎたる者は立身し難きという事」「倹約に見えて其の所に至らぬ事」「叶わぬ時の神叩き」「養生論の事」「鶴の一声の事」の9章に分けて、倹約・始末、賞罰、人を使う心得、正直・無私、分限など修身斉家のありようを説く。町人の気晴らしの必要性を述べたものだが、茶屋遊びも「世上の銀廻し」であると肯定的に説く点は独特である。
★原装、題簽付き(一部摩滅)・状態良好・稀書。
10000円 君子訓
【判型】半紙本3巻2冊。縦230粍。
【作者】貝原益軒(篤信・久兵衛)作。
【年代等】天保14年10月刊。[江戸]山城屋佐兵衛板。
【備考】分類「教訓」。
★原装、題簽付き・状態良好。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万7850円】。
7500円 子孫繁昌記(我守・教訓我まもり・心学我まもり)
【判型】横本1冊。縦116粍。
【作者】斉之編(高田重充(しげみつ)作か)。聴松軒序。
【年代等】天明元年夏、聴松軒序。天明4年春刊。江戸後期後印。[京都]恭敬舎蔵板、[江戸]須原屋茂兵衛ほか売出。
【備考】分類「心学」。『かなめぐさ』『絵本弄(教訓弄)』『絵本倭詩経』『五用心慎草』『絵本雨やどり』『新実語教』『朝倉新話』などの心学書や心学講舎による施印などからの抄録集。『石門心学史の研究』および『国書』は作者を高田重充とするが、本文末に「斉之謹集述」とあって高田重光に関する記述がない。
★原装、題簽付き・状態良好。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万5000円〜1万8000円】。
15000円 四民善訓
【判型】半紙本5巻2冊。縦228粍。
【作者】牧野利道作。
【年代等】寛政6年刊(『国書総目録』)。刊行者不明。
【備考】分類「教訓」。
★原装、題簽付き・極美本。稀書本。
55000円 〈四民絵抄〉商家必読国字解
【判型】半紙本4巻附録1巻5冊。縦224粍。
【作者】堤一雲斎(正敏)作・序。松川修(有山)補。
【年代等】文化13年1月自序。文久元年9月成刻。文久2年1月刊。[大阪]河内屋喜兵衛ほか板。
【備考】分類「商業・教訓」。『史記』貨殖伝を始めとする経書から修身斉家の教えを抜粋し、あるいは和漢の故事を引きながら、第1巻「商術」「知務」、第2巻「習労」「使令」、第3巻「教養」「接待」、第4巻「継業」「主権」「応変」の9章に分けて説いた商人心得書。凡例によると、本書は「『史記』の貨殖伝に本づきて商道の奥旨を述べ、六経、四書、諸子百家の言を雑え引いて、其の儀を広め、庶人の身を修め家を斉う道を説」いたもので、本文中「其の伝に曰く」とあるのは全て貨殖伝からの引用とする。本来は自らの備忘録として記したものであったが、ある人の勧めで出版の運びとなった。
★原装、題簽付き・極美本(3巻第2丁欠)・稀書。
7000円 商家秘録(明治初年・原装本)
【判型】中本1冊。縦153粍。
【作者】大玄子作・序。
【年代等】明和7年(1770)11月初刊。明治初年後印。[大阪]赤志忠七板。
【備考】分類「商業」。米商いや米相場の秘訣を全38章(第1「諸商売之論」〜第38「米市場年中行事」)に綴った教訓書。序文では、米穀は人間の生活に必須でありこの掛け引きにおいて仁義を無視した商法で利を得るべきでないこと、貪欲や小利に迷って利潤を得た者がいないことなどを戒め、凡例でも本書を常に熟読して相場の動きを冷静に判断すべきことや、米市場における「足取(相場の高下)」「不時(想定外の相場の高下)」などの業界用語にも精通すべきことを説く。
★原装、題簽付き・美本。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、8925円〜2万8000円】。
6000円 商家秘録
【判型】中本1冊。縦153粍。
【作者】大玄子作・序。
【年代等】明和7年(1770)11月刊。[大阪]高木遷喬堂、敦賀屋九兵衛板。
【備考】分類「商業」。本書は米商いや米相場の秘訣を全38章(第1「諸商売之論」〜第38「米市場年中行事」)に綴った教訓書。序文では、米穀は人間の生活に必須でありこの掛け引きにおいて仁義を無視した商法で利を得るべきでないこと、貪欲や小利に迷って利潤を得た者がいないことなどを戒め、凡例でも本書を常に熟読して相場の動きを冷静に判断すべきことや、米市場における「足取(相場の高下)」「不時(想定外の相場の高下)」などの業界用語にも精通すべきことを説く。
★原装題簽欠・状態良好。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、8925円〜2万8000円】。
6000円 〈金持伝授〉生財辨
【判型】半紙本1冊。縦228粍。
【作者】釈雲解作・跋。
【年代等】文政12年秋以降刊。刊行者不明(私家版カ)。
【備考】分類「経済」。文政12年の秋、他国での遊学から帰国した著者が心に期するものがあって近隣の者に書き与えたもので、「人間五常の道」と「因果業報の理」を弁えるだけで、貧乏人が必ず金持ちになれることを説いた書。儒・仏・神道に関係なく士農工商の誰もが実践できる教えであり、各家庭に本書を1冊ずつ置いて月に数回家内の者に読み聞かせることを勧める。
★原装、題簽付き、美本。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、9800円】。
5000円 〈町人身体〉商売出世鑑
【判型】半紙本2巻合1冊。縦225粍。
【作者】木南子作。
【年代等】安永2年刊。[京都]近江屋市兵衛板。
【備考】分類「教訓」。序文にあるように、分限相応の身上を知って、身上を生涯保つ秘訣を説いた通俗教訓書。上巻に「親孝行にあらざれば出世ならざる事」以下3章、下巻に「思うてせざる事を勤むる事」以下11章の合計14章を載せる。まず上巻で、親孝行が立身出世の基本であり、孝行者に共通する実儀は天に通じる徳であることや、望ましい宿這入り(暖簾分け)のあり方、幼少時からの徳育(名を汚さぬ心得)を説く。続く下巻で、小善でも実行し小悪でも避けるように心掛けること、欲心が禍を招くこと、欲心・名利のための慈善・善行はかえって出世の妨げとなること、夫婦仲が良くないと立身できないこと、物事の成就には堪忍が不可欠なこと、神仏を誹るべきでないこと、さらに、交際上の贈答のあり方や従業員教育や人間性の見分け方、接客・訪問時のマナーなどにも言及する。
★原装、題簽付き・状態良好・稀書。
12000円 初学訓
【判型】半紙本5巻5冊。縦225粍。
【作者】貝原益軒(篤信)作。竹田定直序。
【年代等】享保3年5月、竹田定直序。同年10月刊。[京都]茨木多左衛門(柳枝軒)板。
【備考】分類「教訓」。
★原装、題簽付き・美本。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5冊揃いが1万8000円】。
55000円 人鏡論(金持重宝記)
【判型】半紙本3巻3冊。縦227粍。
【作者】大儒性子ショウシ作、足利義政跋、西園寺公藤キンフジ序(仮託)。
【年代等】元禄4年8月刊。[大阪]毛利田庄太郎板。本書の記載によれば、長享元年11月足利義政跋、文亀3年1月西園寺公藤序。
【備考】分類「教訓」。書名は外題による。本書は貞享4年刊『金銀万能丸』の改題本で、『人鏡論』と改題された後、さらに元禄7年に『金持重宝記』と改題された。義政晩年の長享元年に、本書の作者で儒者の性子、歌人で神道の達人である萩原中将、また、八宗兼学の僧侶である一如上人の3人の人心論議から始まるが、最終的に「仏の道も孔子の教えも悪しきにはあらねど…、我が神国に生をへて神明の誠を弁えぬは皆、畜類なるべし」との萩原中将の主張に納得し伊勢参宮の旅に出る。3人に同行した道無斎は、道中の物語で「金銀万能主義」を繰り返すが、参宮を果たした夜、4人は同じ夢を見、「今日からは神明の誠に徹せよ」とのお告げに感涙を流す。上京後、この経緯を物語に著すとともに、一如上人・性子・道無斎の3人が東国・西国・北国へと布教に出て、神明の誠に基づく正しい世の中に変わっていったという筋書きである。中国明末の三教(儒・仏・道)一致説は、近世日本では一般に神・儒・仏の三教一致として説かれた。儒・仏・道の一致を説いた仮名草子『百八町記』が寛文4年(1664)に刊行され、神・儒・仏の混合主義に立つ『和論語』が寛文9年に刊行されたように、17世紀後半には三教一致説はかなり流布しており、また、道無斎の金銀至上主義も当時の風刺と見られることから、東山殿の時代の話というのは全くの架空で、貞享に近い年代の創作と思われる。
★原装題簽2冊存(1冊摩滅)・美本。稀書。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、29万4000円】。
6000円 すぎはひ草(治生草・治生艸)(初篇)
【判型】半紙本2巻2冊。縦231粍。
【作者】橘東海(正大・曰洪文エツコウブン)作・序。鈴木信成・佐久間思孝校。加藤環亀軒補。川佐広好書。山崎武陵画。・高久秋輔序。
【年代等】天保8年7月、鈴木信成序。天保8年8月、佐久間思考序。天保8年秋、星谷成徳(板橋)跋・刊。[刊行地不明]?々居(カンカンキョ)蔵板。
【備考】分類「教訓」。彫工=朝倉伊八。初篇のみ刊行。
★原装、題簽付き・状態良好。
7000円 〈商家日用〉生要鄙話
【判型】半紙本1冊。縦221粍。
【作者】佐々木玉川作。八隅延賢序。
【年代等】文化13年5月序・跋・刊。刊行者不明(私家版か)。
【備考】分類「教訓」。幼時からの努力で商人として成功した著者が、「幼年の比より心に思い、又は身に行いし事ども」を家内一統のために記した教訓書。まず人間は万物の霊であり、全ての者は自らの職分を油断なく勤めて世渡りすべきであるのに、家を破り人を損なう者は、本人はもとより、正しく導かなかった親も罪深いと戒める。また、幼少時には「偽り」「気侭」「許さざる友」の3つを堅く禁じるべきで、子どもの善なる性を父母の心得違いによって損なうべきではないと諭す。以下、子育てのありようを細々と述べ、家業で立身出世するには幼少からの心掛けが大切であるとして、理想的な商人の一生や各年代の指針などを具体的に説く。
★原装、題簽付き・状態良好・稀書(『国書総目録』未記載)。
10000円 たしなみ草
【判型】半紙本1冊。縦229粍。
【作者】川公美作。
【年代等】明治10年(1877)刊。刊行者不明(著者蔵板カ)。
【備考】分類「教訓」。「主たる者の心得」「従者たる者の心得」「親たる者の心得」「子たる者の心得」「夫の心得」「妻の心得」「兄たる者の心得」「弟の心得」「朋友に交わるの心得」の9項に分けて人倫を説いた教訓書。表紙共刷りの簡易製本であり、著者の私家版と思われる。
★刷り表紙・状態良好、稀書。
10000円 長者之弗箱
【判型】中本3巻3冊。縦172粍。
【作者】石田梅岩作(仮託)。高田重吉編。山田野亭序。
【年代等】明治25年9月刊。[大阪]高田治兵衛(文賞堂)板。
【備考】分類「教訓・心学」。上・中巻に天保13〜14年刊『〈御免〉倹約末乃栄』の初編および2編を、また、下巻に天保13年刊『〈御免・質素倹約〉現銀大安売』を収録した改題本。上巻見返に「石田勘平(梅岩)」作と記し、奥付に高田重吉の著作と記すが、全て山田野亭(大和屋圭蔵)の原作。
★原装、題簽付き・美本。
45000円 町人嚢(町人袋)*やや後印
【判型】半紙本7巻7冊(本編5巻+底払2巻)。縦226粍。
【作者】西川如見(忠英・崎陽・求林斎)作・序。
【年代等】享保4年4月作(本編)。同年6月、柳枝軒跋・刊。[京都]茨木多左衛門(柳枝軒)板。
【備考】分類「教訓」。『百姓袋』(享保6年序)と並ぶ西川如見の代表的な通俗教訓書。第1巻では町人の品位について縷々述べ、町人に生まれた身の幸いを強調するとともに、真の商人、商売の基本から商人の学問のあり方までを説く。第2巻では分相応の礼儀、倹約と吝嗇、天下の金銀、自慢、借金・借用の是非などを古今の故事を引きながら述べる。第3巻では町人詞・京詞・田舎詞を始め、「富貴」「有徳」等の字義、正直・質素等を説きつつ、「町人こそ楽しけれ」と町人の自負をのぞかせる。第4巻では40歳以後の養生や飲酒、驕奢、年中行事や子供の遊び等について述べた後、根本において万人は平等であり、本心には貴賤の差別がないと明言する。第5巻では公儀・法度遵守、葬祭、吉凶、陰徳、分限者と金持ち、質素倹約、服忌、智恵、簡略等について述べる。また、「底払」上下2巻では、「直」の字義、神道と大和詞のほか、諸書からの語彙や金言名句、和漢風俗の相違等に関する諸説を列挙する。柳枝軒の跋文では本書を『町人嚢』と題するのは著者の謙遜であり、本書が「士農工商の宝袋」にふさわしいと宣伝する。
★原装、題簽付き・状態良好(小虫)。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、原装7冊本が、4万8000円】。
45000円 町人嚢(町人袋)*初印
【判型】半紙本7巻7冊(本編5巻+底払2巻)。縦226粍。
【作者】西川如見(忠英・崎陽・求林斎)作・序。
【年代等】享保4年4月作(本編)。同年6月、柳枝軒跋・刊。[京都]茨木多左衛門(柳枝軒)板。
【備考】分類「教訓」。『百姓袋』(享保6年序)と並ぶ西川如見の代表的な通俗教訓書。第1巻では町人の品位について縷々述べ、町人に生まれた身の幸いを強調するとともに、真の商人、商売の基本から商人の学問のあり方までを説く。第2巻では分相応の礼儀、倹約と吝嗇、天下の金銀、自慢、借金・借用の是非などを古今の故事を引きながら述べる。第3巻では町人詞・京詞・田舎詞を始め、「富貴」「有徳」等の字義、正直・質素等を説きつつ、「町人こそ楽しけれ」と町人の自負をのぞかせる。第4巻では40歳以後の養生や飲酒、驕奢、年中行事や子供の遊び等について述べた後、根本において万人は平等であり、本心には貴賤の差別がないと明言する。第5巻では公儀・法度遵守、葬祭、吉凶、陰徳、分限者と金持ち、質素倹約、服忌、智恵、簡略等について述べる。また、「底払」上下2巻では、「直」の字義、神道と大和詞のほか、諸書からの語彙や金言名句、和漢風俗の相違等に関する諸説を列挙する。柳枝軒の跋文では本書を『町人嚢』と題するのは著者の謙遜であり、本書が「士農工商の宝袋」にふさわしいと宣伝する。
★原装、題簽付き・状態並み(小虫)。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、原装7冊本が、4万8000円】。
3000円 通俗陰隲文(〈通俗〉陰隲文)(享保板)
【判型】小本1冊。縦159粍。
【作者】不明。
【年代等】宝永5年初刊。享保6年7月再刊。[京都]芳野屋徳兵衛板。
【備考】分類「道教」。
★原装、題簽付き・状態良好(数丁小虫)。
3000円 道歌百人一首麓枝折
【判型】中本1冊。縦181粍。
【作者】恠亭紀賤丸作。
【年代等】江戸後期刊。刊行者不明。
【備考】分類「教訓・和歌」。『道歌百人一首』改題本。
★原装、題簽付き・状態良好。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、江戸板が3000〜5000円】。
2000円 〈新編四民用字〉童訓名数往来(〈新刪〉童訓名数往来・名数往来)
【判型】中本1冊。縦179粍。
【年代等】享和3年3月刊。[江戸]西村与八板。
【備考】分類「往来物」。「夫、清(すめ)るは天と昇、濁るは地と降(くだり)、是を両儀といふ。その中に人を生ず。これを天地人の三才といふ…」で始まる文章で、三才・三光・四季・四徳・六時・四方・四維・五行・五色・十幹・十二支・四霊・四神・六畜等々の名数とその関連語を列挙した往来。見返に「此書先板は宝暦庚辰春焼已す。夫より当年まて四十四年、卯本を絶す…」と記す。
★原装題簽欠・状態並み(インク染み)・稀少本。
10000円 日用食性
【判型】小本1冊。縦145粍。
【作者】曲直瀬玄朔(マナセゲンサク)作。
【年代等】寛永10年9月刊。[京都]風月宗知板。
【備考】分類「医学」。「日用食性」「食性能毒」「諸疾宜禁集」「日用灸法」から成る。寛永10年板は刊本の最古本。
★原装題簽欠・小虫(一部、判読困難な箇所あり)。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、寛永19年板が4万5000円】。
5000円 〈陰隲〉人間立身出世方
【判型】半紙本1冊。縦227粍。
【作者】不明。
【年代等】天明2年作・刊。寛政元年再刊。[京都]佐々木惣四郎板カ。
【備考】分類「教訓」。道教の代表的な教典である『文昌帝君陰隲文』の俗解を主とする教訓書。書名の「〈陰隲〉人間立身出世方」も、「陰隲」が「立身出世」の基本であるという考え方を示す。巻頭に『陰隲文』(漢文)を掲げ、続いて「文昌帝君之伝」と「陰隲文由来」で『陰隲文』の概要を述べ、さらに、その霊験として中国の故事数例を紹介したうえで、『陰隲文』の邦訳である「通俗陰隲文」を収録する。寛政2年刊『当世心筋立』の書籍広告(佐々木惣四郎)中に本書の書名が見える。
★原装、題簽付き・状態良好・稀書。
10000円 〈人道五常〉貧福教近道図会
【判型】中本1冊。縦181粍。
【作者】渓斎英泉(一筆庵)作(遺稿)。修善堂補訂。貞秀画。
【年代等】嘉永4年秋刊。[京都カ]西田氏蔵板。[京都]菱屋友七ほか売出。
【備考】分類「教訓・心学」。嘉永4年刊『貧福悟道捷径(善悪道中記4編)』の改題本。絵入り心学系教訓書。貧福の区別が生じる原因としての日頃の心の有りようを、様々な故事や譬え話や絵解きで諭した童蒙向けの心学系教訓書。序文で、神儒仏の三教の根本が「信」の一字にあり、幼時より信義を弁え、正直に生きることが三教に叶い、身を守り天のご加護を得る方法であることを述べ、「鍾馗の説」を展開する。続く本文で、神儒仏三教一致の論から始まり、日本・印度・中国の三国古今の教えが根本で一つであること、人倫の基本である親孝行、また、座礼・食礼・書札礼等の礼法の基本、堪忍、家業出精、質素倹約などを説き示し、最後に人は「天地の神と同体」であることを忘れずに、親や先祖に感謝し、「信の心」を尽くすことが大切だと結ぶ。
★原装、題簽付き・美本。
6000円 〈脩身捷径〉富貴の礎
【判型】半紙本2巻2冊。縦221粍。
【作者】壮健翁作・序。
【年代等】安政6年3月序(安永を安政と改竄)。明治初年刊。[大阪]中島徳兵衛板。
【備考】分類「教訓」。『〈町家式目〉分限玉乃礎』の改題本。「主人の礎」以下、女房、奉公人、息子、娘、女奉公人、丁児(丁稚)の7章に分けて、家内構成員別の「心得全般」とそれにまつわる長文の「逸話」を紹介した後に、一つ書きの心得と後文からなる家訓風の「式目」で締め括る。
★原装、題簽付き・美本。
18000円 武道初心集
【判型】半紙本3巻3冊。縦231粍。
【作者】大道寺友山作。鎌原貫忠序。小林徳方跋。
【年代等】天保5年10月序。同年11月跋・初刊。明治初年再刊。[松代]恩田氏蔵板。[江戸]和泉屋吉兵衛売出。
【備考】分類「教訓」。
★原装、題簽付き・極美本(書袋に包まれていたため新品同様に近い極上本)。書袋付き。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3万5000円〜9万8000円】。
10000円 〈町家式目〉分限玉乃礎(たまのいしずへ・分限玉の礎〈并ニ町家式目〉・町人式目玉の礎)
【判型】半紙本2巻1冊。縦227粍。
【作者】壮健翁作・序。
【年代等】明和8年3月序。安永2年1月刊(後印)。[大阪]西田理兵衛、保武田伊右衛門、平瀬新右衛門、渋川彦太郎板。
【備考】分類「教訓」。「主人の礎」以下、女房、奉公人、息子、娘、女奉公人、丁児(丁稚)の7章に分けて、家内構成員別の「心得全般」とそれにまつわる長文の「逸話」を紹介した後に、一つ書きの心得と後文からなる家訓風の「式目」で締め括るという構成が本書の特徴である。本書の「式目」を模倣した類書は多く、天保15年刊『〈教訓式目〉分限心之的』、弘化2年刊『主従日用条目』、安政6年刊『家内和合弁』などがある。
★原装題簽摩滅・状態良好。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、安永板が7万5000円、天明板原装本が2万円】。
15000円 〈町家式目〉分限玉乃礎(たまのいしずへ・分限玉の礎〈并ニ町家式目〉・町人式目玉の礎)
【判型】半紙本2巻2冊。縦222粍。
【作者】壮健翁作・序。
【年代等】安永2年3月序。天明6年1月再刊。[大阪]河内屋喜兵衛板。
【備考】分類「教訓」。「主人の礎」以下、女房、奉公人、息子、娘、女奉公人、丁児(丁稚)の7章に分けて、家内構成員別の「心得全般」とそれにまつわる長文の「逸話」を紹介した後に、一つ書きの心得と後文からなる家訓風の「式目」で締め括るという構成が本書の特徴である。本書の「式目」を模倣した類書は多く、天保15年刊『〈教訓式目〉分限心之的』、弘化2年刊『主従日用条目』、安政6年刊『家内和合弁』などがある。
★原装題簽摩滅・状態良好。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、安永板が7万5000円、天明板原装本が2万円】。
10000円 〈町家式目〉分限玉乃礎(たまのいしずへ・分限玉の礎〈并ニ町家式目〉・町人式目玉の礎)
【判型】半紙本2巻1冊。縦231粍。
【作者】壮健翁作・序。
【年代等】明和8年3月序。安永2年1月刊(刊記には「明和癸巳年」とあるが、序文が明和8年であることから「癸巳」年は安永2年になる。後印本では「安永癸巳」と訂正)。[大阪]西田理兵衛、保武田伊右衛門、平瀬新右衛門、渋川彦太郎板。
【備考】分類「教訓」。「主人の礎」以下、女房、奉公人、息子、娘、女奉公人、丁児(丁稚)の7章に分けて、家内構成員別の「心得全般」とそれにまつわる長文の「逸話」を紹介した後に、一つ書きの心得と後文からなる家訓風の「式目」で締め括るという構成が本書の特徴である。本書の「式目」を模倣した類書は多く、天保15年刊『〈教訓式目〉分限心之的』、弘化2年刊『主従日用条目』、安政6年刊『家内和合弁』などがある。
★原装題簽摩滅・状態良好。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、安永板が7万5000円、天明板原装本が2万円】。
3000円 用心袋
【判型】半紙本3巻合1冊。縦225粍。
【作者】白水編・序。
【年代等】寛延2年1月序。[京都]堺屋仁兵衛板。
【備考】分類「教訓」。貝原益軒作に仮託され、『貝原用心袋』の書名でも刊行された
★改装題簽欠・状態良好。絵入。稀少。
10000円 楽訓
【判型】半紙本3巻3冊。縦225粍。
【作者】貝原篤信(益軒)作。茨城信清(柳枝軒)跋。
【年代等】宝永7年12月作・宝永8年1月跋・刊。[京都]茨木多左衛門(柳枝軒)原板の後印本(板元不明)。
【備考】分類「教訓」。
★改装題簽付き・美本。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3冊揃いが1万8000円〜2万8000円】。
10000円 〈西洋〉五体いろは(英和五体名頭字尽)
【判型】中本1冊。縦171粍。
【作者】不明。
【年代等】明治初年刊。刊行者不明。
【備考】分類「往来物・外国語」。
★原装、題簽付き・美本。
8000円 英学七ッいろは(〈英学捷径〉七ッ以呂波)
【判型】中本1冊。縦183粍。
【作者】阿部為任(友之進・碧海)作・序。
【年代等】慶応3年9月刊。[?]巴薺園蔵板。
【備考】分類「往来物・外国語」。「英字イロハ」の前にアルファベット・数字などをおき、巻末に「子母五十韻字(母音字・子音字の五十音図)」を収めた七ッいろは。
★原装、題簽付き・状態良好(書き入れあり)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3万1500円〜7万8000円】。
5000円 〈和英〉五体いろは
【判型】中本1冊。縦179粍。
【作者】福川先生訳。
【年代等】明治初年刊。[東京]松陰社板。
【備考】分類「往来物・外国語」。板元は刊記を持つ別本による。
★原装題簽欠・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万500円】。
5000円 〈和英〉五体以呂波
【判型】中本1冊。縦179粍。
【作者】渡為常作・序。
【年代等】明治初年刊。刊行者不明。
【備考】分類「往来物・外国語」。
★原装、題簽付き・状態良好(見返し破損)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万2600円】。
8000円 〈英字三体〉名頭字尽(英学名頭字)
【判型】中本1冊。縦184粍。
【作者】橋爪貫一(松園)作。
【年代等】明治4年6月刊。[東京]椀屋喜兵衛板。
【備考】分類「往来物・外国語」。
★原装題簽欠付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万2600円】。
5000円 英語独稽古(〈英学捷径〉七ッ以呂波)
【判型】中本1冊。縦190粍。
【作者】仁科某編(井口松之助編カ)。
【年代等】明治33年10月刊。[東京]井口松之助板。
【備考】分類「往来物・外国語」。木版刷り・袋綴じ・くるみ表紙。表紙タイトル「THE TRANSLATED OF ENGLISH/英語独稽古」の下に「〈英学捷径〉七ッ以呂波」と記載する。奥付には「編輯兼印刷発行者・井口松之助」と記す。
★原装・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万5750円】。
6500円 〈松川半山編画〉小学入門教授解(〈小学入門〉教授解)
【判型】中本1冊。縦182粍。
【作者】松川半山作・画。
【年代等】明治9年2月刊。[大阪]三木佐助(玉淵堂)板。
【備考】分類「近代教育」。
★原装、題簽付き・美本。
10000円 〈英学捷径〉九体以呂波(九体伊呂波)
【判型】中本1冊。縦181粍。
【作者】英国・ブラウン(撫良翁)作。橋爪貫一(松園)校。江立光・桃山人ほか書。
【年代等】明治4年8月刊。[東京]雁金屋清吉(青山堂)板。
【備考】分類「往来物・外国語」。
★原装、題簽付き・美本。
4000円 The first primer、 for the use of the School(英学入門)
【判型】中本1冊。縦178粍。
【作者】不明。
【年代等】明治2年刊。[横浜]シュウブンカン(Shoobunkwan)板。
【備考】分類「往来物・外国語」。見返に「THE FIRST PRIMER.FOR THE USE OF THE SCHOOL Shoobunkwan、AT yokohama. YOKOHAMA.1869」と記し、表紙に「英学入門」の題簽を付すという。家蔵本は題簽欠で、明治4年の書き入れあり。
★原装題簽欠付き・状態良好(表紙痛み)。
2000円 〈高塚鈴次郎輯〉小学書取本(〈小学必携〉書取本)
【判型】中本1冊。縦180粍。
【作者】高塚鈴次郎編。
【年代等】明治12年4月刊。[堺]岸宣美(翠雲堂)板。
【備考】分類「近代教育」。
★原装、題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、類書端本が2620円】。
13000円 訓蒙英学指南(初編)
【判型】中本1冊。縦185粍。
【作者】吉田庸徳作。
【年代等】明治5年9月刊。[東京]回春楼蔵板。[東京]若林喜兵衛ほか売出。
【備考】分類「往来物・外国語」。
★原装題簽摩滅・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2万8000円】。
5000円 英字訓蒙
【判型】中本1冊。縦171粍。
【作者】不明。
【年代等】明治初年刊。刊行者不明。
【備考】分類「往来物・外国語」。表紙に「明治18年」の書き入れ。
★原装刷り表紙題簽付き・状態良好(表紙一部欠損)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、6300円〜8400円】。
5000円 和英名頭字尽(〈和英雑書〉名頭字尽・英和五体名頭字尽)
【判型】中本1冊。縦184粍。
【作者】内川勇(一貫斎)訳。
【年代等】明治初年刊。[東京]宮田伊助(保永堂)板。
【備考】分類「往来物・外国語」。定価金70銭。後に明治17年『五体以呂波名頭字尽』(柏原徳造板)と改題(ただし編者を「金子平吉」と改竄)。
★原装、題簽付き・状態並み(左下角に手擦れあり)。
16000円 〈七ッいろは〉異人言葉
【判型】中本1冊。縦179粍。
【作者】不明。
【年代等】明治初年刊。[東京]吉田屋文蔵、吉田屋文三郎板。
【備考】分類「往来物・外国語」。ローマ字入り七ッいろはと、部類分け英単語集。
★原装、題簽付き・美本。
5000円 英字独学(〈三体〉英字独学)
【判型】中本2冊(同板2冊)。縦181粍。
【作者】茶好道人書。
【年代等】明治5年春刊。[?]栗田氏蔵板。
【備考】分類「往来物・外国語」。
★原装、題簽付き・状態並み(一部破損・書き込み)。
4000円 〈通商洋字便覧〉YOKOMOJIIROHA(横文字以呂波)
【判型】中本1冊。縦182粍。
【作者】斉藤真英(健之)校・序。
【年代等】明治3年11月序・刊。[東京]松坂屋金之助板。
【備考】分類「往来物・外国語」。柱に「江東精舎」と記す。校訂者は江東住民のため校訂者蔵板か。
★原装刷外題・状態並み。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万5700円】。
4000円 横文字早学
【判型】中本1冊。縦181粍。
【作者】不明。
【年代等】慶応2年年刊。[横浜]師岡屋伊兵衛(錦港堂)板。
【備考】分類「往来物・外国語」。商用語学書の早い例として、ヴァンリードが、横浜の版元師岡屋伊兵衛から、1861年(文久元年)末に出した『商用会話』(第二版は『和英商話』)がある。このほか佐野屋冨五郎や増田万吉も平易な単語帳を出版している。
★原装題簽欠・一部破損・小虫。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万2000円〜3万8000円】。
5000円 横文字独学〈英学部〉(初編)(横文字独学初編)
【判型】中本1冊。縦179粍。
【作者】青木輔清(東江)編・序。
【年代等】明治4年3月序・刊。[埼玉県行田]忍藩洋学校板。
【備考】分類「往来物・外国語」。編者は忍藩士で、忍藩洋学校教師(序文から明らか)で、埼玉県洋学校でも教鞭をとっていたという。
★原装、題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万2000円〜5万2500円】。
6000円 横文字独学(英学部・二編上巻)
【判型】中本1冊。縦177粍。
【作者】青木清輔(東江)作・序。
【年代等】明治4年12月序・刊。[東京]柳河梅次郎(中外堂)板。
【備考】分類「往来物・外国語」。
★原装、題簽付き・美本(数丁わずかに小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万2000円】。
5500円 〈増補〉東海道順覧記
【判型】横本1冊。縦112粍。
【作者】盧橘庵適志編。修養亭序。
【年代等】延享2年11月序・初刊。寛延4年1月再刊。宝暦5年1月校訂・再刊。[江戸]野田太兵衛ほか板。
【備考】分類「地誌」。
★原装題簽欠・状態並み(小虫)。
2000円 〈増補〉大日本二千年袖鑑
【判型】中本3巻1冊。縦179粍。
【作者】不明。
【年代等】弘化4年初刊。江戸後期再刊。[江戸]新庄堂板。
【備考】分類「便覧」。国内の著名な神社仏閣の由来を始め、各種故事来歴を記した書。
★原装、題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3150円〜5000円】。
19000円 〈善悪〉迷所図会(善悪迷所図会・善悪道中記2編)
【判型】中本1冊。縦182粍。
【作者】一筆庵(渓斎英泉・可候)作・画・序。
【年代等】弘化2年春作。弘化3年春序・刊。[江戸]本屋又助(頂恩堂)板。
【備考】分類「滑稽本」。「善悪道中記」は著者を変えながら全7編(天保15年〜文久2年)まで刊行。
★原装、題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2万円〜3万6750円】。
1500円 教導手引草(初編)
【判型】半紙本1冊。縦224粍。
【作者】神谷大周(甘黙・東海主人)作。養?微定序。
【年代等】明治6年9月序・刊。[東京]華王窟蔵板。[東京]大村屋惣兵衛売出。
【備考】分類「教訓」。
★原装、題簽付き・美本。
2500円 闡提老翁辻談義(白隠和尚辻談義)〈附粉引歌(主心お婆々粉引歌)〉
【判型】縦長本1冊。縦210粍。
【作者】白隠慧鶴作。
【年代等】明和7年夏、東嶺序・刊。[京都]小川源兵衛板。
【備考】分類「臨済」。『国書総目録』によれば延享3年成立。
★原装、題簽付き・状態並み(疲れ・小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4500円〜1万8900円】。
1500円 古歌集
【判型】半紙本1冊。縦210粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期書(裏表紙の裏紙に「文政7年」の記載あり)。
【備考】分類「教訓・和歌」。俚諺・道歌集。
★原装、題簽付き・美本。
5000円 士道要論
【判型】半紙本1冊。縦227粍。
【作者】斉藤徳蔵(正謙・拙堂)作・序。
【年代等】天保8年8月自序。嘉永3年7月刊。[安中]安中藩甘雨亭蔵板。[江戸]山城屋佐兵衛ほか売出。
【備考】分類「思想」。武士道書。「甘雨亭叢書」は、安中藩主板倉勝明(甘雨亭)(1809-0857)が蒐集した書籍のうい、特に近世名家の写本類の散逸を恐れて逐次出版したもので、当時の貴重な資料を多数含む。その期間は、弘化2年から幕末(1867年)にかけて行われ、正篇5集と別篇2集から成る。正篇は近世儒者の漢文随筆、別篇1集は和歌や和文、別篇2集はその他10種8冊で構成され、全部で56冊だが、完本は極めて稀で、多くが別篇2集を欠く48冊本。
★原装、題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5000円〜1万2600円】。
8000円 〈真宗〉故実選要鈔図絵(真宗故実選要抄)
【判型】大本3巻3冊。縦224粍。
【作者】清水葵斎編・序。
【年代等】安政6年冬序。万延元年4月刊。[京都]丁子屋九郎右衛門ほか板。
【備考】分類「真宗」。
★原装、題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万5000円〜1万5750円】。
2000円 〈新撰〉商売往来
【判型】半紙本1冊。縦232粍。
【作者】土屋伊兵衛編。伊藤桂洲(信平)書。
【年代等】明治12年1月書・刊。[東京]土屋伊兵衛(寒玉堂)板。
【備考】分類「往来物」。近世流布本『商売往来』の改編版の一つ。「凡、商売・通商持扱文字、員数、数量、多寡、取遣之日記、日誌、証文、証券…」で始まる本文は、近世流布本をベースに部分的に新語を加えた程度のものである。およそ商売に必要な用語を若干の心得とともに、通貨、雑穀、運輸、日用品、織物・衣類(染色・模様)、武器・軍用品、家財(舶来品)、薬種・香具、野菜・山菜・果実類、魚鳥類の順に列挙し、最後に商家子弟の学芸・商売上の心得を記して締め括る。本文を行書・大字3行・無訓で記し、巻末に楷書・小字13行(あるいは21行)・付訓の本文を再録する。
★原装、題簽付き・状態良好。
10000円 野山名霊集
【判型】大本5冊。縦268粍。
【作者】泰円(明有ミョウユウ)作・跋。茂範書。
【年代等】宝暦2年3月、妙有泰円跋。宝暦2年12月、源賞雅序。宝暦2年8月初刊、明治期後印。[紀州]高野山青巌寺経庫蔵板。 【備考】分類「寺院」。弘法大師誕生から開山に至る経緯など高野山の濫觴と、高野山の法会・寺院・建造物等を紹介した一種の案内記。装丁、経師・久五郎。第3巻33丁が重複。
★原装・題簽(後簽)付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万8900円〜8万4000円】。
180000円 女諸礼集(天和3年)
【判型】大本7巻合3冊揃。縦253粍。
【作者】不明。
【年代等】天和3年5月刊。[大阪]池田屋三郎右衛門板。
【備考】分類「往来物・礼法」。小笠原流の女性礼法書の最初の刊本。万治3年(大本)初刊本の系統とは一部異なるもの。
★原表紙による改装・題簽全て完・美本(1丁補コピー)。購入時の価格21万円。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、欠本5冊本が17万円〜18万9000円、端本1冊が1万5750円〜2万1000円】。
120000円 女諸礼集(元文3年)
【判型】大本7巻6冊揃。縦270粍。
【作者】不明。
【年代等】元文3年10月再刊。[大阪]田原屋平兵衛板。
【備考】分類「往来物・礼法」。小笠原流の女性礼法書の最初の刊本。万治3年板系統。万治板の再刊本(ただし、再刊にあたり、7巻末尾「女官」以下8丁を割愛。天和3年板とは異板で内容も一部異なる。
★原装、題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、欠本5冊本が17万円〜18万9000円、端本1冊が1万5750円〜2万1000円】。
35000円 〈勧善示蒙〉家職要道
【判型】大本1冊。縦253粍。
【作者】正司南鴃(正治)作・序、松川半山(真水)画・略注、荒木八十五翁跋。
【年代等】嘉永4年春序。慶応2年初刊(初編)。明治8年再刊。[京都]井上治兵衛、[大阪]三木佐助板。
【備考】分類「経済」。肥前有田の富商である著者が自らの体験をもとに綴った浩瀚な商人心得書。荒木氏の跋文では、本書は「皆、実地を踏んで著されし故、一つとして虚誕なく、世の人、是を身に行わば、愚といえども賢に、貧といえども福に至りなん。世に家道の書多しといえども、斯くの如き切なるを見ず」と絶賛する。慶応2年に初編(上下巻=第1・2巻)2冊が刊行され、明治8年に全10巻5冊本として出版された。明治期商人のバイブルとして読まれるほどの実践的な教訓書であった。
★原装、題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3万8000円】。
6500円 〈辺土民間〉子孫繁昌手引草
【判型】半紙本1冊。縦232粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。刊行者不明。
【備考】分類「教訓」。『子孫繁昌手引草』は作者未詳の間引き防止教諭書で、江戸後期から明治初年にかけて各地でたびたび板行されている。収録書は文久四年板で、跋文に「御上より結構之御書を以御諭し被下置候…然処、一ト通り御書物御渡しに相成候へ共、尚又、銘々共より奉願上、御判拝借いたし摺渡し候間、何卒人別一同申合必邪心強欲ニ不陥候様、御主意可奉専事ニ候」とあるように、もともと領民啓蒙のために上梓された板本の板木を借用して金山万市以下の有志によって再版された施本らしい。ちなみに平凡社・東洋文庫『子育ての書』に収録された天保五年(一八三四)板も信州小諸の篤志家によって再板されたもので、『子孫繁昌手引草』は公私双方の善意による藩板や施板で諸国に広まった。間引きの罪の重さと子育てのあり方を諭し、間引き防止の功徳を強調しつつ、地域・近隣での間引き防止に努めるように呼びかける。さらに巻末には、赤子の口を手で塞ぎ、赤子の腹に膝を載せて圧死させんとする「子返し」の図と、それを行う女性の心の姿を印象的に描いて、これが間引きをする者の「真の姿」であると戒める。
★原装・刷り表紙・状態並み(小虫)。稀書。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万500円〜3万6750円】。
3500円 婦行俚解[鷹山公女訓・米沢公御女訓](半紙本)
【判型】半紙本1冊。縦242粍。
【作者】上杉鷹山(治憲)作。
【年代等】寛政〜文政年間作。江戸後期書。
【備考】分類「往来物」。寛政頃作『婦行俚解』を始めとする八編の女子教訓書。基本的に『女誡』に基づき他家へ嫁ぐ女性の心得を平易に説いたもので、その大半は上杉鷹山が孫娘6名に書き与えたもの。通常は「婦行俚解」「老のこゝろ(老かこゝろ)」「桃の若葉(桃の嫩葉(どんぱ))」「千とせのもとゐ(千年の基・千歳の基)」「野辺の若菜」「千代の春草(千代の春艸)」「朝な朝な(朝奈々々)」「駒の贐(駒のはなむけ)」の8編から成るが、本書は「朝な朝な」までの7編を収録。これらは諸大名家等の女子教育に広く使用されたため、各教訓書単独または複数合本の形で数多くの伝本が残っている。
★原装(仮綴じ)・状態並み。
2000円 〈専修念仏〉四要篇
【判型】半紙本1冊。縦228粍。
【作者】向誉・光誉作。承誉(長門国大津郡大日比村・西円寺住職)序。知蔵(西円教寺)跋。
【年代等】文化13年2月序・初刊。安政7年1月再刊。大和屋某施印。
【備考】分類「浄土」。向誉関通著「専修念仏同行講衆え掟書」「臨終用心」「同追加」の3編に、光誉法岸著「臨終要語」(天明7年秋作)を加えた4編を合綴した仏書(臨終行儀書)。
★原装、題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2800円〜5250円】。
1500円 辨惑篇(弁惑篇)
【判型】大本1冊。縦254粍。
【作者】仁上如蘭(淳)ニカミジョラン作。
【年代等】弘化2年11月刊。[江戸カ下町]松柏堂板。
【備考】分類「漢学」。丙午迷信に関する教訓。
★原装題簽欠・状態並み(小虫)。
18000円 丙丁炯戒録(ヘイテイケイカイロク)
【判型】大本2巻2冊。縦267粍。
【作者】塩谷宕陰(シオノヤトウイン、世弘)作・序。林?・佐藤坦序。淡海関研書。松崎復(益城)跋。
【年代等】天保9年5月自序。天保11年春佐藤坦序。同年10月林?序。同年12月松崎復跋・刊。[江戸]三畏斎蔵板。
【備考】分類「災異」。用明天皇元年(586)〜天文16年(1547)までの災異史。丙午と同様に丙丁の年にも災難が多いとされ、丙丁の年に起こった事件を1000年の日本史から採録したもの。老中・水野忠邦が儒者の塩谷宕陰に命じ、『丙丁亀鑑』にならって編纂させた。
★原装、題簽付き・極美本・稀書。
15000円 悦目抄(引括抄・佚名抄)
【判型】大本2巻2冊。縦282粍。
【作者】伝藤原基俊作(仮託)。
【年代等】正保2年5月刊。刊行者不明。
【備考】分類「歌学」。最古刊本(本書のほか寛文6年板あり)。
★原装、題簽付き・状態並み(小虫)・刷り良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5万5000円〜12万円】。
1700円 五体名頭字尽[〈増字〉五体名頭字](山形屋ほか板)
【判型】中本1冊。縦182粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。[伊勢]山形屋伝右衛門ほか板。
【備考】分類「往来物」。いわゆる『名頭(名頭字尽)』の本文を1字1行として行書・楷書・隷書・篆書・角字の五体で記した往来。類書が多く諸本により収録字数が異なるが、文政10年板は「源・平・藤・橘・茂・文・八・弥…」以下111字を収録。また、頭書を伴うものが大半で、文政10年板の場合、「三体偏冠」「以呂波仮名始」「仮名本字」「紋形」を収録する。本書はその類書。
★原装、題簽付き、状態並み(表紙汚損)。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、類書が2700〜1万5000円】。
1500円 〈吉岡孝始著・真行両点〉単語五千字(〈吉岡氏〉単語五千字)
【判型】半紙本1冊。縦222粍。
【作者】吉岡孝始編。村田海石書。
【年代等】明治7年2月刊。[大阪]柳原喜兵衛ほか板。
【備考】分類「往来物」。日常生活に必要な語句を網羅的に集めた往来。方形・色・天文・地理・居処・時令・度量衡并貨・人倫・身体・布帛・衣服・器戝・金石・殻菜・草木・菓実・飲食・魚蟲介・鳥獣の20門に分けて合計約2350語(約4500字)を収録。本文を行書・大字・3行・付訓(両点)で記し、各漢字の左側に楷書を小字で添える。なお、『大阪出版書籍目録』では小川弘蔵(含章・民徳)編とする。
★原装、題簽付き、状態良好(数丁小虫・汚損)。
4500円 〈諸家〉名字往来(新撰名字往来)
【判型】中本1冊。縦177粍。
【作者】不明。
【年代等】天保11年1月刊。[江戸]和泉屋市兵衛板。
【備考】分類「往来物」。前田氏以下114大名家の名字と、菅沼氏など130旗本家の名字を七五調の韻文体で綴った往来。「掛向(かけまく)は最(いと)も畏き事ながら、抑天下の治るは、文武二道に因といふ。其古言になぞらへて、武家の名字を文に綴り、目出度御代を祝ひ侍る…」と書き始め、武家諸大名・旗本家の名字を列挙し、最後に武家政治による今日の泰平の恩を強調して結ぶ。頭書に「諸家花号尽(もんづくし)」、巻頭に「諌鼓鳥」「殷の湯王」の故事と挿絵を掲げる。
★原装、題簽付き、美本。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万800円】。
2000円 消息往来大全(消息書法往来ほか)
【判型】中本1冊。縦175粍。
【作者】鼻山人(細河並輔)作(消息書法往来)。
【年代等】弘化2年1月刊。[江戸]森屋治郎兵衛板。
【備考】分類「往来物」。
★原装、題簽欠、状態並み、表紙疲れ。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、円】。
2000円 〈弘化新版〉松林用文章(表紙書込)
【判型】中本1冊。
【作者】不明。
【年代等】弘化4年1月刊。[江戸]藤岡屋慶次郎板。
【備考】分類「往来物」。「正月之文」「三月の文」「五月の文」「暑中見舞の文」「中元の文」「九月の文」「恵美寿講の文」「寒中見舞の文」「歳暮の文」「元服祝の文」「婚礼悦の文」の11通を収録した簡易な用文章。書名の「松林」は板元の堂号による。
★原装、題簽付き・状態並み(表紙書込)。
2000円 〈弘化新版〉松林用文章(万延2年書入)
【判型】中本1冊。
【作者】不明。
【年代等】弘化4年1月刊。[江戸]藤岡屋慶次郎板。
【備考】分類「往来物」。「正月之文」「三月の文」「五月の文」「暑中見舞の文」「中元の文」「九月の文」「恵美寿講の文」「寒中見舞の文」「歳暮の文」「元服祝の文」「婚礼悦の文」の11通を収録した簡易な用文章。書名の「松林」は板元の堂号による。
★原装、題簽付き・状態並み(表紙に「万延2年」の書入)。
2200円 〈改正〉諸証文定則便覧
【判型】中本1冊。縦187粍。
【作者】新井隆存作。
【年代等】明治9年4月刊。[大阪]松田幸助蔵板。中川勘助売出。
【備考】分類「往来物」。「請取証文」(2通)から「乳母請状」までの28通の証文類文例を掲げた用文章。明治8年9月・第48号布告の「建物書入質書式之事(第1号〜第4号書式)」も図解(二色刷り)する。
★原装、題簽付き、表紙疲れ、本文良好。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4100円】。
14000円 〈道歌教訓・童蒙早合点〉一休狂歌雀
【判型】半紙本1冊。縦221粍。
【作者】辻本基定(源基定)編。
【年代等】天保9年5月刊。[京都]堺屋仁兵衛板。
【備考】分類「往来物」。一休が詠んだという道歌を集めた絵入り教訓書。冒頭に「かねて道歌をもつて世の人を常に御教訓ありしとなり。この道歌も宝蔵に納りありしを、縁をもとめ乞うけて、道のみちしるべにもと桜木(はんこう)にちりばめしものなり」とその由来を載せ、各丁の半丁毎に挿絵を伴う道歌一首を下段に置き、その上段に道歌六首を列挙する体裁で、「理非をわけ国を守護して身をたゞし、民をすくふを儒道とはいふ」以下124首を掲げ、さらに巻末「付録」に、作者が撰んだ空海・夢窓国師・仏国禅師・読人しらずの道歌四首を付す。なお本書の続編である『〈道歌教訓・童蒙早合点〉狂歌雀後篇』が天保10年に刊行。
★原装、題簽付き、状態良好。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、天明期の写本が10万2600円】。
2000円 親孝行いろは教訓
【判型】中本1冊。縦169粍。
【作者】不明。
【年代等】明治24年4月刊。[前橋]大平金三郎板。
【備考】分類「往来物」。孝行を説いたイロハ教訓歌を集めた小冊子の教訓。見返に「学文わ真事たゞせむ孝乃道、親を見すてゝなんの学文」の一首を据え、続く本文で「いにしへのたゞしき世には人々の、うへしたともにこゝろすぐなる」以下の48首を、半丁に2段・3列、合計6首ずつ掲げる。板元の大平氏は新潟県士族で前橋に住す。
★原装、刷り表紙、状態並み、稀書。
8000円 〈麁食三益〉家宝往来
【判型】中本1冊。縦178粍。
【作者】不明。
【年代等】天保5年4月刊。[江戸]山口屋藤兵衛板。
【備考】分類「往来物」。天保5年刊『道外実語教』後半部「寿福心得種」に若干の増補を加えたものを本文とし、頭書に粗食・微食を主とする倹約を説いた教訓文を載せた往来。金・銀・米・銭・布の「五宝」、とりわけ米が「人命の根本」であり、その有り難さを十分かみしめると同時に、三度の食事にありつける「泰平二百余年」の国恩に感謝すべきことを冒頭に説き、延寿のための養生法として具体的に「麁食三益の法(三度の食事のうち一回を粥にする倹約法)」を示し、この種の倹約が「庶民困窮の助」になることを諭す。本書は町人向けの天保13年刊『〈御免・質素倹約〉現銀大安売』にも影響を与え、同書頭書「倹約心得草」に本書とほぼ同文を載せる。
★原装、題簽付き、美本。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万6200〜2万8000円】。
1500円 教訓往来(刊年不明)
【判型】中本1冊。縦179粍。
【作者】不明。
【年代等】寛政元年初刊。江戸後期再刊。刊行者不明。
【備考】分類「往来物」。正徳4年刊『〈堀氏〉寺子往来』所収「寺子教訓書」の本文(準漢文体)を漢字・仮名交じり文に改めたもの。ただし、内容の一部に削除または増補が見られる。特に寺子屋内での礼儀や学習態度については記述がより詳しくなっている。頭書に「天満宮信心鈔」「五節句之略由来」等を収録。
★原装、題簽付き、状態良好。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、円】。
3000円 〈童子教訓〉孝行種(童子教訓孝行種)
【判型】中本1冊。縦178粍。
【作者】鼻山人(東里山人)作。
【年代等】文政7年1月初刊。江戸後期再刊。[江戸]森屋治兵衛板。
【備考】分類「往来物」。父母から恩恵とそれに報いる孝行のあらましを諭した往来。「凡、人の子たるもの一人として父母の慈悲を請ざるはなく、其大恩の難有を知ば、先第一、孝行に可致事肝要也…」と起筆して、全ての人間は父母の慈悲を受けており、孝行が当然なこと、また、「御袋」という言葉の由来や父母の養育の大恩、親の言葉に従うべき必然性、色欲と酒毒の戒め、正直・勤勉に生きるべきことなどを説く。頭書に「硯のはじまり」「墨のはじまり」「筆のはじまり」「紙のはじまり」などの記事を載せる。
★原装題簽欠、状態良好。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、7000〜8000円】。
3000円 〈小学必読〉御恩の巻(〈伊藤参行著述・柴田花守補訂〉御恩乃巻)
【判型】半紙本1冊。縦226粍。
【作者】伊藤参行(花形浪江)作。柴田花守(咲園)補。五島三喜序。
【年代等】文化頃作。明治5年刊記。明治6年序・刊。[吉田]神戸三藤(実行社)蔵板。[大阪]秋田屋太右衛門(田中太右衛門)ほか売出。
【備考】分類「往来物」。「父母の、御恩の深きお恵み、ねてもさめてもわするなよ、まづあさおきてみをきよめ、もとのちゝはゝをがみつゝ…」で始まる七五調の文章で、「日夜身に蒙る所の種々の恩頼を酬奉る事を懇に諭し示し」た教訓書。大父母(もとのちちはは)の御恩・日輪の御恩・泰平の御恩・主人の御恩・師匠の御恩・親の御恩の6章に分けて、それぞれの高恩と報恩のための具体的目標を示す。本文を大字・5行・付訓で記す。巻末に上記の教訓を敷衍した「子傅謡(こもりうた)」を掲げる。『四民教諭』と同様に、文化年間に参行が著した遺稿を明治期に上梓したもの。
★原装、題簽付き、美本。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万300円】。
2000円 三字訓
【判型】半紙本1冊。縦210粍。
【作者】越智宣哲(明卿)作。藤沢南岳(恒・元妄・元章・士亨・黄鵠・黄坡)序。東吉貞(桂林)跋。
【年代等】明治39年11月序。明治40年2月跋。同年4月初刊。昭和16年4月再刊。[奈良]正気書院(欽聖会)板。
【備考】分類「往来物」。『三字経』にならって編んだ教訓書。「天地性、人為貴、維厥初、四端備、曰仁義、曰礼智、我固有、豈外至…」で始まる3字1句、合計218句からなる文章で、忠孝の道は根本において全く同一であること、孝の大切さや孝の徳を強調し、和漢の孝子の例などを紹介する。本文を楷書・大字・5行・無訓で記す。なお巻末付録に、五十音で始まる五言四句の教訓文を集めた「啓蒙小訓」を載せる。
★原装、題簽付き、状態良好。 
5000円 近道子宝(初板本)
【判型】大本1冊。縦270粍。
【作者】平井自休作。観p堂(観樹堂)松隠書。
【年代等】正徳3年6月書・刊。[江戸]柳屋庄兵衛板。
【備考】分類「往来物」。本書は大本の初刊本。手習い初学者に必要な衣食住・職業などの基本語彙と心得を綴った往来物。「童部(わらんべ)の時早く習しるへき事あり。先(まず)上をは天という、下をは地と云。月日の出る方を東といふ…」で始まり、天地・四方・四季・年号・十干十二支・日本国名・地形・生物・幼少時の通過儀礼・学習上の心得(学習すべき往来物として『手習状(初登山手習教訓書)』『実語教』『江戸往来』『今川状』『庭訓往来』を挙げる)・布帛・衣類・食物・住居・武士用字・百姓用字・職人用字・商人用字・町人の利・神儒仏・芸能・禁制(童蒙にふさわしくない遊び)・富裕者になるまじないと倹約の誓い、の順に語彙や心得を列記する。初板本は大字・3行・付訓の手本用に記す。
★改装題簽欠、状態並み。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万7000円】。
3000円 〈水戸黄門光圀卿御遺訓〉天筆和合楽
【判型】中本1冊。縦177粍。
【作者】鼻山人(東里山人)作・跋。
【年代等】弘化4年1月刊。[江戸]森屋治郎兵衛板。
【備考】分類「往来物」。表紙見返に『水戸黄門光圀卿御遺訓抜書』と記して、あたかも光圀の遺訓のように装うが、その実は室鳩巣作『明君家訓』第1条を本文の中心にすえて若干の増補を行った教訓文に過ぎない。内容は5項目からなり、冒頭が「今般愚意之趣…」で始まる『明君家訓』第1条の全文を写したもので、明君・忠臣の本務や心得について記す。以下「倹約」「孝順」「節義」「家業出精」の四項について短文で綴るが、うち「孝順」「節義」はそれぞれ『明君家訓』第3・4条からの抜粋であり、他の条々も同趣旨の教訓である。頭書に、正直・神明・人倫等について述べた教訓文と教訓歌を掲げる。
★原装、題簽欠、表紙汚損、本文良好、稀書。
3000円 〈草場廉著〉皇朝歴代歌(草場廉著皇朝歴代歌)
【判型】半紙本2編合1冊。縦235粍。
【作者】草場廉(船山)作。頼復校・序。
【年代等】明治7年序。同年1月刊。[京都カ]耕読楼蔵板。[京都]藤井卯兵衛ほか売出。
【備考】分類「往来物」。神代から徳川幕府成立までの歴史を綴った史詩型往来で、『前皇朝歴代歌』と『後皇朝歴代歌』の2編から成る。「神武降生是天孫、一挙東征定中原、乃為帝都大和国、秋津洲号到今存…」のように7言1句を基本とする文章で、前者は神武天皇から後小松天皇までの2050年の歴史を計380句、また後者は称光天皇から後水尾天皇までの220年の歴史を計136句でそれぞれ記す(楷書・やや小字・八行・無訓)。なお、本書の続編『〈草場廉著・後後〉皇朝歴代歌』が翌年に出版された。
★原装、題簽付き、美本。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5400円】。
2500円 扶桑三字史
【判型】半紙本1冊。縦228粍。
【作者】内田晋斎(嘉一)作・書。菘坪処士(厳)序。
【年代等】慶応2年9月作・序。明治6年7月刊。[東京]万薀堂蔵板。二三屋三二ほか売出。
【備考】分類「往来物」。神代から安土桃山までの皇国中心の歴史を3字1句を基本とする合計360句で記した往来。「不学陋、不問愚、百年命、六尺躯、不読書、何為夫、吾与人、同神枝…」で起筆して、まず読書・学問に重要性と、その初めに国事(国史)を習うべきことを述べ、伊弉諾尊・伊弉冉尊以来の古代史を歴代天皇治世下の歴史的・文化的事象を列記する形で示し、中世武家政治の変遷や治乱興亡を略述した後で、天皇が統治する皇国の風俗や徳教がもたらす天下泰平を讃えて締め括る。
★原装題簽欠、美本、稀書。
2000円 江戸往来(自遣往来)(寛政8年板)
【判型】中本1冊。縦182粍。
【作者】不明。
【年代等】宝暦8年8月初刊。天明元年8月再刊。寛政8年5月再刊。[江戸]西村屋与八板(元祖・丸屋小兵衛板)
【備考】分類「往来物」。全編1通の手紙形式を採り、第一に年始の挨拶、第二に千代田城内での将軍家を中心とする年始の儀式ならびに行事の有様、第三に諸国より流入する土産・菓肴・衣服・器財・舶来の品々、第四に江戸の広さおよび町々の方角と武家民家の密集する様子、第五に明暦年中に玉川の水を東南の地に引いたことや、万治年中に隅田川に両国橋をかけたこと、第六に不忍池遊興の状況を叙して御代の泰平を謳歌する。このように江戸の案内書も兼ねることから、内題を『自遣往来』としたとも考えられ、この書名によっても普及した往来である。その構成においては、『駿河状(駿府往来)』よりの影響を受けているが、同時に第三〜六項は江戸の武家・庶民が営む生活に即した独自の内容であり、地理科往来・地誌型の代表的な往来となった。すなわち、本往来自身が多くの板を重ねて普及したのみでなく、江戸中期・後期そして明治初年の各地で作られた地誌型往来の編集方式や記事内容に深甚の影響を及ぼした。
★原装、題簽欠、状態良好。
12000円 〈新撰〉大阪往来[新撰大阪往来]
【判型】半紙本1冊。縦228粍。
【作者】牧野静夫(昌=j作。村田海石書。
【年代等】明治6年夏作。同年7月官許。明治7年1月刊。[東京]若林喜兵衛ほか板。
【備考】分類「往来物」。明治初年の大阪の地理や社会の様子を七五調・美文体で記した往来。「明治紀元の辰の年、四海に仰ぐ王政の、昔に復る聖代は、無辺無彊の各国に、肩をならぶる知識の道、学べば進む文明の、基開けし天の戸の…」と筆を起こし、大阪の経緯度・気候・面積・戸数・人口や学校・通商などの現況に触れ、以下、各地の名所・寺社・諸施設や産業・文化・風俗等の様相を紹介する。「夜は瓦斯燈の輝きて…」など新文明の最中に発展していく大阪を前面に出すのが特色。巻頭に、折込地図「大坂市中略図」および「市中風景画」(色刷り)を掲げる。
★原装、題簽付き、口絵色刷、状態良好(一部小虫、折込地図欠)。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3万円】。
12000円 〈小学習字〉東京往来(〈小学習字〉東京地名問答)
【判型】半紙本1冊。縦229粍。
【作者】高崎脩助作。竹陰処士序。美邨請敬書。
【年代等】明治10年序・初刊。明治11年6月再刊。[東京]中邨熊次郎板。
【備考】分類「往来物」。明治初年の東京の「朱引内」6大区70小区と「朱引外」5大区33小区の各区毎に町名・諸官庁・主要建造物その他の地名、また、沿革や諸産業などを概説した往来。「夫、東京は朱引内、六大区中七十の、小区賑ふ大都、竈の数は十四万六千七百余戸にして、人口凡六十万…」で始まる七五調の文章で、東京府の現況を述べ、以下、大小の各区を紹介した後、「日本一の大都会ゆたけき御代そ実に有かたき」と結ぶ。頭書に、東京府下の全町村名や風景画を掲げる。なお、本書刊行の翌年(明治11年)に、本書の改題本である『〈小学習字〉東京往来』が同じ板元から出版された。
★原装題簽一部存、本文は状態良好、稀書。
20000円 戸隠善光寺往来(戸隠山善光寺詣)
【判型】中本1冊。縦179粍。
【作者】十返舎一九作。三武青洲書。
【年代等】文化頃初刊カ。文政5年3月刊。[江戸]森屋治兵衛板。
【備考】分類「往来物」。母の善光寺参詣に同道する息子に対して参詣経験者が書き与える手紙文に模して、信州善光寺や戸隠山への道中のあらましや、名所・名物・景趣・縁起などを紹介した往来。まず江戸・本郷通追分から中山道を下り、板橋〜熊谷〜高崎〜安中〜軽井沢を経て、善光寺に至るまでの行程を述べ、続いて門前町の様子、善光寺の縁起、さらに、戸隠山への参詣路と戸隠明神、九頭竜権現の由来や霊験などについて記す。口絵に、川の両岸より綱で渡し船を引くので有名な犀川(さいがわ)を描いた「信州川中嶋船渡之図」を掲げるほか、頭書に上州・信州の寺社や名所・名物・名産品を列挙した「上州神社仏閣」「当国名所」「上州土産」「信州名所」等の記事を載せる。
★原装題簽欠、美本、稀書。 【参考価格(初出品時の相場です):購入価2万6000円以上】
2500円 名物往来(名物往来文宝蔵)(江戸後期再刊)
【判型】中本1冊。縦182粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸中期初刊・江戸後期再刊。刊行者不明。
【備考】分類「往来物」。近世中期における全国の名産品を列挙した往来。「先、洛陽西陣之綾織、上京誂染、室町呉服、鼠屋柄糸、岩井具足、埋忠鉄仁、正阿弥鍔、御影堂扇、御所文庫、内裏雛…」と京都の名産・名物から書き始め、以下、各地の農産物、海産物、工芸品、加工食物、醸造品などを随意に列挙する。ただし末尾は若干の分類意識によっており、「衣服之品」「異国之渡物(衣類・薬種・金石・工芸品等)」の数々を列記する(末尾は諸本によって若干の異同がある)。
★原装題簽欠、美本。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、原装本が6万8000円】。
14000円 世界商売往来(正・続・続々・補遺・追加)
【判型】中本5編5冊。縦180粍。
【作者】橋爪貫一(松園)作。加藤雷洲・暁雲斎・滕月摸山画。
【年代等】 明治4〜6年刊。[東京]雁金屋清吉(青山堂)板。
【備考】分類「往来物」。『世界商売往来』は、明治初年における貿易商子弟用の教科書として作られたもので、明治4年板を初編として以後5編まで刊行された。初編『世界商売往来』は、主要貿易国名、海運上の測量、日本へ入港する船舶、商船の構造や機械類、軍艦の兵器・器具類、外国商人を迎える旅館・商店、主要貿易品などについて記す。本文中の要語に注解または図解を施し、頭書に要語の英単語とその読みを示す(2・3編も同様)。また、この初編は明治6年に『日新表(第2輯)』の書名で刊行されたほか、頭書・付録記事を削除し、作者名を故意に隠蔽した『改正商売往来(〈改正〉世界商売往来)』など数種の類書が出回った。2編『続世界商売往来』は、貿易商に必要な知識・教養・心得等について記したもので、主要貿易品名については初編とほとんど異なる語彙を集録する。明治6年には『日新表(第2輯)』の書名で刊行された。3編『続々世界商売往来』は、外国商事に必要な語彙、貨幣換算、主要貿易品、工人の種類、欧米国名と主要生産物などについて記す。4編『世界商売往来補遺』は、印紙の貼用、貨幣・紙幣、秤の種類と効用、枡の種類と効用、貿易商人の教養と心得等について記すが、貿易品に関する語彙を全く収めず、もっぱら貿易取引上の技術や心得に終始するのが特徴。また、同頭書には内国郵船による運送費や内国郵便等について記載する。5編『世界商売往来追加』は、日本の豊かな物産や主要産物等について記し、世界貿易よりも、国内の商取引物資・生産物資に関する語彙を広く採録する。頭書に秤・尺度・平積・立積・貨幣についての解説を収める。
★原装、題簽2冊(続・続々)付き、状態良好。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、各冊とも概ね4000〜1万円のため、1万6000〜4万円相当】
2500円 大全商売往来
【判型】中本1冊。縦177粍。
【作者】近沢幸山(桃堂)作。
【年代等】天保13年初刊。江戸後期再刊。刊行者不明。
【備考】分類「往来物」。裏見返に「安政五年」の書き入れあり。「商売往来」「拾遺商売往来」「商売往来講釈」の3編を合冊した往来。まず最初に天保13年に「商売往来」「拾遺商売往来」を合綴した『古今商売往来』(江戸・山城屋佐兵衛ほか板)が刊行され、その後、「商売往来講釈」が増補されたものと思われる。
★原装、題簽付き、美本。
2700円 〈百姓日用重宝〉農人往来
【判型】半紙本1冊。縦約180粍。
【作者】山野、山画。
【年代等】文化8年初刊。文政元年夏求板。[大阪]藤屋吉兵衛ほか板。
【備考】分類「往来物」。農民の地位、四季耕作、検地・年貢、農具・農業施設、農家家屋・建築資材、家財・諸道具、諸職業、農作物、衣食住、生活心得などを述べた往来。特に「一、抑農人百性之輩平生可心懸条々…」と条目風に書き始める後半部は農耕生活全般の心得で、当時の御触書・条目類からの影響も色濃い。本文を大字・五行・付訓で記し、稀に割注を施す。巻頭に農耕図二葉、巻末に「田家四時占候(のうかよつのときのうらない)」「片仮名伊呂波」等を掲げる。
★原装、題簽付き(一部摩滅)、状態良好(小虫)。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3000〜6000円】。
3000円 百性往来豊年蔵(寛政板)
【判型】中本1冊。縦182粍。
【作者】禿箒子作。
【年代等】明和3年初刊。寛政9年1月再刊。[江戸]西村屋与八板。
【備考】分類「往来物」。農業型往来中最も流布し、『〈手本〉農業往来』とともに後世の類書に最も大きな影響を与えた農業型往来『百性往来』の初板本系統本。再板本には明和三年、鱗形屋孫兵衛原板の旨を記すが、初板本と推定される鱗形屋板の刊記には刊年を記さず、「此一冊は、農家童子の為に新に綴て令板行、猶亦、文字を改め、仮名を正して読に易く、学んで益あらば、誠に農家不朽の基ならん而已」と付記する。「凡、百性取扱文字、農業・耕作之道具、鋤、鍬、鎌、犁(からすき)…」で始まる本文は明らかに、堀流水軒作『商売往来』を模倣して編んだものであり、同往来のスタイルを踏襲して、以下、農具、農業施設、田畑度量衡・地方、潅漑施設、肥料、稲作手順と諸注意、巡見・検地・助郷等の夫役、運送・交通、領地、家屋造作、機織、農民の日常食、農閑期の労働・雑務・牛馬飼育、在所の地理的知識、穏田をせず正直な農民の子孫繁昌までを説いて結ぶ。
★原装、題簽付き(一部破損)、状態良好。
2000円 〈維新〉御布告往来
【判型】中本1冊。縦184粍。
【作者】冲志楼作。
【年代等】明治5年9月刊。[東京]思明楼板。
【備考】分類「往来物」。国政・公務・法令・社会等に関する漢語を中心に、明治新政府や国体のあらまし、国民の自覚や義務などを記した往来。明治初年に同様の往来が数多く作られたが、本書はその嚆矢となったもので、同様の文言で綴った類本のほかに本書自体の偽版もかなり出回った。初編は、「抑皇政復古、綱紀御維新、御大政、万機御更張、公明正大、言路洞開、方今、奎運隆盛、文明開化之盛時、盛世、盛典、盛挙之秋に際し…」と筆を起こし、維新の広がりや新政府の諸政策の趣意を明らかにしたうえで諸官吏の公務周辺の語彙を列挙し、後半で新しい国民の自覚と勤倹、学術への精励、産業発展による国家の忠節を強調する。
★原装、題簽欠、美本。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2000〜8000円】。
3000円 線度面体図問答
【判型】半紙本1冊。縦203粍。
【作者】田中織遠編。
【年代等】明治9年3月刊。[京都]田中治兵衛(文求堂)板。
【備考】分類「往来物」。
★原装、題簽付き、状態良好。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、6000〜8100円】。
12000円 近江八景并序(女筆)
【判型】大本1冊。縦260粍。
【作者】長谷川妙躰(筆海子)書。
【年代等】享保18年初刊。江戸中期再刊。[大阪]渋川与左衛門ほか板。
【備考】分類「往来物」。妙躰の女筆手本、地理科往来。近江八景(琵琶湖南西岸の八勝景。本書の順に従えば、粟津晴嵐・勢(瀬)田夕照・矢橋(やばせ)帰帆・辛(唐)崎夜雨・石山秋月・三井晩鐘・比良暮雪・堅田落雁)の景趣を述べた短文と「近江八景和歌」を綴った女筆手本。まず「近江八景序」として、近江八景を描写した七五調・美文体の文章を大字3行・無訓の並べ書きで記し、続いて八景和歌(「雲はらふあらしにつれて百舟も、ちふねもなみのあはつにそよる」以下8首)を大字・無訓の散らし書きで記す。
★原装、題簽付き、状態良好、稀書。
6500円 女学要歌文庫(女諸礼綾錦)
【判型】大本7巻1冊。縦255粍。
【作者】北尾辰宣作・画。田千里序。
【年代等】明和9年4月刊。[京都]吉野屋為八板。
【備考】分類「往来物」。江戸中期を代表する庶民女性用の礼法書・女子用往来『女諸礼綾錦』の改題本。万治3年刊『女諸礼集』に基づき、その他の記事や全体の構成を元禄5年刊『女重宝記』にならって編んだもの。口絵・前付に相当する「序の巻」を除いた本文は七巻から成る。一の巻は、「女教真見鑑(ますみのかがみ)」「婦人七去の事」など女性教養一般について。二の巻「婚礼の巻」は、「結納(ゆいいれ)の事」以下婚礼儀式全般と婚式後の付随的慣習について。三の巻「懐妊の巻」は、「懐妊か懐妊にあらざるを知る事」以下、産前から産後までの養生や、子どもの養育、通過儀礼について。四の巻「通方(かよいかた)の巻」は、「酌取りやうの事」以下、酒食の際の給仕法で、もてなす側(主人方)の礼法。五の巻「飲食給様の巻」は、小項目を立てずに食礼の教えを列挙したもので、前巻に対する客方礼法である。六の巻・七の巻はいずれも「諸芸嗜之巻」で、六巻が手習い、手紙・短冊・色紙の書き方、和歌の心得、七巻が歌がるた・貝覆い、茶道・香道について述べ、末尾に妙薬・染物・裁縫・包み方・大和言葉等の記事を補う。
★原装題簽欠(表紙疲れ)、本文は概ね良好。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、明和板「女諸礼綾錦」が1万2960円】。
20000円 女四書(明暦板後印)
【判型】大本7巻7冊。縦256粍。
【作者】辻原元甫作。
【年代等】明暦2年3月初刊。江戸中期後印。刊行者不明。
【備考】分類「往来物・仮名草子」。中国の経典の原文を邦訳した仮名書き女訓書を代表するもの。唐の陳ユ(ちんばく)の妻・鄭氏作『女孝経(じょこうきょう)』、唐・宋若昭作『女論語(じょろんご)』、明・仁孝文皇后作『内訓(ないきん)』、漢・曹大家(そうたいこ)作『女誡』の四書を意訳抄録した女訓書で、中国の『女四書』(王晋斤編)のうち清・王節婦作『女範』に代えて『女孝経』を収録する点で異なる。原典に即した要約・翻訳ばかりでなく、適宜、『古列女伝(劉向列女伝)』『続列女伝』『新続列女伝』中の説話や『尚書』『毛語』『易経』等からの引用を交えるなど、元甫が独自に改編した箇所も多い。
★原装、題簽付き、状態良好(表紙疲れ)。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5万2500円】。
1500円 〈教訓〉女小学(林泉堂書)
【判型】大本1冊。縦264粍。
【作者】林泉堂暘嶂書。
【年代等】嘉永6年12月書・刊。[江戸]山崎屋清七板。
【備考】分類「往来物」。金言・俚諺・教訓歌や和漢貞女・節婦の故事を引きながら、「孝行の道をしへの事」から「心のかゝ見といへる事」まで29項(孝行、婚姻、舅姑への孝、夫への服従、他人との和順、堪忍、報恩、その他心の修養、婦女四徳、教養等)にわたって述べる。また、本文の主題に沿った「忍の字訓の歌」「心つよからぬおしへの歌」「独をつゝしむ訓歌」等の教訓歌と挿絵を随所に掲げる。
★原装題簽欠、状態良好。
2500円 〈弘化新版〉女消息往来
【判型】中本1冊。縦173粍。
【作者】不明。
【年代等】弘化頃刊。[江戸]藤岡屋慶次郎板。
【備考】分類「往来物」。類書が多く、諸本で異同があるが、「凡、婦人・女子の文・玉章は、一筆文して申上、示しまいらせ候、御書拝見、御消息拝しあけ、御細々との御文被下、御文の様繰返し眺入まいらせ候。年始七種までは、初春、新玉。七日過は、尽せぬ春、此春の御寿御めでたさ…」のように、女文に多用する語彙や表現、また四季時候の言葉を盛り込むのが特徴。
★原装、題簽付き、状態良好。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、類書が4000〜2万2000円】。
8000円 女書札百花香(安永板)
【判型】大本1冊。縦260粍。
【作者】春名須磨書。
【年代等】宝暦12年初刊。安永2年1月再刊。[江戸]吉文字屋治郎兵衛ほか板。
【備考】分類「往来物」。享保20年刊『女用文章唐錦』の増補・改題本。ただし前付の一部は宝暦9年刊『女千載和訓文』の流用であり、本書は両者の板木を組み合わせて再編集したものといえる。すなわち『女用文章唐錦』の前付に代えて、『女千載和訓文』の前付などを収録したもので、巻頭に柿本人麻呂図(色刷)や宝船の図を掲げ、続いて「年中故実并五節句由来」「立春書初詩歌」「文章指南抄」「小笠原流折形・結形」「女歌人伝」「ちらし文認やう」「三十六歌仙」「恋歌二十歌仙」「十名和歌」「難題和歌五首」「和歌をよみならふ事」「色紙短冊認やう」「衣裳の式正」などを載せる。
★原装題簽欠、状態良好、色刷り口絵、稀書。
6500円 女用文綾錦
【判型】大本1冊。縦265粍。
【作者】不明。
【年代等】安永9年6月刊。[仙台]伊勢屋半右衛門板。
【備考】分類「往来物」。初春に遣す文」以下五節句・四季の手紙、また「いなかへ遣す文」や「平産の祝に遣す文」「誂えの染物を届ける文」など20通を収録した女用文章。ほとんどが散らし書きで、概ね大字・3〜4行大・無訓の手本用に作る。巻頭に読書する婦人の図を掲げ、頭書に女子の教養・家政・化粧・礼法等や「年中行事」、また「庚申せぬ時の歌」「死人に逢ふ時の歌」などの呪いについて記す。
★原装題簽欠、状態良好。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3万200円】。
2000円 女用文姫鑑(異本)
【判型】中本1冊。縦179粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]藤岡屋慶次郎板。
【備考】分類「往来物」。年始のふみ」から「野がけ催しの文」までの四一通を収録した女用文章。本文を概ね大字・五行・付訓の並べ書きで記す。四季・五節句の手紙を主とし、そのほか婚礼・出産祝儀状なども含まれるが、例文の主題は変化に富んだものではない。しかし、年始状や暑気見舞いについては「遠国宛」の例文も載せたり、また散らし書きや追伸文を例示するなど女文の基本が一通り分かるようになっている。なお、第六状の「源氏名寄文ちらし書」は消息文ではなく『源氏物語』を題材にした往来である。また、本書の異本(中本)には「年始のふみ」から「道具借に遣す文」までの四三通を収録し、先の「源氏名寄文ちらし書」は載せない。
★原装、題簽付き、状態良好。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、円】。
2000円 延寿百人一首
【判型】中本1冊。縦180粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]総州屋与兵衛板。
【備考】分類「和歌・往来物」。
★原装、題簽付き、状態良好。
15000円 三教童喩
【判型】半紙本3巻附録1巻4冊。縦224粍。
【作者】思恩堂非得作・序。芳田月長画。津羅文序。
【年代等】文政3年7月序。同年8月刊。[大阪]大和屋四郎兵衛板。
【備考】分類「心学」。自序にあるように、神儒仏に教えの違いはあっても究極は勧善懲悪にほかならないことから、主に人口に膾炙した俚諺の解説と絵解きによって人道を説いた教訓書。
★原装、題簽付き、状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2万〜5万6160円】。
3000円 三教童喩(附録1冊)
【判型】半紙本3巻附録1巻4冊のうちの附録1冊。縦224粍。
【作者】思恩堂非得作・序。芳田月長画。津羅文序。
【年代等】文政3年7月序。同年8月刊。[大阪]大和屋四郎兵衛板。
【備考】分類「心学」。自序にあるように、神儒仏に教えの違いはあっても究極は勧善懲悪にほかならないことから、主に人口に膾炙した俚諺の解説と絵解きによって人道を説いた教訓書。
★原装、題簽付き、美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、端本1冊が、1万2960円】。
8500円 彝倫抄(イリンショウ)
【判型】大本1冊。縦263粍。
【作者】松永尺五(昌三)作。
【年代等】寛永17年9月跋・刊。[京都カ]直広開板。
【備考】分類「儒学・教訓」。
★改装題簽欠、本文疲れ、状態並み。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3万6750〜5万1840円】。
2500円 烏石山人和文章(和文章〈附録手紙数通〉)
【判型】大本1冊。縦264粍。
【作者】松下烏石書。
【年代等】安永7年1月刊。[江戸]須原屋新兵衛(嵩山房)板。
【備考】分類「書道」。新年状を始め、四季時候の手紙、贈り物礼状、筆跡鑑定快諾状など八通の準漢文体書簡を大字・二行・無訓で綴った陰刻手本。巻末「和文章訳文」に楷書・小字・一〇行・付訓の本文を採録する(この部分は陽刻)。そのほか、陰刻部分の末尾六丁に、烏石筆の書状七通(行草体・四〜五行・無訓)を載せる。
★原装、題簽付き、状態良好。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、円】。
15000円 華実年浪草(華実年浪草三余抄・俳諧三余抄)
【判型】半紙本12巻15冊。縦225粍。
【作者】麁文(三余斎・油幕庵・木雁子・鵜川鹿文)編・序。蓼太序。
【年代等】安永10年3月、金峨井純卿序。天明元年12月自序。天明3年9月刊。[大阪]日野屋彦左衛門ほか板。
【備考】分類「俳諧」。季語2760余を掲げ、季題を四季・月順に配列し、諸書を引用して考証・解説したもので、俳諧歳時記で最も詳細なもの。作者は、生没年未詳、天明頃の俳人で、下野の人。京都に住んで御所方に勤め、蓼太(リヨウタ)と交遊があり、季語の考証解説を試みた。
★原装、題簽付き、状態良好。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、15冊揃いの同等品が、2万円〜3万9900円】。
4500円 歌辞要解
【判型】中本2巻2冊。縦183粍。
【作者】伴資規(直樹)校・補・序。
【年代等】文化3年2月自序。文化3年8月刊。[江戸]須原屋平助ほか板。
【備考】分類「和歌・辞書」。
★原装、題簽付き、刷りなどは良いが小虫が目立つ。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、後印本が、1万2000円】。
10000円 家内用心集
【判型】半紙本3巻3冊。縦228粍。
【作者】頓宮笑月(咲月・寂照軒・忠(仲)左衛門・正則)作・序。柳枝軒(茨城多左衛門)跋。
【年代等】享保14年11月跋。享保15年1月刊。[京都]茨城多左衛門板。
【備考】分類「教訓」。家内の和合・不和も、家業の出精・懈怠も、世間交際の善し悪しも、貧富によらない満足も、全て心の用い方次第であることから、家族や店員のために平易ですぐに読める箇条別の心得として綴った教訓書。単に精神面だけでなく、実務的なノウハウに関わる内容も含み、上巻表紙見返しには、農工商の三家が常に座右の書として家業の暇に熟読することを薦める。店主を始め家内一統・老若男女の基本心得を簡潔に説いたもので、子弟教育に関する記事は「子弟に教へ用心」のみだが、他の条々にも子育てに通じる理念や背景が窺える。
★原装題簽欠、状態並み(小虫)、表紙痛み。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万2000〜1万5000円】。
10000円 閑窓瑣談(〈晩進魯筆〉閑窓瑣談)
【判型】大本4巻4冊。縦264粍。
【作者】為永春水(佐々木貞高・鷦鷯貞高・教訓亭)作・序。柳煙舎ほか画。檪斎主人(阿部喜任)序。
【年代等】天保12年序・刊。明治初年再刊。[東京]青山清吉(雁金屋清吉)板。
【備考】分類「随筆」。
★原装、題簽付き、状態良好。1丁(第3巻13丁)欠のため特価開始。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4万8000〜7万円】。
15000円 皇国賢臣諌諍録(国朝諌諍録)
【判型】大本2巻2冊。縦251粍。
【作者】藤井懶斎(滕臧・伊蒿子・季廉)作・序。
【年代等】貞享4年8月自序。貞享4年9月、藤井理定跋・初刊。江戸中期再刊。[京都]勝村治右衛門板。
【備考】分類「伝記」。
★原装、題簽付き、状態良好。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、8万4000円】。
10000円 滑稽道外案文
【判型】中本1冊。縦178粍。
【作者】鼻山人(東里山人)作。松亭金水序。渓斎英泉(楓川市隠)画。
【年代等】文化頃刊。[江戸]布袋屋市兵衛(玉泉堂)板。
【備考】分類「戯文」。色刷り表紙。享和4年刊『附会案文』を模倣した用文章風の戯作。序文に「この戯文は嚮(さき)の年、十返舎が艸する処と趣旨(おもむき)は粗(ほぼ)似たりといへども…」と述べ、実際に『附会案文』を丸々引用した箇所もあるように、奇抜な題材で綴る。前半の「書札妙智力難文」と後者の「諸用附会奇妙案文」の2部からなる。
★原装刷り表紙、状態良好、稀書。
15000円 護法新論2
【判型】半紙本3巻3冊。縦227粍。
【作者】勝圀道人(禿安慧カムロアンネ)作・序。水月老人序。
【年代等】慶応3年5月水月老人序。慶応3年9月刊。[熊本カ]清明館板。
【備考】分類「仏教」。熊本・小国の善正寺に住した禿安慧が慶応3年に出版した仏教天文学の主著。自説を隠さず明らかにする巻之上「無隠篇」、西洋天文説を批判する巻之中「平邪篇」、西説からの批判に応える巻之下「護城篇」の3巻3冊から成る。なお、明治2年に同書二編を刊行。
★原装、題簽付き状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):某古書店で、4万5000円】。
2500円 歳華一枝
【判型】中本1冊。縦185粍。
【作者】端庵編。星野善行校。
【年代等】文政11年7月、勝田半斎(献)序。同年夏跋・刊。[刊行地不明]流芳亭藏板。
【備考】分類「暦・辞彙」。
★原装、題簽付き、状態良好(数丁小虫)。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、9180円】。
5000円 さき草(佐喜艸・言葉がきさき草)
【判型】大本1冊。縦259粍。
【作者】藤井高尚作・跋。橘千蔭・本居大平序。
【年代等】享和3年2月、自跋。同年11月、千蔭序。文化3年3月刊。[京都]蛭子屋市右衛門ほか板。
【備考】分類「歌学」。
★原装、題簽付き、美本。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、虫損本が8640円】。
5000円 四十八願得聞鈔
【判型】半紙本4巻4冊。縦223粍。
【作者】信暁(正定閣権少僧都)作・序。
【年代等】弘化2年10月自序。同年11月作・刊。[京都]菱屋友五郎板。
【備考】分類「真宗」。
★原装、題簽付き(4巻のみ題簽欠)、状態良好。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、弘化板4冊揃いが、6000〜2万7000円】。
40000円 子孫鑑(寛文13年)
【判型】大本3巻3冊。縦255粍。
【作者】寒河正親(サムカワ(サンゴウ)マサチカ)作・跋。
【年代等】寛文13年2月刊。[京都]福森兵左衛門板。
【備考】分類「教訓」。寛文板には上方板と江戸板の2種あるが、本書は上方板で、年次の分かる最古本(江戸板の最古本は寛文12年板)。日本思想大系・通俗経済文庫の底本。延宝3年、貞享2年、元禄元年、元禄5年、元禄9年、宝永6年、正徳5年の各書籍目録に記載され、いずれも福森板。
★原装題簽欠。状態良好。
10000円 〈皆化節用〉儒者の肝つぶし[ウソ字尽]
【判型】中本1冊。縦183粍。
【作者】式亭三馬(游戯堂)作。楽亭馬笑校。歌川豊国画。式亭三馬序。
【年代等】明治16年10月改題・刊。英屋小堀房(英文蔵・青雲堂)板。
【備考】分類「滑稽本・戯文」。文化3年刊『小野バカムラウソ字尽』改題本。 【参考】 〈新奇妙案〉小野\]字尽 【作者】式亭三馬作。楽亭馬笑(楽山人・楽斎)校。歌川豊国(三世か)画。【年代】文化3年刊。[江戸]紙屋利助(文成堂・文盛堂)板。また別に[江戸]英文蔵(青雲堂・英屋小堀房)板(後印)あり。【分類】語彙科(滑稽本)。【概要】中本1冊。『小野篁歌字尽』に似せて作った本文を始め、語彙を中心とする種々のパロディーを集めた往来物風の滑稽本。本文は「^(うわき)・■(げんき)・■(ふさぎ)・■(いんき)・■(まごつき)」のように字形の似た俗字を集め、さらに「春うはき夏はげんきで秋ふさぎ、冬はいんきで暮はまごつき」といった狂歌を添える。また、後半の「編冠構字尽」「五性名頭字尽」「異類異名尽」「妄書(むだがき)かなづかひ」「手の筋早見」「どういふもんだ痕紋図説」「人相小鑑」「人相図論」「諸流小謡」のほか、前付・頭書等に種々の戯文を載せるが、「胸算用早割乃法」「じれ子さん」「年中通用文章」「紋づくし」「〈大篆・小篆〉似字尽」「無礼不躾方」など、いずれも往来物のもじりである。明治16年に『〈皆化節用〉小野バカムラウソ字づくし』、あるいは『〈皆化節用〉儒者の肝つぶし』と改題・再板されたほか、明治初年に本書の一部を採って改編した鴻田真太郎作『開化小野バカムラウソ字尽』も出版された。
★原装、題簽付き、表紙痛み、本文は良好。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万3000円】。
4000円 春亀斎丸三道歌集(初・2編)
【判型】中本2編2冊。縦182粍。
【作者】横山丸三(マルミツ・春亀斎・木黄山人)作。北条宇助編・刊。
【年代等】初編:明治13年8月刊。2編:明治17年1月刊。[東京]編者蔵板。
【備考】分類「教訓」。作者(1780-1854)は江戸後期の武士で、淘宮(とうきゅう)術(開運修行の方法)の祖。文政5年小普請組組頭となる。奥野清次郎に天源術(運勢判断)を学び、改良を加えて天保5年淘宮術を創始。名は興孝。通称は三之助。別号に淘山人、百田楼など。
★原装、題簽付き、状態良好。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、円】。
4000円 正像末和讃絵鈔
【判型】半紙本2巻2冊。縦219粍。
【作者】釈俊諦作。
【年代等】文化8年2月刊。江戸後期後印。[京都]丁子屋九郎右衛門板。
【備考】分類「真宗」。
★原装、題簽付き、状態良好、稀書。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、6000円】。
7500円 天満宮御伝記略(文政板)
【判型】半紙本2巻2冊。縦227粍。
【作者】平田篤胤作。根岸延貞等編。ケイ斎紹真画。
【年代等】文政3年5月作・序。文政3年6月、高橋治右衛門正雄跋・刊。[江戸]岡田屋嘉七ほか板。
【備考】分類「伝記」。本書は天保7年の火災で焼失したために堺氏・西村氏・高橋氏・川上氏・村井氏らによって嘉永4年に再刻・上梓された。
★原装、題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、同等品が1万3650〜3万円】。
3000円 道歌新百人一首(〈道歌〉新百人一首)
【判型】中本1冊。縦179粍。
【作者】水雲道人作。
【年代等】江戸後期刊。[?]楽善堂板。
【備考】分類「和歌・教訓」。異種百人一首。
★原装、題簽付き、状態並み(やや汚損あり)。
4000円 道外案文(仮称)
【判型】中本1冊。縦183粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。刊行者不明。
【備考】分類「戯文」。『滑稽道外案文』等から抄録して編んだ滑稽本。題簽欠で、書名不明。
★原装、題簽欠、状態良好、稀書。
3500円 道外百人一首
【判型】中本1冊。縦173粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。
【備考】分類「和歌・戯文」。安政6年の書き入れあり。
★原装題簽欠、状態良好。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、円】。
4500円 女人往生勧誘録
【判型】中本2卷合1冊。縦183粍。
【作者】五楽隠大玄師作。沢田友五郎編。
【年代等】明治22年初刊。明治24年6月再刊。[京都]沢田友五郎(文栄堂)板。
【備考】分類「真宗」。
★原装(上下合本ですが原装です)、題簽付き、状態良好。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、下巻1冊が5000円】。
5000円 〈和漢〉年代早引一寸目覚
【判型】中本(折本)1冊。縦179粍。
【作者】富士谷東遊子編・校。長谷川貞信・柳斎重春画。和田耕治郎書。
【年代等】嘉永4年頃刊。刊行者不明。
【備考】分類「年代記・便覧・戯文」。刊年は本文の記載「当嘉永四亥歳迄…」による。「年代早引一寸目覚」は12篇まで。その後に「小野●(竹+葉)酔字尽(おのがさかもりくだじづくし)」初〜4篇を付す。作者が全て大阪人のため大阪板であろう。
★原装題簽欠、美本、稀書(『国書総目録』未載)。 
10000円 農家必携(〈総生寛著〉農家必携)
【判型】中本2巻2冊。縦185粍。
【作者】総生(フサウ)寛編。
【年代等】明治8年9月、晃賤序。明治9年9月刊。[東京]江島喜兵衛板。
【備考】分類「農業」。
★原装、題簽下巻のみ存、美本。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万5000〜1万8360円】。
20000円 〈俳諧〉七部集大鏡
【判型】中本9巻9冊(1冊取り合わせ)。縦176粍(1冊は182粍)。
【作者】小沢何丸(月院社)編。亀田鵬斎ほか序。
【年代等】文化6年9月序。文政6年12月刊。[江戸]月院社蔵板。[江戸]野田七兵衛ほか売出。
【備考】分類「俳諧」。序巻「七部大鏡」、1巻「冬の日」、2巻「初懐紙」、3巻「春の日」、4巻「曠野并員外」、5巻「ひさご(瓠瓜)」、6巻「猿蓑」、7巻「炭俵」、8巻「続猿蓑注解」の合計9冊。編者は、宝暦11年3月生れの信濃人。高桑闌更(ランコウ)門人。文政2年江戸に出て、守村抱儀の援助を得、俳諧宗匠としてたつ。芭蕉研究で知られ、注釈書に「七部集大鏡」「芭蕉翁句解参考」などがある。天保8年10月27日死去(77歳)。本姓は茂呂。名は一元。通称は治郎右衛門。別号に古連・漁村・月院社。
★原装、題簽付き、状態良好。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、8冊本が2万8800円】。
4500円 はうた用ぶん章(哇節用集)
【判型】中本1冊。縦178粍。
【作者】金竜山人編・序。国政画。佐久丸画。
【年代等】安政4年1月序・刊。刊行者不明。
【備考】分類「歌謡」。歌謡関係のパロディ本。『どゝいつ葉唄節用集(哇節用集)初編』と同内容。
★原装、題簽付き、状態並み(小虫)、稀書。
6000円 発蒙書柬式
【判型】大本2巻3冊。縦257粍。
【作者】小宮山昌世(君延)編。小宮山昌国(子郡)・小宮山元善(長翁)校。
【年代等】宝暦5年、越克敏序。同年9月刊。[江戸]前川六左衛門ほか板。
【備考】分類「書簡」。作者は江戸中期の代官。生没年不詳。はじめ源三郎、のち木工進(杢進、杢之進)と称する。字は君延、号は謙亭。辻弥五左衛門守誠(もりのぶ)の四男として生まれ、小宮山友右衛門昌言(まさとき)の養子となった。太宰春台に古学を学ぶ。1721年(享保6)閏7月に幕府代官となる。下総佐倉、小金牧の開墾などにあたり、褒賞されたこともあるが、晩年は不遇であった。
★原装題簽欠、美本、本文一部色刷り。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、8920円】。
15000円 米恩録(豊年米の恩)
【判型】半紙本5巻合1冊揃+端本2冊(1・4巻。縦218粍。
【作者】中川有恒作・序。
【年代等】享和3年1月自序。文化元年1月作・刊。刊行者不明。
【備考】分類「教訓」。
★原装題簽欠(端本は題簽付き。端本に貸本屋の注意書き印刷貼付あり)、状態良好、絵入、稀書。
3500円 敝帚帖
【判型】大本1冊。縦275粍。
【作者】市川米庵(三亥)書。「渡三千」跋。
【年代等】文政2年5月跋・刊。[大阪]河内屋喜兵衛、[江戸]須原屋伊八板。
【備考】分類「書道」。
★原装、題簽付き、状態良好。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、8400〜1万5000円】。
12000円 〈稲生〉美田間の種(みたまのたね)
【判型】大本1冊。縦257粍。
【作者】玉田永教ナガノリ(秀穂舎)作・刊。一簀斎至峰貞亮序。
【年代等】寛政9年10月、一簀斎序。[京都?]秀穂舎蔵板。
【備考】分類「神道」。作者は江戸後期の神道講釈師。徳島藩士として生まれ、上京して神典を学び吉田家の神道教授となり、全国を遊歴して神道の普及につとめた。《年中故事》《菅家世系録》など、神国日本を賞賛した通俗神道書を著し、賀茂真淵を〈姦悪国賊〉ときめつけた。その影響は吉田松陰にも及ぶといわれる。
★原装、題簽付き、美本、絵入、稀書。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2万570〜3万2400円】。
10000円 〈増広字便〉倭節用集悉改嚢
【判型】大本1冊。縦265粍。
【作者】風之子編。西川祐信画。
【年代等】元文6年春彫刻。安永5年1月初刊。[京都]田中庄兵衛ほか板。
【備考】分類「辞書」。
★原装、題簽付き、見返し半丁欠、美本、厚冊本(厚さ4糎)。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、円】。
3500円 予州安西往生記(総誉安西法師往生記)
【判型】半紙本1冊。縦230粍。
【作者】覧光作。
【年代等】正徳2年3月作。正徳2年初刊。天保11年6月再刊。嘉永元年4月再刻。[刊行地不明]竹叢軒(三縁山西渓)蔵板
【備考】分類「浄土」。
★原装、題簽付き、状態良好。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4000〜1万6200円】。
5000円 世乃中百首・道歌百首(道歌百人一首・〈一休禅師〉世の中百首)
【判型】中本1冊。縦179粍。
【作者】紀賤丸作・序(「道歌百首」)。玄魚(おたまじゃくし)作・序(「世の中百首」)。
【年代等】江戸後期刊。刊行者不明。
【備考】分類「教訓・和歌」。
★原装、題簽付き、状態良好。
3000円 倭漢節用無双嚢(倭漢節用集)
【判型】大本1冊。縦267粍。
【作者】沢井随山書。下河辺拾水画。
【年代等】宝暦2年3月免許。天明4年1月刊。[江戸]須原屋茂兵衛ほか板。
【備考】分類「辞書」。もと鈍永桂蔵宗雲らが著した節用集を改訂したものという。膨大な付録記事を含む厚冊本節用集。
★原装題簽欠、表紙・見返し・奥付痛み、本文は良好、厚冊本(厚さ5糎)。
60000円 竹園抄(竹苑抄・をさなぐさ・歌引袖宝集・読方深秘抄)
【判型】大本1冊。縦267粍。
【作者】伝藤原為顕作。
【年代等】寛永21年9月刊。[京都]武村市兵衛板。
【備考】分類「歌学」。鎌倉後期成立の歌学書。藤原為顕の著とされる歌論書。歌を詠む際の心得を、11項に分け例歌を挙げて説く。父為家の教えを記したものとしてかなり重視され、伝本が多いが、本文の異同も大きい。
★原装題簽欠、状態良好(数丁小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、9万7200円】。
3000円 〈習字〉学問乃枝折
【判型】半紙本1冊。縦228粍。
【作者】土居光華作。佐瀬得所書。
【年代等】明治9年書・刊。[熊谷]森市三郎(博文堂)板。
【備考】分類「往来物」。学問を志す者に学問の内容や学習順序を説いた手本兼教訓書。大字・三行・無訓で記す。まず緒言では、天から人間だけに与えられた「完全の肢体」と「微妙の精神」を十分に活用するには学芸に努めねばならないことを強調し、以下、第一「読本(片仮名・五十音・名称)・文法書(仮名遣い)」、第二「地理書(日本地理・外国地理)」、第三「数学」、第四「窮理学」、第五「歴史(日本史・世界史)」、第六「経済学」、第七「修身学」の七節に分けて学問の要旨を述べる。巻末に「楽の論」と題して、人間の楽しみ(口腹耳目、精神、交際、修身の四つの楽しみ)や、芙蘭克林(フランクリン)の例を引きながら学問成就の努力について諭す。
★改装題簽欠・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2万1600円〜3万7800円】。
2500円 〈小川為治著〉訓蒙人之道
【判型】半紙本1冊。縦228粍。
【作者】小川為治(為治郎)作。深沢菱潭書。福羽美静序。
【年代等】明治6年7月序。明治7年刊。[東京]須原屋伊八ほか板
【備考】分類「往来物」。五常五倫を中心とする人倫を近代人の視点から説いたもの。まず人道が「天下の理を究め、造化の力の及ばぬを助け補ひ、人生の便利幸福をますこと」であり、これは人間の本性(善性)を確立して、喜怒哀楽を調節することによって可能となることを述べ、さらに善を行う規則としての仁・義・礼・智や五倫の教えを詳述し、これを勧め諭す。頭書には、西欧の文明や学問・文化・社会、また偉人などを紹介した一文を掲げる。
★原装題簽付き・状態並み(小虫・汚損・疲れ)。
5000円 〈吉田〉児訓実語教
【判型】半紙本1冊。縦231粍。
【作者】吉田元良(元輔)注・跋。
【年代等】寛政12年8月刊。[大阪]吉田元輔蔵板。藤屋吉兵衛売出。
【備考】分類「往来物」。「礼」を説く教訓と『実語教』の平易な注釈から成る往来。前半の教訓は、礼儀を心掛けて身を慎むべきことを綿々と説く。後半の『実語教』注釈でも「礼儀」と「孝行」を繰り返し述べるように、本書の趣旨は一貫している。同注釈では、五常・五行など儒教的な用語を多く用いるものの、全体としては非常に平易な記述である。特に「家業大切」「家業専一」「立身出世」など実生活の肯定を基調とする点は注目すべきで、学問の大切さを示す「雖積千両金、不如一日学」の注解には「金と云物は世界第一宝の主たる者也」とも説いており、従来相反する価値として説かれた「金銀財宝」と「学問」とを、ここでは金銭の価値を一義的に肯定するように、庶民の生活に立脚した注解が際立った特徴。
★原装題簽欠・本文は概ね良好。
4000円 四字経
【判型】大本1冊。縦約180粍。
【作者】蕭良有(ショウリョウユウ)作。善庵校。
【年代等】文化4年初刊。江戸後期再刊。[江戸]岡田屋嘉七ほか板。
【備考】分類「往来物」。漢字四字一句の形で中国文化の発展に貢献した前賢の名・姓・字・号などを列記した教科書で、日本でも往来物として広く用いられた。本書は『四字経』本文を楷書・大字・三行・無訓で記し、巻末に小字・九行・付訓の本文読方を付したもの。
★原装題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4500円〜1万800円】。
2500円 実語教ほか手習本11冊一括
【判型】大本11冊。縦約250粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期〜明治初年書。
【備考】分類「往来物」。「実語教」「俳句・百人一首」「単語集」「商売往来(2冊)」「国郡府県名尽」「和漢要文章」「稽古手紙本」「庭訓往来(抄録2冊)」「唐詩選・五言絶句」の合計11冊。
★状態並み(破損本数冊含む)。
7000円 世界乃富(産物往来)
【判型】半紙本1冊。縦223粍。
【作者】荻田長三(筱夫)作・書。長谷川実信画。
【年代等】明治6年頃刊。[大阪]秋田屋市兵衛(大野木市兵衛・宝文堂)板。
【備考】分類「往来物」。世界五大洲別に主要国の物産名を列挙した往来。亜細亜洲17カ国および東洋群島、欧羅巴洲20カ国、亜非利加洲16カ国、澳太利洲(オーストリア)、北亜米利加洲4カ国、南亜米利加洲10カ国の合計68カ国について紹介する。冒頭「璞(あらたま)も琢磨(みが)けは光る人も亦、学問博(ひろ)く智慧あらば、人に勝(すぐ)れてとみ栄ふ…」のように、全文を七五調の文章で綴り、まず、学問の重要性と致富の要諦、富国の義務を説き、続いて亜細亜洲・日本から南亜美利駕(アメリカ)洲・巴西(ブラジル)までの諸国名産を縷々紹介する。
★原装題簽付き・美本・色刷り口絵。
2000円 世話千字文ほか手習本5冊一括
【判型】大本5冊。縦約265粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期〜明治初年書。
【備考】分類「往来物」。「弁慶状・腰越状・含状」、「世話千字文ほか」、「世話千字文」、「消息文」2種の5冊。
★状態並み。
1500円 石田もと使用手習本4冊一括
【判型】大本4冊。縦約250粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸末期〜明治初年書。
【備考】分類「往来物」。石田もと(茂登)使用の手習本4冊。内容は女子消息文が主。
★状態良好(1冊小虫)。
3000円 万葉百人一首和歌海
【判型】半紙本1冊。縦225粍。
【作者】不明。
【年代等】明和8年6月刊。[京都]菊屋七郎兵衛ほか板。
【備考】分類「和歌・往来物」。
★原装題簽付き・状態並み(表紙疲れ・一部汚損)。
3000円 闇路提挑灯(〈闇路〉提挑灯)
【判型】大本1冊。縦260粍。
【作者】洛外逸民岳作・序。
【年代等】安永7年2月刊。[京都]小川多左衛門ほか板。
【備考】分類「心学」。人間一生の安心の大法を問う問答から始まり、人間が安泰に暮らす秘訣としての堪忍を諭した教訓書。
★原装題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、6000円〜8000円】。
5000円 名頭ほか三木家手習本15冊
【判型】大本15冊。縦約250〜300粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期〜明治初年書。
【備考】分類「往来物」。全て三木家で使用された手習本で、「名頭」「文章」「弁慶状(2冊)」「今川状」「日本千字文」「義経状」「四姓(名頭)」「実語教」「文章」「海漫」「熊谷状」「教訓書(2冊)」「世話千字文」の15冊。能書の手習本で状態も良好。
★状態良好。
2000円 赤穂浪士実録書(仮称)
【判型】大本1冊。縦280粍。
【作者】本闔ョ部大夫書。
【年代等】天明8年1月書。
【備考】分類「実録」。元禄赤穂事件の発端から結末(切腹・辞世の句、泉岳寺埋葬等)までの顛末を記す。
★表紙痛み、状態並み。
4000円 紙鳶(珍書保存会)
【判型】中本3巻合1冊。縦166粍。
【作者】原作者不明。珍書保存会版は石川厳編。
【年代等】原本は貞享4年頃作・刊([京都]山本五兵衛板カ)。底本は元禄12年刊([京都]永田調兵衛板)。複製本は大正8年刊。[東京]珍書保存会版。
【備考】分類「音楽」。謄写版の複製本。元禄期以前の民間における音楽の実態や伝承・変遷の様相を知る近世日本邦楽の重要資料。
★原装題簽付き・状態良好。複製本も稀書。
1500円 一枚起請文遺語訣(吉水大師遺語訣)
【判型】大本1冊。縦245粍。
【作者】僧鎔作。昌淳書。
【年代等】安政5年作。明治12年2月書。
【備考】分類「真宗」。「蟹舎堂蔵書」の記載あり。
★状態良好。
6000円 一休一代記図絵(一休禅師一代記図絵)(二篇)
【判型】中本1冊。縦182粍。
【作者】楼花亭江島作。吉重・芳晴画。
【年代等】江戸後期(嘉永〜安政頃)刊。[江戸]山口屋藤兵衛板。
【備考】分類「合巻」。『一休諸国物語図絵』の模刻本。全5篇(嘉永六年〜安政三年刊)中の第二篇。
★原装題簽付き・極美本・口絵色刷り。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万円】。
3500円 〈千草結び〉色葉八卦(千草結色葉八卦)*稀書複製会板
【判型】中本1冊。縦171粍。
【作者】勝川春章画カ。複製本は山田清作編。
【年代等】原本は天明4年1月序・刊。複製本は昭和7年5月刊。[東京]米山堂板。
【備考】分類「演劇」。芝居絵本。天明4年刊本の複製(稀書複製会7期)。
★原装題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4200円〜6500円】。
6000円 〈下等小学〉書取教授法
【判型】半紙本2巻2冊。縦221粍。
【作者】三川六郎作。
【年代等】明治9年5月刊。[三重県]成化堂蔵板。[京都]杉本甚介ほか売出。
【備考】分類「近代教育」。石盤による書取の指導法を図解入りで示したもの。
★原装題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、下巻1冊が4630円】。
7000円 観経隠彰義(観無量寿経隠彰義)
【判型】半紙本3巻3冊。縦226粍。
【作者】曇蔵信暁作。織江勝敬画。
【年代等】嘉永2年1月刊。[京都]中島利左衛門蔵板。[京都]菱屋又兵衛売出。
【備考】分類「真宗」。
★原装題簽欠・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3万2400円】。
1000円 寛政実記
【判型】大本1冊。縦255粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期書カ。
【備考】分類「実録」。末尾に「寛政実記 終」とあるが零本カ。
★表紙やや汚損・本文状態並み。
3500円 肝要工夫録
【判型】半紙本1冊。縦228粍。
【作者】鵜殿長快(甚左衛門・左京)作。
【年代等】文化9年9月序。文化13年1月作・刊。刊行者不明。
【備考】分類「教訓」。主として武家子弟用の諸教訓を集めた往来。「学問之事」以下20章に分けて、人道・天命・五倫・孝行・進行・養生・忠勤・重役(おもやく)心得・小判大損・慎独・知足・堪忍・倹約・善業・時所位・武道・勇気・仁などについて種々諭す。特に最後の「仁の事」の章では、貝原益軒の『五常訓』を始めとする「八訓」を座右の書とすべき旨を強調する。後半に『〈児童〉孝行短歌』(文化9年9月、鵜殿長快作)を付すが、これは、「夫、人と生るゝものは孝行の、道をはじめにまなぶべし、おやに不孝のともがらは、鳥獣にもおとれりと、古人はいしめ置れたり、その孝行のおもむきは…」と起筆する、『孝行和讃』とほぼ同内容の教訓である。
★原装題簽付き・状態並み。
9000円 貴賤心体直し(貴賤心躰直し・暁草)
【判型】半紙本2巻2冊。縦229粍。
【作者】松柏軒(洛下隠士)作・序。
【年代等】安永8年8月序・刊。[大阪]吉文字屋市兵衛板。
【備考】分類「経済・教訓」。宝暦7年刊『苦楽さとし草』改題本。上巻に「一、一貫文の銭を苦しんで百文の銭を楽しむ事」以下7章、下巻に「一、富貴なる人は子の愛過ぎて貧を招かす事」以下10章の合計17章に分けて、金銭や蓄財、富者の戒めなどを書き記した教訓書で、序文によれば、近所の翁がある人に「人の苦楽」について語った内容を聞き書きしたものという。まず「金銀を貯えることが楽しみを求むる簡要ではないか」という問いに対し、翁は、ある薪売りの例から分に応じた生活こそが心の苦しみのない理想の生活であると説き始め、和漢の故事や諸書を縷々引用しながら、「人を使うは苦を使う」「富は怨みの府」の道理、金銀の招く災い、相応の富貴、他人の難儀を救う情、適切な蓄財、家督相続の心得、艱難の意義、知足の心持ち、交易の必要性、家督の意味などについて述べる。
★原装題簽付き・状態良好。
7000円 崎陽茶話・邪教始末
【判型】半紙本1冊。縦225粍。
【作者】不明。
【年代等】慶応4年頃作・刊。刊行者不明。
【備考】分類「キリスト教」。「崎陽茶話」は天主教・耶蘇教・邪教大意の3部から成る。「邪教始末」は一名「長崎邪教始末」。
★原装刷外題・状態並み(やや染み)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万5700円〜2万5710円】。
2000円 〈官刻〉孝義録抜萃
【判型】半紙本1冊。縦235粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期書か。
【備考】分類「伝記」。刊本『〈官刻〉孝義録』より、大坂橋通四丁目町人・勝浦家の孝子5人から、常陸国那珂郡戸崎村百姓・多吉の妻りつまでの孝子・孝女等の伝記を抜き書きしたもの。
★状態良好。
3000円 三徳抄
【判型】大本2巻合1冊。縦250粍。
【作者】林羅山(道春)作。
【年代等】寛永年間作。江戸後期書カ。
【備考】分類「漢学」。万物が理と気から成るとする「理気二元論」を説いた著作で、上巻では智仁勇や理気について、下巻では『大学』三綱領について述べる。
★状態良好。比較的稀書。
4000円 算法地方指南(〈算法〉地方指南)
【判型】半紙本1冊。縦230粍。
【作者】村田恒光(佐十郎)作。長谷川寛(善左衛門)校。
【年代等】天保7年2月、秋田義一(十七郎)序。天保6年11月官許。天保7年2月刊。[江戸]西宮弥兵衛ほか板。
【備考】分類「和算・経済」。
★原装題簽付き・状態良好(本文は美、裏見返しに書き入れ)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、原装本が1万2000円】。
1000円 正信偈大意記
【判型】半紙本1冊。縦235粍。
【作者】西野轍元師述。徳永恵海書。
【年代等】明治9年書。
【備考】分類「真宗」。蓮如作『正信偈大意』についての講義録。
★状態良好。
4000円 初学入門
【判型】半紙本1冊。縦224粍。
【作者】衣笠弘・小林常男編。稲垣千穎校・序。
【年代等】明治15年1月、稲垣千穎序。同年同月版権免許。明治17年5月刊。[長野]竹内禎十郎板(出版人)。[東京]東生亀治郎売出。
【備考】分類「近代教育」。
★原装題簽付き・状態良好(見返し一部破れ)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、汚損本が1万4040円】。
2000円 書札当用集
【判型】大本1冊。縦249粍。
【作者】不明。
【年代等】文化4年10月書。
【備考】分類「礼法」。書札礼。
★状態良好。
3000円 聖学自在
【判型】大本1冊。縦270粍。
【作者】新井白蛾作。
【年代等】安永6年刊。文化6年秋書。
【備考】分類「漢学」。学問本意、学問正法、十三字を以て天下を治る、主人を思ふ信情、天下の風俗、運の説、善心を失ふ病根、天命の説、愚者の辨、柳氏家訓、無学の智恵立、異産、胎久、双生多児など多数の項目について記す。
★状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、板本が90000円〜19万3370円】
1500円 絶句国字解
【判型】半紙本1冊。縦240粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期書。
【備考】分類「漢詩」。絶句の注釈書だが、漢詩の注釈は冒頭部のみ。
★状態良好。
3000円 賊禁秘誠談(1-5巻)
【判型】大本5巻合1冊(全10巻中)。縦246粍。
【作者】東武残光作。石黒紋治書。
【年代等】寛文7年作。弘化3年書。
【備考】分類「実録」。100人余りの手下を抱え、白昼堂々と盗みを働いたという大泥棒・石川五右衛門の一生を描いた実録書。基本的にフィクションだが、あまりにリアルな描写があるため幕府から発禁本とされ、写本として流布した。全10巻のうち5巻までを所収。
★状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、完本の写本が1万5000円〜1万9440円】。
5000円 大食物語(大食辨)*草稿
【判型】半紙本1冊。縦245粍。
【作者】香山竜翁作・書。
【年代等】元治元年12月作・書。
【備考】分類「教訓」。大食に関する教訓。草稿本。
★状態良好。
6000円 長寿養生論(日本仏法穴捜)
【判型】大本4巻4冊。縦244粍。
【作者】松本鹿々(多田宣綿)編。大橋政辰跋。橘一奥書。長才房の主・深河元儁(ゲンシュン)序。
【年代等】寛政7年7月作。安政3年3月跋・書。
【備考】分類「仏教」。もと東福寺の僧侶であったが仏教を究めるにつれて疑問が生じて還俗した作者が、釈尊そのものから仏教教義、日本の寺院や僧侶を悉く批判した書。書名は、仏教を信仰すればするほど人間は寿命を縮めるという極論にも近い皮肉から、仏教有害論を唱えることにより人々を長寿へ導こうという意味を込めたもの。
★状態並み(一部小虫)・稀書。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2万1000円】。
700円 東照宮御文之写(東照宮御消息)
【判型】大本1冊。縦267粍。
【作者】伝徳川家康作。久田谷村・国屋本家某書。
【年代等】享和3年1月書。
【備考】分類「教訓」。徳川家康の子育て指南書と伝えられる教訓書。家康から秀忠の妻(崇源院)に宛てた一通の消息文の形式で、武士たる者の心得や武士子弟の教育について説いた教訓書。秀忠の次男(国松)をいかに教育すべきかを述べた一種の教育論で、手習い手本としても使用された。育児については、長男信康の教育の失敗から、幼時の教育(特に厳格な教育)の重要性を繰り返し述べ、我が侭を戒め堪忍を徹底的に教えよと説き、家臣に対する慈悲や異見の仕方など為政者の心得にも触れる。
★状態並み(表紙セロテープにて補修あり。本文小虫、小口破損等あり。ただし本文は読めます)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、巻子本1帖が1万円】
2500円 渡世伝授車〈付、教訓道しるべ〉
【判型】大本1冊。縦248粍。
【作者】平林畝亀(竜渓居士)書。
【年代等】天保9年9月書。
【備考】分類「浮世草子」。都塵舎作、元文2年刊『渡世伝授車』の5巻「極秘伝之巻」を抜粋したもので、後半に往来物の『教訓道しるべ』を付す。
★原装題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):購入価3800円】。
12000円 俳諧古今抄(俳諧古今鈔)
【判型】半紙本5巻5冊。縦229粍。
【作者】蓮二坊(各務支考)編。
【年代等】宝永7年10月、東花房序。享保14年3月序。享保15年3月、渡部狂跋・刊。明治初年後印。[京都]野田治兵衛板。
【備考】分類「俳諧」。1-3巻=日の巻「再撰貞享式」、4巻=月の巻「拾遺十箇条」、5巻=星の巻「新製東花式」の3部から成る蕉風俳諧論書・作法書。
★原装題簽付き・状態良好(欄外等小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5冊揃いが1万8000円〜2万5000円】。
13000円 俳人百家撰
【判型】中本1冊。縦188粍。
【作者】緑亭川柳編・序。雄斎国輝画。
【年代等】嘉永8年(安政2年)1月序・刊。刊行者不明。
【備考】分類「俳諧・伝記」。
★原装題簽付き・美本(見返し欠)・口絵色刷り数丁。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、6480〜3万9900円】。
12000円 〈良薬図彙〉馬療辨解(良薬馬療辨解)
【判型】横本5巻合1冊。縦115粍。
【作者】似山子編・序。
【年代等】宝暦9年4月初刊。寛政8年11月求板。[京都]菱屋孫兵衛板。
【備考】分類「獣医」。
★原装題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2万7000円】。
2000円 〈古風今様〉舞曲扇林〈評判絵入〉(下巻)
【判型】半紙本1冊(下巻のみ)。縦238粍。
【作者】原本は河原崎権之助(初世)作。複製本は山田清作編。
【年代等】原本は江戸前期刊。稀書複製会版は大正7年1月刊。[東京]米山堂板。
【備考】分類「演劇」。上下2巻の下巻のみ。
★原装題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、下巻1冊が3000円〜4000円、2冊揃いが1万円】。
2000円 武家殺法転輪記
【判型】大本5巻合1冊。縦241粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期書カ。
【備考】分類「実録」。いわゆる「伊賀越えの仇討ち」の実録書。寛永年間の渡辺数馬仇討ち事件を題材にしたもので、作者、成立時期とも未詳。
★表紙疲れ・痛み・状態並み・稀書。
4000円 〈家内安全〉富貴繁栄丸〈のみやうでんじゆ〉
【判型】半紙本1冊。縦225粍。
【作者】荒井方久(玉泉堂・玉宝)作。長秀画。
【年代等】文政8年9月刊。[名古屋]菱屋半兵衛板。
【備考】分類「心学・教訓」。薬の能書き風に家内和合・子孫長久・修身斉家の秘訣を説いたもので、「一、第一上をすみやかにして下のいたみをやはらげ…」のように効能(心得)を一つ書きにし、続く「薬味調合」では、「富貴繁栄丸」の成分である「堪忍・思案・了見・分別・善事・陰行・実儀」の七味を掲げ、さらに禁忌(毒だち)として「大酒・博奕・諸勝負・遊芸」など10の毒やこの薬の使用法などを教えたもの。
★原装題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、6000円】。
2500円 文のはやし(文しなん)
【判型】中本1冊。縦170粍。
【作者】一隠亭為山序。
【年代等】江戸後期刊。
【備考】分類「艶本」。
★原装題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5000円〜1万6200円】。
5500円 北斎模様画譜
【判型】中本1冊。縦179粍。
【作者】葛飾北斎画。
【年代等】明治17年秋、朧月序。明治24年11月刊。[東京]大川錠吉板。
【備考】分類「絵画」。銅版和装本。
★原装題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、8000円】。
12000円 〈狂歌詞寄〉まさな草
【判型】半紙本2巻2冊。縦225粍。
【作者】桃李園栗間戸編。栗故園関窓・栗芳亭五百窓校。
【年代等】文化3年9月、桃李園序。文化10年12月刊。[大阪]扇屋利助ほか板。
【備考】分類「狂歌」。
★原装題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2万8000円〜4万3200円】。
1500円 水戸祭礼記(上巻?)
【判型】大本1冊(上下2巻の上巻カ)。縦270粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期書カ。
【備考】分類「実録」。東磐井郡釘子村・吉田氏旧蔵書。水戸御城下上町の富裕町人・平野屋茂兵衛が元文2年の東照権現御祭礼に際して云々という書き出しで始まる実録書。
★状態良好。
5000円 養生新語
【判型】中本1冊。縦182粍。
【作者】山下玄門(宥範)述。本田道庵・滝川専順・福永舜民筆録。山下玄壽・山下専齢校。
【年代等】嘉永3年2月、新井世文(菱華)序。同年、三松道人(佐藤楽斎)序・刊。
【備考】分類「医学」。作者は山下村(南房総市)の医師。出自の福沢家は山下村大福院の修験の家で、7世宥範が江戸の中川蒲亭に内科を学んで山下玄門(1855年没、84歳)と名乗り、薬方を研究、また田安家侍医の渡部吉郎に外科を、京の賀川満崇に産科を学んだ。隠居後は江戸で館山藩の侍医となり、予防医学を主眼とする『医事叢談』『養生新語』を著した。玄門の父祐覚(1827年没、85歳)も医術を学んでいた。玄門の墓は医学の門人たちによって建てられている。長男専齢が山下村で修験とともに医家を継いだが後継者はなかった。次男玄寿(1857年没、40歳)は江戸で医師となった。
★原装題簽付き・極美本・稀書。
3000円 容真御流花術書(仮称)(三拾ヶ条目録)
【判型】半紙本1冊。縦239粍。
【作者】桜居成竜斎一如(成竜斎法眼)書。
【年代等】弘化3年3月書。
【備考】分類「花道」。桜居成竜斎一如は、容真御流の開祖、江戸後期の曹洞宗僧侶、御室御所(仁和寺)花務職。一雲斎取次。
★作者署名・朱印付き。状態良好。
2000円 立憲政体略
【判型】半紙本1冊。縦218粍。
【作者】加藤弘蔵(弘之・誠之)作・序。
【年代等】慶応4年7月自序・刊。明治初年後印。[東京]谷山楼上梓。[東京]紀伊国屋源兵衛売出。
【備考】分類「政治」。
★原装題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2800円〜3万円】。
7000円 絵本工夫之錦(複製)
【判型】半紙本前後2編3冊。縦222粍。
【作者】船山輔之(喜一)作・序。
【年代等】寛政7年序。寛政10年1月刊本([江戸]須原屋市兵衛ほか板)の複製(謄写版)。昭和3年刊。
【備考】分類「和算」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、複製本が1万1000円〜3万円】。
2500円 〈発蒙一端〉理学問答(上編1巻)
【判型】中本1冊(上編2冊中の1巻のみ)。縦182粍。
【作者】伊藤卓三(忍藩)訳。
【年代等】明治5年5月刊。[武州忍]博文堂板。
【備考】分類「往来物」。米国・スウィフト『童蒙窮理書』、レダノット・クウェッケンホス『窮理書』等の邦訳。全3篇予定だったが、上編2冊のみ刊行か。
★原装・題簽付き・美本。稀書。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、本書と同じ端本(題簽欠)が、1万5120円】。
3500円 産須那社古伝抄(ウブスナシャコデンショウ)
【判型】大本1冊。縦267粍。
【作者】六人部是香ムトベヨシカ作。
【年代等】安政4年8月作。明治6年7月官許・刊。[京都]倚松堂蔵板([京都]菅廼舎池村製本)。
【備考】分類「神祇」。
★原装・題簽付き・状態並み(小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5000円〜1万2600円】。
20000円 絵本日蓮大士御一代記(〈法華宗祖・日蓮大菩薩〉高祖御一代記)
【判型】半紙本2巻2冊。縦227粍。
【作者】北尾紅翠斎画。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]英文蔵板。
【備考】分類「日蓮」。日蓮を一生を綴った絵本(全頁絵入)。
★原装・題簽付き・極美本。『国書総目録』に成田のみ所蔵。
3000円 艶書(男女一代心得の歌)
【判型】中本1冊。縦176粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。刊行者不明。
【備考】分類「艶書」。書名不明。頭書「男女一代心得の歌」ほか恋の手引きなど種々の記事を収録。
★原装・題簽欠・状態並み。
3000円 艶書(筆の□□)
【判型】中本1冊。縦175粍。
【作者】陽起山人序。
【年代等】江戸後期刊。刊行者不明。
【備考】分類「艶書」。この手のものでは厚冊本(1.5cm以上)。
★原装・題簽欠・状態並み。
5500円 古道大意
【判型】半紙本2巻2冊。縦237粍。
【作者】平田篤胤作(口述)。門人筆記。小沢三折(俊秀)序。
【年代等】文政7年1月、平田鉄胤付言(「古道大意由縁」)。江戸末期刊。[江戸]気吹舎塾(伊吹廼舎塾)板。
【備考】分類「神道」。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、8000円〜1万2000円】。
5500円 言葉のやちまた[詞のやちまた・詞八衢]
【判型】大本2巻2冊。縦255粍。
【作者】本居春庭作。植松有信序。本居大平跋。
【年代等】文化3年3月作。同年5月序。文化5年春刊。[京都]菱屋孫兵衛板。
【備考】分類「語学」。本居宣長の『御国詞活用抄(ミクニコトバ-)』を基にし、これを整理統合し理論づけて、動詞の活用の種類と活用形の体系とを定めた活用研究上の画期的な著書。まず、活用の型に四段・一段(上一段)・中二段(上二段)・下二段の4種とカ変・サ変・ナ変の変格をたて、次に活用形に切れる形と続く形とがあり、続く場合にはそれを受ける辞に決まりのあることを明らかにし、5種の活用形を定め、アイウエオの段順に配列し、活用の型と活用形とから活用図を作り、五十音図の各行毎に掲げ、その後にそれに所属する語を可能な限り列挙し、その証例を示し、必要な場合には論拠を加えた。このような方法で、春庭は活用の体系を整理し、確定した。活用形の名目こそないが、古語の動詞の活用体系は本書でほとんど完成されたと言える。動詞の活用を簡明な形に総括した点で空前の研究である(「日本古典文学大辞典」参照)。
★原装・題簽付き・極美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、6000円〜1万5000円】。
7000円 言葉のやちまた[詞のやちまた・詞八衢]
【判型】大本2巻2冊。縦251粍。
【作者】本居春庭作。植松有信序。本居大平跋。
【年代等】文化3年3月作。同年5月序。文化5年春刊。安政3年刊。[大阪]河内屋和助板。
【備考】分類「語学」。本居宣長の『御国詞活用抄(ミクニコトバ-)』を基にし、これを整理統合し理論づけて、動詞の活用の種類と活用形の体系とを定めた活用研究上の画期的な著書。まず、活用の型に四段・一段(上一段)・中二段(上二段)・下二段の4種とカ変・サ変・ナ変の変格をたて、次に活用形に切れる形と続く形とがあり、続く場合にはそれを受ける辞に決まりのあることを明らかにし、5種の活用形を定め、アイウエオの段順に配列し、活用の型と活用形とから活用図を作り、五十音図の各行毎に掲げ、その後にそれに所属する語を可能な限り列挙し、その証例を示し、必要な場合には論拠を加えた。このような方法で、春庭は活用の体系を整理し、確定した。活用形の名目こそないが、古語の動詞の活用体系は本書でほとんど完成されたと言える。動詞の活用を簡明な形に総括した点で空前の研究である(「日本古典文学大辞典」参照)。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、文化板2冊揃いが、4100円〜1万5000円】。
2000円 三代集類題(1・5巻)+オマケ1冊
【判型】中本1冊。縦179粍。
【作者】佐伯正臣編。鈴木重胤校。野々口隆正序。
【年代等】文政4年刊。[刊行地不明]迦斯能耶蔵板。
【備考】分類「和歌」。
★原装・題簽付き・状態良好。オマケ1冊(柳かけ月の朝つま*三編上)は破損・落丁本。
12000円 事物異名類編
【判型】半紙本7巻合2冊。縦224粍。
【作者】荒井公履(緑橋・叔礼・甲四郎)編・序。長崎則(礼卿)跋。
【年代等】安政5年春自序。同年2月跋。文久元年10月初刊。江戸末期後印。[大阪]河内屋喜兵衛ほか板。
【備考】分類「語彙」。上巻に1〜4巻を、下巻に5〜7巻を収録。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2万6250円〜7万200円】。
10000円 浄土和讃四十八首絵抄(〈浄土和讃〉四十八首絵抄)
【判型】半紙本3巻3冊。縦231粍。
【作者】僧斟作。
【年代等】天明3年3月刊。[京都]丁子屋九郎右衛門ほか板。
【備考】分類「真宗」。浄土和讃四十八首の絵入注釈書。
★原装・題簽付き(上巻のみ一部破損)・状態良好(刷り美)。比較的稀書。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、江戸板3冊揃いが、1万6200円】。
13000円 初学和歌式
【判型】半紙本7巻7冊。縦224粍。
【作者】有賀長伯編。
【年代等】元禄9年初刊。元禄14年5月再刊。[大阪]久宝寺屋作兵衛・河内屋太郎兵衛板。
【備考】分類「歌学」。著者は、江戸前期から中期の歌人、歌学者。号以敬斎ほか。京の人。望月長孝、平間長雅の学統を継承して、江戸時代前期の二条家歌学の普及に貢献した。それは多くの歌学伝書の存在で裏付けられるが、長伯の功績は、むしろ『歌枕秋の寝覚』『初学和歌式』『浜のまさご』などの実用的歌学書を次々と公刊して初心者の詠歌活動に多大の便宜を与えた点に求められる。これらは江戸時代を通じて何度も版を重ね、大いに活用された。(コトバンク)
★原装・題簽欠・状態良好。
10000円 諸家知譜拙記(諸家系図・諸家伝略)
【判型】大本3巻合1冊。縦256粍。
【作者】土橋定代編・跋。
【年代等】貞享2年12月自跋。貞享3年9月刊(初板本)。[京都]平野屋佐兵衛板。
【備考】分類「系譜」。
★原装・題簽付き(やや痛み)・状態並み(水濡れによる皺あり)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、明和板が1万2000円〜1万9440円】。
6000円 真宗用意(真宗用意集)
【判型】大本1冊。縦263粍。
【作者】覚如作カ。
【年代等】寛文4年2月刊。[京都]洛東七条寺内板。
【備考】分類「真宗」。
★原装・題簽付き・状態良好(欄外小虫)。
4500円 神代紀葦牙(神代巻葦牙)
【判型】大本3巻3冊+上巻端本1冊。縦248粍。
【作者】栗田土満作・序。本居大平校。
【年代等】文化7年5月、栗田土満序。文化10年9月、石川依平跋。文政2年8月、大江真船跋。文化8年初刊。江戸後期再刊。[大阪]河内屋勘助ほか板。
【備考】分類「注釈」。
★原装・題簽付き(上巻のみ欠)・3冊本は状態並み(小虫)、端本1冊は美本で書袋付き。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3冊本が、5800円〜1万5000円】。
2000円 神徳略述頌(神悳略述頌)
【判型】大本1冊。縦258粍。
【作者】久保季茲スエシゲ(玄貞)作。
【年代等】明治初年刊。[東京]気吹舎塾(伊吹廼舎塾)板。
【備考】分類「神道」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2000円〜4500円】。
3000円 大道或問
【判型】半紙本1冊。縦233粍。
【作者】平田篤胤作(遺稿)。碧川好尚校・序。
【年代等】安政4年9月、碧川好尚序・刊。[江戸]気吹舎塾(伊吹廼舎塾)板。
【備考】分類「国学」。序文に「百部ヲ限テ、板ヲバ削リ廃ル」と100部限定出版の旨を記す。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3780円】。
3000円 玉あられ(玉霰)
【判型】大本1冊。縦252粍。
【作者】本居宣長作・序。三井高蔭序。
【年代等】寛政4年春初刊([京都]銭屋利兵衛ほか板)。寛政10年秋再刊。[京都]河南儀兵衛板。
【備考】分類「語学」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3000円〜8000円】。
2500円 童蒙入学門
【判型】大本1冊。縦267粍。
【作者】平田篤胤作。
【年代等】明治初年刊。気吹舎塾(伊吹廼舎塾)板。
【備考】分類「神道」。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2700円〜9050円】。
3500円 二千年袖鑑(〈増補〉大日本二千年袖鑑)
【判型】中本3巻合1冊。縦178粍。
【作者】不明。
【年代等】弘化4年初刊。江戸後期再刊。[江戸]新庄堂板。
【備考】分類「便覧」。国内の著名な神社仏閣の由来を始め、各種故事来歴を記した書。「安政五年」の書き入れあり。
★原装、題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3240円〜5000円】。
45000円 日光山志
【判型】大本5巻5冊。縦265粍。
【作者】植田孟縉編。渡辺崋山ほか画。石橋真国ほか校。松平冠山(池田定常)・屋代弘賢序。
【年代等】文政8年11月、松平定常序。天保5年11月、屋代弘賢序。天保7年9月官許。天保8年1月刻成・刊。[江戸]須原屋伊八ほか板。
【備考】分類「地誌」。彫工=邨嘉平。
★原装・題簽付き・状態良好(ごくわずか小虫あるが概ね美本)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5万円〜18万円】。
2500円 入学問答
【判型】大本1冊。縦267粍。
【作者】平田篤胤作。
【年代等】文化10年1月作。江戸末期刊。[江戸]気吹舎塾(伊吹廼舎塾)板。
【備考】分類「国学」。巻末に「伊吹能舎先生著撰書目(著述書目)」など22丁を付す。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2160円〜3800円】。
2万円 はうた手おどり稽古本[端歌躍の智海満]
【判型】中本1冊。縦178粍。
【作者】十返舎一九作・序。
【年代等】江戸後期刊。[江戸カ]まつ金板。
【備考】分類「歌謡」。
★原装・美本(裏打ち修理、刷り良好)。表紙・本文色刷り。稀書。『国書総目録』に国会のみ所蔵。
20000円 〈改正増補〉蛮語箋(改正増補蛮語箋)
【判型】中本2巻付録1巻合1冊。縦185粍。
【作者】桂川中良作。箕作阮甫(一足庵)補・序。小山陶(三径)跋。
【年代等】弘化4年12月序。嘉永元年3月初刊。安政4年7月再刊。[江戸]須原屋伊八ほか板。
【備考】分類「外国語」。末尾に付録「改正増補万国地名箋」を付す。
★原装・題簽付き・表紙など角一部破損。本文は美。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5万2500円〜16万2000円】。
10000円 堀川院艶書合・艶文例(艶書文例・詞花懸露集)
【判型】半紙本2巻2冊。縦221粍。
【作者】藤原公実・周防内侍ほか作。
【年代等】康和4年作。江戸前期(元禄11年刊カ)刊。江戸後期後印。[大阪]吉田松根堂(加賀屋善蔵)板。
【備考】分類「歌合」。艶書合わせ(歌合わせの一つで、左右の組に分かれ、恋文や恋歌を作り合って優劣を競う遊び)の代表的なもの。下巻後半に「阿仏尼消息(庭のおしへ)」を収録。
★原装・題簽付き・状態並み(小虫)。
2500円 本朝人相考(男部乾巻)
【判型】中本1冊(全3冊中)。縦180粍。
【作者】郭西翁口授。仙掌斎編。
【年代等】安永2年11月、窪田氏序・刊。江戸末期後印。[大阪]天保書院蔵板。
【備考】分類「相法」。男部乾坤2巻、女部1巻の3巻で揃い。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、端本1冊が3240円】。
12000円 八十翁疇昔話(ヤソオウムカシバナシ・ハチジュウオウ-)(八十翁昔がたり・八十翁物語・新見老人むかし物語)
【判型】大本2巻2冊。縦258粍。
【作者】新見正朝(政友入道)作。
【年代等】享保17年作。天保8年刊。刊行者不明。
【備考】分類「随筆」。師宣・一蝶の挿絵模写を含む。「近世風俗見聞集」「日本随筆大成」等に翻刻あり。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万6800円〜8万1900円】。
12000円 蓮如上人御伝起(蓮如上人伝)
【判型】大本10巻5冊。縦256粍。
【作者】先哲編・跋。
【年代等】宝暦9年春自跋・初刊。明和癸辰(明和9年壬辰カ)9月、釈知基(渾沌散人)序。明治初年再刊。[京都]菱屋友五郎板。
【備考】分類「伝記」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、円〜円】。
10000円 和歌読方指南抄(〈和歌〉読方指南抄・和歌よみかた指南抄)
【判型】小本1冊。縦160粍。
【作者】游絲軒序。
【年代等】元禄13年初刊。宝永元年4月再刊。江戸後期後印。[江戸]須原屋伊八板。
【備考】分類「歌学」。
★原装・題簽付き・美本。稀書。
2000円 和漢印尽(群印宝鑑)(中巻)
【判型】中本1冊(3冊本のうち中巻1冊)。縦180粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸前期(万治〜寛文)刊。刊行者不明。
【備考】分類「印章」。
★原装・題簽欠・状態並み(表紙痛み)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、寛文板揃いが5万円】
2000円 和漢墨蹟(〈和漢〉墨蹟印尽)
【判型】横本1冊。縦110粍。
【作者】不明。
【年代等】元禄7年1月刊。刊行者不明。
【備考】分類「書道」。『万宝全書』中カ。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、6264円〜1万円】。
3000円 〈文章法則〉消息往来
【判型】中本1冊。縦約180粍。
【作者】高井蘭山作。
【年代等】寛政5年初刊。江戸後期再刊。[江戸]花屋久次郎板。
【備考】分類「往来物」。安永七年(一七七八)刊『累語文章往来』の改編版の一つ。基本的な構成は安永板と同じで、「凡、消息者、通音信近所・遠国、不限何事、人間万用達之元也。先、書状・手紙取扱文字、一筆啓上、仕、致啓達、令啓、以手紙、申入、尊書・尊翰・貴書・貴札・御状・芳墨・芳翰・御紙面…」と筆を起こして、端作や手紙の尊称、四季時候の言葉、安否問答、武家公務、祝意・拝命、日月、出御・訪問、異存・同意、三都・その他都市、安寧秩序、約諾、会合・饗応・逗留、家作・普請、通過儀礼・慶事、家職・売買・租税・通貨、運送・交通、人倫等にまつわる語句、さらに、返状の冒頭語や養生、交友、年中行事・佳節、祭礼、縁組、褒美拝領、書止・脇付等の語彙を列挙する。安永板と同傾向だが、語彙の収録順序が異なり、掲出語句にも異同が少なくない。
★原装・題簽付き・状態良好。
3000円 〈真艸両点註釈附〉懐宝消息往来(〈真艸両点〉懐宝消息往来)
【判型】中本1冊。縦約180粍。
【作者】不明。
【年代等】明治初年刊。[大阪]大野木市兵衛板。
【備考】分類「往来物」。『大全消息往来』とほぼ同内容。「消息往来」「消息往来講釈」「続消息往来」を合綴した往来。金沢板の合本科往来(例えば安政頃刊『合書往来』)と体裁が酷似するため金沢板と思われる。「消息往来」と「続消息往来」は行書・楷書の二体で綴り、さらに音訓を添える。また、巻頭に士農工商図や鶴亀・松竹梅の図を掲げるのも『合書往来』と同様である
★原装・題簽付き・状態良好。
3500円 消息往来余師(消息余師)
【判型】中本1冊。縦約180粍。
【作者】松亭金水(中村金水)注・序。
【年代等】天保13年初刊。江戸後期再刊。刊行者不明。
【備考】分類「往来物」。いわゆる「経典余師」の体裁で編んだ『累語文章往来(消息往来)』の注釈書。『累語文章往来』の本文を二八段に分け、段毎に割注を施す。本文を行書・大字・六行・無訓で記し、頭書に楷書・小字・一二行・付訓の全文を再録する。注釈内容は童蒙向けの平易なもので、所々、『漢書』『平家物語』『徒然草』『後漢書』『尚書』などに典拠を求めたり、和漢の故事を引きながら解説する。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3240円】。
8000円 〈享和新撰〉上州榛名詣
【判型】中本1冊。縦約180粍。
【作者】清水玄叔(烏涯散人)作。高井蘭山校。滕耕徳書。葛飾北馬(蹄斎北馬)画。
【年代等】享和3年4月書・刊。江戸後期再刊。[江戸]西村屋与八板。
【備考】分類「往来物」。「此秋上野国に名立る榛名山江参詣いたし候…」で始まるように、上野国榛名山周辺を旅行した者が綴る紀行文風に同地の名所旧跡・神社仏閣その他の地理や縁起・由来等を書き記した往来。その冒頭部で「中仙道高崎駅迄は『妙義詣』の文に譲りて…」あることから、本書は寛政6年刊『上州妙義詣』の続編として編まれたことが明らかである(この両書と天保11年作『赤城詣』の3部は上州の3大往来とされる)。従って、本書は高崎城下に一宿する場面から始まり、並榎村天竜寺・本郷村榛名本戸明神・室田村長年禅寺を経て榛名山に至る順路に添って、秋の風景描写を織り込みながら参詣路のあらましを紹介する。巻頭に「榛名山略図」、頭書に「榛名山名所案内記」を収める。
★原装・題簽欠・状態良好。稀書。
6000円 〈増補・頭書・絵入〉新編松島往来
【判型】中本1冊。縦約180粍。
【作者】滕耕徳作・書。
【年代等】天明8年初刊。江戸後期再刊。[江戸]花屋久次郎板。
【備考】分類「往来物」。 「去頃、奥州暦覧いたし、此程令帰府候…」で始まり「…猶、紀行校合出来候は、可入御覧候。恐惶謹言」と結ぶ一通の手紙文で、江戸から日光、白河、白石、仙台、塩釜、松島、平泉、出羽三山を経て象潟に至る道中の名所旧跡・神社仏閣の景観や縁起・故事などを記した往来。巻頭に「松島遠景図」「書案諸道具尽」「色紙短冊之書法・詩歌書様之事」、頭書に「男女書学論」「洛陽文章」「吉書始詩歌」「七夕の詩歌」、巻末に「片仮名伊呂波本字」「男蝶・女蝶・錫子の図」を掲げる。『松島往来』と題した往来は数種あるが、本書はその先駆となったもの。
★原装・題簽欠・状態良好(刷り良好)。
6500円 国尽扁尽大全〈并隅田川往来〉
【判型】中本1冊。縦約180粍。
【作者】栄松斎(栄松斎長喜か)書。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]森屋治兵衛板。
【備考】分類「往来物」。 (1)「大日本国」、(2)「隅田川往来」、(3)「増補偏傍履字尽」、(4)「日用重宝世話文字尽」、(5)「真書行書国字いろは」、(6)「東百官名尽」、(7)「名頭字づくし」等の語彙集を中心に収録した往来。(1)は、いわゆる『大日本国尽(国尽)』と同様に各国名や郡数を五畿七道毎に掲げたもの。(2)は、同名の単行本と同じ。(3)は、漢字の部首をほぼ画数の少ない順に並べ、それぞれ行・楷・篆書の三体で記したもの。(4)は、「諸有物(あらゆるもの)」「目論(もくろみ)」「目近(もくろみ)」「迫付(せりふ)」などの世話字・畳字類を列挙して訓や語注を施したもの。(5)は、漢字二体・片仮名・平仮名の四体で示したイロハ。(6)は、「物集女・民部・治部・数馬・囚獄・左門・右門・左内・右内…」以下の官名を列記したもの。(7)は、同名の単行往来物と同様だが簡略版である。
★原装・題簽付き・状態良好。【購入価:8925円】。
3000円 〈弘化新板〉竜田詣
【判型】中本1冊。縦約180粍。
【作者】不明。
【年代等】弘化4年春刊。[江戸]藤岡屋慶次郎板。
【備考】分類「往来物」。江戸中期から江戸後期にかけて広く流布した往来で、既に正徳5年刊『女童子往来』(「大和廻竜田詣さそひにやる文」)や享保19年刊『〈寺沢〉年中往来』後半部にも収録されている。『往来物分類目録』は近松門左衛門による元禄頃の作と記すが、現存の単行刊本では宝暦6年刊『竜田詣〈并散艸〉』(大本)が最古である。諸本によって内容に異同があるが、正徳5年の「大和廻竜田詣さそひにやる文」は、「日来(ひごろ)申合まいらせ候竜田詣の御事、紅葉も漸々時分にて候まゝ、何比(いつごろ)覚し召、御立候はんや…」で始まり「…御目にかゝり御物かたり申まいらせ候。めでたくかしく」と結ぶ女文形式で奈良より大和路をたどって竜田に遊び、次いで大坂を経て京都に至るまでの名所旧跡・神社仏閣等を紹介する。ただし、後世に流布したのは、「内々竜田詣之事、紅葉も漸可得時候…」で始まり「…猶又東山之参会、近日之条、心緒期其節候。穴賢々々」で終わる享保19年本所収の「竜田詣」である。
★原装・題簽付き・状態良好。
3500円 〈改正〉府県往来
【判型】中本1冊。縦約180粍。
【作者】稲葉永孝作。
【年代等】明治13年8月刊。[東京]尾崎直三郎板。
【備考】分類「往来物」。 明治初年の日本の府県名(3府37県)を七五調の美文体で綴った往来。「夫、日本の諸府県は、三府を以て始とし、東京・京都・大坂府、県は其数三十七、神奈川県や兵庫県、長崎・新潟・埼玉県…」で始まる文章を大字・3行・付訓で記す。頭書「府県表」に、各府県の東京府よりの里程や旧国名、石高について記す。
★原装・刷外題・美本。
5000円 〈英字三体〉大日本国尽(英字国尽・英学国尽・英字大日本国尽)
【判型】中本1冊。縦約182粍。
【作者】橋爪貫一(松園)作。
【年代等】明治4年6月序・刊。[東京]椀屋喜兵衛(万笈閣)板。
【備考】分類「往来物」。 同板別本も抄録。「日本国尽」「十干十二支」「四方」をそれぞれ英字3体(ローマン体大文字・小文字、イタリック体小文字)で表記した往来。左開きの造りで、各頁を左右2列に分けて、最上段に漢字表記、その下に続けて3体の英語表記を3段で掲げる。なお「日本国尽」は、五畿八道・二島・八丈島・小笠原島・琉球までの国名・地名等を列記する。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5000円】。
10000円 暗射地図〈西半球之部〉(諳射地図)
【判型】1舗。原寸約620×490粍。
【作者】不明。
【年代等】明治8年4月刊。[京都]遠藤平左衛門ほか板。
【備考】分類「往来物」。銅版色刷り地図。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、東半球・西半球2舗揃が3万8000円、東半球1舗が1万2960円】。
3500円 〈頭書訓読〉古状揃講釈
【判型】中本1冊。縦約180粍。
【作者】歌川芳藤(一鵬斎・藤太郎)画。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]丁子屋平兵衛板。
【備考】分類「往来物」。天保14年刊『〈頭書訓読〉古状揃余師』に若干の補訂を加えたもの。施注内容・体裁とも『余師』とほとんど同じ。「今川状」「手習状」「腰越状」「義経含状」「弁慶状」「熊谷状」「経盛返状」「曽我状」「同返状」の九状を「経典余師」の形式で施注する。すなわち、各古状本文を数段に分けて大字・六行・無訓で記し、各段毎に割注を施し、さらに、頭書に本文読方(付訓の書き下し文)を載せる。施注はオリジナルではなく、高井蘭山の天保4年刊『児読古状揃証註』の模倣で、『古状揃』注釈書の多くがそうであったように、本書もまた『証註』の影響下に編まれたものである。なお、本文を付訓にして口絵を削除し、頭書に「日本百将伝」を掲げた異本も存する。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、9050円】。
3500円 諸品寸法往来[寸法往来]
【判型】中本1冊。縦約180粍。
【作者】鼻山人作。
【年代等】文政6年1月刊。[江戸]森屋治兵衛板(後印)。
【備考】分類「往来物」。「凡、諸品々寸法并目方之事。先、材木屋に而取扱候杉、大貫は四寸に二寸…」で始まる文章で、各種寸法について述べた往来。材木(杉・松・敷居・鴨居)、石材(岩岐・新山・長物・土台石・隅石・検地石・板石等)、紙類(唐紙・間似合・青土佐・上程村・仙過・鳥子・地唐紙・西内・美濃紙等)、枡類(京枡)の寸法の違いを示す。巻頭に「文房四友譜」、頭書に「諸品目方之事」を掲げる。本文を大字・5行・付訓で記し、適宜、割注形式で寸法を付記する。
★原装・題簽付き・状態並み(表紙虫損、本文は良好)。比較的稀少本。
2500円 〈無点〉世界商売往来
【判型】中本1冊。縦約180粍。
【作者】橋爪貫一(松園)作。
【年代等】明治初年刊。刊行者不明。
【備考】分類「往来物」。「世界商売往来」は、明治初年における貿易商子弟用の教科書として作られたもので、明治4年板を初編として以後5編まで刊行されたもので、本書は初編の本文のみを記したもの。
★原装・題簽付き・状態並み(小虫)。
3000円 〈深沢菱潭著書読本〉農業往来(初編)(〈校正〉農業往来)
【判型】中本1冊。縦約180粍。
【作者】深沢菱潭書。
【年代等】明治7年6月刊。[東京]書学教館蔵板。椀屋喜兵衛(万笈閣)売出。
【備考】分類「往来物」。宝暦12年刊『〈手本〉農業往来』の内容をベースにし、随所に新語を盛り込んで七五調の仮名交じり文に改編した往来。初編は、「農業耕作の第一は、土地の高低乾潤と、上中下町反と、畝歩迫地熟田木陰日向、広狭長短甲乙と、変地盛衰を考へて、水旱損の手当には、池溜沼に井堀溝…」と始まり、語調を整えて宝暦板と同趣旨の内容(農業関連施設・農作物・四季耕作・稲作・収穫等・農具・諸国名・諸職業・農民心得)を綴る。ただし「衆議決意の其上にて、開墾などもなかふべく…」「第一租税を吟味して、府県の庁へ納むべし…」「朝廷(おかみ)の御主意を守りつゝ、管轄府県の説諭をは尊み、租税米金等わたくしなく…」のように適宜改める。すなわち、宝暦板の内容を二分し、随時明治初年の実情にふさわしく改めたものが本書である。
★原装・題簽付き・美本。
4000円 〈弘化新刻〉日本神国往来(神道往来)
【判型】中本1冊。縦約180粍。
【作者】系田川翁作・跋。
【年代等】弘化4年1月刊。[江戸]森屋次郎兵衛(錦森堂)板。
【備考】分類「往来物」。文化元年刊『神道倭文章』、文政7年刊『宗門往来』と同様に、宗教・宗派について扱った往来の一つ。神国たる日本の歴史を概説して神道の重要性を強調した往来。まず、日月星の「三光」が全て日本より出現したことや、「千界万国」の恵みは全て神の恩によること、源氏・平氏・藤原氏などあらゆる姓氏が神孫たることを説いて神国の証左とし、また、仏教が伝来して神道が衰微したために種々の災いが生じたことを述べ、さらに徳川幕府によって再び神事が復興し世の中が泰平になったとする。巻頭に「天地開闢の時」、頭書に「諸国一の宮記」の記事と若干の挿絵を載せる。
★原装・題簽付き・状態良好。
20000円 〈新版〉重宝衣服往来(衣服往来)
【判型】中本1冊。縦約180粍。
【作者】雀亭作・跋。
【年代等】弘化5年刊。[江戸]平野屋平助(而楽斎)板。
【備考】分類「往来物」。 衣装・身だしなみの基本や衣類全般・裁縫関連の語彙を列記した往来。「衣服は華美・葉様(はで)を好ず、よろしく寒暖に節するを要とす…」で始まる文章で、衣装の目的や心得に触れ、続いて「束帯・衣冠・直垂・狩衣・水干…」以下、上下衣類・布製品・装身具のあらましと、絹布・織物類、木綿類、その他各地名産、染模様・染色、柄・糸の種類や紡績、裁縫など被服全般を記す。巻頭に裁ち縫いの図、頭書に「裁縫雛形」「以呂波寄名頭角字并角字割方」を載せる。
★原装・題簽付き・状態良好。稀書。【参考価格(初出品時の相場です):同程度の同板別本を2万5700円で購入】。
3000円 〈制定〉違式?違条例
【判型】中本1冊。縦約180粍。
【作者】群馬県令・楫取素彦通達。
【年代等】明治10年2月刊。[前橋]梶尾栄吉蔵板。[高崎]誠之堂売出。
【備考】分類「法制」。活版和装本。群馬県の全77条本。定価2銭8厘。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、度会県の全90条8丁本が9000円】。
10000円 〈文政新刻〉宗門往来[宗門往来起原抄](森屋板)
【判型】中本1冊。縦約180粍。
【作者】鼻山人(東里山人)作。
【年代等】文政7年1月刊。[江戸]森屋治兵衛板。
【備考】分類「往来物」。 【作者】。【年代】文政七年(一八二四)刊。[江戸]岩戸屋喜三郎(栄林堂)板。また別に[江戸]森屋治兵衛板(後印)あり。【分類】社会科。【概要】異称『』。中本一冊。日本の古代から中世(鎌倉時代)までの仏教各宗派の起源や開祖・本山等について述べた往来。「凡、民間宗門被立置事、切支丹従御制禁始而、最大切之事也…」で始まる文章で、推古天皇の時代(六二五年)に高麗僧・慧潅が来朝して三論宗を広めたのが宗旨の始まりで、その後、法相宗・倶舎宗・成実宗・華厳宗・律宗の南都六宗、最澄の天台宗、空海の真言宗(以上「八宗」)、さらに浄土宗・浄土真宗・臨済宗・曹洞宗・法華宗・時宗の鎌倉仏教の成立までの日本仏教史を略述する。本文を大字・五行・付訓で記す。巻頭口絵に「棒華之図」を掲げ、頭書に江戸の天台・浄土・禅・真言・一向・法華各宗の名刹を紹介した「江戸諸仏閣」を載せる。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2万8800円】。
6000円 〈初学手本〉貞女志満津文(志満津婦美)
【判型】中本1冊。縦約180粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]山口屋藤兵衛(錦耕堂)板。
【備考】分類「往来物」。 豊臣秀吉の命により朝鮮出征に赴いた陪臣・瀬川采女の妻・菊子が夫へ送った手紙を装って編まれた往来。冒頭部など一部を除き、明和5年刊『采女玉章』とほぼ同内容。「便りの船を待得てそゞろに筆のたてども、覚えおはしまし候はね共、立別れ参らせしより後、人知れず独こがるゝ胸の煙、晴るまもなき涙の雨、一方ならぬ思ひの闇に…」で始まる全編一通の女子教訓。跋文には、この手紙が出陣にあたり夫への恋慕の思い綴ったものであること、そして、大海に漂流した後、拾い上げられたこの手紙に感動した主君が采女を故郷に帰したという因縁話を紹介したうえで、本書をもって「只に恋情のことゝおもへるは口惜しきことになむ」と戒め、菊子の貞操を強調する。いずれにしても恋文で綴った異色の教訓である。
★原装・題簽付き・美本(見返し欠)。稀書。
8000円 孝行往来
【判型】半紙本1冊。縦約180粍。
【作者】小川保麿(玉水亭)作。西川竜章堂書・序。
【年代等】天保6年5月書。同年12月序・初刊。江戸後期再刊。[京都]須磨勘兵衛板。
【備考】分類「往来物」。主に『孝経』によりながら孝行のあらましを諭した往来。まず、「人間第一之勤而徳之本」である孝行の重要性と必然性を説き、胎内十月から出生後の養育の高恩、そして身体を大切にすることや父母の仰せに従うことなど、幼時からなすべき孝について縷々述べる。さらに、約束厳守、分限、一家和合、家業精励、公儀遵守などの善行が全て孝に含まれることや、女子三従・七去など生涯にわたる孝・不孝について説く。巻頭に楠木正成・楊香・美濃の孝子の挿絵・記事を掲げるほか、本文中にも孝や不孝を題材にした挿絵数葉を載せる。
★原装・題簽付き・状態良好。
7500円 〈農家必用〉鄙乃栞(〈農家必要〉鄙の栞)
【判型】半紙本1冊。縦約180粍。
【作者】河村貞山作。春翠画。
【年代等】明治6年7月官許。明治7年2月刊。[京都]杉本甚助ほか板。
【備考】分類「往来物」。 日本の農業の淵源や四季時候に伴う農作業の心得、地方・租税方、その他農家諸般にわたる語彙や諸知識について述べた往来。「日大神(ひのもとおおんかみ)始めて耕作・蚕養(こがい)の道を教へ給ひしより…」と始まり、太古は四民の区別なく万民が農業に従事していたことや農業の苦労の大きいことなどを述べ、四季寒暖を弁え、種々の農具を備え、各種肥料を用意して耕作すべきこと、また余業や、水旱・虫害への備え、扶助組織などを説く。さらに救荒対策として食料の備蓄や非常食用の草木などに触れながら、田畑の種類や等級の目安、地方全般、農家諸帳簿、新田開発、田畑売買その他や農家家屋関連語などについて列記する。最後に、農家子弟は読・書・算をよく学び、成人後は家業出精・節倹・先祖崇拝・近隣との和睦を旨とすべきことを諭す。
★原装・題簽欠・状態良好。
6000円 番匠往来(天保2年)
【判型】半紙本1冊。縦約180粍。
【作者】池田東籬(源正韶)作・書。小沢華岳・艮山画。
【年代等】天保2年9月刊。[京都]俵屋治兵衛(耕書堂)ほか板。
【備考】分類「往来物」。 『大工註文往来』(整軒玄魚校)に類似した番匠子弟用の往来物。「夫、巧匠之濫觴者、辱天津児屋根命神業而、聖徳太子始而定巧匠之職…」と起筆して、巧匠の由来、建出・普請の最初の儀式である釿始(ておのはじめ)、礎水積(みずもり)、上棟などについて述べ、続いて神社・仏閣建築、建具、また官家・武門の家屋建築(能舞台・屋根・納戸などにも言及)、町家家屋や家屋各部の名称を列挙し、さらに普請の大法として建築資材、用語、大工道具、諸心得などを説く。天保2年板には口絵の異なる板種二種があり、一つは「士農工商」、もう一つは「釿始之図」「上棟之図」を掲げる。また、本文中に「町家表構之図」「座敷廻椽側之図」二葉を掲げるほか、巻末に「諸願成就吉日・不成就日」「土公神在所」を始め、主に家造・造作に関する吉凶方、吉凶日について記す。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4000円〜1万円】。
2500円 〈習字〉改正商売往来
【判型】半紙本1冊。縦約180粍。
【作者】黒田行元作・序。山口松雪書。
【年代等】明治6年7月自序。同年9月官許。同年12月初刊。[京都]石田忠兵衛(文明書楼)板。
【備考】分類「往来物」。文体・文章・語彙ともに近世流布本『商売往来』とは全く異なる明治期新編『商売往来』。本文は「開港以後の商法は、旧弊事件悉く、払ひ尽して一新し、会社を結び相助け、大事業おも最(いと)易く、成就すべきの時勢なり。先交易の品々は、山動植の諸品あり…」で始まる七五調の美文で綴る。内容も凡例の通り、商法会社・金石類・米穀野菜・家畜山海鳥獣・衣食器械・兵器類・薬種・海外旅商・山物類・植物類・動物類・工産物類・家什諸具・医術器械・暦法大意など、新語・新知識を満載したものとなっている。巻頭に、色刷り口絵「東之半世界・西之半世界」図を掲げる。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2500円】。
5500円 各国産物往来
【判型】半紙本2巻合1冊。縦約180粍。
【作者】鈴木吉兵衛(秋江)作。日比野綱雄(戴星)補。天野忠順(曠如)序。
【年代等】明治6年2月序・刊。[名古屋]永楽屋東四郎(片野東四郎・東壁堂)板。
【備考】分類「往来物」。当時の貿易品を各国別に列記・紹介した往来。各国の物産品は概ね10点以内に限られるが、掲出された国名・地域名は多い。また、単に語彙の列挙に終始するのではなく、製法・用途・狩猟法など詳しく説明を添えた箇所もある。著者「凡例」では、本書に書かれた物産品目は「開知ノ大端」であるので、貿易商家以外の子弟にも教授すべき旨を述べる。上巻には亜細亜洲(日本・中国・朝鮮・満州・蒙古等)・阿弗利加洲(エジプト・ヌビア・アビシニア・モロッコ等)、下巻には欧羅巴洲(イギリス・フランス・プロシア・オランダ・ベルギー・スウェーデン等)・亜米利加洲(北亜米利加・中亜米利加・南亜米利加の3つに区分。アメリカ・メキシコ・コロンビア・ペルー・チリ・ブラジル等)・太洋洲(アジア南海の群島・東北海諸島・西南洋諸島について述べる。うち下巻「太洋洲」では、カンガルー(更挌盧)を「奇獣」として詳しく紹介する。
★原装・題簽付き(題簽一部破損)・状態良好。【購入価:7035円】。
3500円 文会庭訓往来〈絵抄〉
【判型】大本1冊。縦約260粍。
【作者】臨泉堂書。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]山静堂板。
【備考】分類「往来物」。『庭訓往来』の頭書に要語解および図解を施したもの。
★原装・題簽付き・状態並み・奥付欠。【購入価:5125円】。
3000円 〈頭書訓読〉庭訓往来精注鈔
【判型】大本1冊。縦約260粍。
【作者】黒田庸行(成章館・具徳)注。文精堂(堺屋新兵衛)序。
【年代等】天保14年4月序(題言)。同年同月凡例。同年7月刊。[大阪]播磨屋理助板。
【備考】分類「往来物」。 『庭訓往来』各状を5-6段に分けて大字・8行・付訓で記し、各段毎に漢字・平仮名交じりの詳細な割注を施した注釈書。黒田庸行の師・蔀関牛が編んだ天保五年刊『〈首書読法〉庭訓往来具注鈔』をほぼ継承するが、「凡例」によれば『具注鈔』の著述後に関牛が再考し、変更すべき点をそのまま補足したもので、さらに『具注鈔』で各段毎に掲げた「文意」を各状毎に改めた点が主な改編箇所である。本文中の語句について、近世後期の童蒙の理解を意図した平易な注記を旨とし、頭書に付訓本文を掲げる「経典余師」形式など基本的に『具注鈔』と同様である。巻首に、板元題言と、黒田庸行の凡例(『庭訓往来具注鈔』との関係に触れる)を掲げる。
★原装・題簽付き・状態良好(表紙やや痛み)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3000円〜1万5750円】。
5000円 〈訓点読法〉庭訓往来証注大成
【判型】大本1冊。縦約260粍。
【作者】永井如瓶作。山崎美成(北峰)補・序。凌雲堂書。
【年代等】嘉永4年5月序・刊。[江戸]山本平吉板。
【備考】分類「往来物」。『庭訓往来』の各状を4-5段に分けて行書・大字・8行・無訓で記し、段毎に詳細な割注を設けた注釈書。注記は、如瓶の『庭訓往来諺解大成』と貞丈の『庭訓往来諸抄大成扶翼』を重んじながら、なお自説を加味する。巻首に漢文体・和文体二様の序文を掲げ、往来の語義や発達・普及、注釈本の展開等について解説する。頭書欄には、楷書・小字・14行・付訓の本文読方(漢字・平仮名交じり文)とともに挿絵60葉を収める。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、7000円〜1万800円】。
3500円 童子往来(仮称)
【判型】大本1冊。縦約260粍。
【作者】不明。
【年代等】宝永4年。[大阪]大黒喜左衛門ほか板。
【備考】分類「往来物」。原題は不明。元禄11年刊『童子往来綱目』系の合本科往来で、仮に『童子往来』とした。『童子往来綱目』所収の「庭訓往来」の字詰めを2月往状の途中から7行詰めに改めて頭書に増補または削除を加え、巻頭に「大坂進状・同返状」などを追加した往来。本文欄に「大坂進状・同返状」「庭訓往来」「実語教・童子教」を大字・6-9行・付訓で掲げ、頭書に「曽我状」「男女人名がしら字」「今川状」「腰越状」「義経含状」「熊谷送状」「経盛返状」「弁慶状」「御成敗式目」「篇并冠尽」「手習状」「風月往来」の順に収録する。
★原装・題簽欠・状態並み(巻首・巻末一部破損、本文小虫)。初期の合本科往来で宝永4年板は稀。
5000円 〈嘉永新鐫〉庭訓往来注抄(庭訓往来註抄)
【判型】大本1冊。縦約260粍。
【作者】鎌田酔翁書。
【年代等】嘉永4年11月刊記。嘉永5年春刊。[大阪]秋田屋太右衛門板。
【備考】分類「往来物」。天保6年刊『庭訓往来註抄』、あるいはその模刻版・天保9年刊『庭訓往来抄』に頭書読方を施した注釈書。『庭訓往来』の各状を数段に分けて行書・大字・8行・無訓で記し、段毎に漢字・平仮名交じりの2行割注を施す。施注は天保6年板に同じ。頭書に楷書・小字・15行・付訓の書き下し本文を掲げた点がほぼ唯一の変更点である。なお、刊記に「嘉永四年辛亥仲冬新板」と記すが、見返には「嘉永五壬子春新鐫」と記載する。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、天保板が、8400円〜3万円】。
5500円 庭訓往来
【判型】大本1冊。縦約260粍。
【作者】不明。
【年代等】宝永2年2月刊。[京都]吉田善兵衛板。
【備考】分類「往来物」。『庭訓往来』の絵抄本(頭書図解)としては初期のもの。
★原装・題簽欠・状態並み(疲れ)。比較的稀書。
3500円 〈鶴金新梓〉庭訓往来倭文鑑
【判型】大本1冊。縦約260粍。
【作者】不明。
【年代等】文化10年初刊([江戸]鶴屋金助原板)。天保6年4月再刊。[江戸]山口屋藤兵衛(錦耕堂)板。
【備考】分類「往来物」。初刊年代は見返しによる(題簽には「文化十一甲戌年発兌」とある。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、痛み本が4320円】。
2500円 庭訓往来万歳蔵
【判型】大本1冊。縦約260粍。
【作者】内山松陰堂書。歌川直政(一容斎)画(口絵)。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]森屋治兵衛板。
【備考】分類「往来物」。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5000円〜5400円】。
4000円 〈新板頭書〉年中用文章宝鑑(初学文林宝鑑)
【判型】大本1冊。縦約260粍。
【作者】不明。
【年代等】明和頃刊。[江戸]鱗形屋孫兵衛板。
【備考】分類「往来物」。「青陽之御嘉祥…」に始まる正月状を始めとする各月往復書状例24通と、元服祝い、同返状、移徙祝い、同返状、男子出産祝い、上京餞別、同返状、病気見舞い、親死去に伴う悔み状、見舞状の9通、総計33通の私用文例から成る手本兼用文章。各例文を大字・5行・付訓で記し、例文の後に「当用字」として該当月の関連語を小字で列記する。頭書には「当流躾方五十一ケ状」「八算掛割之術」「見一九段割掛算」「廻状之書様」「年中行事」を収めるほか、巻首にも「漢字之員」「七能図画(書・弓・鞠・馬・算・兵・盤)」「手形書様之口伝」「筆・墨の紀原」「文字の濫觴」「十干十二支の図」「色紙短冊之書法」「暦之中段をしる事」「不成就日之事」「こよみの下段の事」等を盛り込む。本書には類書も多く、初板と思われる鱗形屋板のほかに、江戸・西村屋与八再板本、また巻首記事などを改編した仙台・伊勢屋半右衛門板(『〈新刻改正〉年中用文章』)など少なくとも5種以上が存在する。
★原装・題簽付き・状態良好(表紙等やや汚損)。【参考価格(初出品時の相場です):伊勢屋板『初学文林宝鑑』が、日本の古本屋で、3万9080円】。
4000円 〈新刻改正〉年中用文章(初学文林宝鑑)
【判型】大本1冊。縦約260粍。
【作者】不明。
【年代等】文化頃刊。[仙台]伊勢屋半右衛門板。
【備考】分類「往来物」。江戸中期刊『〈新板頭書〉年中用文章宝鑑』の巻首記事などを改編した模刻版(海賊版)。本文を大字・5行・付訓で記す。『宝鑑』の本文を丸取りするが、字間を縮めるなどして『宝鑑』28丁分を22丁半に収める。前付は『宝鑑』とほとんど異なり(見返「漢字之員」のみ共通)、「聖徳太子略伝」「店請証文書様の事」「六芸図」を掲げる。また、頭書に「当流躾方五十一ヶ条」「万積物之図」「八算掛割之術」「見一九段割掛算」「廻状之書様」「年中行事」を載せる。
★原装・題簽欠・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):伊勢屋板『初学文林宝鑑』が、日本の古本屋で、3万9080円】。
4000円 〈教訓諸礼・字林大成〉通宝用文如意書箱(新刊通宝用文如意書箱・〈通宝用文〉如意書箱)
【判型】大本1冊。縦約260粍。
【作者】保井平右衛門作・跋。鳴琴子(菅渓散人)編・序。
【年代等】享保10年初刊。延享2年1月再刊。[京都]銭屋庄兵衛板。
【備考】分類「往来物」。「新年状」から「歳暮祝儀状」までの58通の消息文例を収めた用文章。全体として比較的短文で通俗的な文章が多く、ほぼ四季順に五節句祝儀状や季節の贈答文、その他吉凶事に伴う書状や諸事に関する手紙(松囃興行の案内、香炉・屏風の借用願い、京都へ旅行する人への手紙、和歌の添削を願う文など)を列挙する。例文中、第4状「移徙祝儀状」、第19状「元服祝儀状」、第21状「食事に招く文」、第36状「八朔祝儀状」、第52-53状「寒中見舞状・同返状」の6通は準漢文体の文章にもかかわらず、「かしく(こ)」または「穴賢」を使用するのが独特。前付に「小野道風進学図」「古聖立教之略意」「七福神書芸図」「四計之図并注」等、頭書に「書札法式指南」「当流躾方手引」「万宝字尽」「小野篁哥字尽」「文字遣分」「当流茶湯指南」「手跡教訓色波狂哥」「八算見一割掛之術」「万積方乃図」等、巻末に「月異名」「試筆詩歌・七夕詩歌」「五性名頭相生字」を載せる。延享2年板は異板だが見返以外は享保板と全く同様。なお、享保板の見返に「享保祥歳新発刊」と記すが、同跋文には「旧版頗魔滅せり…」とあるため、本書の初刊年代はさらに遡る可能性もある
★原装・題簽付き・状態良好(表紙等やや痛み)。
2500円 消息詞(刊本)
【判型】縦長本1冊。縦約260粍。
【作者】梅沢敬典書。青雲堂主人跋。
【年代等】安政頃刊。[江戸]英文蔵(青雲堂)板。
【備考】分類「往来物」。消息に多用する語句や表現を類語で集めた往来。『累語文章往来(消息往来)』の改編版に位置づけられ、古往来の『消息詞』とは別内容。「一筆・一翰・啓上・啓達…」で始まり、相手の手紙の尊称や時候の言葉、相手の尊称から書止・脇付まで、手紙に用いる種々の語句を大字・3行・無訓で記す。後半に「月々和名并異名」と「時候書有増之事」を掲げる。
★原装・題簽付き・状態良好。
3500円 〈日用文通〉筆家用文世界蔵
【判型】大本1冊。縦約260粍。
【作者】不明。
【年代等】天明元年5月刊。[京都]菱屋治兵衛板。
【備考】分類「往来物」。 宝暦7年刊『倭文通錦字箋』のうち、末尾3分の1(例文では「八朔祝儀状」以下18通)を削除した改題本。収録部分の大半が『倭文通錦字箋』と同じだが、最終丁の頭書を「手形証文次第」から「篇冠沓構字尽」に変更し、「八朔祝儀状」の冒頭2行を刊記に改めた。
★原装・題簽欠・状態並み(やや汚損)。比較的稀書。
3000円 〈長雄〉花月帖〈並用文散書〉
【判型】大本1冊。縦約260粍。
【作者】長雄耕文(数楽耕文・富利)書・跋。
【年代等】明和7年3月刊。[江戸]山崎金兵衛板。
【備考】分類「往来物」。詩歌・準漢文体書簡・和文体書簡を収録した長雄流陰刻手本。冒頭に「花月一窓…」で始まる漢詩文と和歌各1首、続いて「新年祝儀状」「婚礼祝儀状」など17通の準漢文体書簡と、山里に冬籠もりして春を待ちわびる手紙など7通(多くが散らし書き)の仮名文を掲げる。
★原装・題簽摩滅・状態良好。
2000円 〈御家増字〉消息往来
【判型】大本1冊。縦約260粍。
【作者】佐藤掬泉堂(慎一郎・史鼎)書。
【年代等】明治初年刊。[東京]菊屋幸三郎板。
【備考】分類「往来物」。
★原装・題簽欠・状態並み(一部汚損)。
4000円 〈御家流〉大成用文章[〈万家重宝〉大成用文章]
【判型】大本1冊。縦約260粍。
【作者】西川竜章堂書。
【年代等】天保2年初刊。江戸後期再刊。[京都]須磨勘兵衛板。
【備考】分類「往来物」。文意を即座に把握したり、検索しやすいように、消息文例毎に見出し用の挿絵(目次にも同様の挿絵)を掲げた用文章。消息文を「諸祝儀書状之部」「万悦状之部」「諸見舞状之部」「商人取引懸合書状之部」「証文手形請状之部並書状尊卑文格」の5部に分類する。収録書状はそれぞれ「年頭祝儀状」以下28通、「平産悦状」以下6通、「参宮留守見廻状」以下21通、「遠方掛合状」以下33通、「預申金子証文」以下9通で、合計97通の文例を収録。巻末に書簡作法の基本や月の異名、時候の詞などを簡潔にまとめる。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5000円〜2万9820円】。
3500円 〈御家〉諸用文通(文化板)
【判型】大本1冊。縦約260粍。
【作者】橘正敬(山子篤)書。申椒堂(須原屋市兵衛)序。
【年代等】寛政6年5月初刊。文化6年2月再刻。[江戸]和泉屋庄次郎板。
【備考】分類「往来物」。 四季の手紙、吉凶時に伴う手紙、諸用件の手紙など種々の例文を集めた手本兼用文章。大半を占める準漢文体書簡は「年始状」以下63通で、四季順に配列された四季文の間に、季節とは無縁の例文を挟み、それぞれ大字・4行・付訓で記す。いずれも五節句ならび四季折々の手紙、また、通過儀礼や災害・病気などに伴う祝儀状・見舞状、その他諸事に関わる一般的な例文だが、例外的に「娘婚礼相整候方手紙」と「婚礼整候方之遣手紙」のように重複的な例文も見られる。末尾6通(「初春の文」「花見に誘引候文」「やくそくにて人を招文」の往復文)は多くが散らし書きの女子消息文で、やや大字・ほぼ6行・無訓で記す。巻末に「四季之時候荒増」「十二ケ月の異名」「文章上中下の差別」等の記事を掲げる。
★原装・題簽付き・状態良好(巻首上部角やや破損)。
4000円 〈賜版〉六諭衍義大意(寛政板)
【判型】大本1冊。縦約260粍。
【作者】室鳩巣(直清)作・序・跋。石川柏山(圀昭・勘助)書書。
【年代等】享保7年4月初刊。寛政11年2月賜版(再刊)。[江戸]須原屋茂兵衛ほか板。
【備考】分類「往来物」。享保6年刊『〈官刻〉六諭衍義』とともに将軍・吉宗の命によって庶民教化用に編まれた官刻の往来物。享保6年板は荻生徂徠が程順則本『六諭衍義』に訓点を施しただけのものであったが、さらに平易な仮名書きの教訓書として編まれたのが『六諭衍義大意』である。『六諭衍義』のうち当代の実情に合わない「律例(法度の箇条)」と「古人の事跡」を省いて、その「大略をとりて、和語をもて、是をやはらけ」たと編集の経緯を示す鳩巣の自序(享保7年2月)および自跋と「大意」本文のみで、『〈官刻〉六諭衍義』に収録された竺天植序、范メ序、范メ跋、程順則跋などは全て省かれた。本書全体が手本用に書かれており、まず、鳩巣の序文を行書・大字・6行・付訓(難字には左訓も施す)で記し、同様に「大意」本文は七行、各編末尾の詩文はやや大字5行で記す。その版下書きは江戸の能書・石川勘助に命じられたが、本書が最初から往来物として編集されたことは、『兼山麗澤秘策』の「民衆などにて小児の手習仕候物に、幸ひ手本にも仕候様にとの思召にて御座候…」の記載からも明らかである。また、本書刊行直後に江戸町奉行・大岡忠相を通じて江戸の手習師匠へ褒賞品として下賜されるなど、幕府の強力な推進力により本書は庶民教育の基本図書として急速に全国に広がった。本書は最初に江戸と京都で「官刻」として出版されたが、寛政11年板以後は「賜版」となり、さらに天保15年にも再板された。
★原装・題簽付き・美本。
2500円 〈御家〉今川帖(上田素鏡)
【判型】大本1冊。縦約260粍。
【作者】上田素鏡(随古堂)書。
【年代等】寛政11年4月求板。文化2年8月求板。[江戸]三河屋八兵衛板。
【備考】分類「往来物」。上田流書道手本。
★原装・題簽やや痛み・状態良好。
2500円 古状揃(安永8年・鶴屋板)
【判型】大本1冊。縦約260粍。
【作者】不明。
【年代等】安永8年1月刊。[江戸]鶴屋喜右衛門板。
【備考】分類「往来物」。
★原装・題簽欠・状態並み(疲れ・汚損)。
3500円 〈山静堂刻〉泰平古状揃〈絵抄〉
【判型】大本1冊。縦約260粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]山崎屋清七板。
【備考】分類「往来物」。
★原装・題簽付き(一部破損)・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3800円】。
5500円 無覚悟状
【判型】大本1冊。縦約260粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期。[仙台]伊勢屋半右衛門板。
【備考】分類「往来物」。武蔵国のある男が数々の悪業を重ねる有様を述べて戒めとした教訓。享保7年書『童子無覚悟状』とは別内容。「是(ここに)武蔵国傍(かたわらに)男(おのこ)一人(いちにん)候歟、親父・祖父(おうじにも)生下(うまれさがり)馬鹿、無覚悟者無限(かぎりなし)…」と書き始め、この男の親不孝や悪事、非人ぶり、また哀れななれの果てを記して、これらは「畢竟、無覚悟揃之故也」と諭す。『無覚悟状』の多くが仙台板だが、悪業を描いた挿絵を口絵や頭書に載せたものもある。刊年を明記したものでは文化14年板(仙台板)が早いが、無刊記本にはさらに古いものがあり、実際の初刊本は江戸中期以前と見られる。「寛延二年己巳八月拾六日」の書き入れがある『〈尊朝末流〉無覚悟状』(小泉本)は仙台板風の体裁で、本文を大字・6行・付訓で記す。また、江戸後期の仙台板には大字・6行の付訓本と無訓本の2種に大別される。
★原装・題簽欠・状態並み。比較的稀少。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、9700円】。
3000円 万世古状揃
【判型】大本1冊。縦約260粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。[京都]升屋勘兵衛ほか板。
【備考】分類「往来物」。
★原装・題簽摩滅(脇題簽は良好)付き・状態並み(一部汚損)。多数絵入。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、同名の古状揃が、8640円〜1万2960円】。
4000円 聖代御江戸往来(自遣往来)
【判型】大本1冊。縦約260粍。
【作者】不明。
【年代等】安永8年7月刊。[江戸]鶴屋喜右衛門板。
【備考】分類「往来物」。全編1通の手紙形式を採り、第一に年始の挨拶、第二に千代田城内での将軍家を中心とする年始の儀式ならびに行事の有様、第三に諸国より流入する土産・菓肴・衣服・器財・舶来の品々、第四に江戸の広さおよび町々の方角と武家民家の密集する様子、第五に明暦年中に玉川の水を東南の地に引いたことや、万治年中に隅田川に両国橋をかけたこと、第六に不忍池遊興の状況を叙して御代の泰平を謳歌する。このように江戸の案内書も兼ねることから、内題を『自遣往来』としたとも考えられ、この書名によっても普及した往来である。その構成においては、『駿河状(駿府往来)』よりの影響を受けているが、同時に第三〜六項は江戸の武家・庶民が営む生活に即した独自の内容であり、地理科往来・地誌型の代表的な往来となった。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、6300円〜1万9400円】。
4000円 万暦商売往来
【判型】大本1冊。縦約260粍。
【作者】堀流水軒作。
【年代等】宝暦6年4月刊。[江戸]村田次郎兵衛板。
【備考】分類「往来物」。「凡、商売持扱文字、員数、取遣之日記、証文、注文、請取、質入、算用帳、目録、仕切之覚也…」で始まり「…恐天道之働者、終富貴繁昌、子孫栄花之瑞相也。倍々利潤無疑。仍如件」と結ぶ文章で、商業活動に関する(1)商取引の記録文字等、(2)貨幣名、(3)商品、(4)商人生活の心得の4分野について記した往来。
★原装・題簽付き・状態並み(やや汚損・疲れ)。『商売往来』として比較的古板。
2000円 〈文久再板〉錦耕商売往来
【判型】大本1冊。縦約260粍。
【作者】堀流水軒作。
【年代等】文久2年6月再刊。[江戸]山口屋藤兵衛板。
【備考】分類「往来物」。「凡、商売持扱文字、員数、取遣之日記、証文、注文、請取、質入、算用帳、目録、仕切之覚也…」で始まり「…恐天道之働者、終富貴繁昌、子孫栄花之瑞相也。倍々利潤無疑。仍如件」と結ぶ文章で、商業活動に関する(1)商取引の記録文字等、(2)貨幣名、(3)商品、(4)商人生活の心得の四分野について記した往来。
★原装・題簽付き・状態良好(後印)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2400円〜3085円】。
3000円 豊泰商売往来蔵[万徳商売往来福徳蔵]
【判型】大本1冊。縦約260粍。
【作者】堀流水軒作。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]森屋治兵衛板。
【備考】分類「往来物」。「凡、商売持扱文字、員数、取遣之日記、証文、注文、請取、質入、算用帳、目録、仕切之覚也…」で始まり「…恐天道之働者、終富貴繁昌、子孫栄花之瑞相也。倍々利潤無疑。仍如件」と結ぶ文章で、商業活動に関する(1)商取引の記録文字等、(2)貨幣名、(3)商品、(4)商人生活の心得の四分野について記した往来。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、「万徳商売往来福徳蔵」が8424円】。
3000円 〈坂川〉商売往来并官名
【判型】大本1冊。縦約260粍。
【作者】堀流水軒作。坂川暘谷(芝泉堂)書。枝川暘洲跋
【年代等】文政8年5月跋・刊。[江戸]和泉屋吉兵衛板。
【備考】分類「往来物」。「凡、商売持扱文字、員数、取遣之日記、証文、注文、請取、質入、算用帳、目録、仕切之覚也…」で始まり「…恐天道之働者、終富貴繁昌、子孫栄花之瑞相也。倍々利潤無疑。仍如件」と結ぶ文章で、商業活動に関する(1)商取引の記録文字等、(2)貨幣名、(3)商品、(4)商人生活の心得の四分野について記した往来。
★原装・題簽付き・状態良好(やや汚損・染み)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、6000円〜8640円】。
3000円 〈謬字改正〉御成敗式目
【判型】大本1冊。縦約260粍。
【作者】不明。
【年代等】安永7年3月初板。天保13年11月求板。[江戸]菊屋幸三郎板。
【備考】分類「往来物」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、円〜円】。
3000円 〈諸家学要〉世話万字文
【判型】大本1冊。縦約260粍。
【作者】和田耕斎作。蔀関牛(藤原徳風)校・序。香川琴橋(徽)跋。
【年代等】天保6年秋序。天保7年2月初刊。嘉永4年5月再刊。[大阪]河内屋徳兵衛ほか板。
【備考】分類「往来物」。『世話千字文』にならって日用の語彙を集めた往来物。ただし『千字文』の漢字4言1句の体裁とは異なり、「夫、日用取遣消息、文躰要用之文字、熟惟(つらつらおもんみるに)、譬先(たとえばまず)、年始之書翰発端者、新春・鳳暦…」で始まる文章で、文言・乾坤・武事・武具・農事・農具・造作具・居家・諸職・縫紙・絹布・染色・薬種・酒磁・仏具・雑船・宝財・家財・衣食・菜蔬・菜肴・草木・禽鳥・魚介・獣蟲・祭祀・神事・人事の28門にわたり約1万字(9996字)の語句を収録。語彙の多くに左訓を施す。序文には、日常手紙を書く際に自分の思う言葉を手早く引けるように、「書牘・贈答」に必要な語句を始めとするあらゆる語句を集めたため『世話千字文』よりも実用的であると強調する。
★原装・題簽欠・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、円〜円】。
5000円 曹大家女誡図会
【判型】大本1冊。縦約260粍。
【作者】太田晋斎作。村田嘉言校・画。浦辺良斎書。松庇閣主人(加賀屋弥兵衛)序。
【年代等】文政11年1月刊。[大阪]加賀屋弥兵衛(奥田弥兵衛)ほか板。
【備考】分類「往来物」。曹大家作『女誡』を邦訳した和文の『女誡』で、明暦2年刊『女四書』所収の『女誡』と同内容の本文に、近世後期の庶民など和漢風俗図を随所に配置した往来。巻頭・巻末を多色刷りにする。また巻末に「小野小町一代由来并七小町ものがたり」「三十六歌仙」を載せる。本書(文政11年11月刊)を始め、『鄭氏女孝経図会』(同12年1月刊)、『曹大家女論語図会』(同12年12月刊)、『明孝慈列女伝図会』(同13年12月刊)の4冊をまとめた『女四書芸文図会』が天保6年に刊行。
★原装・題簽摩滅・状態良好。巻首・巻末数丁色刷り。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4冊本の端本が4500円*出品の本は単行本で付録記事などが異なる。また、ほぼ同等の別本を8000円で購入】。
3500円 女中庸瑪瑙箱(明和5年)
【判型】大本1冊。縦約260粍。
【作者】植村玉枝子(内藤玉枝・晩香散人・清福斎)作。中村三近子書。漱石子・方国画。
【年代等】享保15年初刊。明和5年再刊。[大阪]和泉屋某板。
【備考】分類「往来物」。跋文によれば、植村の叔父である渡辺氏が「賢き人の教訓、みぬ唐(もろこし)の書を探、漢文字(おとこもじ)に書」き綴ったものを植村が「和文字(おんなもじ)に和解(やわらげ)」たものが本書という。また巻末では、『女大学宝箱』と『女中庸瑪瑙箱』の両書が「女子の心操(こころいれ)を直くするの明鏡」であると宣伝する。「一、夫、人の妻を親迎(むかふ)る事は、第一、我父母に我身と与(とも)に能(よく)つかへさせむか為也」で始まる第1条「舅姑への服従」以下、第2条「三従・貞節」、第3条「婦人の四徳(婦徳・婦言・婦容・婦功)」、第4条「継母・継子」、第5条「貞心一筋」、第6条「不邪淫・貞節」、第7条「婦人の務め」、第8条「堪忍」、第9条「忍耐・和順・慈愛」、第10条「下人を使う心得」までの条々を大字・5行・付訓で記す。巻頭に「百行教忍図」「女教誡諌歌」「修学寺八景図」「三十六人新歌仙図」「五節句和歌図」「五倫和歌図」、頭書に「唐土賢女鑑」「女教誡故事談」「産前重宝記」「産前養ひ草」「産前後禁好物」「女消息近道仮名遣」「香道秘事」「狂歌奇妙集」「七夕新名歌集」「女通用文字宝」「女中伝授嚢」等の多彩な記事を掲げる。
★原装・題簽摩滅・状態並み(表紙等痛み・やや汚損・手擦れ、刊記一部破損)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万円〜1万2000円】。
3500円 女実語教操鑑(天保板)
【判型】大本1冊。縦約260粍。
【作者】居初津奈作。
【年代等】天保13年1月再刻。[大阪]秋田屋太右衛門ほか板。
【備考】分類「往来物」。もともとは2部構成で、前半部「女実語教」は「一、品勝たるが故に貴からず。心正しきを以てよしとす」で始まる四七カ条、後半部「女童子教」は「一、夫、上つかたの御前には恭有て、立事をせざれ」から始まる一二八カ条の条々(合計一七五カ条)で、容姿よりも女性の心持ちの大切さを諭し、そのほか忠孝・礼節など諸般の教訓を説く。江戸後期には上記2部が一体となり、「女実語教」の書名で刊行されるのが習いとなった。
★原装・題簽摩滅・状態良好(表紙痛み)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5000円〜7560円】。
4000円 女大学宝箱(弘化5年)
【判型】大本1冊。縦約260粍。
【作者】柏原屋清右衛門作カ。
【年代等】享保元年初刊。弘化5年月再刊。[大阪]柏原屋清右衛門板。
【備考】分類「往来物」。『女大学』本文のみ、またはそれに多少の記事を付録させたり、『百人一首』その他の女子用往来と合綴するなど種々の形態で、また、その書名も初板本『女大学宝箱』を始め『女大学宝文庫』『女大学教文庫』のように『女大学○○』の書名で極めて多数の刊本が伝わるほか、『女訓大学』なる改題本も存する。普及の面では『女今川』と並んで最も板種の多い女子用往来だが、その背景には一般に「貝原益軒作」と信じられてきた事情があったと考えられる。しかし本書の成立に柏原屋清右衛門が関わっていたことは疑いない。まず『和俗童子訓』巻之五「教女子法」全18カ条のうちの13カ条を抽出して改編した『新女訓抄』(全11カ条。正徳2年刊『女用智恵鑑』中に所収)が益軒生存中に成り、さらにこの『新女訓抄』中の7カ条を母体に、各条を短文に分けて全19カ条および後文としたものが『女大学』であった。内容は、第1条「親の教え」、第2条「女徳」、第3条「男女の別」、第4条「七去」、第5条「舅姑への孝」、第6条「夫への服従」、第7条「夫の兄弟との和睦」、第8条「嫉妬と諌言」、第9条「言葉の慎み」、第10条「家事への専念」ほか、第11条「信仰について」、第12条「分限に基づく家政」、第13条「男女の隔て」、第14条「衣服の心得」、第15条「親戚付き合い」、第16条「舅姑への孝と婚姻後の心得」、第17条「家事は自らなせ」、第18条「下女を使う心得」、第19条「婦人の心の五病」で、後文には以上の条々を幼時よりよく学ぶことが女子生涯の宝となることを強調して締め括る。初板本系『女大学宝箱』は、「女大学」本文を大字・5行・付訓で記し、頭書に「女職人之図」「同商人之図」など庶民女性の職業を紹介し(往来物では最も早い)、さらに前付に「女農業之図」「南都八景之図」「十二月色紙和歌」「源氏物語絵抄」「同引歌」、後付に「(婦人)世継草」「同産前之次第」「同産後之養生」「小児やしなひ草」「同急病妙薬」「二十四孝和解」「百人一首絵抄」などを収録する。また、本書に『百人一首』を加えた増補版も寛政期以降に数回出版されるなど、初板本系統だけで明治初年までに約20種の板種を数える。そのほか、『百人一首』や『女今川』、あるいは女用文章等と合冊されたものなども含め、『女大学』は江戸中期〜明治期にかけて180種以上の刊本が発見されている。
★原装・題簽付き(やや破損)・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4725円(破損本)〜1万円】。
2500円 桜尽し他
【判型】大本1冊。縦約260粍。
【作者】不明。
【年代等】嘉永5年9月書。
【備考】分類「往来物・艶書」。戯文風の往来物と艶書を合わせたような内容で、「桜尽し」「はくねん」「山づくし」「おそめ」「わげづくし」「日高川」「枕づくし」「和歌名所」を収録。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、円〜円】。
6000円 〈校異首書〉土佐日記(校註土佐日記・土佐のにつき)(江戸末期後印)
【判型】大本1冊。縦260粍。
【作者】加藤(藤原)磯足注・序。秦鼎・市岡猛彦序。
【年代等】文政元年10月序。文政元年11月初刊・江戸末期後印。[江戸]浅倉屋久兵衛板。
【備考】分類「紀行・注釈」。『土佐日記』注釈書。
★原装・題簽付き・表紙痛み・本文は概ね状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万5430円】。
6000円 校本古今和歌集(〈校本〉古今和歌集)
【判型】大本2巻2冊。縦256粍。
【作者】蓮阿校注・跋。
【年代等】文化9年9月、蓮阿跋。文化10年8月官許。文政9年2月刊。[大阪]秋田屋太右衛門ほか板。
【備考】分類「歌集」。
★原装・題簽付き・状態良好(数丁小虫)。
16000円 〈近代正説砕玉話〉武将感状記(砕玉話・近代正説砕玉話)
【判型】大本10巻10冊。縦251粍。
【作者】和田正尹作。熊沢淡庵(正興)編。
【年代等】正徳6年4月、浪華散人序。同年5月、和田正尹序・初刊。江戸後期後印。[大阪]河内屋茂兵衛板。
【備考】分類「雑史」。『武将感状記』は、熊沢猪太郎(熊沢淡庵)によって正徳6年(1716年)に刊行された、戦国時代から徳川時代初期までの武人について著された行状記である。『砕玉話』ともいう。(Wikipedia)
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万9000円】。
20000円 〈新板絵入〉伊勢物語〈よみくせすみにごり付〉(寛政板)
【判型】大本2巻2冊。縦262粍。
【作者】細川玄旨(幽斎)補(よみくせ)。
【年代等】寛政4年1月刊。[京都]鶴屋喜右衛門求板。
【備考】分類「物語」。
★原装・題簽付き・美本・多数絵入。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、宝暦頃の類書が、2万8000円〜19万9500円】。
4500円 宮比神御伝記
【判型】大本1冊。縦235粍。
【作者】平田篤胤作(講説)。石川篤記編(打聴)。
【年代等】文政12年5月、平田鉄胤序。文政12年7月、源の阿キ能里跋・刊。[江戸]気吹舎塾(伊吹廼舎塾)蔵板。
【備考】分類「神道」。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2500円〜8840円】。
5000円 上等葬祭図式
【判型】大本1冊。縦265粍。
【作者】常世長胤(トコヨナガタネ・栄木廼舎)作・蔵板。秋山三郎跋。
【年代等】明治7年春、三条西季知序・刊。[東京]栄木廼舎蔵板。[東京]中村佐助ほか売出。
【備考】分類「祭祀」。彫工:木邨房義。
★原装・題簽付き(題簽一部破損)・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万8510円】。
20000円 迷悟問答集
【判型】大本1冊。縦240粍。
【作者】不明。
【年代等】寛永20年1月刊。江戸前期後印。刊行者不明。
【備考】分類「禅宗」。寛永20年板のほか、慶安元年板、刊年不明板がある。「一、天地之沙汰、人間之数、仏教之事」「二、地獄之沙汰之事」「三、しで三づのさた(死出・三途の沙汰)」以下29項を載せる。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、初印本が、8万6400円】。
4000円 〈法華〉信力堅固鈔(信力堅固抄)
【判型】大本1冊。縦258粍。
【作者】了義院日達上人作。去心院日空校・序。
【年代等】弘化4年4月序。同年5月刊。[常陽加倉井]妙徳寺蔵板。[京都]平楽寺(村上勘兵衛)売出。
【備考】分類「日蓮宗」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万2960円〜1万6200円】。
8000円 一休法語(一休和尚法語・一休仮名法語)
【判型】大本1冊。縦260粍。
【作者】一休宗純作。
【年代等】江戸前期刊。江戸中期後印。[大阪]安井弥兵衛板。
【備考】分類「臨済」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、類書が、1万6200円〜2万1000円】。
30000円 〈出世早合点〉商人軍配記
【判型】大本5巻5冊。縦256粍。
【作者】江島其碩作。川嶋信清画。
【年代等】文化15年(文政元年)2月、江陵山人序。文政7年2月補刻・刊。[大阪]秋田屋太右衛門ほか板。
【備考】分類「浮世草子」。正徳2年刊『商人軍配団』改題本。
★原装・題簽付き・概ね美本だが、表紙など数カ所小虫(本文に影響なし)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、6万5000円〜20万5200円】。
5000円 〈首書読法〉実語教童子教具註鈔(実語教具注抄・童子教具注抄・絵本実語教)(慶応板)
【判型】大本1冊。縦254粍。
【作者】蔀関牛注。歌川国員画。狭川半水序。
【年代等】慶応元年(同板別本の書袋による)刊。[大阪]河内屋亀七ほか板。
【備考】分類「往来物」。口絵「席書図」ほか多数絵入の注釈書。天保14年刊『実語教童子教具註抄』(山崎美成注)の海賊版ともいうべき嘉永3年刊『実語教童子教精注鈔』の頭書に若干の挿絵を加えただけの改編版(ただし異板)。『精注鈔』の嘉永3年序文に代えて狭川半水の序文を掲げ、口絵に寺子屋の席書風景を描く。また、頭書挿絵に異国の貿易商人を描くのは時代を反映していて興味深い。本文の数句毎に『具註抄』『精注鈔』と全く同じ割注を付す。なお、刊記に刊年を明記しないが、書袋に「慶応乙丑夏新刻」と記す。
★原装・題簽付き・美本。稀書。
16000円 〈棟上釿始・諸式礼格〉匠家故実録
【判型】大本3巻3冊。縦261粍。
【作者】松浦久信(橘久信・松浦長門掾)作・序。
【年代等】享和3年1月自序。文化5年1月、栗林安正跋。文化5年9月刊。[江戸]須原屋茂兵衛板。
【備考】分類「建築」。彫工:佐脇伊三郎。見返しに「此書は、番匠の故実・地祭・釿(テオノ)始め・柱立・棟上等の諸式を図画(エズ)に顕し、匠家の常に心得べき的要を悉く記せし書也」と紹介する。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万6000円〜3万9900円】。
2000円 徂徠先生学則并附録標註(学則并附録標註)
【判型】大本2巻2冊の上巻1冊+2巻合1冊本。縦270粍。
【作者】伊東亀年(藍田)注・序。三浦竹渓(平義質・子彬) ・伊藤南昌(滕元啓・維迪)校。滕元啓跋。
【年代等】天明元年6月自序・刊。天明元年12月刊。慧海蔵板。
【備考】分類「漢学」。
★上巻のみ原装・題簽付き・小虫。2冊合本は虫損多し、状態不良。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、虫損2冊本が、8400円】。
3500円 徂徠先生学則
【判型】大本1冊。縦260粍。
【作者】荻生徂徠(物茂卿)作。三浦竹渓(平義質・子彬) ・伊藤南昌(滕元啓・維迪)校。
【年代等】享保12年1月、滕元啓跋・刊。[江戸]須原屋新兵衛板。
【備考】分類「漢学」。明代の古文辞を信奉し、「今言を以て古言を解すべからず」の立場に立つ「古文辞学」を創始した徂徠の理念の根本を集約した書。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、8000円〜1万800円】。
10000円 くず花(葛花)
【判型】大本2巻2冊。縦264粍。
【作者】本居宣長作。市岡孟彦跋。
【年代等】安永9年作。享和3年1月刊。[名古屋]市岡孟彦蔵板。[名古屋]東壁堂売出。
【備考】分類「国学」。「文政十亥年晩秋求之」の記載あり。市川匡麿(多門)の『直毘霊』批判(『まがのひれ』)を詳細に反駁した書。「葛花」の書名は、漢籍の毒酒の酔いを除去する薬草の意味。宣長の古道論を知るうえで不可欠の書。本書を契機にさらに論争が激化した。『まがのひれ』における宣長の儒教並びに聖人の排除、天照大御神を祖とする皇統の賛美、皇国優越の主張、『古事記』『日本書紀』所伝への盲従、老荘の自然説の影響などの指摘批判に返答したもの。宣長は、本書で再度皇統の尊厳と皇国の優越を説き、「記紀」の伝えの信ずべきこと、儒教および聖人の有害無益なる所以等を述べ、儒教に対抗しての老荘の自然と儒教渡来以前の神の道の自然とは自ずから異なるとの反論を為した(「日本古典文学大辞典」参照)。
★原装・題簽付き・極美本(初刷り)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万5000円】。
4000円 本末謌解(本末歌解)
【判型】大本1冊。縦261粍。
【作者】岩政信比古(要吉)作。
【年代等】文化14年夏作。嘉永3年3月、后梅舎序・刊。桜戸蔵板。[大阪]柏原屋清右衛門ほか売出。
【備考】分類「和歌」。
★原装・題簽欠・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、6000円】。
6000円 鬼神新論
【判型】大本1冊。縦265粍。
【作者】平田篤胤作。亀山嘉吉跋。
【年代等】文化2年6月作・文化3年刊『新鬼神論』の改題・改訂本。文化3年7月、鈴木朖序。同年10月、藤井高尚序。文政3年春改訂・再刊。[江戸]気吹舎塾(伊吹廼舎塾)板。
【備考】分類「神祇」。『新鬼神論』(のち『鬼神新論』として刊行) 1805年(文化2年)完成。1820年(文政3年)に刊行。この書名は新井白石の『鬼神論』を意識したもので、新井白石・荻生徂徠・伊藤仁斎など儒者の「鬼神論」を論じたもの。神霊の実在を、内外の古典に照らして主張した。(Wikipedia)
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、7350円〜8400円】。
10000円 事斯語
【判型】大本3巻3冊。縦251粍。
【作者】毛利斉広(ナリトオ・崇広・泰斎)作。林衡(述斎・祭酒)序。山県禎跋。
【年代等】天保11年12月序。天保12年11月跋。天保13年刊。[長門]惜陰楼蔵板。
【備考】分類「漢学・教育」。「長州叢書19」所収。幼小より学を好み、若干22歳で他界した毛利斉広公の遺著。読書講義の余暇に会得した先哲の名言・教訓等を抄録したもの。作者(1814−1837)は、文化11年5月16日生まれで、天保7年長門萩藩主毛利家12代となるも、在任20日間で死去。23歳。
★原装・題簽付き・美本。
4000円 女用文綾錦
【判型】大本1冊。縦275粍。
【作者】不明。
【年代等】安永9年6月刊。[仙台]伊勢屋半右衛門板。
【備考】分類「往来物」。「初春に遣す文」以下五節句・四季の手紙、また「いなかへ遣す文」や「平産の祝に遣す文」「誂えの染物を届ける文」など二〇通を収録した女用文章。ほとんどが散らし書きで、概ね大字・三〜四行大・無訓の手本用に作る。巻頭に読書する婦人の図を掲げ、頭書に女子の教養・家政・化粧・礼法等や「年中行事」、また「庚申せぬ時の歌」「死人に逢ふ時の歌」などの呪いについて記す。
★改装・題簽欠・状態良好(本文は美)。比較的稀少。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3万200円】。
1500円 女今川錦の小宝
【判型】大本1冊。縦253粍。
【作者】不明。
【年代等】文政9年再刊。天保8年再刻。[江戸]和泉屋市兵衛板。
【備考】分類「往来物」。頭書「年中祝事の始」ほか。
★原装・題簽欠・並本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、6480円】。
4000円 視志緒言
【判型】大本2巻2冊。縦255粍。
【作者】塩谷宕陰(シオノヤトウイン・世弘・毅侯)作・序。
【年代等】天保7年10月自序。慶応元年3月、大島信跋。慶応2年4月、嶋田重礼(敬甫・篁村)序・刊。白石清泉山房蔵板。[江戸]山城屋政吉ほか売出。
【備考】分類「漢学」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4300円〜1万800円】。
4500円 女訓綾廼雛形(婦女の心得)
【判型】大本5巻合1冊。縦255粍。
【作者】野津雲洲書。素人序。
【年代等】明治初年作。明治27年6月書・序。
【備考】分類「往来物」。1巻「婦女の心得」、2巻「家に在りての心得」、3巻「女子起居振舞の事」、4巻「女子躾方二段」、5巻「倍膳の事」から成る。
★原装・題簽付き・状態良好。稀書。
5000円 万々雑書三世相大全
【判型】大本1冊。縦248粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。[京都]升屋勘兵衛板。
【備考】分類「雑記・暦」。
★原装・題簽付き・状態良好。
3000円 〈改正絵入〉三世相小鑑
【判型】半紙本1冊。縦213粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸中期刊。刊行者不明。
【備考】分類「占卜」。
★原装・題簽付き・美本。
5000円 易学発蒙
【判型】半紙本5巻5冊。縦225粍。
【作者】井上鶴洲(教親・和卿・主殿)作。井上観国(孟光・主税)校・跋。
【年代等】文化6年冬、井上教親序。文化7年2月、小林諒(井幹)序。文化8年冬、井上鴻斎(亮重)附言。文化9年、津田鳳卿(邦儀)序。文政元年9月、藤原貞直序。文政3年3月刊。[大阪]浅野弥兵衛ほか板。
【備考】分類「漢学」。易学の基本から高度な内容まで網羅的に解説した書。1巻「仁」、2巻「義」、3巻「礼」、4巻「智」、5巻「信」から成る。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3800円〜7500円】。
11000円 俗神道大意[巫学談弊]
【判型】半紙本4巻4冊。縦233粍。
【作者】平田篤胤作。門人筆記。
【年代等】万延元年7月、古川躬行(ミツラ・ミユキ。汲古堂)序・刊。伯家学士等合刻。
【備考】分類「神道」。『巫学談弊』の改題本。『巫学談弊』は、文化8年、篤胤36歳頃の講述。後に『俗神道大意』と改題、万延元年刊。神道と一般に呼ばれている事象を、真の神道、神事の神道、天の神道、両部神道、唯一神道の五つに分けて説く。真の神道とは、師の本居宣長や篤胤自身が主張する正しい神道で、その内容は、天照大神が受け伝え保持する道であり、具体的には天照大神の子孫である天皇が日本を統治する道のこと、神事の神道とは、『日本書紀』に初見の神道、天の神道とは、『易経』に見える天のあやしき道である、という。本書で篤胤が「巫覡(フゲキ)の道」と呼んで論難しているのが、両部神道と唯一神道であり、近世国学以前に流行した垂下神道も、その系統に属するとして厳しく非難している。要するに、古学神道以外の神道論はいずれも仏教や儒教と習合した不純な神道であると、実例によって論難したものである(「日本古典文学大辞典」参照)。/『俗神道大意』は平田篤胤の講義を門人が筆録したもの。4巻。万延1 (1860) 年刊。初め「巫学談弊」といった。古神道の立場から、両部神道をはじめとする他の神道諸派を俗神道または巫学とし、その教説を詳細に批判している(コトバンク)。/平田篤胤『俗神道大意』は4巻からなります。両部神道、唯一神道などに対して考察を加え、日本古来の真の神道の本道を明らかにしようと説いています。また、平田篤胤『俗神道大意』を著者門人らが追記したものを「巫学談弊」といい、これも大変な深い内容となっています。万延元年に古川窮行の序を附して刊行し、後になって平田篤胤全集に収められています。平田篤胤『俗神道大意』 は、これまで神道に付随してきた外来文化をそぎ落とし、太古以来の日本思想や文化を明らかにする上で重要な位置を占めています(Yahoo知恵袋)。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、7000円〜1万8510円】。
5500円 現世利益和讃絵鈔
【判型】半紙本2巻合1冊。縦223粍。
【作者】皆遵作。
【年代等】天明元年作。天明2年初刊。江戸後期後印。[京都]丁子屋九郎右衛門板。
【備考】分類「真宗」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、下巻1冊が8000円】。
4500円 正像末和讃絵鈔(文化8年)
【判型】半紙本2巻2冊。縦221粍。
【作者】釈俊諦作。
【年代等】文化8年2月刊。[京都]北村四郎兵衛ほか板。
【備考】分類「真宗」。巻頭に書袋を掲げた。
★原装、下巻のみ題簽付き、書袋付き、本文は良好だが下巻左肩に一部破損。稀少本。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、6000円〜1万8000円】。
12000円 〈真宗安心〉三帖和讃絵鈔[浄土和讃絵鈔・高僧和讃絵鈔・正像末和讃絵鈔]
【判型】半紙本6巻合5冊。縦220-223粍。
【作者】俊諦作(浄土和讃絵鈔・正像末和讃絵鈔)。皆遵作(高僧和讃絵鈔)。
【年代等】浄土和讃絵鈔:安永5年6月刊。[京都]小林庄兵衛ほか板。高僧和讃絵鈔:寛政7年3月刊。[京都]丁子屋九郎右衛門板。正像末和讃絵鈔:文化8年2月刊。[京都]丁子屋九郎右衛門板。
【備考】分類「真宗」。
★原装・題簽付き・状態良好・取り合わせ本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、揃本が3万円】。
8000円 正信偈訓読図会(明治期後印・3冊本)
【判型】半紙本3巻3冊。縦230粍。
【作者】暁晴翁(暁鐘成・鶏鳴舎)作。松川半山画。晴竜斎(小野原啓三)書。
【年代等】安政3年初刊。明治初年後印。[東京]朝倉屋久兵衛板。
【備考】分類「真宗」。
★原装・題簽付き・極美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、8000円〜4万円】。
15000円 訓訳示蒙(訓訳筌蹄)
【判型】半紙本5巻5冊。縦225粍。
【作者】荻生徂徠作。
【年代等】元文3年5月刊。[野州]尚友斎蔵板。[京都]菱屋次右衛門売出。
【備考】分類「語学」。漢文の基本である助字(名詞・動詞・形容詞などのいわゆる実字・虚字を助ける語。断定・詠嘆・疑問などを表す「也」「矣」「乎」や、前置詞の「於」「与」、疑問詞の「何」「誰」など)を解説した漢文入門書。
★原装・題簽付き・初板本・極美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、明和再刊本が、1万500円〜2万8000円】。
4500円 〈増補改正〉珍貨孔方図鑑(改正珍貨孔方図鑑)
【判型】半紙本1冊。縦226粍。
【作者】小沢辰元(東市)編・序。
【年代等】天明5年9月刊。[江戸]駿河屋重五郎ほか板。
【備考】分類「貨幣」。
★原装・題簽欠・並本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、類書が、4940円〜7560円】。
6000円 親族正名
【判型】半紙本1冊。縦225粍。
【作者】太宰春台(弥右衛門・純・紫芝園)作・序。
【年代等】享保10年7月自序。同年8月、山縣孝孺(少助)序・刊。[江戸]須原屋吉郎兵衛板。
【備考】分類「漢学」。
★原装・題簽付き・極美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、7020円〜2万円】。
8000円 古今八卦拾穂鈔
【判型】半紙本1冊。縦225粍。
【作者】洛東隠士玄貞作。
【年代等】享保16年7月刊。[京都]藤屋治兵衛ほか板。
【備考】分類「占卜」。
★原装・題簽摩滅・状態良好(表紙疲れ)。稀書(『国書総目録』で所蔵1カ所のみ)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万8000円】。
4000円 〈広益頭書〉新撰八卦諺解秘密箱(〈改正広益〉新撰八卦大全秘密箱)
【判型】半紙本2巻・附録1巻合1冊。縦224粍。
【作者】周卜作・序。
【年代等】寛延元年11月自序。同年同月刊。[京都]風月庄右衛門ほか板。
【備考】分類「占卜」。延享元年板の改刻本。
★改装・題簽欠・状態良好(刷り美)。稀書(『国書総目録』で京大のみ)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、類書(享保板)が、2万5000円】。
2000円 宏廬詩集
【判型】中本1冊。縦194粍。
【作者】多田誠明(良助・宏廬)作・刊。
【年代等】明治3年、度賁(致道館学士)序。明治10年9月、[山形]多田誠明蔵版。山形鳴時社印刷。
【備考】分類「漢詩」。活版和装本。
★原装・題簽摩滅・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、写本が、8700円】。
3000円 〈図説教授〉家相大全(家相図説大全)
【判型】半紙本3巻3冊。縦222粍。
【作者】松浦久信(東鶏)作・序。松浦国祐校。
【年代等】寛政12年11月自序。享和元年春、南部正宣序。同年春、八木為貞跋・刊。明治初年後印。[大阪]岡島真七ほか板。
【備考】分類「相法」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、明治板2900円〜江戸板1万5000円】。
2000円 奥州安達原
【判型】半紙本1冊。縦221粍。
【作者】竹田和泉・近松半二ほか作。
【年代等】宝暦12年9月初演。同年初刊。[大阪]竹本錦太夫ほか板。
【備考】分類「浄瑠璃(義太夫)」。7行本。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万5000円】。
15000円 〈壬戌〉羇旅漫録[馬琴道中記]
【判型】半紙本3巻3冊。縦230粍。
【作者】曲亭馬琴(蓑笠翁・著作堂)作(遺稿)・序・跋。渥美正幹(垣庵幹)校。川辺花陵・渡辺小華画。
【年代等】享和2年11月自跋。文化9年春自序。明治16年3月、版権免許。明治18年5月刻成。明治19年5月刊。[東京]須原鉄二(畏三堂)板。
【備考】分類「随筆」。定価金95銭。きりょまんろく【羇旅漫録】随筆。曲亭馬琴著。1803年(享和3)刊。馬琴36歳のとき、彼の生涯ただ一度の京坂旅行の記録。往復の道中および京坂摂地方で見聞した奇事、奇談、風俗、流行、古跡、人物などを、ときには図を挿入して、全157条にわたって克明に記している。それらは資料として貴重だが、馬琴にとっても、自国の文化・歴史・民俗についての識見を大きく拡大する機となり、後の著作活動に少なからぬ影響を及ぼした。(コトバンク)
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万6200円〜4万8000円】。
3500円 神易選
【判型】小本1冊。縦155粍。
【作者】卜部尚国作。新井白翁序。
【年代等】明和3年9月免許。明和7年8月刊。[大阪]綿屋喜兵衛ほか板。
【備考】分類「占卜」。12本の算木を一度に投げ、その表裏の組み合わせで124(と太極)卦を得る。日本古来の占法とするが、各卦の名称や本文は『霊棋経』を流用したものと見られる。即時占として、縁辺・公事訴訟・病人・失物・待人・勝負・旅立・奉公・賣買・田地耕作・官位願・相談を設けるが、項目は不揃い。新井白翁なる者が各卦に「新井考…」の評語を付す。神道を標榜する易占書は管見の限りでは本書のみである。(HP「江戸の易占」)
★原装・題簽欠・状態良好(やや小虫)。稀書。
4000円 〈再版〉元三大師御鬮鈔大全
【判型】小本1冊。縦161粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]山城屋政吉ほか板。
【備考】分類「天台・占卜」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、類書が5000円〜3万円】
3500円 〈関流〉秘術算初心伝
【判型】中本1冊(全3巻のうち中巻のみ)。縦188粍。
【作者】金嶋秀水・金嶋歌五郎作。
【年代等】天保2年12月刊記。天保4年1月、松井増春序・刊。板。
【備考】分類「和算」。信州水内郡小沼村住人の金嶋秀水63歳とその子息・金嶋歌五郎19歳による編集(編纂当時、江戸小石川下富坂町住)。全3巻だが、各巻毎に刊行された模様。
★原装・題簽付き・美本。稀書。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、円】。
6000円 環斎記聞
【判型】横本1冊。縦125粍。
【作者】鎌田環斎作。
【年代等】江戸後期刊カ。刊行者不明。
【備考】分類「雑史」。江戸時代や江戸時代以前の雑多な事件・風俗・世相の記録。「町人脇差を帯する訳の事(享保期)」から「奈良屋市右衛門由緒の事」まで(以上、目録によるが本文の記事はさらに多い)の約70項を記す。
★原装・題簽摩滅・状態良好(数丁小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2万1600円】。
6000円 武教全書(乾巻)
【判型】横本1冊(2巻の乾巻のみ)。縦124粍。
【作者】山鹿素行(高祐)作・序。門弟編(藤忠之校、藤可慶句読)。山鹿高補(素水)・藤原隆都序。山鹿素水(高補)校。
【年代等】明暦2年作。同年8月、門弟序。同年秋自序。弘化4年5月、山鹿高補・藤原隆都序。嘉永2年4月校訂・刊。[江戸]丁子屋平兵衛板。
【備考】分類「兵法」。巻頭に「武教小学」を掲げる。板本はほかに天保15年板、弘化4年板、万延元年板がある。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、端本(坤巻)1冊が、2万1000円〜3万円】。
1000円 実語教・童子教
【判型】中本1冊。縦179粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸中期刊。[江戸]鱗形屋孫兵衛板。
【備考】分類「往来物」。
★原装・題簽欠・状態並み(巻首・巻末虫損)。
3500円 大全一筆啓上(早引用文)
【判型】半紙本1冊。縦231粍。
【作者】式亭三馬作。青木臨泉堂(至誠)書。
【年代等】文化7年4月作。文化14年10月刊。[江戸]英平吉板。
【備考】分類「往来物」。初板本。前半に消息文例、後半に証文手形(「証文文例」)を収録した用文章。消息文例は、「十二ケ月之部」「吉事の部」「凶事の部」「病事の部」「神仏の部」「廻状の部」「旅行の部」「教誡の部」「雑の部」の全9部からなり、それぞれ、「農工商上輩(めうえ)の年始状」以下29通、「安産悦の文」以下14通、「大水見舞の文」以下8通、「病気見舞の文」以下9通、「祈祷頼み遣す文」以下11通、「祝儀振舞の廻状」以下5通、「旅の餞別の文」以下8通、「遊女狂する人を戒る文」以下4通、「入学の人を賀す文」以下28通の合計116通を収録。例文中には江戸の名所や著名人などを頻出させ、例えば「歌川豊国」には「中橋上槙町ニ住居、一陽斎ト号ス」などと細字で注記するように、関連情報を随所に鏤める。また、手形証文は「借用申金子之事」など11状の文例を掲げる。本書を含め『一筆啓上』の板種は頗る多く、大本・半紙本・中本・小本など各種判型が上梓され、海賊版や類書も多数出回った。
★原装・題簽付き・状態並み(巻首・巻末に小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2万8000円】。
18000円 〈女訓〉地学用文章(〈女訓絵入〉地学用文章)
【判型】半紙本2巻2冊。縦224粍。
【作者】坂昇平(坂棧平・松濤軒・佐香松濤)作。
【年代等】明治6年7月題字・刊。[東京]中島静助(清白堂か)ほか板。
【備考】分類「往来物」。全20通の往復書簡(女文)による問答形式で、地学の基礎知識を綴った往来。まず「一筆申上まいらせ候。先頃は緩々御目もじにて数々御物語承り有りがたく存まいらせ候…」と起筆した手紙で、地球の形状や自転について問い、その返状で詳しく平易に説く。以下、地理書の概要と基本事項(地球と太陽の距離、地球の運動、地表・大陸・五大洲・海陸地形等)、潮汐・引力・大気、言語・宗教・法政・政体、五大洲主要国(オランダ・ドイツ・ロシア・アメリカ・オーストリア・フランス等)の沿革・地理国土・政治・文化のあらましを紹介する。本文を大字・5行・付訓で記す。頭書に図解や関連知識(日蝕・月蝕、経度・緯度・赤道・両極、大洋・五大洲、人種、大気、教法、政体、世界史、主要国概略)を掲げる。
★原装・題簽付き・極美本。稀書。
3000円 松影恩鏡
【判型】半紙本1冊。縦224粍。
【作者】清水春斎作。
【年代等】天保12年春、不章施印。嘉永元年夏、牛翁板(施印)。
【備考】分類「心学」。徳川幕府の「御高札御写」を掲げて、国恩の広大なことを諭したもので、底本は、天保12年、不章による施印本を嘉永元年に牛翁が再び施印したもの。巻末に「立身請合陰徳証文」を付す。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、江戸板が、3800円〜1万8510円】。
6500円 天地恵(キミノオンメグミ)
【判型】半紙本1冊。縦233粍。
【作者】九嶋義保(天恵斎カ)作・画。神明講同志衆中序。
【年代等】文化元年序。同年1月刊。[京都]京都神明講・江戸神明講・大坂神明講・諸国神明講蔵板。
【備考】分類「心学」。寛政5年刊『天の恵』を大幅に改編した書。「六根清浄大祓」「よねのおほんめぐみ(米の御恵み)」「父のねざめ」「母のおしえ」「天満宮御遺訓(菅公道真誡書)」「一休和尚法語」「いろはうた」「神の恵(神のおほんめぐみ)」「魂鎮祓(たましずめのはらい)」等を収録。 『大阪書目』195頁に「天の恵 一冊/作者 天恵斎(大阪)/蔵板主 右同人/売弘 藤屋弥兵衛(高麗橋一丁目)/出願 文化六年三月/許可 文化六年五月二十七日」とある。
★原装・題簽付き・状態良好(やや疲れ)。稀書。
6500円 〈心相口受〉和合長久の伝授(伝受)
【判型】半紙本1冊。縦223粍。
【作者】脇坂義堂作。
【年代等】享和2年2月作・刊。[京都]脇坂仙治郎・吉田新兵衛板。
【備考】分類「心学」。脇坂義堂の「伝授もの」シリーズの一つで、観相家と相談者との問答形式で夫婦和合を説いた心学書。まず、夫との離縁を覚悟した女性が「夫婦和合の人相」の秘訣を尋ねる相談に対し、観相の翁は、ある国に住む歌人諫度言(いさめたくげん)の話を引く。朝夕喧嘩・口舌が絶えない夫婦に対し諫度言が、互いの悪口(あっこう)・雑言を三十一字(みそひともじ)の和歌に詠むように奨め、それを夫婦に誓わせる。その翌朝から、夫が「あづき餅のやうなつらをばふくらかし 猶やきもちをやくたいもなき」と詠めば、妻が「またしても又あく性をすり鉢の 嬶が顔までみそを付きやるか」と答える和歌の応酬が始まるが、悪口も二、三首で自然と止んでしまう。諫度言は二人を誉め、「明日からは四季の心を込めれば一入(ひとしお)良かろう。和歌の大意は素直な心で、仇をも恩で返す優しい心が大切だ」と諭して夫婦をもてなす。さらに翌日は亭主には下の句に「かんにんするが家の福徳」、女房には「まけてさへいりや其身安心」を付けて詠むように助言する。こうして二人の心が徐々に変化していき、ついには、亭主が「女房は愛する物と知りながら 昼は麁末にせしぞおろかや」と詠めば、女房は「夫にはしたがふ物と知りながら 夜のみとこそ思ひしぞうき」と応えた寓話から夫婦和合の秘訣を諭す。
★原装・題簽付き(一部破損)・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、8000円〜1万2340円】。
20000円 雨のはれ間(雨やどり後篇)
【判型】半紙本2巻2冊。縦229粍。
【作者】鎌田一窓(虚白斎)作・序。
【年代等】天明6年1月自序・刊。[京都]八文字屋庄兵衞ほか板。
【備考】分類「心学」。江州日野を代表する近江商人・中井源左衛門の旧蔵書(蔵書印のほか直筆記名あり)。序文に「書肆のもとめにまかせ、また、例の篭耳の反ご(反故)のみつ五つを探し出し、『雨のはれ間』と題して、『画本雨やどり』の後へにつくのみ」とあるように、安永9年刊『絵本雨やどり』の後篇として編まれた道話。上巻は、鮑の境遇を羨む蛤に対し、他を羨まず己の「天命を楽しむべし」と諭す寓話から始まり、苦楽が表裏をなすこと、無益の殺生や「心の無きを心とする」ことなどを諭す。続いて、鑓持ちと金持ちとの問答を通じて吝嗇と倹約の違いを示し、知足安分を弁えない愚昧は金銀財宝に使われるばかりで、使うべき時に使わぬは金銀の殺生であると説く。さらに、丁稚・小者に対する乳母の談話に仮託して、初心を忘れた気随・気侭、身勝手・悪行を戒め、「身の程を知れ」の七文字の教訓を弁え、主・親の恩を忘れず、若い時に出精せよと諭す。下巻は、足と手の問答で私智に迷わず己の役割を果たすこと、桶屋の弟子と医者の弟子との問答で「持ち前の正直」のまま生きること、白鷺と烏の問答で自ら招く禍福や知足安分を教え、丸屋の親父と角屋の親父の問答で性を知り性に従って生きるべきことを諭す。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、7万6680円】。
12000円 教の小づち(〈福神〉おしへの小槌・〈福神〉教の小槌・おし遍能小槌)
【判型】半紙本2巻2冊。縦227粍。
【作者】脇阪義堂作。下河辺拾水画。宝楽亭序。
【年代等】寛政2年春序。寛政2年1月刊。[大阪]塩屋喜助ほか板。
【備考】分類「心学」。『江戸出版書目』278頁に「おしへの小槌 全二冊 墨付三十八丁/寛政二戌正月/宝楽亭(正しくは脇坂義堂)/京板元 八文字屋庄兵衛/売出 西宮新六」とある。
★原装・題簽欠・状態並み(小虫補修)。帙入。稀書。
12000円 江戸名所いろは狂歌・江戸橋往来
【判型】半紙本2巻合1冊。縦223粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]吉屋板。
【備考】分類「戯文」。「文久元年」の書き入れあり。表紙とも全4丁。
★原装・題簽付き・状態良好。稀書(『国書総目録』に1カ所)。
4000円 庭訓往来(承応2年)
【判型】大本1冊。縦263粍。
【作者】不明。
【年代等】承応2年11月刊。[京都]西脇七郎右衛門板。
【備考】分類「往来物」。
★原装・題簽欠・状態並み(表紙痛み、本文は良好)。栗皮色表紙。古板。
3500円 聖泰百人一首(御伽万宝蔵)
【判型】大本1冊。縦257粍。
【作者】不明。
【年代等】享保年間刊。[大阪]柏原屋清右衛門板。
【備考】分類「百人一首」。頭書が2段の三階板百人一首。柱「聖泰万宝蔵」。
★原装・題簽摩滅・状態並み(表紙傷み・裏表紙欠)。
5000円 生下未分語
【判型】大本1冊。縦273粍。
【作者】不明。
【年代等】明暦2年5月初刊。江戸中期後印。[大阪]柏原屋(渋川)清右衛門板カ。
【備考】分類「仏教」。仏教説に基づく胎内十月の守り本尊と胎児の状況を図解する。表紙改装本で本来の刊記とは異なる。
★改装・題簽欠・状態並み(小虫・やや汚損)。稀書。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、正保4年板が、16万2000円】。
12000円 門人教訓条(末期大小之門人教訓条々)
【判型】大本1冊。縦263粍。
【作者】守伝作・跋。
【年代等】文化2年閏8月跋・刊。[佐久]門人蔵板。
【備考】分類「教訓」。信州御馬城(御馬寄城(佐久市))下で教えを説いてきた金峯山信永院(金峰山信永院(シンニョウイン)。曹洞宗、上州多胡郡神保村仁叟寺末寺。天文元年(1532)、望月左衛門尉信永開基、荘厳和尚開山)の守伝が齢75歳に至ったのを機に、約300余人の門人のために、「五常」「五戒」「五輪」「七情」「聖人・賢人・侫人・讒人」「君子・小人」「四徳」など人道の要点や生活心得などを列挙した教訓書。
★原装・刷外題・状態並み良好。稀書(他に所蔵なし。『国書総目録』未記載)。
4000円 菅家文章
【判型】半紙本1冊。
【作者】山隣堂東浩書。高井蘭山訓点。東条琴台序。
【年代等】享和3年初刊。天保7年再刊。[江戸]和泉屋市兵衛板。
【備考】分類「往来物」。『十二月往来(菅丞相往来・菅家往来)』と同内容の古往来。ただし、本書では各状の前に置く月異名を省き、その代わりに、異名の一つを書状末尾に付す。板種には享和三年板と天保七年再板本の二種あり、両者は同内容ながら版式・筆跡が全く異なる。すなわち、享和三年本は無界、天保七年本は有界で、いずれも大字・五行・付訓(所々左訓)で記す。また、享和板ではしばしば左訓や傍注を伴う点も大きな違いである。
★原装・題簽付き・美本・稀書。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、類書が1万5000円以上】。
4500円 〈絵図註入〉教庭訓(教庭訓往来)
【判型】半紙本1冊。
【作者】下河辺拾水書。下河辺拾水・森川保之画。
【年代等】寛政7年免許・寛政12年1月初刊。[京都]銭屋長兵衛ほか板。
【備考】分類「往来物」。『庭訓往来』の本文を大字・7行・無訓で記し、頭書に小字・一四行・付訓の書き下し文(本文読方)を掲げ、さらに随所に豊富な挿絵(合計五一八葉)を盛り込んだもの。挿絵には所々略注も施す。中世に作られた『庭訓往来』を、近世後期の庶民風俗に即した絵図と注解で直観的に理解できるように編集する。
★原装・題簽欠・状態並み。多数絵入。
1500円 〈真行草〉三体千字文
【判型】半紙本1冊。
【作者】邨田海石書。南谷新七訓点。
【年代等】明治8年3月書。明治21年1月刊。[大阪]長尾佐太郎板(出版人)。
【備考】分類「往来物」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1500円〜8740円】。
8000円 〈新板〉大和日用早学
【判型】半紙本1冊。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。[肥前か]刊行者不明。
【備考】分類「往来物」。語彙と消息に関する記事を集めた往来で、刊記を欠くが、版式等からいって田舎版と思われる。本文中の「苗字・村名」中に「中原(なかばる)」「田代」「三津」「蓮池」「諌早」「嶋原」「神崎」「松浦」「伊万里」といった肥前各地の地名が見られるので、あるいは同地方の手習い師匠の私家版であろうか。内容は、「いろは」「新いろは(漢字または字母の異なる仮名など、冒頭の「いろは」と別の表記で綴る)」「片仮名イロハ」「名頭」「苗字・村名」「諸色買物附おぼへ(「鯛一枚、鯉二本、鮒三枚、鮎四ツ」などの数量呼称)」「金銀米銭貫匁分厘石斗升合附(単位語)」「作事用材木其外附(木材の名称と関連語)」「呉服小間物類其外(衣類・家財・日用品の名称と数量呼称)」「銀米其外手前帳面へ付控(記帳の仕方)」「覚・手形覚・手紙(例文は新年状往復と仮名文の寒中見舞状の合計三通)」等を含む。
★原装・題簽欠・状態良好。田舎板(九州地方)の稀書(『国書総目録』未記載)。
4000円 六諭衍義大意鈔(六諭衍義大意抄)
【判型】半紙本1冊。
【作者】水野正恭(権平)編。神埜順蔵(世猷)序。
【年代等】天保5年1月序・刊。[名古屋]永楽屋東四郎板。
【備考】分類「往来物」。享保7年刊『六諭衍義大意』本文のうち、『詩経』からの漢詩文を除き、漢字・仮名交じり本文だけを綴った改編版。もと大坂町奉行・平賀信濃守が、『六諭衍義大意』が廃れてゆくのを惜しんで文化年間に上梓して市中へ施したものという。その板木を譲り受けた永楽屋が「御願済の上、製本元上り値段にて」本書を販売したが、本文末に本書を10部以上必要な顧客には用紙持参のうえ板賃無料で印刷する旨を記したものもあるから、無料または特別価格の奉仕品扱いであった。
★原装・題簽付き・状態良好。
3000円 幼学国字解〈平仮名・読点付〉
【判型】半紙本1冊。
【作者】文秀堂編。
【年代等】享和2年初刊。江戸後期再刊。[京都]本屋重右衛門板。
【備考】分類「往来物」。清・王雲軒覆楷(椿林老人・王世階)作『幼学(指南)』(乾隆元年=享保20年作)に訓点を施し、大意を示した童蒙用注釈書。文化5年頃刊『女幼学』、文政元年刊『幼学指南諺注』、天保2年刊『〈天保翻刊〉幼学指南』等の類書が数点あるが、その中で比較的平易なもの。『幼学』(漢字4字1句、計400句)は、「天地重孝、垂訓化導、万善之基、統領三教…」で始まり、出産から成人するまでの養育の有様を詳述して父母の恩の広大なことを説き、また、孝行を始めとする人倫・処世訓全般を述べた教訓で、本書は『幼学』の本文を大字・6行・付訓で記し、頭書に各句の大意を付す。
★原装・題簽付き(摩滅)・状態並み(小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4500円】。
2000円 〈新板〉今川〈并〉腰越状
【判型】半紙本1冊。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。[京都]菱屋治兵衛板。
【備考】分類「往来物」。「今川状」と「腰越状」を収録した往来物。
★原装・題簽付き・状態良好。
2500円 〈頭書絵入〉消息往来
【判型】半紙本1冊。
【作者】松柏亭森大人書。浦川公左画。
【年代等】弘化2年2月刊。[大阪]河内屋政七ほか板。
【備考】分類「往来物」。
★原装・題簽欠・状態並み。
2000円 消息往来
【判型】半紙本1冊。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期(嘉永以降)刊。[大阪]河内屋平七板。
【備考】分類「往来物」。
★原装・題簽付き・状態並み。
2500円 消息往来
【判型】半紙本1冊。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。刊行者不明。
【備考】分類「往来物」。「筑前・油善」の朱印を押す。
★原装・題簽付き・美本。
2500円 民家用文章(御家民家用文章)
【判型】半紙本1冊。
【作者】青木臨泉堂書。
【年代等】文化11年9月初刊。天保7年求板。[江戸]和泉屋市兵衛(甘泉堂)板。
【備考】分類「往来物」。「年始之文」から「草花送文・同返事」まで53通の消息文例を集めた用文章。四季や五節句に伴う手紙、通過儀礼や吉事、その他日常の諸事に関する手紙を収録する。例文を大字・5行・所々付訓で記す。巻頭に「十二月一字異名」「把筆之法両式」、頭書に「売上証文」以下22通の証文手形文例のほか「国尽文章」「書初詩歌」「書状認方高下」を掲げる。
★原装・題簽付き・状態良好。
4000円 文章往来
【判型】半紙本1冊。
【作者】西川竜章堂書。
【年代等】文政3年刊。[京都]伏見屋半三郎ほか板。
【備考】分類「往来物」。享和2年刊『改撰消息往来』の改題・改訂本。『改撰消息往来』本文の語句を若干改めた本文を大字・4行・付訓で記す。本書見返には二様あり、初印には「此書は字尽の類を多くあつめ、絹ぶるひにて要用の文字をふるひ抜、誠に士農工商共に日々入用の字のみ多く集め、手紙御書なされ候節、早速字引替にも相成、用文章両用、新趣向之本にて、実に万民重宝の本なり」と記す。従って、『累語文章往来(消息往来)』型の往来は用文章と消息用語集を兼ねた教材として用いられたのであろう。
★原装・題簽付き・状態良好。
3000円 〈嘉永新版〉大宝用文章大成(〈御家流〉大宝用文章大成)
【判型】半紙本1冊。
【作者】不明。
【年代等】嘉永3年刊。[大阪]敦賀屋九兵衛板。
【備考】分類「往来物」。「年始状」〜「久々不逢人え遣状・同返事」の消息文例三三通を収録した用文章。庶民生活中心の吉凶事に伴う書状とともに、「店開を賀す文」「荷送り状」などの商人用文や「豊作賀状」「田植助合頼状」など農民用文など基本的な例文を一通り収録するのが特徴。本文を大字・五行・所々付訓で記す。頭書に「書翰上中下次第」「諸国御関所」「日本大川」「大日本国名」「万物数量字尽」、および「店請状」〜「借用証文」の手形証文文例七通のほか、巻末に「十干・十二支」「月之異名」を掲げる。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、円】。
1500円 文政用文章(御家流文政用文大全)
【判型】半紙本1冊。
【作者】青木臨泉堂書。
【年代等】文政元年5月刊。[江戸]山田佐助ほか板。
【備考】分類「往来物」。「年頭状」から「三月節句のふみ」までの消息文例40通を収録した用文章。大半が季節とは無縁の諸用件に伴う書状で、うち末尾三通は女子消息文(並べ書き・散らし書き)である。本文を大字・5行(女子消息文は7行程度)・所々付訓で記す。頭書に「吉書始詩歌」「御関所附」「日本大川尽」「日本国名付郡附」「無海十三州」「万物数量字」「二十八宿名」「諸名数尽」「証文手形文例(「店請状」以下七通)」「七夕詩二首・同歌二十首」を掲げる。
★原装・題簽欠・状態並み(表紙一部痛み)。
3500円 〈御家〉手紙之取遣
【判型】半紙本1冊。
【作者】。
【年代等】寛政6年7月初刊。文化7年補刻。[江戸]須原屋文五郎求板。
【備考】分類「往来物」。寛政6年刊『〈四民平生〉翰用文林万載亀鑑』の改題本。刊記に記す寛政6年原板は改題前の『〈四民平生〉翰用文林万載亀鑑』のことであろう。「年始に遣す状」から「養子之悦状・同返事」までの往復66通を収録した用文章で、五節句・四季行事・時候見舞い、吉凶事、諸用件に関する例文を一通り載せ、各例文とも大字・5行・付訓で記す。巻頭に「関羽之肖像并賛」「衣服并魚鳥詞」「帝并親王方金言」「万積方之絵図」「五性名頭字」「絵馬・看板書付之図」「聯額・屏風・掛物・扇面・短冊図」「大日本国尽」「雅俗印面之図」「異国之名寄」「把筆之法両式」「書状認方高下」、また、頭書や巻末に「書状法式指南」「五節之詞替字」「書状尊卑詞」「同訓文字遣分」「立春書初詩歌」を掲げる。
★原装・題簽付き・状態良好。
4000円 商人日用書状筥
【判型】半紙本1冊。
【作者】西川竜章堂(正造)書。
【年代等】文政12年初刊。江戸後期再刊。[大阪]河内屋和助板。
【備考】分類「往来物」。五節句・四季、また種々慶弔事に関する書状に各種商用文を盛り込んだ用文章。「年頭状」から「歳暮祝儀状、付剃髪歓・同返事」までの28題往復五六通を収録する。季節・月次順に配列された四季用文の間に、「店開注文状」「縁談歓状」「婚礼祝儀状」「船積案内状」「嫁入道具誂物状」「新渡物入札案内状」などの商用文や日用文を適宜盛り込む。本文を大字・五行・付訓で記す。なお、同名の文化13年板(浅野鷹三書)とは全くの異本。
★原装・題簽欠・美本。
4000円 嘉永用文章(〈嘉永新刻〉嘉永用文章)
【判型】半紙本1冊。
【作者】三松館書。松川半山画。
【年代等】嘉永2年1月刊。[大阪]秋田屋太右衛門板。
【備考】分類「往来物」。天保12年刊『書状手習鑑』の改編・改題本。各例文や頭書等に種々の校訂を加えて一見別本のように見せかけるが、文面の若干の変化を除けばほぼ同様である。「年頭祝詞状」から「湯治見舞状」までの消息文例43通を収録し、本文を大字・6行・付訓で記す。頭書に「いろは字原」「書初詩歌」「大日本国尽」「百官名尽」「男女五性相性名頭字」「七夕詩歌」「扁冠字尽」「書札端作法」「竪文・横文・封文之次第」「書状認様」「歳月五節」「親族異名」「寺子教訓書」「義経腰越状」を載せる。
★原装・題簽付き・状態良好。
3000円 〈画入註釈〉万家用文章
【判型】半紙本1冊。
【作者】山田賞月堂(源泰平)書・画・序。
【年代等】弘化2年11月序・刊。[京都]吉野屋仁兵衛板。
【備考】分類「往来物」。「年始祝儀状」など五節句や四季の手紙20通、「未逢人え遣す状」など商人用文14通、「下る先え頼状」など吉凶時の書状やその他諸事に関する手紙34通の合計68通を収録した用文章。本文を大字・5行・付訓で記す。本文の所々に、多くの類語や書簡作法、また季節の贈答品について記した「文章辞并認之心得進物等之事」(図解入り)を掲げるのが特色。巻末の「高下九段書割分之事」には、手紙文の冒頭・文末に置く書簡用語や書簡作法について説明する。
★原装・題簽付き・状態良好(見返し半丁欠)。
3500円 〈文政新鐫〉書翰大成
【判型】半紙本1冊。
【作者】木村明啓編。筒井一堂(怕徳)書・序。暁鐘成画。
【年代等】文政6年秋序。文政7年3月刊。[大阪]河内屋平七ほか板。
【備考】分類「往来物」。「年頭披露状」から「天下富饒を悦ぶ状」までの106通を収録した用文章。五節句・四季の書状、通過儀礼祝儀状等、旅行・参詣・交際にまつわる書状、商取引に伴う書状、諸用件に関する依頼状・礼状等から成る。本文を大字・五行・付訓で記し、所々、漢語に左訓を施す。頭書に「硯・墨・筆・紙之図説」「参議佐理卿之図説」「晋王羲之之図説」「小野道風之図説」や、「掛物見様之事并図」以下の諸礼法、「短冊の書様の事」以下の書法や書札礼、「篇冠尽并図」「万字尽并図」「大日本国尽并図」「華夷国尽并図」「相似字づくし」「相生人名字尽」等の字尽類や「証文手形案紙」等を掲げる。なお、本書の増補版『増補書翰大成』が天保2年頃に刊行されたが、西川竜章堂による改編も少なくなく、この増補版では本文よりも頭書の方が比較的忠実に踏襲された。
★原装・題簽付き(一部破損)・状態良好。
3500円 〈御家〉当時用文章
【判型】半紙本1冊。
【作者】林博教(玄教堂)書。
【年代等】文化13年9月刊。[名古屋]永楽屋東四郎板カ。
【備考】分類「往来物」。「貴人え上る年頭状」から「直段申遣す手紙・同返事」までの準漢文体書簡39通と、「初春のかな文」「品を送る文」等の女子消息文5通、さらに「詩歌」等を収録した用文章。例文は五節句・四季や通過儀礼を主とし、年頭状・暑気見舞い・寒気見舞いについては貴人向け例文も掲げる。巻末に「四季時候月々認方」を付す。準漢文書体は大字・4行・付訓で、女子消息文と詩歌は散らし書き(大字・付訓)で綴る。
★原装・題簽付き・状態並み(表紙疲れ)。
3500円 〈商家通用・即席自由〉自在文章(商家通用自在文章)
【判型】半紙本1冊。
【作者】西川竜章堂書。
【年代等】文政4年冬刊。[京都]小川源兵衛ほか板。
【備考】分類「往来物」。通常の用文章とは異なり、日用の手紙文を5段に分けて、それぞれ手紙文に多用する文言を分類・列挙したもの。「五段」とは、例えば「発語・時候・安否・用文・結文」の5段で、一例として順に「一筆啓上仕候」「甚暑之節御座候処」「御家内様御安全奉賀候」「然者来ル七日神事ニ付…」「右申入度、如此御座候。恐惶謹言」を掲げる。具体的には、端書発語・時候寒暖・安否尋問・祝詞文言・此方安否・一章発言・返事端書・返事結文・書留返事之習・脇付・月之異名までの一般用語(語句)に続けて、年始状・五節祝詞・物を贈る・遊楽催之文・諸祝儀之文・雑用文面・商用文言・凶事文言の八分類で適当な文言を羅列する。これらの語句を組み合わせて5段の文面を自由に作るという、他の用文章に見られない独特のものであった。
★原装・題簽付き・状態並み(小虫)。稀書。
3000円 〈御家〉年中文章大全(年中文章)
【判型】半紙本1冊。
【作者】吉川重宣(源重宣)書。
【年代等】文化4年3月書。文化5年4月刊。[江戸]鴨伊兵衛ほか板。
【備考】分類「往来物」。「主家え年頭之祝書」〜「歳末之祝書・同返書」の消息例文四五通と「奉公人請状」〜「御関所手形」の証文類文例五通を収録した用文章。消息例文を大字・五行・ほぼ付訓で記す。五節句祝儀、四季行事、通過儀礼、諸用件、不幸事など一通りの例文を載せるが、明確な分類意識で配列されたものではない。
★原装・題簽欠・状態良好。
2500円 文言自在用文章(永楽用文章)
【判型】半紙本1冊。
【作者】津川寛茂書。
【年代等】文化9年1月書・刊。[名古屋]永楽屋東四郎板。
【備考】分類「往来物」。「年始祝儀状之文言」から「九十之賀怡状」までの消息文例33通と、「店請証文之事」から「荷物送状之事」までの7通の手形証文類文例を収録した用文章。春・夏・秋・冬・雑の五部に分けて配列するように、季節や年中行事に関する手紙が大半で、ほかに通過儀礼や種々用件に関する手紙若干を載せる。例文を大字・5行(証文類は8行)・付訓で記す。なお、目録題に『永楽用文章』と記すのは、本書の先行書を指すか。
★原装・題簽欠・状態良好。
2000円 〈童蒙簡略〉日用文章(2集)
【判型】半紙本1冊。
【作者】深沢菱潭作・書。
【年代等】明治7年5月刊。[東京]書学教館蔵板、[甲府]内藤伝右衛門売出。
【備考】分類「往来物」。『〈童蒙簡略〉日用文章』(初集・2集)は、【作者】深沢菱潭作・書。【年代】初集は明治元年刊、[甲府]内藤伝右衛門(温故堂)板。2集は明治7年刊、[東京]書学教館蔵板、[甲府]内藤伝右衛門売出。【分類】消息科。【概要】異称『〈深沢菱潭著〉日用文章』『〈深沢菱潭著并書〉日用文章』。半紙本2編2冊。初集・2集とも漢語消息24通ずつ収録した手本兼用文章。例文を大字・4行・所々付訓(稀に左訓)で記す。初集は、新年祝儀状を始め季節の推移に伴う例文とともに、新時代を反映した諸般の事柄(公用出張、神武天皇祭日の『日本紀』講義の案内、蒸気機関雛形の通知、中学校助教就任のしらせ)を主題とする。2集も新年祝儀状以下の四季用文を主とし、試験の通知や借用図書の返却、香港での博覧会への参加、官吏出仕に対する祝義など諸事に関する例文を含む。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2500円】。
5000円 〈河村祐吉著述〉近江風土誌(〈頭書〉近江風土誌)
【判型】半紙本1冊。
【作者】河村祐吉作。川瀬白巌書。
【年代等】明治8年1月刊。[大津]秋香書屋蔵板。琵琶湖新聞会社売出。
【備考】分類「往来物」。「近江全国は滋賀県の管轄にして、県庁を大津に置り。此国たるや、北緯三十五度、西経三度五十分(東京を以て零度とす)、東西凡十六里、南北三十二里余…」で始まる文章で、近江国の地理を述べた小学校用教科書。近江国の範囲、周囲の地形、郡・町・村数、石高、人口、学区、軍管轄、寺社(名刹)、名所(名山その他名勝)・旧跡、地名、施設(橋梁等)、物産などのあらましを綴る。本文を大字・四行・無訓で記した手本兼読本用。頭書には「延喜式神名」「日吉七社」「諸大社」など関連の寺社・瀑布・河川・原野・都市・学区・街道・宿駅・港湾郵便役所・渡船場所等々の地名等を分類・列挙する。
★原装・題簽欠・状態良好(小口一部小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万3000円】。
6000円 世界郡都往来(欧洲仏国之部)
【判型】半紙本1冊。
【作者】小林謙吉訳。横尾謙七序。長谷川実信画。
【年代等】明治6年2月序・刊。[大阪]小島伊兵衛(大野木伊兵衛・宝積堂)板。
【備考】分類「往来物」。仏人・ユルタンヘル作の地理書(1870年刊)を典拠に編んだ往来物。19世紀後半のフランスだけに焦点を当てて記述する。本文は「欧羅巴洲は五大洲の一にして、東半球の西北に位し、北緯三十六度一分より起り…」と書き始め、まずヨーロッパの範囲(経緯度)と主要国名(15カ国)を示し、そのうち英・仏・独の3カ国は強大で雌雄を争う勢いであることを略述する。続いて、フランスの位置・国土(巻頭の地図の色分けの説明を含む)・行政区分(郡名・都市名、河川名など)を列記し、末尾にわずかながら政体・気候・宗教・沿革などを点描する。本文を大字・5行・付訓で記し、漢語の多くに左訓を施すほか、鉤括弧により外国地名の漢字表記を目立たせる。世界地理を扱った当時の教科書が多く諸外国の概要紹介に終始する中で一国に焦点を絞った点は特徴と言えるが、本文の大半が地名の羅列に過ぎない。巻頭に「仏蘭私名数之記」および色刷りの「仏蘭私全国都府図」を掲げる。また、本書題簽および本文冒頭に「欧州仏国之部」と記すが、他地域を扱った続編は未刊の模様である。
★原装・題簽欠・美本。稀書。
3000円 大日本郡名尽(大日本国郡名尽)
【判型】半紙本1冊。
【作者】不明。
【年代等】明治6年刊。[大阪]森本太助ほか板。
【備考】分類「往来物」。
★原装・題簽付き・美本。稀書。
10000円 〈頭書画入〉万国地名往来
【判型】半紙本1冊。
【作者】黒田行元作。松雪書。
【年代等】明治6年刊。[京都]石田忠兵衛(文明書林)蔵板。
【備考】分類「往来物」。オランダ人・カラームルおよび北米・ミッチェルの地理書をもとに綴った世界地理用の往来物。「凡、世界の国数は、都(すべ)て六十六ヶ国、五区に分ちて彼此に、並ぶ態(すがた)の碁布形(ごいしがた)…」と書き始め、地球の海陸(面積比)や大きさ、世界地図や五大洲の位置を略述し、さらに、日本・中国・朝鮮・チベット・モンゴル以下の主要国地名と関連知識(人口・国土・沿革・物産等)を列記する。本文を大字・5行・付訓で記し、外国地名(漢字表記)に傍線を付す。頭書に、本文の補足記事(「世界各国坪数人員及び首府人員表」等)、巻末に「各国帝王紀略」、巻頭に「東之半世界・西之半世界」図(色刷り)を掲げる。
★原装・題簽付き(一部破損)・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5万9650円〜6万2640円】。
3000円 〈銅版画入〉万国往来
【判型】半紙本1冊。縦220粍。
【作者】四方茂苹(春翠・翠松園)作・画。
【年代等】明治4年冬刊。[京都]吉野屋甚助ほか板。
【備考】分類「往来物」。肥前長崎から出航して中国・東南アジア・インド・アラビア・アフリカ・ヨーロッパ・南北アメリカの主要国を歴覧して横浜に帰港する世界一周旅行の想定で、それぞれ主要国名・都市名を紹介した往来物。巻頭の例言では外国地名の漢字表記や読み方が諸本により異同がある点を指摘する。本文を大字・5行・付訓で記し、外国地名を漢字表記にして片仮名の読みを付し、国名・都市名を線種により区別する。本文には地名以外の情報が乏しいが、頭書に銅版別刷りの挿絵を貼付するとともに、「印度海郵船碇泊する地名并里数」「地中海碇泊所」「太平洋郵船碇泊所」「万国物産大概」「世界開化の称呼」の記事を掲げる。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4000円〜1万5700円】。
8000円 挿画地学往来(欧羅巴之部)
【判型】半紙本「欧羅巴之部」2冊揃。
【作者】伊藤桂洲(信平)作・書。三浦省(三ゥ)序。橋本貞秀(玉蘭斎)画。
【年代等】明治6年刊。[東京]伊藤桂洲蔵板。高木和助ほか売出。
【備考】分類「往来物」。初編三巻「亜細亜洲ノ部」、二編二巻「欧羅巴之部」、三編二巻「亜非利加洲」「北亜美利加洲」(全3編7巻)。日本を含む世界主要国のうち四大洲について記述した往来。まず初編「亜細亜洲ノ部」は、「地球形勢ノ説」「陸地ノ説」「水面ノ説」「水土分界之説」「赤道及地図ノ説」といった総説を述べた後、亜細亜大洲の地名・地理・国勢・風土・文化等について、適宜図解をしながら説く。二編以降も同様の記述で、まず最初に各洲の概説を述べ、続いて洲内の主要国や周辺諸地域を紹介する。各巻の口絵に、色刷り国旗図や洲別世界地図を掲げる。本文を大字・5-6行・付訓で記し、国名等の主要地名を漢字で、また他の地名を片仮名で表記する。当時の類書と同様に、西洋の地理書を参酌しながら編んだものであろう。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、「欧羅巴之部」上巻1冊が8230円】。
6000円 遠江風土歌
【判型】半紙本1冊。縦224粍。
【作者】田中正幅作。内田不賢書。桐陰・小崋・清友画。
【年代等】明治6年刊。[岡崎]立志社同盟(近藤巴太郎ほか)板。
【備考】分類「往来物」。冒遠江国(静岡県西半郡)の地理を七五調・美文体で記した往来。「此国を遠つ淡海と名つけしは、むかし浜名の湖(うみ)ありて、都を遠く離るれは、よりて号(なず)けしものとなん、北の境は信濃なる…」と書き始め、まず、遠江国の国号の由来、地理的位置、地勢、行政区画、気候・風土、山・川や地勢、郵便・電信の普及状況などの概要に触れ、以下、浜松県下各地の地理・行政・法令・諸施設・産業・寺社・名所・名物・人民・風俗などのあらましを紹介する。本文を大字・五行・付訓で記す。巻頭に「遠江略図」(色刷り地図)、本文中に「浜名湖図」「井伊谷宮図」「浜松小学校図」の色刷り挿絵を掲げる。なお、本書は旧浜松県岡崎・立志社同盟(三者)によって出版されたものである。
★原装・題簽付き・状態並み(表紙疲れ)。比較的稀書。
4000円 国郡訓義(当今国郡名尽)
【判型】半紙本1冊。
【作者】山崎直高(英庵・雄・清卿)作。中田長祥書。
【年代等】明治4年11月刊。[東京]須原屋佐助(中村佐助・金花堂・養浩楼か)板。
【備考】分類「往来物」。全文準漢文体の文章で、日本の国郡制の歴史(神武天皇から明治2年の北海道制定までの沿革)と各国の郡数・郡名(畿内8道84国716郡)を列記した往来。本文を楷書・大字・4行・付訓(所々左訓)で記し、稀に割注を施す。頭書に「往古国郡之制」「諸国(の歴史)」「往古京都之地制・地制之略図」「郡県并封建之事」等の詳細な記事を載せる。「題辞」に象徴されるように国名の由来・変遷等に詳しく、国郡名の表記(新旧の違い)や訓詁に厳密な点が特徴。
★原装・題簽欠・美本。
10000円 〈国尽〉富士の麓(〈国尽〉不二の麓)
【判型】半紙本1冊。
【作者】吉良義風(儀風・源義風)作・序。八田知紀校。
【年代等】明治5年序・刊。[東京]岡田屋嘉七(尚古堂)ほか板。
【備考】分類「往来物」。日本諸国の地理・沿革・文化等を略述した往来。「古への、人の言葉も労せねば、功なしといひ琢磨ねは、玉も光らず光らねば、石よ瓦と形のみ…」で始まる七五調の文章で、まず皇国民の勉励の義務を説き、続いて、日本の古名や日本が皇統連綿の神国たる旨、また、世界における日本の地理的位置に触れたうえで、五畿八道八四州を列挙し、富士山を始めとする諸国名山、主要河川、気候、東京遷都と文明開化、言語・服飾・通商・風俗物産など日本の文化・産業の優位性を強調して結ぶ。
★原装・題簽付き・状態良好。稀書。
6000円 〈大日本枝折〉国つくし(〈大日本枝折〉圀つくし)
【判型】半紙本3巻3冊。
【作者】西野古海作。深沢菱潭書。
【年代等】明治5年頃刊。[東京]山城屋佐兵衛(稲田佐兵衛)ほか板。
【備考】分類「往来物」。日本全土の概要や日本各地の地理のあらましを七五調で綴った往来。上巻冒頭に総論として日本の国号、世界から見た日本の地理的位置、日本の国土の大きさ、国郡(統治)の起源と歴史、明治初年の国勢全般などを説いた後で、武蔵・畿内・大和・河内・和泉・摂津以下、五畿七道の諸国毎に郡名・寺社名・その他地名、沿革・故事、物産等を列記する。経緯度を用いた地理的位置の表記や新文明に関する記述、また、新都・東京を冒頭に載せる点で、近世の『国尽』等と一線を画す。本文を大字・5行・付訓で記す。巻頭に日本国郡支配の歴史を記した「附言」や、色刷り銅版画の「大日本全図」を掲げる。なお、本書改訂版の『〈大日本枝折〉改正国尽』が間もなく刊行された。
★原装・題簽付き・美本(1丁欠補コピー)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、7000円〜1万円】。
3500円 〈絵図注入〉教古状揃大成
【判型】半紙本1冊。
【作者】池田東籬亭書。森川保之画。
【年代等】弘化4年9月刊。[京都]升屋勘兵衛板。
【備考】分類「往来物」。『古状揃』に多くの図解と略注を施したもの。
★原装・題簽欠・状態並み(数丁虫損)。
4000円 〈文化新刻〉古状揃童子訓
【判型】半紙本1冊。
【作者】増田春好注。西村中和(西邨中和・士達・梅渓・楳渓)画。
【年代等】文化6年夏刊。[京都]堺屋仁兵衛ほか板。
【備考】分類「往来物」。高井蘭山注、文化3年刊『児読古状揃講釈』に続いて京都で出版された『古状揃』の注釈書。「今川状」「手習状」「腰越状」「義経含状」「弁慶状」「熊谷状」「経盛返状」「曽我状」「同返状」の9状を収録。各古状の本文を数段に分けて大字・7行・無訓で記し、段毎に平易な割注を施す。施注内容は、まず作者や各状のあらましを述べ、各段の語注と大意を述べるが、その際、「是は武家方のいましめなれども、下々にいたるまで…」「これを町人・百姓になづらへていはゞ…」のように卑近な庶民の生活心得として説くのが特色。また、頭書に本文の書き下し文を掲げたり、古状と古状の間に見開きの教訓的な挿絵を置いて視覚に訴えるなど、『童子訓』にふさわしい童蒙用注釈書である。巻頭に「読書指南図」、巻末に「うけむけの事」「十干・十二支」を載せる。
★原装・題簽付き(一部摩滅)・状態良好。
4000円 開化商売往来
【判型】半紙本1冊。
【作者】萩原乙彦(対海・寒鰥翁・鈴亭・六斎)作・序。小室樵山(正春・正治)書。歌川芳盛(一光斎・一好斎・光斎・好斎・佐久良坊光斎・さくら坊)画。
【年代等】明治6年3月官許、明治6年7月序・刊。[東京]別所平七(島屋平七・万青堂)板。
【備考】分類「往来物」。近世流布本『商売往来』における「旧弊の語」を排除し、もっぱら「新発の品物」の名称を中心に綴った明治期新編の『商売往来』。「大凡商法、売買把扱文字、員数、取遣、受送之日記…」と旧『商売往来』風の文章で始まるが、所載語彙を一新し、両替・貨幣、雑穀、運輸、醸造品、燃料、雑貨、絹布・織物、衣類、染色・模様、武器、金石、文具、器財・日用品、工具、薬種、香具、絵具、菜果、魚・鳥・獣類、食品、学芸等の関連語を、種々教訓を織り交ぜながら列挙する。本文を大字・五行・付訓で記し、稀に略注を施す。
★原装・題簽付き・状態良好(わずかに小虫)。
5000円 万国新商売往来
【判型】半紙本1冊。
【作者】松川半山(翠栄堂・安信)作・画・序。
【年代等】明治6年春序・刊。[大阪]河内屋忠七(赤志忠雅堂)板。
【備考】分類「往来物」。近世流布本『商売往来』が明治初年の実情にそぐわないため、文言を一新し、特に「西洋の諸品」などの新語を多く盛り込んだ往来。まず「世界之状(かたち)を喩て云者、丸毬之如く、亦、橙実の如し…」と、旧『商売往来』とは全く別の文面で、地球の形状、地軸・赤道・経緯線、二四時、自転・公転、海陸の分布や、興隆する貿易、世界の地形・政体・海洋、船舶、鉄道、郵便、また、日本の府県制・諸官庁・諸施設、軍備(輸入兵器)、発明品、開港地、金融、織物・衣類、日用器財、文具、遊具、工具、農具、金石、食料、薬種、禽獣、魚貝、草木、商業、天候、その他社会生活上の語彙を列挙する。本文を大字・四行・付訓で記し、語彙の多くに左訓または略注を施す。巻頭に「地球東(西)半面図」(色刷り)と「五大洲広狭人口総数大略」を掲げる。また、巻末近刊予告に本書の図解版『万国新商売往来図解』の書名が見えるが、未刊と思われる
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、6000円〜8000円】。
3000円 〈習字〉改正商売往来
【判型】半紙本1冊。
【作者】黒田行元作・序。山口松雪書。
【年代等】明治6年12月刊。[京都]石田忠兵衛(文明書楼)原板。丁子屋栄助再刊。
【備考】分類「往来物」。文体・文章・語彙ともに近世流布本『商売往来』とは全く異なる明治期新編『商売往来』。本文は「開港以後の商法は、旧弊事件悉く、払ひ尽して一新し、会社を結び相助け、大事業おも最(いと)易く、成就すべきの時勢なり。先交易の品々は、山動植の諸品あり…」で始まる七五調の美文を大字・5行・付訓で綴る。内容も凡例の通り、商法会社・金石類・米穀野菜・家畜山海鳥獣・衣食器械・兵器類・薬種・海外旅商・山物類・植物類・動物類・工産物類・家什諸具・医術器械・暦法大意など、新語・新知識を満載したものとなっている。巻頭に、色刷り口絵「東之半世界・西之半世界」図を掲げる。
★原装・題簽付き・状態良好。
3000円 〈山本温編輯〉改正商売往来
【判型】半紙本1冊。
【作者】山本温作。小笠原寛(香雨)書。
【年代等】明治12年10月刊。[大阪]鹿田静七(松雲堂)板。
【備考】分類「往来物」。近世流布本『商売往来』の明治期改編版の一つ。「凡、商売を盛に営まんとする者は、幼稚の時、先小学に入り、教師に随ひ…」と筆を起こし、商家子弟は小学校で「事物の理」「内外国名」「産物の出処・良書」「物品の名称」などをよく学ぶべきことを説き、三府五港、都市部商業の様相、取引・接客の心得、船舶その他の運送手段、証券・その他商用文書、金融・通貨のあらましを述べた後、金石・武器・農耕具・機織り具・工匠具・布帛織物類・染め物模様・衣類・手回り品・化粧品・文具・器財・家具・穀物・野菜・果実・飲食品・薬種・香具・楽器・禽獣・魚鳥等の名称を列挙する。末尾では商家子弟の心得として、習字・数学・商業の勤学、日常生活における節倹や健康管理、一族の順和・愛憐、朋友との信義、法律遵守、公益重視、報国などを諭す。本文を大字・4行・付訓で記す。巻頭に「商法会議所ノ起源・広益」、巻末に「尺度比較」その他の記事を載せる。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、円】。
20000円 新撰養蠶往来(〈新撰〉養蠶往来)
【判型】半紙本1冊。
【作者】加藤祐一作。松川半山(直水・翠栄堂・安信)画。
【年代等】明治6年7月刊。[大阪]河内屋喜兵衛(柳原喜兵衛・積玉圃)板。
【備考】分類「往来物」。2月の日付を付けた往復一対の手紙文(問答文)で近代養蚕業の知識と養蚕業者の心得を説いた往来。往状は養蚕業を志す者が経験者の知人に対し、「皇国を富ますべき最第一の業」たる養蚕業のあらましについて尋ねる手紙で、その文面からも養蚕の重要性や貴賤に限らずこれを学ぶべきことなどを間接的に諭す。そして、本文の大半を占める返状で、日本の養蚕業の濫觴、養蚕技術の知識や心得、製糸会社の実務や法規などを明治初年の実情に即して詳述する。広告文によれば、「近来追々の御布告書に基き、其要を摘、文を和げ」たものという。本文を大字・6行・付訓で記す。また頭書には、蚕種・養蚕具・摘桑・蚕食・毛蚕(けご)・養蚕過程・収繭(しゅうけん)・繭の品質・製糸・出荷事務(印紙・封印・鑑札)・蚕種紙・養蚕関連布告等々の実務的知識や図解を多く載せる。なお、見返・巻頭題言・口絵「養蚕祖神・保食神尊像」は色刷り。
★原装・題簽付き・極美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2万7000円〜3万2400円】。
6000円 〈幼学必用〉聴用往来(新幼学往来)
【判型】半紙本1冊。
【作者】文華堂作。西川竜章堂書。
【年代等】天保5年初刊。江戸後期再刊。[京都]吉野屋甚助板。
【備考】分類「往来物」。天保5年刊『新幼学往来』の改題本。訴状など公辺・武家方の社会生活上の用語を列記した往来。「凡、訴訟之事、非仮初容易之沙汰…」と筆を起こし、まず争論の発端、最初の入訳、伝来の仕癖、互いの鬱憤を双方が聞き正し、十分に話し合うべきだが、それで解決しない場合には訴訟を起こすべきことを述べ、続いて寺社内の階層や訴訟にまつわる種々の心得、犯罪・非社会的行為のあらましなどを交えながら、訴状に多用する文言や訴訟、その他社会・家庭生活周辺の語句までを列記する。五人組帳を基本にしながら関連の語句を増補した内容になっている。本文を大字・4行・付訓で記す。
★原装・題簽付き・美本。比較的稀書。
4500円 〈童蒙必読〉新聴用往来
【判型】半紙本1冊。縦225粍。
【作者】河村貞山(与一・白巌・欽)作・書。
【年代等】明治5年11月題言。明治6年5月刊。[京都]杉本甚助ほか板。
【備考】分類「往来物」。天保5年刊『新幼学往来(聴用往来)』と同様の趣向で近代社会生活周辺の用語・心得を記した往来。『官途必携』『布告全書』等から、維新後の公私通用の語彙を抽出する。「夫、人民、稟生於天地間、種族分派すといへども、孰も銘々分限之作業ありて、積功、食力ものなれば、一日も空手・座食して徒に費光陰を…」で始まる文章で、まず幼時から青年期の学問や生き方、家業・企業、選挙、時事経済、経営、金融、祭礼、救民、神官・僧侶について触れた後、訴訟を中心とする社会生活関連語を列挙する。本文を大字・五行・付訓で記し、難解語句に左訓や語意を付す。巻末の広告には、本書を暗誦すれば「対話(ハナシ)談論(ワウタイ)のときにあたりて、流行語(ハヤリコトバ)に富み、口誼爽利(コウジヤウサハヤカ)にして、文盲不弁の毀嘲(ワルクチ)を免るべき」書であるといい、実際そのような便宜があったのではないかと推察される。巻頭に、色刷り口絵「聴訟折獄之図」を掲げ、頭書に「内国郡名并名産大概」「府県名」「大日本国周囲里程」「戸券状御定書」「司法省并府県庁御官員大概」「裁判所訴訟書写」「証拠物」「八算之除声」「見一九段」「数目大概」等を載せる。
★原装・題簽欠・美本。口絵色刷り。
5000円 世界風俗往来(初編)
【判型】半紙本1冊。
【作者】中金正衡作。荻田長三(筱夫)書。薇陽陳人序。
【年代等】明治5年3月序。明治5年夏刊。[大阪]大野木(秋田屋)市兵衛板。
【備考】分類「往来物」。文明開化の動向に従って、「世界国々風俗の異同、政事の得失」を綴った往来。本書を初編として三編まで続いた。まず地球の大きさ・形状、五大洲の名称・面積および各洲の人口・人種・言語・宗教・国民性・衣食住・産業・政治制度・文化等の特色を略述し、さらに中国の中華思想を批判する一方、日本は維新以後、中国よりも西洋の先進諸国に学んで政治を行うようになったことに触れ、国民は世界の風俗・歴史などからあるべき「経世の道」を考え、国家および自己のために役立てよと諭す。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、7350円〜10800円】。
5500円 〈童蒙必読〉官職道しるべ
【判型】半紙本1冊。
【作者】吉田庸徳作。芳川俊雄校・序。小室樵山書。
【年代等】明治6年1月書。明治6年3月序・刊。[東京]三余堂蔵板。若林喜兵衛ほか売出。
【備考】分類「往来物」。日本の官職制度の沿革と明治政府における諸官庁毎の官職名および等級など示した往来。「往古(むかし)我皇国に創めて冠位十二の階級を置れしは、人皇三十四代の帝、推古天皇の御宇とかや」と書き始め、以下、ほぼ七五調の文章で綴り、沿革に続いて、官位職制の意義、また免官・免職・除官・勅任・奉任・判任官等の関連語を紹介し、さらに諸官庁・諸官職の組織・役割について詳しく述べ、最後に諸官省・諸寮司・諸府県が賢良知識の人材を得て栄えるべく、学問に出精すべきことを諭す。
★原装・題簽付き・美本。
2500円 女孝経教草(女訓孝経)
【判型】半紙本1冊。
【作者】不明。
【年代等】明治初年刊。[東京]江島喜兵衛板。
【備考】分類「往来物」。唐の鄭氏作『女孝経』を邦訳した往来物で、本書は『女四書』所収本と並んで、類本(板種は近世〜近代初頭に約30種)中最も普及したもの。『女孝経』は唐・鄭氏の原作で、『孝経』にならって、曹大家が姪に種々諭した教訓。「開宗明義章第一」から「挙悪章第一八章」までの18章で「孝」の大切さ、婦徳、勤倹、舅姑への孝、礼儀、五刑、父母への孝養、夫への諌言、胎教等について述べる。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3100円】。
2500円 〈明治再刻〉女大学宝箱
【判型】半紙本1冊。
【作者】林盛堂書。
【年代等】明治2年8月再刊。[東京]森屋治兵衛板。
【備考】分類「往来物」。「女大学」は、第1条「親の教え」、第2条「女徳」、第3条「男女の別」、第4条「七去」、第5条「舅姑への孝」、第6条「夫への服従」、第7条「夫の兄弟との和睦」、第8条「嫉妬と諌言」、第9条「言葉の慎み」、第10条「家事への専念」ほか、第11条「信仰について」、第12条「分限に基づく家政」、第13条「男女の隔て」、第14条「衣服の心得」、第15条「親戚付き合い」、第16条「舅姑への孝と婚姻後の心得」、第17条「家事は自らなせ」、第18条「下女を使う心得」、第19条「婦人の心の五病」で、後文には以上の条々を幼時よりよく学ぶことが女子生涯の宝となることを強調して締め括る。
★原装・題簽付き(一部摩滅)・状態良好(刊記等一部汚損)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5400円】。
2000円 滝本女大学
【判型】半紙本1冊。
【作者】香味景道書・跋。
【年代等】文政2年6月書・刊。刊行者不明(仙台板カ)。
【備考】分類「往来物」。「女大学」は、第1条「親の教え」、第2条「女徳」、第3条「男女の別」、第4条「七去」、第5条「舅姑への孝」、第6条「夫への服従」、第7条「夫の兄弟との和睦」、第8条「嫉妬と諌言」、第9条「言葉の慎み」、第10条「家事への専念」ほか、第11条「信仰について」、第12条「分限に基づく家政」、第13条「男女の隔て」、第14条「衣服の心得」、第15条「親戚付き合い」、第16条「舅姑への孝と婚姻後の心得」、第17条「家事は自らなせ」、第18条「下女を使う心得」、第19条「婦人の心の五病」で、後文には以上の条々を幼時よりよく学ぶことが女子生涯の宝となることを強調して締め括る。
★原装・題簽付き・状態並み(冒頭数丁補写)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、類書の『滝本流女大学』が、8640円〜3万980円】。
2000円 〈頭書女四季文附必要〉女大学
【判型】半紙本1冊。
【作者】臨海堂和山書。
【年代等】安永5年春初刊。明治2年春再刊。[東京]伊勢屋庄之助板。
【備考】分類「往来物」。「女大学」は、第1条「親の教え」、第2条「女徳」、第3条「男女の別」、第4条「七去」、第5条「舅姑への孝」、第6条「夫への服従」、第7条「夫の兄弟との和睦」、第8条「嫉妬と諌言」、第9条「言葉の慎み」、第10条「家事への専念」ほか、第11条「信仰について」、第12条「分限に基づく家政」、第13条「男女の隔て」、第14条「衣服の心得」、第15条「親戚付き合い」、第16条「舅姑への孝と婚姻後の心得」、第17条「家事は自らなせ」、第18条「下女を使う心得」、第19条「婦人の心の五病」で、後文には以上の条々を幼時よりよく学ぶことが女子生涯の宝となることを強調して締め括る。
★原装・題簽欠・状態良好。
4000円 〈新編〉女大学
【判型】半紙本2巻2冊。
【作者】指原安三作・序。福羽美静序。西村茂樹・細川潤次郎校。
【年代等】明治29年12月刊。[東京]原亮三郎(金港堂)板。
【備考】分類「往来物」。水戸景山・松平楽翁(定信)・上杉鷹山・曹大家・蔡中郎・呂近渓など和漢先哲の女訓書や『西洋節用論』『西洋女大学』等の西洋教養書などから、日本の風俗に合う教訓や伝記を集録した絵入り女訓書。「世界平等の道徳」「国土によりての道徳」「時世によりての道徳」の3つの観点から編んだ全8編64章からなる。上巻には「勧学」「女子前訓」「孝行」「孝貞」「貞淑」の5編合計36章、下巻には「家政」「母訓」「節義」の3編合計30章を収録する。古語・故事・伝記などをしばしば引用して詳しく説く。また、「七去」のような近世以来の教訓を否定する一方で、万民の国家への滅私奉公を説く国家主義的な教訓になっている。
★原装・題簽付き・状態良好。
5000円 〈貴女至宝〉大全女用文姫鏡(〈貴女至宝〉女用文姫鏡)
【判型】半紙本2巻2冊。
【作者】田島象二(任天)作。平田登圃書。松斎吟光画。
【年代等】明治18年序・刊。[東京]須原鉄二(畏三堂)板。
【備考】分類「往来物」。上巻に女性の各種教養、下巻に女子消息文例等を収録した百科的な女用文章。上巻は、頭書欄のほかに本文を一段あるいは二段に分けた形式(上巻前半部は頭書を含め三段、後半部は二段)で、「小倉百人一首」「女学のいとくち」「烈女三十六家撰」「女子品さため」「女子の心ばえ」「女子礼式」「化粧のまき」「楽器名どころ」「歌がるたの事」「香をきく事」「習字の事」「文章の事」「九々の声」「和歌の事」「源氏物語作者の事并ニ香の図」「女子節用字づくし」「裁縫手引草」「婚礼の次第」「よろづ乞もの折形」「年中祝事女子こゝろ得艸」「新年中行事」の二一項を収録する。下巻には「年始の文」〜「約束がへの文」までの文例五三通を収録するが、内容は前半部が四季折々の手紙で、後半部が吉凶事に伴う手紙やその他諸用件の手紙である。この消息部分は、概ね大字・七行・付訓の並べ書きで記し、文例毎に「熟語」と称する言い替え表現を掲げるのが特徴。また下巻凡例で、従来から使われてきた「まゐらせ候」や「めでたくかしく」の誤用について指摘する。一方、下巻頭書には「十二ケ月の異名」「女文章正字解」「玉章したゝめ心得」「児育くさ」「所帯のこゝろえ」「新大和ことば」「新大和ことば」「用文かなつかひ」「百人一首読みかた」「諸芸道しるべ」「女文章適語の解」などの記事を掲げる。なお、上巻巻頭に色刷り口絵数丁を載せる。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、上巻のみで、6000円〜7500円】。
2500円 〈日用調法〉女諸通文鑑
【判型】半紙本2巻合1冊。
【作者】戸田栄治(栄次・韶光・玄泉堂・玄泉堂・玄仙堂・正陰)書・序・跋。宝文堂序。
【年代等】享和2年初刊。嘉永4年3月補刻。明治11年12月再刊。[大阪]真部武助板。
【備考】分類「往来物」。四季折々の用文を中心に慶弔文やその他日常生活に必要な女文を収めた女用文章。上巻に「はつ春の文」から「土用見舞の文・返し」までの51通、下巻に「中元祝儀文」から「歳暮祝儀文・返し」までの53通、合計104通を収録する。例文の配列は四季順で、概ね上巻には春・夏、下巻には秋・冬の例文を載せるが、季節に無縁の例文(日用文、商用文、見舞状、婚礼祝儀状その他)も多く鏤める。本文の大半が、大字・5行・付訓の並べ書きで、一部、新年・桃の節句祝儀状などの散らし書きや、返書(追伸文)を伴う例文も見える。本文に対応する替え文章や替え言葉を頭書に載せるほか、下巻末に「書状上中下次第」「月の異名」「封じやう折かた」および「戸田玄泉堂書目録」を付す。
★原装・題簽付き・状態良好(一部染み)。
5000円 女用文操庫
【判型】半紙本1冊。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]藤屋棟助(藤助)板。
【備考】分類「往来物」。「年始のふみ」から「道具借に遣はす文」までの四三通を収録した女用文章(冒頭の年始の文は遠国に送る場合や散らし文の場合など三種六通)。多くが大字・六行・付訓の並べ書きだが、年始状・弥生祝儀状は散らし書きで掲げ、さらに、並べ書きの例文にも返書(追伸文)や行末の文言を散らし書き風に記した所もある。例文内容は前半が四季・五節句、後半が婚礼・出産・髪置・移徙等の祝儀状や諸用件の文である。見返に「孔雀等花鳥図」、頭書に「女手習教訓書」「女教筆のすさみ」「不成就日」「毎月悪日の事」「物を裁ざる日」「色紙短冊の寸法」等、巻末に「女中こと葉つかひ」を載せる。
★原装・題簽付き・美本。稀書。
4000円 女文章大全
【判型】横本1冊。
【作者】川本重房(永昭堂)作・書。
【年代等】文化6年1月刊。[江戸]須原屋伊八ほか板。
【備考】分類「往来物」。「祝儀文」「見廻文」「遊楽誘ひ文」「人をまねく文」「雑」の5部に分けて多くの例文を集録した女用文章。それぞれ、「初春の文」以下四季祝儀状、婚礼・出産等祝儀状22通、「部屋見廻の文」以下各種見舞状24通、「花見を催す文」以下四季行事誘引状18通、「節会案内の文」以下諸行事案内状12通、「無沙汰の方へ遣す文」以下日用諸事の女文30通の合計106通を収録。その大半を大字・6行・付訓の並べ書きで記す。巻末に「文章上中下の事」「脇付之事」「月の異名」等の記事を掲げる。
★原装・題簽摩滅・状態並み(数丁小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4000円〜8000円】。
12000円 勧農新暦
【判型】半紙本2巻2冊。天地縦226粍。
【作者】島邨泰(橘泰)作。
【年代等】明治6年2月官許。明治6年4月、根岸松雄序。明治6年5月、高畠千畝序。明治6年10月刊。[東京]鈴木勘二ほか板。
【備考】分類「農業・暦」。
★原装・題簽付き・美本。
6000円 啓蒙二十三帖
【判型】半紙本2巻2冊。
【作者】清原道彦作。深沢菱潭書。
【年代等】明治年間刊。[東京]椀屋喜兵衛(江島喜兵衛・万笈閣)板。
【備考】分類「往来物」。主として社会・理科的分野の基本語や基礎知識を羅列した手本で、上巻は行書・大字・四行・付訓の漢字・平仮名交じり文、下巻は楷書・大字・四行・付訓の漢字・片仮名交じり文で綴る。上巻は「天は上、地は下、四方は東西南北」と筆を起こし、天地・自然、地形、年月、身体、親族、衣服・絹布・染色、飲食、家屋、機械、家財・諸道具・楽器、乗物、金石までの語句を列挙する。また、下巻は「通宝ハ貨幣、紙幣、銭ノ三種アリ…」と書き始め、通貨、度量衡、鳥獣・虫・魚類、草花、穀類、野菜、樹木、果実、日本地名(五畿七道・国名)、世界地名(六大洲・諸国)等の語彙を列挙した後で、手習い・学問や遊技についての心得を述べる。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、8000円】。
3000円 〈訓蒙〉窮理問答(訓蒙窮理問答)(1-2巻)
【判型】半紙本2巻2冊(全6冊の冒頭2巻)。
【作者】後藤達三編・序。
【年代等】明治5年4月序・刊。[東京]袋屋亀次郎ほか板。
【備考】分類「往来物」。米国・ベーカー著『初等窮理書』を中心に他の文献も参照して編集した窮理学書。適宜図解を掲げ、平易な口語で綴る。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2冊本が6300円】。
6000円 家道訓
【判型】半紙本3巻3冊。縦221粍。
【作者】貝原篤信(益軒)作、茨木多左衛門(茨城信清、柳枝軒)跋。
【年代等】正徳2年(1712)1月跋・刊([京都]茨木多左衛門原板)。江戸後期後印。[名古屋]永楽屋東四郎板。
【備考】分類「教訓」。士農工商の全てにおける修身斉家や家政全般のあり方を述べた仮名書きの教訓書。第4巻以降は特に「用財(財を用いる法)」について焦点を当て、私欲を抑えて倹約に徹し家業を勤める勤倹二道や分相応の生活、家屋・家財の修繕、家計収支の管理、陰徳・積善、父母の奉養、器物や書物の借用、倹約と吝嗇、粗食三養など多方面にわたる心得を説く。あえて区分すれば、理念を主とした1〜3巻と、やや具体例の多い4〜6巻に分けられるが、重複的な記事が各巻に散見されるなど巻構成上の明快な区分はない。
★原装、題簽一部存・状態良好。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、江戸板3冊本が7500円〜3万円】。
8000円 天満宮御伝記略(文政板)
【判型】半紙本2巻2冊。縦227粍。
【作者】平田篤胤作。根岸延貞等編。ケイ斎紹真画。
【年代等】文政3年5月作・序。文政3年6月、高橋治右衛門正雄跋・刊。[江戸]岡田屋嘉七ほか板。
【備考】分類「伝記」。本書は天保7年の火災で焼失したために堺氏・西村氏・高橋氏・川上氏・村井氏らによって嘉永4年に再刻・上梓された。
★原装、題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、7000円(虫損)〜3万円】。
3500円 〈亀谷行編〉育英文範
【判型】半紙本2巻2冊。
【作者】亀谷行編・序。
【年代等】明治10年9月版権免許。同年同月、島田重礼(篁邨)序。明治15年12月再刊。[東京]亀谷行蔵板。[東京]石川治兵衛ほか売出。
【備考】分類「近代教育」。『小学文範』改題本。和漢洋の諸書に取材し、文法の初歩を学ぶための仮名文や漢文など種々の文章を集録したもの。巻末に、「亀谷行出版証」の透かし入り証紙を付す。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、7000円〜1万5120円】。
2000円 〈泰西〉勧善訓蒙(前編)
【判型】半紙本3巻3冊(前編揃)。
【作者】箕作麟祥訳。
【年代等】明治8年12月版権免許。明治14年9月三刻届出・再刊。[東京]柳川梅二郎・[名古屋]亀頭平兵衛蔵板(出版人)。
【備考】分類「近代教育」。柱に「名古屋学校」と記す。名古屋版であろう。
★原装・題簽付き・美本。
6500円 〈童子重宝〉以呂波歌教訓鑑
【判型】中本1冊。
【作者】清林堂隠士作・跋。
【年代等】江戸後期刊。[京都]天王寺屋林蔵・美濃屋平兵衛板。
【備考】分類「往来物」。半丁に2首ずつの教訓歌と挿絵を掲げた往来。「(い) いつまでも たしなみおけよ いろはうた よむたびごとに みのとくとなる」以下48首を掲げる。跋文には「此書は、いろはうたを以て児童のをしへ、専ら忠孝の道に先引入のもと主となる。おのづから善にすゝむるじゆつなりとしかいふ」と記す。
★原装・題簽付き(やや汚損)・状態並み。稀書。
2000円 〈弘化新板〉世話字往来
【判型】中本1冊。
【作者】禿箒子作。
【年代等】弘化年間刊。[江戸]藤岡屋慶次郎板。
【備考】分類「往来物」。夫、人の教は兎角幼少の時より習馴ぬれば左而己(さのみ)格別六ケ敷事にも非(あらず)」で始まる七五調美文体で童蒙の心得全般を記した往来。まず幼少時の教育の重要性を述べ、続いて、朝起きてからの家庭生活上の注意、手跡稽古を主とする学業や芸能についての心得、礼儀作法や孝行などを説く。さらに後半では我が侭育ちの子どもの悪態・悪行とその成れの果てを示して戒め、末尾で再び幼時から心を磨き、主人や親に従うべきことを諭して締め括る。
★原装・題簽付き・状態並み。
4000円 〈頭書画入〉懐宝古状揃
【判型】中本1冊。
【作者】案山子編・書。
【年代等】明治初年刊。[大阪]刊行者不明。
【備考】分類「往来物」。本文は、今川状、初登山手習教訓書、腰越状、熊谷状、経盛返状、義経含状、弁慶状、曽我状、同返状、木曽義仲願書、土佐坊正尊起請文、安宅関勧進帳の12状を収録。頭書にも記事や挿絵を多数盛り込む。
★原装・題簽付き・状態良好。
13000円 東京地学往来(東京「往来)
【判型】中本1冊。
【作者】橋爪貫一(松園)作。
【年代等】明治6年頃刊。[東京]雁金屋清吉(青山堂)板。
【備考】分類「往来物」。、我日本の西東、其中央の地を占て、北緯三十五度余に在、四方平垣(たいら)にうち開け…」で始まる七五調の文章で、東京の地理的位置や地勢・人口などの現況を述べ、また、今こそ地学などの実学を学ぶべきことを諭す。続いて、皇居や周辺の諸官庁および官僚・行政組織、教育制度、医療機関などを概説し、以下、第一〜六大区毎の地名・名所・物産等を紹介する。本文を大字・五行・付訓で記す。頭書に「東西半球」「五大洲」「畿内八道」「東京府沿革」「行政諸官庁・諸官職」「御高札の写」「違式・モ違(かいい)」「改暦」「時刻割」等の記事を掲げる(このうち「改暦」の記事により明治六年頃の作と判明)。
★原装・題簽欠・状態良好。稀書。
3500円 〈両点講釈〉大全商売往来
【判型】中本1冊。
【作者】近沢幸山(桃堂)作・序。竹堂書(文久元年(一八六一)板)。
【年代等】天保13年8月自序・初刊。安政4年求板。文久元年9月再刻。[江戸]若林喜兵衛(玉養堂)板。
【備考】分類「往来物」。「商売往来」「拾遺商売往来」「商売往来講釈」の三編を合冊した往来。まず最初に天保一三年に「商売往来」「拾遺商売往来」を合綴した『古今商売往来』(江戸・山城屋佐兵衛ほか板)が刊行され、その後、「商売往来講釈」が増補されたものと思われる。巻頭の「商売往来」は堀流水軒作・元禄七年(一六九四)刊『商売往来』†本文に両点(音訓)を施したもの。続く「拾遺商売往来」(近沢幸山作)は、『商売往来』に漏れた語句で綴ったもので、「抑商賈人、上者公卿・侯家之弁御用、下者至樵夫・杣人・賤女迄、而商於其日用…」と書き始め、冒頭に商人の心得に触れ、衣冠束帯、女服、僧徒官服、絹布類、畳縁、果物、青物・乾物・野菜類、蒸菓子、干菓子、魚鳥、獣、虫、草木、器財、測量用具、家具、雑具、道具、薬品の順に語彙を列挙し、後半で経史・六国史・三部書・和歌三代集・同五代集・同八代集・同十三代集・同二十一代集・四書・五経・十三経等々の和漢書・仏典(名数)を列記する。最後の「商売往来講釈」は、元禄板『商売往来』本文を語句毎に区切って大字で掲げ割注を施したもの。
★原装・題簽付き・美本。
4500円 〈増補〉訓蒙地方往来
【判型】中本1冊。
【作者】橘慎一郎作。
【年代等】明治6年12月刊。[東京]柴田清照蔵板。吉田屋文三郎売出。
【備考】分類「往来物」。明治初年に各種類本が生まれた『地方往来』の一つ。「不毛を拓き広原に、水路をもとめ農業に、こゝろをとゞめ耕せは、国富栄人民は…」で始まる七五調の文章で、まず、一国の繁栄の基本たる農業の根本が地方にあること、続いて、田地測量関連、租税、管轄区分、検地の手順と心得、年貢・貯蔵・輸送・取引等、商品作物・醸造、造作・建築、農具、相互扶助、交通・旅宿、訴訟・契約等、戸籍その他関連帳簿・除籍、賞罰、農民心得(質素倹約等)などを説く。
★原装・題簽欠・状態並み(小虫)。比較的稀書。
6500円 百性往来(百性往来豊年蔵)*鱗形屋板(初板本)
【判型】中本1冊。
【作者】。
【年代等】明和3年刊カ。[江戸]鱗形屋孫兵衛板。
【備考】分類「往来物」。農業型往来中最も流布し、『〈手本〉農業往来』†とともに後世の類書に最も大きな影響を与えた農業型往来。再板本には明和三年、鱗形屋孫兵衛原板の旨を記すが、初板本と推定される鱗形屋板の刊記には刊年を記さず、「此一冊は、農家童子の為に新に綴て令板行、猶亦、文字を改め、仮名を正して読に易く、学んで益あらば、誠に農家不朽の基ならん而已」と付記する。「凡、百性取扱文字、農業・耕作之道具、鋤、鍬、鎌、犁(からすき)…」で始まる本文は明らかに、堀流水軒作『商売往来』†を模倣して編んだものであり、同往来のスタイルを踏襲して、以下、農具、農業施設、田畑度量衡・地方、潅漑施設、肥料、稲作手順と諸注意、巡見・検地・助郷等の夫役、運送・交通、領地、家屋造作、機織、農民の日常食、農閑期の労働・雑務・牛馬飼育、在所の地理的知識、穏田をせず正直な農民の子孫繁昌までを説いて結ぶ。初板本系統は本文を大字・五行・付訓で記し、巻頭に「孝・弟・忠・信」の図、頭書に「世帯道具字尽」「一代之守本尊」「世中七猿教歌」等の記事を載せる。また、本書の前付や頭書を改めたものとして、明和八年刊『〈頭書絵入〉百姓往来童子宝』(大本)や安永九年(一七八〇)刊『〈新撰〉耕作往来千秋楽』(中本)などがあり、そのほか、明和板を始祖とする類書が多数誕生した。
★原装・題簽欠・状態並み(疲れ・表紙痛み)。
4500円 〈農蠶必要〉日読往来 (〈農家必要〉耕作日読往来・〈農蠶必要〉日よみ往来)
【判型】中本1冊。
【作者】橘鴎居(橘慎一郎か)作・序。
【年代等】明治6年11月序・刊。[東京]柴田清照蔵板。吉田屋文三郎(木村文三郎・文江堂)売出。
【備考】分類「往来物」。まだ太陽暦が定着していない新暦施行直後に、新暦よりも馴染みやすい「二十四節」を中心に農事を説いた往来。「吾日本は万国にすぐれて土産の数多し…」と七五調の文章で、まず日本を代表する五穀・雑穀・野菜の名称をいくつか列挙し、日本の暦法と新暦制定の事情を述べた後、「立春」以下二十四節の順に気候の特色とその時節に適した主な農作業を記す。巻頭に農家女性の図と「二十四節表」(色刷り)を掲げ、巻末に農家暦法用語(彼岸・八十八夜・啓蟄・社日・入梅・田植・土用・二百十日・寒の入り)の説明を載せる。
★原装・題簽(やや摩滅)付き・状態良好。比較的稀書。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4500円】。
4500円 百姓今川准状
【判型】中本1冊。
【作者】不明。
【年代等】文久3年2月再刻。[江戸]森屋治兵衛板。
【備考】分類「往来物」。『今川状』風に農民生活全般の心得を綴った往来物。『今川状』は23カ条と後文から成るのに対して、本書は「一、時候を弁ずして農家豊作を不得事」以下18カ条と後文から成る。農民が守るべき事柄(弓・鉄砲や殺生の禁止、年貢皆済、役人尊重・法令遵守、寺社の保全と祭礼)や村役人の心得、遊興・博奕、衣類、奉公人への慈悲など農民生活に関する事項を列挙し、後半の後文で四季耕作の手順、作物、農具・農業施設、検地・地方、畑作、気候、年貢、農閑期の労働、家普請、山林収穫物、農民心得(法令遵守・忠孝その他人倫・読み書き算)までを述べる。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、類書が4000円】。
4500円 〈新撰〉百姓今川准状(百性今川准状)
【判型】中本1冊。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。[名古屋]松屋善兵衛板。
【備考】分類「往来物」。『今川状』風に農民生活全般の心得を綴った往来物。『今川状』は23カ条と後文から成るのに対して、本書は「一、時候を弁ずして農家豊作を不得事」以下18カ条と後文から成る。農民が守るべき事柄(弓・鉄砲や殺生の禁止、年貢皆済、役人尊重・法令遵守、寺社の保全と祭礼)や村役人の心得、遊興・博奕、衣類、奉公人への慈悲など農民生活に関する事項を列挙し、後半の後文で四季耕作の手順、作物、農具・農業施設、検地・地方、畑作、気候、年貢、農閑期の労働、家普請、山林収穫物、農民心得(法令遵守・忠孝その他人倫・読み書き算)までを述べる。
★原装・題簽付き・状態並み(小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、類書が4000円】。
4000円 年中時候往来
【判型】中本1冊。
【作者】泉花堂三蝶作。滕耕徳書。
【年代等】享和3年9月刊。[江戸]西村屋与八板。
【備考】分類「往来物」。江戸を主とした花鳥風月や風流韻事を歳時記風に記した往来。本書文末には本書が天の巻、『年中行事文章』が地の巻であると述べるように、『年中行事文章』と対をなす。「一夜明れば青陽の陰いと高く、初旭光々として新かねの土も草木も恵に育、麗なる空には凧(いかのぼり)も遠山鳥の長々しき尾をたれ…」で始まる文章で、四季の草花や動物などを主とする風景を描く。特に江戸の季節の名所を意識して綴っており、花見には上野・飛鳥山・御殿山、ホトトギスの初音には高田・関口・上野・谷中・駿河台、蛍狩りには目黒・雑司ヶ谷・落合・王子・石神井川、秋の名月には上野不忍・赤坂というように名所や故事を織り込む。
★原装題簽欠・状態良好。比較的稀書。
20000円 〈童蒙必読〉御布告往来(初編〜4編+2編・3編の合計6冊)
【判型】中本4編6冊(2・3編)。
【作者】橘慎一郎作。
【年代等】明治7-8年刊。[東京]橘慎一郎蔵板。吉田屋文三郎(木村文三郎・文江堂)売出。
【備考】分類「往来物」。全5編だが、4編以上揃いは極めて稀。2編・3編は重複するも、題簽が異板など比較検討の材料になる。御布告往来4冊購入の領収書(古文書)付き。布告・法令を始めとする近代漢語を列挙した一連の『御布告往来』の一種。例えば、初編が「公政治化之本たるや、能否・曲直・枉直を、明審・清・精明・澄清に…」で始まるように、各編とも七五調の文章で類語を列挙する形式で、楷書(仮名は行書)・大字・四行・付訓(しばしば左訓)で記す。初編は維新政府の性格・各国政体・国際社会と国内情勢・教旨三条・殖産興業・文明開化周辺の語彙、二編は学問諸分野・五大人種・外国語・軍事・農政・国力増進等、三編は国民の義務・風俗・人倫・国土・財政・交通・通信・富国強兵・農工商の責務・報国等、四編は国家の繁栄・国風・政道・国体・治安・税制・救恤等、五編は法令遵守・皇国民の心得・文化・教育・実学・府県・災害・葬礼等の語彙を集録する。
★原装・題簽付き(1冊題簽欠)・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、初編〜3編が、1万800円】。
5000円 〈三輪剔著述・頭書教訓挿画〉明治新女用文大成(〈頭書教訓挿画〉明治新女用文大成・明治新女用文)
【判型】中本2巻2冊。
【作者】三輪剔作。岡本彦信書・序。長英画。
【年代等】明治14年序。明治15年2月刊。[大阪]吉岡平助(宝文軒)板。
【備考】分類「往来物」。上巻に四季折々の手紙、下巻に種々雑多の手紙文を収録した女用文章。各例文とも比較的長文で、本文の所々に挿絵(全10葉)を掲げる。上巻には「年始の文」以下44通(いずれも往復文)を載せ、四季時候の文や蛍狩・納涼・蓮見・観月・虫の音鑑賞・茸狩り・紅葉狩といった四季行事の誘引状のほかに紀元節・天長節・博覧会等を扱った例文も見える。下巻は雑の部で、「縁談問合を頼む文」から「悔みの文・同返事」までの56通を収録する(上下巻合計100通)。近代的な題材は手芸学校入門くらいで近世の女用文章とさほど変わりばえしない。本文を大字・5行・付訓(任意の漢字に左訓を施す)で記す。上巻頭書に賢女略伝を集めた「中外賢女鑑」、下巻頭書に9章に分けて説いた「女子教訓」を載せる。
★原装・題簽付き(下巻に誤って上巻題簽を付す)・状態良好(口絵一部破損)。
3000円 女日用文集
【判型】中本1冊。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。刊行者不明。
【備考】分類「往来物」。女用文章。散らし書き入り。「江戸小石川白山…」の書き入れあり。「年始之文・同返事」「遠国へ遣す年始の文・同返事」「新年祝儀状(散らし書き)」「弥生節供祝儀状(散らし書き)」「花見催しの文・同返事」「三月節句のふみ・同返事」「五月節句の文・同返事」「暑気見廻の文・同返事」「遠国へ遣す暑気見廻・同返事」「七夕の文・同返事」「八朔の文」「月見の文」「九月節句のふみ」「歳暮のふみ」の合計22通を収録した女用文章。大半が4行・付訓の並べ書きで綴る。柱には「用文」と記すが、丁付けが45〜75丁となっているため、先行刊本からの抄録であろう。
★原装・題簽付き・状態良好。稀書。
8000円 〈文政改正〉女子手習状(女手習教訓書・女手ならひ状)
【判型】中本1冊。
【作者】栄松斎書。
【年代等】文政12年刊。[江戸]森屋治兵衛板。
【備考】分類「往来物」。享保元年刊『女手ならひ教訓の書』の末尾に若干増補したもの。本文を大字・5行・付訓で記す。頭書に「猿と蟹ばなし」「正月二日宝舟のはなし」を収める。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):購入価1万円以上】。
3000円 女庭訓往来千種集(女庭訓千種集)
【判型】中本1冊。
【作者】不明。
【年代等】弘化5年1月刊。[江戸]山口屋藤兵衛板。
【備考】分類「往来物」。「女庭訓往来」は、1年12カ月で合計24通の女文を収録し、年中行事の故実を主とする教養や女性の言葉遣い・心得等に重点を置いて綴るが、実用本位の一般的な女用文章とは異なる。1月は、宮中の正月風景や行事について述べた後で楊弓の会を案内する往状とその返状。2月は、東山の花見の誘引状とその返状。3月往状は任国に赴く道中について問う文で、その返状で粟田山から関の藤川までの名所旧跡をかなりの長文で紹介する。4月往状は女性の道について教示を求める手紙で、その返状で「四徳(婦徳・婦容・婦言・婦功)」などを詳しく説く。5月状は端午の節句祝儀状で、特に御厨子・黒棚の飾り方について述べる。以下、6月状は祇園会、7月状は乞巧奠、8月状は八朔祝儀と秋の極楽寺参詣、9月状は重陽の節句と庚申待ち、10月状は猪子の祝儀と女性の心延え、11月状は新嘗祭、12月状は着物の染色についての問答文を収録する。いずれも往状で問い、返状で答える形式のため、多くの場合返状が長文で綴られる。
★原装・題簽付き・状態良好。
4000円 〈頭書絵入〉懐宝童子往来(〈頭書絵入〉大全新童子往来)
【判型】中本1冊。
【作者】不明。
【年代等】天保13年10月刊。[大阪]秋田屋太右衛門ほか板。
【備考】分類「往来物」。天保8年刊『大全童子往来百家通』(大本)中から抄録(一部増補もある)した携帯用の往来。本文に「商売往来」「実語教・童子教」「今川状」「手習状」「腰越状」「義経含状」「弁慶状」「熊谷状」「経盛返状」「庭訓往来」を収め、それぞれ大字・六行・付訓で記す。前付に「士農工商之図」「和漢名筆略伝之図」、頭書に「寺子教訓書」「大日本国尽」「小野篁歌字尽」「諸職往来」「曽我状・同返状」「木曽願書」「雲上地下百宮」「御成敗式目」「天神教訓状」を掲げる。
★原装・題簽摩滅・状態良好(刷り良好。巻首・巻末一部破損)。
4500円 〈増補〉手紙用文章(「消息往来」「消息往来註釈」あり)
【判型】中本1冊。
【作者】野口晋松堂書。
【年代等】明治初年刊。[大阪]河内屋茂兵衛ほか板。
【備考】分類「往来物」。江戸後期刊『〈御家〉手紙用文章』から「証文手形案詞録」を削除し、新たに口絵を加えるなど種々の増補・改編を施した用文章。本文を大字・5行・所々付訓で記す。冒頭の消息文例は旧版末尾の「初秋の状・同返事」に続けて、洋学入門や翻訳書などについての「執行諮問の状・同返事」二通を増補したほか、付録記事として「手紙脇付」「魚緘封じ様の事」「時候の言葉」などの書簡用語・作法、さらに「片仮名伊呂波」「十干十二支」「和音五十韻字」「名頭字尽」「大日本国名尽(北海道を追加)」を合綴し、その後に「消息往来」「消息往来註釈」を加えた最も浩瀚なもの。
★原装・題簽付き・状態良好。
4000円 〈増補〉手紙用文章(「消息往来」「消息往来註釈」なし)
【判型】中本1冊。
【作者】野口晋松堂書。
【年代等】明治初年刊。[大阪]河内屋茂兵衛ほか板。
【備考】分類「往来物」。江戸後期刊『〈御家〉手紙用文章』から「証文手形案詞録」を削除し、新たに口絵を加えるなど種々の増補・改編を施した用文章。本文を大字・5行・所々付訓で記す。冒頭の消息文例は旧版末尾の「初秋の状・同返事」に続けて、洋学入門や翻訳書などについての「執行諮問の状・同返事」二通を増補したほか、付録記事として「手紙脇付」「魚緘封じ様の事」「時候の言葉」などの書簡用語・作法、さらに「片仮名伊呂波」「十干十二支」「和音五十韻字」「名頭字尽」「大日本国名尽(北海道を追加)」を合綴する。
★原装・題簽付き・状態良好。
2000円 〈諸民通用〉手紙之文言(御家流手紙之文言)
【判型】中本1冊。
【作者】十返舎一九作・序。内山松陰堂書(天保以降の諸本)。
【年代等】享和2年2月初刊。天保3年7月再刊。[江戸]和泉屋市兵衛板。
【備考】分類「往来物」。「年頭披露状」以下115通の消息文例(1通を除き全て往復文)から成る。俗用の短文が中心で、前半は四季・五節句祝儀状や通過儀礼に伴う手紙、後半は町人同志でやりとりする雑多な例文を満載する。貸借・病気・災害・商取引に関する例文や、中には「大酒に沈る人之遣す文」「倡家に沈る人之遣す文」など教訓色の濃い例文も含む。冒頭の23通が五節句や四季に伴う書状で、それに続く12通は出産・疱瘡・元服・養子・婚礼といった通過儀礼的な書状、その他は主として町家における吉凶事や諸事にまつわるもの。本文を大字・5行・所々付訓で記す。
★原装・題簽付き・状態並み(巻首・巻末小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、類書が1万800円】。
3500円 懐宝用文無尽蔵
【判型】中本1冊。
【作者】梅枝作(『明和九年書目』)。
【年代等】宝暦13年初刊。文政10年春求板。[京都]菱屋弥兵衛板。
【備考】分類「往来物」。本書は小本の用文章では比較的初期のものである。本文「四季文章」に「年始書状」から「賀大平文」までの120通と、「証文手形案文」として「年切奉公人請状」以下10通の証文類文例を収録した携帯用の用文章。本文を大字・五行・所々付訓で記す。前付に「書札法式大概」「封じ様上書高下」「廻状書様并口上書」「進物書付并目録」を掲げ、頭書に「言語部」以下17部の日用語集と、「百官名」「東百官」「家名部」「日本国尽」「人名頭」「世話字尽」「天象字」「地儀字」「時節字」「方角字」「色字」「薬種字」「篇冠構」「瀟湘八景」「近江八景」「書初詩歌」「七夕詩歌」「服忌令」「唐之以呂波」、さらに巻末に「月の異名字尽」「十干・十二支」を載せる。
★原装・題簽付き(一部破損)・状態並み(やや汚損)。稀書(『国書総目録』に所蔵なし)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、嘉永板が4000円】。
3000円 当用諸文章(玄考堂)
【判型】横本1冊。縦133粍。
【作者】玄考堂書。
【年代等】文化3年3月書・刊。[江戸]花屋久次郎板。
【備考】分類「往来物」。「年始の状」から「日待のいわゐ」までの108通を収録した用文章。特定の例文のみに返状の例を掲げ、その他は往状のみで、その分収録例文が多彩になっている。最初に五節供や四季折々の行事や交際の手紙、続いて、祝儀や通過儀礼に伴う手紙、さらに各種招待状・依頼状・見舞状やその他諸用件の手紙などをある程度整理・分類して列挙する。本文を大字・6行・付訓で記す。
★改装・題簽欠・状態良好。稀書(『国書総目録』に所蔵なし)。
3500円 〈頭書画入〉筆林用文章指南車[〈頭書画入〉用文章〈追加雑頌〉]
【判型】中本1冊。
【作者】十返舎一九作。牧田皐水(洞斎)書。
【年代等】文政元年6月刊。[江戸]鶴屋喜右衛門板。
【備考】分類「往来物」。本書の改題本に『〈頭書画入〉筆海用文章貨船』あり。本書序文で一九は、自らの用文章の著作が従来からいくつもあることや、本書に収録した例文が余りに少ないため、余す所なく例文を集めた『通用案書』を参照すべきと薦めるように、本書は一九の用文章の中では最も簡易なものの一つである。収録書状は「年頭状」から「旅立怡之文」までの二七通で、前半が四季・五節句・通過儀礼に伴う書状、後半が「新宅歓之文」など吉凶事に関する手紙や「金子無心申遣文」など用件中心の手紙などから成る。本文を大字・六行・所々付訓で記す。頭書に「様之字の事」を始め書簡作法・用語についての記事や、「万対名之事」「五性名頭の字」「大日本国尽」「書画心得の事」等、また巻頭・巻末に「指南車の故事」「四季之異名」「十二支之画図」「四季十二月之異名」等を載せる。
★原装・題簽欠・状態良好。
5000円 〈万民平生〉一筆案文
【判型】中本1冊。
【作者】不明。
【年代等】文化8年初刊(改題前)。天保6年改題・再刊。江戸後期再刊。[仙台]伊勢屋半右衛門板。
【備考】分類「往来物」。文化8年刊『〈万民平生〉手紙之案文』(全115通)の前半部分を独立させた用文章。「年頭披露状」〜「病中見廻之文・同返事」の51通(同書の目次には最後の6通を記載せず)を収める。巻末に「時候之差別」「書簡上中下之差別」「様之字之事」など関連記事を追加する。
★原装・題簽欠・状態良好。
2500円 〈真草両点〉大全消息往来
【判型】中本1冊。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]平野屋平助ほか板。
【備考】分類「往来物」。「消息往来」と「消息往来講釈」を合本したもの。「消息往来」は文化頃刊と思われる鶴屋喜右衛門板『消息往来』とほぼ同様で、「消息往来講釈」は、『消息往来』の本文から要語をとり上げて割注を施したもの。
★原装・題簽付き・状態良好。
3000円 〈諸家取引〉随一用文章
【判型】中本1冊。
【作者】不明。
【年代等】天保14年秋刊。[大阪]綿屋喜兵衛ほか板。
【備考】分類「往来物」。「随一用文章」と題した用文章の前に、「大日本国づくし」「人名づくし」「家名づくし」「改正偏冠尽」「九九のこゑ」「八算わり声」「〈生れ年により〉伊勢参善悪」「しほのみちひ」「いろは」「片かな三体いろは」「十干・十二支」「破軍のほしくりやう」「生れ年により一生灸をいむ日」「願成就日・不成就日」「御大名武林言語」等の記事を載せたもの(再刊時の増補か)。以上は『二徳いろは往来』と同じであり、本書から後述の用文章部分を除いたものが『二徳いろは往来』である。「随一用文章」には、「貴人え上る年始状」から「仕切銀遣す状」までの41通を収録するが、四季や諸事に関わる手紙は17通で、残りの24通は商人用文章である。本文を大字・5行・所々付訓で記す。同目録・頭書には「五音相通之事」「男女四悪十悪知事」「常に覚置、益ある歌」「五性により商売吉凶」「不成就日」「懐胎の子、男女を知る事」を掲げる。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、円】。
2500円 用文章(仮称)
【判型】横本1冊。
【作者】西川竜章堂書。
【年代等】天保3年2月刊。[京都]刊行者不明。
【備考】分類「往来物」。原題不明。
★原装・題簽欠・状態良好。稀書。
2500円 〈新撰〉開化用文
【判型】中本1冊。
【作者】本田利喜作。
【年代等】明治11年5月刊。[東京]奎運堂蔵板。[東京]荒川藤兵衛売出。
【備考】分類「往来物」。「年始の文」から「開店賀びの文」まで26通の見舞い・招待・通知・祝賀・謝礼等の手紙文を収録した用文章。頭書に「漢語伊呂波節用」や、「送里状」から「委任状」までの諸証文11例、「送籍届」から「死亡届」までの「諸願届文例」28例を掲載する。
★原装・題簽付き・状態良好。
3000円 〈雅俗必読〉日用作文大成
【判型】中本3巻3冊。
【作者】平木保景編。
【年代等】明治11年9月凡例。明治11年10月刊。[京都]細川清助蔵板。[京都]吉田甚兵衛ほか売出。
【備考】分類「往来物」。上段に「四季慶弔等ノ例文」を数段に分割して、それぞれの類語・類句を略注とともに列挙し、下段に「民間平生用ル所ノ往復文百有余章ノ作例」を集録した用文章。2等分された上下欄のうち上段には、上巻に「新年ヲ賀スル文」以下11通、中巻に「出仕ヲ賀スル文」以下12通の例文と類語・類句(割注)、さらに中巻末尾より下巻にかけて「啓頭」以下の分類毎に書簡用語を集録する。また、下段には上巻に「新年ヲ賀スル文」以下61通、中巻に「新茶ヲ贈ル文」以下63通、下巻に「博覧会誘引ノ文」以下64通の合計188通を収録する。また下巻末尾数丁は上下の区別なく、一人称・二人称・時日等の異称を集めた「異名分類」を掲げる。全編銅版刷りで、上段を小字・14行・所々付訓、下段をやや小字・8行・所々付訓(漢語に左訓)で綴る。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5000円】。
12000円 群書一覧
【判型】中本6巻6冊。天地188粍。
【作者】尾崎雅嘉作。
【年代等】享和元年11月著者例言。享和元年12月、奥田元継序。享和2年6月刊。[大阪]海部屋勘兵衛板。
【備考】分類「書誌」。*群書一覧=江戸時代後期の国書の解題書。尾崎雅嘉著。6巻。享和2 (1802) 年刊。古代から江戸時代までの刊本 1077部、写本 652部を分類解題したもので数種の補刻版がある。西村兼文『続群書一覧』 (92) 、入田整三『参照群書一覧』 (1931) はそれぞれの補訂版である。(コトバンク)
★原装・題簽付き・極美本。
5000円 庭訓往来精注鈔
【判型】中本2冊。
【作者】不明。
【年代等】弘化頃刊。[江戸]森屋治兵衛板。
【備考】分類「往来物」。天保14年刊『〈頭書訓読〉庭訓往来精注鈔』(黒田庸行注)をほぼ踏襲して頭書に挿絵を加えた改竄本。『庭訓往来』の各状を5・6段に分けて大字・6行・無訓で記し、各段毎に2行割注を施す。主として庶民の日常生活に即して、『庭訓』の本文要語を平易に解説するのが特徴。頭書には、楷書・小字・12行・付訓の本文読方を掲げ、その余白に本文要語の挿絵(370葉)を収録する。
★原装・題簽付き・状態良好。
3500円 〈頭書訓読〉庭訓往来精注鈔
【判型】中本1冊。
【作者】不明。
【年代等】弘化頃刊。[江戸]森屋治郎兵衛板。
【備考】分類「往来物」。天保14年刊『〈頭書訓読〉庭訓往来精注鈔』(黒田庸行注)をほぼ踏襲して頭書に挿絵を加えた改竄本。『庭訓往来』の各状を5・6段に分けて大字・6行・無訓で記し、各段毎に2行割注を施す。主として庶民の日常生活に即して、『庭訓』の本文要語を平易に解説するのが特徴。頭書には、楷書・小字・12行・付訓の本文読方を掲げ、その余白に本文要語の挿絵(370葉)を収録する。
★原装・題簽付き・状態良好。
3500円 庭訓往来絵抄
【判型】中本1冊。
【作者】内山松陰堂書。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]丁子屋平兵衛板。
【備考】分類「往来物」。『庭訓往来』の本文と本文要語の絵解きを施したもの。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5400円】。
5000円 〈頭書絵抄・菅家〉十二月往来(〈菅丞相御製〉十二月往来)
【判型】中本1冊。
【作者】不明。
【年代等】文政6年秋刊。[江戸]和泉屋市兵衛板。
【備考】分類「往来物」。1年12カ月で計24通の手紙模型文で構成された古往来。1月「元日の節会」、2月「春日の祭使(料馬の借用)」、3月「石清水臨時の祭使(任命と受諾)」、4月「賀茂祭の祭使」、5月「最勝講の列座」、6月「御霊会(馬長のための造花を乞う)」、7月「七夕の宴」、8月「放生会(勤仕の支度)」、9月「平座参仕心得」、10月「維摩会(参列の服装)」、11月「五節会の舞姫」、12月「内侍所の神楽」のように、貴族生活に即した四季風物や年中行事・儀式を題材とする。本往来を始祖として、同様の構成をとる古往来が種々生まれた。
★原装・題簽付き・状態良好。
5000円 早引文字通(〈諸用早引〉文字通)
【判型】中本1冊。
【作者】松亭金水編・書。森屋治兵衛(錦森堂)序。
【年代等】弘化4年5月刊。[江戸]森屋治郎兵衛板。
【備考】分類「往来物」。正徳6年刊『童子字尽安見』の改題・改訂本。半紙本の正徳板を小型化した携帯版。改編にあたって原作者・松井兎睡の序文や菊需准堂の跋文などを削除し、本文の字配りを改め、さらに部門毎の注を削除した。この改編に伴い、例外的に語彙の収録順が転倒するなどの微細な異同も生じたが、本文は基本的に同じである。本文を大字・七行・付訓で記す。なお、前付では口絵を改め、新たに凡例を付した
★原装・題簽(やや摩滅)付き・状態良好。
5000円 懐宝節用集綱目大全(享保2年)
【判型】中本1冊。
【作者】不明。
【年代等】享保2年1月刊。[京都]出雲寺和泉掾板。
【備考】分類「辞書」。
★改装・題簽欠・状態良好。
2500円 都名所尽・花尽(折手本)
【判型】折本3帖。縦288粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期書か。
【備考】分類「往来物」。
★原装・状態良好(「花尽」1カ所墨汚れ)。
10000円 要用往来(折手本)
【判型】折本1帖。
【作者】猪瀬尚賢(直方・丈之助・晴雪)作・書。
【年代等】万延元年5月書・刊。[江戸]丸屋徳造(宝善堂)板。
【備考】分類「往来物」。『五人組帳前書』の条項に沿って順次語彙を列挙した手本。まず折本が刊行され、続いて大本が出版されたと考えられる。公民たるに必要な法令関連語彙が中心を占め、「夫、人々蒙聖代恩沢、累世安穏令家跡相続、弁冥加、日夜職業専一相営、若年砌、有余力者、読書・算筆之稽古心懸…」と筆を起こして、家業出精、余力学問、孝行、博奕禁止、分限、遊芸、金銭、訴訟、契約、証文、取引、喧嘩、その他反社会的行動、裁定、地方・租税、相続、人倫、社会生活、忠孝、賞罰等の語彙を羅列する。
★原装・題簽(書袋)付き・状態良好(袋および表紙小虫)。稀書。
3000円 和漢合歴年代記
【判型】三切本1冊。
【作者】不明。
【年代等】弘化3年1月序・刊。[京都]蓍屋幸介ほか板。
【備考】分類「年代記」。日本と中国を対比させた年代記。その年の主要事件を略記する。巻末に歴代天皇や武将伝その他の付録記事を付す。
★原装・題簽付き・状態良好。稀書(『国書総目録』になし)。
4000円 女用文姫鑑(小本)
【判型】小本1冊。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]藤岡屋慶次郎板。
【備考】分類「往来物」。「年始のふみ」から「野がけ催しの文」までの41通を収録した女用文章。本文を概ね大字・5行・付訓の並べ書きで記す。四季・五節句の手紙を主とし、そのほか婚礼・出産祝儀状なども含まれるが、例文の主題は変化に富んだものではない。しかし、年始状や暑気見舞いについては「遠国宛」の例文も載せたり、また散らし書きや追伸文を例示するなど女文の基本が一通り分かるようになっている。なお、第六状の「源氏名寄文ちらし書」は消息文ではなく『源氏物語』を題材にした往来である。
★原装・題簽欠・状態良好。見返し・口絵色刷り。
3500円 〈和漢故事〉一寸案文〈続篇〉(世話字用文章)
【判型】小本1冊。
【作者】山田屋佐助(文会堂)作・序。青木臨泉堂書・跋。
【年代等】文化15年初刊。江戸後期再刊。刊行者不明。
【備考】分類「往来物」。『〈諸人日要〉一寸案文』の続編として編まれた用文章。前編ともに板元による編集。基本的に、往状のみの前編に対する返状を収録するが、「年頭状」「上巳の文」など数通の往状を含む(全58通)。前編同様に日用・俗用の例文を中心とし、戯作めいたものが目立つ。また、前半の四季用文中に年中行事の故事についての解説文を載せるのが特徴で、これが外題角書「和漢故事」の意味するところである。これに関しては、凡例に「巻中和漢の故事を入れしは僕が作意にあらず。引書十五部におよぶといへども、多く貝原先生の著述の諸書翻案して、その実事を知らしむ…」と記す。なお、前編と続編を合綴した『大全一寸案文』や、本書に続く三編『懐中案文』も刊行されている。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、円】。
10000円 積翠閑話
【判型】大本4巻4冊。縦254粍。
【作者】中村経年(関翠)作。梅の本鶯斎画。
【年代等】嘉永2年4月、黒沢?渓序。安政5年1月刊。[江戸]著者蔵板。丁子屋平兵衛ほか売出。
【備考】分類「随筆」。
★原装・題簽付き・状態不美(虫損多し)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万8000円〜2万6250円】。
4000円 皇典文彙
【判型】大本3巻3冊。縦267粍。
【作者】平田篤胤作。平田銕胤書(上巻)・序。平田延胤書(中・下巻)。
【年代等】天保8年初刊。明治2年9月、平田銕胤序・再刊。[江戸]気吹舎塾(伊吹廼舎塾)板。
【備考】分類「神道」。彫工=木邨嘉平(房義)。
★原装・題簽付き・極美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3800〜1万80円】。
20000円 厳島絵馬鑒(厳島絵馬鑑・伊キ岐島絵馬鑑・厳島扁額縮本)
【判型】大本5巻5冊。縦265粍。
【作者】千歳園藤彦編・画。渡辺対岳・丸茂文陽・白井南章画(縮図)。
【年代等】文政13年9月、野坂元貞序。天保元年2月、頼杏坪序。天保2年3月自序。天保3年閏11月、藤原資愛序・初刊。明治28年2月再刊。[広島]蓬産堂蔵板。森光治郎売出。
【備考】分類「絵画」。厳島神社の回廊に掛けられていた絵馬を集成したもので、天保3年から明治28年まで数回刊行。厳島神社本殿各所には奉納された数多くの絵馬が掲額されていた。これらは潮風に吹き曝されて退色、破損が進行するために江戸後期から明治期にかけてこれらを模写縮図し、刊行本にして後世に伝えていくためと案内書を兼ねた厳島絵馬鑑や厳島絵馬帖などが刊行された。厳島絵馬鑑に使用するための絵馬縮図を地御前出身の画家渡辺対岳が描いており現在33枚が現存している。これらのうち厳島絵馬鑑に採用されたものは24点で、他の画家が関わったものも9点あるので、当初は絵馬鑑に収録する絵馬のすべてを模写縮図していたものと思われる。(HP「はつかいち」)
★原装・題簽付き・状態良好。一部色刷り。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2万3000円〜6万円】。
36000円 甲斐叢記(甲斐名所図会)(明治初年)
【判型】大本5巻5冊。縦256粍。
【作者】大森快庵(欽)編。松井渙(濤)刪修。秋山復校訂。椿山・椿年ほか画。大森頼周凡例。
【年代等】嘉永元年10月、朝川鼎(善庵)序。嘉永3年4月、黒川(藤原)春村序。嘉永4年12月刻成。明治初年再刊。[甲府]内藤伝右衛門(温故堂)蔵板。[江戸]山城屋佐兵衛ほか売出。
【備考】分類「地誌」。彫工=木邨嘉平。後輯は明治26年刊。甲斐国の沿革にはじまり、山川、村落、寺社、道路、名所古跡などさし絵を入れながら詳述する。
★原装・題簽付き・書袋付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5万8000円〜6万2000円】。
2000円 〈常州川和田・平次郎女房〉身代り御名号略縁起
【判型】大本1冊。縦255粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。[水戸]法善山泉渓院・報仏寺蔵板。
【備考】分類「真宗」。真宗における本願他力の肝要を簡明にまとめている『歎異抄』の著者・唯円は、大部(オオブ・現在の水戸市飯富町)の平太郎の弟で俗姓・北条平次郎則義とされるが、その平次郎が親鸞聖人の門弟となり唯円と名乗るに至った経緯を伝えたもの(HP「暮らしにじぃーん」参照)。
★原装・刷外題・表紙とも4丁・状態並み(紙縒綴じ切れ)。稀書。
2000円 〈三国事蹟〉除睡抄(説法因縁除睡抄)(1巻「五倫部」)
【判型】大本1冊(全8巻中の第1巻のみ)。縦253粍。
【作者】盤察(洛西前浄円教寺沙門)編・序。
【年代等】享保6年5月序・刊。刊行者不明。
【備考】分類「教訓」。第1巻「五倫部」は、様々な譬喩や寓話で五倫を諭したもの。
★原装・題簽欠・状態良好。稀書。
2500円 野馬台之起
【判型】大本1冊。縦265粍。
【作者】不明。
【年代等】貞享元年3月刊。[京都]小佐治半右衛門・同半左衛門板。
【備考】分類「漢詩・注釈」。本文丁付61〜87丁(零本か)。野馬臺詩:〔やまたい し;ye3ma3tai2 shi1〕やまとの詩、邪馬臺(やまたい・やまと)の詩。『魏書』『後漢書』の「邪馬臺」に拠った命名(後述)。中世の日本に流行った、日本の国についての預言詩という。(HP「詩詞世界」)
★表紙欠・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、円】。
17000円 麓草分
【判型】大本2巻合1冊。縦266粍。
【作者】鈴木正三作。
【年代等】明暦2年初刊。江戸前期再刊。[江戸]須原屋平助板。
【備考】分類「禅宗」。鈴木正三が記した、出家の心得に関する解説書で全17カ条。万安英種の求めによって書かれたとされ、古い版本は上下2巻本、後に1巻になったともされる。剃髪したての出家者から、一寺の住持に到るまでの出家者の心得を、17カ条の教訓として示されており、簡潔な内容で分かりやすい。題名の『麓草分』については、同著の冒頭に、「仏道修行に趨く人は、浅きより深きに入る。麓の草を分けて、頂上に登る可し」とあることからも段階をおって修行する仏門を登山に準え、まず山に入るにはその麓の草を分けるところから始まるものだという意味があると理解出来る。(HP「つらつら日暮らしWiki」)
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2万2000円〜8万1000円】。
1200円 三世相大雑書(刊行者不明)
【判型】半紙本1冊。縦215粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。[京都]刊行者不明板(奥付破損)。
【備考】分類「雑記・暦」。
★原装・題簽やや摩滅・状態並み(奥付一部破損)。
6000円 梅花心易掌中指南(聚類参考梅花心易掌中指南・掌中指南)
【判型】半紙本5巻5冊。縦222粍。
【作者】馬場信武(時習斎)作。
【年代等】元禄9年6月、泉田梅翁序。元禄9年6月自跋。元禄10年1月刊。[京都]上坂勘兵衛ほか板。
【備考】分類「占卜」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、元禄板が1万6200円〜2万8000円】。
16000円 年代記大絵抄(新補倭年代皇紀絵章)
【判型】半紙本7巻7冊。縦220粍。
【作者】不明。
【年代等】明和7年5月刊。[京都]菊屋喜兵衛板。
【備考】分類「年代記」。
★原装・題簽一部存・表紙痛み・状態並み(一部汚損あり)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1冊欠本6冊本が、4万2000円】。
6000円 日親上人徳行記
【判型】半紙本2巻合1冊。縦243粍。
【作者】日匠作。日達編。
【年代等】元禄16年初刊。宝永8年2月再刊。刊行者不明。
【備考】分類「日蓮」。
★原装・題簽付き・状態良好。挿絵数葉。稀書。宝永8年板は『国書総目録』になし。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、江戸板が3万円〜7万200円】。
6000円 〈鮮斎永濯撰画〉万物雛形画譜(初・5編)
【判型】半紙本2冊(全5編中の初編と5編)。縦231粍。
【作者】音川安親編。鮮斎永濯画。
【年代等】初編=明治13年1月刊([東京]江藤喜兵衛原板)。[東京]別所平七ほか求板。5編=明治15年4月刊([東京]江藤喜兵衛原板)。[東京]別所平七ほか求板。
【備考】分類「絵画」。彫工=大塚銕五朗。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5編揃いが、2万7000円〜4万7250円】。
3500円 〈新板〉恋の文づくし(恋の文)
【判型】半紙本1冊。縦208粍。
【作者】長秀画。
【年代等】江戸後期刊。[京都]墨屋小兵衛板。
【備考】分類「艶書」。
★原装・題簽付き・美本。
3500円 尚古亨斎画譜(亨斎画譜)(下巻)
【判型】半紙本1冊(上下2冊のうちの下巻)。縦229粍。
【作者】中島元久(亨斎)画。
【年代等】明治14年9月作。明治25年3月求板。[東京]山田藤助(昇月斎)蔵板。伊藤岩次郎ほか売出。
【備考】分類「絵画」。
★原装・題簽欠・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、上下2冊揃いで、1万5000円〜3万7800円】。
6000円 〈滑稽窮理〉臍の西国(初編)
【判型】半紙本1冊。縦218粍。
【作者】増山守正作・序。
【年代等】明治7年6月自序。明治7年10月出版願。明治9年11月刊。[京都]福井孝太郎(正宝堂)ほか板。
【備考】分類「往来物」。落語調の仏教説話や滑稽な寓話で窮理学(物理学・化学などの自然科学全般)を諭した教科書。
★原装・題簽付き・状態並み(最終丁落丁箇所補コピー)。稀書。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3万240円】。
7000円 〈俳諧種卸〉増補三国人名牒(〈誹材〉三国人名牒・俳諧人名帳)
【判型】やや大きい中本1冊。縦189粍。
【作者】古来庵存義遺稿。竜鱗庵素月補。高井蘭山編・校・書。
【年代等】文化9年1月、星運堂序・刊。[江戸]花屋久治郎板。
【備考】分類「俳諧」。
★原装・題簽付き・状態良好(巻頭など数丁小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、原装題簽付きが、1万3000円〜6万680円】。
3000円 音訓国字格(オンクンカナヅカイ)
【判型】半紙本2巻合1冊。縦227粍。
【作者】高井伴寛(蘭山)作・序。
【年代等】寛政11年2月自序・初刊。文政8年再刊。明治初年後印。[東京]稲田佐兵衛ほか板。
【備考】分類「文法」。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、江戸板原装本が1万800円】。
13000円 心の種(心廼種・こゝろの種・心のたね)
【判型】半紙本3巻3冊。縦230粍。
【作者】橘守部(北畠守部・池庵イケノアン)作・序。
【年代等】天保7年8月自序。天保9年6月、吉田秋主序・刊。[桐生]足潁舎蔵板。[江戸]須原屋伊八ほか売出(製本所)。
【備考】分類「歌学」。巻末広告で本書を「此書は、世に心ざしは有ながら、歌はむつかしきものと聞おぢて、手を出しかねざる人より始めて初心の輩に、いと手近く教へられたる書也」と紹介する。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万6000円〜2万9310円】。
15000円 英学楷梯(洋学楷梯)
【判型】半紙本1冊。縦215粍。
【作者】松岡啓(好問堂)作・序。
【年代等】明治4年8月自序・刊。[京都]著者蔵板。小川金助売出。
【備考】分類「往来物・外国語」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、「英学楷梯(階梯)」の原装題簽付きが1万8000円〜2万5710円】。
4000円 〈童蒙必携〉新十二月帖
【判型】半紙本2巻2冊。縦225粍。
【作者】河村祐吉作。小島巌書。蘭畦序。
【年代等】明治7年序。明治7年9月官許。明治7年12月刻成・刊。[大津]秋香書屋蔵板。琵琶湖新聞会社ほか売出。
【備考】分類「往来物」。「太陽回暦、四海各国新禧一般至祝無彊」という本文の左側にさらに「トシノハジメ、イヅクモメデタク、イチドウイハヒ、カギリナシ」という、旧来の例文に相当するよみを示す。二四通の例文中、国旗掲揚、紀元節などの新しい習慣に触れた箇所があるが、全体としては、神道に由来する様々な行事を、人々の耳目を引く太陽暦採用という出来事を背景に若干の新味を出しつつ、手紙文例の形をとりながら説明しようとしたもの。
★原装・題簽一部摩滅・状態良好。
3500円 童子手引草
【判型】半紙本1冊。縦227粍。
【作者】稲垣丘山作。
【年代等】文化13年11月刊。[京都]稲垣丘山施板。
【備考】分類「往来物」。かねて古人の金言や教訓、また古歌や中国の故事などを書き集めた童蒙教訓書。著者(城南相楽郡和束杣田邑中の人)が施主となって上梓したもの。「親孝行之事」「子の生育(そだてよう)之事」「女の慎むべき事」「子孫相続の事」の四章に分けて説き、その根本が「仁義忠孝慈悲善根之道」にほかならないとする。
★原装・題簽付き・状態良好。比較的稀書。
8500円 〈訓蒙〉窮理問答(訓蒙窮理問答)
【判型】半紙本4巻4冊(全6冊中)。縦223粍。
【作者】後藤達三編・序。
【年代等】明治5年4月序・刊。[東京]袋屋亀次郎ほか板。
【備考】分類「往来物」。米国・ベエカーの「初等窮理書」を基本に他書も参酌して編纂した窮理学書。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5冊本(1冊欠)が1万8000円】。
6000円 大増補改算記綱目大全(改算記大成)
【判型】半紙本3巻合1冊。縦229粍。
【作者】小野政和序。
【年代等】明和元年6月新刻。寛政4年秋求板。寛政6年12月再刊。寛政7年3月序・再刊。[名古屋]風月堂孫助ほか板。
【備考】分類「和算」。
★原装・題簽欠・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4000円〜5万400円】。
3000円 世法塵劫記智玉筌
【判型】半紙本1冊。縦220粍。
【作者】山田野亭(好華堂)編・序。
【年代等】江戸後期刊。[京都]山城屋佐兵衛ほか板。
【備考】分類「和算」。
★原装・題簽付き・状態良好。
4000円 万代塵劫記大成
【判型】半紙本1冊。縦225粍。
【作者】不明。
【年代等】天明5年9月刊。[京都]菱屋治兵衛板。
【備考】分類「和算」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、7500円〜7710円】。
3000円 玉潤算法書
【判型】半紙本1冊。縦217粍。
【作者】不明。
【年代等】明治5年11月刊。[伊勢山田]山崎与三兵衛(玉潤堂)板。
【備考】分類「和算」。
★原装・題簽付き・状態良好。田舎板(伊勢板)。稀書。
2000円 〈新撰早割・江戸相場〉二一天作
【判型】半紙本1冊。縦226粍。
【作者】格斎作。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]山口屋藤兵衛板。
【備考】分類「和算」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2060円〜5000円】。
3000円 〈新板〉改正塵劫記
【判型】半紙本1冊。縦222粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸中期刊。[大阪]河内屋太助板。
【備考】分類「和算」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4420円〜1万5420円】。
4000円 〈万家通用〉近道塵劫記
【判型】半紙本1冊。縦224粍。
【作者】不明。
【年代等】文化12年1月刊。[江戸]須原屋茂兵衛ほか板。
【備考】分類「和算」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、8400円】。
4000円 算法稽古車(文化13年)
【判型】半紙本1冊。縦223粍。
【作者】不明。
【年代等】天明4年1月初刊。文化13年1月補刻・再刊。[大阪]秋田屋市兵衛ほか板。
【備考】分類「和算」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3万円】。
4000円 〈定例式〉算法日新録(定例算法日新)
【判型】半紙本1冊。縦230粍。
【作者】河西清義(路公・旭湖・天三堂)作・序。河西藍山(本左衛門)ほか校。金井凌風書。朶甫山画。金花堂主人跋。
【年代等】安政4年1月、佐藤一翁序。安政4年閏5月自序・刊。[江戸]須原屋佐助(金花堂)板。
【備考】分類「和算」。
★原装・題簽付き・状態良好。稀書。
4000円 〈吉田先生工夫必授〉永宝塵劫記大全(金徳塵劫記・永宝塵劫記大成)
【判型】半紙本1冊。縦224粍。
【作者】不明。
【年代等】天保2年7月再刊。[江戸]森屋治郎兵衛板。
【備考】分類「和算」。
★原装・題簽付き・状態良好。
3500円 〈塵劫記・いろは引〉十露盤独稽古
【判型】半紙本1冊。縦226粍。
【作者】不明。
【年代等】享和元年原板。江戸後期刊。[江戸]小林新兵衛板。
【備考】分類「和算」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4000円〜2万7000円】。
7000円 〈算法独学〉万代塵劫記
【判型】半紙本1冊。縦221粍。
【作者】賞月堂作。井筒文泉堂序・跋。
【年代等】安政2年秋、井筒文泉堂序。安政2年再刻。[大阪]河内屋茂兵衛ほか板。
【備考】分類「和算」。
★原装・題簽付き・状態良好(表紙やや痛み・疲れ)。多数絵入・厚冊本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2万1000円】。
4500円 〈開蒙重宝・新撰〉早道改算記大成
【判型】半紙本1冊。縦220粍。
【作者】不明。
【年代等】嘉永4年1月刊。[大阪]嘉嶋屋清助(双鶴堂)板。
【備考】分類「和算」。
★原装・題簽付き・状態良好。
5000円 〈新増補正〉算学調法塵劫記(〈新増補正〉広用算法記)
【判型】半紙本1冊。縦225粍。
【作者】蔀徳風(藤原徳風)編・序。
【年代等】文政8年2月序。文政10年3月刊。[京都]北村四郎兵衛板。
【備考】分類「和算」。
★原装・題簽欠・状態良好。
1200円 増補名乗字引(〈明治増補〉名乗字引)
【判型】小本1冊。縦125粍。
【作者】高井蘭山(伴寛)編・序。工藤寒斎増補。
【年代等】文化6年7月自序・再刊([江戸]英文蔵原板)。明治3年冬求板。明治4年増補再板。[東京]小林喜右衛門板。
【備考】分類「字彙」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1030円〜3100円】。
3000円 西国三十三番札所巡礼縁起(〈大字新板〉さいごく)
【判型】小本1冊。縦131粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]西村屋与八蔵板。[伊勢]松屋伊兵衛売出。
【備考】分類「仏教」。
★原装・題簽付き・状態良好。
5000円 勧学まりうた(〈勧学〉鞠謡)
【判型】小本1冊。縦149粍。
【作者】蒼髯叟作。
【年代等】明治年間刊。[東京]和泉屋市兵衛板。
【備考】分類「往来物」。皇国民としての学問の意義や勧学を説いた手まり歌。「一ッとや、人と生まれて学ばねば、ひとの人たる甲斐ぞなき、おこたるな」で始まる10番と「一ッとや人たる務をせぬ人は、人の皮着しけものなり、おこたるな」で始まる10番の合計20番から成り、全ての歌の最後を「おこたるな」で統一する。後半にも童歌風に綴った童蒙向け教訓(家庭や学校での努力目標)や、皇国の学問の起源と文明開化の意義を略述した「開化哉文廼朝風(ひらくるやふみのあさかぜ)」を載せる。
★原装・題簽付き・状態良好。稀書。
6000円 文藻行潦
【判型】中本7巻3冊。縦161粍。
【作者】山本北山(信有・喜六)編。三浦義見・山本時亮校。
【年代等】安永8年3月、井純卿(金峩)序。安永7年11月、碕允明(淡園)跋。天明2年2月刊。[江戸]須原屋伊八板。
【備考】分類「辞書」。巻末広告に「文藻行潦、北山先生著、小刻全三冊、文章尺牘ニ用ユベキ古今ノ雅語ヲ平常ノ俗言ヲ以テ集メ、其語ノ出所ヲ記シ、部門ヲ分チ、伊呂波寄ニス。初学作文ニ臨テ急速ニ其語ヲモトムルニ甚便利ノ書ナリ」と紹介する。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、原装3冊本が、8740円〜1万2000円】。
3000円 〈和語聖教〉女人往生聞書
【判型】中本1冊。縦180粍。
【作者】存覚作。蓮如書。
【年代等】元亨4年作。文安6年7月書。江戸後期刊。[京都]永田調兵衛板。
【備考】分類「真宗」。真宗における女人往生論の契機となった重要資料。その後、蓮如によって親鸞の思想に適合するように修正され、真宗教団の女人往生論として確立するにいたった。(藤田香瑞「真宗における女人往生論の展開」)
★原装・題簽付き・極美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、江戸期写本が、5000円〜1万5000円】。
2500円 東湖詩鈔
【判型】中本2巻2冊。縦178粍。
【作者】藤田彪(東湖)作。
【年代等】慶応3年秋、小野長愿序。慶応4年夏刊。葎屋蔵板。
【備考】分類「漢詩」。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2500円〜1万800円】。
13000円 洋学指針〈英学部〉(洋学指針英学部)
【判型】中本1冊。縦185粍。
【作者】柳河春三作。筱碕礼卿シノザキライケイ(筱碕隆由)・印東玄得インドウゲントク校。
【年代等】慶応3年2月、筱碕隆由序・刊。[江戸]柳川氏??楼蔵板。大和屋喜兵衛売出。
【備考】分類「往来物・外国語」。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、原装本が1万5750円〜10万5840円】。
6500円 〈四季〉造もの趣向種
【判型】中本1冊。縦182粍。
【作者】松川半山画。
【年代等】天保8年8月初刊。明治17年6月出版届。明治17年7月翻刻刊。[東京]井上吉次郎板。
【備考】分類「諸芸」。鬼拉亭力丸編、松川半山画、天保8年刊『〈四季〉造物趣向種』2編4冊の明治期改編本。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2編上巻1冊が2万5000円】。
2000円 春山画譜
【判型】中本1冊。縦粍。
【作者】直江徳太郎編カ。
【年代等】明治初年刊。刊行者不明。
【備考】分類「絵画」。編数不明。
★原装・題簽付き・状態並み(やや汚損)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3240円〜1万5000円】。
6500円 蠶がひの学(蚕がひの学)
【判型】中本1冊。縦181粍。
【作者】藤本善右衛門作。
【年代等】天保12年刊。刊行者不明。
【備考】分類「蚕業」。
★原装・題簽付き・状態良好。稀書。
6000円 智環啓蒙和解
【判型】中本2冊(全3巻中の上下巻2冊)。縦179粍。
【作者】広瀬渡・長田知儀訳。加藤良孝画。
【年代等】明治6年3月刻成。明治6年6月、藤田維正序。明治6年6月、長田知儀跋・刊。[金沢]石川県学校蔵板。近田太平ほか売出。
【備考】分類「往来物」。
★原装・題簽付き・状態良好(数丁小虫修正)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3冊揃いが1万円〜1万5000円】。
8000円 窮理早合点(初編)(智海解纜)
【判型】中本2巻2冊。縦185粍。
【作者】鳥山啓作。長谷川実信画。柴田花守序。
【年代等】明治5年8月序・刊。[大阪]秋田屋太右衛門(宋栄堂)板。
【備考】分類「往来物」。物体と物性について述べた窮理学書。例えば「物体、ボジイ(body)」「物性、プロポルチー オフ メットル(property of matter)」のように基本用語に英単語の読みを付記するため、欧米の窮理学書を種本としたものであろう。上巻にはまず「物体」章で物体の分類や基本概念を述べ、続いて「物性」章で「為大の性」「成形の性」「相容ざる性」「不滅の性」「怠惰の性」「分別の性」の六性について図解を交えて略述する。同様に下巻では「長粗の性」から「延長すべき性」までの一三性について解説する。
★原装・題簽摩滅・美本。見返し・口絵色刷り。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2編2冊揃いが1万2000円】。
7500円 〈訓蒙〉窮理余談
【判型】中本2巻2冊。縦178粍。
【作者】土屋政朝(琴湾外史)編訳・序。
【年代等】明治5年序・刊。[東京]松本屋亀吉(昇竜閣)板。
【備考】分類「往来物」。本書緒言によれば、ラルース氏の著書『増訂仏国字類』第二五版巻尾の「事物発明の本源」等の記事から理科に関する部分を抄録し、本邦の単位改める(例えばメートルを3尺3寸に)などの改訂を加えた絵入りの窮理学入門書。上巻には、引力・遠心力・重力・速力など14項、下巻には、月・游星・彗星・蝕・電・虹など20項を収録する。例えば、冒頭「引力」では読み仮名に「アトラクシヲン」、左訓に「インリヨク」と付し、遊星引力の原理を概説したうえで、この原理を発見した牛董(ニュートン)の事跡や生没年に触れ、さらに彼が、引力によって海水の満ち干が生じることなどを解明したことを紹介する。
★原装・題簽上巻のみ存・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4万7250円】。
4500円 窮理発蒙(〈訓蒙〉窮理発蒙)(初編)
【判型】中本2冊(全3巻中上下巻のみ)。縦182粍。
【作者】魚住宗太郎・宇喜田小十郎作。
【年代等】明治5年春序・刊。[京都]吉野屋仁兵衛板。
【備考】分類「往来物」。全2編6巻6冊。東書文庫本は初編のみで2編は未見。1860年代の英米の窮理書・博物書・地理書などから適宜抄録して編んだ窮理学入門書。巻之一が「光の事」「気の事」の2章、巻之二が「蒸気の事」「物質の事」「万種の事」「人性の事」の4章、巻之三が「電気の事」「雷K(テレグラフ)の事」「地質の事」「潮汎(しおひ)の事」の4章で、合計10章から成る。諸説・諸原理を卑近な言葉や図解で説き明かす。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、原装3冊本が7000円〜1万800円】。
3500円 〈久保季茲・伊藤信興合著〉太陽暦略註解
【判型】中本1冊。縦171粍。
【作者】久保季茲・伊藤信興編。林立守序。
【年代等】明治11年1月刊。[東京]頒暦商社(林立守)板。
【備考】分類「往来物」。太陽暦における祝祭日や暦目などの暦関連事項を解説した教科書。前半の「御祭祀略註解之部」は「御祝祭日ノ由縁、御歴代ノ御名、在位年数、山稜所在等」で、久保が「開知新聞欄内典拠ノ条、史略類、並ニ帝王略譜、歴朝大綱ナド」を参酌してまとめたもの。また、後半の「暦要略註解之部」は、「紀元」「平年・閏年」「大月・小月」、「冬至」「小寒」「大寒」「春分」等の主要な暦占用語を伊藤氏が集めて解説したもの。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、題簽欠が3500円】。
7000円 度量考摘要(改正度量考摘要・〈改正〉度量考摘要)
【判型】小本1冊。縦155粍。
【作者】橋爪貫一作・序。
【年代等】明治4年6月序・刊。[東京]椀屋喜兵衛(万笈閣)板。
【備考】分類「往来物」。各国の度量衡の不統一は明治初年の貿易商の悩みの一つであったが、それを解決するために主要国の度量衡の単位を日本の単位と比較させながら解説した実用便覧ならびに教科書。日本・中国・イギリス・アメリカ・フランス・ロシア・オーストリア・ローマ・プロシア・オランダ(全国・南北の両方を併記)・ポルトガル・スペイン・スウェーデン・スイス・トルコなど一八カ国について紹介する。例えば、イギリス「長短尺」項には「一インチ/十二ライン、即チ大麦三粒ノ長サ、我八分三厘六毛三ト九分ノ八」、また同「時刻」項には「一秒時/我昼夜平等ノ半時ヲ三千六百分ニシタルノ一」などのように説明する。世界各国との通商が頻繁になった明治期ならではの教科書である。
★原装・題簽付き・状態良好(数丁小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万7280円】。
8000円 西洋度量早見(〈西洋〉度量早見)
【判型】中本1冊。縦182粍。
【作者】吉田庸徳編・序。
【年代等】明治4年12月序・刊。回春楼蔵板。[名古屋]万屋東平ほか売出。
【備考】分類「往来物」。亜米利加・英吉利・法朗私(仏蘭西)・和蘭・日本の五カ国の度量衡の概要を一覧にした教科書。各国とも概ね「尺度(布帛尺・距離尺)」「町間」「衡量(金石類・薬品類・その他)」「液量」「乾量」「貨幣(貨幣図も掲載)」「方積(田畑・平面積・立方積)」「物数(数量呼称)」の順に掲げ、諸外国の単位については、例えば、一インチが日本曲尺の八分三厘三毛に相当するという具合に、日本の単位との比較表(比例表)を添える。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、類書の『校正中外 度量早見』が3万5000円】。
1500円 人体問答図解
【判型】横本1冊。縦109粍。
【作者】内田尚長編。
【年代等】明治10年9月版権免許。明治10年11月刊。[堺]後藤輯板。
【備考】分類「往来物」。人体の上部・中部・下部に分けて、それぞれ身体各部の名称を問答形式で教え、図解を示した初歩教科書。例えば「上部」冒頭は「問:人体ノ外部ニ就テ大別シタル名称ヲアゲヨ」「答:三部ニ分ツテ頸ヨリ上ヲ上部トシ、胸ヨリ腹背ヲ中部ト云ヒ、腰ヨリ下ヲ下部ト云フ」のような問答とともに三部の図解を施す。続いて、首・頂・脳髄・頭蓋・頭皮・後頭・額・眉・目・鼻・口・腮・眼球・白膜・虹彩・瞳・眼瞼・睫・眉・耳等々の名称を順々に紹介する。
★原装・題簽付き・状態良好。
2000円 早割塵劫記大成
【判型】中本1冊。縦179粍。
【作者】不明。
【年代等】明治初年刊。[東京]吉田屋文三郎板。
【備考】分類「和算」。
★原装・刷外題・美本。
1500円 〈訓蒙必要・新選〉開化塵劫記
【判型】中本1冊。縦175粍。
【作者】鶴田真容作。
【年代等】明治11年8月刊。[東京]辻岡屋文助(金松堂)板。
【備考】分類「和算」。簡易な算法書。見返しに「田畑間数名の事」「杉形(すぎなり)の俵数を知る事」を図解とともに掲げ、以下、本文に「九九合数」「九帰法」「八算」「見一」「升法」「諸軽重の事」を収録する。
★原装・刷外題・状態並み。
5000円 割算書(複製)
【判型】中本1冊。縦123粍。
【作者】毛利重能(勘兵衛・出羽守)作。
【年代等】寛永8年10月刊本(著者蔵板)の複製(印行300部の第245号と記す)。
【備考】分類「和算」。『割算書』は仮称で、別に『算書』『重能著割算書』『算用記』などの異称がある。横本一冊。明国に算法を学び、帰国して珠算法を発明した毛利重能の和算書で、現存最古の数学書・珠算書。「割算」とは単なる「除法」ではなく、「算勘」のような実用数学全般を指すと思われる。それぞれ異板であるが、元和8年板・寛永4年板・寛永8年板の3種が知られる。「八算同発(八算之次第)」「見一同発(見一之次第)」「帰一倍一同発(帰一倍一之次第)」「四十四割(金子四十四割次第)」「四十三割(銀子四十三割次第)」「小一斤声(小一斤之次第)」「糸割(唐目を日本目に直次第)」「掛て吉分(割算に懸てはやき分)」「絹布割(絹布の次第)」「升積算(物に升かす入次第)」「金割算(金かねかへの分)」「借銀借米(借銀利足の次第)」「米売買(米の売買の次第)」「検地算(検地の次第)」「普請割」「町見様(町の見やうの次第)」の一六章五五項にわたって、実用本位の基礎数学や計算例を示す。跋文に、作者知音の「市兵衛」なる男の所望によって「悉改作直、右はんきの分大形書付畢…」と記すようにより古い和算書の存在が示唆される。
★改装・状態良好(表紙は後補)。複製本も稀書。
12000円 童蒙教練詞
【判型】横本2巻2冊。縦115粍。
【作者】童蒙教練詞。
【年代等】慶応3年1月刊。[江戸]晩翠軒板。
【備考】分類「軍事・兵法」。軍事教練に必要な各種号令の図解入り入門書(準往来物)。まず小隊の人数・役員構成(教師・小隊司令士・半隊司令士・押伍(おうご)各1名と嚮導4名の計8名)など編成の基本を示し、以下「気を着、小隊」「右三組三足前へ進め」「右へ準(なら)へ」「直れ」等の号令を123項にわたって解説する。本文を小字・11行・付訓で記し、号令の意味する隊形・整列・行進・後退・攻撃等の動作を図解を交えて詳しく説く。
★原装・題簽付き・状態良好(取り合わせ本)。稀書(『国書総目録』に1カ所)。
10000円 諸国道中独歩行(文政10年)
【判型】小本1冊。縦157粍。
【作者】不明。
【年代等】天明6年刻成。文政10年再刊。[江戸]前川弥兵衛板。
【備考】分類「地誌」。
★改装・状態並み(一部小虫)。稀書(『国書総目録』で1カ所)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、8万1900円】。
12000円 東海木曽両道中懐宝図鑑(天保13年・展開収録)
【判型】小本1冊。縦157粍。
【作者】不明。
【年代等】文化4年駄賃付き改正。天保13年1月刊。[江戸]須原屋茂兵衛板。
【備考】分類「地誌」。袋綴じを展開して収録。
★原装・題簽欠・状態並み(数丁小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万5000円〜7万1400円】。
4000円 堀内詣(堀之内詣・堀の内詣)(文政4年再板)
【判型】中本1冊。縦181粍。
【作者】高井蘭山校。大喬堂書。
【年代等】文化10年秋初刊([江戸]花屋久次郎原板)。文政4年8月再刊。[江戸]山口屋藤兵衛板。
【備考】分類「往来物」。江戸の四谷・新宿より堀ノ内に至り、同所散策後、井の頭をまわって江戸に戻るまでの沿道の神社仏閣等の名所と、堀の内・日円山妙法寺の縁起・由来を記した往来。「四方の海浪静にて、治る御代の時つ風、枝を鳴さず神儒仏、三の道明らけく、いづれ劣ぬ其中に、別て尊き鷲の嶺…」で始まる七五調の文章で綴り、ほとんど寺社縁起に終始する記述の末尾を「…日も漸(ようよう)黄昏に(およ)びしまゝ、家路に戻まいらせ候。かしく」と結ぶ。本文を大字・五行・付訓で記す。巻頭に「堀の内の図」、巻末に「直愈散」の効能書き(再板本では削除)を載せる。
★原装・題簽欠・状態並み。稀書。
3000円 〈教訓式目〉分限心之的(前・後編)
【判型】中本1冊。縦177粍。
【作者】山田野亭(好華堂)作・序。川辺生和(亜北斎)画。
【年代等】前編=天保14年10月自序。後編=天保15年3月自序。江戸後期後印。[江戸]山口屋藤兵衛板。
【備考】分類「往来物」。壮健翁作・明和8年序・刊『〈町家式目〉分限玉乃礎』を要約した教訓書。前編には「主人の式目」「女房の式目」「息男之式目」「娘の式目」を、後編には「手代」「小僕」「乳母」「下女」の各式目をそれぞれ収める。主として商家構成員の各人の心得を8〜13カ条の壁書形式に綴り、頭書に和漢の人物伝を引きながら同主旨の教訓を説く。本文をやや小字・7行・付訓で記す。なお、本書直後の弘化2年に渓斎英泉による改題本『主従日用条目』が出版されたほか、安政6年にも他の往来と合綴した改題本『家内和合弁』が刊行されるなど数種の類書が登場した。
★原装・題簽付き・状態並み。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、6264円〜2万5000円】。
13000円 淡雅雑著
【判型】大本3巻3冊。縦260粍。
【作者】大橋淡雅(知良・温卿・孝兵衛)作・序。菊地(菊池)教中(蘊真堂)補。大橋正順(訥庵)校。葭田蔡泉画。
【年代等】嘉永元年10月自序(中巻)。安政6年4月、菊地教中序・跋。安政6年、大橋正順跋・刊。[宇都宮]蘊真堂(菊地教中)蔵板。
【備考】分類「随筆」。彫工:邨嘉平。上巻「保福秘訣」、中巻「富貴自在」、下巻「淡雅行実」から成る。*菊池淡雅(1789−1853)=江戸時代後期の商人。寛政元年7月28日生まれ。菊池教中の父。下野の人。宇都宮の菊池家をつぐ。26歳で江戸浜町に木綿問屋をひらき、一代で豪商となった。天保の飢饉では難民救済につくす。書をよくし、読書家としても知られた。嘉永6年5月17日死去。65歳。本姓は大橋。名は知良。通称は佐野屋孝兵衛。著作に「淡雅雑著」。
★原装・題簽付き・状態概ね良好(一部ふやけ)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万8000円】。
6500円 万葉用字格[万葉仮字梯]
【判型】大本1冊。縦255粍。
【作者】春登上人編・序。
【年代等】文化14年1月自序。同年同月刻成。文化15年2月、狩谷望之(?斎)序・初刊。江戸後期後印。[江戸]英文蔵求板。
【備考】分類「語学」。『万葉集』の用字を初めて分類した語学書。春登(1769〜1836)=時宗の僧。甲斐西念寺の住職。音韻の学にくわしく、「万葉用字格」「万葉集名物考」「仮名音便提要」などの著がある(コトバンク)。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、8640円〜1万6200円】。
18000円 紫式部日記傍註
【判型】大本2巻2冊。縦268粍。
【作者】壺井鶴翁(義知)注・跋。
【年代等】享保14年、藤原隆英序。享保14年11月自跋。享保14年12月、谷村光義跋・刊。[京都]植村藤右衛門ほか板。
【備考】分類「注釈」。
★原装・題簽欠・状態良好(一部小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、享保板2冊揃いが、3万1500円〜7万8000円】。
8000円 本教神理学入門(〈本教〉神理学入門・神理入門)
【判型】大本1冊。縦254粍。
【作者】佐野経彦作。大久保芳治序。
【年代等】明治12年6月書。明治16年跋。明治16年8月刊。[豊前]本教神理教会(佐野伊豆彦)蔵板。
【備考】分類「神道」。定価25銭。『実語教・童子教』形式の五言一句で本教神理学の基本を説いたもの。*神理教=教祖である佐野経彦(巫部経彦)が、家伝の巫部神道(かんなぎべしんとう)を元に結成した神道十三派のうちの一派。教祖の佐野経彦の出身地である九州、福岡県の小倉を中心に古神道神理教の教えを展開した。*Wikipedia
★原装・題簽付き・美本・稀書。【参考価格(初出品時の相場です):某古書店で、1万5000円】。
3000円 中学開業祝詞
【判型】大本1冊。縦255粍。
【作者】槙村正直作・書。
【年代等】明治6年7月刊。[京都]大黒屋太郎右衛門(書籍会社)板。
【備考】分類「近代教育」。京都府下の中学校開設にあたって、参事である著者が生徒や父兄に贈った激励の祝辞をそのまま手本としたもの。冒頭に、国の盛衰は国民の人材いかんであり、その人材は幼時からの教育によることを述べ、続いて、府下の教育の優れていることや、その結果京都の文化が日々発展する様子などを説いた後、京都の恵まれた環境下で学問に出精して、世に益して国家に報いよと諭す。
★原装・刷外題・状態良好。
2000円 養生時中歌
【判型】大本1冊。縦246粍。
【作者】法橋春節作・書。
【年代等】文化元年8月書。
【備考】分類「医学」。養生の基本心得を七言一句の文で綴ったもの。後半に「今川状」を付す。
★表紙痛み・並本。
5000円 最明寺殿教訓のふみ(最明寺殿子息時宗へ教訓のふみ)
【判型】大本1冊。縦261粍。
【作者】伝北条時頼作。悟海編・序。新井白石跋。
【年代等】弘化4年冬序・刊。[江戸]和泉屋庄次郎板。
【備考】分類「往来物」。最明寺時頼が子息・相模太郎時宗に対して綴ったとされる48カ条の教訓。もと新井白石旧蔵の写本(白石六七歳の跋文を付す)を、編者が白石五世の孫より乞い求めて上梓したものという。「そもそも親となり子となる事、前世の契りあさからず。扨も世の間のはかなき事夢のうちのごとし…」で始まる第一条以下、神仏崇拝、出家誹謗、仏説聴聞の心得、女人往生、奉公人の心構え、親への服従、他人の教訓への従順、他人の陰口など、武家の主従関係を主とする処世訓で、白石が特に感銘した箇所に傍点を付す。
◎禁無断転載・複製
30000円 阿弥陀如来絵詞伝(善光寺如来絵詞伝・善光寺絵詞伝)
【判型】大本6巻付録1巻7冊。縦257粍。
【作者】卍空作・序。森田将監易信画。
【年代等】弘化4年8月山海序。弘化4年10月自序。安政5年2月作・刊。[江戸]和泉屋庄次郎板。
【備考】分類「寺院」。彫工:井上治兵衛・甲賀喜一郎。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4万8600円〜8万1000円】。
20000円 正信偈訓読図会(大本5冊本・安政板)
【判型】大本5巻5冊。縦252粍。
【作者】暁晴翁(暁鐘成・鶏鳴舎)作。松川半山画。晴竜斎(小野原啓三)書。
【年代等】安政3年12月刊。[堺]具足屋重兵衛板。
【備考】分類「真宗」。
★原装・題簽付き・状態良好(刷り良好)・口絵色刷り。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、江戸期5冊本が、2万9000円〜4万円】。
13000円 〈浄清法師〉亦歟念仏感応記(浄清法師感応往生記)
【判型】大本1冊。縦262粍。
【作者】諦忍作。浄清(ジョウショウ-セイ、伊勢屋喜太郎・本蓮社願誉)編。
【年代等】安永8年、元敝和南序。文政12年9月、静翁順阿(託静・驩~)序・跋。文政12年冬、戒幢教心識語・刊。[京都]託静ほか板。
【備考】分類「浄土」。
★原装・題簽付き・極美本・稀少本。【参考価格(初出品時の相場です):某古書店で、2万7000円】。
6000円 父子相迎(慶安2年)
【判型】大本2巻1冊。縦274粍。
【作者】証賢(向阿)作。
【年代等】慶安2年9月刊。[京都]村上平楽寺板。
【備考】分類「浄土」。慶安2年板は刊本の最古本。*弥陀と衆生の関係を父子になぞらえ、厭離穢土(おんりえど)・欣求浄土(ごんぐじようど)の思想に徹すべきことを説いたもの。元亨年間成立の『三部仮名鈔』の一つ(コトバンク)。
★改装・題簽欠・状態並み(一部小虫)。
8000円 百人一首抄(百人一首新抄)
【判型】大本1冊。縦267粍。
【作者】石原正明(喜左衛門)作・跋。
【年代等】享和4年1月跋・刊。著者蔵板カ。
【備考】分類「百人一首・和歌・注釈」。
★原装・題簽付き・美本・色刷り模様表紙。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、原装美本が、2万770円〜5万円】。
35000円 百人一首改観抄
【判型】大本5巻6冊。縦251粍。
【作者】契沖作・序。樋口宗武(花月堂)追考
【年代等】元禄5年6月、契沖序。延享4年9月、花月堂(樋口宗武)序。延享5年1月刊。[京都]勝村治右衛門(勝村文徳堂)板。
【備考】分類「百人一首・和歌・注釈」。下河辺長流の『三奥抄』の実証的注釈を引継ぎ、まとめた「百人一首」注釈書で、万葉学の立場からの新見解が随所に見られる。
★原装・題簽付き・極美本・書袋付き・帙入。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、14万400円〜14万1940円】。
12000円 十論為辯抄(為辨抄)
【判型】大本3巻3冊。縦258粍。
【作者】各務支考(蓮二房・渡部狂)編。
【年代等】享保10年3月刊。[京都]野田治兵衛板。
【備考】分類「俳諧」。*俳諧十論=俳諧論書。支考著。1719年(享保4)刊。自序などに1691年(元禄4)に成立していたように書かれているのは虚構であろう。内容は、俳諧の伝、俳諧の道、俳諧の徳、虚実の論、姿情の論、俳諧地、修行地、言行論、変化の論、法式の論の10項目について説いたものであり、芭蕉の言説などをもとに自己の解釈を加えて独自の俳論を組み立てている。支考の俳論書の中でも最も体系化されている。支考はさらに、《十論為弁抄》を刊行、越人の論駁書《不猫蛇(ふみようじや)》が書かれたりしたが、後世への影響は大きく、《俳諧非十論》などの難書や《俳諧十論衆議》《俳諧十論発蒙》などの注釈書が書かれた。*コトバンク
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2万520円〜6万9940円】。
25000円 御江戸図説集覧(初輯)
【判型】大本1冊。縦262粍。
【作者】山崎久作(美成)編。橋本貞秀(玉蘭斎・兼次郎)画。宮城喜三郎書。
【年代等】嘉永5年玉蘭斎序。嘉永6年1月刊。[江戸]青山清吉板。
【備考】分類「地誌」。彫工=江川仙太郎。
★原装・題簽欠・表紙やや痛み・本文良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、6万9940円〜23万1000円】。
3000円 子供教訓〈いろは和讃〉
【判型】大本1冊。縦244粍。
【作者】作者不明。
【年代等】江戸後期刊。刊行者不明。
【備考】分類「仏教・教訓」。
★原装・刷り表紙・状態並み・稀書。
5000円 校訂神代巻(〈校訂〉神代巻)
【判型】大本2巻2冊。縦253粍。
【作者】不明。
【年代等】明治6年刊。[大阪]河内屋太助板。
【備考】分類「国学」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、8000円】
3000円 〈絵入訓読〉阿弥陀経講釈[阿弥陀経絵入註解]
【判型】中本1冊。縦177粍。
【作者】藤村秀賀(鶴亭・光朝)注・序。橋本貞秀(玉蘭斎)画。野口晋松堂書。
【年代等】元治元年8月作。慶応2年5月刊。[江戸]山崎屋清七(山静堂)板。
【備考】分類「仏教」。
★原装・題簽付き・状態良好・稀書(『国書総目録』になし)。
4000円 〈松川半山編画〉小学入門教授解(〈小学入門〉教授解〈附、色図のわけ〉)
【判型】中本1冊。縦176粍。
【作者】松川半山編・画。
【年代等】明治9年2月刊。[大阪]三木佐助(三木玉淵堂)板。
【備考】分類「近代教育」。小学校の各科目の掛図の解説等。「色図」は色刷り。
★原装・題簽摩滅・状態並み(疲れ)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、類書(小学入門教授用法)が1万8000円】。
4500円 神国幼童おしへ草〈附孝行和讃・因果和讃〉(神国幼童教艸・神国幼童おしえ艸)
【判型】小本1冊。縦155粍。
【作者】存統和尚作。宇田総兵衛(大村屋総兵衛)編。e宏(勲誉)序。
【年代等】明治26年1月序。同年2月刊。[東京]宇田総兵衛(大村屋総兵衛)板。
【備考】分類「教育」。「諸法実相の眼」をもって見れば、あらゆる言葉に真理が含まれるとの考えから、「ちやうちちやうち」「あわあわ」「あたまてんてんよ」など13の幼児語を掲げて、仏教的または儒教的な解釈を加えたもの。各頁に家庭での幼児の姿態を描き、上欄に幼児語とその説明を置く。説明の内容は、例えば「にぎにぎれろれろ」の「にぎ」は「仁義」で、「れろ」は「礼に居れ」を意味するといった牽強付会に近いものである。子育てに関する記述はないが、各丁の挿絵には当時の幼児が家族と戯れ遊ぶ様子がいきいきと描かれている。なお、巻末に「孝行和讃」と「因果和讃」を収録する。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4860円】。
12000円 日用食性和解大全(食物和解大成・〈増補〉日用食性大全)
【判型】中本3巻合1冊。縦160粍。
【作者】馬場幽閑作・序。
【年代等】元禄16年1月自序・刊。刊行者不明。
【備考】分類「本草」。『国書総目録』によれば、元禄11年初刊という。
★原装・題簽付き(摩滅)・状態良好(後印)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万3000円〜1万8000円】。
3500円 〈雅言俗語〉翌檜(雅言俗語翌檜・俳諧あすならふ・明日檜)
【判型】小本2巻2冊。縦155粍。
【作者】越谷吾山(会田秀真・師竹庵)編・序。不二亭来義・春雷堂建朱映校。東原子田未央刪補。吾中序。
【年代等】安永8年6月初刊。寛政12年9月再刊。[大阪]柏原屋嘉兵衛板。
【備考】分類「俳諧」。会田吾山(あいだ-ござん、1717−1788)は、江戸時代中期の俳人。享保2年生まれ。佐久間柳居、のち白井鳥酔に学ぶ。俳諧宗匠となり、明和6年江戸座判者。門人に滝沢馬琴がいた。編著に俳諧用語集「翌檜」、全国的規模の方言辞典「物類称呼」など。天明7年12月17日死去。71歳。武蔵越谷(埼玉県)出身。姓はのち越谷。名は秀真(ほつま)。通称は文之助。別号に師竹庵など(コトバンク)。
★改装・題簽欠・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5000円〜1万6200円】。
30000円 生花早満奈飛(生花早満奈比・生花早学・生花早まなび)
【判型】中本10編10冊。縦176粍。
【作者】暁鐘成(鶏鳴舎)編。
【年代等】初編=一本亭魚鱗序。弘化2年9月刊。2編=天保13年夏、真萩庵老人(鹿廼屋)序。弘化2年9月刊。3編=天保14年夏、紅葉亭老樵序。弘化2年9月刊。4編=天保14年8月、純浄房荒陵序。弘化2年9月刊。5編=天保14年9月、藤廼家主人序。弘化2年9月刊。6編=嘉永元年秋、山田耕序。嘉永4年6月刊。7編=嘉永元年7月、伊勢髪長序。嘉永4年6月刊。8編=嘉永2年秋、松栢庵序。嘉永4年6月刊。9編=嘉永2年11月、萩之舎主人序。嘉永4年6月刊。10編=嘉永4年頃、十三軒糸麻呂序。嘉永4年6月刊。【初編〜10編】[大阪]伊丹屋善兵衛板。
【備考】分類「花道」。
★原装・題簽欠(5編のみ題簽付き)・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、10編揃いが、8万5000円】。
10000円 詩語淵源
【判型】中本2巻1冊。縦157粍。
【作者】多田鳴鳳(?国華)作。驩校。石亭藤秀序。柏信言跋。
【年代等】文化10年春、那波績序。文化11年11月刊。[京都]植村藤右衛門ほか板。[淡州須本]桑島屋文蔵ほか売出。
【備考】分類「漢詩」。巻末広告に、「此書ハ『詩語碎錦』ノ中ニアル故事ヲ解ス。但シ、『碎錦』ノ書ハ、熟字ノ下ニ故事ト記シ、或ハ又、故字ト記サヾル熟字ノ中ニ故事アレドモ、委其意ヲ解スルニ暇アラズ。コノ故ニ、童蒙ヤヽモスレバ其故事ヲツカヒ誤ル。依テ此書ニ委ク其意ヲ国字ニテ和解シ、且、ソレゾレノ題ニヨリテ故事ヲ多ク増補シ、平仄ノ印ヲ加ヘテ専ラ初学ニ便リス。『碎錦』ヲ用ユル人モ、用ヒザル人モ見レバ、大ニ益ヲウル書也」と紹介する。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5万8800円】。
2500円 天恩奉戴録
【判型】中本1冊。縦169粍。
【作者】威力院義導作。
【年代等】明治元年11月作・刊。[京都]丁子屋九郎右衛門(西村空華堂)板。
【備考】分類「教訓」。作者は、本願寺学寮嗣講で、撰作時64歳。
★原装・題簽付き・極美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4500円〜5000円】。
16000円 〈闢邪必読〉五月雨抄
【判型】中本1冊。縦179粍。
【作者】三浦梅園(安貞)作。柴田花守増訂・跋。三浦寸武序。
【年代等】天明4年5月序。明治5年1月刊。[大阪]秋田屋太右衛門ほか板。
【備考】分類「キリスト教」。三浦梅園(1723-89)=江戸中期の思想家。豊後の人。名は晋。天文・医学・哲学・歴史・宗教・政治・経済など多分野に通じ、独自の認識論と存在論によって宇宙・自然・人間を説明する条理の学を唱えた。著「玄語」「贅語(ぜいご)」「敢語」。*デジタル大辞泉
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、6万5000円(「五月雨書抄」と誤入力)】。
25000円 〈改正増補〉英語箋(増補改正英語箋)
【判型】中本2巻2冊。縦184粍。
【作者】石橋政方(崎)編。便静居主人校。
【年代等】明治5年6月、豚屋主人序・刊。[東京]市川氏蔵板、椀屋伊三郎(万笈閣)売出。
【備考】分類「往来物・外国語」。
★原装・題簽付き(上巻は一部存)・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2冊揃い本が、5万4000円〜6万3000円】。
15000円 〈英字三体〉苗字尽
【判型】中本1冊。縦184粍。
【作者】橋爪貫一作。風(?)李子書。
【年代等】明治4年6月刊。[東京]椀屋喜兵衛板。
【備考】分類「往来物・外国語」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2万1000円〜5万2500円】。
10000円 京城勝覧[〈天明再板〉京都めぐり]
【判型】中本2巻2冊。縦188粍。
【作者】貝原益軒(篤信)作・序。下河辺拾水画。
【年代等】宝永3年1月自序。享保3年春初刊。天明4年夏再刻。[京都]平野屋茂兵衛ほか板。
【備考】分類「地誌」。金,廷恩「近世案内記における観光モデルコースの登場:貝原益軒著『京城勝覧』から見えるもの」は次のように指摘する。 → 近世は、街道の整備と庶民生活の経済的向上にともない、楽しむ旅が大衆化した時代であった。京都の寺社では、近世初期から遠忌・開帳を盛んに催して客の誘致につとめており、旅人の来訪による経済効果も無視できない水準にまで達していた。このような時代背景の中で、モデルコースを収録した案内記が登場した。それは、アクセスに重点を置いた内容で、旅人が携帯して参照できるよう、小型に作られた実用書であった。そこに収載されたモデルコースとは、定められた基点から出発して、道なりの名所を順覧し、基点に戻るというものであり、現在のワンデープランや周遊モデルコースにつながるわかりやすい観光案内の原型と言える。しかし、これまでの研究では、注目されることが少なく、地誌の形態における多様化の一環として捉えられるにとどまってきた。本稿は、以上のような問題意識に基づき、モデルコースを収める案内記がどのように成立し、発展・継承されていったのかについて、このジャンルの嚆矢となる貝原益軒著『京城勝覧』を中心に検証した試論である。十八世紀初めに登場した『京城勝覧』は、益軒が藩儒としての公務の合間に培った京都に関する経験と知識をもとに、一巻が一日のコースになっている『鎌倉志』から手がかりを得るなどして、編集されたものであった。後続の案内記には、モデルコース仕立ての構成を意識し、それに続こうとした背景を裏付けるかのように、『京城勝覧』ほか先行案内記の文章が利用されている。一方、このタイプの案内記は、現地で参照される以外にも使用例があった。浅加久敬は、京都への旅を終えて帰郷した後、自身の紀行文をまとめるにあたって、『京城勝覧』を参照して書いていたのである。このような事例を踏まえて、モデルコース案内記が初歩的地理知識を担うものになっていたことを念頭に置く必要があり、小型案内記の役割について、今後のさらなる考察が俟たれるところである。
★原装・題簽付き(やや摩滅)・状態良好。ほとんどの頁に絵地図を挿入。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、天明板2冊揃いが、1万3800円〜2万6250円】。
10000円 〈俳諧〉季引席用集(〈伊呂波分〉俳言季引)
【判型】横本2巻2冊。縦129粍。
【作者】古来庵存義作(遺稿)。竜鱗庵素月補訂。高井蘭山(伴寛)校・序。
【年代等】文政元年、高井伴寛序・刊。[江戸]須原屋伊八板。
【備考】分類「俳諧」。
★原装・題簽付き・美本・稀書。
5000円 〈細訂増続〉俳諧山乃井(増続山井四季之詞)
【判型】中本2巻2冊。縦182粍。
【作者】高井蘭山(伴寛・思明)編・序。
【年代等】文化13年9月、高井蘭山序・刊。[江戸]須原屋伊八板。
【備考】分類「俳諧」。寛文3年11月原作『増山井四季之詞』の増訂版。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5000円〜5500円】。
10000円 言葉のもとすゑ
【判型】中本1冊。縦187粍。
【作者】元木網編・序。
【年代等】寛政8年3月自序。寛政10年11月刊。[江戸]蔦屋重三郎板。
【備考】分類「俳諧」。本書の改題本が「詞のやちくさ」。
★原装・題簽付き・極美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、本書の改題本「詞のやちくさ」が、1万2000円〜2万7000円】。
10000円 俳諧雪月花(〈諸家高点〉俳諧雪月花)
【判型】横本1冊。縦109粍。
【作者】楓窓子編。
【年代等】弘化4年7月、東籬園(山麓)序。同年同月、武谷仙麗序。弘化4年12月刊。[大阪]藤屋善七板。
【備考】分類「俳諧」。
★原装・題簽欠・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万2000円〜3万5000円】。
2000円 〈俳諧〉発句千五百題[俳諧発句千五百題集]
【判型】中本2巻2冊。縦182粍。
【作者】一事庵史栞編。
【年代等】明治25年11月刊。[東京]弘文館板(発行者:秋元政)。
【備考】分類「俳諧」。
★原装・題簽付き・美本。
12000円 俳諧暁山集
【判型】小本2巻2冊。縦154粍。
【作者】応々翁芳山作・序。
【年代等】元禄12年7月自序。元禄13年1月刊。[京都]新井弥兵衛板。
【備考】分類「俳諧」。
★原装・題簽付き・状態良好(表紙やや疲れ)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2万7000円(端本1冊が1万円)】。
3000円 幼学国字解〈平仮名・読点付〉
【判型】半紙本1冊。縦220粍。
【作者】王雲軒(椿林老人)原作の邦訳。文秀堂編。
【年代等】享和2年7月初刊([京都]近江屋伊兵衛ほか原板)。江戸後期後印。[京都]本屋重右衛門板。
【備考】分類「往来物」。清・王雲軒覆楷(椿林老人・王世階)作『幼学(指南)』(乾隆元年=享保20年作)に訓点を施し、大意を示した童蒙用注釈書。文化5年頃刊『女幼学』、文政元年刊『幼学指南諺注』、天保2年『〈天保翻刊〉幼学指南』等の類書が数点あるが、その中で比較的平易なもの。『幼学』(漢字4字1句、計400句)は、「天地重孝、垂訓化導、万善之基、統領三教…」で始まり、出産から成人するまでの養育の有様を詳述して父母の恩の広大なことを説き、また、孝行を始めとする人倫・処世訓全般を述べた教訓。
★原装・題簽付き・状態並み(本文やや染み)・稀書。
3000円 幼学国字解〈平仮名・読点付〉
【判型】半紙本1冊。縦229粍。
【作者】王雲軒(椿林老人)原作の邦訳。文秀堂編。
【年代等】享和2年7月刊。[京都]近江屋伊兵衛ほか板。
【備考】分類「往来物」。清・王雲軒覆楷(椿林老人・王世階)作『幼学(指南)』(乾隆元年=享保20年作)に訓点を施し、大意を示した童蒙用注釈書。文化5年頃刊『女幼学』、文政元年刊『幼学指南諺注』、天保2年『〈天保翻刊〉幼学指南』等の類書が数点あるが、その中で比較的平易なもの。『幼学』(漢字4字1句、計400句)は、「天地重孝、垂訓化導、万善之基、統領三教…」で始まり、出産から成人するまでの養育の有様を詳述して父母の恩の広大なことを説き、また、孝行を始めとする人倫・処世訓全般を述べた教訓。
★原装・題簽付き・状態並み(小虫補修)・稀書。
5000円 画本廿四孝(二十四孝絵解)
【判型】半紙本1冊。縦227粍。
【作者】岡田玉山作・画。
【年代等】天明8年初刊。寛政5年5月再刊。[大阪]塩屋忠兵衛板。
【備考】分類「往来物」。『二十四孝』の絵抄本。本書見返によれば「初に四言の標題を大書し、素読して勧孝の助とし、次に其図を画き、孝子の徳行をあらはし、百行の始たる教訓を示す」とある。四言標題を楷書・大字・5行・無訓、孝子小伝を行書・小字・12行・付訓で記す。本書は天明8年初刊と考えられるが、寛政元年に再刊された後、寛政4年に『画本廿四孝』と改題された。また、元禄11年刊『俗語教・道戯興』の板木を一部改刻した『新実語教・新童子教』を後半に合綴した『〈増補〉絵本二十四孝』など種々の類本がある。
★原装・題簽欠・並本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、刊年不明本が、2万5000円】。
16000円 画本廿四孝(二十四孝絵解)
【判型】半紙本1冊。縦226粍。
【作者】岡田玉山作・画。
【年代等】天明8年初刊。江戸後期再刊。[大阪]塩屋忠兵衛板。
【備考】分類「往来物」。『二十四孝』の絵抄本。本書見返によれば「初に四言の標題を大書し、素読して勧孝の助とし、次に其図を画き、孝子の徳行をあらはし、百行の始たる教訓を示す」とある。四言標題を楷書・大字・5行・無訓、孝子小伝を行書・小字・12行・付訓で記す。本書は天明8年初刊と考えられるが、寛政元年に再刊された後、寛政4年に『画本廿四孝』と改題された。また、元禄11年刊『俗語教・道戯興』の板木を一部改刻した『新実語教・新童子教』を後半に合綴した『〈増補〉絵本二十四孝』など種々の類本がある。
★原装・題簽付き・状態良好(欄外余白やや小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2万5000円】。
4000円 為学邇言
【判型】半紙本1冊。縦228粍。
【作者】宮崎畏斎(成美・子慎・襄谷)作。宮崎成身(栗軒)校・跋。
【年代等】文政5年2月跋・刊。[江戸]学習館板。
【備考】分類「教育」。著者経営の私塾・学習館の門弟のために編んだ童蒙教訓書で、子の成身が出版したもの。「教の基」「教は早きを尊ぶ」「学問にあらざれば本然の性に復する事あたはず」「学問せずして事足といふは非なり」「為学の法」「格物致知」「修身」「道」「教」「儒」「博学」「審問」など、学問の主旨・心得を25項にわたって説き示す。
★原装・題簽付き・状態良好(数丁小虫)・稀書。
3500円 蒙養編(堺県女紅場)
【判型】半紙本1冊。縦211粍。
【作者】中井竹山(積善・子慶)作。中井修二(竹山子孫)編。
【年代等】明治12年3月刊。[堺]堺県女紅場(平野半治郎)板。
【備考】分類「漢学」。活版和装本。
★原装・題簽付き・状態良好。
9000円 道階立(道の階立)
【判型】半紙本1冊。縦232粍。
【作者】河上忠晶(紀春川・忠精・市之丞)作。
【年代等】文久3年6月刊。[岡山]松嶋屋林助(貞松堂)板。
【備考】分類「教訓」。河上忠晶=江戸後期・幕末の漢学者・岡山藩士。父は忠光。本姓は紀、川上とも。初名忠精、通称は称市之丞、号は春川。岡山池田藩に仕え、初め和田正定に師事、のち佐藤一斎に漢学、大塩中斎に経史、片山金弥に数理学、滝川睡?に軍学を学ぶ。また黒住教祖宗忠の信徒となり、その布教に貢献した。著に『作聖篇』『伝道新篇』等。文久2年(1862)歿、68才。*美術人名辞典
★原装・題簽付き・美本・田舎板・稀書(『国書総目録』で2カ所)。
4000円 御改革道しるべ(本宅道案内)
【判型】半紙本1冊。縦224粍。
【作者】光眼院(慈般・大夢)作。宗流(ムネハル)跋。
【年代等】天保13年10月跋・刊。[江戸]孝松堂板(施印)。
【備考】分類「教訓」。天保の改革に関する教訓書。
★原装・刷外題・状態良好・稀書。
3000円 嘉民談
【判型】半紙本1冊。縦225粍。
【作者】不明。
【年代等】文化6年7月刊。刊行者不明。
【備考】分類「教訓」。
★原装・題簽付き・美本・稀書(『国書総目録』になし)。
4000円 道俗二十四孝
【判型】半紙本1冊。縦220粍。
【作者】日峰(元政)作。日種寛周編。
【年代等】明治12年7月序・刊。[滋賀県]吉岡益二郎(有隣堂)版。
【備考】分類「日蓮」。
★原装・題簽欠・状態良好・稀少本。
4000円 二十四孝(元禄4年)
【判型】半紙本1冊。縦214粍。
【作者】不明。
【年代等】元禄4年6月刊。[江戸]山口屋権兵衛板。
【備考】分類「往来物」。
★改装・題簽欠・状態並み。
10000円 蓮如上人御一生記絵鈔(蓮如上人御一生記絵抄)
【判型】半紙本3巻3冊。縦219粍。
【作者】了辨作。
【年代等】寛政5年2月、義圭序・初刊。天保10年春求板。[京都]蓍屋宗八ほか板([京都]丁子屋九郎右衛門後印)。
【備考】分類「真宗」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万円(痛み本)〜1万6200円】。
16000円 松島図誌(松嶋図誌)(文政4年)
【判型】半紙本1冊。縦236粍。
【作者】鼓缶子(桜田質・周輔)作。東沢画。
【年代等】文政3年4月作。文政4年7月刊。[大阪]浅野弥兵衛板。
【備考】分類「地誌」。
★原装・題簽付き・色刷り模様表紙・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2万円〜6万4800円】。
4000円 松島図誌(松嶋図誌)(明治22年)
【判型】半紙本1冊。縦222粍。
【作者】鼓缶子(桜田質・周輔)作。東沢画。
【年代等】文政3年4月作。文政4年7月初刊。明治21年8月再刊。[仙台]伊勢屋半右衛門(裳華房)板。
【備考】分類「地誌」。文政板の巻頭に、山岡鉄舟題辞1丁を増補。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3500円〜9720円】。
4000円 一枚起請文絵鈔(一枚起請文絵抄)
【判型】半紙本1冊。縦229粍。
【作者】俊諦作。
【年代等】天明2年2月刊。[京都]永田勘兵衛ほか板。
【備考】分類「浄土」。
★原装・題簽欠・状態並み(やや疲れ)・稀少本(『国書総目録』に1カ所)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万5000円】。
2500円 〈開化〉教諭百首
【判型】半紙本1冊。縦222粍。
【作者】高平真藤(岡廼屋)作。前田夏繁序。
【年代等】明治11年8月、内藤耻叟跋。明治11年12月、岡の屋のあるじ跋。明治12年5月、荘司秀鷹序。明治12年6月、楠本正隆序。明治11年12月刊記、明治12年6月刊。[東京]著者(岡廼屋)蔵板。[江戸]浅倉屋久兵衛ほか売出。
【備考】分類「教訓」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5140円】。
3000円 〈浄土安心〉道しるべ〈善導大師法語・円光大師法語・念仏往生伝・念仏勧導記〉
【判型】半紙本1冊。縦226粍。
【作者】甘露庵密成序。
【年代等】寛政6年、仏定跋。明治37年5月刊。[大阪]一心寺施印。沢田吉左衛門売出。
【備考】分類「浄土」。
★原装・題簽付き・美本。
50000円 老人必用養草(老人養草)
【判型】半紙本5巻5冊。縦227粍。
【作者】香月啓益(則真・牛山・貞庵)編。
【年代等】正徳6年春作。正徳6年春、北村可昌(ヨシマサ、伊平・篤所)序。正徳6年2月、春水堂序。同年同月刊。[京都]粕淵権兵衛板(初板本)。
【備考】分類「医学」。『老人必用養草』は元禄の頃、三百年前の養生の心得、飲食、生活環境、心身の養生について述べたものであるが、細部はともかく本質的な記述に気づかされること、同感できることが多くある。 人の生き方の本質は江戸時代と現代でそう大きく変わっていない。それだけに、高齢化社会が世界に先駆けて進んでいる日本で、『老人必用養草』は意義ある書物となるだろう。本書から日常と違った視点で老人の生き方を知ることが出来るからである。その意味でも若い人も、いや若い人にこそ読んでほしい本である。(酒井シヅ〔順天堂大学名誉教授・日本医史学会理事長〕「序――老いを生き、老いを楽しむ江戸の知恵」より)
★原装・題簽2冊存・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、正徳板5冊揃いが、6万4800円〜8万5000円】。
4500円 〈孝行繁栄・目ざまし艸〉人道二十四箇条
【判型】半紙本1冊。縦222粍。
【作者】荒井方久(玉泉堂・玉宝)作。長秀画。
【年代等】天保7年初刊。慶応元年5月補刻。[京都]永田調兵衛板。
【備考】分類「往来物」。『人道二十四ヶ条掟書』の増補・改題本。同書の後に『孝の道しるべ』『〈家内安全〉富貴繁栄丸』『絵本目ざまし艸』の3編を合綴したもの。実際に文政8年刊『〈家内安全〉富貴繁栄丸』(菱屋半兵衛板)や天保3年刊『孝の道しるべ』(刊行者不明)等の単行本が存し、同書広告で各単行本を紹介するように、それぞれの単行本がまず出版され、後にそれらを合冊した本書が板行されたと考えられる。『孝の道しるべ』は、『孝行和讃』風に「希々(たまたま)に人と生れし果報には、万物(もの)の霊(つかさ)と聞からに、たゞ両親(ふたおや)の大恩を、しらでは人といはれまじ…」と七五調で親の高恩と孝のあり方を説いたもの。『富貴繁栄丸』は、薬の能書き風に家内和合・子孫長久・修身斉家の秘訣を説いたもので、「一、第一上をすみやかにして下のいたみをやはらげ…」のように効能(心得)を一つ書きにし、続く「薬味調合」では、「富貴繁栄丸」の成分である「堪忍・思案・了見・分別・善事・陰行・実儀」の七味を掲げ、さらに禁忌(毒だち)として「大酒・博奕・諸勝負・遊芸」など一〇毒やこの薬の使用法などを教える。最後の『絵本目ざまし艸』は、短冊型に縦長に仕切って半丁に2葉ずつの挿絵とイロハ短歌を掲げた往来で、例えば冒頭「いとけなきよりならはぬ文字は」「ろうごくやめどせひがない」のように七・七・七・五で完結する教訓歌になっている。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、8230円〜4万6440円】。
3000円 実語教小解
【判型】半紙本1冊。縦227粍。
【作者】文徳堂注・序。
【年代等】寛政6年冬序。寛政8年春刊。[京都]勝村治右衛門板。
【備考】分類「往来物」。『実語教』のみの童蒙用注釈書。注釈文中に「『諺解』に…」と示すように、仏教関連語などについては寛文10年刊『実語教諺解』を参酌するが、そのほかは基本的に独自の施注。『実語教』本文を1〜4句毎に大字・行書・付訓で掲げ、続いて小字の比較的詳しい注釈を施す。字義よりも教訓の趣旨を敷衍することに重点を置き、近世後期の世俗一般に通じる処世訓として説くのが特徴(この点、寛政12年刊『児訓実語教』にも通じるものがある)。庶民における学問の必要性を「本然の智」「人の道」の点から強調し、たとえ手習い嫌いな子であっても、親たる者は「せめつ、すかしつして」何とか学問させよと説いたり、仏書に近い『実語教』が儒道を学ぶ者にも有益なことを諭す。
★原装・題簽付き・状態良好(一部汚損)・稀書。
1500円 伊呂波要言
【判型】半紙本1冊。縦212粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期書カ。
【備考】分類「辞書」。イロハ分けの用語集。
★表紙虫損・状態並み(本文小虫)。
2500円 説教教導要義抄
【判型】半紙本1冊。縦221粍。
【作者】不明。
【年代等】明治6年刊。刊行者不明。
【備考】分類「神道」。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4000円】。
6500円 〈八宗起原〉釈迦実録(八宗起原釈迦実録)
【判型】半紙本5合1冊。縦226粍。
【作者】鈴亭谷峨編。橋本玉蘭画。
【年代等】明治16年6月刊。[名古屋]梶田勘助板。
【備考】分類「読本」。
★改装・題簽付き(1巻のみ)・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、7000円〜5万9650円】。
35000円 〈外科収功〉図式(繃縛図式)
【判型】半紙本1冊。縦230粍。
【作者】大槻茂禎(大槻磐里・玄幹)作(附言)。鏑木雲潭画。
【年代等】文化10年6月附言。文化10年9月、桂国寧序。文化10年秋、岡惟徳跋・刊。刊行者不明。
【備考】分類「医学」。『泰西外科収功』3巻本のうち「図式」のみの単行刊本。
★原装・題簽付き・美本・本文色刷り。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、12万6000円〜12万9600円】。
8500円 〈大経〉四十八願和訓図会
【判型】半紙本5巻5冊。縦221粍。
【作者】諦浄・休成・無戒子作。
【年代等】文久元年春初刊。明治初年再刊。[京都]丁子屋七兵衛ほか板([京都]西村七兵衛後印)。
【備考】分類「仏教」。
★原装・題簽付き・状態並み(表紙一部汚損)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万円〜2万7000円】。
5000円 日本列女伝
【判型】半紙本3巻3冊。縦224粍。
【作者】小島玄寿(橡木模範女学校校長)編。
【年代等】明治11年3月、木城花野跋。同年9月、中邨正直(敬宇)序。明治11年9月初刊。[栃木]山中八郎蔵板。[東京]山中市兵衛売出。
【備考】分類「伝記」。1巻「孝弟伝」、2巻「貞順伝」、3巻「母儀伝」からなる日本人列女伝。
★原装・題簽付き(下巻欠)・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3万1500円】。
10000円 〈上野尚志編輯〉勧懲一歩・二歩・三歩・四歩・五歩
【判型】半紙本5巻5冊。縦221粍。
【作者】上野尚志編・序。神尾成教ほか校。
【年代等】明治12年10月自序。明治13年2月〜明治14年5月刊。[長野]上野尚志蔵板。[東京]石川治兵衛売出。
【備考】分類「教訓」。
★原装・題簽付き・状態良好・5編揃いは稀。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1冊端本が2000円〜3100円】。
4000円 三考釈義(初編)
【判型】半紙本1冊。縦227粍。
【作者】中茎暘谷(中茎謙・暘谷老人・?斎)作。関根惟清注。関根惟明校。
【年代等】弘化3年2月、藤波氏朝序・刊。[下野結城]?斎(著者)蔵板。
【備考】分類「国学」。本書は初編のみ。国学に基づき、「三国(日本・唐・天竺)の書の大意」を述べた書。日本・唐・天竺の3国の書を国学的立場から解釈し、人の行うべき行動・知るべき知識について説く。*名古屋大学HP
★原装・題簽欠・状態良好・稀書。
12000円 饒舌録(〈俳諧〉饒舌録)
【判型】半紙本2巻2冊。縦225粍。
【作者】元木網(元木阿弥)作。
【年代等】文化元年5月、冬?居士トウコウコジ序。文化元年8月刊。[江戸]前川弥兵衛板。
【備考】分類「俳諧」。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、江戸期原装本が、1万8000円〜8万4000円】。
20000円 俳諧天爾波抄(俳諧天尓波鈔)
【判型】半紙本6巻6冊。縦229粍。
【作者】富士谷御杖ミツエ(北辺大人)作(口授)。浦井有国編(筆受)
【年代等】文化3年夏、浦井有国序。文化3年10月、皆川愿序。文化4年11月刊。[江戸]南台蔵板。野田七兵衛ほか売出。
【備考】分類「俳諧」。
★原装・題簽付き・色刷り模様表紙・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3万240円〜5万円】。
3500円 民間経済録(初編・二編)
【判型】半紙本2巻2冊。縦223粍。
【作者】福沢諭吉作・序。
【年代等】初編=明治10年11月自序。同年12月免許・新刻。明治12年12月以降(証紙の漉入紙)再刊。[東京]福沢氏蔵板。慶應義塾出版社ほか売出。二編=明治13年6月自序。同年8月刊。[東京]福沢氏蔵板。慶應義塾出版社ほか売出。
【備考】分類「経済」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2冊揃いが、4200円〜3万240円】。
6000円 物数称謂
【判型】半紙本1冊。縦238粍。
【作者】岡田挺之(新川)編・序。重松驥校・書。
【年代等】寛政8年1月自序・初刊([名古屋]永楽屋東四郎原板)。明治36年12月求板。[名古屋]豊田棄三郎板。
【備考】分類「辞書」。天時・地理・人品・宮室・食膳・佩服・器財・動物・植物・通用の10分類に分けて主な単語の数量表現等を集めたもの。数量表現や数詞の重要資料。
★原装・題簽付き・極美本・稀書。
10000円 増山の井(増山井四季之詞)
【判型】半紙本2巻1冊。縦228粍。
【作者】北村季吟作。
【年代等】寛文3年11月作・初刊。安永3年1月再刊。[江戸]戸倉屋喜兵衛板。
【備考】分類「俳諧」。寛文3年刊。季吟作、慶安元年刊『山之井』に漏れた四季の詞を類集したというが、実際は野々口立圃の『嚔草(はなひくさ)大全』を改訂したものという。
★原装、題簽付き・状態良好。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万5000円〜3万円】。
12000円 〈和歌連俳〉異名分類抄(異名分類鈔)
【判型】半紙本4巻1冊。縦223粍。
【作者】入江昌喜(蘆父)編・序。
【年代等】天明3年2月自序。寛政5年初刊。寛政6年1月再刊。[大阪]森本太助ほか板。
【備考】分類「辞書」。見返しに「此書は、もろもろの異名を集、証歌・証文をのせ、誤を正し、註を加へ、天地・神祇・人倫・居所・器財・衣食・鳥獣・虫魚・草木等悉く部類を分、見安からしめ、和歌・連俳の便りに備ふ」と紹介する。
★原装・題簽付き(かすれ)・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万7280円〜6万3000円】。
7500円 誹諧大成しんしき(誹諧新式目)
【判型】半紙本1冊。縦228粍。
【作者】白梅園鷺水(青木鷺水)編・序。柏屋種充増補(新式或問)。
【年代等】元禄11年2月跋・刊。[京都]中西卯兵衛板(後印)。
【備考】分類「俳諧」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、元禄板原装本が、8400円〜2万5000円】。
4000円 伊吹於呂志(気吹?)
【判型】半紙本2巻2冊。縦237粍。
【作者】平田篤胤作(講説)。門人等筆記。小島元吉ほか序。
【年代等】文化10年頃講説。江戸後期刊。[江戸]気吹舎塾(伊吹廼舎塾)蔵板。
【備考】分類「国学」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、円】。
8000円 〈百福基本〉勧善録
【判型】半紙本1冊。縦227粍。
【作者】中江藤樹作。
【年代等】寛政4年6月刊。[大阪]小川屋六蔵ほか板。
【備考】分類「教訓」。『勧戒全書』から「勧善録」「辨惑立志」「陰隲解」「種子方」4章を抜粋し、巻末に「親親仁民愛物(親を親しみ、民を仁(あわれ)み、物を愛す)」を増補したもの。以上の内冒頭の「勧善録」以外は、岩波文庫『鑑草』附録「陰隲」に所収。
★原装・題簽付き(表紙やや痛み)・状態良好・極稀書(『国書総目録』になし)。
4200円 予州安西往生記(安西法師往生記・総誉安西法師往生記)
【判型】半紙本1冊。縦227粍。
【作者】竜珂作。
【年代等】正徳2年3月、覧光跋。天保11年6月刊。[江戸]三縁山(増上寺)西渓竹叢軒蔵板。
【備考】分類「浄土」。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4000円〜1万6200円】。
9000円 中臣祓指掌
【判型】半紙本1冊。縦224粍。
【作者】三木広隆作。
【年代等】文政8年5月、吉川家序・刊。刊行者不明。
【備考】分類「神道」。
★原装・題簽付き・美本。稀書(『国書総目録』に2カ所)。
9000円 官職知要
【判型】半紙本3巻3冊。縦225粍。
【作者】里見安直作。
【年代等】元禄15年9月、宇都宮由的序。享保3年8月刊。[京都]出雲寺和泉掾板。
【備考】分類「法制」。御書物、官職の起元より位階姓氏等44条を記す。
★原装・題簽付き・概ね良好(一部小虫)。
25000円 養蚕秘録[〈勧農叢書〉養蠶秘録]
【判型】半紙本3巻3冊。縦225粍。
【作者】上垣守国作。
【年代等】享和2年1月、桜井篤忠序。享和2年1月、加藤為貞跋。享和2年8月自序。享和2年冬、関口源?跋。明治20年4月、織田完之序。明治20年12月再刻。[東京]穴山篤太郎(有隣堂)板。
【備考】分類「蚕業」。上垣守国は、宝暦3(1753)年に蔵垣で生まれました。18歳の時に奥州(今の福島県)へ行き蚕種を購入し研究をはじめ、20歳の時から養蚕を但馬、丹波、丹後地方に広めました。その後、享和2(1802)年『養蚕秘録』(上・中・下巻)を著しています。『養蚕秘録』は、蚕の起源から種類、伝説、飼育法等を絵入りで解説したもので、フランス、イタリア等で翻訳されています(参考:伊藤芳樹『青い目の養蚕秘録』大日本蚕糸会、1992 *上垣守国養蚕記念館HP)。
★原装・題簽付き・極美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、明治板が、4万8000円〜10万8000円】。
4500円 円光大師御忌勧誘記[〈円光大師〉御忌勧誘記]
【判型】半紙本1冊。縦224粍。
【作者】不明。
【年代等】文化3年11月、華頂山知恩教院都監跋・刊。
【備考】分類「浄土」。
★原装・題簽付き・美本。比較的稀書。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、6000円〜1万2960円】。
2500円 〈三則説教〉心学道しるべ(初編)
【判型】半紙本1冊。縦225粍。
【作者】柴田游翁(艾軒)作。上田貞幹編(聞書)。
【年代等】明治6年8月、木村吉保序。明治6年10月刊。[京都]修正舎板。
【備考】分類「心学」。
★原装・題簽欠・美本。
10000円 神敵二宗論辨妄
【判型】半紙本2巻2冊。縦231粍。
【作者】誓鎧作。
【年代等】明治4年秋序・刊。刊行者不明。
【備考】分類「真宗」。平田篤胤作『神敵二宗論(出定笑語付録)』(文化10年頃作。一向宗と日蓮宗とを神敵二宗として排撃した論)に対する仏教側の反駁論。
★原装・題簽付き・状態良好(数丁小虫)。稀書。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万円〜2万3000円】。
3000円 小学試験法
【判型】半紙本1冊。縦225粍。
【作者】金子尚政作・序。
【年代等】明治7年8月序。明治7年10月刊。[?]文徳堂板。
【備考】分類「近代教育」。下等小学8級から1級までの各教科の試験法についての教師指導書。
★原装・題簽欠・状態良好。
4000円 〈雅俗〉故事新編
【判型】半紙本2巻2冊。縦221粍。
【作者】板井慶次カ編。
【年代等】明治17年7月例言。明治18年1月版権免許。明治18年11月刊。[東京]目黒十郎板。
【備考】分類「辞書」。
★原装・題簽付き・美本。
15000円 雑字類編
【判型】半紙本7巻2冊。縦225粍。
【作者】柴野栗山作。柴野貞穀サダヨシ(小輔)編・序。辻言恭(子礼)校。
【年代等】明和元年3月、柴野貞穀序。同年同月凡例。天明6年6月刊。[江戸]汎愛堂蔵板。[京都]俵屋清兵衛ほか売出。
【備考】分類「辞書・漢詩文索引」。見出し語をイロハ順にまとめ、その中を天文・地理から動物・植物に至る18門に分類、約3万語を収める(漢語は白話小説の用語が主流)。凡例に言う如く「質実的切」な日常語の「事ヲ記シ実ヲ録スル為」に漢字表記を求めさせる一種の表現辞典である。少なからぬ外来語を登載する点に特徴があり、この種の辞書として後世に最も影響を与えた(「日本古典文学大辞典」参照)。
★原装・題簽付き・美本・帙入り。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、明治板(虫損本)が1万8510円】。
10000円 蓮如上人御一生記絵鈔[〈浄土真宗〉蓮如上人御一生記絵鈔・蓮如上人御一生記絵抄](文化板)
【判型】半紙本3巻3冊。縦225粍。
【作者】了辨作。
【年代等】寛政5年2月、粟津義圭序。寛政6年春初刊([京都]丁子屋九郎右衛門原板)。文化8年春再刊。[京都]銭屋利兵衛求板。
【備考】分類「真宗・伝記」。
★原装・題簽付き・美本。文化板は希少。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万円(痛み本)〜3万7800円】。
6000円 蓮如上人御物語(安永板)
【判型】半紙本2巻2冊。縦223粍。
【作者】実悟作。
【年代等】安永9年春、知慶序。安永9年1月刊。[京都]河南儀兵衛ほか板。
【備考】分類「真宗」。実悟作『蓮如上人一期記』抄出本。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、安永板が7000円〜2万8000円】。
36000円 〈新彫〉和漢武家名数(倭漢武家名数)
【判型】半紙本5巻5冊。縦225粍。
【作者】神田白竜子(勝久・講武堂)編・序。
【年代等】正徳6年4月自序。正徳6年7月初刊([江戸]升屋五郎右衛門ほか原板)。江戸中期再刊。[京都]菊屋七郎兵衛後印。
【備考】分類「語彙」。
★原装・題簽付き・状態良好。稀書。
5000円 臨時客応接
【判型】半紙本1冊。縦225粍。
【作者】和田信定(未学堂)作(授)。和田信篤・増田敬哉編(受)。
【年代等】文政2年12月、亀田鵬斎(興)序。文政3年2月、蜀山人序・刊。[江戸]須原屋佐助板。
【備考】分類「礼法」。表紙見返しの説明に「此書は、礼法を和げて体とし、倹約を用とし、取次のもの、綿襷、前垂、脇差の事より茶・煙草盆、及び手元有合の品を以て四季献立料理仕方、其外、饗応の次第、給仕立廻に至迄、百ヶ条に諭し、山出しの召使にも出来易く、しかも客人の心に応ぜしめ、高貴の饗応にも比すべきの作意にして、平がなを附し、婦人・小子と雖ども解し易く、客あしらひの便利なる事、実に近世未曾有の珍書なり」とある。
★原装・題簽欠・状態並み(小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5400円〜3万1500円】。
5000円 算法智恵海大全
【判型】半紙本1冊。縦231粍。
【作者】不明。
【年代等】寛政5年初刊。寛政頃再刊。[大阪]吉文字屋市左衛門板。
【備考】分類「和算」。
★原装・題簽付き・状態良好(表紙やや痛み、本文良好)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5660円〜4万9370円】。
5000円 雅俗幼学新書
【判型】半紙本2巻2冊。縦225粍。
【作者】森源愿(ゲンゲン楓斎)編・校。
【年代等】文政10年10月作。安政元年12月、田祐順仲序。安政2年7月、森誠(子慎)跋。明治初年刊。[東京]紙屋徳八ほか板。
【備考】分類「辞書」。言語の道や万物の称謂は世に従って変わるとして、邇言すなわち卑近なことばと、雅言とを網羅し、細大遺すところなく集めたもの。童蒙のために編したので「幼学」と言っている。イロハ順に、その中を、天地・時候・神仏・官位・名字・人物・身体・衣服・飲食・器財・動物・植物・数量・言語の14部門に分ける。漢字漢語に一々読みを施すが、その読みには古い雅語と新しい俗語とがあり、俗語には、当代のことばを取り入れた特色のあるものが相当数ある。辞書史上、節用集類とは異なった編纂で、注意すべきものである(「日本古典文学大辞典」参照)。辞書。二巻。森源愿編。1827年成立。節用集と漢和辞典を合わせたような体裁で、俗語・擬声語・擬態語を多く採録している(コトバンク)。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、円】。
4000円 経学要字箋
【判型】半紙本2冊(3巻本のうち中巻欠)。縦220粍。
【作者】穂積以貫(能改斎)作。
【年代等】享保16年1月、北谷周徳(琳竹)序。享保16年9月刊。[大阪]松村九兵衛板。
【備考】分類「漢学」。
★原装・題簽付き(上巻摩滅)・状態良好。稀書。
9000円 〈頭書図入〉窮理童子教
【判型】半紙本2巻2冊。縦225粍。
【作者】青木東江(清輔)作・序。芳川俊雄(春濤)校・序。
【年代等】明治6年2月自序・刊。[東京]紀伊国屋徳蔵ほか板。
【備考】分類「往来物」。窮理学(本書頭書に「天地の間にある万物の道理を究め其物の源質を知り、しかる後に之を人の用に供給するの学問」と説明)上の基礎知識をほぼ七五調の文言で綴った手本。『童子教』と称すが、いわゆる『実語教・童子教』とは何の関連もない。上巻では第1章「究理の要義」で窮理学のあらましを述べ、第2章「空気の事」で空気の特性や大気に関する諸説を展開する。また下巻では第3章「風の事」で風の原因やその作用、気候や季節との関わりなどについて、第4章「熱気の事」で熱の作用や熱の五源(太陽熱・火熱・電熱・固有熱・相撃熱)、熱の性質、寒暖計などについて述べる。本文を大字・5行・付訓で記す。頭書には、本文の関連記事や挿絵を掲げ、エヤ(エア)ポンプ・晴雨鍼・風雨鍼・風速計・反射鏡を始めとする実験器具や測定器なども紹介する。
★原装・題簽付き(下巻欠)・状態良好。
10000円 日蓮上人一代図会
【判型】大本6巻合1冊。縦256粍。
【作者】中村経年(松亭金水)作。葛飾北斎画。梅亭金鵞書。
【年代等】安政5年8月、日琢(小湊・誕生寺住職)序。同年9月初刊。[江戸]松栄山大法寺蔵板。
【備考】分類「読本」。彫工=江川仙太郎。
★改装・題簽欠・並本(刷り良好、一部汚損)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、江戸期板本が2万5000円】。
3500円 十二月往来〈同和歌花鳥帖〉
【判型】特大本1冊。縦289粍。
【作者】大谷永庵(業広)書。
【年代等】享和元年12月初刊。[京都]近江屋重兵衛板。
【備考】分類「往来物」。前半に四季の手紙、後半「花鳥帖」に四季の和歌を収録した手本。前半の手紙文は新年挨拶状以下12通で、いずれも大字・3行・無訓で記す。内容は四季や年中行事(元朝参り、賀茂原見物、賀茂競馬見物、天夕、日吉参詣など)にまつわるものがほとんどである。後半「花鳥帖」は、例えば1月は柳と鴬、2月は桜と雉のように、月毎の花鳥を主題にした和歌を2首ずつ(合計24首)収めたもので、並べ書きと散らし書きを交互に織り混ぜながら綴る。また、巻末に漢詩文ならびに和歌6編を載せる
★原装・題簽付き・状態良好(表紙やや痛み)。
13000円 日蓮大士真実伝
【判型】大本5巻5冊。縦260粍。
【作者】小川孝栄(泰堂)編。長谷川雪堤(巌松斎宗一)画。田中吉右衛門(甘志)校。宮城玄魚・小原竹堂書。
【年代等】安政7年春、小山陰士序。万延元年5月、小山泰堂題辞。文久元年12月、八溝山人序。元治元年3月、権中納言実順(今出川実順イマデガワサネアヤ)序。慶応3年4月刊記。慶応4年3月序・初刊。明治初年再刊。[東京]日蓮宗大教院蔵板。須原屋茂兵衛ほか売出。
【備考】分類「伝記」。発起人:近江屋与左衛門(義徳)・明石屋源兵衛(尚親)。彫工:朝倉伊八・清水柳三。
★原装・題簽付き(2・5巻のみ存)・状態概ね良好(見返し痛み)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5冊揃本が、1万5000円〜3万5000円】。
8500円 立正安国論新註
【判型】大本3巻3冊。縦256粍。
【作者】日英上人(英園院)注・序。
【年代等】天保4年7月自序。天保6年3月初刊。明治初年再刊。[京都]村上勘兵衛板。
【備考】分類「日蓮」。初刊年代は上巻末の年号記載による。
★原装・題簽付き・極美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万円〜3万7800円】。
4000円 閑聖漫録
【判型】大本1冊。縦251粍。
【作者】会沢安(正志・恒)作。
【年代等】文久3年冬、石河幹脩跋。文久3年11月刊記。元治元年春、青山延光序・刊。[水戸]須原屋安治郎ほか板。
【備考】分類「随筆」。
★原装・題簽付き・状態良好(表紙やや汚損)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5000円〜1万6200円】。
15000円 近世叢語
【判型】大本8巻4冊。縦261粍。
【作者】角田九華(簡・大可)作・序。
【年代等】文化13年10月自序。文政5年11月凡例。文政11年春刻成。文政11年5月、頼山陽(襄)序。文政11年10月、佐藤坦(一斎)序・刊。[大阪]加賀屋善蔵ほか板。
【備考】分類「随筆」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、7万200円】。
2000円 〈京師複刻〉日課念仏士女訓(日課士女訓・士女訓)(異板)
【判型】大本1冊。縦264粍。
【作者】念海(倫譽念海大僧正)作・序。定伝序。隆円跋。
【年代等】文化8年7月念海序。文政10年3月定伝序。同年同月跋・刊。刊行者不明。
【備考】分類「浄土」。首題に「につくわねんぶつじによくん」とルビを振る。
★原装・題簽欠・【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4630円〜7020円】
9000円 万民徳用(江戸後期)
【判型】大本1冊。縦258粍。
【作者】鈴木正三作。
【年代等】寛文元年初刊。江戸後期再刊。刊行者不明。
【備考】分類「仏教・教訓」。鈴木正三が著した、日常生活に即した仏教徒のあるべき姿を説いた著作。具体的には「修行之念願」「三宝徳用」「四民日用」の三部からなる。成立年代は「修行之念願」が慶安5年(1652)であり、「三宝徳用」が慶安3年(1650)であり、「四民日用」は武士日用のみ、寛永8年(1631)に和歌山で正三縁者の家で書いたという。ところが、開版が慶安2年のため、前者二論の著述年時には議論がある。内容は、一般に江戸時代の諸階級に於ける修行のありようを示したのは、最後の「四民日用」である。修行即仏行の考えを、それぞれの階級(士農工商)に当て嵌め、職業即仏行に昇華させたものである。正三独自の仏法世法観を知るために、重要である。また、中村元博士は、正三の発想がマックス・ウェーバーのプロテスタンティズム分析と重なると評価される。一方で、当時の階級差別をそのまま無批判に受け容れていることについて、仏道者の平等観念に抵触するとの指摘もある(つらつら日暮らしWiki〈曹洞宗関連用語集〉参照)。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、円】。
12000円 神国決疑編
【判型】大本3巻3冊。縦260粍。
【作者】竜野煕近作。英中玄賢序。
【年代等】寛文初年作。延宝元年2月、辨之跋。延宝5年10月、泊如運敞序。元禄4年9月刊。[京都]古藤七郎兵衛板。
【備考】分類「神道」。
★原装・題簽付き(下巻題簽欠)・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3冊本が1万5000円〜2万5000円】。
3000円 葬事略記
【判型】大本1冊。縦266粍。
【作者】角田忠行作。師岡正胤跋。
【年代等】江戸末期初刊。明治初年再刊。刊行者不明。
【備考】分類「祭祀」。彫工:樋口与兵衛。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1000円〜1万8510円】。
13000円 家職要道(初編・初板本)
【判型】大本2巻2冊。縦255粍。
【作者】正司南鴃(正治)作・序、松川半山(真水)画・略注、荒木八十五翁跋。
【年代等】嘉永4年春序。慶応2年初刊(初編)。[大阪]河内屋佐助(三木玉渕堂)ほか板。
【備考】分類「経済」。肥前有田の富商である著者が自らの体験をもとに綴った浩瀚な商人心得書。荒木氏の跋文では、本書は「皆、実地を踏んで著されし故、一つとして虚誕なく、世の人、是を身に行わば、愚といえども賢に、貧といえども福に至りなん。世に家道の書多しといえども、斯くの如き切なるを見ず」と絶賛する。慶応2年に初編(上下巻=第1・2巻)2冊が刊行され、明治8年に全10巻5冊本として出版された。明治期商人のバイブルとして読まれるほどの実践的な教訓書であった。
★原装、題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、10巻本が3万9080円】。
8000円 桂園一枝(正編)
【判型】大本3巻1冊。縦257粍。
【作者】香川景樹(梅月堂)作。
【年代等】文政11年10月、玄如序。嘉永3年春刊。[京都]出雲寺文治郎(松栢堂)ほか板。
【備考】分類「歌集」。桂園一枝(けいえんいっし)は、江戸時代後期に刊行された香川景樹(1768年-1843年)の家集。1828年(文政11年)に完成し、1830年(天保元年)に刊行された。巻数は正編3冊、拾遺2冊。983首を収める。小沢蘆庵(1723年-1801年)が提唱した「ただごと歌」(=人の心が発する自然の声をそのまま言葉にした歌)の主張を発展させ、優雅・清新な歌風をもって京都を中心とした歌壇に君臨した景樹の代表作である。景樹の家風は明治時代初期までもてはやされ、この歌集の名から桂園派と称された。景樹は「古今和歌集」の歌風を理想とし、紀貫之を歌聖と仰ぎ、それを実践するためにこの歌集を自ら撰集した。歌集の構成は四季・恋・雑・雑体(長歌・旋頭歌・俳諧歌)からなっている(Wikipedia)。江戸時代後期の歌集。香川景樹著。3巻。文政 11 (1828) 年自選、同 13年刊。春、夏、秋、冬、「事につき時にふれたる」、恋、雑、雑体の各部に分類され、歌数は 983首。題詠が多いが、若い頃上京した際の歌、本居宣長にすすめられて詠んだ歌など、伝記的に注目される作もある(コトバンク)。
★3巻を1冊に改装・題簽付き(雪巻のみ)・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3冊本が、1万2000円〜2万5000円】。
8000円 法曹至要抄
【判型】大本3巻1冊。縦251粍。
【作者】坂上明基作。
【年代等】寛文2年10月、石斎鵜信之訓点。漢文2年初刊。明治初年後印。[京都]村上勘兵衛板。
【備考】分類「法制」。平安時代末期〜鎌倉時代初期の法制書。坂上明基が源実朝の求めにより著わしたとされている。3巻。律令の用語を注解し、独自の見解を述べている。すでに散逸した法制書や検非違使庁の庁例などを多数引用している点でも貴重(Wikipedia)。日本の平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて、法曹官僚の坂上氏により記された法律書である。原型を坂上明兼(中原明兼)が造り、その孫である明基が完成させたといわれる(Wikipedia)。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万2600円〜2万8000円】。
5000円 〈無住〉妻鏡(無住妻鏡)
【判型】大本1冊。縦248粍。
【作者】無住道鏡(一円)作。
【年代等】寛永18年初刊。慶安4年12月再刊([江戸]西村又左衛門板)。江戸後期再刊。[京都]丁子屋九郎右衛門板。
【備考】分類「禅宗」。鎌倉時代後期の仏教説話集。臨済僧道鏡一円 (1226〜1312) の編。1巻。一円は無住と号し、大円国師と諡 (おくりな) された人 (→無住一円 ) 。その晩年の編と考えられる。無常観、修行、業因、持戒などの説話を集め、婦人を対象としたために『妻鏡』という(コトバンク)。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万7000円(寛永板)〜5万9400円(寛永板)】。
3500円 字音かなづかひ(字音仮字用格・字音迦那豆河比)
【判型】大本1冊。縦258粍。
【作者】本居宣長作・序。
【年代等】安永4年1月自序。安永4年3月、須賀直見序。安永5年春刊。[京都]銭屋利兵衛ほか板。
【備考】分類「語学」。語学書。本居宣長著。1776年刊。字音の仮名遣いを主に「韻鏡」に基づいて定めたもの。本書によって五十音図のオはア行、ヲはワ行に収められ、中世以来の誤りが正された(大辞林)。語学書。1巻。本居宣長(もとおりのりなが)著。安永5年(1776)刊。従来誤っていたオとヲの所属を改めるなど、誤りやすい字音の仮名遣いを述べたもの(デジタル大辞泉)。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3000円〜6480円】。
4500円 聖学問答
【判型】大本2巻2冊。縦267粍。
【作者】太宰純(春台)作・序。
【年代等】享保17年1月自序。享保21年3月、水野元朗跋・刊。[江戸]須原屋新兵衛板。
【備考】分類「漢学」。太宰春台の代表作は、「経済録」(10巻)と、この「聖学問答」(2巻)だといわれている(武部善人/著「太宰春台」吉川弘文館発行参照)。その上巻で、春台は「孟子と孔子の説の違いを知らないで、孔子と並べて尊信し、孟子の書を論語の義疏(ぎしょ)だというが、悲しい見解である。荻生徂徠に至って、初めて先王の道を六経に求めて、孔子の道は先王の道なることを悟り、孟子の言が孔子に違うことが多い」として、徂徠の説を重視し、孔子に傾倒する。この観点をふまえて、孟子の「性善説」、「仁義禮智は性なり」などを批判する。また、「告子と孟子と性を論じたるところ、宋儒は孟子を是とし、戦国時代の告子を非とするが、徂徠は1人告子を是とする」、というように、師徂徠の説を尊重した(信州デジくらHP)。太宰春台は、延宝8年(1680)9月14日生れ、延享4年(1747)5月30日没。江戸時代中期の儒学者。名は純、字は徳夫、幼名は千之助、小字は弥右衛門、号は春台、紫芝園。 15歳で出石侯松平忠徳に仕官。母の病を理由に強いて致仕、藩侯の怒りに触れ 10年の禁錮に処せられた(コトバンク)。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、7000円〜1万2000円】。
4000円 興御書諺解
【判型】大本1冊。縦269粍。
【作者】藤井重貞注。
【年代等】万治3年11月作。天明6年春、鼎足道人序。天明6年春、藤井重貞凡例。天明7年9月刊。[京都]田中庄兵衛板。
【備考】分類「真宗」。
★原装・題簽付き・状態良好。稀書(『国書総目録』で数カ所)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4500円〜2万7000円】。
7000円 目なし草〈一休水鏡註〉(水鏡註目無草)
【判型】大本2巻合1冊。縦255粍。
【作者】不明。
【年代等】延宝3年9月初刊。文化2年5月再刻。[京都]丸屋市兵衛ほか板。
【備考】分類「臨済」。『一休和尚法語水鏡』を解説した教訓書。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万円〜2万1000円】。
3000円 〈頭書〉実語教註解
【判型】大本1冊。縦250粍。
【作者】不明。
【年代等】天保10年1月刊。[京都]勝村治右衛門板。
【備考】分類「往来物」。江戸後期の『実語教・童子教』注釈書の一つ。外題は『実語教註解』だが、後半に『童子教註解』を収録する。二教本文(五言一句)を2〜6句毎に「大字・行書・八行大・無訓」と「小字・楷書・一六行大・付訓」の二様で掲げた後で比較的詳しい注釈文を配置する。施注内容は寛文10年刊『実語教諺解・童子教諺解』(恵空注)や文化13年刊『実語教童子教証註』(振鷺亭貞居注)を参照・引用しながらも(この点、『註解』は『諺解』と『証註』から合成した書名と思われる)、独自の箇所も少なくなく、全体的に引用を少なくして簡略にし、特に仏典からの引用をほとんど排除して儒教中心に解釈したり、生業や実生活を意識した合理的・具体的な注釈を施すのが特徴。巻頭に「諌鼓鳥」「菅原道真」「小野道風」「空海」の故事にちなんだ挿絵を掲げ、頭書に「廿四孝諺解」「諸礼之図式」「短冊色紙寸法定」「書状上書之高下」「手形請状の案文」「日本国尽」等の記事を収録する。
★原装・題簽摩滅・状態良好(表紙痛み)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3000円〜8220円】。
20000円 百人一首基箭抄(基箭抄)
【判型】大本3巻2冊。縦253粍。
【作者】井上秋扇編。北村季吟序。
【年代等】寛文13年初刊。延宝8年6月再刊。享保6年春再刊。寛延3年再刊。文化2年冬求板。[大阪]増田屋源兵衛ほか板。
【備考】分類「和歌・注釈」。細川幽斎の『百人一首抄』を参考に編集したもの。作者の伝記と歌の解釈。後に出版された絵入版本は広く読まれ『百人一首』の啓蒙に大きな力となった(大阪府立中之島図書館HP)。
★原装・題簽付き・状態良好(数丁小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4万8000円(享保板)〜15万1200円(延宝板)】。
6000円 百人一首解
【判型】大本1冊。縦269粍。
【作者】不明。
【年代等】宝暦6年夏、栗本英暉序。明和8年秋、山岡浚明(マツアケ・子亮・梅橋散人)序。明和8年7月刊。[江戸]須原屋市兵衛(申椒堂)板。
【備考】分類「和歌・注釈」。
★原装・題簽欠・状態良好(数丁小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万円〜4万1040円】。
11000円 劔甲新論(剣甲新論)
【判型】大本2巻2冊。縦250粍。
【作者】鈴木鐸(黄軒・四郎右衛門・振道)作・序。
【年代等】嘉永6年10月自序。嘉永7年3月、森蔚序。慶応元年12月刊。[水戸]須原屋安治郎ほか板。
【備考】分類「武具」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万6200円〜3万2400円】。
20000円 閑田耕筆
【判型】大本4巻4冊。縦253粍。
【作者】伴蒿蹊(資芳・閑田)作。田中訥言画。伴直樹(資規)校・跋。
【年代等】寛政11年11月、伴直樹跋・刊。江戸後期後印。[京都]山城屋佐兵衛板。
【備考】分類「随筆」。江戸後期の随筆。4巻。伴蒿蹊(ばんこうけい)著。享和元年(1801)刊。見聞記や感想を天地・人・物・事の4部に分けて収載(デジタル大辞泉)。
★原装・題簽付き・状態良好・書袋付き。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4万8000円】。
6000円 幼稚学範
【判型】大本1冊。縦272粍。
【作者】不明。
【年代等】寛永2年1月書カ。
【備考】分類「教訓」。「日課」「常行」「謹戒」に分けて認めた童蒙教訓。
★原装・題簽付き・状態並み(表紙等一部破損)。
6000円 佐喜艸(佐喜草・さき草・言葉がきさき草)
【判型】大本1冊。縦257粍。
【作者】藤井高尚作。本居大平・橘千蔭序。
【年代等】享和3年2月作。同年11月序。文化3年3月刊。[京都]蛭子屋市右衛門ほか板。
【備考】分類「歌学」。
★原装・題簽付き・美本・書袋付き。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、8640円〜3万5000円】。
12000円 不繋舟(都那可怒布祢・桜園歌集)
【判型】大本3巻3冊。縦266粍。
【作者】滋野貞融(岩下多門・桜園大人)作。桐堂主人映範・藤原春村序
【年代等】天保14年8月作。嘉永4年10月、早川真学序。安政2年5月、藤原延春跋。安政5年4月刊。[江戸]英文蔵板。
【備考】分類「歌文」。
★原装・題簽付き(下巻題簽欠)・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万6200円〜1万8000円】。
4000円 吉原大ざつしよ(吉原大雑書)
【判型】半紙本1冊。縦206粍。
【作者】原本:作者不明。稀書複製会板:山田清作編。
【年代等】原本:延宝3年4月刊(刊行者不明)。複製:大正8年4月刊。[東京]米山堂板。
【備考】分類「評判記」。稀書複製会第1期、印行300部のうち第149号。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4200〜8000円】。
6500円 文鳳麁画
【判型】半紙本1冊。縦228粍。
【作者】河村文鳳(駿声)画。
【年代等】寛政12年2月、墨湖堂序・刊。[名古屋]永楽屋東四郎板。
【備考】分類「絵画」。
★原装・題簽付き(褪色)・状態良好・稀書。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋(「文鳳鹿画」と誤入力)で、1万2000〜1万3000円】。
2500円 〈仮名絵入〉諸職往来
【判型】半紙本1冊。縦225粍。
【作者】寺田正晴(寺田与右衛門・大津屋与右衛門・絮柳・文煕堂)作。
【年代等】江戸後期刊。[京都]菊屋七郎兵衛板。
【備考】分類「往来物」。享保5年初板本の序文によれば、元禄7年刊『商売往来』に触発されて、それに漏れた語句を中心に綴った往来。冒頭に四民が「国家之至宝」であり、「日用万物調達之本源」であることを述べ、以下、四民の順にそれぞれの本務と心得を列記する。武士は庶民の指導者としての人格と教養、農夫は四季耕作・年貢収納と農事関連知識、工匠は諸職業名と必要な道具名、商人は算用と売買の心得などについて記す。中でも、職人(大工・屋根葺・壁塗・鍛冶・烏帽子折・経師・仏師・宮大工・組糸師・傘張・檜物師・鋳物師・油絞等)に重点を置くのが特徴。
★原装・題簽付き・極美本。
5000円 荘内二郡五人組掟帳(庄内二郡五人組掟之条々)
【判型】半紙本1冊。縦238粍。
【作者】不昧軒編。建部山比子(敬義・重太郎・山彦・本之)書。
【年代等】文政2年6月作・刊。[庄内]庄内藩板。
【備考】分類「往来物」。庄内藩が文政元年9月に板行して領内に頒布した『五人組帳前書』と、文政2年6月に町役人・村役人を通じて領民へ周知徹底を図った触書『在野へ申渡書』『郷村へ申諭書』を大字・6行・無訓で認めた手習い手本。『五人組帳前書』は59カ条からなり、毎年正月と7月の2回に大小農および水呑百姓に至るまで寄合でよく言い聞かすべき旨を末尾に綴る。また『在野へ申渡書』は戸籍人別帳の完成に伴い、戸籍人別を厳密にさせた趣旨を十分に理解させるようにと言い渡したもので、『郷村へ申諭書』も村々への布達だが、前者が準漢文体の一文で綴られているのに対し、後者はより平易な仮名交じり文の前文と7カ条の条々で、家業出精その他細かい日常生活上の心得にまで言及するのが特徴。
★原装・題簽欠・状態並み。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万4000円】。
5000円 半山画譜
【判型】半紙本1冊。縦227粍。
【作者】松川半山画。
【年代等】明治初年刊。[京都]松柏堂蔵板。文陽堂書店ほか売出。
【備考】分類「絵画」。巻末広告によれば3巻3冊揃。
★原装・題簽付き・状態良好(見返し一部破損)・本文色刷。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、明治板1冊が5000〜2万8000円】。
3000円 八部祓講釈
【判型】半紙本1冊。縦224粍。
【作者】山崎美成作。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]英文蔵(青雲堂)板。
【備考】分類「神道」。
★原装・題簽欠・状態並み・稀少本(『国書総目録』で5カ所)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万円】。
3500円 厳島御神社之図(伊都岐島神社略記)
【判型】半紙本1冊。縦232粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。[宮嶋]船津屋源吉(翠揚軒)板。
【備考】分類「神社」。巻末に「厳島八景図」を掲げる。
★原装・刷り表紙・状態良好・稀書。
4000円 南北相法極意抜萃
【判型】半紙本1冊。縦222粍。
【作者】水野南北作・序。
【年代等】文化9年3月作・自序。嘉永2年刊。[大阪]敦賀屋為七郎板。
【備考】分類「相法」。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、文化10年(虫損)が1万5000円】。
4000円 時行病問答一夕話(養生小言)
【判型】半紙本1冊。縦225粍。
【作者】向井養造作。
【年代等】明治19年8月、浅田宗伯(惟常)序。同年同月、山崎隆叔序。同年同月、福井貞憲跋。明治19年7月版権免許。明治19年9月刊。[大阪]西邨藤造(掛壺堂)蔵板。[大阪]梅原亀七ほか売出。
【備考】分類「医学」。
★原装・題簽付き・美本。
2500円 〈変災前知〉身体保全法
【判型】半紙本1冊。縦234粍。
【作者】守田宝円(長禄翁)作・跋。
【年代等】明治27年10月自跋。明治28年5月初刊。明治28年7月、野口勝一(珂北)跋。明治29年6月、富岡鉄斎(百錬)跋。明治32年9月増補再刊。[東京]守田治兵衛板。
【備考】分類「医学」。定価20銭。
★原装・題簽付き・状態良好・活版和装本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2000〜7344円】。
2000円 〈十二月〉手まり唄(十二月手まりうた)
【判型】半紙本1冊。縦227粍。
【作者】大谷勘兵衛編。山田露石書。
【年代等】大正15年12月再刊。[京都]吉野屋甚兵衛板。
【備考】分類「歌謡」。『国書総目録』によれば、元禄頃成立という。
★原装・刷外題・美本。
8000円 〈四宮流〉墨色伝(安永板)
【判型】半紙本1冊。縦229粍。
【作者】佐藤止矜作・序。
【年代等】安永4年9月序。安永4年11月刊。[大阪]柏原屋佐兵衛(永昌堂)板。
【備考】分類「占卜」。初板本。
★原装・題簽欠・状態良好・稀書。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、寛政再板本が1万〜2万5000円】。
5000円 子大権現略縁起
【判型】半紙本1冊。縦238粍。
【作者】不明。
【年代等】[武州秩父郡]天竜寺蔵板。
【備考】分類「縁起」。表紙とも5丁。子ノ権現天竜寺(現・埼玉県飯能市、天台宗)の縁起。
★原装・刷外題・美本・稀書。
500円 万国地誌略(2巻)
【判型】半紙本1冊(第2巻のみ)。縦220粍。
【作者】師範学校編。
【年代等】明治13年9月改正。明治16年5月刊。[東京]水野幸板。
【備考】分類「近代教育」。第3編「欧羅巴総論」。
★原装・題簽欠・巻頭色刷地図・状態良好。
5500円 仏説善悪因果経和訓
【判型】半紙本1冊。縦227粍。
【作者】不明。
【年代等】初刊年代不明。寛政7年4月求板。[京都]銭屋利兵衛板。
【備考】分類「仏教」。
★原装・題簽付き・状態並み(余白部小虫)・稀書(『国書総目録』未記載)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2万1600円】。
10000円 〈享保〉金銀通用御書出シ写(新金銀ヲ以当戌十一月より通用可仕覚)
【判型】半紙本1冊。縦220粍。
【作者】不明。
【年代等】享保3年閏10月頃刊。刊行者不明。
【備考】分類「経済」。享保3年閏10月の「新金銀通用令」の触書を上梓したもの。
★原装・刷外題(表紙とも8丁)・美本・稀書。
2500円 漢画図式
【判型】半紙本1冊。縦225粍。
【作者】大川新吉編・画。
【年代等】明治19年5月刊。[東京]小嶋平三郎板。
【備考】分類「絵画」。
★原装・題簽付き・状態良好(冒頭1丁補コピーのため特価即決)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3000〜6200円】。
3000円 仮名物語
【判型】半紙本1冊。縦228粍。
【作者】中茎暘谷述。中茎真喜書。多賀谷又玄・大月良輔校訂。
【年代等】江戸後期(文政〜天保頃)刊。[下総結城か]中茎暘谷蔵板。
【備考】分類「語学」。
★原装・題簽欠・本文並み(数丁小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3240〜1万800円】。
3500円 〈新刊〉人国記(4巻)
【判型】半紙本2巻4冊のうち第4巻1冊。縦227粍。
【作者】作者不明。平祖奥(木斎)跋。【年代等】元禄13年5月跋。元禄14年2月刊。[江戸]須原茂兵衛板。
【備考】分類「地誌」。下巻第45丁落丁。北条時頼作と言い伝えるが作者不明。文亀2年(1502)〜天正元年(1573)の成立と考えられる。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で4冊揃が、3万5000円〜29万4000円】。
2500円 民間経済録(2編)
【判型】半紙本1冊(2編1冊)。縦224粍。
【作者】福沢諭吉作・序。
【年代等】明治13年6月自序。同年8月刊。[東京]福沢氏蔵板。慶應義塾出版社ほか売出。
【備考】分類「経済」。
★原装・題簽欠・並本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2編1冊が4500円】。
9000円 観経隠彰義(観無量寿経隠彰義)
【判型】半紙本3巻3冊。縦226粍。
【作者】曇蔵信暁作。織江勝敬画。
【年代等】嘉永2年1月刊。[京都]中島利左衛門原板。明治初年再刊。[京都]沢田友五郎板。
【備考】分類「真宗」。
★原装・題簽付き・極美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、江戸板が3万2400円】。
14000円 装束図式
【判型】半紙本2巻2冊。縦225粍。
【作者】不明。
【年代等】元亀2年2月、竜作藤識語。元禄5年10月初刊。江戸中期後印。[京都]出雲寺和泉掾板。
【備考】分類「有職故実」。装束や装身具を図解した有職故実書。上巻は礼服・束帯等、下巻は袴、石帯・剣・弓矢等の装身具や直衣・狩衣・指貫等を収録(「日本古典文学大辞典」参照)。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、江戸板・2冊揃いが、1万9440円〜4万8000円】。
6000円 阿弥陀経即生篇
【判型】半紙本3巻3冊。縦225粍。
【作者】信暁(曇蔵)作。
【年代等】弘化3年7月作・刊。[大阪]渋谷山蔵板。[大阪]伊丹屋善兵衛売出。[京都]永田調兵衛後印。
【備考】分類「真宗」。
★原装・題簽付き・美本・稀書(『国書総目録』に2カ所)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、江戸板が6000円〜1万6200円】。
8000円 挿花千歳松[〈遠州流〉挿花千歳松]
【判型】半紙本3巻3冊。縦228粍。
【作者】千松庵一樹(忠広)・千種庵一英編。渓斎英泉画。
【年代等】天保11年、千松庵一樹序。天保11年11月、正木竜眠(青羊)跋。天保12年2月、亀田綾瀬(長梓)序。天保12年春刊。[江戸]和泉屋市兵衛ほか板。
【備考】分類「花道」。
★原装・題簽付き・状態並み(本文小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3冊本が、3万円〜5万9650円】。
30000円 神事行灯(初〜5編)
【判型】半紙本5編5冊揃。縦244粍。
【作者】初編:大石真虎画。2編:花笠文京(花笠外史)序。歌川国芳画。3編:小笠山樵(疎放)序。渓斎英泉画。4編:歌川国直画。5編:一筆庵英泉(渓斎英泉)画。
【年代等】初編:文政12年4月、乗清序。4編:天保13年4月、松亭序。5編:弘化4年夏、小笠老樵序。文政12年〜弘化4年初刊。明治初年再刊。[名古屋]紅梅園蔵板。[名古屋]永楽屋(片野)東四郎(東壁堂)売出。
【備考】分類「川柳・絵画」。
★原装・題簽付き・美本・本文色刷。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、明治期刊・5冊揃いが、2万5000円(汚損本)〜5万8000円】。
6000円 皇朝仮名史略(仮名史略)
【判型】半紙本2編4巻4冊(上編・中編*下編は未刊)。縦227粍。
【作者】邨松良粛作・序。百木太撫画。
【年代等】上編:明治6年6月、多杵女序。明治6年7月自序・刊。中編:明治6年11月刊。[静岡]浪花屋市蔵(文林堂)板。
【備考】分類「往来物」。広告によれば半紙本五巻六冊(巻之三以降は未刊か)。巻之三以降は未見だが、目録によれば、巻之一は神代から後三条帝まで、巻之二は白河帝から後鳥羽帝まで、巻之三は土御門帝から後醍醐帝まで、巻之四は光明帝から御柏原帝まで、巻之五ノ上は御奈良帝から後陽成帝まで、巻之五ノ下は後陽成帝から今上帝(明治天皇)までの皇統の歴史を綴る。「天地(あめつち)の、開闢(ひらけ)しはじめなりいづる、国常立(くにとこたち)の尊(みこと)より、いや継々(つぎつぎ)に天神(あまつかみ)、七代(ななよ)とかぞへ地神(くにつかみ)…」で始まる七五調の文章を大字・五行・付訓で記す。頭書に、歴代天皇の諱や当代の主要事件や関連の挿絵を掲げる。また、巻之一巻頭に色刷り口絵「日本武尊之像」「藤原鎌足公之像」、また「歴代天皇尊系図」「歴代遷都地名」「歴代年号改元索引」「五畿八道(郡名)」「皇国称号(日本地図)」「開闢略記」を載せる。
★原装・題簽付き・極美本・口絵色刷・稀書。
30000円 〈軍陣備要〉救急摘方(正編・続編)
【判型】中本2編2冊。縦183粍。
【作者】平野元良(無適道人)作。
【年代等】正編:嘉永6年11月、守拙(?蘭舎の主)序。嘉永6年冬刊。刊行者不明。続編:安政3年4月、守拙(かがみやの主)序。安政3年刊。刊行者不明。
【備考】分類「医学」。早大本の書袋によれば正編は定価銀3匁。続編に安政4年6月刊([江戸]和泉屋金右衛門板)あり。
★原装・題簽付き・極美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、正編1冊が1万5700円〜3万7800円、続編1冊が2万2680円】。
10000円 和漢軍書要覧(軍書要覧)
【判型】小本2巻1冊。縦155粍。
【作者】吉田一保編・序。
【年代等】明和7年初刊。安永7年1月再刊。天保11年3月再刊。[大阪]藤屋善七ほか板。
【備考】分類「書目」。上巻「和軍書」、下巻「唐軍書」の2部構成。和漢の軍記物語・野史・稗史・軍談の類の書名・巻数・編著者を挙げ、梗概および説明を片仮名交じりで記したもの。天保板は、明和板、安永板との異同がある。*日本古典文学大辞典
★原装・題簽付き・極美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万4000円〜2万5000円】。
3000円 碧ー集頌古(雪竇和尚百則頌古)
【判型】小本1冊。縦155粍。
【作者】雪竇重顕(セッチョウジュウケン、980-1052、北宋の禅僧)作。
【年代等】享保12年初刊([京都]八尾平兵衛板)。寛政4年10月再刊。[京都]小川多左衛門(柳枝軒)板。
【備考】分類「禅宗」。
★改装・題簽欠・状態並み(全体の1/3小虫*判読は概ね可能)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、原装本が、1万円】。
2000円 文しなん(十返舎一九)
【判型】中本1冊。縦178粍。
【作者】十返舎一九作・序。丸麿画。
【年代等】江戸後期刊。刊行者不明。
【備考】分類「艶書」。頭書「恋のみちびき」。
★原装・題簽欠・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、類書が、4000円】
9000円 北樹画譜(〈花鳥山水〉北樹画譜)
【判型】中本1冊。縦181粍。
【作者】葛飾北樹画。漆園董義序。
【年代等】嘉永5年頃刊。刊行者不明([江戸]丁子屋平兵衛板カ)。
【備考】分類「絵画」。
★原装・題簽付き・状態良好・本文全頁色刷。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万6200円、某古書店で2万8000円】。
5000円 人家必用(人家必用小成)
【判型】中本1冊。縦181粍。
【作者】高井蘭山編。
【年代等】天保8年9月、奎文堂主人序・刊。[江戸]英文蔵(青雲堂)板。
【備考】分類「家事」。
★原装・題簽付き・美本。
16000円 百首異見
【判型】大本5巻5冊。縦260粍。
【作者】香川景樹作・跋。中臣連胤・菅名節序。
【年代等】文化9年秋、平直好(熊谷直好)序。文化12年12月、平景樹(香川景樹)跋。文政3年2月、平景晃序・刊。文政6年初刊。江戸後期再刊。[名古屋]永楽屋東四郎板。
【備考】分類「和歌・注釈」。熊谷直好序文によれば、文化4年に50日余りをかけて解説した景樹の「小倉百人一首」の注釈を直好が筆受した草稿を校訂して文化9年に完成させた。「小倉百人一首」の各首について、契沖の『百人一首改観抄』と、賀茂真淵の『百人一首初学(宇比麻奈備)』の説に批評を加えつつ解説した書。「小倉百人一首」の注釈史上看過できない書とされる。*日本古典文学大辞典
★原装・題簽付き(一部摩滅)・状態良好(一部小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5冊本が、1万1000円(虫損)〜5万1840円】。
20000円 禁秘御鈔階梯(禁秘抄階梯)
【判型】大本3巻3冊。縦260粍。
【作者】藤原(滋野井)公麗注・跋。
【年代等】安永5年2月自跋・初刊。明治初年再刊。[京都]銭屋惣四郎板。
【備考】分類「有職故実」。順徳天皇が建暦3年に著した『禁秘抄』の注釈書。上巻は賢所から女孺までの46項目、下巻は詔書から鳥虫まで45項目。宮中における有職作法の心得を漢文体で記したもので、建久以降の宮中の有様を平安期の風儀と対比して随所で批判した。宮廷説話に関する記述も多く、王朝文学の貴重な資料。
★原装・題簽付き・美本(下巻左下角がやや破損。余白部のみで文字に影響なし)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3万4500円〜7万円】。
2500円 神籤五十占
【判型】大本1冊。縦256粍。
【作者】白幡義篤(玉舎・玉廼舎主人)作・序。
【年代等】明治3年11月刊記。明治3年12月自序・刊。[東京]須原屋茂兵衛ほか板。
【備考】分類「占卜」。
★原装・題簽付き・状態並み(主に余白部に小虫)。
6000円 さき竹の弁(伊勢二宮考)
【判型】大本1冊。縦266粍。
【作者】本居宣長作。
【年代等】寛政10年作。享和元年初刊。江戸後期再刊。[松坂]須受能耶(鈴屋スズノヤ)蔵板。[松坂]柏屋兵助(文海堂)売出。
【備考】分類「神道」。 『伊勢二宮さき竹の弁』=宣長は、伊勢神宮の内宮・外宮の望ましい両宮関係の回復を考えていた。そのためには外宮祭神「豊受大神」の神格を明確にしなければならない。宣長の外宮論の目的はここにある。その概要は、1.豊受大神は天照大御神の重く祀らせ給う「御食津大神」である。2.豊受大神は「供奉臣列の膳部神」(吉見好和説)であるという説に対して、天孫降臨の時に天照大御神が鏡に副えて授けた御霊実であり、現御身の供奉神ではない。だから尊いというのだ。
外宮問題への最初の論究は、守屋昌綱に与えた『神都考僻説弁総論』に見える。真淵説がここでも影響を及ぼしていると言われる。その後、『古事記伝』巻15(安永7年・1778)のいわゆる「外宮論」でこの問題を再び取り上げる。
さらに約20年後、この問題を詳しく論じたのが『伊勢二宮さき竹の弁』である。 『自撰歌』に「さき竹の弁のしりに書ける歌」と言う詞書で2首載せる。「外つ宮を 国のとこだち とこだちと よそりなきごと いふはたが言」 とつ宮の 神は天照 日の神の いつきまつらす 御食の大神」
 宣長の論に対しての批判は激しかった。まず『古事記伝外宮論弁語』外宮権祢宜・亀田末雅は、「内宮」という語が古書に見えないと言うのに対して『神宮雑例集』や「神宮三印」を引き反論した。 また門人益谷末寿は『伊勢二宮割竹弁難』で師説を批判した。末寿の言うのは、高天原でお祭りしたということは証拠がない。現世における天皇のお祭りであっても、天照大御神と関与するわけではない。しかし、宣長の主張には、信仰に根ざすものがあり、かえって文献的な証拠をさがす門人たちの困惑は大きかった(*本居宣長記念館HP)。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、6800円〜1万2000円】。
6500円 みのゝ家づと折そへ(美濃乃家都登折添・新古今集美濃の家づと折添)
【判型】大本3巻合1冊。縦257粍。
【作者】本居宣長作。
【年代等】寛政3年4月作・刊。[名古屋]永楽屋東四郎(東壁堂)板。
【備考】分類「和歌・注釈」。『美濃の家づと』5巻5冊の付録。美濃の門人・大矢重門が学業を終え大垣に帰郷する時に乞われて与えたもので、寛政3年4月に付録『折添』も共に完成。正編は『新古今集』696首の選釈書で、『折添』3冊は「十三代集」及び『千載集』に採られた新古今歌人の作品358首の選釈書。
★改装(下巻表紙に合本)・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万5000円】。
5000円 字音かなづかひ(字音仮字用格・字音迦那豆河比)
【判型】大本1冊。縦262粍。
【作者】本居宣長作・序。
【年代等】安永4年1月自序。安永4年3月、須賀直見序。安永5年1月刊。[京都]銭屋利兵衛ほか板。
【備考】分類「語学」。語学書。本居宣長著。1776年刊。字音の仮名遣いを主に「韻鏡」に基づいて定めたもの。本書によって五十音図のオはア行、ヲはワ行に収められ、中世以来の誤りが正された(大辞林)。語学書。1巻。本居宣長(もとおりのりなが)著。安永5年(1776)刊。従来誤っていたオとヲの所属を改めるなど、誤りやすい字音の仮名遣いを述べたもの(デジタル大辞泉)。
★原装・題簽付き・状態良好(刷り良好)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3000円〜6480円】。
10000円 天のめぐみ(天の恵)
【判型】大本1冊。縦245粍。
【作者】九嶋(九島)保義(不学自性居士)作・画。八広翁実立(立志軒)序。
【年代等】寛政5年秋作刊。寛政8年1月序・再刊。[京都・江戸・大阪・諸国]同志衆中蔵板。
【備考】分類「心学」。『国書』は九嶋義保作とするが、原本には「九嶋(くしま)保義(やすよし)」とある。また、本書を大幅に改編したのが、文化元年刊『天地恵(きみのおおんめぐみ)』である。『大阪書目』195頁に「天の恵 一冊/作者 天恵斎(大阪)/蔵板主 右同人/売弘 藤屋弥兵衛(高麗橋一丁目)/出願 文化六年三月/許可 文化六年五月二十七日」の記載する。
★原装・題簽付き・美本。稀書。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2万8000円〜5万6160円】。
15000円 五倫書
【判型】大本1冊。縦267粍。
【作者】熊沢蕃山(伯継)作(『国書総目録』)。
【年代等】寛文6年1月刊。[京都カ]伊吹吉右衛門板。
【備考】分類「教育」。慶安3年刊『心学五倫書』とは別内容。
★原装・題簽付き・美本。
5000円 伝書四方之薫(〈挿花伝書〉四方之薫)
【判型】大本1冊。縦259粍。
【作者】未生斎広甫(正行)作・序。
【年代等】文化15年初刊。天保15年11月、甘泉堂主人序。天保15年11月再刊(著者蔵板)。明治初年後印。[大阪]前川善兵衛(文栄堂)板。
【備考】分類「花道」。彫工:井上治兵衛。未生流花道書。巻末広告に「〈挿花伝書〉四方薫、此書は、五節句・婚礼を始め、其外、四季祝ひ日の挿花の図、諸道具に挿方の図、八十瓶余、又、饗応に用ゆ草木数百瓶品、且、草木水上の伝をしるす」とある。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、江戸板が1万〜6万9940円、明治板が8500円】。
16000円 女官装束織文図絵(女官装束織文図会・織文図会)
【判型】特大本1冊。縦273粍。
【作者】松岡辰方(トキタカ)作・跋。
【年代等】寛政12年3月藤原正臣序。享和元年4月自跋。享和2年春刊。文化14年再刊。江戸後期再刊。刊行者不明。
【備考】分類「有職故実」。享和2年に500部限定で刊行された後、文化14年に再刊された。本書は、江戸後期の民間故実家の著者が、宮廷女官の装束文様を集めた色刷りの見本帳である。松岡辰方(1764-1840)は、江戸時代後期の武士、有職家。宝暦14年2月12日生まれ。筑後(福岡県)久留米藩士。江戸にすみ、塙保己一に国学を、伊勢貞春、高倉永雅に有職故実をまなび、和学講談所で会頭をつとめた。天保11年5月1日死去。77歳。本姓は酒井。字は子弁。通称は平治郎、清助、清左衛門。号は双松軒、梅軒。著作に「位階便図」「装束織文図会」など(コトバンク)。
★原装・刷外題・外表紙増補・状態並み(やや小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4万7250円】。
22000円 練兵実備
【判型】大本3巻3冊。縦262粍。
【作者】山鹿素水(高補・子修)作。
【年代等】嘉永3年4月、宇津木泰文跋。嘉永3年5月、藤原隆都(視如斎)序。同年同月、筒井政憲序。嘉永3年5月官許・刊。[江戸]積徳堂(山鹿氏)蔵板。
【備考】分類「兵法」。
★原装・題簽欠・状態良好(数丁小虫)。稀書。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2万8000円】。
22000円 嘉多比沙志(傍廂・蘆仮庵抜書傍廂)
【判型】大本前集3巻・後集3巻6冊。縦257粍。
【作者】斉藤彦麿(藤原彦麿)作・序。
【年代等】嘉永6年秋自序。万延2年1月刊。[江戸]著者蔵板。[江戸]大嶋屋伝右衛門(文永堂)ほか売出。
【備考】分類「随筆」。
★原装・題簽付き・状態並み(小虫)・表紙色刷り・帙入り。稀少本。
30000円 拳会角力図会
【判型】大本2巻2冊。縦246粍。
【作者】義浪・吾雀編。義浪跋。松好斎画。桃渓校。高蔵書。鉄格子補(画讃・狂歌)。
【年代等】文化5年冬、粕長者童蒙叟序。文化6年春、浅野高蔵凡例。文化6年3月初刊。明治16年6月求板。[大阪]華本安次朗(華本文昌堂)板。
【備考】分類「遊戯」。定価50銭。
★原装・題簽付き・美本。稀書。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、江戸板が9万8000円】。
5500円 浄土誘蒙編
【判型】大本2巻2冊。縦265粍。
【作者】宣契(暢誉)作・序。薫誉在禅(薫誉香阿)序。
【年代等】文化5年8月自序。同年同月、金毛窟知事跋。文化7年7月、現誉伝長跋・刊。刊行者不明。
【備考】分類「浄土」。
★原装・題簽付き・極美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5000円〜6480円】。
18000円 出定笑語(正編・付録)
【判型】大本正編4巻4冊・付録2巻3冊。正編:縦252粍、付録:縦236粍。
【作者】平田篤胤作。門人書。小島元吉・千本松吉周跋(付録)。
【年代等】正編:文化8年作。嘉永2年8月、渡辺資政序・刊。[坐摩宮祝部]薑園蔵板。付録:文化14年1月、野口音春・平山光長序・刊。[江戸]気吹舎塾(伊吹廼舎塾)板。
【備考】分類「思想」。正編「活字板出定笑語」「百部碎板」と記す。
★正編は原装・題簽付き・状態良好(表紙やや痛み・角やや痛み)、付録は原装・題簽付き・極美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、正編・付録7冊揃いが、3万7800円】。
26000円 伊勢物語拾穂抄
【判型】大本5巻5冊。縦271粍。
【作者】北村季吟注。北村湖春書。
【年代等】寛文初年作。延宝8年初刊。江戸前期再刊。刊行者不明。
【備考】分類「物語・注釈」。『伊勢物語』の旧注である『伊勢物語愚見抄』『伊勢物語肖聞抄』『伊勢物語惟清抄』『伊勢物語闕疑抄』などを取捨選択して、師・松本貞徳の説を加えながら、『闕疑抄』を中心に巧みに諸注を整理集成したもの(日本古典文学大辞典)。
★原装・題簽2冊付き・状態良好(刷り良好・一部小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、延宝8年板が3万8000円〜6万4800円】。
24000円 武学拾粋
【判型】大本8巻付録1巻8冊。縦257粍。
【作者】星野常富編。
【年代等】文政5年5月、佐藤一斎(坦)序。嘉永3年6月、林壮軒(健)序。嘉永6年刊。[江戸]和泉屋吉兵衛(名山閣)板。
【備考】分類「兵法」。編者は信州高遠藩士・兵学者。1・2巻「士操篇」、3巻「要器篇」、4巻「帯甲篇」、5巻「陣営篇」、6巻「成功篇」、7巻「探候篇」、8巻「用馬篇」と付録から成る。
★原装・題簽付き・状態良好(一部小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、8冊揃いが、3万2400円〜5万円】。
6500円 長命になるの伝授(長命になる伝授)
【判型】半紙本2巻2冊。縦225粍。
【作者】脇坂義堂作。
【年代等】文化14年4月作・初刊。江戸後期再刊。刊行者不明。
【備考】分類「心学」。安楽伝授・孝行伝授・夫婦和合伝授・福相伝授・開運出世伝授など数々の伝授本を著してきた翁へ、今度は「長命」の秘訣について尋ねるという設定で、長命を得るための家業出精や孝行などを問答形式で述べた道話。上巻では、裕福で長寿を望む男の相談に対して「朝起や身を働きて灸をすゑ ねふたがらずに家業精出せ」の道歌を引いて早起き・家業出精や「朝起大菩薩」の信心が長命をもたらすことを諭す。続いて、大病に患う老父の長寿を尋ねる孝行息子には、養子栄次郎の実例を引いて、孝心が老父の寿命を伸ばす所以を説く。下巻では、顔立ちは良いが化粧が濃い異相の女の「愛らしい色女のままに長命を得たい」との相談に対し、1粒で10歳若返るという秘薬を誤って服用したため赤ん坊になってしまった寓話などを通じて、彼女が「己を身贔屓する心の迷い」を悟り、天地と等しき長命を得るまでの顛末を述べる。
★原装・題簽欠・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、原装題簽付き美本が、8万4000円】。
10000円 〈教訓〉鄙都言種(鄙都言草・人言草)(前篇)
【判型】半紙本2巻2冊。縦222粍。
【作者】森島中良(森羅子)作。樗樸(撲)道人序。ケイ斎画。
【年代等】寛政8年初刊。享和2年9月序・再刊。[大阪]伊丹屋善兵衛ほか板。
【備考】分類「心学」。和漢の名言・名句・名歌等を題材に綴った童蒙教訓書『教訓譬生草(いつまでぐさ)』5冊の第2-5巻に相当するもので、「いにしへ諸聖賢の名言を喩し、面白きおしへとなるべき咄をあつめ、幼童の耳に入よく」(下巻末広告)した絵入り教訓書。和漢諸書からの金言・道歌・家訓類・故事・伝記を始め、初学者向けの多彩な知識・心得をしばしば絵解きを交えて綴る。前篇上巻は「書籍(しよじやく)の濫觴(はじまり)」「読(よま)でかなはぬ書」「似我蜂(じがばち)」「子路学に志す」「父教へざれば子愚也(おろかなり)」など28項、同下巻は「暦の日取」「庚申の出産」「うらやさん」「山上憶良が歌」「出る杭の歌」など32項、また、後篇上巻は「天は卑(ひくき)に聞(きく)」「鴬は梅にすむもの」「君臣」「親子」「朋友」など27項、同下巻は「孝行」「恭敬」「猿の尻わらひ」「誕生日(たんじようにち)」「子に教ゆる法」など27項を収録する。また、以上114項の随所に小さな訓話や教訓画を鏤める。後篇下巻見返に「此書は古今の諸名公・諸達人の教訓・名言等教戒(おしえ)となるべき説を抄集(かきあつ)め、尤絵をくわへ、児童の諭し安きやうにす。至て面白き教訓の書也」とあり、後篇下巻末広告に「教訓譬(壁)生草 絵入、全五冊。此書は『人言艸』前後、『和漢詞徳抄』を附し、三部をあわせて『いつまで草』と標題す」とある。
★原装・題簽付き・美本。
9000円 〈教訓〉鄙都言種(鄙都言草・人言草)(後篇)
【判型】半紙本2巻2冊。縦224粍。
【作者】森島中良(森羅子)作。樗樸(撲)道人序。ケイ斎画。
【年代等】享和2年9月序・再刊。[大阪]今津屋辰三郎板。
【備考】分類「心学」。和漢の名言・名句・名歌等を題材に綴った童蒙教訓書『教訓譬生草(いつまでぐさ)』5冊の第2-5巻に相当するもので、「いにしへ諸聖賢の名言を喩し、面白きおしへとなるべき咄をあつめ、幼童の耳に入よく」(下巻末広告)した絵入り教訓書。和漢諸書からの金言・道歌・家訓類・故事・伝記を始め、初学者向けの多彩な知識・心得をしばしば絵解きを交えて綴る。前篇上巻は「書籍(しよじやく)の濫觴(はじまり)」「読(よま)でかなはぬ書」「似我蜂(じがばち)」「子路学に志す」「父教へざれば子愚也(おろかなり)」など28項、同下巻は「暦の日取」「庚申の出産」「うらやさん」「山上憶良が歌」「出る杭の歌」など32項、また、後篇上巻は「天は卑(ひくき)に聞(きく)」「鴬は梅にすむもの」「君臣」「親子」「朋友」など27項、同下巻は「孝行」「恭敬」「猿の尻わらひ」「誕生日(たんじようにち)」「子に教ゆる法」など27項を収録する。また、以上114項の随所に小さな訓話や教訓画を鏤める。後篇下巻見返に「此書は古今の諸名公・諸達人の教訓・名言等教戒(おしえ)となるべき説を抄集(かきあつ)め、尤絵をくわへ、児童の諭し安きやうにす。至て面白き教訓の書也」とあり、後篇下巻末広告に「教訓譬(壁)生草 絵入、全五冊。此書は『人言艸』前後、『和漢詞徳抄』を附し、三部をあわせて『いつまで草』と標題す」とある。
★原装・題簽付き・良好(表紙やや疲れ)。
10000円 有べかかり〈売卜先生糠俵続篇〉有べかゝり・ありべかゝり)
【判型】半紙本2巻2冊。縦222粍。
【作者】鎌田一窓作。手島堵庵序。
【年代等】天明2年初刊。江戸後期(嘉永頃)後印。[大阪]河内屋喜兵衛板。
【備考】分類「心学」。見返に「此草紙は占(うらない)によそへ、心得になるべき事をとり交(まぜ)て書(かき)し本なり」と紹介し、書名を「〈売卜先生糠俵続篇〉有べかゝり」と記すように、安永6-7年刊『売卜先生糠俵(前後篇)』の続編とし、売卜翁と聴衆との問答体で綴られた心学書。序文に、『中庸章句』第7章の「中庸を択(えら)んで期月も守ること能(あた)わず」の教えを世に広めたいとの趣旨を述べる。上巻は、不老不死の仙人が住む姑射山(こやさん)の片陰に庵を結び、毎夜講談を行う翁の元に白髪の老人の姿になって現れた野狐(やこ)が「蹄(わな)と知りつゝ蹄にかゝる」畜生の浅ましさを述べた逸話から始まる。この話に聴衆は皆「流石(さすが)畜生の浅ましさ」と語ったのに対し、売卜翁は「人もあまり自慢はならぬ」と、「蹄と知りつつ蹄にかかる」町人の例を数々挙げ、何よりも恐るべきは「色の蹄」だと戒める。以下、同様の問答を繰り広げ、敬(つつし)みが怠りに勝てば吉だが怠りが勝てば凶であること、私心・私欲を払い天性固有の明徳を磨くべきこと、吉田村孝子・茂八のこと、物事の善悪を本心に問い、有りべかかりに知れたる事を知りつつ罠に掛かるなと諭す。下巻は奉公人を酷使し吝嗇・無情な山椒大夫の元で辛抱強く勤める奉公人が「人間の苦楽は糾(あざな)える索(なわ)の如し」と述べた逸話を紹介し、利欲の蹄(わな)に掛かる人間の小利大損を説く。以下、夢と現(うつつ)を自得すれば遁世に及ばないこと、金銀に眼がくらんで善悪・道理を弁えない愚かさ、鳥獣の殺生に囚われる一方で看過される無益の殺生の数々、また、享保六年刊『除睡鈔』第一巻(「女、父母の前に於いて左右の肩を脱ぐ事」)に基づく色と金に迷う娘の話、義・不義を論ぜず利益ばかりを優先する商家を他山の石にすべきことなどを述べ、最後に「学問の道他無し。その放心を求むる而已(のみ)」(『孟子』)と結ぶ。『江戸書目』二四六頁に「有べかゝり 全二冊 墨付五十四丁/(天明二年)五月廿七日添状/売卜先生(鎌田一窓)著/板元 八文字屋庄兵衛/売出 須原屋茂兵衛」とある。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4万6440円】。
11000円 ねむりざまし[〈児女〉ねむりざまし・〈児女教訓〉ねふりざまし・いろはうた](2種)
【判型】半紙本2冊(天明板+明治版)。縦222粍(明治版225粍)。
【作者】手島堵庵作・序。中島保教(やすのり)編・跋。上河正揚跋。
【年代等】明和8年1月・安永2年7月作。同年8月、中島保教跋・刊。天明8年10月再刻。明治44年4月再刊。天明8年板([京都]近江屋治郎吉ほか板)。明治44年板(柴田謙堂編・序、[京都]明倫舎・修正舎蔵版*活版和装本)。
【備考】分類「心学」。天明板と明治版の2種。序文にあるように、「児女のともがら平常(へいぜい)織(おり)ぬふわざの口ずさみにもせよかしと修身(みをおさむる)の要語をやはらげ覚へやすからんがため、いろはの序(しだい)をもていやしき詞につゞり、聊(いささか)善心を興(おこ)す便と」したイロハ教訓歌2種を始め、いくつかの道歌集を合綴した書。冒頭は安永2年7月作の「いろはうた」で、「いぢがわるふは生(うま)れはつかぬ 直(すぐ)が元来(もとより)うまれつき」から「京の太平楽々の身に ほかの願ひはみな栄耀(えよう)」までの48首。続いて、明和8年1月(於五楽舎)作の「いろはうた」を掲げるが、これは「意必固我(いひつこが)もとなきものをこしらへて 凡夫(ぼんぷ)頭巾をかぶるかなしさ」から「京童(きょうわらべ)いなか童もうたうたとしやべるは無心天の口なり」までの48首で、各首に教訓歌の典拠となった語句と出典を「不能居仁由義、謂之自棄(仁に居り義に由ること能わず、之を自棄と謂う)。『孟子』離婁(りろう)上」「天視自我民視、天聴自我民聴(天の視るは我民の視るに自(したが)う。天の聴くは我民の聴くに自う)。『書経』太誓」のように付記する(出典は「四書」『和論語』など)。さらに、「或わかき人に身のいましめをのぞまれて」と題して「何がそだてゝ誰が養ふて活(いき)てゐるぞと本(もと)さがしや」以下20首、「或人思ひと思案との弁を問ひしに」と題して「すぐは思ひじや思案とちがふ こゝろさへ知れば(シリャ)それは(ソリャ)わかる」以下7首(安永2年7月作)、「夢中感得の小うた十二首」を収録する。
★原装・題簽付き・美本。
3000円 おしへのつゑ[おしえのつえ]
【判型】半紙本1冊。縦221粍。
【作者】守本恵観(無住庵)作。
【年代等】明治初年刊。大正10年10月序・再刊。[京都]信行社板。
【備考】分類「心学」。『手嶋先生いろは歌』と同体裁の道歌集。半丁に2首ずつ短冊型に仕切った界線の中に道歌と挿絵を掲げる。「(い)幼けなきより道をばきけやれ 道が我身の元じやもの」「(ろ)論語よまずに論語を知るは 道をもとめる外はなひ(森羅万像(ママ)皆道之働)」から、「(す)すきを好(このめ)ばゑて身の敵(かたき) すかぬ事こそ身の身方」「(京)京も田舎も開化の御代で 心開くが第一じや」までの48首。大正10年板には後半に明治12年作、同16年刊(施印)「悪魔ばらひ」を合綴するが、この大正10年板は守本先生七回忌法要の記念出版。
★原装・題簽付き・美本。
4000円 子弟訓[〈教訓絵入〉手島先生子弟訓]
【判型】半紙本1冊。縦232粍。
【作者】手島宗義(蓋岳)作。手島堵庵(信)序。
【年代等】安永9年6月序。同年8月刊。[京都]循古堂蔵板。[京都]炭屋文蔵ほか売出。
【備考】分類「心学」。序文に「我が老父、子弟を導(みちびく)に『小学』の切近なるものを少しく仮名にしるして、其弟(てい)某にあたへ、旦夕(たんせき)によましめて、我に及べり。又、我が子弟も伝へ誦(よみ)て、其遺愛を蒙るもの多し」と述べるように、南宋・朱熹らが編んだ『小学』を参考に初学者の身近な教訓を記した書。手島家の子弟用教訓書として代々伝わってきたが、要望が強く、作者である宗義の没後に、その子・堵庵が序を寄せて出版した。「夫、人は生得(しょうとく)善なる者にして、一毫(いちごう)の悪もなき物ぞ。されども教(おしえ)なく、糺事(ただすこと)なければ、己が欲にふけり、色におぼれ、或(あるい)は悪(あし)き友に導びかれて、終(つい)に悪人となる端(はし)多し…」と起筆した前文に続き、長短含む三六カ条を掲げる。人の道の基本である忠孝・五倫、孝行の具体的な方法、妻の離縁と妻への愛敬、両親の看病・服喪・法要、主人への仕え方、家来の使い方、夫婦和合と夫婦の慎み、妻の選び方と七去・三不去の考え方、兄弟関係、年長者への仕え方、来客時の家来への対応、貴人等への気遣い、貴人の相伴の仕方、択友と朋友との接し方、敬(つつしみ)の心、言葉の慎みと立居振舞・余力学問、他人への慈悲(仁恕)、約束の厳守、分を弁えること、慎独、善人になる方法、先祖の苦労を思うべきこと、我が子に身持ち・心持ち・我が行いの三つを譲るべきことなどを諭す。
★原装・題簽付き・美本(数丁小虫)。
3500円 明徳和讃[明徳和賛](時習舎板)
【判型】半紙本1冊。縦222粍。
【作者】手島堵庵作・序。植村康済序。高田重充(拡仲)跋。
【年代等】安永9年春、手島堵庵序・刊。[京都]時習舎蔵板。[京都]炭屋文蔵ほか売出。
【備考】分類「心学」。本文前半の「明徳和賛」は「抑(そもそも)人は、天地(あめつち)の、間にいづる、万物の、中にすぐれて、霊といふ、いわれを知れよ、此身こそ、則(すなわち)土にて、こゝろには、則天を、そなへたり…」で始まる七五調の和讃形式で、人間が霊長であること、天地日月と人倫の関係、本心・虚・霊、家職や万物の役割、本心が天の指図であること、天心の明徳を備えた人間の尊さを述べる。また後半の「孝弟和賛」は「夫(それ)孝弟は、本心の、あらはれ出(いず)る、はじめゆへ、仁を行ふ、其もとゝ、あるにて知れよ、人ごとに…」で始まる和讃形式で、人間生得の本心や仁、孝弟の道と孝弟の功徳などを説く。なお、巻頭に本文に匹敵する長文の序文(植村康済)を掲げ、「夫(それ)、人は天地の霊にして万物(ばんもつ)の長たりといへり」と起筆し、人間として生まれながら「人らしき業」もせずに暮らし、20余歳の頃に師(堵庵)で出会い、「本然の道」を聞いても怠りがちだったが、心学琢磨の時が至ったためか「無期の至理」を感じるようになった推移を述べた後で、結局、明徳とは「己を責めて人を愛する」ことであり、「吾(わが)師、此心を得て本心の無我をしらしめんと『明徳和賛』を著して徒弟に授」けた趣旨を述べ、「唯、自己の心徳を磨(みがき)て気習のさりがたきを知り、敬を主として聖意を外に求むることなからんことをねがふのみ」と結ぶ。また、堵庵自序には仏教で用いられる歎徳(たんどく)(死者の生前の徳を讃えること)や和賛(和讃)は仏教に限らず卑俗を導く便りとなるものであり、心学教諭にも活用すべきことを述べる。
★原装・題簽欠・状態良好。
3500円 前訓ほか施印集
【判型】半紙本数点合冊(1冊)。縦225粍。
【作者】手島堵庵ほか作。
【年代等】江戸中期刊。[京都]海老屋弥兵衛ほか板。
【備考】分類「心学」。冒頭より「前訓(男子・女子)*女子一部欠。安永初板本」「或田舎の友時習舎に来りて」「『やまと小学』巻六善行篇」の3種の施印を合本したもの。心学門人が道話に通って少しずつ集めた施印を合綴したものであろう。
★改装・題簽欠・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):購入価格4500円】
2000円 手嶋先生いろは歌(明誠舎施印)
【判型】半紙本1冊。縦225粍。
【作者】手嶋堵庵作。
【年代等】江戸中期刊。[大阪]明誠舎板(施印)。
【備考】分類「心学」。
★改装・題簽欠・状態並み・着色。
3000円 〈再刻〉知心辨疑[再刻知心辨疑]
【判型】半紙本1冊。縦224粍。
【作者】手島堵庵(信)述。中井典信編・跋。上河淇水(正揚・子鷹・東海)序(天明板)。
【年代等】安永2年5月刊。天明8年11月再刻。刊行者不明。
【備考】分類「心学」。手島堵庵が門人の問いに答えた様子を中井典信が聞き書きし自身の手控えとしていたが、同志の要望が強いためこれを上梓したもの。「本心を知る」ことが学問の始めと唱えるがこれは聖人の本意にあらずと思うが如何との問いから書き始め、本心を知るは性を知ることと同じだが、性は諭し難いため本心と呼ぶことや、道を信じ厚く守ることは実際には非常に困難であり、『大学』に言う「止まる所」を自ら自覚するために本心を知るべき道理を述べる。また、本心の理屈を理解してもそれは本心を知ったことにはならず、さらに、一度本心を悟っても、不善が本心を覆い隠す場合があることや、逆に、いかなる悪人も本心を知れば多少は善に移ることなどにも言及し、本心を知ることは容易ではないが、それは入徳(にっとく)の始めに過ぎず、むしろ本心を養うことが困難なことなどを順々に説いていき、最後に、本心と思案の違いや本心を養う工夫を諭して締め括る。
★原装・題簽付き・状態良好(表紙やや汚損・本文美)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2500円(汚損本)】。
3000円 安楽問辨
【判型】半紙本1冊。縦224粍。
【作者】手島堵庵(信)作・序。
【年代等】安永8年2月自序・刊。[京都]炭屋文蔵ほか板。
【備考】分類「心学」。序文に、安楽とは「人の本然にして生れつきの徳」だが、人は私利私欲で「心の転覆」が生じ暗闇に陥りやすい、そのため聖人の教えによって本心を知り本来の安楽に立ち帰れと「本心即安楽」を説いた問答体の心学書。まず、人の道とは要するに本心を知ることであり、身勝手な人欲が苦しみを招くこと、そして、一切万物の道理である本心に即して生きる「誠」を説く。一度本心を悟れば天心ばかりで我が身(人我(にんが))がなく、様々な欲求もないため安楽に至ること、そのための学問の仕方についても縷々述べ、学問が「本心にまかせて五倫のまじはりをよくする」ことに他ならないことを諭す。死後の安楽も生前の安楽と同じ、まずは、目前日用の所作である親孝行や家内和睦に努め、柔和で行儀良くし、家業を大切にし、人に慈愛・信実があり、無理のある言動を慎み、良き師友と交わって己を錬磨せよと勧める。
★原装・題簽付き・状態概ね良好(小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、改装・落丁本が5000円】。
5500円 〈神儒仏〉三教和談[神儒仏三教争論和談]
【判型】半紙本1冊。縦214粍。
【作者】大森三楽(不明堂)作・序。丹崖画。佐々木楫(子譲)跋。
【年代等】天保2年11月自序。天保4年2月刊記。天保4年春跋。天保4年3月、竹坪学人・松湛序・刊。[京都]巽善右衛門(蔵璞堂)板。
【備考】分類「神道」。
★原装・題簽付き・極美本・稀書(『国書総目録』未記載)。
4000円 町人身体柱立返答[〈町人〉身体柱立返答]
【判型】半紙本1冊。縦228粍。
【作者】不明。
【年代等】安永2年4月刊。[京都]万屋重兵衛・銭屋善兵衛板。
【備考】分類「心学・教訓」。明和7年刊『身体柱立』の批判書。冒頭から書名を名指しで批判(ただし「何人の著作にや…」と著者名には触れない)するように、自らは名乗らず反駁を加える。まず、「身体」の言葉の吟味から始まり、外題に「町人」の角書(つのがき)を付すことから、町人の身体(家督・財産)の意味に限定して述べると予め断り、『身体柱立』が想定する町人はごく一部の層に過ぎず、「鍵穴から天を覗く」論法と批判する。また、弱小商人の妻子無用論や酒・煙草の節約等など過度の倹約では人間らしい生活や商売を広げるための人付き合いもできず、かかる節倹主義では「馬の目を抜く世智賢き時代」に金儲けをすることはできないと非難する。「今の世にては金儲けというものは金銀の軍である」と認識する著者は、日々の倹約といった守り一辺倒の商いでは決して身代を延ばすことはできないとし、『町人身体柱立』はむしろ『町人貧窮宿ばいり身体はしら立』と呼ぶべき書とこきおろし、「貧福現在鑑」に展開する種々の節倹の将来予測(試算)についても非現実的と反論する。末尾では『史記』貨殖伝や『太平記』を引きながら致富の秘訣を説く一方、類書の『立身始末鑑』にも批評を加え、生涯の倹約計算は「いらざる蛇足の諸勘定」であり、「道理は聞こえて有りながら今日に出来ぬ事ばかり」を列挙したもので、結局は「世界を見る事の小さく、古今の歴史などの学文に疎く、聖人の糟粕のみをなめて、まこと修身斉家治国平天下の実学なき道学者流の癖」と酷評する。
★原装・題簽付き・状態並み(やや小虫・やや汚損)・稀書(『国書総目録』に2カ所)。
8500円 民家敬神録
【判型】半紙本1冊。縦225粍。
【作者】城戸(大江)千楯作。忌部寛風序。平野正祝(富嗣)跋。
【年代等】文政6年1月作。天保11年11月刊。[京都]鐸舎蔵板。
【備考】分類「祭祀」。「国恩を思ひ神を敬ふべき事」「民家にて神霊を斎(いわ)ふべき様の有増」「神を拝む心得の事」「神を祭る心得の事」「不浄を忌べき事」「先祖の霊を祭る事」の6項を説いた神道系教訓書。
★原装・題簽付き・極美本・稀書(『国書総目録』で2カ所)。
3500円 〈今川教訓〉絵本玉の池
【判型】半紙本3巻1冊。縦218粍。
【作者】北尾辰宣(雪坑斎)作・画。銭舘序。
【年代等】宝暦8年初刊([大阪]糸屋市兵衛原板)。明治初年後印。[京都]寺田熊治郎板。
【備考】分類「往来物」。彫工=阪本甚兵衛。角書「今川教訓」が示すように、『今川状』本文(23カ条と後文)とそれに関連した故事等を付載した絵本。上・中巻には『今川状』の各条毎に1葉ずつの挿絵と記事、下巻には同後文を9段に分けて挿絵と記事を掲げる(挿絵は上巻11葉、中巻12葉、下巻9葉の合計32葉)。挿絵等は、和漢人物(源義経・源斎頼・細川満元・千代童子・殷の紂王・武田晴信・小林修理亮・源頼朝・大内義隆・晋の陳達・晋の阮孚・後醍醐天皇・原憲・徳大寺実時・馬内侍・漢の高祖・北条時頼・行基・豊臣秀吉・武田信玄・宣胤の娘中子・司馬温公・老子・和気清麻呂・仁徳天皇・平重盛・伊吉古麿・結城秀康・今川了俊等)の故事や金言を題材にしたものや、近世中期の町人生活を反映したもので、これらによって、『今川状』の説く教訓を具体的に敷衍する。
★原装・題簽付き・美本。
1500円 駅路往来・諸職往来
【判型】半紙本1冊。縦237粍。
【作者】不明(井上氏書カ)。
【年代等】明治2年11月書。
【備考】分類「往来物」。
★原装・状態並み(表紙・小口等やや汚損。「諸職往来」の冒頭部と「駅路往来」の末尾がやや欠落。「駅路往来」の写本は珍)。
2500円 大工番匠往来[大工註文往来・番匠作事往来]
【判型】半紙本1冊。縦212粍。
【作者】梅素亭玄魚(整軒玄魚・宮城玄魚・呂成)校。落合範国(大賀範国・一渓)画。
【年代等】嘉永以降刊。[江戸]岐阜屋清七(正文堂清七・正文堂)板。
【備考】分類「往来物」。享和頃刊『番匠作事文章』とほぼ同文の往来。「凡、番匠作事取扱文字者、今般御拝領之屋敷・御館向就建者、撰吉日良辰為致地祭…」で始まり、地鎮祭、建築関連職人、建築用材、神社仏閣の建築、武家屋敷の建築、城郭建築、左官、瓦葺、棟上の儀式などについて記す。本文を大字・五行・付訓で記す。巻頭に「上棟四方堅規式之図」、頭書に「造宮堂木品積心得之事」「追掛大栓継(以下数々の継ぎ方を図解)」等を載せる。
★原装・題簽付き・状態良好(口絵1丁欠のため特価開始)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万5000円】。
18000円 江戸方角地名記
【判型】半紙本1冊。縦230粍。
【作者】加藤船盛(渚梅園)作。静軒老人(寺門静軒か)序。孔年画。
【年代等】江戸後期刊。[江戸か]加藤船盛蔵板。
【備考】分類「往来物」。明和2年刊『御江戸名所方角書(江戸方角)』にならい、主として女児の手習い用に七五調・韻文体で江戸の地名を綴った往来。「掛麻久母(かけまくも)阿耶(あや)に畏伎(かしこき)其功、鎮護神祖の御膝元、聖の御代の大島も、槍も絶せぬ大江戸や、うへ八衢(やちまた)の八百八町…」で始まる文章に、地名(町名)104、社寺名83、橋名17、川名4、その他5の合計213の名称を織り込む。明和2年板と比較すると、59語が増加し、32語が減少している。また、「小名木川」を「小名木沢」に、「九段長屋」を「九段坂」に、「不忍池」を「篠輸津弁天」に、「真間の継橋」を「接木の継橋」に改めるなど、『江戸方角』の文面に優雅さを加えて、より女性向けの体裁に整える。巻頭に「日本橋・富士眺望図」を掲げる。
★原装・題簽欠・状態並み(小虫補修・総裏打ち)・稀書。【参考価格(初出品時の相場です):別本原装本を3万円以上で購入】
6500円 〈文明〉開化往来(初編)
【判型】半紙本2巻2冊。縦225粍。
【作者】深沢菱潭作・書。八田知紀序。
【年代等】明治6年冬作・書・刊。[東京]椀屋喜兵衛(江島喜兵衛・万笈閣)板。
【備考】分類「往来物」。日本の天皇や元号、また府県、祭礼、諸官名、物産、また世界の主要国などを紹介した往来。前編は、「御手簡致薫誦候。如来命、此程者御疏遠に罷過候…」で始まる1通の手紙文形式で、歴代天皇・元号、日本の称号、周辺諸国、地理的位置、国土(領域、五畿八道の国・郡、石高)(以上上巻)、高山・河川、三都・港湾、鉱山(鉱物資源)、岬・島嶼、鉄道・通信、里程、造船所、軍事、神宮、山陵、学校、六大洲・諸外国・主要都市、日本通商史(鎖国〜開国)までを綴る。また、後編にも全文1通の手紙文形式で、今上(明治)天皇や皇族、皇居の変遷、天皇家の祭礼、諸官庁諸官職、華族、寺院、お雇い外国人、東京築地港から海外諸港までの距離、通貨、日本全国の物産(日用品・輸出品)などを紹介する。初編巻頭に「神武帝肇都大和図」以下3葉の色刷り日本地図を掲げて、神代から近代までの日本統治の変化を図解する。
★原装・題簽付き・状態良好・稀少本。
2500円 農家用文章大全
【判型】半紙本2編1冊。縦225粍。
【作者】】高井蘭山作。
【年代等】文化4年初刊。江戸後期再刊。[江戸]和泉屋金右衛門板。
【備考】分類「往来物」。農家日用の消息例文を集めた用文章。単なる消息例文集ではなく、四季折々の農事など農家に必要な諸知識・心得を織り交ぜるのが特徴。初編は「年始状、附り農具修復之事」〜「御褒美頂戴御請書之事」の33通(うち7通は農業用文)および「五穀成就の辨(ことば)」。2編は「年礼の書状」〜「長寿にて御扶持頂戴村内振舞の文通」の15通と「五人組状の前書并奥書」、則ち「五人組帳」前書・後書の教訓部分から成る。初編が農事一辺倒であるのに対して、2編には五節句祝儀状や諸用件の例文を含み、また、五節句や書簡作法等の注記を施すのが大きな違いである。
★原装・題簽欠・状態良好。
13000円 絵本清水の池[最明寺殿教訓百首]
【判型】半紙本3巻1冊。縦223粍。
【作者】西川祐信画。中村三近子(絅錦斎)校・序。
【年代等】享保16年冬序。享保19年1月刊。[京都]菊屋喜兵衛板。
【備考】分類「往来物」。彫工=石原半兵衛。全99首の教訓歌を収めた絵本で、最明寺殿(北条時頼)の作と伝えるが、近世の後人によって編まれたものであろう。同類の往来が数種存し、諸本により異同があるが、本書では「能人にむつびてあしきことあらじ、麻の中なる蓬みるにも」の1首を冒頭に掲げ、「善人にむつびてもまた心なり、麻の中なるあさを見るにも」で終わる99首を掲げ、それぞれ教訓歌毎に挿絵と注釈を付す。教訓歌は五倫にまつわる種々の心得や処世訓を詠み込んだもので、さらに『論語』等の漢籍や『実語教・童子教』から引用して教訓歌の趣旨を平易に説く。なお、本書の和歌を抄録した往来に、江戸後期刊『最明寺教訓百首』がある。
★原装・題簽欠・状態並み(やや疲れ・汚損のため特価即決)。
2000円 いろはうた(正定閣師・天保5年・大行寺板)
【判型】半紙本1冊。縦222粍。【作者】正定閣師作。大行寺序。
【年代等】文化13年4月作(いろはうた)。天保5年3月刊。[京都]大行寺蔵板。
【備考】分類「往来物・教訓」。文化13年に作られ、大坂講中より広まった「いろは四十八首」を再刊したもの。裏見返しに「于時嘉永七寅歳二月、京都大行寺置土産ニ候」の書き入れがある。
★原装・刷外題・美本。
5000円 〈改算大正〉算法智恵袋大全
【判型】半紙本1冊。縦223粍。
【作者】吉田光由序。田宮禎画。
【年代等】江戸後期刊。[京都]須磨勘兵衛(弘簡堂)板。
【備考】分類「和算」。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、6000円〜3万6750円】。
6000円 〈高祖聖人〉皇都霊跡志
【判型】半紙本1冊。縦224粍。
【作者】僧純(正聚房)作。東居画。
【年代等】安政5年2月、勧学玄雄序・刊。刊行者不明。
【備考】分類「真宗・地誌」。
★原装・題簽付き(摩滅)・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、江戸板が5250円〜2万1600円】。
3000円 養生女の子算
【判型】半紙本1冊。縦227粍。
【作者】辻慶儀(忠郎兵衛)作・序。
【年代等】天保4年6月作・刊。[京都]著者蔵板。
【備考】分類「教訓」。天寿(天然の寿・天然の福禄寿)を全うし、天寿を少しでも伸ばすための工夫や心得を諭した教訓書。著者によれば30歳の天寿を80歳に伸ばすことはできなくても、4、50歳に伸ばす秘訣はあるとし、それを心・身・食事の養生に分けて説く。「心の養生」とは誠の志と正しい心を持つように努め、身勝手をせず天理に従うこと、具体的には先祖と親の心を己の心とすることとし、「身の養生」は「根気八歩(生まれ付きの根気・力量の八分を用いること。根気・力量を十分に使うことは血気を損ない寿命を縮めるとする)」を守ることや、労働も程よき位にし、耳目口鼻と女色を慎むべきこととする。さらに「食養生」では腹八分を守り、美食・大食・大酒を慎むべきことなどを教える。特に「天禄」として一生に食べる食事量は定まっており、大食すれば短命となり、少食であれば食い延ばして長命となると述べ、さらに「長寿の女の子算」として50年の天禄高を72石と仮定して、毎日3合半ずつ食すれば57歳余、3合ずつ食すれば66歳余、2合半ずつなら80歳、2合ずつなら100歳を保つことを説いている。また後半の「附録」では、年に10貫目の収入に対し8貫目で暮らすように努めれば、50年間で580貫660匁2分の貯蓄ができるなどの計算例を示す。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万5750円】。
2000円 饑年要録(複製)
【判型】半紙本1冊。縦230粍。
【作者】福沢憲治作・序。笹古金作編。
【年代等】天保5年2月序。天保7年10月刊([信州福岡]福沢氏施印)。明治7年7月、北原稲雄跋。昭和11年10月刊。[長野県赤穂村]笹古金作版(複製)。
【備考】分類「救荒」。『饑年要録』は、天保5年(1834)春、福沢憲治により著されたもので、奥書によれば、明治7年(1877)筑摩県庁に勤務する伊那の国学者北原稲雄がこれを世に現わしたものと考えられる。 飢饉は異国の説に五穀実らざるを飢といい、十穀実らざるを饉というが、日本に於いてもこの説にもとづくべし、として過去をさかのぼって、天文14年(1545)・寛永19年(1642)・延宝3年(1675)・天和元年(1681)・享保17(1732)・天明3年(1783)・同6年・天保4年(1833)の飢饉をあげる。 そのなかで、顕著な飢饉の様相を示した天文14年・天明3年・6年・天保4年の各飢饉を取り上げ、その状況を説明する。 さらに、「飢饉は時ありて来るゆえにまぬかるべきに有らねば」として、その凶荒食などの対策を縷々述べる(信州デジくらHP)。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、昭和版が840円〜5000円】。
2000円 祝詞式正文[延喜式祝詞正文](和装活版)
【判型】半紙本1冊。縦222粍。
【作者】角田信道編・校。
【年代等】明治17年1月刊。[東京]新葉社版(出版人=山中荘一郎)。
【備考】分類「祝詞」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2000円〜4100円】。
4000円 日廼御蔭[日能御蔭]
【判型】半紙本1冊。縦239粍。
【作者】井上義胤(美知廼舎)作・跋。小神波江(コガミナミエ*黒住教信者)編。小神連公(篤廼舎・辰定)序。
【年代等】弘化3年作。明治2年6月刊。[岡山]井上義胤蔵板。[岡山]小山屋朔右衛門売出。
【備考】分類「神道」。太陽の気を得て下腹に納める重要性を説く。
★原装・題簽付き・美本・稀書。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、明治期板が、2500円〜1万300円】。
3000円 小学生徒心得(橋爪貫一)
【判型】半紙本2巻2冊。縦224粍。
【作者】橋爪貫一(松園)編。
【年代等】明治初年刊。[東京]松園(編者)蔵板。[東京]雁金屋清吉売出。
【備考】分類「近代教育」。
★原装・題簽付き・並本(上部やや痛み)。
8500円 〈異国奇談〉和荘兵衛(前編)
【判型】半紙本4巻4冊。縦220粍。
【作者】遊谷子作・序。秦川散人序。
【年代等】安永3年1月自序。安政8年春、島観水序・初刊。江戸後期再刊。[大阪]藤屋善七板。
【備考】分類「滑稽本」。
★原装・題簽摩滅・並本(疲れ・痛み)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、前後編8巻8冊・原装本が18万円】。
10000円 〈榊原伊祐編〉よりあひばなし[寄合ばなし・小集夜話(ヨリアイバナシ)](初編)
【判型】半紙本2巻2冊。縦221粍。
【作者】加藤祐一(スケカズ)述。榊原伊祐編・序。
【年代等】明治7年3月自序。明治7年8月官許。明治7年9月刊。[大阪]柳原喜兵衛板。
【備考】分類「教訓」。巻末広告に「此書は天地間の心理により方今御政体のありがたき事は申に及ばず、文学・技芸・商法・農事に至るまで研究せざるべからずの講釈を寄合ばなしの問答に綴りなして、俗人の退屈せざるやう、滑稽狂文をも交へたれば、絵本、又、物語本を見るが如く、面白くして自然開化に進歩し、自主自由の正権を暗に会得するに至る至妙の珍書なり」と紹介されている。
★原装・題簽付き・状態良好(上巻見返し破損)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3万240円】。
20000円 筑前名寄
【判型】半紙本2巻2冊。縦220粍。
【作者】貝原篤信(益軒)編・跋。
【年代等】元禄4年9月自跋。元禄6年2月初刊([京都]茨城方道(柳枝軒)原板)。天保8年6月求板。[大阪]塩屋弥七(中村三史堂)板。
【備考】分類「地誌・和歌」。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、8万8000円】。
2500円 〈辻忠郎兵衛著述・宇喜田小十郎校正〉立身虎之巻
【判型】半紙本4巻4冊。縦222粍。
【作者】辻慶儀(忠郎兵衛)作。宇喜田小十郎校・序。
【年代等】天保4-15年原作。明治7年9月序。明治8年3月初刊。明治期後印。[京都]村上勘兵衛板。
【備考】分類「教訓」。幕末京都の富商下村家の一流で、井上家に仕え、「節倹恭慎」の正直な商法で財をなした辻忠郎兵衛が著し、天保年間に順次施印した「幼童庭訓の著述」4本をまとめて明治期に複刻したもの。天保15年刊『教訓いろはうた』、天保4年刊『養生女の子算』、天保4年刊『仁術歓心抄』、天保9年刊『四徳配当抄』の4本をこの順で収録し4巻とする。第1巻『教訓いろはうた』は、著者83歳の著述で、「いつとてもこころただしき人はみな身のをさまりに目をとめてみよ」以下48首の教訓歌に平易な注釈を添える。第2巻『養生女の子算』は著者72歳の著述で、寿命を長く保つ秘訣として「心の養生」「身の養生」「食養生」の大切さを説いたもの。「付録」として「年に10貫目の徳分あるところを、8貫目に節約し、これを5朱の利息で増やす」という設定で、50年後までの年々の高を列挙するのは功利的・具体的な教訓で興味深い。第三巻『仁術歓心抄』も著者72歳の著述で、太郎兵衛・清兵衛・徳兵衛3人の会話の形で、『孝経』にいう「歓心」の大切を卑俗・平易に説いたもの。第4巻『四徳配当抄』は著者77歳の著述で、天の働きの世におこなわれる有様を、元享利貞の四徳と名付け、それを商人の1日、1年に喩えながら心の持ちようを説く。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2000円〜1万8900円】。
15000円 うたぶくろ[歌袋]
【判型】半紙本6巻6冊。縦227粍。
【作者】富士谷御杖(北辺二世成寿(ナリノブ))編・序。
【年代等】寛政5年初刊([京都]北村四郎兵衛ほか板)。江戸後期再刊。[京都]永田調兵衛ほか板。
【備考】分類「歌学」。歌論書。御杖の歌学修業期の、伝統的歌学と父富士谷成章(ナリアキラ)の語学・歌学との集大成的祖述書(「日本古典文学大辞典」参照)。
★原装・題簽付き・美本(1巻に数丁小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、原装本が、2万円〜4万2000円】。
22000円 近葉菅根集[菅根集]
【判型】半紙本10巻5冊。縦228粍。
【作者】清水浜臣編。木村定良(藤原定良)校。巨勢利和序。
【年代等】文化11年7月、編者凡例。文化12年1月、藤原忠与序・刊。文化12年2月刊。[江戸]須原屋伊八ほか板。
【備考】分類「歌学」。初学者の長歌詠出の参考に供するために、近世の古学者下河辺長流・契沖より賀茂真淵およびその門人までの48人の詠歌から長歌ばかり304首を輯録したもの(「日本古典文学大辞典」参照)。
★原装・題簽付き・極美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3万240円〜4万円】。
12000円 歌格類選・続歌格類選
【判型】半紙本正続4巻4冊。縦227粍。
【作者】半井忠見(梧庵)編。
【年代等】正編=嘉永4年5月、大橋長広・長沢伴雄序。嘉永4年5月、半井梧庵凡例。嘉永4年6月、陸奥介景恒跋・初刊。明治初年再刊。[京都]林芳兵衛ほか板。続編=嘉永6年秋、山田泰平序・初刊。
【備考】分類「歌学」。 歌語研究書。歌格とは、歌のことばの定まっているさまを言い、歌格をきめるのは、今日の副詞・助詞・用言などであり、これらのことばをいろは順に排列してある。語数は約250語で、もっぱら八代集から選んであり、1格に4首ずつ歌の例をあげ、そのことばには一々俗語訳を施している。歌語を俗語で解した研究書として江湖によく迎えられ、翌6年その続編も刊行された(「日本古典文学大辞典」参照)。
★原装・題簽付き・極美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4冊揃いが、1万6200円】。
1500円 〈首書読法〉庭訓往来具注鈔(弘化3年)
【判型】大本1冊。縦258粍。
【作者】蔀関牛注。黒田庸行(成章館・具徳)付言。
【年代等】天保5年初刊。弘化3年春再刊。刊行者不明(刊記欠のため)。
【備考】分類「往来物」。渓百年の「経典余師」にならって編んだ『庭訓往来』の童蒙向け注釈書。『庭訓』の各状を5、6段に分けて大字・8行・無訓で記し、段毎に詳細な割注を施し、2段に分けた頭書の下段に小字・14行・付訓で書き下した本文(読方)を、またその上段に割注に関連する諸説を掲げる。内容的には寛永8年刊『庭訓往来註』と元禄15年刊『庭訓往来諺解大成』とを折衷した施注で、童蒙に理解しやすい平易な文章で綴る。また段毎の割注の末尾に「文意」の項を立てて大意も示す。
★原装・題簽摩滅・表紙疲れ・本文良好・刊記欠。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2700円〜2万円】。
3000円 〈滝本〉庭訓往来
【判型】大本1冊。縦256粍。
【作者】武藤氏書。
【年代等】延宝4年4月刊。刊行者不明。
【備考】分類「往来物」。刊本はほとんどが大本だが、江戸中期以降は半紙本・中本・小本など各種判型のものが登場した。古写本のみで約70種、近世より近代初頭にかけての板本は約300種に上り、中世から明治初年に至るまで最も普及した往来物の一つ。月往返2通ずつ1年24通、これに単簡1通(7月状または8月状)を加えた計25通の手紙文より構成される。内容は、武家および上層・庶民の社会生活を中核として新年の会、詩歌の会、地方大名の館造り、領国の繁栄、大名・高家の饗応、司法制度・訴訟手続、将軍家の威容、寺院における大法会、大斎の行事、病気の治療法、地方行政の制度等を主題とする手紙で、各手紙とも類別単語集団を収める(衣食住370語、職分職業217語、仏教179語、武具75語、教養46語、文学16語、雑61語、計964語)。
★原装・題簽付き・並本(小虫)。
3000円 消息詞(縦長刊本)
【判型】縦長本1冊。縦276粍。
【作者】梅沢敬典書。
【年代等】江戸後期(安政頃)刊。[江戸]英文蔵(青雲堂)板。
【備考】分類「往来物」。消息に多用する語句や表現を類語で集めた往来。『累語文章往来(消息往来)』の改編版に位置づけられ、古往来の『消息詞』とは別内容。「一筆・一翰・啓上・啓達…」で始まり、相手の手紙の尊称や時候の言葉、相手の尊称から書止・脇付まで、手紙に用いる種々の語句を大字・3行・無訓で記す。後半に「月々和名并異名」と「時候書有増之事」を掲げる。
★原装・題簽付き・状態良好。
3500円 社家制法
【判型】大本1冊。縦263粍。
【作者】不明。
【年代等】明治2年6月刊(官板)。
【備考】分類「往来物」。明治二年三月に郡中・市中・町役・村役・僧侶・神官等に対して出された一連の布達の一つを、大字・五行・無訓の手本としたもの。刊記に「明治二年己巳三月/京都府」と記した初板本と「明治二年己巳六月/官版/不許飜刻」と記した再刊本があるが、京都以外の各地でも出版されたと思われる。「一、御高札之旨謹而可守事」以下一一カ条から成る神職者用の心得で、敬神・清浄・正直、勤学・祭礼に怠らないこと、邪宗・怪異の教法の厳禁、不当な供物等の禁止、新規建立の事前許可、社領など社中財産の不正な売却等の禁止、民事訴訟への関与禁止、不審者の逗留の禁止、本社・末社の秩序や相互監視などを説く。
★原装・刷外題・美本・比較的珍。
3000円 郡中制法
【判型】大本1冊。縦263粍。
【作者】不明。
【年代等】明治2年6月刊(官板)。
【備考】分類「往来物」。明治初年に郡中・市中・町役・村役・神官等に対して出された布達を題材にした一連の手本の一つ。「一、御高札之旨謹而可相守事」以下、布告の遵守、五人組の役割(特に付則が多い)、地域の相互扶助・秩序維持、本来の家業への出精、賭事の禁止、死者・怪我人・病人・旅人等の処置、捨て子・堕胎の禁止、寺社の新規建立の禁止、祭礼に伴う山鉾・寄付等の禁止、相撲その他興行・遊郭等の事前許可、田畑・道路その他施設・交通等の規定、賄賂の禁止など25カ条を大字・5行・無訓で記す。明治2年京都板を始め、大阪府・大津(滋賀)県・東京府など各地各様の体裁で出版された。
★原装・刷外題・美本。
3000円 市中制法
【判型】大本1冊。縦263粍。
【作者】不明。
【年代等】明治2年6月刊(官板)。
【備考】分類「往来物」。明治初年に郡中・市中・町役・村役・神官等に対して出された布達を綴った一連の手本の一つ。箇条配列や箇条の立て方に微細な相違はあるが、『郡中制法』とほぼ同様。『郡中制法』のうち末尾の「一、田畠不荒様にすへし」以下農耕地・農業施設など農村関連の六カ条を削除し、「一、帯刀人・僧尼之輩、町人名前之地に住居する者は軒役、其外町人費町人同様差出させ可申。理不尽申立るものあらば可訴出事…」の1条を追加した。『郡中制法』中の2カ条を本書で1カ条にまとめた箇所があるため本書は合計19カ条。これらの本文を大字・5行・無訓で記す。明治2年・京都府板を始め、大阪府・大津(滋賀)県・東京府など各地各様の体裁で出版された。
★原装・刷外題・美本。
5000円 〈和漢絵入〉女訓孝経教寿(文政5年・大本)
【判型】大本1冊。縦268粍。
【作者】田尻梅翁(八隅山人)作。高井蘭山校・序。須原屋新兵衛跋。
【年代等】文政5年春、高井蘭山序・刊。[江戸]小林新兵衛板。
【備考】分類「往来物」。唐の鄭氏作『女孝経』を邦訳した往来物で、本書は『女四書』所収本と並んで、類本(板種は近世〜近代初頭に約30種)中最も普及したもの。『女孝経』は唐・鄭氏の原作で、『孝経』にならって、曹大家が姪に種々諭した教訓。「開宗明義章第一」から「挙悪章第一八章」までの18章で「孝」の大切さ、婦徳、勤倹、舅姑への孝、礼儀、五刑、父母への孝養、夫への諌言、胎教等について述べる(ただし序文に相当する「進女孝経表」を欠く)。本文を大字・5行・付訓(任意の漢語に左訓)で記す。付録記事は諸本によって異同があるが、初板本と思われるものによると、蘭山序文(色刷りのものと単色刷りの二様ある)に続く前付に「婦女四徳」「孝女伝(無塩君以下一八名)」「孝徳図」「時頼の母禅尼の図」「太公望の図」「孔子御一代の記」、頭書に「越後国蒲原郡孝女の伝」「宋の大儒勤学の図」「農業の図」「農家の図」「女子手業の図」「本朝廿四孝」、後付に「和歌三神像」「慈鎮和尚五常の歌」「三夕之図」「六歌仙」「十二月和名」「六玉川」等の記事を掲げる。
★原装・題簽(やや破損)付き・状態概ね良好(数丁小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万円〜1万2000円】。
4000円 女今川并十二月和歌(芝泉堂)
【判型】大本1冊。縦270粍。
【作者】坂川暘谷(芝泉堂)書。大津暘群(芝泉堂門人・女性)跋。
【年代等】天保8年12月跋・刊。[江戸]和泉屋吉兵衛板。
【備考】分類「往来物」。
★原装・題簽付き・極美本。
6000円 女中庸瑪瑙箱(明治4年)
【判型】大本1冊。縦252粍。
【作者】植村玉枝子(内藤玉枝・晩香散人・清福斎)作。中村三近子書。漱石子・方国画。
【年代等】享保15年初刊。明治4年12月再刊。[大阪]伊丹屋善兵衛ほか板。
【備考】分類「往来物」。跋文によれば、植村の叔父である渡辺氏が「賢き人の教訓、みぬ唐(もろこし)の書を探、漢文字(おとこもじ)に書」き綴ったものを植村が「和文字(おんなもじ)に和解(やわらげ)」たものが本書という。また巻末では、『女大学宝箱』と『女中庸瑪瑙箱』の両書が「女子の心操(こころいれ)を直くするの明鏡」であると宣伝する。「一、夫、人の妻を親迎(むかふ)る事は、第一、我父母に我身と与(とも)に能(よく)つかへさせむか為也」で始まる第1条「舅姑への服従」以下、第2条「三従・貞節」、第3条「婦人の四徳(婦徳・婦言・婦容・婦功)」、第4条「継母・継子」、第5条「貞心一筋」、第6条「不邪淫・貞節」、第7条「婦人の務め」、第8条「堪忍」、第9条「忍耐・和順・慈愛」、第10条「下人を使う心得」までの条々を大字・5行・付訓で記す。巻頭に「百行教忍図」「女教誡諌歌」「修学寺八景図」「三十六人新歌仙図」「五節句和歌図」「五倫和歌図」、頭書に「唐土賢女鑑」「女教誡故事談」「産前重宝記」「産前養ひ草」「産前後禁好物」「女消息近道仮名遣」「香道秘事」「狂歌奇妙集」「七夕新名歌集」「女通用文字宝」「女中伝授嚢」等の多彩な記事を掲げる。後、明治4年に藤村秀賀校訂の改刻本(色刷り口絵を付し、前付等に異同あり)が出版されるまで数回に渡って再板されたほか、本文のみを抽出した『御家流女中庸』『女中庸宝文庫』『女中庸教訓鏡』など比較的多くの板種を生んだ。
★原装・脇題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、江戸板が、1万円〜1万2000円】。
3000円 教訓女中庸(文久4年)
【判型】大本1冊。縦256粍。
【作者】不明。
【年代等】文久4年1月刊。[江戸]山口屋藤兵衛板。
【備考】分類「往来物」。「一、夫、人の妻を親迎(むかふ)る事は、第一、我父母に我身と与(とも)に能(よく)つかへさせむか為也」で始まる第1条「舅姑への服従」以下、第2条「三従・貞節」、第3条「婦人の四徳(婦徳・婦言・婦容・婦功)」、第4条「継母・継子」、第5条「貞心一筋」、第6条「不邪淫・貞節」、第7条「婦人の務め」、第8条「堪忍」、第9条「忍耐・和順・慈愛」、第10条「下人を使う心得」までの条々を大字・5行・付訓で記す。巻頭に「百行教忍図」「女教誡諌歌」「修学寺八景図」「三十六人新歌仙図」「五節句和歌図」「五倫和歌図」、頭書に「唐土賢女鑑」「女教誡故事談」「産前重宝記」「産前養ひ草」「産前後禁好物」「女消息近道仮名遣」「香道秘事」「狂歌奇妙集」「七夕新名歌集」「女通用文字宝」「女中伝授嚢」等の多彩な記事を掲げる。後、明治4年に藤村秀賀校訂の改刻本(色刷り口絵を付し、前付等に異同あり)が出版されるまで数回に渡って再板されたほか、本文のみを抽出した『御家流女中庸』『女中庸宝文庫』『女中庸教訓鏡』など比較的多くの板種を生んだ。
★原装・題簽付き・状態良好。
1000円 女中庸宝文庫(山栖堂)
【判型】大本1冊。縦245粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]松林堂板。
【備考】分類「往来物」。「一、夫、人の妻を親迎(むかふ)る事は、第一、我父母に我身と与(とも)に能(よく)つかへさせむか為也」で始まる第1条「舅姑への服従」以下、第2条「三従・貞節」、第3条「婦人の四徳(婦徳・婦言・婦容・婦功)」、第4条「継母・継子」、第5条「貞心一筋」、第6条「不邪淫・貞節」、第7条「婦人の務め」、第8条「堪忍」、第9条「忍耐・和順・慈愛」、第10条「下人を使う心得」までの条々を大字・5行・付訓で記す。巻頭に「百行教忍図」「女教誡諌歌」「修学寺八景図」「三十六人新歌仙図」「五節句和歌図」「五倫和歌図」、頭書に「唐土賢女鑑」「女教誡故事談」「産前重宝記」「産前養ひ草」「産前後禁好物」「女消息近道仮名遣」「香道秘事」「狂歌奇妙集」「七夕新名歌集」「女通用文字宝」「女中伝授嚢」等の多彩な記事を掲げる。後、明治4年に藤村秀賀校訂の改刻本(色刷り口絵を付し、前付等に異同あり)が出版されるまで数回に渡って再板されたほか、本文のみを抽出した『御家流女中庸』『女中庸宝文庫』『女中庸教訓鏡』など比較的多くの板種を生んだ。
★原装・題簽欠・状態並み。
2000円 女庭訓宝文庫
【判型】大本1冊。縦256粍。
【作者】歌川芳虎画。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]和泉屋市兵衛板。
【備考】分類「往来物」。『女庭訓往来』は、1年12カ月合計24通の女子消息文の形式で、年中行事の故実を主とする教養や女性の言葉遣い・心得等を説く。付録記事多数。
★原装・題簽欠・状態並み。
3000円 〈日用重宝〉女今川宝嚢
【判型】大本1冊。縦256粍。
【作者】不明。
【年代等】天明7年8月刊。[京都]菱屋孫兵衛板。
【備考】分類「往来物」。女今川』は、貞享4年板系統と元禄13年板系統の2種に大別されるが、江戸中期から明治期に至るまで両系統で250種以上の板種と20種近くの異本を生み、最も普及した女子用往来である。両系統とも同趣旨の教訓を全23カ条と後文から成る壁書形式だが、これは『今川状』のスタイルを踏襲したものである。女性にあってはならない禁止項目を列挙し、家庭における女性の心得全般を諭す。各箇条は、日常諸般の心得を、親や舅、姑、夫、その他家内の構成員(下僕等)、親類、友人、他人、特に僧侶や夫以外の男性との関係の中で説く。
★原装・題簽欠・状態良好。
2000円 〈女童教訓〉女大学出世文庫
【判型】大本1冊。縦246粍。
【作者】不明。
【年代等】慶応年間初刊。刊行者不明。
【備考】分類「往来物」。『女今川』と並んで最も板種の多い女子用往来で、その背景には一般に「貝原益軒作」と信じられてきた事情があったと考えられる。しかし本書の成立に柏原屋清右衛門が関わっていたことは疑いない。まず『和俗童子訓』巻之五「教女子法」全18カ条のうちの13カ条を抽出して改編した『新女訓抄』(全11カ条。正徳2年刊『女用智恵鑑』中に所収)が益軒生存中に成り、さらにこの『新女訓抄』中の7カ条を母体に、各条を短文に分けて全19カ条および後文としたものが『女大学』であった。内容は、第1条「親の教え」、第2条「女徳」、第3条「男女の別」、第4条「七去」、第5条「舅姑への孝」、第6条「夫への服従」、第7条「夫の兄弟との和睦」、第8条「嫉妬と諌言」、第9条「言葉の慎み」、第10条「家事への専念」ほか、第11条「信仰について」、第12条「分限に基づく家政」、第13条「男女の隔て」、第14条「衣服の心得」、第15条「親戚付き合い」、第16条「舅姑への孝と婚姻後の心得」、第17条「家事は自らなせ」、第18条「下女を使う心得」、第19条「婦人の心の五病」で、後文には以上の条々を幼時よりよく学ぶことが女子生涯の宝となることを強調して締め括る。
★原装・題簽摩滅・状態良好。
12000円 女小学教艸(宝暦13年)
【判型】大本1冊。縦260粍。
【作者】】北尾雪坑斎画。
【年代等】宝暦13年5月刊。[大阪]敦賀屋九兵衛板。
【備考】分類「往来物」。彫工:藤村善右衛門。享保10年刊『〈佩戒絵入〉女小学』の本文を大幅にリライトして、種々の付録記事を増補した往来。本文の骨子は享保10年板同様だが、部分的に削除(特に作者や娘に関する個別的記述など)または増補を加え、大字・5行・付訓を基本とする読み書き兼用の往来に再編集し、併せて、享保板にあった挿絵・序・跋の全てを削除した。後世への影響は享保板よりも本書の方が明らかに大きく、「婦女と生れては、身の行ひ男子とかはれり。先父母のかたはらに居て、あさなゆふないつくしみうやまひよく仕へ侍ること大やう婦女たるものゝ道…」で始まる改編板が後続の諸本に引き継がれた。前付に「蛤合之記」「歌かるたの記」「近江八景」「古今集撰者四人」「牡丹・蓮・菊」「女中品定」「婚礼之図式」「女中躾方之事」等、頭書に「和漢女鏡(至徳皇后〜斉の孝女)」「手習文字の事」「伊呂波の事」「和歌の事」「和歌読心得之事并人倫和歌絵抄」「しみものおとし」「そめもの秘伝」「諸病めうやく」「七夕祭の事」「琴・三絃の事」「三十六歌仙」「女中詞の事」「四季文章」等、巻末に「当世艶おしろい」「男女相性絵抄」等を掲げる。なお、本書の再板本(天保四年・嘉永五年板)では、「画図のおもむきも時代のたがひたれば、これらをもことごとく今様の風俗に書あらため」たほか、付録記事にも部分的な改訂を施した。
★原装・題簽付き・美本(数丁小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、宝暦板が、3万8000円〜4万円】。
4000円 国号考
【判型】大本1冊。縦257粍。
【作者】本居宣長作。
【年代等】天明7年秋刊。[京都]銭屋理兵衛ほか蔵板。[伊勢]柏屋兵助ほか売出。
【備考】分類「国学」。「大八嶋国(オオヤシマクニ)」「葦原中国(アシハラノナカツクニ)」「夜麻登(ヤマト)」「倭の字」「和の字」「日本」「豊また大てふ称辞(タタエコト)」の7項目にわたり、わが国古来の呼称について、語義や由来を詳細に考証した書。和漢にわたり博引旁証、文献学的学風を発揮し、その考証の過程に見るべきものがある(「日本古典文学大辞典」参照)。
★原装・題簽付き・状態概ね良好(一部小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、8400円】。
4000円 あめのやちまた[天八衢・天之八衢・桜園内外集]
【判型】大本1冊。縦260粍。
【作者】岩下多門(滋野貞融サダトウ・桜園大人)作。
【年代等】嘉永元年6月、寺門静軒序。嘉永2年8月刊。[江戸]山城屋佐兵衛ほか板。
【備考】分類「神道」。日本の道と教えについての啓蒙書。世に行われる書は計り知れず、あたかも天の八衢の如くだが、その本旨はここに説く二道(皇孫尊の顕露事・大己貴神の幽事)・四教(惟神・鎮魂・思兼・言霊)にあるとするもの。(「日本思想史文献解題」参照)。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3800円】。
3000円 古道或問
【判型】大本1冊。縦256粍。
【作者】柴田花守作。柴田磐守・平瀬春枝跋。
【年代等】明治2年10月作。明治3年5月、岩崎長世序。明治3年9月刊記。明治3年12月、重埜繹(成斎)序・刊。[大阪]秋田屋太右衛門ほか板。
【備考】分類「神道」。巻末「咲園大人著述書目」に、本書を「新たに掲示させ給へる御制札の第一条、第二条漢語なるを以、或人漢学を専務とすべく御勧弉被遊候やと疑問し、且、本居・平田二大人の学風数件を問難せしを、悉に弁められ、古来儒流の得失、当今学問の本末順逆を正しく論(アゲツラ)ひ答へられたる書なるを以、大博士平田大人も甚(イタ)く褒賞せられし也」と紹介する。柴田花守(1809-90)は、江戸後期-明治時代の神道家。文化6年1月8日生まれ。不二道(ふじどう)の小谷三志(こたに-さんし)に師事し、不二道10世教主となり、咲行(しょうぎょう)と称する。富士信仰を神道化して、明治11年実行社を組織。15年神道実行派の名で教派神道として独立、17年実行教初代管長。和歌、書画にもすぐれた。明治23年7月11日死去。82歳。肥前小城郡(佐賀県)出身。号は琴岡、笑園。著作に「国之真柱」など(コトバンク)。
★原装・題簽欠・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2800円〜5900円】。
3500円 祝詞考[延喜式巻八祝詞考]
【判型】大本3巻3冊。縦251粍。
【作者】賀茂真淵作・序。荒木田久老(ヒサオユ)書・跋。
【年代等】明和5年夏作・自序。寛政12年3月、荒木田久老跋。寛政12年11月刻成。荒木田久老(五十槻園(イツキノソノ))蔵板。[大阪]河内屋吉兵衛ほか売出。
【備考】分類「祝詞・注釈」。祝詞の注釈書。3巻。賀茂真淵(かものまぶち)著。明和5年(1768)成立。寛政12年(1800)刊。「延喜式」所収の祝詞の学問的研究として最初のもの(コトバンク)。
★原装・題簽付き・表紙やや汚損・本文良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、江戸板が2500円〜2万円】。
8000円 山口栞[やまぐちの志をり]
【判型】大本3巻3冊。縦255粍。
【作者】東条義門作・跋。。
【年代等】文政元年初稿。天保4年増補修訂。文政3年夏、藤井高尚(松斎)序。天保7年5月初刊。白雲城下白雪楼蔵板。[京都]千切屋庄三郎ほか製本。
【備考】分類「文法・語学」。江戸後期の文法書。3巻。東条義門著。天保7年(1836)刊。主として用言の活用について考察したもの(goo辞書)。書名は初学の徒のための指導書の意味であるが、従来の研究に比べて、活用の本質へのより深い洞察が見られる。総論で、活用による語形変化、体言の連接による転音、五十音の相通、の三者を無差別に「五音相通」と称することの誤りを指摘した後、五十音図の各行の順に注意すべき活用語を挙げて論じ(上・中巻)、次に、「形状言」(形容詞)とこれに類した活用をする語とについて研究し、漢字の訓読の仕方についても考察を深めている(下巻)。特に、形容詞・助動詞の研究には画期的なものがある。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万800円】。
15000円 都名所図会(天明6年)
【判型】大本6巻6冊。縦271粍。
【作者】秋里籬島(湘夕・舜福)作・跋。竹原信繁(春朝斎)画。
【年代等】安永9年8月、菅原為俊序。安永9年自跋。安永9年8月初刊。天明6年1月再刻。[大阪]河内屋太助板。
【備考】分類「地誌」。彫工:永島六右衛門ほか7名。江戸時代後期に刊行された京都に関する地誌。「都名所」と称しているものの、その記述内容は洛中・洛外に限らず広く山城国全域に及んでいる。文章は秋里籬島・挿絵は竹原春朝斎。全6巻11冊。1780年(安永9年)に刊行され、好評を博したために1787年(天明7年)になって続編である『拾遺都名所図会』が出された。実地踏査に基づいて、代表的な名所だけではなく、隠れた名所や伝説・名物などについても詳細な解説を施し、更に豊富な鳥瞰図や風俗図などの挿絵が広い支持を受け、各種名所図会刊行のきっかけとなった。収録地域は、巻1から3では主として京都市中を、巻4と5では京都郊外の山城各地域(宇治・八幡など)を取り上げている。これはこの著に先行する「京童」「京雀」などに倣ったものであった(Wikipedia)。
★原装・題簽3冊付き(3冊欠)・状態並み(表紙痛み・本文小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2万3000円〜8万220円】。
20000円 〈拾遺〉都名所図会[都名所図会拾遺](天明7年)
【判型】大本4巻5冊。縦272粍。
【作者】秋里籬島(湘夕・舜福)作・跋。竹原信繁(春朝斎)画・跋。
【年代等】天明6年7月自跋。天明7年6月、竹原信繁跋。天明7年9月、藤原隆建(桜寧)序。天明7年秋刊。[京都]吉野屋為八板。
【備考】分類「地誌」。彫工:永島六右衛門ほか7名。江戸時代後期に刊行された京都に関する地誌。「都名所」と称しているものの、その記述内容は洛中・洛外に限らず広く山城国全域に及んでいる。文章は秋里籬島・挿絵は竹原春朝斎。全6巻11冊。1780年(安永9年)に刊行され、好評を博したために1787年(天明7年)になって続編である『拾遺都名所図会』が出された。実地踏査に基づいて、代表的な名所だけではなく、隠れた名所や伝説・名物などについても詳細な解説を施し、更に豊富な鳥瞰図や風俗図などの挿絵が広い支持を受け、各種名所図会刊行のきっかけとなった。収録地域は、巻1から3では主として京都市中を、巻4と5では京都郊外の山城各地域(宇治・八幡など)を取り上げている。これはこの著に先行する「京童」「京雀」などに倣ったものであった(Wikipedia)。
★原装・題簽欠・表紙痛み・本文良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、原装・落丁本が3万1500円】。
53000円 蔵笥百首(元文元年)
【判型】大本6巻3冊。縦267粍。
【作者】藤井懶斎(臧・玄逸・懶斎・蘭斎・伊蒿子・よもぎが杣人・真部(真鍋)仲庵(忠庵))作。
【年代等】万治頃初刊。元文元年9月再刊。[大阪]大野木市兵衛ほか板。
【備考】分類「和歌・教訓」。『百人一首』から12首、『八代集』から88首の合計100首を選び、「その歌の本説にかゝはらす、ひたすら婦道のうへにとりこなし、ことばをいやしくして注」を加えた女訓書ならびに異種百人一首。主に児女の教訓となる和歌を集めて、訓話的解説と挿絵を交えたのが特徴で、その解説も教訓に重点が置かれ、例えば第39首解説は6丁半に及ぶ長文で婦女子の学問の大意・心得を綴る。また、同解説文中に、「此ごろ『女四書』『大和小学』『列女伝(仮名列女伝)』『鏡(鑑)草』などいふ物、ひらがなにかきて世にもてあそべり…」の記述があることから撰作年代は万治年間と推定される。育児については、嫁ぐまでの短い年月でしっかりと教育すべきことや『小学』に基づく年代別教育論、婦人の四徳や夫婦関係の心得、また、女性が外事に関与しないことや誠の涵養、14、5歳までの習わしの重要性などを説く。なお元文板の刊記は『女源氏教訓鑑』の刊記の流用であり、この跋文は『蔵笥百首』と無関係である。
★原装・題簽付き・状態概ね良好(一部小虫)・稀書。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、6冊本の端本1冊が、1万5000円】。
14000円 付合小鏡
【判型】小本1冊。縦152粍。
【作者】重徳編カ。
【年代等】延宝7年4月刊。[京都]寺田与平治板(初板本)。
【備考】分類「俳諧」。俳諧の付合語を正月から12月までと、恋・述懐・釈教・神祇・旅・山類・水辺・居所・植物・生類・雑に分類し、それに古歌の例をそえる。『類船集』を簡略にしたもので、『名所小鏡』と一対をなすもの(「日本古典文学大辞典」参照)。
★原装・題簽欠・表紙痛み・本文良好。
24000円 草茅危言(中本)
【判型】中本5巻5冊。縦186粍。
【作者】中井積善(竹山)作。富岡鉄斎(百錬)校。
【年代等】寛政元年冬自序。明治元年10月刊。[京都]近江屋佐太郎ほか板。
【備考】分類「政治」。天明8年、老中松平定信の近畿巡検の際、諮問を受けた著者は、年来抱懐する近世封建制下の政治・経済・社会問題に関する意見を、翌寛政元年65項目にわたり答申し知遇に応えた。王室・諡号・院号・年号以下、参勤交代・国替・武門養子・衣服制度・学校・儒者・朝鮮・琉球・蝦夷・地理・水利・金銀幣・銭幣・物価・仏法・養老・窮民・米相場・博奕・盗賊・戯場・捨子・町方婚礼・葬送などにつき、独特な着想と合理的な思考で現実的な批判を展開、冗費の節倹、社会秩序の維持、風教の振興をはかり、参勤交代は「遠近ニ従ヒ労逸ヲ均シクスル」ため度数や在府日数を調整すべきこと、東海道の大井川に「一大石橋ヲ設クベキ」こと、奈良・鎌倉の大仏をことごとく銭に改鋳すべきことなど、意表に出た改革的提言も見られる。江戸期刊本(大本)が木活字版であるのに対し、明治元年板は製版本(「日本古典文学大辞典」参照)。
★原装・題簽付き・美本。
4500円 神国幼童おしへ草〈附孝行和讃・因果和讃〉(神国幼童教艸・神国幼童おしえ艸)
【判型】小本1冊。縦155粍。
【作者】存統和尚作。宇田総兵衛(大村屋総兵衛)編。e宏(勲誉)序。
【年代等】明治26年1月序。同年2月刊。[東京]宇田総兵衛(大村屋総兵衛)板。
【備考】分類「教育」。「諸法実相の眼」をもって見れば、あらゆる言葉に真理が含まれるとの考えから、「ちやうちちやうち」「あわあわ」「あたまてんてんよ」など13の幼児語を掲げて、仏教的または儒教的な解釈を加えたもの。各頁に家庭での幼児の姿態を描き、上欄に幼児語とその説明を置く。説明の内容は、例えば「にぎにぎれろれろ」の「にぎ」は「仁義」で、「れろ」は「礼に居れ」を意味するといった牽強付会に近いものである。子育てに関する記述はないが、各丁の挿絵には当時の幼児が家族と戯れ遊ぶ様子がいきいきと描かれている。なお、巻末に「孝行和讃」と「因果和讃」を収録する。
★原装・題簽付き・状態並み(本文一部小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4860円〜1万2000円(「たとへ草」と誤記)】。
34000円 婚礼仕用罌粟袋(寛延3年)
【判型】横本2巻2冊。縦130粍。
【作者】白水作・序。
【年代等】寛延3年7月序。寛延3年8月刊。[京都]和泉屋伝兵衛ほか板。
【備考】分類「礼法」。婚礼儀式や作法、諸準備等について懇切丁寧に解説した庶民向け婚礼書。作者自序および凡例によれば、都鄙おしなべて分限相応の婚礼儀式が行われるが、いざ当日を迎えると色々な迷いが生じやすいため、農工商の庶民のために婚礼全般を記したとする。その記述の細かさは目録をみれば一目瞭然だが、細分化された項目は必要な情報を即座に得るための工夫であり、内容も実用本位なら、形態も実用重視で、原本は薄くコンパクトな横本仕立てになっている。上巻に一二七項、下巻に六六項の計一九三項に分けて記述された内容は、結納、婚礼準備から、婚礼道具搬入、嫁入り行列、輿渡し、式三献、結び盃、色直し、祝言膳部、聟入り、後賑わし、床盃、部屋見舞い、里帰り、婚礼後の返礼、膝直し等々に至るまでの婚礼全体の要所を網羅する。作者・白水には、ほかに寛延二年刊『拾玉小事海』と同年刊『民家用心袋』があるが、いずれも庶民生活に役立つ実用書である。『江戸本屋出版記録』には『拾玉小事海』の項に「洛西、泉作」、『婚礼仕用罌粟袋』の項に「泉撰集」と記す(いずれも板元は京都・和泉屋伝兵衛)。「白水」を合字すれば「泉」となることから、白水は板元の和泉屋自身と思われる。
★原装・題簽欠・状態良好。寛延3年初版本は特に珍しい。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3万5000円〜4万2000円】。
10000円 小笠原流百箇条(異本4種一括)
【判型】中本4冊。縦180〜190粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸中期〜後期刊。
【備考】分類「礼法」。
★原装・題簽付き・並本(類書4点一括。1冊数丁落丁あり。1冊小虫。1冊後印)。
6500円 百姓往来注釈[百姓往来精注鈔]
【判型】中本1冊。縦180粍。
【作者】藤村秀賀(鶴亭)注・序。柳蝶楼国孝画。菅谷臨池堂書。
【年代等】文久3年序・刊。[江戸]和泉屋市兵衛ほか板。
【備考】分類「往来物」。明和3年刊『百性往来』の絵入り注釈書。近世後期注釈書の最も一般的なスタイルである「経典余師」形式。全26段に分けた『百性往来』本文を大字・6行・無訓で記して詳細な割注を施し、頭書に付訓本文(読方)および図解を載せる。施注は『和漢三才図会』『漢事始』『孟子』など古今の和漢書を典拠として語注・大意・由来等に及び、『百性往来』の注釈書としては最も充実した内容になっている。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3万円】。
6000円 百性往来豊年蔵(初板本・鱗形屋板)
【判型】中本1冊。縦185粍。
【作者】禿箒子作。
【年代等】明和3年刊(刊年は再板本による)。[江戸]鱗形屋孫兵衛板。
【備考】分類「往来物」。初板本系統は中本1冊。農業型往来中最も流布し、『〈手本〉農業往来』とともに後世の類書に最も大きな影響を与えた農業型往来。再板本には明和3年、鱗形屋孫兵衛原板の旨を記すが、初板本と推定される鱗形屋板の刊記には刊年を記さず、「此一冊は、農家童子の為に新に綴て令板行、猶亦、文字を改め、仮名を正して読に易く、学んで益あらば、誠に農家不朽の基ならん而已」と付記する。「凡、百性取扱文字、農業・耕作之道具、鋤、鍬、鎌、犁(からすき)…」で始まる本文は明らかに、堀流水軒作『商売往来』を模倣して編んだものであり、同往来のスタイルを踏襲して、以下、農具、農業施設、田畑度量衡・地方、潅漑施設、肥料、稲作手順と諸注意、巡見・検地・助郷等の夫役、運送・交通、領地、家屋造作、機織、農民の日常食、農閑期の労働・雑務・牛馬飼育、在所の地理的知識、穏田をせず正直な農民の子孫繁昌までを説いて結ぶ。初板本系統は本文を大字・5行・付訓で記し、巻頭に「孝・弟・忠・信」の図、頭書に「世帯道具字尽」「一代之守本尊」「世中七猿教歌」等の記事を載せる。
★原装・題簽付き・美本。
3000円 百性往来豊年蔵(初板本系・寛政9年)
【判型】中本1冊。縦185粍。
【作者】禿箒子作。
【年代等】明和3年刊初刊。寛政9年1月再刊。[江戸]西村屋与八板。
【備考】分類「往来物」。初板本系統は中本1冊。農業型往来中最も流布し、『〈手本〉農業往来』とともに後世の類書に最も大きな影響を与えた農業型往来。再板本には明和3年、鱗形屋孫兵衛原板の旨を記すが、初板本と推定される鱗形屋板の刊記には刊年を記さず、「此一冊は、農家童子の為に新に綴て令板行、猶亦、文字を改め、仮名を正して読に易く、学んで益あらば、誠に農家不朽の基ならん而已」と付記する。「凡、百性取扱文字、農業・耕作之道具、鋤、鍬、鎌、犁(からすき)…」で始まる本文は明らかに、堀流水軒作『商売往来』を模倣して編んだものであり、同往来のスタイルを踏襲して、以下、農具、農業施設、田畑度量衡・地方、潅漑施設、肥料、稲作手順と諸注意、巡見・検地・助郷等の夫役、運送・交通、領地、家屋造作、機織、農民の日常食、農閑期の労働・雑務・牛馬飼育、在所の地理的知識、穏田をせず正直な農民の子孫繁昌までを説いて結ぶ。初板本系統は本文を大字・5行・付訓で記し、巻頭に「孝・弟・忠・信」の図、頭書に「世帯道具字尽」「一代之守本尊」「世中七猿教歌」等の記事を載せる。
★原装・題簽付き・並本(表紙痛み・やや汚損)。
3000円 百性往来豊年蔵(初板本系・模刻本)
【判型】中本1冊。縦185粍。
【作者】禿箒子作。
【年代等】明和3年刊初刊。江戸後期刊。刊行者不明。
【備考】分類「往来物」。初板本系統は中本1冊。農業型往来中最も流布し、『〈手本〉農業往来』とともに後世の類書に最も大きな影響を与えた農業型往来。再板本には明和3年、鱗形屋孫兵衛原板の旨を記すが、初板本と推定される鱗形屋板の刊記には刊年を記さず、「此一冊は、農家童子の為に新に綴て令板行、猶亦、文字を改め、仮名を正して読に易く、学んで益あらば、誠に農家不朽の基ならん而已」と付記する。「凡、百性取扱文字、農業・耕作之道具、鋤、鍬、鎌、犁(からすき)…」で始まる本文は明らかに、堀流水軒作『商売往来』を模倣して編んだものであり、同往来のスタイルを踏襲して、以下、農具、農業施設、田畑度量衡・地方、潅漑施設、肥料、稲作手順と諸注意、巡見・検地・助郷等の夫役、運送・交通、領地、家屋造作、機織、農民の日常食、農閑期の労働・雑務・牛馬飼育、在所の地理的知識、穏田をせず正直な農民の子孫繁昌までを説いて結ぶ。初板本系統は本文を大字・5行・付訓で記し、巻頭に「孝・弟・忠・信」の図、頭書に「世帯道具字尽」「一代之守本尊」「世中七猿教歌」等の記事を載せる。
★原装・題簽付き・良好(一部小虫)。
3000円 〈錦橋堂・改正〉女中用文玉手箱
【判型】中本1冊。縦180粍。
【作者】山東京山(岩瀬百樹・鑾山・涼仙)作・序。松岡鶴斎書。
【年代等】嘉永4年2月作・序。嘉永6年春刊。[江戸]山田屋庄兵衛(錦橋堂)板。
【備考】分類「往来物」。後半に原装の別本を抄録した。五節句・四季の手紙や女子一生の祝事に関する祝儀状などを収録した女用文章。付録記事に故実や書簡作法を詳述するのが特徴。冒頭に「往古(むかし)の女の消息(ふみ)」と題して女子消息の由来を『源氏物語』『読詞花集』などから検討し、以下、「初春のちらし文」〜「家督成の喜び」「同娵よりへんじ」の32通の例文を掲げる。本文は大字・5行・所々付訓の並べ書きを基本とし、稀に語注や書簡作法についての注記を施す。また、冒頭7通では散らし書きや追伸文の書法も示す。巻末に脇付・封じ目についての知識や、女文に月日を書かない理由などを『女房秘抄』から引きながら説明する。頭書「秀閨一夕話」では、「めて度かしくとかく事」「まゐらせ候の本字」などの書簡用語、女性の称号、化粧(道具)の故事来歴等について紹介する。なお、本書の一部を改編した改題本『〈頭書女子教草〉開化女用文章』(島田豊三郎編とする)が明治初年に刊行された。
★原装・題簽摩滅・状態概ね良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で破損本が、4000円】。
6000円 〈天道正道〉福徳自由自在
【判型】半紙本1冊。縦225粍。
【作者】不明。
【年代等】安永2年1月刊。[京都]近江屋市兵衛板。
【備考】分類「心学」。
★原装・題簽付き・状態良好(表紙補修・本文良好)・稀書。
5000円 鉄砲小筒五拾三ヶ条聞書[五十ヶ条聞書]
【判型】半紙本1冊。縦223粍。
【作者】小林宗勝書。
【年代等】寛政6年9月書。
【備考】分類「砲術」。末尾に「右、五拾三箇条目録、大坂玉造組与力、坂本俊現(孫之進)師より授之」とある。荻野流砲術書。
★原装・状態良好。稀書。
4000円 宮比神御伝記
【判型】大本1冊。縦236粍。
【作者】平田篤胤作(講説)。石川篤記編(打聴)。
【年代等】文政12年5月、平田鉄胤序。文政12年7月、源の阿キ能里跋・刊。[江戸]気吹舎塾(伊吹廼舎塾)蔵板。
【備考】分類「神道」。
★原装・題簽付き・状態概ね良好(表紙やや汚損。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2000円(汚損本)〜8840円】。
2500円 官職通解
【判型】半紙本1冊。縦227粍。
【作者】千葉玄之(芸閣ウンカク・茂右衛門・子玄)作・序。
【年代等】安永3年冬、井上金峨(純卿・順卿)序。安永4年2月自序。安永4年春、関松窓(修齢・君長)序。安永4年3月、飯室昌符(マサアキ)跋・刊。刊行者不明。
【備考】分類「法制」。
★原装・題簽付き・状態並み(小虫)。
2500円 〈和漢〉孝子蒙求[和漢孝子蒙求]
【判型】半紙本1冊。縦225粍。
【作者】加藤榊陰(老翁・熈)編・序。
【年代等】元治元年4月序。明治4年8月刊。[東京]詠帰塾蔵板。
【備考】分類「伝記」。
★原装・題簽付き・美本。
9500円 絵本孝経
【判型】半紙本1冊。縦227粍。
【作者】北尾政美(鍬形斎・紹真ツグザネ)画。
【年代等】文化10年春刊。[名古屋]片野東四郎ほか板。
【備考】分類「教訓」。
★原装・題簽付き(朱刷りの原題簽付きだが、褪色のため書名判読困難)・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、文化板が1万1000円(後印)〜5万8000円】。
2500円 〈寺子〉大学
【判型】半紙本1冊。縦225粍。
【作者】不明。
【年代等】寛政元年3月刊。[大阪]糸屋市兵衛ほか板。
【備考】分類「漢学」。頭書「実語教童子教」を掲げる。
★原装・題簽付き・並本(小虫)。
3000円 人道要論
【判型】半紙本1冊。縦228粍。
【作者】鳥尾小弥太作。小牧昌業(桜泉)序。
【年代等】明治32年10月序。明治33年2月刊。[東京]金港堂書籍会社版。
【備考】分類「漢学」。活版和装本。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3240円〜4000円】。
8000円 〈虚字〉訳文須知[訳文須知前集・虚字部]
【判型】半紙本5巻5冊。縦226粍。
【作者】松本愚山(慎)作(解詁)。
【年代等】文化4年春、三河外山(成周)序。文化5年閏6月刊。[京都]西村吉兵衛ほか板。
【備考】分類「語学」。
★原装・題簽付き・状態良好(数丁小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万800円〜2万6250円】。
5000円 相法脩身録[南北相法脩身録・南北相法極意抜粋]
【判型】半紙本4巻4冊。縦224粍。
【作者】水野南北作・序。
【年代等】文化9年自序。文化9年9月、小谷宗清(青霄)跋・刊。文化10年1月刊。[大阪]水野南北蔵板。[大阪]扇子屋利助ほか売出。
【備考】分類「相法」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4冊本が、5400円〜1万8900円】。
24000円 心学教諭録(初〜3編)
【判型】半紙本3編9巻9冊。縦224粍。
【作者】脇坂義堂作。鎌田柳泓(鵬・図南甫・曲肱庵)序。原在明(平在明・子徳・写照)画。
【年代等】初編:文化8年春序・刊。2編:文化頃刊。天保12年再刊。3編:文化頃刊。弘化3年1月再刊。
【備考】分類「心学」。初編序文によれば、無宿者や軽犯罪者の更正施設であった人足寄場の教諭方に任ぜられた脇坂義堂の講話録を上梓したもの。全3編で各編とも巻頭に経書中の要語を掲げ、その解釈から教諭を展開する。初編は、『論語』里仁編の「子の曰(のたま)わく、徳、孤ならず、必ず隣有り」を掲げて、「子曰(しののたまわく)とは、唐土(もろこし)の大聖人・孔子の御仰せ給ふことにて、徳不孤(とくこならず)とは人々性は善にして、我に誠といふ。心徳明らかなれば、此徳不孤して、必ず又、誠ある人追々来りて、我(わが)心徳をたすけ、我(われ)又、人の誠をたすける…」のように丁寧に解説し、善悪の分かれ道は最初の一念、「人は只一念の覚悟心得」であり、「鬼となるも仏となるも、聖賢・凡夫・小人も、只一念の違ひ、一と足からのことにござる」と諭して、「吉野川その源を尋(たずぬ)れば 葎(むぐら)の雫、萩の下露」の道歌を引く。このように平易かつ印象的な譬喩や道歌を交えながら、上巻は「五●猴(ごみこう)の譬喩」以下7話、中巻は「有がたしの翁の譬喩」以下9話、下巻は「我身を三人づれとするの譬喩」以下4話を収録し、最後に「御高札の御うつし大略」を諭す。2編は、巻頭に『中庸』第14章の「子の曰(のたま)ふ、射(ゆみいること)君子に似たる有り。諸(その)正鵠(せいこく)を失しては、反(かえ)って諸(これ)を其の身に求む」を掲げ、その語句の注釈から始まり、慎独などの心得を諭す。以下、上巻には「一育衆育(いちもうしゅうもう)を導(みちびく)の譬喩(たとえ)」など4話、中巻には「世の中万事物わすれの譬喩」以下5話を掲げ、最後は三度の食事の御恩と「御高札の大略」を述べる。3編は、巻頭に『論語』里仁篇の「子の曰く、里は仁なるを美(よ)しとす。択(えら)んで仁に処(お)らずんば、焉(いずく)んか知を得ん」を掲げ、その語句の解説から始まり、「世の人、皆、性は善なりといへども、我と我が知をくらまし、我と我身を邪路(よこしま)におとしいるゝ也。其よこしま・人欲におちいる元は、其あしき所により、そのあしき友に身をよせ、仁者人(よきひと)をきらひ、よき邑里(ところ)に処(おら)ず、よき仁(ひと)にしたしまざるより起りますることでござりまする」と諭し、一休和尚の道歌を引く。以下同様に、道歌や平易な譬喩を引きながら、上巻に「老翁、児童(わらんべ)の遊戯(たわむるる)を見て落涙いたし侍る譬喩」以下6話、中巻に「光陰を無益に過すを戒(いましむ)る譬喩」以下4話、下巻に「能覚坊(のうがくぼう)、過(あやまち)をあらたむるの譬喩」以下5話を載せ、最後は3度の食事の恩と「御高札の大略」を掲げて結ぶ。
★原装・題簽付き・状態良好。稀書、特に9冊揃いは極めて稀。
4500円 〈訓点読法〉庭訓往来証注大成
【判型】大本1冊。縦257粍。
【作者】永井如瓶作。山崎美成(北峰)補。凌雲堂書。
【年代等】嘉永4年5月序・刊。[江戸]山本平吉板。
【備考】分類「往来物」。『庭訓往来』の各状を4-5段に分けて行書・大字・8行・無訓で記し、段毎に詳細な割注を設けた注釈書。注記は、如瓶の『庭訓往来諺解大成』と貞丈の『庭訓往来諸抄大成扶翼』を重んじながら、なお自説を加味する。巻首に漢文体・和文体2様の序文を掲げ、往来の語義や発達・普及、注釈本の展開等について解説する。頭書欄には、楷書・小字・14行・付訓の本文読方(漢字・平仮名交じり文)とともに挿絵60葉を収める。
★原装・題簽付き・状態良好(一部汚損・刷り美)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、7000円〜1万800円】。
2500円 菊寿庭訓往来絵抄解
【判型】大本1冊。縦254粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。刊行者不明。
【備考】分類「往来物」。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2000円(汚損本)〜8228円(美本)】。
7000円 世話用文千歳袋[世話用文章・世話字節用集]
【判型】大本3巻合1冊。縦265粍。
【作者】不明。
【年代等】寛延元年7月求板。[大阪]柏原屋与左衛門板。
【備考】分類「往来物」。『世話用文章』(上・中巻)と、『世話字節用集』(下巻)から成る往来物・節用集。跋文によれば、格式の高い披露状や朋友・親族への略札にも世話字が含まれることがあり、この場合、通常は平仮名で書かれるが、本書では「埒を明る事をおもひて世話の正字を文章に綴」ったとする。上・中巻は庶民世俗の諸事を題材に、「震動雷電(しだらでん)」「不落離(ぶらり)」「鼠栗々々(そろそろ)」といった俗語(世話字)を多く用いた消息文例集で、上巻26通、中巻23通の合計49通を収録し、頭書に要語略注と絵抄を加える。うち中巻1通は「かしく」で終わる特異な準漢文体書簡である。本文を大字・4行・付訓で記す。下巻『世話字節用集』は、基本的に通常の『節用集』に未掲載の世話字を集録したもので、乾坤・人倫・支体・気形・生植・衣食・器財・言語と碁双六将棊詞字の9門に分類して世話字を掲げ(やや小字・7行・付訓)、頭書に任意の語句の注釈と絵抄を施す。なお、本書の改題本に寛延元年刊『世話字用文千歳袋』があり、本書の女性版とも言うべき前田さわ作『女世話用文章』が元禄13年に刊行されている。
★原装・題簽欠・状態良好。稀書。
5000円 子孫宝草[愚蒙いさめ草]
【判型】大本1冊。縦265粍。
【作者】伊藤芳脩作・序。八尾貞(南江)画。
【年代等】宝永3年4月序。文化13年秋序・刊。明治初年後印。刊行者不明。
【備考】分類「往来物」。宝永3年刊『いさめ草』の改編・改題本。『いさめ草』全227項から任意の109項(内容と配列を部分的に変更)を抄録し、さらに末尾に「親の意見の十中八、九が子どもに有益なこと」を説いた1項を追加し、新たな挿絵(和漢風俗画)を随所に配置し、合計110項から成る教訓書に改編したもの。本文をやや小字・12行・所々付訓で記す。『いさめ草』原本の宝永3年序文に続けて新たに編者・伊藤芳脩の序文を追加した。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、8000円(虫損本)〜2万8000円】。
6000円 〈新板〉手習仕用集(1冊本)
【判型】大本2巻合1冊。縦260粍。
【作者】笹山梅庵(大海堂)作・書。
【年代等】元禄6年6月書(手習仕用集)。元禄8年5月作(寺子制誨式目)・書・初刊。江戸中期再刊。刊行者不明。
【備考】分類「往来物」。「大坂高麗橋筋西十一丁目」で寺子屋を営んでいた笹山梅庵が門下の児童のために筆道の要諦を記した筆道入門書ならびに書道手本。梅庵門下で本書を望む者が多かったために上梓に及んだという。筆道全般の知識・心得や技術的な要点を述べた条々や消息・詩歌を載せる。上巻には執筆法を始めとする筆道の基本に関する条々と字画等の筆法を示した「格法七十五字」、下巻には「忍返筆法伝授」以下の条々と新年状・種々拝領の礼状(披露状)など7通の消息文と詩歌数編を載せる。筆道教訓の部分は大字・9行・所々付訓、手本部分は大字・3-5行・無訓で記す。本書は元禄8年に笹山梅庵の寺子屋規則たる『手習新式目』1巻を合わせた3巻3冊本として販売された。さらに、享保6年刊『初学用文筆道往来』、延享元年以前刊『寺子入木鈔』(『手習仕用集』の改訂版)、明和4年頃刊『四体千字文国字引』、『本朝法帖』を合わせた4巻4冊本の『筆道稽古早学問』が寛政2年頃に刊行された。
★原装・題簽付き・状態良好。稀書。
1700円 児童古状揃証註
【判型】大本1冊。縦257粍。
【作者】高井蘭山(伴寛・思明)注・序。
【年代等】天保4年5月自序・初刊。江戸後期後印。[江戸]和泉屋金右衛門板。
【備考】分類「往来物」。文化3年刊『児読古状揃講釈』とほぼ同内容の『古状揃』注釈書。序文によれば、『講釈』は星運堂(花屋久次郎)によって上梓され、後に春寿堂がこれを求板したが、摩滅がひどいため、当時流行の「経典余師」の形式にならって改訂したものが本書である。本文欄に「今川状」「手習状」「腰越状」「義経含状」「弁慶状」「熊谷状」「経盛返状」「曽我状」「同返状」の9状をそれぞれ数段に分けて大字・8行・無訓で掲げ、段毎に割注を施し、さらに新たに設けた頭書(『講釈』には頭書なし)に総振り仮名の書き下し文(読方)を配置したものである。施注内容は、『講釈』を若干補正した程度のものだが、類書中最も普及し、後続の『古状揃』注釈書に決定的な影響を与えた。
★原装・題簽付き・並本(後印)。
1500円 翰玉古状揃大全
【判型】大本1冊。縦255粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。刊行者不明。
【備考】分類「往来物」。
★原装・題簽摩滅・状態並み(表紙痛み疲れ・本文やや汚損)・刊記欠。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、6000円】。
2700円 泰平御江戸往来
【判型】大本1冊。縦252粍。
【作者】不明。
【年代等】文化5年3月再刊。[江戸]和泉屋市兵衛板。
【備考】分類「往来物」。「江戸往来」は、全編1通の手紙形式を採り、第一に年始の挨拶、第二に千代田城内での将軍家を中心とする年始の儀式ならびに行事の有様、第三に諸国より流入する土産・菓肴・衣服・器財・舶来の品々、第四に江戸の広さおよび町々の方角と武家民家の密集する様子、第五に明暦年中に玉川の水を東南の地に引いたことや、万治年中に隅田川に両国橋をかけたこと、第六に不忍池遊興の状況を叙して御代の泰平を謳歌する。このように江戸の案内書も兼ねることから、内題を『自遣往来』としたとも考えられ、この書名によっても普及した往来である。その構成においては、『駿河状(駿府往来)』よりの影響を受けているが、同時に第3〜6項は江戸の武家・庶民が営む生活に即した独自の内容であり、地理科往来・地誌型の代表的な往来となった。
★原装・題簽付き・状態良好。
20000円 〈武家〉天和御式目
【判型】大本2巻2冊(取り合わせ)。縦272・258粍。
【作者】不明。
【年代等】天和3年6月刊。刊行者不明。
【備考】分類「往来物」。上巻に寛文3年8月の『武家御式目』を、下巻に天和2年5月の『御高札式目』を収録した手本。本文を大字・6行・付訓で記す。前者は武士が守るべき条々(23カ条)であり、後者は万民が守るべき六高札(それぞれ7カ条・7カ条・1カ条・7カ条・1カ条・3カ条)で、忠孝・倹約・家業出精・盗賊等の訴え・喧嘩等の禁止など社会生活上の心得や、御朱印伝馬人足・駄賃、キリシタン制禁、毒薬販売の禁止、偽金銀、諸職人作料・手間賃、火事場での禁止行為等々について記す。
★上巻原装・題簽欠、下巻改装・題簽欠(上下取り合わせ本)。上巻状態良好、下巻小虫補修。稀書。
3000円 町役屋心得条目(明治2年・京都府板)
【判型】大本1冊。縦255粍。
【作者】京都府編。
【年代等】明治2年3月刊。[京都]京都府蔵板。[京都]村上勘兵衛ほか売出。
【備考】分類「往来物」。明治初年に郡中・市中・町役・村役・神官等に対して出された一連の布達を手本としたもの。「惣年寄役可心得条々」5カ条、「中年寄役可心得条々」8カ条、「町年寄・議事者共可心得条々」7カ条から成る。各村役が守るべき基本的心得で、任務の重要性や不正の禁止、通達の人民への周知徹底、勧善懲悪の模範たるべきことなどを説く。後に職制の変更により、例えば「議事者」に関する部分を埋め木するなどの変更が加えられた。本文を大字・5行・無訓で記す。明治2年京都府板を始め、大阪府・大津(滋賀)県・東京府など各地各様の体裁で出版された。
★原装・題簽付き・良好(やや後印)。「京都市翔鸞尋常小学校」旧蔵書。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、7000円〜1万円】。
5500円 郡中制法(明治5年・大阪府板)
【判型】大本1冊。縦262粍。
【作者】不明。
【年代等】明治2年6月刊(官板)。[大阪]大阪府板。大阪書籍会社売出。
【備考】分類「往来物」。明治初年に郡中・市中・町役・村役・神官等に対して出された布達を題材にした一連の手本の一つ。「一、御高札之旨謹而可相守事」以下、布告の遵守、五人組の役割(特に付則が多い)、地域の相互扶助・秩序維持、本来の家業への出精、賭事の禁止、死者・怪我人・病人・旅人等の処置、捨て子・堕胎の禁止、寺社の新規建立の禁止、祭礼に伴う山鉾・寄付等の禁止、相撲その他興行・遊郭等の事前許可、田畑・道路その他施設・交通等の規定、賄賂の禁止など25カ条を大字・5行・無訓で記す。明治2年京都板を始め、大阪府・大津(滋賀)県・東京府など各地各様の体裁で出版された。
★原装・刷外題・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3780円〜1万800円】。
3500円 〈頭書絵抄・和漢女礼式〉女庭訓御所文庫(寛政2年)
【判型】大本1冊。縦259粍。
【作者】下河辺拾水・月岡丹下(昌信・雪鼎)画(明和四年(一七六七)板以降)。
【年代等】享保2年初刊。明和4年再刊。寛政2年9月再刊。[京都]菊屋七郎兵衛板。
【備考】分類「往来物」。彫工:石原半兵衛。万治頃刊『女庭訓』に豊富な挿絵や付録記事を加えた読本用の往来物。『女庭訓往来』は、1年12カ月合計24通の女子消息文の形式で、年中行事の故実を主とする教養や女性の言葉遣い・心得等を説いた往来で、本書は初板本以後の類書中で最も流布した。『女庭訓』の本文を大字・7行・所々付訓で記し、各月に1葉ずつ合計12葉の四季風物の挿絵を掲げる。また、前付に「文車ちりつかの図」「紫式部石山記」「源氏香の図」「源氏貝和歌」「蝶花形酒の始、并四季嶋台図」、頭書に「女教訓躾方」「手習并女文字の始り」「玉章のはじまり」「女信の道を守事」「夫人と傅妾道を正す事」「はうその妻女宗が事」以下種々の和漢故実、また「女に七ッの嗜の事」「歌賃の始の事」「口は禍の門と云事」「正月儀式の事」「三月三日祝(ことぶき)の事」「五月五日祝の事」「七月七日祝の事」「九月九日祝の事」、巻末に「女中かなづかひの事」「四季紙和歌并月の異名」等を収録する。本書は、享保2年板に続く明和4年板で挿絵等が一新された後は明和板が踏襲され、寛政2年板・文化14年板・天保6年板・天保7年板・慶応2年板など何度も版を重ねた。
★原装・題簽破損・状態並み(表紙痛み・本文は良好)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3600円(傷み本)〜3万5000円】。
3000円 女前訓躾種[女訓姿見・女子口教]
【判型】大本1冊。縦254粍。
【作者】手島堵庵(信・喬房・近江屋源右衛門・東郭・五楽舎・朝倉隠居)作。下河辺拾水書・画。
【年代等】安永8年1月刊。[京都]炭屋勘兵衛ほか板。
【備考】分類「往来物・心学」。石門心学書である安永2年刊『〈男子・女子〉前訓』のうち、女子の部に相当する「女子口教」の大意を綴った往来物。「手嶋堵庵先生著述」などと記すが、実際は板元などが勝手に編集したものであろう。本書頭書「前訓」にも「御男子七才より十五才まで、御女子七才より十二才まで、右之年に相応之御おしえを手嶋先生御講釈にて…」とあるように、もともと7-12歳位の女子を対象に編んだものと推測される。いずれもかなりの長文で、第1条「男女の別・女性の身持ち」、第2条「三従・身だしなみ・四徳等」、第3条「舅姑への孝・嫁入り・夫への服従・女訓書の学習・孝行」の3カ条に分けて説く。「一、第一、女は別といふ事をよく御辨へなさるべく候…」で始まる本文を大字・5行・付訓で記す。前付に「七種の若菜」「あるべきやうはといふ事」「婚礼の式」「結納の事」「愛宕参詣の心得の事」「御神楽大意」「孝の字解」「堪忍の字辨」「いろは板」等、頭書に「司馬温公家範婦人六徳和解」「賢女が梅訓」「屏風の慈愛」「身の養生の事」「家内和合する事」「前訓」「童部を育る事」「新敷衣服着初る心得」「衣服之事」「女用文章」「女たしなみ草」「万しみ物おとしやう」などを収録するが、多くが心学流の教訓である。なお、天保14年再板本では、前付の一部が「神功皇后三韓退治御帰国之図」(色刷り口絵)や「本朝賢女鑑」などの記事に変更された。
★改装・題簽欠・状態並み(一部汚損)。安永板は稀書。
7500円 女中庸瑪瑙箱(明和5年)
【判型】大本1冊。縦260粍。
【作者】植村玉枝子(内藤玉枝・晩香散人・清福斎)作。中村三近子書。漱石子・方国画。
【年代等】享保15年初刊。明和5年再刊。[大阪]和泉屋卯兵衛板。
【備考】分類「往来物」。跋文によれば、植村の叔父である渡辺氏が「賢き人の教訓、みぬ唐(もろこし)の書を探、漢文字(おとこもじ)に書」き綴ったものを植村が「和文字(おんなもじ)に和解(やわらげ)」たものが本書という。また巻末では、『女大学宝箱』と『女中庸瑪瑙箱』の両書が「女子の心操(こころいれ)を直くするの明鏡」であると宣伝する。「一、夫、人の妻を親迎(むかふ)る事は、第一、我父母に我身と与(とも)に能(よく)つかへさせむか為也」で始まる第1条「舅姑への服従」以下、第2条「三従・貞節」、第3条「婦人の四徳(婦徳・婦言・婦容・婦功)」、第4条「継母・継子」、第5条「貞心一筋」、第6条「不邪淫・貞節」、第7条「婦人の務め」、第8条「堪忍」、第9条「忍耐・和順・慈愛」、第10条「下人を使う心得」までの条々を大字・5行・付訓で記す。巻頭に「百行教忍図」「女教誡諌歌」「修学寺八景図」「三十六人新歌仙図」「五節句和歌図」「五倫和歌図」、頭書に「唐土賢女鑑」「女教誡故事談」「産前重宝記」「産前養ひ草」「産前後禁好物」「女消息近道仮名遣」「香道秘事」「狂歌奇妙集」「七夕新名歌集」「女通用文字宝」「女中伝授嚢」等の多彩な記事を掲げる。後、明治4年に藤村秀賀校訂の改刻本(色刷り口絵を付し、前付等に異同あり)が出版されるまで数回に渡って再板されたほか、本文のみを抽出した『御家流女中庸』『女中庸宝文庫』『女中庸教訓鏡』など比較的多くの板種を生んだ。
★原装・題簽付き・状態概ね良好(一部小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、江戸後期板が、1万円〜1万2000円】。
13000円 新童子往来万宝大全(寛政4年)
【判型】大本1冊。縦268粍。
【作者】吉文字屋市兵衛作か。
【年代等】寛政4年1月刊。[大阪]敦賀屋九兵衛ほか板。
【備考】分類「往来物」。享保17年刊『新童子往来』に大幅な増補・改編を加えた宝暦10年刊『〈大増補〉新童子往来万世宝蔵』の改訂版。本文に「新今川童子教訓条々(新今川)」「平家追討之院宣」「商売往来」「庭訓往来」「実語教・童子教」「江戸往来」「年中往来」「瀟湘八景」「近江八景」「書初詩歌」「七夕詩歌」を置く。また、前付に「聖徳太子故事」「七福神吉書図」「天神経」「諸芸絵抄」、頭書に「本朝三筆・三跡」「篇冠づくし」「九九之次第」「人名頭相性」「十二月五節句異名」「七以呂波」「証文認様之事」「破軍星くりやう」「永字八法」「今川状」「腰越状」「義経含状」「手習状」「熊谷状・経盛返状」「御成敗式目」「風月往来」「曽我状・同返状」「木曽埴生八幡宮願書」「頼朝東国源氏施行状」「流人赦免状」「義経注進状」「猶重被下院宣(園城寺院宣)」「寺子教訓書」「諸職往来」「親戚字尽」「大日本国尽」「異国名尽」「小野篁歌字尽」を掲げる。なお『大阪出版書籍目録』によれば、天明元年初刊というが未見。
★原装・題簽付き・状態並み(やや疲れ・汚損)。厚冊本。【参考価格(初出品時の相場です):購入価格1万8900円】。
1000円 単語編・大学
【判型】半紙本1冊+大本1冊の2冊。縦223・248粍。
【作者】不明。
【年代等】幕末〜明治初年書。信濃国南原村・島岡氏所持本。
【備考】分類「近代教育・漢学」。
★原装・題簽欠・並本(汚損あり)。
8000円 離屋学訓
【判型】大本1冊。縦263粍。
【作者】鈴木朖(アキラ)作。門人・丹羽勗(ツトム)補注(「附録答客問」)。沢田居業序。
【年代等】文政11年作・刊。[?]静観堂板。
【備考】分類「教訓・儒学・国学」。著者壮年の時(天明8年)の「答客問」を補訂・細論した、和漢を包括する学問論。学問の目的は、「文行忠信ノ四ノ教ニ依テ、徳行・言語・政事・文学ノ四科ノ材ヲ成就」するためとし、「学問ノ主意」「四教四科ノ名義」など10章に分けて、体系的・理論的に説かれているスケールの大きい著。鈴木朖の学問を知る上で必須の書(「日本古典文学大辞典」参照)。
★原装・題簽付き・極美本・書袋付き。
3500円 大学誠意
【判型】大本1冊。縦275粍。
【作者】道与(転妙覚一統道与居士)作・序。
【年代等】享保14年5月自序・刊。道与(転妙覚一統道与居士)蔵板。
【備考】分類「漢学」。
★改装・題簽欠・本文は美。稀書。
2500円 本註小学
【判型】大本2巻2冊。縦260粍。
【作者】須賀亮斎校訂(裁定)。
【年代等】寛政10年3月刊。[名古屋]永楽屋東四郎板。
【備考】分類「漢学」。
★原装・題簽付き(下巻題簽摩滅)・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2800円】。
4000円 古文真宝
【判型】特大本2巻2冊。縦280粍。
【作者】黄堅編。
【年代等】延宝3年2月刊。[京都]吉田屋四郎右衛門板。
【備考】分類「漢学」。『古文真宝』(こぶんしんぽう)は、漢代から宋代までの古詩や文辞を収めた書物。宋末か元初の時期に成立したとされる。黄堅の編と言われるが、編者の人となりや具体的な成立の経緯は伝わっていない。前集に詩、後集に文章を収録する。各時代の様々な文体の古詩や名文を収め、簡便に学習することができたため、初学者必読の書とされて来た。
日本には室町時代のはじめごろに伝来した。五山文学で著名な学僧たちの間より広まり、江戸時代には注釈書が多く出された(コトバンク)。
★原装・題簽欠・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、延宝3年板原装本が4万円】。
15000円 易経本義
【判型】大本7巻7冊。縦259粍。
【作者】阿部連稲(ツライネ)作。
【年代等】寛文4年10月、林子序。延宝2年4月刊。江戸中期再刊。[京都]勝村治右衛門ほか板。
【備考】分類「漢学」。
★原装・題簽付き・美本。
5000円 教訓抄[町人教訓抄・我等身の為]
【判型】大本5巻5冊(目録によれば7巻)。縦247粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期書。
【備考】分類「教訓」。心学書『我身之為』を参酌しながら綴った教訓書。6・7巻欠か。
★原装・状態良好。
80000円 大諸礼集(17冊本)
【判型】大本17巻17冊。縦266粍。
【作者】伝小笠原貞慶(沙弥宗得)作。
【年代等】天正4年5月書(17巻)。天正20年8月、小笠原貞慶跋(1・3・4・7・8巻)。慶長申年(元年または13年)8月、小笠原秀政(信濃守)跋(1・3〜8・17巻)。元和9年3月、小池甚之丞(貞成)跋(2・9〜12巻)。江戸前期刊。刊行者不明。
【備考】分類「礼法」。寛永9年刊『諸礼集』と同じく小笠原流礼法書の初期刊本であると同時に、類書刊本中最も浩瀚なもの。複数の伝本による叢書という性格を持つため、前後で重複する記事も多い。『諸礼集』と共通する記事が全体の約半分を占めるが、各巻の配列や記述に異同が著しく、特に、書状以外の全ての図解が省かれた。本書の巻構成と識語は次の通り。1巻「書札之次第(書札・上)」、2巻「書札之次第(書札・中)」、3巻「書札之次第(書札註・下)」、4巻「万請取渡之次第(請取渡)」、5巻「酌之次第(酌之書)」、6巻「通之次第、同喰様(通之書)」、7巻「元服之次第(元服書)」、8巻「万躾方の次第(万躾書)」、9巻「公武之沙汰(公武沙汰)」、10巻「嫁入之次第(嫁入次第)」、11巻「膳部之次第、幕之次第、馬の事付騎馬之事、弓の事付うつぼの事、奏者之次第、歌合之部(聞書秘伝)」、12巻「万秘伝(万秘伝書)」、13巻「当家弓法躾之抄[三議一統当家弓法集](三議一統・上)」、14巻「当家弓法躾之抄[三議一統当家弓法集](三議一統・下)」、15巻「諸礼集(大双紙・上)」、16巻「諸礼集(大双紙・中)」、17巻「諸礼集(大双紙・下)」。本書は複数の伝本を集成した格好になっており、大きく次の四つから構成される。(イ)1・3-8巻………総領家7冊書に該当し、寛永9年板『諸礼集』と概ね同様だが、箇条の異同(移動・統合・増補等)が著しい。(ロ)2・9-12巻……小池貞成に伝授された総領家の伝書に該当。(ハ)13・14巻………『三議一統』(足利義満の命により小笠原長秀が編纂したとされる)に該当。(ニ)15-17巻………伊勢貞頼作、大永8年成立『宗吾大草紙』に該当。本書の江戸期板本として、@江戸前期刊(無刊年・大本)、A江戸前期刊か(無刊年・半紙本)、B寛延二年板がある。また、本書のうち概ね「七冊書」に該当する部分を抽出し簡略したものが、文政9年刊『小笠原大諸礼集大全』である。
★原装・題簽付き(15冊存、2冊欠)・美本(1冊余白部一部破損補修*文字に影響なし)。稀書。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、17巻5冊(改装本)が19万4400円】。
5000円 〈倹約〉斉家論(明治25年・大本)
【判型】大本2巻1冊。縦256粍。
【作者】石田梅岩(勘平)作・序。
【年代等】延享元年5月序。同年9月刊。明和5年春再刻。明治25年覆刻。[京都]修正舎板(施印)*梅岩先生150年祭記念。
【備考】分類「心学」。万人が生まれながらにして持っている、私心のない正直に立ち帰るための実践行としての倹約を説いた、梅岩の晩年の著作。上下2巻からなり、まず上巻は、梅岩が享保14年に開講してからの15年間を振り返り、日頃から門人に倹約を説いてきたが、その教えを長年受けてきた門人の有志が「家を治るは倹約が本」と得心し倹約の実践を誓い合ったことを紹介し、倹約に思いが至ったのは殊勝なことと讃える。しかし、衣食住は人間の楽しみだから世間並みにすべきだとある学者が批判したのに対し、梅岩は今日の衣食住は奢りそのもので、町人が破滅するのも全て愚痴と奢りのためだと戒め、富裕な町人の伊勢参りや大坂での大火事の罹災者の話を引き、平和な社会で暮らせる御高恩を強調する。下巻は、儒書の講釈の際に、梅岩が袴着用を義務づけないのは非礼であり聖人の道を説くことを批判する者との問答から始まる。梅岩は、実意のない形式的な礼こそ非礼であり、誰もが気兼ねなく聴講するための配慮だと反駁し、「文学は末、身の行ひは本」という本末を見極めることが学問の要であると述べる。続いて、門弟達が申し合わせた「倹約の序」を披露するが、これを批判する者との問答で、修身斉家のための倹約に身分の違いがないこと、名聞・利欲・色欲などの放心が不仁を招くこと、私欲に基づく吝嗇と正直に基づく倹約の違いなどを諭し、「倹約をいふは他の儀にあらず、生れながらの正直にかへし度為なり」と明言する。さらに、洪水の被害により売掛金が回収できず借金の返済もままならない商人の相談に対し、梅岩が「家財残らず売り払ひ、赤裸になり、借金を済さるべし」と助言した逸話から、「ありべかゝりの正直」を貫く意義を説き、梅岩が勧める「倹約」が単に衣服や財器のことではなく、「私曲なく心を正しふする」ことにほかならないと諭す。
★原装・題簽付き・極美本・書袋付き。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、江戸板が、8000円〜1万9440円】。
3500円 〈石門心学〉徳軒道話
【判型】大本2巻1冊。縦250粍。
【作者】薩?敬徳(徳軒)作(遺稿)。文明校(敬徳の男)。
【年代等】天保7年、文明跋、天保9年序・刊本の写し。明治2年3月書。
【備考】分類「心学」。第一巻「堪忍之部(堪忍の話)」と第二巻「不可争之部(恕の話)」から成る。
★原装・状態良好・稀書。
7000円 朱学辯[朱学辨・朱学弁]
【判型】大本1冊。縦265粍。
【作者】鎌田柳泓(鵬・曲肱庵・図南)作。恩田延頌・金子義門序。脇坂義堂跋。
【年代等】寛政8年10月・享和2年9月作。寛政12年3月、金子義門序。享和2年10月、恩田延頌序。同年同月、脇坂義堂跋・刊。[京都]脇坂仙次郎(群玉堂)蔵板。[江戸]須原屋茂兵衛ほか売出。
【備考】分類「心学・漢学」。「三教同異の弁」「道統の詩并に序」「周子の学を弁ず」の3編と付編「敬説」とから成る。儒教・仏教・老荘の三教はそれぞれに独自の特徴をもつが、一心を修めて万物を済(スク)う根本の点において同一に帰趨する、とりわけ程朱の学で解明される聖人の心こそその根元であり、日本では藤原惺窩のみ正しく伝えて現今に及んでいる、そして、この心を人生の本体に即していえば「敬」となり、敬はまた修行工夫の方途ともなる、と説く。石田梅岩の教説を、形而上学的な側面で深化しているところに特徴がみられる(「日本古典文学大辞典」参照)。
★原装・題簽欠・美本・稀書。
2000円 石田先生遺稿[石田遺稿](和装活版)
【判型】大本1冊。縦261粍。
【作者】石田梅岩作。上河淇水(正揚)編。
【年代等】文化3年1月刊。大正7年再刊。[堺]前田文林堂版(活版和装)。
【備考】分類「心学」。『石田先生語録』から「或問曰(あるひととうていわく)、親ニ事(つこう)ルニ、朝起ルヨリ夕ベニ至ルマデ今ノ心ハ如何様(いかよう)ノ心ヲ持、其心ヲ失ナハズシテ日々ヲ過サレ候ヤ…」(9巻)、「或儒者問テ曰、アル処ニ隠居ノ親父モ世持ノ息子モ死ナレ、姑ト嫁ト二人トモニ後家トナリ、孫一人有ケルガ、姑モマタ病気ニテ…」(3巻)、「或問、家内ノ者ヲ如何致シ、義ニムカハシメ可申候哉。書付ヲ以御見世可被成候」(3巻)など6編の問答を抜粋したもの。以上の問答を通して、敬の一字に止まること、誠を失わず約を守ることなどを説き、特に、三番目の問いに対しては、門人の要望通り「親ヲ義ニ向ハシムル事」「妻ヲ義ニ向ハシムル事」「子供ヲ義ニムカハシムル事」「手代ヲ義ニ向ハシムル事」「小者ヲ義ニ向ハシムル事」の5つの書付で回答している。本書は草稿段階では『石田先生会御答書之中抜書』といい、上河淇水はかねてより『石田先生事蹟』とともにその出版を考えていたが、文化元年5月に同門一同にはかったところ、前者はすぐに賛同が得られ上梓の運びとなった(実際は『事蹟』も同時期に刊行)。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、大正版が、5250円】。
4500円 〈心学承伝〉聖賢証語国字解[聖賢証語解]
【判型】大本1冊。縦252粍。
【作者】上河淇水(愿蔵・正揚・子鷹)作・序。有山玄統跋。
【年代等】寛政4年11月序。寛政5年1月跋。同年5月刊。[京都]淇水楼塾蔵板。鷦鷯惣四郎(銭屋宗四郎)売出。
【備考】分類「心学」。石門心学の本質が朱子学であるという説を心学者として初めて主張した著作。帝尭・帝舜から始まり、禹王・湯王・文王・武王・周公・孔子・顔子・曽子・子思子・孟子・周子・程子・楊亀山・羅予章・李延平・朱子、そして梅岩に至る19人の要語1、2句を掲げて詳説し、心学が朱子学を継承した正統な学説であることを主張する。梅岩については「性を知るときは、則ち五常五倫其の中に具(そなわ)る。『中庸』に所謂天の命ぜる之を性と謂ふ、性に率(したが)ふ、之を道と謂ふ、夫れ性を知らざるときは、則ち性に率ふこと能はず。性を知るは即ち学問の綱領也…」の語を掲げ、この説が尭舜から梅岩まで一貫していることを強調し、人の道が性に率うこと以外にはあり得ず、それ故、人はまず己に具わった本心を知ることが学問の始めである、しかしながら、この心性の説を除いて「聖人の道に至極適当したる説」は見あたらない、それは心が「一身の主宰(あるじ)」だからであると梅岩の言葉を解説したうえで、孟子・程子・朱子・藤原惺窩の説を掲げて、「此れ皆其の要、夫人(ひとびと)固有の性を知て戒謹恐懼より以て中和(ちゆうか)の徳を養ひ得て下学上達する時は、彼大聖帝尭より大聖帝舜へ戒命の御一言(いちげん)、允(まこと)に其の中を執るの外なし」と、尭舜から梅岩まで一貫した理念であることを述べて結ぶ。初期板本には本文末(第50丁裏)に「心学承伝之図、別有一幅蔵于家塾」の記載があったが、後印本ではこの部分が削除された。『江戸書目』296頁に「聖賢証語国字解 全一冊 墨付五十七丁/同(寛政)五丑年五月/上河愿蔵著/板元 京 銭屋宗四郎/売出 小林新兵衛」とある。
★原装・題簽付き・状態良好(2丁落丁のため特価開始)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万8000円〜1万8900円】。
4000円 眠覚し余音[〈児女教訓〉以呂波歌]
【判型】大本1冊。縦262粍。
【作者】上河淇水(正揚・子鷹・東海)作。国栖(伯脩)序。
【年代等】享和3年2月序・刊。[京都]淇水楼塾蔵板。[京都]鷦鷯総四郎ほか売出。
【備考】分類「心学・教訓」。上河淇水が童蒙教化のために心学や人道の要点を詠んだ道歌集で、前半の「〈児女教訓〉以呂波歌」と後半の「古歌(以呂波の序(ついで)を以て古歌48首(実際は47首)を附ししるす)」の2部構成。前者の「〈児女教訓〉以呂波歌」は手島堵庵作、安永2年刊『〈児女教訓〉ねむりざまし』に収録された2種のイロハ教訓歌のうち明和8年作の「いろはうた」を模したもので、例えば、堵庵(ねむりざまし)の「本心をしればびつくり現在に ものいひながらわがみきへけり」に対して、淇水(余音)は「本心をしらにやびっくりいつにても 物に向ふとわが身出来るぞ」と詠むように、淇水の歌は堵庵の歌を本歌取りし、文字通り余韻の効果をねらったものである。「意必固我(いひつこが)ぐるぐる環(めぐ)る丸頭巾 目鼻耳口無択(むちや)くちやになる」から「京童いなかわらべもうたうたと 謡へ学べやこのいろはうた」までの48首に、それぞれの道歌が説く主題と同趣旨の言葉を和漢書から引用する点も『〈児女教訓〉ねむりざまし』と同様である(ただし『余音』の方が比較的長文)。また、後半の「古歌四十八首」は、「いなづまの影に先だつ身を知れば 今見る我にあふこともなし」から「直(すなお)なる神の教の翼(たすけ)とも なるは鳳池の蓮のみのりぞ」までの47首を掲げて、前者同様に和漢書の言葉を引用し歌意を諭す。
★原装・題簽欠・状態良好・稀書。
20000円 心学五倫書(慶安3年)
【判型】大本1冊。縦270粍。
【作者】不明。
【年代等】慶安3年2月刊。[京都]小嶋(弥左衛門)板。
【備考】分類「教育」。『心学五倫書』の初板本。刊記部分が切り取られているが「小嶋」と読める。板元名は他機関所蔵本による。書名に「心学」を冠した最初の本。改題本に、寛政3年刊『〈心学〉明日も見よ』、元禄4年刊『仮名性理』、享保7年刊『仮名性理竹馬抄』、天明8年刊『千代もと草』等がある。石田梅岩以前:「心学」という語は唐の韓愈が、「心を修める学」の意味で用いており、宋代で「心即理」を唱えた陸象山と、「到良知」「知行合一」「一心の本体究明」を目指した王陽明の、いわゆる陸王学を心学とも呼称されていた。後に朱子学もまた心学であると主張される。わが国では、藤原惺窩や林羅山がこれを受け入れ、慶安3年には『書経』を引用して、誠を中心に天理を重んじ私欲を去るべきこと、を説いた『心学五倫書』が編まれる。同書は儒教のほかに仏教や伊勢神道の影響も見て取れる。寛文7年頃に『心学十戒之図』という、仏教的世界観に儒教の用語を散りばめた書も編まれた。また貝原益軒や中江藤樹は、心の上の学問こそが真の学と心学を説明し、仮名混じり文で人々への啓蒙を図った。大坂の陣で軍功をあげた経歴を持つ鈴木正三は己を思う一念を滅却することを修行の第一と考え、『万民徳用』で武士・農民・職人・商人皆日常つとめる世法が仏法であると説き、人々の職業倫理を強調する」*近世越中国の学問・教育と文化HP。
★原装・題簽欠・状態良好(刊記一部破損)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、明暦板(異板とも2冊、破損本)が、2万5000円】。
21000円 家訓心得草[〈心学道話〉家訓心得草・心得草]
【判型】大本3巻3冊。縦255粍。
【作者】中村一鴎(蝙蝠斎・免助)作・序。中村寄崟跋。
【年代等】明和4年秋作・序。安永7年冬跋・刊([京都]谷口七左衛門板)。天保11年4月再刊。[京都]堺屋仁兵衛板。
【備考】分類「心学」。上巻冒頭で、四民の修身斉家の道は「驕奢の戒め」と「倹約」にあるとして、まず「驕奢」についての譬喩や和漢の故事、身近な実例を引いて分不相応の奢りや無益の費えを戒め、さらに、倹約、道理と理屈の違いなどを説く。中巻では孝行の概要や始末・倹約、諫言、庶民の兵法や遊芸、堪忍と短気・気随等、また、下巻では、武士の交際における質素倹約や粗服の心掛け、律儀、君父の仰せ、果報などについて述べ、天は万民を恵み、人間は天の冥加を受けて勤めることから、士農工商の別なく油断なく家業に出精すれば、己の生理(家業)を安んずることができると述べる。『江戸書目』235頁に「家訓心得艸 全三冊 墨付七十一丁/同(安永)七戊ノ冬/蝙蝠翁/板元 京 谷口七左衛門/売出 松本善兵衛」とある。また、天保15年刊『〈略註〉実語教・童子教』([京都]堺屋仁兵衛板)巻末広告に「家訓心得草、心学道話、全三冊。士農工商それぞれ家の教えあるべきこと教諭せざるは父母の誤り、受け用いざるは子の科(とが)なり。此の書は、先儒三近子、同じく男・蝙蝠翁二先生の世に教えとなるの美談を聞くがまにまに筆を執り書き集め、童蒙にても見やすき平仮名を以て教え給う本なれば、真に人間一生の心得艸とすべき本なり」とある。蝙蝠斎は中村三近子の子。
★原装・題簽付き(下巻題簽欠)・状態良好・稀書。
15000円 盲安杖(江戸前期・堤板)
【判型】大本1冊。縦272粍。
【作者】鈴木正三作。
【年代等】江戸前期刊。[京都]堤六左衛門板。
【備考】分類「曹洞・心学」。慶安4年・承応2年・承応4年・寛文4年・享保12年・安永7年・文政7年板、刊年不明板などの諸本がある。江戸前期の曹洞宗僧侶・鈴木正三の代表作の一つ。「一、生死(しようじ)を知てたのしみ有事」「二、己を顧て己をしるべき事」「三、物ごとに他の心にいたるべき事」「四、信有て忠孝を勤むべき事」「五、分限を見分て其性々を知べき事」「六、とゞまる所をはなれて徳有事」「七、己を忘れて己を守るべき事」「八、立あがりて独つゝしむべき事」「九、心をほろぼして心をそだつべき事」「十、利を捨て大利にいたるべき事」の10項に分け、適宜、和漢の故事や金言・道歌等を引きながらて禅に基づく理想的な生き方を諭す。生死を悟り我が身を主君の物と思うべきこと、まず己を知り己の非を改めること、天地・師・国王・父母の四恩を知るべきこと、仁義・忠孝・分限等の心得、己を忘れて己を忘れざること、独りを慎み己の内心の誤りを知るべきこと、人の一生をは全て夢と悟って妄心を捨て念仏を唱えるべきこと、名聞利養の小利大損を離れて大利(仏門に入り迷いを取り去ること)に至るべきことなどを説く。「我好きに人の悪しきがあらばこそ 人のわろきは我がわろきなり」や「柳は緑、花は紅」など後の石門心学書にしばしば引用される道歌・金言も多く見られる。
★原装・題簽付き・やや疲れあるが概ね良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、江戸前期板が、3万5000円(寛文板)〜9万7000円(寛文板)】。
22000円 盲安杖(承応4年)
【判型】大本1冊。縦275粍。
【作者】鈴木正三作。
【年代等】承応4年3月刊。刊行者不明。
【備考】分類「曹洞・心学」。慶安4年・承応2年・承応4年・寛文4年・享保12年・安永7年・文政7年板、刊年不明板などの諸本がある。江戸前期の曹洞宗僧侶・鈴木正三の代表作の一つ。「一、生死(しようじ)を知てたのしみ有事」「二、己を顧て己をしるべき事」「三、物ごとに他の心にいたるべき事」「四、信有て忠孝を勤むべき事」「五、分限を見分て其性々を知べき事」「六、とゞまる所をはなれて徳有事」「七、己を忘れて己を守るべき事」「八、立あがりて独つゝしむべき事」「九、心をほろぼして心をそだつべき事」「十、利を捨て大利にいたるべき事」の10項に分け、適宜、和漢の故事や金言・道歌等を引きながらて禅に基づく理想的な生き方を諭す。生死を悟り我が身を主君の物と思うべきこと、まず己を知り己の非を改めること、天地・師・国王・父母の四恩を知るべきこと、仁義・忠孝・分限等の心得、己を忘れて己を忘れざること、独りを慎み己の内心の誤りを知るべきこと、人の一生をは全て夢と悟って妄心を捨て念仏を唱えるべきこと、名聞利養の小利大損を離れて大利(仏門に入り迷いを取り去ること)に至るべきことなどを説く。「我好きに人の悪しきがあらばこそ 人のわろきは我がわろきなり」や「柳は緑、花は紅」など後の石門心学書にしばしば引用される道歌・金言も多く見られる。
★原装・題簽付き・やや疲れあるが概ね良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、江戸前期板が、3万5000円(寛文板)〜9万7000円(寛文板)】。
4000円 〈野州足利郡上川崎村〉百姓逸八後家はつ孝義状
【判型】大本1冊。縦265粍。
【作者】野田松三郎編・跋。
【年代等】文化4年5月刊。[野州カ]野田松三郎板。
【備考】分類「伝記」。山口鉄五郎支配所野州足利郡上川崎村百姓逸八後家はつ(卯32歳)の孝婦伝。はつは、野州梁田郡百頭村名主権右衛門の娘(ちよ)。寛政8年辰年、20歳で逸八の女房となり、姑の名前を譲り受けはつと称す。
★原装・刷外題・良好・稀書。
5000円 孝義状[野州足利郡上川崎村百姓逸八後家はつ孝義状]
【判型】大本1冊。縦241粍。
【作者】青津晴蔭跋。
【年代等】文化4年5月刊。[野州カ]岡田清助公布。
【備考】分類「伝記」。山口鉄五郎支配所野州足利郡上川崎村百姓逸八後家はつ(卯32歳)の孝婦伝。はつは、野州梁田郡百頭村名主権右衛門の娘(ちよ)。寛政8年辰年、20歳で逸八の女房となり、姑の名前を譲り受けはつと称す。
★原装・刷外題・良好・稀書。
8000円 越後孝婦伝[尼瀬孝婦伝・越後国娵孝心の次第]
【判型】大本1冊。縦270粍。
【作者】林鳳谷(信言ノブコト・林愿)作。源為直(篠本為直・子諒)書。相田政雋跋。
【年代等】〕寛保2年6月作。嘉永7年跋。安政5年1月書・跋・刊。板。
【備考】分類「伝記」。寛保2年板、嘉永7年板、安政5年板(「越後国娵(よめ)孝心の次第」を付す)のほか書写年不明本(木村重光自筆)あり。江戸時代中頃の寛保2年(1742)、林鳳谷により『越後孝婦伝』という本が出版されました。その内容は、尼瀬(現出雲崎町)に住む大工作太夫の妻ゆりについての話です。ゆりは、夫の留守中に2人の子どもを育てながら、中風を患っていた姑を介抱していました。野山へ出て薪をとり、食事の支度をし、良いものは姑に勧めて自身は粗飯を食べていました。また、冬の寒いときには柴を焚いて寒気を防ぎ、夏の暑いときは木陰や浜辺へ連れて行って涼ませるなど、とにかく身を尽くして孝行していたそうです。そんなゆりの行為に感じ入った村人が、当時尼瀬を管理していた長岡藩へ報告したところ米5俵を賜り、さらに幕府からも白銀20枚を賜ったということです。ゆりは宝暦9年(1759)に49歳で没し、尼瀬の善勝寺に葬られました。その後善勝寺の境内には孝婦碑が建てられ、良寛もゆりの姿に感動して「孝婦の碑を読む」という詩を残しています。
 なお、著者の林鳳谷は8代将軍徳川吉宗に仕え、林羅山以降代々幕府の大学頭をつとめてきた林家の5代目にあたる儒学者です。父母への孝行は儒教の中でも特に重視されたことであったので、幕府が表彰したり、鳳谷がゆりの伝記を著したということは、儒教に基づく文治政治の推進には欠かせないことであったと考えられます。*新潟県立文書館HP。
★原装・刷外題・状態良好・稀書。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、8万6400円】。
5000円 和論語抄
【判型】大本1冊。縦240粍。
【作者】勝田充編・序。
【年代等】嘉永3年5月刊。刊行者不明(私家版カ)。
【備考】分類「教訓」。神・仏の託宣および著名人の金言を集めた 『和論語』の抄出本。
★原装・題簽付き・極美本・稀書。
4000円 家訓[家族可相守条々](河原林家)
【判型】大本1冊。縦245粍。
【作者】河原林家某作。
【年代等】江戸後期書。
【備考】分類「教訓」。公儀・法度遵守以下の23カ条を定めた家訓。後文では、以上の条々が全て一人ひとりの為であること、正直・忠孝・慈悲・仁愛の心があれば仏神の加護を得て災難から免れること、修身の基本が心を正し、誠の心を持つことであることなどを説き、さらにこの家訓を毎月一度ずつ家族や奉公人に読み聞かせ、家族の心を要とするように勧める。
★原装・状態良好。
2000円 女今川操文鑑(文化10年)
【判型】大本1冊。縦257粍。
【作者】不明。
【年代等】文化10年刊。[大阪]河内屋吉兵衛ほか板。
【備考】分類「往来」。
★原装・題簽付き(摩滅)・状態並み(見返し一部破損、1カ所落丁あり)。
8000円 対相四言
【判型】大本1冊。縦261粍。
【作者】山田汝明注。柴野栗山(邦彦・彦輔・古愚軒・三近堂)書。大原東野(民声・如水)画。
【年代等】享和3年3月、山田愛一郎序。文化4年10月跋・刊。[京都カ]梅花書屋(銭屋儀兵衛カ)蔵板。
【備考】分類「往来・辞書」。明の太祖の洪武4年(1371)刊の手本で、主に天地・草木・鳥獣・魚虫・家屋・家財・諸道具・楽器・衣類・武具・馬具・農具・身体に関わる語彙を集めており、単漢字に続けて2字熟語を配列する。わが国に移入された年代は明らかでないが、明暦頃に『魁本対相四言雑字』(全77句38語)として覆刻された。同書は「天・雲・雷・雨、日・月・斗・星、江・山・水・石、路・井・墻・城…」で始まる本文を楷書・大字・2行(1行8字)・無訓で記し、各漢字の左側に絵図を掲げる。さらに、文化4年にそれを和訳した『対相四言』(山田汝明注、柴野栗山書)が刊行されたが、この文化板でも、漢字1字ないし2字の日常語280語を絵図とともに列挙する(楷書・大字・付訓)。文政4年に『新刊四言対相』が刊行されたほか、『大阪出版書籍目録』によれば、既に天明3年頃に藤田徳右衛門編『対相四言』(大阪・和泉屋文助板)も上梓された。
★原装・題簽付き・並本(小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万5420円〜9万510円(小虫本)】。
7000円 三賢一致書[三界一心記](文政6年)
【判型】大本1冊。縦255粍。
【作者】大竜編。
【年代等】文保元年作。慶安2年初刊。文政6年再刊。[大阪]河内屋長兵衛板。
【備考】分類「思想」。三賢(儒・仏・神)から人間の生死を説いた書。女身不浄説を退け、夫婦和合による受胎から胎内十月の変容について記す。
★原装・題簽欠・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万2960円〜6万4800円】。
6500円 三賢一致書[三界一心記](寛文4年)
【判型】大本1冊。縦263粍。
【作者】大竜編。
【年代等】文保元年作。慶安2年初刊。寛文4年3月再刊。[京都]山本久右衛門板。
【備考】分類「思想」。三賢(儒・仏・神)から人間の生死を説いた書。女身不浄説を退け、夫婦和合による受胎から胎内十月の変容について記す。鎌倉末期の三道一致説を述べた啓蒙書。題注に「儒釈道の三道一致に帰するゆへに三賢一致と号す」とある。神道の諾冊二神を中心として儒釈二教との同質性を論弁したもので、陰陽二神は、易道では乾坤二儀といい、真言にては金剛胎蔵大日と称し、禅那においては第二儀門に相当すると説き、天は父、地は母、これを易では屯卦といい、仏説には父母の愛念によって六道初めて生ずると述べ、三教の本旨は一理に帰すると論じている(「日本思想史文献解題」参照)。
★改装・題簽欠・状態並み(欄外余白部小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、江戸前期刊本が、4万8600円(承応板)〜6万4800円(慶安板)】。
8500円 三賢一致書[三界一心記](江戸後期・原装本)
【判型】大本1冊。縦257粍。
【作者】大竜編。
【年代等】文保元年作。慶安2年初刊。江戸後期後印。[江戸]英文蔵板。
【備考】分類「思想」。三賢(儒・仏・神)から人間の生死を説いた書。女身不浄説を退け、夫婦和合による受胎から胎内十月の変容について記す。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万2960円〜6万4800円】。
6500円 三賢一致書[三界一心記]
【判型】大本1冊。縦255粍。
【作者】大竜編。
【年代等】文保元年作。慶安2年初刊。寛文4年3月再刊([京都]山本久右衛門板)。文政6年再刊([大阪]河内屋長兵衛板)。江戸後期後印([江戸]英文蔵板)。
【備考】分類「思想」。三賢(儒・仏・神)から人間の生死を説いた書。女身不浄説を退け、夫婦和合による受胎から胎内十月の変容について記す。鎌倉末期の三道一致説を述べた啓蒙書。題注に「儒釈道の三道一致に帰するゆへに三賢一致と号す」とある。神道の諾冊二神を中心として儒釈二教との同質性を論弁したもので、陰陽二神は、易道では乾坤二儀といい、真言にては金剛胎蔵大日と称し、禅那においては第二儀門に相当すると説き、天は父、地は母、これを易では屯卦といい、仏説には父母の愛念によって六道初めて生ずると述べ、三教の本旨は一理に帰すると論じている(「日本思想史文献解題」参照)。
★改装・題簽欠・状態並み(欄外余白部小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、江戸前期刊本が、4万8600円(承応板)〜6万4800円(慶安板)】。
4500円 社倉私議
【判型】大本1冊。縦243粍。
【作者】中井竹山(積善・善太)作。山下勘兵衛書。
【年代等】安永3年5月作。文政4年2月書。
【備考】分類「政治・経済」。中井竹山が「社倉」について論じた経済政策の上申書。安永3年(1774)上申。「社倉」とは、飢饉に備えて米を貯蓄しておいたり、その米を農民に貸し付けたりする制度。竹山は、播州龍野藩の藩主脇坂侯に、この制度を実施することを提起した。これはその上申書の手稿本である。寛政6年(1794)跋の拙修斎叢書本には、巻末に附録として「社倉之事」という文がつけられている。これは、拙修斎叢書本『社倉私議』を刊行する際、彼の著書である『草茅危言』の中に社倉の概要を説明した文章があったため、それを附録としてつけたものである。しかし、この手稿本にはそれがない。そのかわりに朱子の文集から、社倉に関する記録などを書き抜いた「社倉事目 勅命並并跋語附」がつけられている。この本は全56葉からなり、1葉から24葉までは「社倉私議」、25葉から56葉までは「社倉事目 勅命並并跋語附」となっている。竹山が提起した「社倉」の実施法は、次のようである。毎年、藩と民間から掛米を1000石ずつ拠出し、それを社倉に積み立てる。藩主はその掛米を借り上げ、藩の借金の返済にあてる。藩主は借り上げた掛米の利足米を、毎年社倉に出し、それを利米とする。5年後には、利米が2000石になるので、それを社倉の元米とする。この社倉の元米を民間に貸し付けたり、窮乏の際に使う。後にこの政策は、竹山の弟子の小西惟沖により、龍野藩で実施された。*懐徳堂HP。
★原装・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、江戸期写本が、6300円〜9500円】。
4000円 〈絵詞要略〉誓願寺縁起
【判型】大本2巻合1冊。縦260粍。
【作者】慧明作・跋。法橋東洲画。
【年代等】寛政4年8月跋。寛政5年刊。[京都]誓願寺蔵板。明治初年再刊。[京都]文栄堂書店板。
【備考】分類「寺院・縁起」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、6000円(明治板)〜3万2400円(江戸板)】。
20000円 猿著聞集
【判型】大本5巻5冊。縦259粍。
【作者】八島五岳(岳亭丘山・定岡)編・序。
【年代等】文政10年2月自序。文政11年初刊。明治35年4月求板。[名古屋]梶田勘助板。
【備考】分類「雑記・読本」。『古今著聞集』に擬し、当代の狂歌師の逸話などを主とした説話集で、大本仕立てで上方版の雑書である。合計89話を収める。第2巻の過半が赤岩庚申山の奇景を述べたり、火の玉・鬼火・幽霊などの怪奇談を述べている外は、大部分各地の狂歌師の逸話を記したもので、おおよそ60名登場する(「日本古典文学大辞典」参照)。
★原装・題簽付き・極美本。
5000円 編年合運[倭漢皇統編年合運図]
【判型】特大本2巻2冊。縦294粍。
【作者】円智(日性)編。
【年代等】寛永7年12月刊。[京都]庄右衛門板。
【備考】分類「年代記」。
★原装・題簽付き・虫損補修(判読困難箇所あり)。状態が悪いため、特価開始。稀書。
18000円 諸国名義考
【判型】大本2巻2冊。縦260粍。
【作者】斉藤彦麿(宮川舎・藤原彦麿)作。本居の意富比良序。
【年代等】文化6年5月著者凡例。文化7年6月、喜田の常道序・刊。刊行者不明。
【備考】分類「地誌」。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3万1500円〜4万8000円】。
12000円 〈円光大師〉和語灯録・拾遺和語灯録
【判型】大本5巻・拾遺2巻7冊。縦267粍。
【作者】源空説。了慧(道光)編。
【年代等】文永11-12年作。文永12年1月自序。正徳5年1月刊。[京都]芳野屋作十郎板。
【備考】分類「浄土」。第1-5冊は「黒谷上人語灯録」、第6-7冊は「拾遺黒谷語灯録」。「黒谷上人語灯録」は、鎌倉時代の仏教書。18巻。了慧編。文永11〜12年(1274〜1275)成立。法然の遺文・法語の集録。漢語灯録10巻、和語灯録5巻、拾遺3巻からなる。/道光(望西楼了慧)編。1274年(文永11)11月から翌年1月の間に成立。浄土宗の宗祖法然房源空の遺文、消息、法語などを集成したもの。全18巻からなる。漢文体と和文体のものに分かれ、1巻から10巻までは漢語、11巻から15巻までは和語、別に拾遺3巻があり、上巻に漢語、中下巻に和語が収録されている。法然滅後60余年の時期において、法然の遺文などの定本をつくり、教義、信仰上の準拠たらしめんとしたものである(コトバンク)。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、7冊揃いが、2万8000円〜4万8600円】。
8000円 歌枕秋の寝覚[和歌名所秋の寝覚]
【判型】半紙本8巻8冊。縦228粍。
【作者】有賀長伯(アルガチョウハク、以敬斎)編・序。
【年代等】元禄5年初刊。正徳4年8月再刊。[京都]金屋利兵衛ほか板。
【備考】分類「歌学」。『八雲御抄(ヤクモミショウ)』の分類方式に従って歌枕を山・嶺・谷・杣・坂など50に分け、各項ごとに概説と詞寄を挙げたあとに、各名所(歌枕)をいろは順に挙げて解説を加えた名所辞典。項目によっては増減はあり、単に詞寄を付したものも多いが、簡略な中に歌枕の概念を要領よく示しており、当代の常識を知るには便利な書物。増補版である正徳4年板は巻頭に171種の引用書目略字表があり大幅に増補されたが、大部なためにかえって流布するところ少なく、伝本ははるかに少ない(「日本古典文学大辞典」参照)。
★原装・題簽欠・小虫。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、正徳板が、1万2000円〜3万2400円】。
4500円 用字格[訓蒙用字格・新刊用字格]
【判型】半紙本3巻4冊。縦218粍。
【作者】伊藤長胤(東涯・紹述先生・源蔵・元蔵)編・序。
【年代等】元禄16年10月自序。享保19年5月、奥田士亨(嘉甫・南山)跋・初刊。寛政4年8月再刊。明治初年後印。[大阪]岡田茂兵衛板。
【備考】分類「語学」。【用字格】伊藤東涯の著。3巻。元禄16年(1703)自序。漢文(中国古典語)作成のための文法書。誤用しやすい漢語の構文を〈不必 必不〉〈之謂 謂之〉のように対比させ、語順の規則とその語序(文中の位置)による文義の相違を、豊富な用例をあげて説明した。〈不・可・未……非・所・便〉などの〈字格(語順の規則)〉323条を収める。正徳1年(1711)版、2巻本は盗刻。享保19年(1734)〈新刊校正〉3巻が奥田士亨校定の初版、寛政4年(1792)〈校正再刻〉は子の伊藤善韶(よしつぐ)の再版本(コトバンク)。
★原装・題簽付き・美本(後印)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4800円〜1万5420円(寛政板)】。
16000円 教訓生業宝
【判型】半紙本4巻4冊。縦221粍。
【作者】田中友水子作。
【年代等】江戸後期刊。[大阪]土佐屋喜兵衛板。
【備考】分類「教訓」。江戸中期刊、文政頃後印。[大阪]土佐屋喜兵衛板。序文によれば、友水子の遺稿という。田中友水子は生没年未詳の大阪町人で、その著作は寛保〜寛延(1741〜1750)に集中するため本書の刊行は宝暦以前であろう。 文政10年(1827)刊『教訓童草』の巻末広告に「教訓生業宝、田中友水先生著、全四冊。此の書は、銭の神、貧人(ひんにん)教訓のために世間を廻りし事の話を人の教えになるように書き綴り、絵を交えて読むに倦まざらしむ。至って面白き読本(よみほん)なり」とある。各巻に所々挿絵を交えながら譬え話によって処世訓を説くのが特徴。例えば、第1巻の第1話「銭神月に現ず」では古今無類の貧者である貧楽子と、忽然と現れた老人(銭の化身という)と対話の中で、「貧富は天命であり、日頃倹約を守り、奢りの念を起こさず、静かに時の至るのを待つが良い」という心得が説かれるという具合である。同様に、第2話「天道私無し」では家内無事で災難や災いがなく、子孫に才智な者がいて憂いのないことが真の福であると説かれ、第3話「寛永通宝」では「人を欺くことは天を欺くことであり、小欲知足で誠実に行う所に冥慮がある」と説かれる。以上を含む合計20話を通じて、天命、富貴貧賤、倹約と吝嗇、家業出精、中庸(中道)、人を使う道、負けて勝つ利、生産の道、堪忍、人の器量、始末者と吝嗇者、不仁者と仁者等を諭す。
★原装・題簽付き・状態良好(数カ所小虫)・稀書(刊本は『国書総目録』になし)。
30000円 諸士男子訓[〈諸士〉男子訓・和俗男子訓]
【判型】半紙本5巻5冊。縦230粍。
【作者】井沢長秀(蟠竜子)作。
【年代等】享保4年1月刊。[京都]茨木多左衛門(柳枝軒)板。
【備考】分類「教訓」。黒川真道旧蔵書。
★原装・題簽付き(1巻題簽欠)・状態良好・稀書。
9000円 〈心学〉あすも見よ[心学明日も見よ・心学あすも見よ]
【判型】半紙本1冊。縦224粍。
【作者】紀応信編・序。北尾政美画。
【年代等】寛政3年3月刊記。同年5月序・刊。[大阪]秋田屋市兵衛ほか板。
【備考】分類「心学」。寛文5年板系統の『心学五倫書』に挿絵を加えた改編本。序文で「古(いに)しへ明の学生・恷輅(もんろ)、あざなは功載といふ人の作れる『五倫書』三十巻、本朝、これを翻刻し、世に流布す。また、其ころ此書の大旨を摘書したる小冊子あり…」と荒唐無稽の俗説を掲げる。本文は「天道とは天地の間の主人なり」と起筆して、まず、この世の全ては天が生み出したもので、本来、人心と天心が一体であることを諭し、途中で挿絵とともに一休和尚の道歌や明徳・人欲の論、また、誠と敬、仁義礼智信の五常と五倫(君臣・父子・夫婦・兄弟・朋友)に言及した後、天が定める一国の主や天がもたらす米穀、天照太神にまつわる伝説や逸話、尭舜の道、日本における神儒仏の歴史、釈尊とその教え、中庸と誠の道などを説き、最後に、私欲を去るべきことを諭す。『江戸書目』285頁に「あすも見よ 全一冊 墨付二十六丁/同(寛政)亥三月/作者 紀応信/板元売出 須原や市兵衛」とある。
★原装・題簽付き・状態良好・稀書。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、8000円(破損本)〜3万円】。
12000円 〈広益〉書籍目録[広益書籍目録大全]
【判型】横本3冊(全5巻中の3-5巻)。縦105粍。
【作者】不明。
【年代等】元禄5年刊。[京都]八尾市兵衛ほか板。
【備考】分類「書目」。3巻=儒書経書・文集並書翰・歴代並伝記・故事・雑書・詩集並聯句・字書・暦占書・軍書。4巻=神書並有職・医書並外科・歌書並狂歌・連歌書・誹諧書・仮名和書。5巻=女書・謡書・糸竹書・算書・盤上書・茶湯書・立花書・躾方書・料理書・名所記・紀行・雛形並絵本・咄之本・舞並草紙・物語書・好色並楽事・往来並手本・石摺並筆道書・掛図並図。冊数・書名のほか作者や概要などを適宜記した書目。出版業が飛躍的に発展した江戸期には、本屋(書肆)みずからによって数多くの書籍目録が編まれ出版された。現存するものだけでも、寛文年間(寛文6年頃)から享和元年に至る約150年間に23種の書籍目録が確認されている(このほか書肆ごとの個別の書目もある)。これらの目録には、当時刊行されていた本の概要、種類、著作者名、あるいは板元や価格等についての記載があり、当時の出版物を探るうえで重要な資料となっている。これら江戸期の書籍目録には大きく2つのタイプがある。1つは分類項目を立てて書名を配列した「部類分け目録」であり、最古の『寛文年間書目』を嚆矢として13種発見されている。もう1つは、まず書名をイロハ順に分け、イロハ各部の中をさらに「儒書」「医書」「仮名(書)」「仏書」の四門に区分・配列した「伊呂波分け目録」で、『延宝3年書目』を最初として10種発見されている。前者の「部類分け目録」が江戸前期〜中期に比較的長期にわたり京都で刊行されているのに対し、後者の「伊呂波分け目録」は江戸から始まり(のち京都からも刊行)、延宝〜元禄期の約20年間に集中的に刊行され、以後消滅した。本書(元禄5年書目)は、「部類分け目録」のうち『貞享2年書目』を改編したもので、分類項目が38から46へ増加し、出版業の著しい発展と多様化を如実に反映した内容になっている。
★原装・題簽付き(2冊題簽付き)・状態良好・稀書。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5冊揃が、9万4500円、5巻1冊(端本)が1万2000円】。
2500円 〈市中必用〉商人万年暦
【判型】横小本1冊。縦73粍。
【作者】芝田保久編・序。
【年代等】宝暦9年6月刊。[大阪]小刀屋六兵衛ほか板。
【備考】分類「商業」。
★原装・題簽欠・表紙痛み・本文良好。
3500円 〈糴糶〉八木虎之巻[〈糴糶必用〉八木虎之巻](天明7年)
【判型】横本1冊。縦108粍。
【作者】猛虎軒作・跋。
【年代等】宝暦6年11月、竹林子序。天明7年1月刊。[大阪]高木遷喬堂板、塩屋長兵衛売出。
【備考】分類「経済・占卜」。『〈糴糶〉八木豹之巻』の猛虎軒自序にあるように、「米商いの大法」を記した書。米穀売買の秘訣や米相場の鉄則などを携帯に便利な横本仕立てにした点が特徴。まず冒頭で「正直を元とし、天道自然の理に任せ、仮にも強欲無道の志有るべからず。…米商いと言えば、博奕同然の様に町々在々他所迄も評判いたすこと、是全く此の道不案内の故成るべし」と米商いの正当性を明言する。また、米相場も陰陽五行の理に基づくものだが、米商いを仕掛けるチャンスは1年に4、5度しかないもので、利欲に迷ってかえって利を失うことが多いと米商いの要点を述べる。続いて、陰陽に基づく相場の動きと各段階での判断、また、各地の米値段の動きに応じた様々な商いの仕掛け方などを月別、季節・天候別に説明する。この中で「もうはまだなり、まだはもうなり」といった反対思考的な心得も説く。巻末には「諸家秘伝日取の占い」などの暦占関連の記事を載せる。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万2960円〜2万5000円】。
3000円 〈糴糶〉八木竜之巻[売買極秘巻]
【判型】横本1冊。縦114粍。
【作者】見幾館主人編・序。
【年代等】寛政10年1月自序。寛政12年1月刊記。享和元年10月、棚橋泥尾子序・再刊。[名古屋]永楽屋東四郎ほか板。
【備考】分類「経済・占卜」。
★原装・題簽欠・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万5000円〜2万5000円】。
3500円 〈糴糶〉八木豹之巻[〈糴糶必用〉八木豹之巻](安永2年)
【判型】横本1冊。縦107粍。
【作者】 猛虎軒作・序、黄白山人序。
【年代等】安永2年(1773)4月自序、同年7月序・刊。[大阪]柏原屋佐兵衛ほか板。
【備考】分類「経済・占卜」。『〈糴糶〉八木虎之巻』の姉妹編。猛虎軒の自序によれば、「米商いの大法」を記した『虎之巻』に対して本書は「此の道に惑わず心を治むる事のみを記」したもので、「『虎之巻』を父とし、『豹之巻』を母として朝暮熟読して英雄の心をとらば、立身せん事疑いなし」と太鼓判を押す。まず、相場の高下は人力ではないが、大衆の「人気」の影響を受けるものであり、一心に人気をはかり、五行の生剋を見極めることが大切であると教え、続いて「豊凶米作之割大法」「毎日高下考の事」「慎むべき品、并びに心得違いある事」「易数を以て毎日の高下を占う事」「算術秘伝(数理的な相場予測)」「天文風雨の伝」の順に相場の判断や予測を説く。
★原装・題簽欠・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4000円〜4800円】。
2000円 〈糴糶〉八木虎之巻・八木豹之巻(和装活版)
【判型】横本1冊。縦114粍。
【作者】猛虎軒作。
【年代等】宝暦6年11月・安永2年序・初刊。明治初年刊。刊行者不明。
【備考】分類「経済・占卜」。『〈糴糶〉八木虎之巻』は、「米商いの大法」を記した書。米穀売買の秘訣や米相場の鉄則などを携帯に便利な横本仕立てにした点が特徴。『〈糴糶〉八木豹之巻』は、「此の道に惑わず心を治むる事のみを記」したもので、「『虎之巻』を父とし、『豹之巻』を母として朝暮熟読して英雄の心をとらば、立身せん事疑いなし」と太鼓判を押す。まず、相場の高下は人力ではないが、大衆の「人気」の影響を受けるものであり、一心に人気をはかり、五行の生剋を見極めることが大切であると教え、続いて「豊凶米作之割大法」「毎日高下考の事」「慎むべき品、并びに心得違いある事」「易数を以て毎日の高下を占う事」「算術秘伝(数理的な相場予測)」「天文風雨の伝」の順に相場の判断や予測を説く。
★原装・題簽付き・状態良好。
12000円 算法童子教[〈関流〉算法童子教]
【判型】半紙本1冊。縦225粍。
【作者】大原山紫微院(オオハラヤマシビイン、恵巌エホン・梅月)編・序。
【年代等】弘化3年4月自序。弘化3年、宍戸吉斎序。弘化3年4月、中沢ー(鴻洲)跋。万延元年11月再刊。[江戸カ]立岡庄兵衛盛之ほか板。
【備考】分類「和算」。米穀売買・米相場、利息等の一問一答から、「田地坪割算」「開平方」「相応開平方」「和帯縦開平方」「差帯開平方」「開立法」「開立相応術」「鈎股規矩要領」「弧矢弦法」等の基本や解法の要点を示した算書。末尾に溝口流番匠矩術・中村伴次郎家秘「和蘭矩術」(図解)を掲げる。甲賀郡志には記載がないが、大原小学校に残されている「郷土誌」には、つぎの記述がある。 「鳥居野寺子屋(郷土誌)。場所、大鳥神社境内にありし河合寺内。内容、特に算術教授を主力とせり。2、3の寺子屋で修業せしもの私塾を開き数学の教授せり。時間、授業は午前8、9時より夕刻まで。先生、住職。名不詳」。また、当時の教科書と思われる「算法童子教」と題する和算の図書が中村俊一氏宅から発見され、その板木(版木)が相模の松岡富一氏宅にあることが分かった。編集発行は河合寺の紫微院である。昭和48年のことで、その時は両方とも完全な形で残っており、「大原校百年史」に書きとどめた。かなり高度な和算の教科書であり、寺子屋といっても、いまの中学生ぐらいを対象としていたと考えられる。しかし、20数年経った現在、残念ながらいずれも散逸(さんいつ)している(忍者の里 甲賀HP)。
★原装・題簽付き・極美本・稀書。
5000円 算学稽古大全[〈増補改正〉再板改算記大全](文久元年)
【判型】半紙本1冊。縦221粍。
【作者】松岡能一(長延・良助・貞八・子料・梅林)作。松岡清信(常八・定八郎)補。四宮順実(上水)序。
【年代等】文化3年1月、四宮氏序。文化5年初刊。文久元年再刊。[大阪]河内屋太助板。
【備考】分類「和算」。自序によれば先行の『算学指南』が「法のまゝ書ならべたるのみにしてその解をそなへず、又、術意の起源をさとさず大に指南の題号にそむ」くものであることから、その不備を補ったもの。冒頭に「用字凡例」「定算盤位」「大数・小数・度数・量数・衡数・寸重・尺重・九九・八算・見一」「八算見一起源」を掲げ、続いて算盤図を掲げながら「加減」「八算之図」「見一之図」などの加減乗除計算の基本を示し、さらに「まゝ子だての事」「雑穀之部」「たばこの部」「銭之部」「小判之部」「綿之部」「尺寸之部」「増減之部」「利足之部」「物成杉形之部」など実用数学の例題を列挙し、さらに「開平法」「開立法」以下のより高度な各種計算方法を示す。文化5年、文政4年、天保4年、嘉永2年、文久5年と五刻を数えた和算書のベストセラー。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、原装本が、3800円〜2万6250円】。
2000円 古道訓蒙頌
【判型】半紙本1冊。縦223粍。
【作者】久保季茲(スエシゲ、杉庵サンアン)作。
【年代等】安政5年初刊。明治初年再刊。[堺県]笛廼舎塾蔵板。
【備考】分類「神道」。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1000円〜2800円】。
2500円 〈四支一韻〉北海沿革歌
【判型】半紙本1冊。縦226粍。
【作者】高崎竜太郎作・序。渡辺謙(亨斎)書。
【年代等】明治32年6月、内藤耻叟序。明治32年夏、野口勝一(珂北)序。同年6月、香川敬三序。同年同月自序。明治32年7月刊。[東京]高崎竜太郎蔵板。
【備考】分類「往来物」。多くの諸文献・伝承等に取材して北海道にまつわる故事や歴史を7言()294句の漢詩文で綴ったもの。北海道の位置・面積・気候など地理的特色、また、道民の風俗・生活上の特色などから書き始め、古代蝦夷から明治期までの歴史を記す。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1500円(痛み本)〜2万1000円】。
120000円 菩多尼訶経(明治期後印和装本+文政板の複刻本・解説の2点)
【判型】折本1帖+複製折本1帖+解説書1冊。原本は縦255粍、複製本は縦261粍。
【作者】宇田川榕庵(養庵・榕・賀寿麻呂)訳。
【年代等】文政5年1月初刊([江戸]宇田川塾蔵板)。明治12年2月再刊。[東京]佐伯志津磨ほか板。
【備考】分類「植物」。西洋植物学(Botanica)を日本に輸入した最初の文献で、俗耳に入りやすいように『仏説阿弥陀経』を模倣した経文形式(折本)で綴った植物学入門書。「如是我聞。西方世界。有孔刺需斯。健斯涅律私。木里索肉私。刺愈斯…」で始まる約一一八〇字の経文風の文章で要点を簡潔に説く。楷書・大字・四行(一行漢字一七字)で記し、当時の日本人に馴染みのない人名・地名・植物の名称などに読み仮名を付す。例えば、ミモザ(オジギソウ)については「亜墨利加(アメリカ)洲有草。号密莫沙(ミモサ)。若有物触。葉縮而萎」などと紹介する。『ショメル大辞典』の蘭訳本をもとに、数種の蘭訳書に依って綴ったものという。榕庵は二〇歳の頃、養父・宇田川玄真(榛斎)の宇田川塾を助け、医を業とする傍ら、門人子弟の教育にあたっていたが、榛斎から『ショメル大辞典』を示され、初めて「植物学」の存在を知り、山野の草木の採集と地道な研究の結果、この日本最初の植物学の指針書を二五歳の時に著したという。
★原装・題簽付き・極美本(複刻本解説書に書き込みあり)・帙入。和装原本は極めて稀。複製本も稀少。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、復刻本が、1万2000円、原本は市価10数万円】。
7500円 〈津田仙著〉農業三事[〈荷衣伯連氏説〉農業三事・DANIEL HOOIBRENK'S METHOD OF CULTIVATION]
【判型】半紙本2巻2冊。縦227粍。
【作者】津田仙(津田僊)作。
【年代等】明治7年4月、中村正直(敬宇)序。同年同月、著者例言。明治7年5月刊。[東京]青山清吉ほか板。
【備考】分類「農業」。維新後築地ホテルの理事となり、外人用の各種洋菜の導入栽培を始めた。73年オーストリア万国博覧会に派遣され、この際園芸学者D.ホーイブレンクから気筒法、偃曲(えんきよく)法(取木法)、媒助法を学び、帰国後これを《農業三事》として出版し数万部を売りさばいた。75年学農舎を、76年学農舎農学校を設立、同時に《農業雑誌》を創刊、官製の路線とは別の、西欧化をめざす独自の農業像を掲げて精力的な活躍を続けた(コトバンク)。津田仙は明治時代の農学者。彼は明治7年(1874)、オランダ人の農学者 Daniel Hooibrenk 原著“Method of Cultivation、 Explained by Three Different Processes”を訳し、国内の農業関係者に紹介して農業の発展に供しようと試みた。本書はその初版と考えられ、上巻には気筒を地中に埋めて作物の成育を助ける方法、次には樹枝を曲げて本幹の勢力を増大し、成熟を促進助長する方法などを述べ、下巻には人工的に草木の実を結ばせる方法について、いずれも図解入りで記述している。なお、巻末には麦苗転圧車之図などを掲載し、理解を容易にしている。(京都外国語大学HP)。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2冊揃い・原装本が、8800円〜6万9940円】。
5000円 啓蒙地理問答[阿部弘国編啓蒙地理問答]
【判型】半紙本2巻2冊。縦225粍。
【作者】阿部弘国(尚志堂)編。
【年代等】明治6年11月、編者例言。明治7年3月、虚舟野人(宗義)序。明治7年5月刊。[東京]尚志堂蔵板。和泉屋市兵衛ほか売出。
【備考】分類「往来物」。「総論」として地球の形状・自転・海陸・五大州・経緯度・方角・五帯・東西両半球について、次に世界各国の地理的位置・面積・人口・地勢・風土・物産・主要都市等を解説した教科書。全編を「問、何ヲカ地理トナスヤ」「答曰、地理トハ乃チ地面ノ形状ヲ講明スル所ノ者ヲ謂フ」のような問答形式で記述する。本文をやや小字・一〇行・無訓で記す。上巻は総論・アジア州、下巻はヨーロッパ州・アフリカ州・北アメリカ州・南アメリカ州・オーストラリア州。上巻巻首に「虚舟野人の識語」「編者の例言」「目次」「アジア州図」、下巻にヨーロッパ州・アフリカ州・北アメリカ州・南アメリカ州・オーストラリア州の各図を掲げる。
★原装・題簽付き・美本。
10000円 〈天然人造〉道理図解(初編)
【判型】半紙本3巻3冊(全3編9冊)。縦225粍。
【作者】田中大介(義廉ヨシカド)作・序(初編)。橋爪貫一作(2・3編)。山梨卓爾校(2編)。
【年代等】明治2年春、田中大介序。明治2年11月刻成。明治3年3月刊。[東京]橋爪貫一蔵板。伊藤岩次郎(近江屋岩次郎・誠之堂)ほか売出。
【備考】分類「化学」。1860年代に西洋諸国で出版された物理・生物・地理等の諸書10数部(初編巻頭「印書目録」に主要参照文献9点を掲げる)を参照・引用して編んだ窮理学入門書。「究理のみならず広く諸道具・製薬の事まで載せ」、「其道理を説示した」ので、『道理図解』と称する。初編は明治2年序・刊、2編は明治6年作・明治7年刊、3編は明治7年作・刊で、初編は田中大介、2・3編は橋爪貫一が執筆。初編は巻の一・3章(空気、火、温気)、巻の二・4章(引力、響、香、水)、巻の三・5章(風船・炭水気風船、水素、炭水気、風船、硫酸)の12章。2編は巻の一・1章(光)、巻の二・3章(目、鏡、幻燈)、巻の三・1章(写真鏡・鼻官・触官・味官・声音)の5章。3編は巻の一・2章(電気・引力・羅針盤、木梃(てこ)・滑車并車輪・車軸)、巻の二・2章(斜面・螺旋(ねじ)・摩擦、石鹸・時計等)、巻の三・2章(絵の具・火奴(つけぎ)・火綱・火口、金・銀・銅・鉛・錫等鉱物)の6章。いずれも図解を適宜施して、諸原理、諸説、学者等を紹介する。本文を楷書・小字・10行・付訓で記す。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、初編3冊揃いが、1万3000円〜3万9900円】。
7000円 助辞訳通[助字訳通]
【判型】半紙本3巻3冊。縦222粍。
【作者】岡白駒(太仲・竜洲・千里)作。
【年代等】宝暦12年9月、岡子竜序・初刊。江戸中期再刊。[江戸]吉文字屋次郎兵衛ほか板。
【備考】分類「語学」。漢語の助辞230あまりについて、同訓の字ごとにまとめ、意味や用法を解説した書。冒頭の総論に、漢詩の助辞は日本語の「てにをは」に相当し、文に急迫や緩優の味わいを添えると説くほか、書中、折々、時代や文献の性格の違いによって助辞の意味・用法にも違いが出てくるなどと、助辞論を述べる。解説は穏当かつ平明、用例のあげ方も適切であり、白駒の他の著述が概して雑駁疎漏と評される中にあって、本書は有益の書と言い得る(「日本古典文学大辞典」参照)。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、6900円(虫損)〜1万4000円】。
25000円 半山画譜(全3巻・別本1冊)
【判型】半紙本3巻3冊+2巻別本。縦226粍。
【作者】松川半山画。
【年代等】明治初年刊。[京都]松柏堂蔵板。文陽堂書店ほか売出。
【備考】分類「絵画」。大阪市立図書館HPによれば、赤表紙が1巻、紫表紙が2巻、橙表紙が3巻。うち2巻別本(題簽や刷り色はやや異なる)も全冊収録した。大阪市立図書館HP「松川半山の世界」の解説によれば、松川半山は江戸後期から明治時代の画家で明治初年の浮世絵界の第一人者。大阪西横堀石屋橋畔に狂歌師鬼粒亭力丸の子として1818年(文政元年)に生れ、12歳で菅松峰(すが しょほう)に学ぶ。後に、戯作者・暁鐘成と提携をして、以後名所図会類を中心に数多くの傑出した挿画、風景画を描いた(長友千代治『近世上方作家・書肆研究』)。『半山画譜』は、雲和亭湖龍編、1851年(嘉永4年)刊『画口合瓢之瓢(えぐちあわせひさごのつる)』の挿絵(松川半山画)のみを抽出して画譜とした改編本。
★原装・題簽付き・美本・本文色刷。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3冊揃いが、3万8000円】。
15000円 〈訓蒙〉窮理問答(訓蒙窮理問答)
【判型】半紙本6巻6冊。縦228粍。
【作者】後藤達三編・序。榊原芳野画。
【年代等】明治5年4月自序・刊。[東京]袋屋亀次郎ほか板。
【備考】分類「物理・理学」。米国・ベーカー著『初等窮理書』を中心に他の文献も参照して編集した窮理学書。適宜図解を掲げ、平易な口語で綴る。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5冊本(1冊欠)が1万8000円、6冊揃い(1丁欠)が3万6700円】。
36000円 集義和書・集義外書
【判型】和書:大本16巻5冊。縦251粍。外書:大本16巻5冊。縦257粍。
【作者】熊沢蕃山(伯継マサツグ・了介)作。岡嶋可祐編。
【年代等】和書:寛文12年7月初刊(初版11巻本)。延宝4年頃改訂・再刊(2版16巻本)。宝永7年頃再刊(3版16巻本)。江戸後期後印。[京都]森島吉兵衛板。外書:宝永6年5月編。宝永7年4月、小山知常序・初刊。江戸後期後印。[京都]勝村治右衛門ほか板。
【備考】分類「漢学」。『集義和書』(2版本)は、「書簡」(巻1-5)、「心法図解」(巻6)、「始物解」(巻7)、「義論」(巻8-16)より成り、学者日用の習練工夫を述べたものである。『集義外書』は、「削簡」(巻1-3)、「脱論」(巻4-10)、「中庸九経解」(巻11)、「窮理」(巻12-14)、「雅楽解」(巻15)、「水土解」(巻16)より成る。「削簡」「脱論」は、『和書』の「書簡」の削除部分と「義論」の収録もれの意で、これと「窮理」3巻とを併せて当初『外書』としていたらしく、『和書』よりも説述が具体的である。以下の3編は『外書』刊行の際に付加されたものであろう。『和書』『外書』は、『大学或問』と共に江戸時代実学の展開に大きな役割を果たした(「日本古典文学大辞典」参照)。
★原装・題簽付き(外書は1冊のみ題簽欠)・状態良好(外書は並本・やや小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、和書は2万〜2万9160円、外書は2万5000円〜3万8000円。和書・外書全部で、4万5000円〜5万8000円相当】。
3500円 玉鉾百首解[玉矛百首解]
【判型】大本2巻2冊。縦254粍。
【作者】本居大平(オオヒラ、稻掛・茂穂モスイ・藤垣内フジノカキツ)作。出雲宿祢俊信(千家俊信)・橘房雄序。
【年代等】寛政8年作。江戸後期刊。[大阪]伊丹屋善右衛門ほか板。
【備考】分類「和歌・注釈」。本居宣長詠。古道精神を詠んだ100首と、「あまり歌」として歴史上の事件を詠んだ歌32首を載せる。万葉仮名で書かれていて、歌のために文字の数など制約もあり、読むのは困難。そこで門人たちが注釈を試みたが、完成したのは大平の『玉鉾百首解』2巻である。天明6年(1786)頃成立。翌天明7年(1787)刊行(本居宣長記念館HP)。『玉鉾百首』は、我が日本の國が如何にして成り出で、またこの國の神代より伝え来たった惟神の道が、如何なるものなるかを解き明かした百首歌。終りに阿麻理歌(余り歌)32首を添へてゐる(神道大辞典)。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2800円〜2万1000円】。
14000円 漫画随筆[撈海一得]
【判型】大本2巻2冊。縦250粍。
【作者】鈴木?洲(煥卿・嘉蔵)作・序。
【年代等】明和8年自序。江戸後期再刊。[大阪]河内屋藤兵衛ほか板。
【備考】分類「随筆」。書袋で、本書が「古人の所謂漫画、鳥の海上をあまねく渉猟し、魚を得て飽かざるが如く、先生書を好むことあつく、群籍を翻閲して終日倦ことなし。得るところあればこれを筆記す。もとより博識にまかせ、雅俗を兼ね、和漢の書を引用し、考証精しく未発の説最多し。学者必一本を架上に備うべし」と紹介されている。
★原装・題簽付き・美本・書袋付き。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、12000円〜14000円】。
18000円 人道俗説辯義・同附録
【判型】大本2巻2冊。縦246粍。
【作者】小尾保教(オビヤスノリ、鳳山)作。松坂三郎左衛門(則方・久斎)序。友野霞舟(?・子玉)跋。
【年代等】天保13年2月、亀田綾瀬(リョウライ、長梓・木主・三蔵)序・刊。[甲府]陸沈堂蔵板。[江戸]万笈堂売出。天保13年6月、坂本可庵(保)跋(附録)。
【備考】分類「教訓」。
★原装・題簽付き・極美本。稀書(2冊揃いはさらに稀)。
5000円 倭楷正訛
【判型】大本1冊。縦257粍。
【作者】太宰春台(純・紫芝園・弥右衛門)作・序。
【年代等】延享5年3月、加賀大幸序。宝暦3年3月初刊(原本)。明和3年9月再刊。[大阪]柏原屋清右衛門ほか板。
【備考】分類「文字」。宝暦三年初刊の複製で明和三年に再版されたもので、日本語の異体字・略字の研究資料集である。例えば、「松・枩」「寿・壽」「読・讀」などである。現代では見なくなった漢字が多数記載されている。著者は太宰春台(だざいしゅんだい)(延宝8年(1680)9月14日生、延享4年(1747)5月30日没) 江戸時代中期の儒学者・経世家。「春台」は号で、名は純、字は徳夫、通称は弥右衛門。また、紫芝園とも号した。信濃国飯田城下生まれ。父は飯田藩士であったが藩主により改易され、一家で浪人として江戸へ出て、学問を修める。元禄7年(1694年)に、但馬出石藩の松平氏に仕え、儒学者、中野ヒ謙に師事し、朱子学を学ぶ。元禄13年官を辞し、以後10年の間畿内を遊学。正徳2年(1712年)に下総生実藩の森川俊胤に再仕官。しかしこれも辞し、以後生涯仕官することはない。正徳3年、荻生徂徠の門に入る。が後に徂徠の説を批判。日本に『経済』という言葉を広めた人物でもある(信州デジくらHP)。
★原装・題簽付き・並本(小虫補修)。
8000円 父子善誘法
【判型】大本2巻1冊。縦252粍。
【作者】(清)唐彪(トウヒョウ、翼脩)編。(清)唐正心(トウセイシン)ほか校。
【年代等】江戸後期刊。[大阪]秋田屋市兵衛ほか板。
【備考】分類「漢学・教育」上巻は「父兄教子弟之法」〜「附、村落教童蒙法」の14章、下巻は「童子初入学」〜「教学雑条」の16章を収録した中国の育児書。
★原装・題簽付き・美本(数丁小虫)・稀書。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、9180円】。
4000円 御仕置五人組本(安政3年)
【判型】大本1冊。縦267粍。
【作者】不明。
【年代等】安政3年8月書。
【備考】分類「法制」。宝永元年の御法度書(五人組帳前書)の写し。駿河国志太郡石津村。
★原装・状態良好。
48000円 〈新板〉四季仮名往来[〈御家〉仮名往来](延宝7年)
【判型】大本3巻3冊。縦264粍。
【作者】置散子作・書。松葉軒跋。
【年代等】延宝6年初刊。延宝7年再刊。刊行者不明。
【備考】分類「往来」。延宝期に活躍した書道家・置散子の代表的な手本。幼少の「おさな」と「綾小路の局」との間で交わす各月往復2通、1年12カ月24通の女文で、年中行事(元三・門松・若菜・子の日の遊び・左義長など1月の行事から、御髪上げ・節分など12月の行事まで)の内容・由来・意義を綴ったもの。本文を大字・5行・所々付訓の並べ書きで記す。女子消息文の書き方と年中行事故実等の並行学習をねらった往来で、おさなが往状で問い、綾小路の局が返状で答えるという問答形式は、『女庭訓』にならったものと思われる。なお、本書は筆跡・内容などの点から『女学仮名往来』との関連が深いと考えられる。また、本往来と同内容の写本に天保11年書『故事往来』(上条景弘書。内閣文庫蔵『墨海山筆』23巻所収)がある。
★原装・題簽付き・美本・稀書(3冊揃い本の所蔵は全国数カ所)。
2000円 御成敗式目[将軍家御成敗式目](天明7年)
【判型】大本1冊。縦260粍。
【作者】北条泰時編。
【年代等】天明7年7月刊。[江戸]伊勢屋治助板。
【備考】分類「往来物・法制」。
★原装・題簽欠・並本。
2500円 〈山青堂刻・北条泰時国政法度〉御成敗式目[将軍家御成敗式目](天保13年)
【判型】大本1冊。縦254粍。
【作者】北条泰時編。
【年代等】安永7年3月初刊。天保13年11月求板。[江戸]西宮弥兵衛ほか板。
【備考】分類「往来物・法制」。
★原装・題簽付き・状態良好。
4000円 〈合類絵鈔〉万宝御成敗式目
【判型】大本1冊。縦259粍。
【作者】北条泰時編。
【年代等】正徳3年5月刊。[大阪]吉文字屋市兵衛板。
【備考】分類「往来物・法制」。
★原装・題簽付き・美本(見返し一部破損)。
2500円 〈貞永天下〉御成敗式目(文化11年)
【判型】大本1冊。縦257粍。
【作者】北条泰時編。
【年代等】文化11年10月刊。[江戸]鶴屋喜右衛門板。
【備考】分類「往来物・法制」。
★原装・題簽付き(目録簽欠)・状態良好。
3500円 御成敗式目(文化9年・仙台板)
【判型】大本1冊。縦263粍。
【作者】北条泰時編。
【年代等】文化9年8月再刊。[仙台]池田屋源蔵ほか板。
【備考】分類「往来物・法制」。
★原装・題簽欠・美本。
1200円 〈栄久堂板〉御成敗式目[万世亀鑑御成敗式目](嘉永6年)
【判型】大本1冊。縦257粍。
【作者】北条泰時編。
【年代等】嘉永6年3月再刊。[江戸]山本平吉板。
【備考】分類「往来物・法制」。
★原装・題簽摩滅・並本。
1200円 御成敗式目(弘化2年・内山松陰堂)
【判型】大本1冊。縦262粍。
【作者】北条泰時編。内山松陰堂書。
【年代等】弘化2年4月刊。[江戸]山田佐助板。
【備考】分類「往来物・法制」。
★原装・題簽欠・並本(表紙・本文小虫)。
800円 御成敗式目(嘉永6年)
【判型】大本1冊。縦258粍。
【作者】北条泰時編。
【年代等】嘉永6年1月再刊。[江戸]山本平吉板。
【備考】分類「往来物・法制」。
★原装・題簽欠・並本(表紙・本文一部破損)。
2500円 御成敗式目(享保17年)
【判型】大本1冊。縦267粍。
【作者】北条泰時編。
【年代等】享保17年5月初刊([京都]堀本開板)。江戸中期再刊。[京都]菊屋七郎兵衛板。
【備考】分類「往来物・法制」。
★原装・題簽付き・並本(やや疲れ・やや汚損)。
2700円 〈尊円新板〉御成敗式目(江戸前期)
【判型】大本1冊。縦258粍。
【作者】北条泰時編。
【年代等】江戸前期刊。刊行者不明(山本長兵衛板系統)。
【備考】分類「往来物・法制」。
★原装・題簽付き・状態良好(末尾数丁下角一部破損)。
3000円 御成敗式目(天和2年)
【判型】大本1冊。縦262粍。
【作者】北条泰時編。
【年代等】天和2年8月刊。[京都]秋田屋五郎兵衛板。
【備考】分類「往来物・法制」。
★改装・題簽欠・並本。
8000円 御成敗式目(元禄8年・伊勢屋板)
【判型】大本1冊。縦269粍。
【作者】北条泰時編。
【年代等】元禄8年4月刊。[?]伊勢屋太郎右衛門板。
【備考】分類「往来物・法制」。刊行地は江戸または大坂。
★原装・題簽欠・状態良好。
3700円 御成敗式目(明暦3年・山本板)
【判型】大本1冊。縦263粍。
【作者】北条泰時編。
【年代等】明暦3年1月刊。[京都]山本五兵衛板。
【備考】分類「往来物・法制」。
★原装・題簽欠・並本(疲れ・やや破損)。
3500円 御成敗式目絵抄(正徳3年)
【判型】大本1冊。縦265粍。
【作者】北条泰時編。施注者不明。
【年代等】正徳3年5月刊。[江戸]鱗形屋孫兵衛(林鶴堂)板。
【備考】分類「往来物・法制」。頭書絵抄本。[参考]序に、『御成敗式目』は貞永以来の「生民の法則」であり、人々は「此式法をもつて、身をおさめ家をととのへ国を治め天下をたいらかにする」という見解が述べられ、よって「田野の鄙夫」にも読みやすいように頭書を加え、各条の意を絵に写したものが本書であるという。『式目』本文を大字・付訓で記し、頭書に挿絵と語注を加えた絵入り注釈書。挿絵は原則として各面毎に1図ずつ描かれ総計75図。菱川師宣と並び称される初期の江戸浮世絵師・杉村次兵衛が、挿絵だけではなく200語余りもの語彙を平易に解釈した珍しい作品である。元禄6年板のほか元禄10年に挿絵等を改訂・増補した異板が存在するほか、本書の体裁を巧みに模した正徳3年・鱗形屋孫兵衛板や江戸中期・柏原屋清右衛門板等の諸本がある。
★改装・題簽欠・並本(やや汚損)。
1500円 御成敗式目(江戸中期・西村屋板)
【判型】大本1冊。縦262粍。
【作者】北条泰時編。
【年代等】江戸中期(宝暦頃)刊。[江戸]西村屋与八板。
【備考】分類「往来物・法制」。裏表紙に宝暦の記載あり。
★原装・題簽欠・並本(やや汚損)。
2000円 御成敗式目(江戸前期・本問屋板)
【判型】大本1冊。縦267粍。
【作者】北条泰時編。
【年代等】江戸前期刊。[江戸]本問屋板。
【備考】分類「往来物・法制」。元禄4年の書き入れあり。
★原装・題簽欠・並本(表紙等汚損)。
3500円 御成敗式目(慶安5年)
【判型】大本1冊。縦265粍。
【作者】北条泰時編。
【年代等】慶安5年6月刊。刊行者不明。
【備考】分類「往来物・法制」。
★原装・題簽欠・並本(表紙等やや汚損)。
3200円 〈改正かな附〉御成敗式目(文政11年)
【判型】大本1冊。縦253粍。
【作者】北条泰時編。
【年代等】文政11年11月刊。[大阪]秋田屋市兵衛板。
【備考】分類「往来物・法制」。
★原装・題簽付き・状態良好(やや小虫)。
2500円 御成敗式目(江戸中期・糸屋板)
【判型】大本1冊。縦257粍。
【作者】北条泰時編。
【年代等】江戸中期(明和以降)刊。[大阪]糸屋市兵衛板。
【備考】分類「往来物・法制」。
★原装・題簽欠・状態良好。
5000円 御成敗式目(延宝6年・万屋板)
【判型】大本1冊。縦252粍。
【作者】北条泰時編。
【年代等】延宝6年9月刊。[江戸]万屋庄兵衛板。
【備考】分類「往来物・法制」。
★改装・題簽欠・並本。
4000円 御成敗式目絵抄(元禄10年)
【判型】大本1冊。縦257粍。
【作者】北条泰時編。杉村次兵衛(次平・次信・春信・正高)注・画・跋。
【年代等】元禄10年1月刊。[大阪]和泉屋善兵衛板。
【備考】分類「往来物・法制」。頭書絵抄本。[参考]序に、『御成敗式目』は貞永以来の「生民の法則」であり、人々は「此式法をもつて、身をおさめ家をととのへ国を治め天下をたいらかにする」という見解が述べられ、よって「田野の鄙夫」にも読みやすいように頭書を加え、各条の意を絵に写したものが本書であるという。『式目』本文を大字・付訓で記し、頭書に挿絵と語注を加えた絵入り注釈書。挿絵は原則として各面毎に1図ずつ描かれ総計75図。菱川師宣と並び称される初期の江戸浮世絵師・杉村次兵衛が、挿絵だけではなく200語余りもの語彙を平易に解釈した珍しい作品である。元禄6年板のほか元禄10年に挿絵等を改訂・増補した異板が存在するほか、本書の体裁を巧みに模した正徳3年・鱗形屋孫兵衛板や江戸中期・柏原屋清右衛門板等の諸本がある。
★原装・題簽欠・並本(やや疲れ汚損)。
1500円 御成敗式目(寛文11年)
【判型】大本1冊。縦258粍。
【作者】北条泰時編。
【年代等】寛文11年1月刊。[京都]山森六兵衛板。
【備考】分類「往来物・法制」。
★原装・題簽欠・並本(末尾数丁破損のため特価開始)。
4000円 御成敗式目(寛文5年・山本板)
【判型】大本1冊。縦272粍。
【作者】北条泰時編。
【年代等】寛文5年12月刊。[京都カ]山本九兵衛板。
【備考】分類「往来物・法制」。
★改装・題簽欠・並本。
4000円 〈新刻頭書〉御成敗式目(天明4年)
【判型】大本1冊。縦254粍。
【作者】北条泰時編。
【年代等】天明4年1月刊。江戸後期後印。[江戸]和泉屋市兵衛ほか板。
【備考】分類「往来物・法制」。
★原装・題簽付き・美本。
3500円 〈謬字改正〉御成敗式目(天明7年)
【判型】大本1冊。縦257粍。
【作者】北条泰時編。
【年代等】天明7年再刊。[江戸]西村屋与八板。
【備考】分類「往来物・法制」。
★原装・題簽付き・状態良好。
3000円 御成敗式目抄(江戸前期)
【判型】大本2巻合1冊。縦271粍。
【作者】北条泰時編。
【年代等】江戸前期刊。刊行者不明。
【備考】分類「往来物・法制」。
★原表紙で改装(2巻を1巻に合本)原装・題簽欠・並本(小虫)。
8000円 〈堀氏流水軒〉泰平往来〈国尽・官名〉
【判型】大本1冊。縦254粍。
【作者】堀流水軒(直陳)作・書。
【年代等】正徳4年3月刊。[大阪]吉文字屋市兵衛板。
【備考】分類「往来物」。「泰平往来」「諸国(大日本国尽)」「官名」から成る手本。「泰平往来」は、まず「抑江府年頭之御規式、元日、二日、御一門之御方々、国主、城主之歴々、三献之御祝、其外、諸侯昵近之面々…」と筆を起こして、正月朔日、二日に将軍家一門、各国諸侯以下諸役人、続いて三日に諸大名の子息以下の新年挨拶を始め、五日寛永寺僧侶の挨拶、六日諸国寺社の挨拶、七日「七種之御粽」献上、一一日御具足祝いを始めとする新年儀式のあらましと城中の模様を綴り、君主を「前代未聞の名君」と讚える。後半では、まさに「国家安全、理民長久の瑞相、泰平繁昌」の今日の江戸は、日本諸国のみならず中国・朝鮮・琉球・オランダなど近隣諸外国からも崇敬されることを述べた後、江戸府内、東西南北の地名と繁栄ぶりを紹介する。このように『泰平往来』は、寛文9年刊『江戸往来』に、後の文化2年刊『御江戸名物往来』や『(江戸)繁栄往来』の要素を加味したような地理科往来である。「国尽」は五畿内以下の諸国名、「官名」は「太政官・左大臣・右大臣…」から「…督・佐・尉・志」までの官名・官位を列挙する。
★改装・題簽欠・状態並み・稀書(『国書総目録』で1カ所)。
13000円 〈彩画〉職人部類(複製)
【判型】特大本2巻2冊。縦279粍。
【作者】橘岷江(正敏・玉樹軒・通一居)画・序。
【年代等】明和7年10月自序。明和7年11月、邏沙窟亀求序。明和7年12月、春江亭普成跋・刊。[江戸]沢伊助ほか板。大正5年、国書刊行会複刻。昭和55年複製(臨川書店「近世日本風俗絵本集成」)。
【備考】分類「狂歌・絵画」。彫工:岡本松魚。
★原装・題簽付き・帙入り・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、複製本(定価4万円)が、1万2000円〜1万5700円】。
2000円 御成敗式目(江戸中期・山本板)
【判型】大本1冊。縦264粍。
【作者】伝尊円親王書。
【年代等】江戸中期刊。[江戸]山本九左衛門板。
【備考】分類「往来物・法制」。
★改装・題簽欠・状態良好。
3500円 〈須知〉寺子教訓諸職往来(後印本)
【判型】大本1冊。縦248粍。
【作者】不明。
【年代等】寛政12年刊。江戸後期再刊。刊行者不明。
【備考】分類「往来物」。「諸職往来」「天神教訓状」「船方往来」から成る往来。本文欄を上下二段に分け、上段に「諸職往来」、下段に「天神教訓状」と「船方往来」とを収録する。うち「船方往来」は、元禄16年刊『船由来記』の改題本である。本文を大字・6行・付訓で記し、本文中に挿絵2葉を掲げる。
★改装・題簽欠・状態並み・稀書。
12000円 桂一枝
【判型】大本2巻1冊。縦266粍。
【作者】竹内孝貞(鼎吟・善右衛門)作・序。
【年代等】天保12年11月自序。同年同月刊。[江戸]須原屋源助(芳潤堂)板。
【備考】分類「教育」。上巻に「仁宗皇帝勧学」「白楽天勧学文」「柳屯田勧学文」の略解を掲げ、下巻に忠孝その他の教訓を経典を引きつつ諭す。
★原装・題簽付き・美本。稀書。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、題簽欠の原装本(汚損)が、1万5420円】。
15000円 孔子行状図解[孔聖行状図解]
【判型】大本1冊。縦265粍。
【作者】高田円乗画。
【年代等】寛政元年刊。[江戸]小林新兵衛(嵩山房)板。
【備考】分類「伝記」。
★原装・題簽付き・極美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万8000円(やや傷み)〜6万5000円】。
16000円 筆道稽古早学問(河内屋和助板)
【判型】大本4巻4冊。縦256粍。
【作者】笹山梅庵・寺田正晴原作。。
【年代等】寛政2年頃初刊。江戸後期刊。[大阪]河内屋和助板。
【備考】分類「往来物・書道」。「手習仕用集」「筆道訓」「手習新式目(笹山梅庵寺子制誨之式目)」ほかから成る。『大阪出版書籍目録』によれば、『筆道入木抄(寺子入木鈔)』『初学用文筆道往来』『本朝法帖』『四体千字文国字引』をもとに4巻本に改編したものと記す。第1巻は、享保6年刊『初学用文筆道往来』の序文・前付記事と本文「筆道訓」を中心に採録し、巻末に延享元年以前刊『寺子入木鈔』前付記事の「字形」部分を合綴する。第2巻は、元禄6年刊『手習仕用集』上巻(筆法の条々と「格法七十五字」)と同じ。第3巻は、前半部が『手習仕用集』下巻(「忍返筆法伝授」「消息・詩歌」)で、後半部が元禄8年刊『手習新式目(笹山梅庵寺子制誨之式目)』。第4巻は、前半部が『本朝法帖』(詩歌および「瀟湘八景詩歌」)で、後半部が明和4年頃刊『四体千字文国字引』をそれぞれ収録する。すなわち、笹山梅庵作の元禄6年刊『手習仕用集』に、寺田正晴作『初学用文筆道往来』の一部を増補し、さらに『本朝法帖』と『四体千字文国字引』の2本を合わせて4冊本にしたものが本書である。なお、本書第1巻のみの単行本(題簽の巻の表記を削除)『筆道稽古早学問』も出版されている。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、6万円】。
12000円 〈書法図解〉本朝字府秘伝[本朝字府秘伝鈔(抄)]
【判型】大本6巻3冊。縦256粍。
【作者】前田図南(五友亭)編・跋。如々堂文里序。
【年代等】宝永5年2月、香月牛山(貞庵)序。宝永6年3月刊。[京都]出雲寺和泉掾板。
【備考】分類「書道」。
★原装・題簽付き・状態良好(一部小虫。刷り美)。
12000円 和論語[倭論語]
【判型】大本10巻10冊。縦268粍。
【作者】不明。
【年代等】寛文9年10月初刊。江戸中期後印。[京都]尾張屋勘兵衛板。
【備考】分類「教訓」。1巻序文に続けて17名の編著者の名前を載せ、承久元年から寛永5年まで代々編纂されたように装うが偽書である。伊勢貞丈『安斎随筆』には、編者は近江国雄琴の住人、沢田喜太郎源内であるとする。神代より近世初頭までの諸神・天皇を始め、著名人の人生・社会生活に対する名言の類を抜粋して編集したもの。巻1「神明部」、巻2「人皇并親王部」、巻3・4「公卿部」、巻5・6「武家部」、巻7「貴女部」、巻8-10「釈氏部」となっている。これらの名言は石田梅岩などの心学書に引用され、講席にも利用されて広く行われた(「日本古典文学大辞典」参照)。
★原装・題簽付き・概ね良好(一部小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、後印本10冊揃いが、1万5000円〜2万5000円】。
10000円 山彦冊子[難語考・山響冊子]
【判型】大本3巻3冊。縦258粍。
【作者】橘守部(庭麿)編。
【年代等】天保2年5月序。天保2年11月刊。[江戸]須原屋茂兵衛ほか板。
【備考】分類「辞彙」。初編のみ刊行。上巻「さきくさ」、中巻「花かつみ」、下巻「すがそ(菅曽)」。橘守部は、江戸後期の国学者。伊勢国朝明郡小向村に庄屋飯田長十郎元親の長男として生まれた。初名吉弥。通称元輔。母方の楠氏の縁で「橘」を姓とした。守部は文政9(1826)年以後の号。別号に椎本など。12歳のとき一家破産。16歳で父が死に、一家を引き連れ江戸へ下り、20歳を過ぎて学問に志す。漢学者葛西因是の門を叩いたがやがて離れ、一時清水浜臣に学ぶことがあったらしいが、ほぼ独学で国学を修得した。文化6(1809)年、29歳のとき武蔵国幸手(埼玉県)に移住。庭麻呂と称し、蓬壺と号した。文化9年ごろ土地の人田村清八の娘政子と結婚。幸手では江戸との適度な距離を保ちながら20年間学問に専念、『神風問答』『伊勢物語箋』などの著作をものし、桐生、足利に門人を得た。特に桐生の機業家の門人は江戸進出後の守部の著作出版に経済的援助を惜しまなかった。文政12年、49歳で江戸に再び出て国語学書『山彦冊子』(1831)刊行によって名声を挙げ、以後神学・神典研究、万葉集研究、古典注釈、句格論、語学研究に実績を残した。『稜威道別』などにまとめられた神典研究では当時圧倒的な権威を誇っていた宣長学を批判、宣長の『古事記』推重に対し『日本書紀』推重説を説いた。また「神秘五箇条」を打ち出し、伝説と史実を区分して神典を合理的に解釈しようとした。『長歌撰格』『短歌撰格』『文章撰格』の一連の句格研究では古代の長歌、短歌、文章に一定の句格と構造のあることを説き、これを規範として後代の歌文を非難した。古典注釈では記紀歌謡の注釈『稜威言別』が重要である。江戸向島の長命寺に葬る(朝日日本歴史人物事典)。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、原装3冊本が、9720円(傷み本)〜2万円】。
10000円 〈改正〉職原鈔[職原抄]
【判型】大本2巻2冊。縦268粍。
【作者】北畠親房編。
【年代等】延宝7年2月刊。井筒屋■兵衛板。
【備考】分類「法制・注釈」。享保14年読了を示す書き入れあり。『職原抄』は、常陸国(ひたちのくに)小田(おだ)城(茨城県つくば市小田)籠城(ろうじょう)中の北畠親房(きたばたけちかふさ)が、『神皇正統記(じんのうしょうとうき)』とともに著した官職研究書。2巻。職原鈔(しょう)とも表記する。令制(りょうせい)および令外官(りょうげのかん)について、その職制・起源沿革・補任(ぶにん)・昇進の次第などを詳説。1340年(興国1・暦応3)成立。著作の動機は、後村上(ごむらかみ)天皇の施政の参考に供するためとされるが、東国の豪族たちが親房の説得に対して官職の推挙を求めた事情も、考慮する必要があろう。『群書類従』(官職部)所収(日本大百科全書)。
★原装・題簽付き・概ね良好(一部小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、延宝板2冊揃いが、1万8510円】。
6500円 新撰大和詞[新校大和詞・大和詞口義]
【判型】大本2巻2冊。縦250粍。
【作者】各務支考(渡辺狂・蓮二房・獅子房・東華坊・西華坊)作・序。
【年代等】宝永8年3月、西華坊(支考)序。享保14年1月、獅子坊(支考)序・刊([京都]橘屋治兵衛板)。明治初年後印。[京都]辻本定次郎ほか板。
【備考】分類「誹諧」。上巻「言語之部」、下巻「文句之部」。
★原装・題簽付き・小虫・表紙痛み。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、9000円〜2万7000円】。
7000円 順礼歌要解[西国巡礼歌要解・西国巡礼詠歌奥義鈔]
【判型】大本3巻2冊。縦250粍。
【作者】不明。
【年代等】宝暦5年1月・宝暦11年1月、愍誉知寛序。安永8年3月刊。[大阪]森本太助ほか板。
【備考】分類「歌謡」。
★原装・題簽付き・状態良好(小虫、下巻表紙やや汚れ)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、8000円〜5万8000円】。
2000円 〈御家流・平仮名附〉諸職往来[〈天保新板〉諸職往来](天保頃)
【判型】半紙本1冊。縦215粍。
【作者】寺田正晴作。竜文堂書。
【年代等】天保頃刊。[大阪]文麗堂板。
【備考】分類「往来物」。『諸職往来』は、元禄7年刊『商売往来』に触発されて、それに漏れた語句を中心に綴った往来。冒頭に四民が「国家之至宝」であり、「日用万物調達之本源」であることを述べ、以下、四民の順にそれぞれの本務と心得を列記する。武士は庶民の指導者としての人格と教養、農夫は四季耕作・年貢収納と農事関連知識、工匠は諸職業名と必要な道具名、商人は算用と売買の心得などについて記す。中でも、職人(大工・屋根葺・壁塗・鍛冶・烏帽子折・経師・仏師・宮大工・組糸師・傘張・檜物師・鋳物師・油絞等)に重点を置く。
★原装・題簽付き・並本。
2500円 〈御家流・平仮名附〉諸職往来(河内屋板)
【判型】半紙本1冊。縦216粍。
【作者】寺田正晴作。
【年代等】江戸後期刊。[大阪]河内屋徳兵衛板。
【備考】分類「往来物」。『諸職往来』は、元禄7年刊『商売往来』に触発されて、それに漏れた語句を中心に綴った往来。冒頭に四民が「国家之至宝」であり、「日用万物調達之本源」であることを述べ、以下、四民の順にそれぞれの本務と心得を列記する。武士は庶民の指導者としての人格と教養、農夫は四季耕作・年貢収納と農事関連知識、工匠は諸職業名と必要な道具名、商人は算用と売買の心得などについて記す。中でも、職人(大工・屋根葺・壁塗・鍛冶・烏帽子折・経師・仏師・宮大工・組糸師・傘張・檜物師・鋳物師・油絞等)に重点を置く。
★原装・題簽付き・良好(ややシミ)。
2000円 〈御家手本・平仮名附〉諸職往来[〈四民重宝〉諸職往来]
【判型】半紙本1冊。縦22粍。
【作者】寺田正晴作。山田賞月堂書。
【年代等】江戸後期刊。[大阪]河内屋平七(三木文繍堂)板。
【備考】分類「往来物」。『諸職往来』は、元禄7年刊『商売往来』に触発されて、それに漏れた語句を中心に綴った往来。冒頭に四民が「国家之至宝」であり、「日用万物調達之本源」であることを述べ、以下、四民の順にそれぞれの本務と心得を列記する。武士は庶民の指導者としての人格と教養、農夫は四季耕作・年貢収納と農事関連知識、工匠は諸職業名と必要な道具名、商人は算用と売買の心得などについて記す。中でも、職人(大工・屋根葺・壁塗・鍛冶・烏帽子折・経師・仏師・宮大工・組糸師・傘張・檜物師・鋳物師・油絞等)に重点を置く。
★原装・題簽付き・状態良好。
5000円 造物趣向種[四季造物趣向種](2編上巻)
【判型】半紙本1冊(2編上下2冊の上巻)。縦222粍。
【作者】鬼拉亭力丸作(見返しには「暁晴翁作」とあり)。松川半山画。五風亭十雨序。
【年代等】江戸後期刊。[大阪]岡田群玉堂板。
【備考】分類「諸芸」。
★原装・題簽摩滅・並本(表紙やや痛み)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2編上巻1冊が、2万5000円】。
15000円 〈土佐日記〉舟の直路
【判型】半紙本2巻2冊。縦233粍。
【作者】橘守部(庭麿・池庵・池室)注・序。
【年代等】天保13年1月自序。天保13年1月、石黒千尋跋・刊。明治初年刊。[東京]椎本吟社蔵板。[東京]会通社ほか売出。
【備考】分類「紀行・注釈」。一般読者に理解しやすいように、『土佐日記』本文と注釈をうまく続くように書き下さして、注釈の部分は片仮名を用い線で囲んでいる。注釈文は語釈・文意の他に故実・地理等についても触れ、所々に俗語を交え、なだらかに読み下せるように工夫している。詳細な考証はなく解釈に誤りもあるが、啓蒙書としての創意工夫と『大湊紀行』を閲読している点が注目される(「日本古典文学大辞典」参照)。
★原装・題簽付き・極美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、明治刷りが2万円】。
12000円 長命になるの伝授[長命になる伝授]
【判型】半紙本2巻2冊。縦225粍。
【作者】脇坂義堂作。
【年代等】文化14年4月作・初刊。[京都]吉田新兵衛板。
【備考】分類「心学」。安楽伝授・孝行伝授・夫婦和合伝授・福相伝授・開運出世伝授など数々の伝授本を著してきた翁へ、今度は「長命」の秘訣について尋ねるという設定で、長命を得るための家業出精や孝行などを問答形式で述べた道話。上巻では、裕福で長寿を望む男の相談に対して「朝起や身を働きて灸をすゑ ねふたがらずに家業精出せ」の道歌を引いて早起き・家業出精や「朝起大菩薩」の信心が長命をもたらすことを諭す。続いて、大病に患う老父の長寿を尋ねる孝行息子には、養子栄次郎の実例を引いて、孝心が老父の寿命を伸ばす所以を説く。下巻では、顔立ちは良いが化粧が濃い異相の女の「愛らしい色女のままに長命を得たい」との相談に対し、1粒で10歳若返るという秘薬を誤って服用したため赤ん坊になってしまった寓話などを通じて、彼女が「己を身贔屓する心の迷い」を悟り、天地と等しき長命を得るまでの顛末を述べる。
★原装・題簽付き・良好(一部虫損補修)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、原装題簽付き美本が、8万4000円】。
10000円 親鸞聖人御一生記絵抄[御開山聖人御一生記絵抄]
【判型】半紙本3巻3冊。縦224粍。
【作者】池田東籬亭(菊人・正韶)作。四方春翠(茂苹・翠松園)画。
【年代等】安政6年12月官許・刊。[京都]山城屋佐兵衛ほか板。
【備考】分類「伝記」。
★原装・題簽付き・状態良好(上巻巻頭に書き入れあり)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3冊揃いが、1万円(小虫)〜2万1600円】。
10000円 名義備考
【判型】半紙本4巻4冊。縦231粍。
【作者】村山緯(芝塢・伯継)編・序例。
【年代等】天明6年10月、沢元ト序。天明7年冬、林信徴序。天明7年冬、邨山広跋。天明8年1月刊。[江戸]須原屋伊八ほか板。
【備考】分類「漢学」。
★原装・題簽付き(一部摩滅)・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、明治板が、1万4800円〜1万5000円】。
25000円 初学文章并万躾方(正保4年)
【判型】中本1冊。縦195粍。
【作者】不明。
【年代等】正保4年5月刊。[京都]西村又左衛門板。
【備考】分類「往来物」。寛永6年刊『初学文章抄』の改編版。最古の寛永11年板は、本文を大字・7行・所々付訓で記す(後に消息文以外は割注形式となった)。上巻の「初学文章」と下巻の「万民可嗜躾方(同絵図之事)」からなり、前者は『初学文章抄』3巻本の上・中巻、後者は同下巻に相当するが、異同も少なくない。特に目立つ変化は寛永6年板の中巻第9条「親、師匠、おやかたなとの留守之間によ所(そ)より状之来(きたる)時の事」など『初学文章抄』の中・下巻から合計16カ条を削除、また3カ所で2カ条を合併した結果、合計19カ条の減少となったが、逆に末尾に「くわしをくふべき事」など17カ条に及ぶ食礼を増補したため、最終的に実質89カ条となった。すなわち『初学文章抄』3巻の構成を書札礼とその他礼法の2部構成とし、特に下巻の礼法を「食礼」に重点を置いて大幅に改訂したものが本書である。以後、『初学文章』系の往来物はこの2部構成が主流となり、また、近世後期までに数多く出版された小笠原礼法書の基本スタイルにもなった。正保2年板あたりから絵入本(礼法部分)が登場したほか、内容の一部を削除して小字で綴った簡略版の『〈新板絵入〉初学しつけ方』等が江戸中期以降に出版されている。
★原装・題簽欠・並本(目次半丁汚損)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5万1840円】。
2500円 実語教童子教余師(山田常助・嘉永4年)
【判型】中本1冊。縦182粍。
【作者】山田常助(常介・常典)注。
【年代等】天保15年初刊。嘉永4年1月再刊。[江戸]本屋又助板。
【備考】分類「往来物」。寛文4年刊『〈新板頭書〉実語教・童子教』や天明5年刊『〈註釈絵入〉実語教童子訓』を参照して編んだと思われる注釈書。二教本文を1句ないし5句ずつ掲げ(大字・7行・無訓)、比較的簡単な割注を施したうえ、頭書に同本文の読方(書き下し文)を付す。口絵に弘法大師の図と二教の由来を載せる。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、類書の原装本が、4000円〜1万3650円】。
1500円 〈両点〉商売往来・商売往来講釈
【判型】中本1冊。縦178粍。
【作者】高井蘭山注。
【年代等】明治初年刊。[東京]近藤清太郎板。
【備考】分類「往来物」。
★原装・題簽欠・状態良好。
9000円 英学童子通(初編)[英学童子通初輯]
【判型】中本1冊。縦182粍。
【作者】青木清輔編・序。佐瀬得所書。
【年代等】明治5年3月自序・刊。[東京]和泉屋市兵衛板。
【備考】分類「語学」。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万7280円】。
4000円 〈訓蒙〉窮理図解(初編)
【判型】中本1冊。縦182粍。
【作者】福沢諭吉作。慶應義塾序。
【年代等】慶応4年7月序。明治元年7月初刊。明治6年8月再刻。[東京]慶應義塾蔵板。
【備考】分類「往来物」。英国チャンブル著『博物書』(一八六一年)、同『窮理書』(一八六五年)、英国ボン著『地理書』(一八六二年)、米国コルネル著『地理書』(一八六六年)など多くの英米書を参照して綴った窮理学入門書。凡例に主要引用書目を掲げる。全一〇章からなり、上巻は「温気」「空気」、中巻は「水」「風」「雲・雨」「雹・雪・露・霜・氷」、下巻は「引力」「昼夜」「四季」「日蝕・月蝕」についてそれぞれ図解とともに平易に説く。ただし、「江戸にて朝六時(むつどき)なれば、西方支那(から)の北京にては半時余も後れて暁七半(あけななつはん)前なり」のように、日本人に馴染みやすく書き改めた箇所もある。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3冊揃い本が、3000円(虫損)〜3万9900円】。
6500円 〈絵本〉究理物語[画本究理物語](初編)
【判型】中本1冊。縦181粍。
【作者】東江楼訳。
【年代等】明治5年10月序・刊。[東京]東江楼蔵板。[東京]大黒屋平吉ほか売出。
【備考】分類「往来物」。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、初編・2編合本が、2万5000円】。
6500円 天作人工(1篇)
【判型】中本1冊。縦182粍。
【作者】?城子編。
【年代等】明治初年刊。[東京]近藤圭造蔵板。[東京]雁金屋元吉ほか売出。
【備考】分類「往来物」。
★原装・題簽付き・美本。
10000円 窮理隠語(初編)
【判型】中本2巻2冊。縦181粍。
【作者】清原道彦作・序。猩々暁斎画。高田義甫跋。
【年代等】明治5年2月自序。明治5年跋・刊。[東京]椀屋喜兵衛板。
【備考】分類「往来物」。緒言に「日用物理の浅易なるものに就て問て題を出し、答へて題を破り、小図を加えて上下の2巻にわかつ」とあるように、上巻の各頁に挿絵を伴う問題を掲げ、その解説を下巻に示した窮理学入門書。
★原装・題簽付き・美本。
2500円 〈新撰早割〉二一天作[〈新撰早割・江戸相場〉二一天作](甲府板)
【判型】中本1冊。縦175粍。
【作者】不明。
【年代等】文久元年8月刊。[甲府]井筒屋豊兵衛板。
【備考】分類「和算」。『塵劫記』と『改算記』を折衷した「改算塵劫記」類から特に八算・見一の基本部分だけを抽出して編んだ簡易な算書。書名は算盤の割算九九の冒頭の「二一天作五(旧式珠算で一を二で割った商が五となること)」に由来し、広く日用算術を意味した。巻頭に「継子算の事」「九九のかず」を掲げ、本文に「貸金利を見る事」「絹布代銀割やうの事」「ねずみざんの事」「かけてわれるさんの事」「八算の図」「見一の次第」「普請方の事」、頭書に「入れ子ざん」「油売買の事」「袖はかりわくる事」「田畑間数名の事」「杉なり積俵のかずを知る事」「御蔵前相場わりの事」「銀つかひ早割」「銀相場割の事」など、『塵劫記』のうちの基礎的計算方法を載せる。巻末に「銭相場早見」を掲げる。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、類書が、2060円〜8640円】。
30000円 洋算用法(初編)
【判型】中本1冊。縦181粍。
【作者】柳河春三(楊江・暾・春蔭・旭)作・序。桂知春(国幹)序。川口E(君濯)跋。
【年代等】安政4年9月刊。[江戸]大和屋喜兵衛板。
【備考】分類「数学」。西洋算法を初めて翻訳した名著。幕末の代表的な洋算入門書の一つで、和算を払拭した純然たる洋算書。冒頭「総説(総括)」に西洋算術の特色と日本の点竄術の共通性などに言及してその意義を述べ、以下、「数字の符号」「九九合数表」「広九九表」「相加(よせざん)法」「相減(ひきざん)法」「因乗(かけざん)法」「帰除(わりざん)法」「三率比例法、并雑題七十則」の八章と付録「加減乗除(さしひきかけわり)比例互用率表」について解説する。基本語彙については随時オランダ語を紹介し、整数・小数とその表記、四則算の基礎と数学記号、西洋度量衡との換算や比例計算等のあらましを説く。具体的な例題を伴わない抽象的説明が基本であり、本格的な洋算入門書の先駆として注目される。なお、本書の二編は、柳河春三校閲のもと鷲尾卓意によって文久2年に編まれ、明治3年に出版された。ちなみに、初編の広告文には「初編は数字・九九の次第を始とし、三率比例までを出せり。2編は面積・軽重の積方、開平・開立の二法をあらはし、続て、町間の遠近、海路の方角、日月の躔度を測るの法に至るまで、国字を以て記し…」と紹介する。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5万4000円〜12万円】。
2000円 〈早割〉算法記(1枚刷)
【判型】一枚刷3枚+書袋1枚。縦169粍(袋)・142粍(本文)。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。刊行者不明。
【備考】分類「和算」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、円】。
4000円 日用算法歌(一枚刷)
【判型】一枚刷。縦327粍×横439粍。
【作者】深沢数政作。大田南畝(蜀山人)序。
【年代等】文化2年3月刊。[江戸か]深沢数政蔵板か。
【備考】分類「和算」。一枚刷(両面刷)。諸職・商売に必要な日用数学の簡単な例題を掲げ、その解法を和歌で示したもの。「穀類売買之事」「万利延算乃事」「桶箱ニ入桝の事」「材木板類算の事」「俵杉H算の事」「諸色配分算ノ事」「川除御普請算の事」「六角三角定法の事」「地形算の事」「米売買并取替算」「木綿布売買算」「入子なべ算」の各計算法と「割かけ位の事」「算数詞の事」の記事を収録する。例えば、米一斗三升入り一俵一六匁の場合、一両でどの程度になるかという問いに対して、「六二四と定法おいて一俵の、代にてわればさうばをぞ知」の和歌を掲げる
★原装・状態並み(一部破損)・稀書。
6000円 〈増補百術〉早道算用集[増補早道算用集]
【判型】横本3巻1冊。縦128粍。
【作者】豊島寿計斎(之辰)作。宇野貴信編。
【年代等】寛政9年4月刊。[江戸]近江屋新八・須原屋茂兵衛板。
【備考】分類「和算」。
★原装・題簽付き・状態良好。
2000円 女孝経[新刻大字分句女孝経](唐本・清板)
【判型】中本1冊。縦181粍。
【作者】不明。
【年代等】光緒29年(明治36年)刊。[清]集新堂板。
【備考】分類「往来物」。
★原装・題簽付き・状態良好。
35000円 女才学教草[教草女大学]
【判型】中本1冊。縦178粍。
【作者】婦好亭作。
【年代等】江戸後期刊。刊行者不明。
【備考】分類「艶本」。享保元年刊『女大学宝箱』の本文「女大学」をもじった艶本。
★原装・題簽付き・美本・稀書(『国書総目録』未記載)。
2000円 〈今様〉吉原たん歌(上巻)(複製)
【判型】中本1冊(上下2巻のうち上巻のみ)。縦188粍。
【作者】鳥居清経(餅十)画。
【年代等】安永5年刊本の複製。昭和4年刊。
【備考】分類「黄表紙」。稀書複製会6期。全5丁。
★原装・題簽付き・小虫。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2冊揃いが、6000円】。
8000円 他力念仏丸能書并いろは歌
【判型】中本1冊。縦182粍。
【作者】知応作・序。
【年代等】安政6年冬刊。[京都]丁子屋九郎右衛門(西村空華堂)板。
【備考】分類「仏教・教訓」。後半に「〈他力安心〉いろはうた」を合綴する。
★原装・題簽付き・極美本・稀書(『国書総目録』で1カ所)。
4500円 道歌心の姿見[道歌心農姿見]
【判型】中本1冊。縦190粍。
【作者】三五園月麿(月丸)編・序。
【年代等】嘉永2年2月自序・刊。明治期後印。[京都]貝葉書院板。
【備考】分類「教訓・和歌」。
★原装・題簽付き・状態良好・稀書。
5500円 〈教訓〉心之姿見[〈幼童教訓〉心の姿見]
【判型】中本2編1冊。縦170粍。
【作者】不明。
【年代等】天保2年春作・刊。刊行者不明。
【備考】分類「心学・教訓」。閻魔大王が子供を教諭する寓話等を載せた絵入り小冊子の心学書。前篇は万物の霊たる人間も学ばなければ鳥獣以下となることから説き始め、親の育児の苦労と養育の高恩、孝行の仕方、親不孝となる悪行(穴市・喧嘩口論・怪我過ち)と小悪の慎みなどを諭し、「人に隠す事」「人に言われぬ事」などは大抵悪いことであり、人に隠しても己の本心には隠すことはできないとする。下篇は静謐(せいひつ)の御代の余沢によって地獄も暇になったため、閻魔大王がこの世に出没するようになったことを述べ、ある乳母が賽の河原にいる子供の回向のため閻魔大王に打撒(うちまき)(散米)をする話から始まる。閻魔大王は、主人の米で我が子の未来を助けるのは罪深い愚行と戒め、大津から京都へ鰻を売り歩く男の話をし始める。商売ながら殺生の罪深さを感じた男は一荷から一匹ずつ鰻を川へ放生する。ある晩、助けられた鰻が男の夢枕に立ち、放生の功徳は大きい反面、その鰻が主人のものである以上、男の行為は盗みであり、将来、地獄の責めを受けること、それを償うために放生した鰻の代金を主人に払うことを諭し、夢から覚めた男がその通り実行して真の慈悲者となったという。このような説話を展開しながら、善悪を正しく区別すること、嘘や隠すことは直に明らかになること、「外面似菩薩(げめんじぼさつ)、内心如夜叉(ないしんにょやしゃ)」の教訓から本心や明徳、道に迷うこと、本心を知ることなどを説き、最後に孔子の言葉や『明心宝鑑』の語を引いて一日一善の実践を促す。
★原装・題簽付き・美本・稀書(『国書総目録』に1カ所)。
5000円 哇節用集[はうた節用集・はうた用文章]
【判型】中本2編合1冊。縦172粍。
【作者】金竜山人(梅暮里・萩原乙彦)編・序。国政画。佐久丸(光盛舎作丸)画。
【年代等】安政4年1月序・刊。刊行者不明。
【備考】分類「歌謡」。歌謡関係のパロディ本。『どゝいつ葉唄節用集(哇節用集)初編』と同内容。
★原装、題簽付き、状態良好(2編末尾数丁欠(21丁以下欠))。稀書。
4500円 増補大和言葉
【判型】小本1冊。縦154粍。
【作者】不明。
【年代等】延宝9年1月刊。[京都]永原屋(中村)孫兵衛板。
【備考】分類「語彙」。第62丁欠。
★原装・題簽欠・状態並み(巻首・巻末やや汚損・1丁欠)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、類本が8000円〜1万2000円】。
10000円 狂歌初心抄
【判型】中本1冊。縦184粍。
【作者】唐衣橘洲(酔竹庵)編・序。酒月米人序。
【年代等】寛政2年2月序・刊。[江戸]蔦屋重三郎板。
【備考】分類「狂歌」。初心者のための狂歌作法書で、跋に蔦屋重三郎の懇請によって執筆されたとある。狂歌といえども「本歌の本道によらざれば、落首の泥塗に落」ちるという見解から、『八雲御抄』『愚問賢注』『細川幽斎聞書』などの歌学書・歌論書を引いて和歌につて語り、転じて狂歌の場合を述べるという形をとる(「日本古典文学大辞典」参照)。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万6200円】。
3000円 精養要略
【判型】中本1冊。縦196粍。
【作者】元玄堂作・序。
【年代等】天保10年刊。刊行者不明。
【備考】分類「医学」。「治療と養生の道」「病人看病人の心得」の2章に分けて説き、その間に、疱瘡・驚風・労症・乱心・癩病・唖聾・癲癇・中風・脹満・痢病・反胃・眼病などの疾病別の心得にも触れる。
★原装・題簽付き・状態並み(一部汚損)。稀書(『国書総目録』で1カ所)。
5500円 〈万宝珍術〉日用秘密蔵
【判型】小本1冊。縦157粍。
【作者】醍醐陳人作。
【年代等】文化3年初刊。江戸後期再刊。[名古屋]永楽屋東四郎ほか板。
【備考】分類「家事」。工術門・料理門・救病門・女用門・雑術門に分けて生活上の種々の秘訣や工夫を諭した生活百科。
★原装・題簽付き・状態良好(数カ所小虫)。稀書。
4000円 職原抄支流
【判型】小本5巻合1冊。縦156粍。
【作者】不明。
【年代等】天和3年10月初刊。江戸中期後印。刊行者不明。
【備考】分類「法制・注釈」。
★原装・題簽付き(やや摩滅)・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3200円(落丁本)〜3万240円】。
2500円 千町のぬき穂
【判型】中本1冊。縦178粍。
【作者】竹村茂雄(平右衛門・茂枝・穂向屋(ホムキノヤ)翁)作・跋。
【年代等】天保12年秋自跋・刊。[江戸]穂向屋(著者)蔵板。[江戸]英大助(万笈堂)売出。
【備考】分類「語学」。詠歌題・枕詞・仮字同格・詞三枝・てにおは(弖尓袁波)・文詞に分けて記す。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、円】。
3000円 助語審象
【判型】中本1冊。縦181粍。
【作者】三宅橘園(邦)編(口授)。釈海定・三上惇・宮永寅筆録。
【年代等】文化13年12月、三上惇序。文化14年11月刊。[名古屋]永楽屋東四郎ほか板。[京都]菱屋孫兵衛売出。
【備考】分類「語学」。助字・助語の重要性とその用法について記した語学書。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3冊揃いが、3500円〜1万5000円】。
5500円 地方大概集(1集上帙)
【判型】中本5冊(上帙総目録・1〜4巻)。縦188粍。
【作者】加藤高文編。
【年代等】文久4年作。明治4年6月、脇阪安斐(竜野藩知事)序。明治5年1月刊。[大阪]河内屋平七ほか板。
【備考】分類「経済」。本書は全2集18巻18冊(第1集上帙=総目録・1〜4巻5冊/第1集下帙=5〜9巻5冊/第2集上帙=1〜4巻4冊/第2集下帙=5〜8巻4冊)
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、第1集10冊揃いが、1万6200円〜2万円】。
8500円 滑稽発句類題集(全2編)
【判型】中本2編6巻6冊。縦183粍。
【作者】初編:金太楼(伊東蘭洲)編・序。2編:松鱸(素行堂)編。双枕亭花笠外史校・序。西川信春画。
【年代等】初編:文化14年序。文化14年8月刊。2編:天保2年10月刊。[大阪]梅薫楼蔵板。[大阪]河内屋茂兵衛ほか売出。
【備考】分類「川柳・雑俳」。『俳風柳多留』から佳句を抜粋した川柳風狂句集。初編は、四季・恋・人物・生類・天地・遊芸・雑に分け、更に類別に分類、随所に画賛風に句を掲げ自画を挿んで娯楽読物に仕立てた(「日本古典文学大辞典」参照)。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、6冊揃いが、1万〜2万円】。
6000円 大和歌詞[大和言葉]
【判型】小本2巻合1冊+端本(下巻)1冊。縦157粍。
【作者】やみのすけ序。
【年代等】延宝9年8月刊。江戸中期後印。[京都]菱屋治兵衛板。端本は刊行者不明。
【備考】分類「語彙」。
★原装・題簽欠・虫損補修・並本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、8万円〜8万5000】。
3000円 〈重宝〉吉方撰[〈諸家日用〉重宝吉方撰]
【判型】中本1冊。縦177粍。
【作者】太平館作。
【年代等】江戸後期刊。[?]釜藤板。
【備考】分類「占卜」。伊勢参宮、旅立ち、婚礼、夫婦交合等の吉凶について記す。
★原装・色刷り表紙・状態良好・稀書(『国書総目録』未記載)。
2000円 〈長生法附録〉救急法[長生法附録]
【判型】中本1冊。縦185粍。
【作者】不明。
【年代等】明治初年刊。刊行者不明。
【備考】分類「医学」。「救急療法(キュウビョウスクイカタ)并貯薬用法(ヨウイグスリモチイカタ)」「眩暈・卒倒(メマイ・タチグラミ)」「消化不良并に飲留(ムネノツカエ)」「下利(痢)」「便秘」「嘔吐」「腹痛」「霍乱」「中食(ショクアタリ)」「感冒」「瘧病(オコリ)」「蛔蟲」「截傷」「打撲」「火傷」「咬傷」「重病中の失神」について記した小冊子。
★原装・刷り表紙・柿渋あり・並本。
4500円 明治英名百首
【判型】中本1冊。縦184粍。
【作者】谷俊三編。駿男序。鮮斎永濯画。
【年代等】明治18年初刊。明治25年2月求板。[東京]奥村金次郎(藍外堂)板。
【備考】分類「百人一首」。三条実美公〜島津久光公までの幕末〜明治初年の著名人の名歌集。異種百人一首。
★原装・題簽欠・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4万9370円】。
2000円 道楽寺阿房陀羅経
【判型】中本1冊。縦179粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]吉田屋小吉板。
【備考】分類「歌謡」。
★原装・刷り表紙・表紙とも4丁・状態良好。
500円 五体いろは
【判型】中本1冊。縦185粍。
【作者】大吉熊吉(岩田村)書。
【年代等】安政2年1月書。
【備考】分類「往来物」。
★原装・状態良好。
1500円 枕山楼詩話
【判型】中本1冊。縦147粍。
【作者】陳元輔(昌其)作。横関剛(天籟)編・校・跋。
【年代等】明治14年9月、亀谷行(省軒)序。明治14年12月刊。[大阪]北尾禹三郎蔵板。[東京]石川治兵衛ほか売出。
【備考】分類「漢詩」。
★原装・題簽付き・状態良好。
3500円 〈詠始〉柳の露
【判型】中本1冊。縦163粍。
【作者】空々庵主人作。
【年代等】江戸後期刊。[作州(美作)]不思議庵蔵板。
【備考】分類「雑俳」。催主=空々連。彫工=竹寿堂。
★原装・題簽欠・本文色刷り・余白部小虫・稀書。
8000円 東海木曽両道中懐宝図鑑(天明6年)
【判型】小本1冊。縦157粍。
【作者】不明。
【年代等】明和2年初刊。天明5年7月増補。天明6年1月再刊。[江戸]須原屋茂兵衛板。
【備考】分類「地誌」。
★原装・題簽摩滅・表紙やや汚損・本文良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、天明板が、2万円〜7万1400円】。
6000円 源氏新釈惣考[源氏物語新釈惣考(総考)]
【判型】中本1冊。縦182粍。
【作者】賀茂真淵注。石津亮澄校。
【年代等】文化13年1月作。文化13年12月刊。[大阪]奈良屋長兵衛ほか板。
【備考】分類「物語・注釈」。巻末識語に「賀茂翁『源氏物語新釈惣考』一巻稿本、橋本稲彦がつたへたる本を、文字の誤などをたゞしあらためてかき清め畢ぬ。ときに文化十三年春三月、浪華、石津亮澄」とある。本書は『源氏物語新釈』(54巻・別記1巻・惣考1巻)の一部で、『源氏物語』の作品・作者にわたる総説。文化13年に石津亮澄の校訂で単独に刊行(「日本古典文学大辞典」参照)。
★原装・題簽付き・数丁小虫補修・概ね良好。
2000円 〈弘化新版〉男女一代八卦
【判型】中本1冊。縦175粍。
【作者】不明。
【年代等】弘化年間刊。[江戸]藤岡屋慶次郎板。
【備考】分類「占卜」。
★原装・題簽付き・並本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、類書が、2000〜1万6200円】。
2000円 〈民家重宝〉家内安全福寿相
【判型】中本1冊。縦173粍。
【作者】豊年舎編・序。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]森屋治郎兵衛板。
【備考】分類「相法・占卜」。『国書総目録』によれば嘉永3年初刊。
★原装・色刷り表紙(やや汚損)・並本。
2500円 疎漏庵詩集[疎漏?詩集]
【判型】小本3巻1冊。縦154粍。
【作者】疎漏庵(閑々外史)作。佳咏編。猪鹿斎校。玉浦女豊画。閑々坊顕・林淡斎跋。
【年代等】文化6年、猪鹿斎序。文化6年6月刊。[尾道(玉浦タマノウラ)]猪鹿斎(三成屋忠次郎)蔵板。[大阪]播磨屋新兵衛売出。
【備考】分類「漢詩」。
★原装・題簽欠・虫損補修・稀書。
3500円 本朝人物百咏[本朝人物百詠]
【判型】小本2巻1冊。縦150粍。
【作者】荒井堯民(?行ヨウコウ・晴湖)作・序。
【年代等】安政2年1月自序。安政2年3月、柳橋老人(加藤善斎カ)序・刊。[?]頤正堂蔵板。
【備考】分類「漢詩」。
★原装・題簽付き・美本・稀書。
2500円 男女一代八卦
【判型】中本1冊。縦184粍。
【作者】栄松斎書。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]森屋治兵衛板。
【備考】分類「占卜」。表紙外カバーに「天保十三年」と「弘化二歳」の書き入れあり。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、原装の類書が、2500円〜1万6200円】。
3500円 〈新板絵入〉三世相小鑑[三世相小かゞ見](寛政頃・仙台板)
【判型】中本1冊。縦175粍。
【作者】不明。
【年代等】寛政頃刊。[仙台]伊勢屋半右衛門板。
【備考】分類「占卜」。「寛政九年」の書き入れあり。
★原装・題簽付き・美本。
3500円 万暦大雑書
【判型】中本1冊。縦185粍。
【作者】不明。
【年代等】弘化4年4月刊。[江戸]藤岡屋慶次郎板。
【備考】分類「占卜・暦」。
★原装・題簽付き・美本。
2500円 〈再販〉三世相小鑑[改正三世相小鑑]
【判型】中本1冊。縦181粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]山口屋藤兵衛板。
【備考】分類「占卜」。
★原装・題簽付き・美本。
8000円 〈清明秘鈔〉夢判事
【判型】中本1冊。縦179粍。
【作者】藤村秀賀(鶴亭)作・序。楳斎芳春画。
【年代等】文久2年2月脱稿。文久2年7月刊。[江戸]山口屋藤兵衛(錦耕堂)板。
【備考】分類「占卜」。
★原装・題簽付き・美本・稀書。
6500円 夢合延寿袋絵鈔[夢合延寿大成]
【判型】中本1冊。縦175粍。
【作者】不明。
【年代等】慶応2年補刻。[江戸]菊屋幸三郎板。
【備考】分類「占卜」。
★原装・題簽付き・本文色刷り・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5000円〜6800円】。
20000円 〈新板〉三世相小鑑[三世相小かゞ見]
【判型】中本2巻1冊。縦198粍。
【作者】不明。
【年代等】寛文12年5月刊。刊行者不明。
【備考】分類「占卜」。「三世相小鑑」の最古本。
★原装・題簽付き・美本・極稀書。
3500円 辻談義〈并ニ粉引歌〉[闡提老翁辻談議(センダイロウオウ-)・白隠和尚辻談義・主心お婆々粉引歌]
【判型】中本1冊。縦183粍。
【作者】白隠和尚(白隠慧鶴)作。
【年代等】明和7年夏、東嶺序。明和8年10月刊。[名古屋]万屋東平(慶雲堂)板。
【備考】分類「臨済」。
★改装・題簽欠・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、明和板が、3600円〜1万9440円】。
6500円 訳名字類
【判型】横本1冊。縦110粍。
【作者】加納中(柴中)作。
【年代等】慶応2年10月刊。[?]滝原蔵板。
【備考】分類「砲術」。
★原装・題簽付き・美本・稀書。
3500円 中臣祓松風鈔[中臣祓松風抄]
【判型】中本1冊。縦178粍。
【作者】青木長弘作。
【年代等】享保5年初刊。寛政4年3月刊。[京都]蓍屋儀兵衛ほか板。
【備考】分類「神道」。
★原装・題簽欠・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、寛政板が、1万2000円】。
15000円 花柳事情
【判型】中本3巻3冊(取合本)。縦181粍。
【作者】酔多道士(田島象二)作・画。
【年代等】明治13年12月作。明治13年11月、総生寛跋・刊。刊行者不明。
【備考】分類「随筆」。
★原装・題簽付き・美本(中巻は入れ本で並本)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3冊揃いが、2万5000円〜4万8600円】。
3000円 〈頭書大全〉世界国尽(複製)
【判型】半紙本6巻6冊。縦233粍。
【作者】福沢諭吉作・序。
【年代等】明治2年8月自序・刊。[東京]慶応義塾蔵板。岡田屋嘉七売出。1968年、日本近代文学館複製(名著複刻全集)。
【備考】分類「往来物」。「児童婦女子ノ輩ヲシテ世界ノ形勢ヲ鮮セシメ、其知識ノ端緒ヲ開キ、以テ天下幸福ノ基ヲ立ン」ために編んだ世界地理入門書。凡例によれば、米英で出版された数種の地理・歴史書類に取材し、通俗書として翻訳したものという。一の巻「発端」「亜細亜洲(同頭書図入)」、二の巻「亜非利加洲(同頭書図入)」、三の巻「欧羅巴洲(同頭書図入)」、四の巻「北亜米利加洲(同頭書図入)」、五の巻「南亜米利加洲(同頭書図入)」および「大洋洲(同頭書図入)」、六の巻附録「地理学の総論」「天文の地学」「自然の地学」「人間の地学」に分けて、地理・政治・経済・産業・歴史・風俗など世界各国の実情を簡潔にまとめて紹介する。本文を行書・大字・五行・付訓で記し、外国地名・人名の漢字表記には暗誦の便を図る工夫もなされている。各巻に色刷りの折込地図(東西半球図と各洲図)を綴じ込むほか、頭書に関連記事や挿絵を豊富に盛り込む。また、巻の六附録(楷書・やや小字・九行・付訓)では、「地理学(じようがらひい)」の字義や地理学の柱である「天文の地理(あすとろのみかる・じようがらひい)」「自然の地学(ひしかる・じようがらひい)」「人間の地学(ぽりちかる・じようがらひい)」の大意について略述する。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、複製が、3000円〜6000円】。
4500円 皇朝仮名史略(仮名史略)
【判型】半紙本2編4巻4冊(上編・中編*下編は未刊)。縦227粍。
【作者】邨松良粛作・序。百木太撫画。
【年代等】上編:明治6年6月、多杵女序。明治6年7月自序・刊。中編:明治6年11月刊。[静岡]浪花屋市蔵(文林堂)板。
【備考】分類「往来物」。広告によれば半紙本五巻六冊(巻之三以降は未刊か)。巻之三以降は未見だが、目録によれば、巻之一は神代から後三条帝まで、巻之二は白河帝から後鳥羽帝まで、巻之三は土御門帝から後醍醐帝まで、巻之四は光明帝から御柏原帝まで、巻之五ノ上は御奈良帝から後陽成帝まで、巻之五ノ下は後陽成帝から今上帝(明治天皇)までの皇統の歴史を綴る。「天地(あめつち)の、開闢(ひらけ)しはじめなりいづる、国常立(くにとこたち)の尊(みこと)より、いや継々(つぎつぎ)に天神(あまつかみ)、七代(ななよ)とかぞへ地神(くにつかみ)…」で始まる七五調の文章を大字・五行・付訓で記す。頭書に、歴代天皇の諱や当代の主要事件や関連の挿絵を掲げる。また、巻之一巻頭に色刷り口絵「日本武尊之像」「藤原鎌足公之像」、また「歴代天皇尊系図」「歴代遷都地名」「歴代年号改元索引」「五畿八道(郡名)」「皇国称号(日本地図)」「開闢略記」を載せる。
★原装・題簽付き・状態良好・口絵色刷・稀書。
5000円 助字詳解
【判型】半紙本3巻3冊。縦225粍。
【作者】皆川淇園(愿・有斐斎)作。中川恪慎卿(允・君猷)校。
【年代等】文化8年8月、能登戸部知底(空斎)序。文化11年初刊。江戸後期後印。刊行者不明。
【備考】分類「語学」。著者が文化4年に没した後、子息の君猷が門人と校訂して刊行。内容は、漢字の助字(助詞・助動詞・副詞・接続詞として使われるもの)「矣」「也」「焉」など100字たらずを、淇園の学、開物の法によって、多くの例証を掲げて詳しく説明する。早くから助字を研究してきた作者が、それまでの個別研究を総合して一書になしたもの(「日本古典文学大辞典」参照)。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、明治板3冊揃いが、3000円〜7560円】。
15000円 七薬新書[〈有独〉七薬新書]
【判型】半紙本2巻2冊。縦225粍。
【作者】(米国)有独氏原作。横井信之訳述・序。
【年代等】明治6年7月自序。明治6年11月刊。[大阪]浅井吉兵衛(竜章堂)板。
【備考】分類「薬物」。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2万1000円】。
4000円 〈三則〉説教原義(1・2編)
【判型】半紙本2編2冊(3編欠)。縦225粍。
【作者】総生寛作。平田登圃書。
【年代等】明治6年刊。[東京]椀屋喜兵衛(万笈閣)板。
【備考】分類「教訓」。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3編揃いが、4万8600円。端本1冊が、7000円〜8020円】。
12000円 家内用心集
【判型】半紙本3巻3冊。縦228粍。
【作者】頓宮笑月(咲月・寂照軒・忠(仲)左衛門・正則)作・序。柳枝軒(茨城多左衛門)跋。
【年代等】享保14年11月跋。享保15年1月刊。[京都]茨城多左衛門板。
【備考】分類「教訓」。家内の和合・不和も、家業の出精・懈怠も、世間交際の善し悪しも、貧富によらない満足も、全て心の用い方次第であることから、家族や店員のために平易ですぐに読める箇条別の心得として綴った教訓書。単に精神面だけでなく、実務的なノウハウに関わる内容も含み、上巻表紙見返しには、農工商の三家が常に座右の書として家業の暇に熟読することを薦める。店主を始め家内一統・老若男女の基本心得を簡潔に説いたもので、子弟教育に関する記事は「子弟に教へ用心」のみだが、他の条々にも子育てに通じる理念や背景が窺える。
★原装題簽付き(下巻題簽1/2)・美本・色刷り模様表紙。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万2000〜1万5000円】。
5000円 〈虚字〉訳文須知[訳文須知前集・虚字部]
【判型】半紙本5巻合1冊。縦225粍。
【作者】松本愚山(慎)作(解詁)。
【年代等】文化4年春、三河外山(成周)序。文化5年閏6月刊。[京都]西村吉兵衛ほか板。
【備考】分類「語学」。
★改装合冊・題簽欠・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万800円〜2万6250円】。
3500円 〈習字読本〉訓蒙物名尽[世界物名尽]
【判型】半紙本1冊。縦226粍。
【作者】青木東江作・序。片桐霞峯書。
【年代等】明治6年8月序・刊。[東京]東生亀次郎板。
【備考】分類「往来物」。文明開化の目覚ましい変化の中で日常生活に登場した新語を中心に集めた往来。世界五大洲や日本と同盟関係にある諸列強名、世界に名高い国産品、海外からの貿易船の種類や輸入品の数々、日本にやってくる外国人の国籍や職業などの語彙を集める。本文を大字・四行・付訓で記す。なお、「前編」の記載があり、本文末に、本書に洩れた舶来品の名称を「二編」に掲げるとの記述があるが未刊か。
★原装・題簽付き・美本。
7500円 女用都名所往来[女用都名所](江戸後期)
【判型】半紙本1冊。縦223粍。
【作者】不明。
【年代等】文化12年初刊。江戸後期再刊。[京都]蓍屋嘉助ほか板。
【備考】分類「往来物」。「抑這(この)平安城は人皇五十代桓武天皇、延暦年中、長岡の都より遷都あり、四神相応の霊地にして、殊さら聖君の御恵みひろく…」と筆を起こし、京都の沿革や其の地の尊いことを述べ、洛中・洛外の神社・仏閣を主とする名所の数々を列挙した往来。四季風物や故事に因んだ形容句を多く用いた、ほぼ七五調の仮名文で綴る。宝永4年刊『わかみどり』(上巻)などを改編したものであろう。巻頭に京都の由来や女子読書図・散策図を掲げ、頭書に「京町づくし」「大日本国尽」「はつ春の歌」「七夕の歌」「通用字尽」「女相性名頭」「夢の善悪を知る事」「有卦無卦の事」「十二月和名」「九九の声」「日本二十二社」等の記事を掲げる。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、文化12年板が、4万3200円】。
2500円 絵本清水の池(上巻)
【判型】半紙本3巻中の上巻1冊。縦222粍。
【作者】西川祐信画。中村三近子(絅錦斎)校・序。
【年代等】享保16年冬序。享保19年1月刊。[京都]菊屋喜兵衛板。
【備考】分類「往来物」。彫工=石原半兵衛。全99首の教訓歌を収めた絵本で、最明寺殿(北条時頼)の作と伝えるが、近世の後人によって編まれたものであろう。同類の往来が数種存し、諸本により異同があるが、本書では「能人にむつびてあしきことあらじ、麻の中なる蓬みるにも」の1首を冒頭に掲げ、「善人にむつびてもまた心なり、麻の中なるあさを見るにも」で終わる99首を掲げ、それぞれ教訓歌毎に挿絵と注釈を付す。教訓歌は五倫にまつわる種々の心得や処世訓を詠み込んだもので、さらに『論語』等の漢籍や『実語教・童子教』から引用して教訓歌の趣旨を平易に説く。なお、本書の和歌を抄録した往来に、江戸後期刊『最明寺教訓百首』がある。
★原装・題簽欠・状態並み。
5000円 英学楷梯(洋学楷梯)
【判型】半紙本1冊。縦215粍。
【作者】松岡啓(好問堂)作・序。
【年代等】明治4年8月自序・刊。[京都]著者蔵板。小川金助売出。
【備考】分類「往来物・外国語」。
★原装・題簽付き(一部摩滅)・並本(ややシミ)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、「英学楷梯(階梯)」の原装題簽付きが1万8000円〜2万5710円】。
18000円 切断要法
【判型】半紙本1冊。縦224粍。
【作者】田代一徳(太楽・基徳)訳述。田代徳(子栄*中津藩医・松川修山の子)編。
【年代等】慶応4年2月刊。田代家(柳々亭)蔵板。
【備考】分類「医学」。手足や指の切断などの外科手術について、米国・愚魯周(グロス)『外科全書(麻薬編)』(1866)、別児那爾度(ベルナルド)『外科手術(手術編)』、林華児篤(リンハルト)『外科新論』等から抄出・邦訳したもの。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3万2400円】。
2500円 〈野々部至遊増註〉増註信施論
【判型】半紙本1冊。縦230粍。
【作者】瑞芳面山(永福和尚)作。野々部至遊(徳宗・和南)編・注・跋。
【年代等】明治14年冬、濤聴水(対雲)序。明治14年10月、野々部至遊跋。明治14年12月刊。[愛知]三浦兼助板。
【備考】分類「仏教」。彫工=佐藤永二郎。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、8100円】。
3000円 勇猛凱の音
【判型】半紙本1冊。縦213粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸中期刊。刊行者不明。
【備考】分類「絵本」。題簽に「下」と書き込まれているが、もともと「全」と印刷されているように、本書は完本である。
★原装・題簽付き・美本・全4丁・稀書(『国書総目録』になし)。
3000円 〈増補絵抄〉和字功過自知録(寛政12年)
【判型】半紙本1冊。縦228粍。
【作者】作者不明。安田棟隆序。源無(黙翁)校・跋。
【年代等】安永4年9月、安田棟隆序。寛政12年1月、沙門源無跋。寛政12年9月初刊。[大阪]増田源兵衛ほか板。
【備考】分類「教訓」。刊記に「安永5年初刊」の旨を記すが、これは絵抄本以前の和刻本の初刊年代で、絵抄本は寛政12年が初刊。
★原装・題簽付き・小虫。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5400円〜1万5000円】。
5000円 視実等象儀詳説
【判型】半紙本2巻1冊。縦234粍。
【作者】佐田介石(等象斎)編・序。
【年代等】明治13年2月刊記。明治13年3月自序・刊。[東京]編者蔵板。[足利]石田彦吉ほか売出。
【備考】分類「暦・天文」。仏教天文地理論書。万年時計以外の田中久重作の和時計としては、 嘉永3年(1850年)に完成した須弥山儀しゅみせんぎが有名だが、 もうひとつ須弥山儀と同様に浄土真宗本願寺派の宗教家・佐田介石が地球儀に対抗して天動説を説くために考案し、 製作を田中久重に依頼した視実等象儀しじつとうしょうぎはあまり知られていない。視実等象儀は、地上からの見かけの宇宙と、実際の宇宙の関係を示すために作られた天象儀の一つで、 現物は、国立科学博物館に寄託されて、現在も陳列されている。 須弥山儀の現存七台、佐田介石の考案の視実等象儀は幕末伏見の戦いで類焼したが 科博のこれと市立熊本博物館の計二台現存しているといわれる。佐田介石は天台宗の僧侶で、明治初期に梵歴運動や国産愛用外貨排斥運動に邁進し、 明治15年に全国遊説中に倒れた。 この引札は、介石の没後にその業績を顕彰する目的で出版されたものであり、 内容は、彼の考案した視実等象儀と新須弥説の視実等象論の図解説明書である。視実等象儀の内部機巧は田中久重が作り、明治10年の上野公園で開かれた第一回内国勧業博覧会に 介石、 自らこの装置を持ち込んで、デモンストレーションを行っている。天道地静論によって介石は須弥山の存在までも鮮明にし得るとし、 いずれも西洋天文説は人力の目撃しうる範囲に留まるが仏説は天眼により宇宙の深奥まで明確に出来るとした。 所詮単なる経験を法則化したまでで今の知識では不可解なものである。 この理論を模型で示そうとしたのが視実等象儀である (TIMEKEEPER kodokei.com 参照)。
★原装・題簽付き・極美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4000円(汚損)〜2万8000円】。
3000円 世益新聞第4号附録[星学疑問]
【判型】半紙本1冊。縦227粍。
【作者】佐田介石(等象斎)編・序。
【年代等】明治7年12月自序・刊。[東京]山口屋佐七蔵板。[大阪]伊丹屋善兵衛ほか売出。
【備考】分類「天文」。「世益新聞」第4号附録「外国一等天文師ニ疑問スルノ事」。「世益新聞」は、文明開化の時勢に欧米文化一辺倒の傾向に対して警鐘を鳴らした国家主義的論調の新聞。
★原装・刷り表紙・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、「世益新聞」1-4号が8万6400円、3・4号2冊が1万8360円。7号附録2冊が1万6200円】。
3500円 尚古亨斎画譜[亨斎画譜](2編)
【判型】半紙本1冊。縦225粍。
【作者】中島元久(亨斎)画。
【年代等】明治14年9月作。明治14年12月刊。[横浜]池田孝吉蔵板。[東京]高梨弥三郎売出。
【備考】分類「絵画」。
★原装・題簽欠・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、上下2冊揃いで、1万5000円〜3万7800円】。
8000円 豊穂集[狂歌豊穂集]
【判型】半紙本1冊。縦230粍。
【作者】千種庵諸持(勝田諸持モロモチ)編。
【年代等】天保6年作。江戸後期刊。刊行者不明。
【備考】分類「狂歌」。初刊年代は『国書総目録』による。
★改装・題簽欠・並本(やや小虫)・稀書。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、11万円〜12万円】。
12000円 訳文筌蹄[訳筌](初編)
【判型】半紙本7巻(首巻+6巻)6冊。縦228粍。
【作者】荻生徂徠(物茂卿)作(口授)。吉田孤山(有隣・聖黙ショウモク)編(筆受)。
【年代等】宝永8年作。正徳5年1月刊。江戸後期後印。[京都]沢田吉左衛門板。
【備考】分類「語学」。閑と静、動と揺など、訓読すると同じ読みとなる漢字をまとめて掲げて、本来の漢語としての意味の差異を説明した辞書。収録された文字数は1675字。本書の最初の形は、徂徠がまだ朱子学を奉じていた20代終りの頃の口授を門人が筆録した大部な稿本であった。約20年後にそのうちの半虚字(形容詞)と虚字(動詞)の部分を抜き出して説明や用例を詳しくし、巻頭に新たに「題言十則」を置いて刊行したのが本書である。同訓の漢字の意味の差異を細かく説明する点、文献を博捜して用例を豊富に挙げてある点で、江戸時代の漢和辞書のうち極めてすぐれたものである。巻頭の「題言十則」は、従来の訓読が漢文の読解の方法としていかに不十分であるかを詳細に論じ、それに代る「訳文」の方法を提唱した文章で、徂徠の言語論をうかがうに足りる。なお、寛政8年刊『訳文筌蹄後編』3巻3冊は、浪華の竹里散人が、もとの稿本写本から、初編に漏れた文字250字ほどについて説明や用例を増補し、さらに新たに500字ほどについて説明や用例を増補し、さらに新たに500字ほどを追加したもので、徂徠の著述とは言い難い。さらに、もとの稿本の巻頭の総論的な部分と初編に漏れた助字の部分とをまとめた『訓訳示蒙』が元文2年に徂徠の門流に無断で刊行された(「日本古典文学大辞典」参照)。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万円〜2万7000円】。
7000円 〈八宗起原〉釈迦実録(八宗起原釈迦実録)
【判型】半紙本5巻5冊。縦226粍。
【作者】鈴亭谷峨編。橋本玉蘭画。
【年代等】明治16年6月刊。[名古屋]梶田勘助板。
【備考】分類「読本」。
★原装・題簽付き・美本(4巻1丁落丁補コピー)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5冊原装本が7560円〜5万9650円】。
9000円 ?狗傷考[叢桂亭随筆之一]
【判型】大本1冊。縦254粍。
【作者】原南陽(昌克・子柔・玄?)作。
【年代等】安永10年2月、埼允明(淡園)序。天明3年冬、立原萬(翠軒)序。寛政8年再刻(叢桂亭蔵板)。文政3年3月、深川水田荘(王荘・子敬)跋・再刊。[江戸]英平吉郎(万笈堂)板。
【備考】分類「医学」。病犬に噛まれた時の薬方・灸法・民間に伝わる禁忌などを述べた書。後半の附録で、毒蛇・毒虫・鼡に噛まれた時の治療法にも言及(病犬に?まれた時の薬方・灸法・刺法薬忌治験等、また、附録に毒蛇・諸虫毒鼡咬等の即妙の方法を挙げ救急回生術書)。安永8年再刊『〈東藻会彙〉地名箋』の広告に「?狗傷考、南陽原先生著、全一冊、病犬ニ噛タル薬方、灸法、刺法、禁忌、治験ニ至ル迄、其術ヲ著ス。附スルニ毒蛇・諸虫・毒鼠咬等ノ即妙ノ方法ヲ挙グ。救急回生ノ珍書ナリ」と紹介されている。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万2000円〜3万2400円】。
5000円 花鳥往来〈並書札詩歌〉
【判型】大本1冊。縦259粍。
【作者】長雄耕文(数楽耕文・富利)書。
【年代等】宝暦13年4月書(数楽耕文跋)・刊。[江戸]吉文字屋次郎兵衛(春秋堂)板。
【備考】分類「往来物」。「鳳暦之御慶千祥万悦、猶更申弘候畢…」で始まる新年祈祷連歌の案内状から歳暮祝儀状まで、年中行事や季節にちなんだ消息文一二通を大字・三行・無訓で綴った長雄流の陰刻手本。末尾に、贈り物をする手紙や参府祝儀の礼状、祈祷札拝受の礼状の三通と詩歌四編を掲げる。
★原装・題簽付き・状態良好・稀書。
3000円 〈見聞〉独歩行(二篇)[見聞独歩行後編]
【判型】大本1冊。縦258粍。
【作者】洛外逸民(大円)作・序。
【年代等】安永9年4月刊。[京都]吉田平兵衛ほか板。
【備考】分類「仏教・教訓」。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2500〜5250円】。
2500円 仏界一覧抄[仏界一覧鈔]
【判型】大本1冊。縦260粍。
【作者】日輝作。
【年代等】嘉永元年10月刊。[金沢]立像寺蔵板。[江戸]小川吉平施印。
【備考】分類「日蓮」。「霊峯院崇雲日詣信士」7回忌の追善出版(施本)。
★原装・題簽付き・状態良好(表紙やや傷み)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2500円〜5000円】。
4500円 閑聖漫録(初板)
【判型】大本1冊。縦257粍。
【作者】会沢安(正志・恒)作。
【年代等】文久3年冬、石河幹脩跋。文久3年11月刊。[水戸]須原屋安治郎ほか板。
【備考】分類「随筆」。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3800円〜1万6200円】。
3500円 保建大記
【判型】大本2巻1冊。縦248粍。
【作者】栗山潜鋒(長沢成信シゲノブ・栗山愿スナオ)作・序。
【年代等】元禄2年6月自序。正徳2年秋、三宅緝明(ツグアキ・観瀾カンラン)序。正徳6年1月刊。[京都]茨城多左衛門板。
【備考】分類「雑史」。江戸時代前期に水戸藩の朱子学者、栗山潜鋒が著した史書。尊王論の重要な書。1689年成立。全2巻で、1123年から1192年までを記述し、皇室が衰微し、武家が興隆したのは、皇室の不徳の結果と、当時の上皇や天皇を激しく非難した。尊王論なのに、過去の上皇や天皇を名指しで非難するとは表面的には奇妙である。しかし、皇室が不徳だったから武家に権力が移った、と強調することにより、徳川幕府が日本を支配することを皆が当然と思っていた時代に、本来は天皇がこの国を統治するべきであるという思想を密かに広めた。また幕府体制の中で、武家が権力を持つのは不当だと公然と述べれば、厳罰に処せられるのは当然なので、この本当の主旨を隠したと考えられている。その後この思想が展開して、皇室が徳を有すれば幕府から権力を取り戻すべきだという、幕末の尊王倒幕論の基礎となった(Wikipediaより)。
★原装・題簽付き・状態良好(表紙ほか数カ所小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、正徳板が、3800円〜2万5000円】。
5000円 明治新撰泉譜(1・2集)
【判型】大本2冊(全3集のうちの第1・2集)。縦240粍。
【作者】成島柳北(松菊花)編。
【年代等】第1集:明治13年夏、塚本明毅(寧海)序。明治13年4月、松菊荘主人序。明治15年4月版権免許・刊。[東京]成島柳北蔵板。鬼頭久吉ほか売出。第2集:明治17年2月、松菊荘例言。明治17年10月、信夫粲アキラ(恕軒)序。明治18年4月刊。[東京]成島俊三郎蔵板。鷲田信詮ほか売出。
【備考】分類「貨幣」。第1集定価50銭、2集定価45銭。彫工=木邨嘉平。
★原装・題簽付き・美本(第1集表紙やや汚れ)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3冊揃いが、1万5800円、1・2集2冊が6500円】。
5500円 仁説三書
【判型】大本3巻付録2巻2冊。縦257粍。
【作者】大田錦城(元貞・才佐サイスケ)作。
【年代等】文政3年6月、董斎(須天文進)序。文政4年5月、源半千序。文政4年6月、出井元凱(悌三)跋・刊。[?]多稼軒蔵板。
【備考】分類「漢学」。「洙泗仁説」「一貫明義」「仁説要義」各1巻および附録2巻から成る。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、小虫本が6000円】。
6500円 保建大記打聞
【判型】大本3巻3冊。縦260粍。
【作者】谷重遠(秦山)注。
【年代等】享保5年1月、茨城方道(柳枝軒)跋・刊。[京都]茨城方道(柳枝軒)板。
【備考】分類「雑史・注釈」。『保建大記』の注釈書。『保建大記』は、江戸前期の儒者栗山潜鋒の著。2巻。1688年(元禄1)18歳のとき、後西天皇の皇子尚仁親王のために著したものであるが、水戸藩出仕後、広く一般の読者を対象として推敲を重ね完成。保元の乱(1156)から源頼朝の征夷大将軍就任(1192)までの政治の変遷を論じた史書。君臣の名分・道義を主題とし、為政者の道徳を政治の要諦とみて史論を展開、格調高い名文で長く読者に感銘を与えた(コトバンク)。
★原装・題簽付き(3巻欠)・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3巻揃いが、6500円(虫損)円〜2万1600円】。
13000円 雲萍雑志[柳里恭先生随筆]
【判型】大本4巻4冊。縦258粍。
【作者】作者不明(柳沢淇園(里恭)仮託)。鶴谷栄次郎校。
【年代等】寛政8年秋、木村孔恭(木村蒹葭堂)序。天保13年12月官許。天保14年5月刻成・刊。[江戸]和泉屋金右衛門(玉巌堂)ほか板。
【備考】分類「随筆」。本書の版下はすべて山崎美成の手に成り、恐らく美成が何人かの著述に淇園の名を仮託し、当時の随筆流行の気運に乗じて刊行したものと推定される。全160余条に及ぶ本文は、近世儒教思想下に生きた原著者の学識と深い人生経験の上に到達した思念があふれており、興趣に富む豊かな例話と平明暢達な文体によって、一般に親しみやすい均整のとれた思想随筆となっている。初版以来数度版を重ねていることから、本書は幕末転換期の社会に広く読まれたことが知られる(「日本古典文学大辞典」参照)。
★原装・題簽付き・状態良好(4巻余白部数丁小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4巻揃いが1万5000円〜3万2400円】。
18000円 閑窓瑣談(〈晩進魯筆〉閑窓瑣談)
【判型】大本4巻4冊。縦264粍。
【作者】為永春水(佐々木貞高・鷦鷯貞高・教訓亭)作・序。柳煙舎ほか画。檪斎主人(阿部喜任)序。
【年代等】天保12年序・刊。明治初年再刊。[東京]寛裕舎板。
【備考】分類「随筆」。
★原装、題簽付き、状態概ね良好(3・4巻に数丁小虫)。 【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4万8000〜7万円】。
6000円 歴代明君要覧
【判型】大本3巻3冊。縦260粍。
【作者】黒岩寿(ヒサシ・慈庵)編。
【年代等】貞享3年7月、崔山野節序。寛政2年5月刊。[京都]天王寺屋市郎兵衛ほか板。
【備考】分類「外国史」。元禄2年刊『歴代君臣要略』の改編・改題本。
★原装・題簽付き・美本。
18000円 三才因縁弁疑(前後編)
【判型】大本2編6巻6冊。縦249・252粍。
【作者】村上俊清作・序。
【年代等】前編:享保11年8月作・自序・刊。[大阪]北田清左衛門板。後編:享保13年4月自序・初刊。江戸後期後印。[大阪]伊丹屋善兵衛ほか板。
【備考】分類「雑記」。天・地・人の「三才」に関する現象・事象等の原理や原因等について初学者向けに解説したもの。前編では、上巻に「太極」「陰陽」「五行」「日月」「星辰」「雲」「虹」「雨」など21項、中巻に「地獄・極楽の因縁」「仏」「神」「潮のさし引」「梅雨穴」「釜の鳴る因縁」「竜の昇る因縁」「聖人の篇」など17項、下巻に「算術の因縁」「幽霊は必ずあるべき因縁」「化けもの」「狐つき」「占いはあはで叶はぬ因縁」「人相」など8項、後編では、上巻に「天狗の沙汰」「人魂」「迷ひの火、并に姥が火」「竜燈の因縁」「魚の水にすむ因縁」「鳥の虚(ソラ)を飛ぶ因縁」「磁石の鉄を吸ふ因縁」など9項、中巻に「花の咲く因縁」「秋花の返り咲きをする因縁」「紅葉の因縁」「雲の因縁」「雲のみね」「天の鳴る因縁」「大地の鳴る因縁」など10項、下巻に「人、灸をすへて病を防ぐ因縁」「火は燃へて上へ昇り、水は流れて下へ降る因縁」「燈の闇を照らす因縁」「火は石より出るか鉄(カネ)より出るかといふ論」など9項を収録。
★原装・題簽付き・前編は刷りは良好だが小虫、後編は美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、前後6冊揃いが、5万4000円〜6万5000円】。
18000円 〈中古正説・碎玉話〉続武将感状記[中古正説砕玉話]
【判型】大本10巻10冊。縦259粍。
【作者】栗原信充(柳庵・充・孫之丞)編・序。
【年代等】天保14年9月自序。天保15年8月刊。[江戸]英文蔵(青雲堂)板。
【備考】分類「雑史」。
★原装・題簽付き・極美本・稀書。
8000円 扶桑皇統記図会(前編)
【判型】大本5巻6冊。縦253粍。
【作者】好華堂(山田野亭)作・序。柳斎重春(烽山)画。
【年代等】嘉永2年10月自序・刊。[大阪]河内屋茂兵衛板。
【備考】分類「読本」。
★原装・題簽付き・状態良好(1巻一部虫損補修)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、前編6冊が1万円】。
3000円 〈鶴金新梓〉庭訓往来倭文鑑(茶色表紙)
【判型】大本1冊。縦253粍。
【作者】不明。
【年代等】文化10年初刊([江戸]鶴屋金助原板)。天保6年4月再刊。[江戸]山口屋藤兵衛(錦耕堂)板。
【備考】分類「往来物」。初刊年代は見返しによる(題簽には「文化十一甲戌年発兌」とある。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、痛み本が4320円】。
2000円 〈新板〉庭訓往来(堀本板)
【判型】大本1冊。縦252粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸中期刊。[京都]堀本板。
【備考】分類「往来物」。
★原装・題簽付き・状態良好(表紙やや傷み)。
2000円 庭訓往来絵抄
【判型】大本1冊。縦258粍。
【作者】内山松陰堂書。
【年代等】天保2年9月刊。[江戸]西村屋与八ほか板。
【備考】分類「往来物」。頭書絵抄本。
★原装・題簽欠・状態良好。
3500円 〈新刻改正〉庭訓往来諺解(山崎美成注)
【判型】大本1冊。縦259粍。
【作者】山崎美成(久作)注・序。
【年代等】嘉永5年6月自序。嘉永5年7月刊。[江戸]和泉屋市兵衛板。
【備考】分類「往来物」。『庭訓往来』の注釈書。施註の体裁・特徴は天保5年刊『庭訓往来具注鈔』とほぼ同様で、『庭訓』各状を数段に分けて大字・8行・無訓で記し、段毎に割注(末尾に「文意」を置く)を掲げ、さらに頭書に本文読方(小字・付訓の書き下し本文)を掲げる。ただし、頭書を1段に改め、さらに188葉の挿絵を載せる。また、巻頭に「玄慧法印之像」および略伝等、巻末に「士農工商図」を掲げる。
★原装・題簽付き(やや摩滅)・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3000円〜8640円】。
2000円 菊寿庭訓往来絵抄解
【判型】大本1冊。縦258粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]和泉屋市兵衛板。
【備考】分類「往来物」。
★原装・題簽付き(一部摩滅)・並本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、7610円〜12000円】。
2000円 宝珠庭訓往来如意文庫
【判型】大本1冊。縦263粍。
【作者】不明。
【年代等】天明6年1月刊。[江戸]蔦屋重三郎(耕書堂)板。
【備考】分類「往来物」。書名は表紙の書き入れによる。頭書絵入り本。
★改装・題簽欠・状態良好。
2000円 庭訓往来万歳蔵
【判型】大本1冊。縦255粍。
【作者】内山松陰堂書。歌川直政(一容斎)画(口絵)。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]森屋治兵衛板。
【備考】分類「往来物」。
★原装・題簽付き・良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4500円〜5400円】。
1500円 〈御家〉庭訓往来(西川竜章堂)
【判型】大本1冊。縦255粍。
【作者】西川竜章堂書。
【年代等】文政4年5月刊。[京都]伏見屋半三郎ほか板。
【備考】分類「往来物」。
★原装・題簽欠・表紙痛み補修・並本。
5000円 〈書翰〉千金壺
【判型】大本3巻1冊。縦274粍。
【作者】三山保(祐軒・命伸)作・序。
【年代等】貞享5年秋序・刊。[京都]勧道軒、[大阪]村上清三郎、[江戸]村上源兵衛板。
【備考】分類「往来物」。書簡用語(上・中巻)および日用語(下巻)を集めた往来。まず、「一筆致啓上候」「未獲御意」「出会申候」「御出待入候」「忙敷」「幾度」などの書簡用語(語句)をイロハ順に行草書・大字で掲げて縦の界線で仕切り、割注風に楷書・小字でそれぞれの同義語を列挙したり、簡単な注解を施す。また下巻では、「人倫類」「天文類」「地理類」「節序類」「居所類」「器用類」「飲食類」「樹木類」「百花類」「諸果類」「禽獣類」「走獣類」「昆蟲類」の13類毎に主要語彙を大字で、その異称などを小字で掲げ、さらに巻末に往復書簡の基本形を解説した「具書式」を付す。
★原装・題簽摩滅・表紙疲れ・痛み・本文は概ね良好。稀書。【参考価格(初出品時の相場です):某古書店で、原装本が8万円以上】。
2500円 〈百家通用〉文章自在
【判型】大本1冊。縦272粍。
【作者】月斎峨眉丸(沼田月斎・益・峨眉山人・烏文斎)書。
【年代等】文化4年4月刊。。[江戸]鶴屋金助ほか板。
【備考】分類「往来物」。消息例文・証文類文例(「証文案詞」)・詩歌集(「詩歌・常可習字形」)の3部から成る用文章。巻頭目録が独特のスタイルで、3段組の中段を目録とし、その上段に「入木和歌書法大概」「書札之法」「詠草之法」、下段に「短冊之法」「懐紙之法」といった書札礼関連の記事を掲げる。本文の中心となる消息例文は「雲閣文章」から「入院(じゅいん)祝之文」までの44通で、いずれも大字・5行・付訓で記す。前半の約2分の1が五節句・四季の手紙、他は通過儀礼など生涯の祝儀に伴う書状などである。このうち冒頭の2通(雲上体・同返簡)は、古往来『十二月往来』からの引用。また、「妻から旅先の夫への手紙」1通は女子消息文。続く「証文案詞」には「店請状」から「御関所手形」までの15通をやや大字・8行・所々付訓で記し、さらに巻末「詩歌・常可習字形」に七夕詩歌六首と基本字形を掲げる。
★原装・題簽付き・状態良好(表紙やや汚損)・稀書。
1500円 サ山書札法帖
【判型】大本1冊。収録順に縦273・271粍。
【作者】サ山竜池(大平山人)書。
【年代等】安永7年5月書・刊。[江戸]山崎金兵衛板。
【備考】分類「往来物」。新年祝儀披露状以下、武家用向け書状一一通を綴ったサ山流の陰刻手本。即位儀式御用拝命状、献上品披露状など公用文を主とする。本文を大字・2行・無訓で記す。また、末尾に『和漢朗詠集』からの詩歌6編を付す。
★原装・題簽1/2存・並本(小虫)。
2500円 サ山消息
【判型】大本1冊。縦271粍。
【作者】サ山竜池(大平山人)書。
【年代等】明和8年9月刊。[江戸]雁金屋義助板。
【備考】分類「往来物」。「鳳春之慶事千里同風申籠候」で始まる新年祝儀状から慶事引出物礼状までの22通と、読書しながら古人を偲ぶ一文を大字・4行・無訓で記したサ山流手本。菖蒲・杜若の時節の招待状や祇園祭の様子を伝える手紙など、四季の挨拶・贈答・行事に関する手紙が主である。準漢文体書簡ながら書止に「かしく」を用いた例文が少なくない。
★原装・題簽摩滅・並本(表紙やや汚損)。
3000円 万体用文章 (横本)
【判型】横本1冊。縦165粍。
【作者】山田賞月堂作・書。
【年代等】安政3年7月序。安政4年初刊。[江戸]井上氏蔵板。[江戸]山城屋佐兵衛ほか売出。
【備考】分類「往来物」。従来の用文章が「変化自在ならしむるの書」ではないことから、上中下の替え文章(○は上、×は中、▲は下)を付して多彩な表現ができるように試みた用文章。「四季之部(上・下)」「見舞之部」「祝儀之部」「頼事之部」「雑用之部」「商家之部」の六部に分け、「年始祝儀状」から「為替取組状・同略返事」までの二一八通を収録する。本文を大字・六行・付訓で記す。各行の左側に替え文章(上中下の類句)や替え言葉(類語)を細字で注記する(本文が中輩向きであれば、上輩向けと下輩向けを注記)。巻末には「年中時候之詞」「〈真草〉偏冠旁構字尽」「十二月異名」「片仮名伊呂波」「願成就日・不成就日」「十干十二支」を掲げる。
★原装・題簽欠・小虫。稀書。
3000円 〈御家〉通用文章大成[〈御家〉通用文章・〈御家〉通用文抄]
【判型】大本1冊。縦249粍。
【作者】橘正敬書。
【年代等】文化13年8月書。天保14年以前刊。[江戸]山田屋佐助(文会堂)板。
【備考】分類「往来物」。前半3分の2に準漢文体書簡、後半3分の1に和文体書簡を収録した用文章。前者は、「年始祝之文」から「歳暮祝の文」までの往復文および「奉書躰二章」の合計48通で、四季時候・吉凶事を主とする。後者は、「初はるの文」から「結納祝ひの文」までの往復文および「ちらし形二章」の合計22通で、五節句や四季を主題とする。前者を大字・4行・付訓、後者を大字・6行・付訓で記す。巻末に詩歌各1首と「店請状之事」など19通の証文文例を集めた「新撰手形証文大全」を掲げる。小泉本に付す天保14年の刊記は明らかに他の往来物の流用で、初刊は文化13年頃で、見返しの「文会堂」が初板本の板元であろう。
★原装・題簽付き・状態並み(やや汚損)・稀書。
3000円 〈万家通用〉無雙用文章大成
【判型】大本1冊。縦250粍。
【作者】山田賞月堂(東作)作・書。
【年代等】安政4年閏5月書。文久4年2月刊。[大阪]秋田屋市兵衛(宝文堂)板。
【備考】分類「往来物」。消息文の表現のバリエーションを重視して、いわゆる「替え文章」「替え言葉」を多く載せた大部な用文章。「年始祝儀上」から「為替金取組状・同返事」までの八八文例を収録する。ただし、例えば冒頭「年始祝儀状」の場合、まず大字で「上輩之文」を掲げ、次に半丁10行の小字で「中輩之文」「下輩之文」「進物之文」「披露状の文」の4通を掲げるように、例文毎に替え文章をいくつか用意しており、これらを含めると550通を超す。また、文例の見出しには書簡作法等も適宜注記しており、まさに案文には事欠かない「無雙用文章(ナラビナキヨウブンシヤウ)」(序文)である。前半に四季折々の手紙を掲げ、続いて災害時の見舞状や日常の雑事に関する書状、商人用文なども多い。本文を大字・5行・付訓で記す。巻末に「文章用語高下之事(端書・返事端書・安否・書止・沓冠字の高下)」や「年中時候之詞」を掲げるが、後者では、時候の言葉は「其としの寒暖により、或は節入の遅速、或は国により、或は暴暑・暴冷等」により「用捨して前後を顧て用ゆべき」であると行き届いた注記も見える。
★原装・題簽付き(やや摩滅)・状態良好(表紙等やや傷み)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、8000円】。
3500円 〈文章書替〉新編書札指南(宝暦板)
【判型】大本1冊。縦258粍。
【作者】長友松軒(玄海堂)書。高垣秀武(玄海堂門人)跋。
【年代等】宝暦13年5月跋。宝暦13年10月刊。[大阪]大野木市兵衛板。
【備考】分類「往来物」。「十二月章」「雑用章」「賀章」の3部から成る用文章。「十二月章」部は「年始に遣状」から「歳暮に遣状・同返事」までの四季折々の手紙26通、「雑用章」は「未逢方え遣状」から「法事に遣状・同返事」までの諸事に関する手紙34通、「賀章」部は「婚礼に遣す状」から「預馳走候礼状」までの生涯の佳節に伴う祝儀状25通で、合計85通を収録。本文を大字・5行・所々付訓で記す。頭書には例文の言い替え表現(上中下の尊卑別も示す)のほか、「大坂独案内」「文章連歌」「西三条殿逍遙院御作源氏文字久佐里」「問屋往来」「洛陽文章」「隅田川詣」「東山泉涌寺八景」「武州修学十二景」「住吉八景」「諸職家名尽」など特色ある往来を載せる。このうち「問屋往来」は最古の例(単行刊本では最も早い明和3年刊『問屋往来』とは別内容)で、本書からの抄録と思われる単行本『〈商家〉問屋往来』が安永8年に刊行された。巻末に、士農工商別の用語集「武具字尽」「農具字尽」「雑工字尽」「雑商字尽」を付す。なお、本書の柱に「再板用文章指南」とあるため、初刊年代はさらに遡ると思われるが未詳。あるいは元禄2年刊『〈新編〉用文章指南(新編用文章指南)』を意識しての命名か。なお、本書初板本の扉題『新編書札指南』は、弘化3年板(『〈文章書替〉書札指南大全』)では扉題の左右二文字が削除され、『書札』となった。また、本書の増補版に明和6年刊『連玉用文筆法蔵』、江戸後期刊『連玉用文章大成』がある。
★原装・題簽付き・状態良好。
2500円 万徳用文章翰墨林[芳翰用文章梅花林](文政13年)
【判型】大本1冊。縦256粍。
【作者】栄松斎書。
【年代等】天明4年初刊。文政13年9月再刻。[江戸]森屋治兵衛板。
【備考】分類「往来物」。「年始に遣状」から「元服悦状・同返事」までの34通を収録した用文章。四季・五節句に伴なう書状や、花見礼状、参宮悦状・書物借遣状・安否見廻之状・火事見廻状・悔之状などから成る。本文を大字・5行・付訓で記す。前付に「菅原道真略伝」、また頭書に「平生嗜草」「倭音五十字」「祝言取者小謡尽」「大日本国名物尽」「手形証文尽」などを掲げる。
★原装・題簽欠・並本(小虫・疲れ)。
4000円 福寿用文翰墨蔵[〈書法式要・字尽改正〉寿福用文翰墨蔵]
【判型】大本1冊。縦264粍。
【作者】寺田正晴(寺田与右衛門・大津屋与右衛門・絮柳・文煕堂)作。高田千蔵(直昌)書。
【年代等】享保19年刊(享保20年本出)。[大阪]寺田与右衛門ほか板。
【備考】分類「往来物」。『諸職往来』の作者として知られる寺田正晴が編んだ用文章。ほぼ6行程度の短文の消息例文43通(新年祝儀状から歳暮祝儀状まで)を収録。季節の手紙の間に日常の諸事にわたる手紙を挟んで配列し、例文相互の間に「当用字」と題して関連語を掲げるのが特徴。例文の主題は、四季・五節句や季節の行事(桜狩り、暑気払いの船見物、虫の音を聞く散策、日待ち、春日若宮祭等)、武家(西国勤務に対する拝領品の礼状、参勤交代に伴う武具等調達の依頼状)、町人(帳上書の祝儀、藪入の祝宴、諸品の注文・受注、荷物入港の通知、開店に伴う手紙等)、諸用件(借用状、招待状その他)に関するもので、いずれも大字・4行・付訓で記す。巻首・頭書に「和朝額の始」「漢土額の始」「亭主方心得の事」「客人心得の事」「大学詠歌(三綱領・八条目の教訓歌)」「銘作祝言状(享保12年刊『古今銘物往来』と同内容)」「手形証文案文」「日用吉凶占考図」「燈火を見て吉凶知事」「時行疫病除符謂」「救急妙薬秘法」「生花図解」「言語世話字尽」を載せるほか、巻末に「文通用字」や碁・将棋・双六に関する記事を掲げる。なお、原題簽には「寿福用文…」とあり、柱には「福寿用文」と記す。
★原装・題簽欠・状態良好。稀書。
1000円 実語教・童子教(天保12年・浅倉屋板)
【判型】大本1冊。縦257粍。
【作者】不明。
【年代等】天保12年3月刊。[江戸]浅倉屋久兵衛(文渕堂)板。
【備考】分類「往来物」。頭書「二十四孝絵抄」。
★改装・題簽欠・状態良好。
2500円 実語教童子教証註
【判型】大本1冊。縦258粍。
【作者】振鷺亭貞居(猪狩貞居・与兵衛・魚米庵・浜町亭)注・序。浜専輔跋。
【年代等】文化13年初刊。天保10年11月再刊。[江戸]和泉屋金右衛門板。
【備考】分類「往来物」。寛文10年刊『実語教諺解・童子教諺解』を基本にしつつ、振鷺亭独自の注を加味した注釈書。仏教的説話を減じて経書による説明を増補するなど仏教色を弱め、漢文の引用部を読み下し文にするなど、児童の理解を配慮した編集になっている。二教本文(五言一句)を2-6句ずつ大字・8行・無訓で掲げて詳しい割注を施し、頭書に本文読方(書き下し文)を小字・付訓で掲げる。本書の編集形式や施注内容は、天保13年刊『実語教童子教具註抄』(山崎美成注)や天保14年刊『実語教童子教余師』(渓斎英泉注)に引き継がれたほか、天保10年刊『実語教註解』にも影響を与えたように、本書は『諺解』系統では江戸後期に最も普及した注釈書である。なお、振鷺亭は戯作物執筆のかたわら手習い師匠を勤めており、実際の二教の講義内容をまとめて本書を編んだ経緯を跋文に記す。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3500円(題簽欠)〜5000円】。
2000円 謹身往来(嘉永4年・菊屋板)
【判型】大本1冊。縦256粍。
【作者】佐藤史鼎書。
【年代等】嘉永4年3月書・刊。[江戸]菊屋幸三郎(金幸堂)板。
【備考】分類「往来物」。主として江戸町人のために日常語や生活心得全般を綴った往来。準漢文体の文章で、まず「抑教之有増者、人々心得可有事、先以、四海波静治、目出度御代、日夜朝暮三綱五常之道行、国民安寧、五穀富饒之御政不浅…」と国家泰平を謳歌する文言から書き始め、町人子弟の心得(学業・行状・悪行)、公序良俗、江戸の名所・名物、家庭医療、衣類、工芸品、宗教、諸職・諸商人(諸商品)、家財等にいたる用語・知識を列挙し、最後に、善悪を弁えて煩悩や瞋恚を去り、倹約・算勘・柔和・忍辱・忠義・孝行・勤勉に生きるべきことを諭す。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1000円〜8240円】。
3000円 〈初学必用〉万宝古状揃大全(天保板)
【判型】大本1冊。縦253粍。
【作者】不明。
【年代等】宝暦7年2月改正。文化12年11月再刻。天保12年5月三刻。[京都]菊屋七郎兵衛ほか板。
【備考】分類「往来物」。
★原装・題簽付き(摩滅)・表紙やや汚損・本文良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、12000円〜69940円】。
3000円 〈天保新刻〉増益古状揃広智海(天保14年板)
【判型】大本1冊。縦255粍。
【作者】不明。
【年代等】天保11年求板。天保14年再刊。[江戸]内田弥兵衛板。
【備考】分類「往来物」。
★原装・題簽付き・状態良好(表紙やや汚損)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、8640円〜10800円】。
2500円 〈頭書講釈〉金鶴古状揃
【判型】大本1冊。縦254粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。刊行者不明。
【備考】分類「往来物」。角書に「頭書講釈」とあるが、本文の注釈はなく、古状単編や和算・証文類等の記事を収める。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3000円〜13000円】。
3000円 宝便古状揃大成(万延元年)
【判型】大本1冊。縦254粍。
【作者】不明。
【年代等】文化11年3月再刻。嘉永4年5月再刻。天保3年9月再刻。万延元年2月再刻。[江戸]森屋治兵衛板。
【備考】分類「往来物」。頭書「音訓千字文」ほか。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3000円(虫損)】。
1200円 〈無点頭書〉万宝古状揃文鑑(安政3年)
【判型】大本1冊。縦253粍。
【作者】歌川直政画。
【年代等】天保16年1月再刻。安政3年11月再刻。[江戸]森屋治兵衛(錦森堂)板。
【備考】分類「往来物」。頭書「五節句之事」ほか。
★原装・題簽付き・並本(やや汚損、シミ)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2500円〜18510円】。
4000円 〈増補〉文会古状揃大全(嘉永2年)
【判型】大本1冊。縦260粍。
【作者】青木臨泉堂(至誠)書。
【年代等】文化9年3月再刊。嘉永2年10月三刻。[江戸]北島順四郎ほか板。
【備考】分類「往来物」。頭書「二十四孝図説」。
★原装・題簽付き・美本。
2500円 〈新板絵抄〉腰越状(伊勢屋板)
【判型】大本1冊。縦245粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。[仙台]伊勢屋半右衛門板。
【備考】分類「往来物」。板元は題簽の商標による。
★原装・題簽付き・表紙痛み補修・本文良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5800円】。
2500円 竜田詣・詩歌(梅沢敬典手本模写)
【判型】大本2冊。縦270粍。
【作者】梅沢敬典原筆。門人・中山玉明重写。
【年代等】嘉永4年2月原筆。嘉永5年9月重写。
【備考】分類「往来物」。
★原装・並本(やや小虫)。
1500円 江戸往来[自遣往来]
【判型】大本1冊。縦257粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。刊行者不明。
【備考】分類「往来物」。
★原装・題簽欠・並本。
2500円 江戸往来[自遣往来](嶋田定考)
【判型】大本1冊。縦260粍。
【作者】嶋田定考(明甫)書。
【年代等】宝暦8年9月書。宝暦8年秋、山崎長興跋。宝暦8年9月刊。[江戸]前川六左衛門原板。江戸後期後印。[名古屋]永楽屋東四郎後印。
【備考】分類「往来物」。陰刻手本。
★原装・題簽付き・並本(表紙やや傷み・本文ややシミ)。
5000円 問屋往来・商売往来・世話千字文[童蒙往来](嘉永板)
【判型】大本1冊。縦254粍。
【作者】戸田栄治(玄泉堂・正陰)書。
【年代等】寛政13年刊。嘉永3年1月再刊。[大阪]河内屋平七ほか板。
【備考】分類「往来物」。目録簽のような方形の題簽で、青色刷りの飾り罫の中に右から「問屋往来・商売往来・世話千字文」と記すように、この3本を合綴した手本で、いずれも大字・4行・付訓で記す。このうち「問屋往来」は甲谷慶兼作・明和3年刊『〈甲谷〉問屋往来』と同内容で、本書と同一板木を用いた抜刷本『問屋往来』(玉川大学蔵)もある。また、「商売往来」は堀流水軒作・元禄7年刊『商売往来』、「世話千字文」は桑原空洞作・享保2年刊『世話千字文』に同じ。
★原装・題簽付き・状態良好(やや汚損)。稀書。
2500円 〈改正新刻〉商売往来(嘉永元年)
【判型】大本1冊。縦251粍。
【作者】不明。
【年代等】嘉永元年5月刊。[江戸]丁子屋平兵衛(文溪堂)板。
【備考】分類「往来物」。頭書「商売往来読法」等。
★原装・題簽付き・美本。
2500円 〈新刻〉長雄商売往来(長雄東雲)
【判型】大本1冊。縦270粍。
【作者】長雄東雲・宮沢芳重(東山)書。
【年代等】寛政7年夏書。寛政7年夏、関雲水・中村東章跋・刊。[江戸]大和田安兵衛板。
【備考】分類「往来物」。末尾に「商売往来読法」(宮沢芳重書)を再録。
★原装・題簽付き・並本(やや小虫・やや汚損)。
3000円 〈諸家学要〉世話万字文(嘉永板)
【判型】大本1冊。縦253粍。
【作者】和田耕斎作。蔀関牛(藤原徳風)校・序。香川琴橋(徽)跋。
【年代等】天保6年秋序。天保7年2月初刊。嘉永4年5月再刊。[大阪]河内屋徳兵衛ほか板。
【備考】分類「往来物」。『世話千字文』にならって日用の語彙を集めた往来物。ただし『千字文』の漢字4言1句の体裁とは異なり、「夫、日用取遣消息、文躰要用之文字、熟惟(つらつらおもんみるに)、譬先(たとえばまず)、年始之書翰発端者、新春・鳳暦…」で始まる文章で、文言・乾坤・武事・武具・農事・農具・造作具・居家・諸職・縫紙・絹布・染色・薬種・酒磁・仏具・雑船・宝財・家財・衣食・菜蔬・菜肴・草木・禽鳥・魚介・獣蟲・祭祀・神事・人事の28門にわたり約1万字(9996字)の語句を収録。語彙の多くに左訓を施す。序文には、日常手紙を書く際に自分の思う言葉を手早く引けるように、「書牘・贈答」に必要な語句を始めとするあらゆる語句を集めたため『世話千字文』よりも実用的であると強調する。
★原装・題簽付・状態良好(見返し青色刷り)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、題簽付きが2500円〜5500円】。
15000円 童習教訓万福往来[万宝福寿往来](享保板)
【判型】大本1冊。縦255粍。
【作者】浅田恒隆書(安永二年(一七七三)板)。下河辺拾水画(同)。
【年代等】享保12年刊。[京都]菊屋七郎兵衛板。
【備考】分類「往来物」。元禄17年刊『古状揃絵鈔』の増補版。まず前付に「天神経」「小野篁歌字尽」「七ッいろは」等を載せ、本文に「庭訓往来」「今川状」「腰越状」「義経含状」「手習状」「熊谷状・経盛返状」「風月往来」「弁慶状」「実語教・童子教」、あるいは「庭訓往来」「大坂進状・同返状」「今川状」「腰越状」「手習状」「熊谷状・経盛返状」「義経含状」「風月往来」「実語教・童子教」を収録する(このうち「大坂進状・同返状」を欠く本もある)。本文を大字・6行(「実語教・童子教」は7行)・付訓で記す。頭書に「菅丞相伝記」「書初詩歌」「万手形案文」「商売往来」と「公家衆之次第」「百官名尽」「法躰之名」「京都町尽」「巻物絹布之字」「染物字尽」「禽獣魚蟲」「草木花菓」「十二月異名」等の語彙集と、「近江八景」「相姓名付字」、さらに本文絵抄(「今川状」〜「実語教・童子教」)を掲げるほか、末尾にも「篇冠尽」「国尽并郡付」「五性合判形相性事」などを付載する。刊記に「享保十二丁未改正」と記すのは元禄板の改訂を示すものであろう。また、安永2年再板本では本文が「庭訓」「風月」「今川」「手習」「腰越」「曽我・同返」「含状」「熊谷・経盛」「弁慶」「実語・童子」の順となり、「大坂進状・同返状」に代えて「曽我状・同返状」が収録された。なお、本書には『実語教・童子教』のみの抜刷本が現存するため、他の箇所の抄録本が刊行された可能性もある。なお、本書はもともと『童習往来』の書名で刊行される予定だったが、敦賀屋九兵衛・吉文字屋市兵衛合梓の『童子往来』との類似称号の問題(差し構え)となり、外題を『万宝福寿往来』と改めた。なお、享保12年板には、本書から「庭訓往来」を除いて外題を『万宝教訓往来』と改めたものもある。
★改装・題簽欠・状態並み・稀書(享保板は『国書総目録』未記載)。
3500円 〈大増補〉新童子往来万世宝蔵(宝暦10年)
【判型】大本1冊。縦264粍。
【作者】吉文字屋市兵衛編。
【年代等】宝暦10年1月刊。[大阪]鳥飼源十郎ほか板。
【備考】分類「往来物」。江戸中期に盛行した合本科往来である享保17年刊『新童子往来』は約1世紀にわたり8回以上重版されたが、その中でも最も大幅な増補・改編が加えられたのが本書である。従来「小野篁歌字尽」など五つの往来を収録していた本文に、新たに、「新今川童子教訓条々」「高倉宮、頼朝被下令旨」「江戸往来」「年中往来」「瀟湘八景」「近江八景」「書初詩歌」「七夕詩歌」を増補し、「小野篁歌字尽」を頭書末尾へ移動させた(本文は大字・6-8行・付訓)。さらに、前付に「聖徳太子故事」「七福神吉書図」「諸芸絵抄」、頭書に「本朝三筆・三跡」「九九之次第」「人名頭相性」「破軍星くりやう」「永字八法」や、「木曽願書」「頼朝令旨国々施行之状」「流人赦免状」「義経注進状」「猶重被下院宣」「寺子教訓書」「諸職往来」「親戚字尽」「大日本国尽」「異国名尽」などを付け加え、従来後付にあった「篇并冠」を頭書へ移して、代わりに「童子可読習書目大概」を掲げた。このように、本書は江戸前期から後期にかけて内容が豊富・多彩になっていく合本科往来の流れを如実に示している。なお、本書は安永4年に『新童子往来万世宝蔵』の書名で再板された。
★原装・題簽欠・並本(表紙等やや汚損)。
3500円 サ山松華往来[松華法帖・サ山四季かな文]
【判型】大本2巻合1冊。縦272粍。
【作者】サ山赤城書。平信公跋。
【年代等】寛政2年10月書・刊([江戸]山崎金兵衛(山金堂)原板)。江戸後期再刊。[名古屋]永楽屋東四郎板。
【備考】分類「往来物」。筆者はサ山流祖・叡麓の次男・周之(赤城)。上巻を「春夏」巻、下巻を「秋冬」巻とするように、かなりの長文から比較的短文まで長短合わせた四季の女文21通を収録したサ山流の陰刻手本。上巻は新年祝儀状から昨年の夏の石山詣を回想する文までの12通、また、下巻は七夕の季節や秋の名月にちなんで種々故実を綴った長文の手紙など9通を載せる。いずれも四季風景の修辞や和漢の故実を随所に採り入れた仮名文で、並べ書きと散らし書きを適宜混ぜながら認める。並べ書きは概ね大字・5行・無訓で記す。本書の改題本に寛政5年頃刊『サ山四季かな文』がある。『江戸出版書目』の寛政2年欄に『サ山松花往来』と記すように、本書が先に刊行され、まもなく『サ山四季かな文』と改題された。
★原装・題簽欠・稀書。
3000円 女庭訓御所文庫(寛政板)
【判型】大本1冊。縦262粍。
【作者】下河辺拾水・月岡丹下(昌信・雪鼎)画。
【年代等】享保2年初刊。寛政2年9月再刊。[京都]菊屋七郎兵衛板。
【備考】分類「往来物」。万治頃刊『女庭訓』に豊富な挿絵や付録記事を加えた読本用の往来物。『女庭訓往来』は、1年12カ月合計24通の女子消息文の形式で、年中行事の故実を主とする教養や女性の言葉遣い・心得等を説いた往来で、本書は初板本以後の類書中で最も流布した。『女庭訓』の本文を大字・7行・所々付訓で記し、各月に1葉ずつ合計12葉の四季風物の挿絵を掲げる。また、前付に「文車ちりつかの図」「紫式部石山記」「源氏香の図」「源氏貝和歌」「蝶花形酒の始、并四季嶋台図」、頭書に「女教訓躾方」「手習并女文字の始り」「玉章のはじまり」「女信の道を守事」「夫人と傅妾道を正す事」「はうその妻女宗が事」以下種々の和漢故実、また「女に七ッの嗜の事」「歌賃の始の事」「口は禍の門と云事」「正月儀式の事」「三月三日祝(ことぶき)の事」「五月五日祝の事」「七月七日祝の事」「九月九日祝の事」、巻末に「女中かなづかひの事」「四季紙和歌并月の異名」等を収録する。本書は、享保2年板に続く明和4年板で挿絵等が一新された後は明和板が踏襲され、寛政2年板・文化14年板・天保6年板・天保7年板・慶応2年板など何度も版を重ねた。
★原装・題簽欠・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3600円〜28000円】。
4500円 御家流女中庸(文政13年・仙台板)
【判型】大本1冊。縦260粍。
【作者】楳先生書。
【年代等】文政13年10月刊。[仙台]伊勢屋半右衛門(裳華房)板。
【備考】分類「往来物」。『女中庸』は、「一、夫、人の妻を親迎(むかふ)る事は、第一、我父母に我身と与(とも)に能(よく)つかへさせむか為也」で始まる第1条「舅姑への服従」以下、第2条「三従・貞節」、第3条「婦人の四徳(婦徳・婦言・婦容・婦功)」、第4条「継母・継子」、第5条「貞心一筋」、第6条「不邪淫・貞節」、第7条「婦人の務め」、第8条「堪忍」、第9条「忍耐・和順・慈愛」、第10条「下人を使う心得」までの条々を記す。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、26400円】。
3500円 〈女四季用文章〉女小学教草(嘉永板)
【判型】大本1冊。縦251粍。
【作者】大石真虎(小泉真虎・樵谷・鞆舎)画。
【年代等】宝暦13年5月初刊。天保4年1月再刊。嘉永5年6月再刊。[大阪]敦賀屋九兵衛板。
【備考】分類「往来物」。享保10年刊『〈佩戒絵入〉女小学』の本文を大幅にリライトして、種々の付録記事を増補した往来。本文の骨子は享保10年板同様だが、部分的に削除(特に作者や娘に関する個別的記述など)または増補を加え、大字・5行・付訓を基本とする読み書き兼用の往来に再編集し、併せて、享保板にあった挿絵・序・跋の全てを削除した。後世への影響は享保板よりも本書の方が明らかに大きく、「婦女と生れては、身の行ひ男子とかはれり。先父母のかたはらに居て、あさなゆふないつくしみうやまひよく仕へ侍ること大やう婦女たるものゝ道…」で始まる改編板が後続の諸本に引き継がれた。前付に「蛤合之記」「歌かるたの記」「近江八景」「古今集撰者四人」「牡丹・蓮・菊」「女中品定」「婚礼之図式」「女中躾方之事」等、頭書に「和漢女鏡(至徳皇后〜斉の孝女)」「手習文字の事」「伊呂波の事」「和歌の事」「和歌読心得之事并人倫和歌絵抄」「しみものおとし」「そめもの秘伝」「諸病めうやく」「七夕祭の事」「琴・三絃の事」「三十六歌仙」「女中詞の事」「四季文章」等、巻末に「当世艶おしろい」「男女相性絵抄」等を掲げる。なお、本書の再板本(天保4年・嘉永5年板)では、「画図のおもむきも時代のたがひたれば、これらをもことごとく今様の風俗に書あらため」たほか、付録記事にも部分的な改訂を施した。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、6000円〜16200円】。
3500円 〈世宝躾方〉女今川益鏡[〈御家流〉女今川益鏡]
【判型】大本1冊。縦252粍。
【作者】小川保麿(玉水亭)書。
【年代等】天保12年9月刊。[京都]吉野屋仁兵衛ほか板。
【備考】分類「往来物」。
★原装・題簽付き・状態良好(見返し・刊記一部破損。その他は美)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、円】。
5000円 〈四時贈答〉女用文章(浅井某書)別本
【判型】大本1冊。縦258粍。
【作者】浅井某書。
【年代等】安政6年7月刊。[江戸]蔦屋吉蔵(紅英堂)板。
【備考】分類「往来物」。「正月の文」から「火事見舞いの文」までの41通を収録した女用文章。本文を大字・6行・所々付訓で記し、新年状・婚礼祝儀状・弔い状など重要な手紙については書札礼に関する補注を施す。体裁上は、頭書が2段の「三階板」で多様な記事や挿絵を掲げるのが特徴。頭書には「養蚕のはじめならびに図」「衣更の記」「慶賀和歌絵抄」「諸紋形切様秘伝」「同折形の図」「官位装束の図」「女官装束の図」「男女一代守本尊」「婦人一代鑑」「女子たしなみ草」「夫婦相生記」「まじない秘伝」「万対名の事」「ゆめはんじ」「教訓いろは歌」「薫もの銘尽」「名掛香方組」「教訓発句絵抄」などを掲げる。なお、見返および巻頭3丁(目次および前付)は色刷り。
★原装・題簽欠・状態良好(表紙ほかやや疲れ)・稀書。
5000円 〈和漢絵入〉女訓孝経教寿(口絵色刷)
【判型】大本1冊。縦255粍。
【作者】田尻梅翁(八隅山人)作。高井蘭山校・序。須原屋新兵衛跋。
【年代等】文政5年春序・刊。刊行者不明。
【備考】分類「往来物」。唐の鄭氏作『女孝経』を邦訳した往来物で、本書は『女四書』所収本と並んで、類本(板種は近世〜近代初頭に約30種)中最も普及したもの。『女孝経』は唐・鄭氏の原作で、『孝経』にならって、曹大家が姪に種々諭した教訓。「開宗明義章第一」から「挙悪章第一八章」までの18章で「孝」の大切さ、婦徳、勤倹、舅姑への孝、礼儀、五刑、父母への孝養、夫への諌言、胎教等について述べる(ただし序文に相当する「進女孝経表」を欠く)。本文を大字・5行・付訓(任意の漢語に左訓)で記す。付録記事は諸本によって異同があるが、初板本と思われるものによると、蘭山序文(色刷りのものと単色刷りの二様ある)に続く前付に「婦女四徳」「孝女伝(無塩君以下18名)」「孝徳図」「時頼の母禅尼の図」「太公望の図」「孔子御一代の記」、頭書に「越後国蒲原郡孝女の伝」「宋の大儒勤学の図」「農業の図」「農家の図」「女子手業の図」「本朝廿四孝」、後付に「和歌三神像」「慈鎮和尚五常の歌」「三夕之図」「六歌仙」「十二月和名」「六玉川」等の記事を掲げる。
★原装・題簽付き・美本・口絵色刷り。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万円〜1万2000円】。
1500円 女今川宝嚢[〈女児重宝〉女今川・今川になぞらへて女をいましむる制詞の条々](天保4年)
【判型】大本1冊。原寸縦255粍。
【作者】池田東籬亭編・書。西村中和・森川保之画。
【年代等】天保4年春刊。[京都]山城屋佐兵衛ほか板。
【備考】分類「往来物」。書名は別本の原題簽による。
★原装・題簽欠・並本(汚損あり)。
5500円 女書札百花香(安永板)
【判型】大本1冊。縦260粍。
【作者】春名須磨書。
【年代等】宝暦12年3月初刊。[江戸]吉文字屋治郎兵衛ほか板。
【備考】分類「往来物」。享保20年刊『女用文章唐錦』の増補・改題本。ただし前付の一部は宝暦9年刊『女千載和訓文』の流用であり、本書は両者の板木を組み合わせて再編集したものといえる。すなわち『女用文章唐錦』の前付に代えて、『女千載和訓文』の前付などを収録したもので、巻頭に柿本人麻呂図(色刷)や宝船の図を掲げ、続いて「年中故実并五節句由来」「立春書初詩歌」「文章指南抄」「小笠原流折形・結形」「女歌人伝」「ちらし文認やう」「三十六歌仙」「恋歌二十歌仙」「十名和歌」「難題和歌五首」「和歌をよみならふ事」「色紙短冊認やう」「衣裳の式正」などを載せる。
★原装・題簽付き、状態良好、2丁に一部破損あり。稀書。
4000円 女大学宝箱(文化11年)
【判型】大本1冊。縦254粍。
【作者】柏原屋清右衛門作カ。
【年代等】享保元年初刊。文化11年9月再刊。[大阪]柏原屋清右衛門ほか板。
【備考】分類「往来物」。『女大学』本文のみ、またはそれに多少の記事を付録させたり、『百人一首』その他の女子用往来と合綴するなど種々の形態で、また、その書名も初板本『女大学宝箱』を始め『女大学宝文庫』『女大学教文庫』のように『女大学○○』の書名で極めて多数の刊本が伝わるほか、『女訓大学』なる改題本も存する。普及の面では『女今川』と並んで最も板種の多い女子用往来だが、その背景には一般に「貝原益軒作」と信じられてきた事情があったと考えられる。しかし本書の成立に柏原屋清右衛門が関わっていたことは疑いない。まず『和俗童子訓』巻之五「教女子法」全18カ条のうちの13カ条を抽出して改編した『新女訓抄』(全11カ条。正徳2年刊『女用智恵鑑』中に所収)が益軒生存中に成り、さらにこの『新女訓抄』中の7カ条を母体に、各条を短文に分けて全19カ条および後文としたものが『女大学』であった。内容は、第1条「親の教え」、第2条「女徳」、第3条「男女の別」、第4条「七去」、第5条「舅姑への孝」、第6条「夫への服従」、第7条「夫の兄弟との和睦」、第8条「嫉妬と諌言」、第9条「言葉の慎み」、第10条「家事への専念ほか」、第11条「信仰について」、第12条「分限に基づく家政」、第13条「男女の隔て」、第14条「衣服の心得」、第15条「親戚付き合い」、第16条「舅姑への孝と婚姻後の心得」、第17条「家事は自らなせ」、第18条「下女を使う心得」、第19条「婦人の心の五病」で、後文には以上の条々を幼時よりよく学ぶことが女子生涯の宝となることを強調して締め括る。初板本系『女大学宝箱』は、「女大学」本文を大字・5行・付訓で記し、頭書に「女職人之図」「同商人之図」など庶民女性の職業を紹介し(往来物では最も早い)、さらに前付に「女農業之図」「南都八景之図」「十二月色紙和歌」「源氏物語絵抄」「同引歌」、後付に「(婦人)世継草」「同産前之次第」「同産後之養生」「小児やしなひ草」「同急病妙薬」「二十四孝和解」「百人一首絵抄」などを収録する。また、本書に『百人一首』を加えた増補版も寛政期以降に数回出版されるなど、初板本系統だけで明治初年までに約20種の板種を数える。そのほか、『百人一首』や『女今川』、あるいは女用文章等と合冊されたものなども含め、『女大学』は江戸中期〜明治期にかけて180種以上の刊本が発見されている。
★改装、題簽後簽、状態良好。
3500円 女大学宝箱(文政12年)
【判型】大本1冊。縦254粍。
【作者】柏原屋清右衛門作カ。
【年代等】享保元年初刊。文政12年3月再刊。[大阪]柏原屋清右衛門ほか板。
【備考】分類「往来物」。『女大学』本文のみ、またはそれに多少の記事を付録させたり、『百人一首』その他の女子用往来と合綴するなど種々の形態で、また、その書名も初板本『女大学宝箱』を始め『女大学宝文庫』『女大学教文庫』のように『女大学○○』の書名で極めて多数の刊本が伝わるほか、『女訓大学』なる改題本も存する。普及の面では『女今川』と並んで最も板種の多い女子用往来だが、その背景には一般に「貝原益軒作」と信じられてきた事情があったと考えられる。しかし本書の成立に柏原屋清右衛門が関わっていたことは疑いない。まず『和俗童子訓』巻之五「教女子法」全18カ条のうちの13カ条を抽出して改編した『新女訓抄』(全11カ条。正徳2年刊『女用智恵鑑』中に所収)が益軒生存中に成り、さらにこの『新女訓抄』中の7カ条を母体に、各条を短文に分けて全19カ条および後文としたものが『女大学』であった。内容は、第1条「親の教え」、第2条「女徳」、第3条「男女の別」、第4条「七去」、第5条「舅姑への孝」、第6条「夫への服従」、第7条「夫の兄弟との和睦」、第8条「嫉妬と諌言」、第9条「言葉の慎み」、第10条「家事への専念ほか」、第11条「信仰について」、第12条「分限に基づく家政」、第13条「男女の隔て」、第14条「衣服の心得」、第15条「親戚付き合い」、第16条「舅姑への孝と婚姻後の心得」、第17条「家事は自らなせ」、第18条「下女を使う心得」、第19条「婦人の心の五病」で、後文には以上の条々を幼時よりよく学ぶことが女子生涯の宝となることを強調して締め括る。初板本系『女大学宝箱』は、「女大学」本文を大字・5行・付訓で記し、頭書に「女職人之図」「同商人之図」など庶民女性の職業を紹介し(往来物では最も早い)、さらに前付に「女農業之図」「南都八景之図」「十二月色紙和歌」「源氏物語絵抄」「同引歌」、後付に「(婦人)世継草」「同産前之次第」「同産後之養生」「小児やしなひ草」「同急病妙薬」「二十四孝和解」「百人一首絵抄」などを収録する。また、本書に『百人一首』を加えた増補版も寛政期以降に数回出版されるなど、初板本系統だけで明治初年までに約20種の板種を数える。そのほか、『百人一首』や『女今川』、あるいは女用文章等と合冊されたものなども含め、『女大学』は江戸中期〜明治期にかけて180種以上の刊本が発見されている。
★原装、題簽摩滅、並本(表紙痛み・疲れ)。
6000円 農家手習状(嘉永板)
【判型】大本1冊。縦264粍。
【作者】西村明観(富田三郎平・育斎・安美・酣叟)作。
【年代等】文政5年初刊。嘉永元年10月再刊。[仙台]伊勢屋半右衛門板。
【備考】分類「往来物」。『農家手習状』と称するが「手習い」の心得を諭した往来ではなく、百姓が守るべき生活教訓を記した短文である。「夫、手習は、世の中の芸の中にも第一にて、人の為にも身の為にも是に増たる事はなし…」の一文で始まり、ほぼ七五調の文章で、まず、百姓の心掛けとして公儀・法度の遵守、謹慎、喧嘩・口論の禁止、飲酒心得、博奕や虚偽の禁止などを説く。続いて、郡奉行から組頭までの諸役名や六親九族等の人倫名、身体各部の名称など若干の語彙を列挙しつつ、五倫に基づく教訓を述べ、さらに後半では農耕・農業施設・農作物・貢納に関わる基本語彙や心得を綴りながら、理想的農民像を描いて締め括る。本文を大字・6行・付訓で記す。本往来はほとんどが仙台板で、明治期に大判の一枚刷りが登場するなど主に東北地方で普及した往来である。仙台板の異板数種にはいずれも頭書に手習い図や農耕図を掲げる。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、18000円】。
1000円 挿花住之江ほか
【判型】大本2冊。縦274・257粍。
【作者】定松斎一馬作・序。
【年代等】江戸後期書。
【備考】分類「花道」。遠州流花道書。
★原装・状態良好。
6000円 百人一首抄(百人一首新抄)
【判型】大本1冊。縦256粍。
【作者】石原正明(喜左衛門)作・跋。
【年代等】享和4年1月跋・刊。著者蔵板カ。
【備考】分類「百人一首・和歌・注釈」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5400円(書き入れ多数)〜30240円】。
4500円 末賀能比連[末賀能比礼]
【判型】大本1冊。縦261粍。
【作者】市川匡(鶴鳴・匡麿タズマロ)作。
【年代等】安永9年4月作。江戸後期刊。[名古屋]永楽屋東四郎板。
【備考】分類「神道」。書名は、儒教を批判する禍心(マガゴコロ)を聖人の道という領布(ヒレ)で祓い清める意である。本居宣長の古道論『直毘霊(ナオビノミタマ)』を儒学の立場から批判した著作だが、厳密に言えばその第二次稿本である「道云事之論」を読んだ匡麿がその文脈に沿って逐一論駁を加えたものである。両者の立場は真っ向から対立しており、宣長は直ちに『くず花』を著して本書に応酬した。これを契機に『級長戸風(シナトノカゼ)』(沼田順義著)以下の論争が継起している(「日本古典文学大辞典」参照)。
★原装・題簽欠・並本(数丁シミ)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5800円(虫損)】。
2000円 稽古要略[叶古要略]
【判型】大本1冊。縦260粍。
【作者】碧川好尚(緑河亭・藤好尚)作。
【年代等】安政3年1月、著者例言・初刊。明治初年再刊。[江戸]気吹舎塾(伊吹廼舎塾)板。
【備考】分類「国学・神道」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2200円〜8640円】。
6500円 参考熱田大神縁起[熱田正縁起]
【判型】大本1冊。縦262粍。
【作者】伊藤信民(子和・主計)編・序。秦鼎(カナエ・滄浪)校・序。
【年代等】明和6年3月自序。文化8年夏、秦鼎序・刊。[名古屋]永楽屋東四郎ほか板。
【備考】分類「神社」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、7000円(虫損本)〜1万5750円】。
2500円 太r古易伝成文
【判型】大本1冊。縦267粍。
【作者】平田篤胤(大壑・元瑞・玄琢)作。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]気吹舎塾(伊吹廼舎塾)板。
【備考】分類「占卜」。
★原装・題簽欠・状態良好。
5000円 訳準開口新語
【判型】大本1冊。縦264粍。
【作者】岡白駒(ハック・太仲・竜洲・千里)作。小川義方編。
【年代等】寛延4年3月、清田絢(清絢セイケン・?叟タンソウ・孔雀楼・君錦)序。寛延4年春刊。[京都]風月堂荘左衛門板。
【備考】分類「随筆」。漢文笑話。初学者に漢文を習得させるためには「訳スニ彼ノ文ヲ以テシ、又自ラ作リテ準則ト為ス」(序)必要を感じ、その教材に内容の平易な笑話を用いたもので、「訳準」と冠して作文階梯の名目で100話の漢文笑話を編み、自らも戯文を楽しんだもの。大半は既成の笑話や民間の俗伝を漢訳化したものだが、中国笑話の転載・改作も含まれ、長咄も数話ある。編者の選択眼と性格を反映して普遍的な佳話が多い。軽口咄と江戸小咄の橋渡し的存在であり、きびきびした叙述と斬新な内容を生み出した一因として、中国笑話集の抄訳本とともに高く評価される(「日本古典文学大辞典」参照)。
★原装・題簽欠・状態ほぼ良好(欄外等にやや小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、8000円〜2万1000円】。
4500円 赤県太古伝成文[赤縣太古伝成文]
【判型】大本1冊。縦267粍。
【作者】平田篤胤(大壑・元瑞・玄琢)作。
【年代等】明治初年刊。[江戸]気吹舎塾(伊吹廼舎塾)板。
【備考】分類「外国史」。
★原装・題簽付き・極美本・書袋付き。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、原装本が、4000円〜5800円】。
10000円 相撲起顕(2輯)
【判型】大本1冊。縦259粍。
【作者】三河屋治右衛門(三河舎翁)編。浅草市五郎書。
【年代等】天保14年6月序・刊。[江戸]蔦屋吉蔵ほか板。
【備考】分類「相撲」。『相撲起顕』は全10輯10冊。
★原装・題簽付き・極美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、各輯1冊が、1万2000円(題簽欠)〜3万1500円】。
10000円 みかげあふぎ
【判型】大本1冊。縦258粍。
【作者】徳川斉昭(ナリアキ・烈公・景山)作。三輪信善編。吉田尚徳跋。
【年代等】嘉永3年5月作。安政4年7月跋・刊。[水戸]水戸藩郡官蔵板。
【備考】分類「教訓」。巻頭に水戸藩9代藩主・徳川斉昭(烈公)直筆の「専力稼穡勿忘飢饉(専ら稼穡に力(つと)め飢饉を忘るること勿れ)」8文字の陰刻題字(天保8年8月書)を掲げ、続けて、@天保4年7月告諭と天保9年6月告諭を写した「景山公御筆の写」、A同8年9月「御教諭八ヶ条」、B嘉永3年5月「みかげあふぎのゆゑよし」を収録した教訓書。@では郡奉行らに対して質素倹約・勧農・人命尊重・風教等の徹底を促すとともに、主君として民の患いを救う率先垂範を表明し、Aでは孝行・勤勉・倹約・育児等の領民の心得を諭す。また、Bは、常磐村(現・水戸市)の農民12戸が烈公直筆の「御文(冒頭題字)」を掛軸にして祀り、年に3回(2・7・11月)一堂に会して凶荒時の苦難を語り、烈公への感謝と報恩を再確認する「御影講(みかげこう)(仰景講(みかげこう))」の経緯と奇特を讃えた一文である。この御影講は天保9年頃から昭和初期まで続いたが、烈公在世中から始まっており、烈公を思慕する「報恩講」の域を超え、烈公を「生き御霊(みたま)」と崇める生祠(せいし)の観念に及ぶと見ることもできよう。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2万5000円】。
5000円 六根清浄大祓集説
【判型】大本2巻1冊。縦269粍。
【作者】匹田以正(藤原以正)作・序。
【年代等】寛文10年3月序。延宝8年初刊。[京都]田村五郎右衛門板。
【備考】分類「神道」。
★原装・題簽欠・小虫。稀書。
4000円 菅家遺誡[菅家遺訓]
【判型】大本2巻1冊。縦245粍。
【作者】不明(菅原道真仮託)。
【年代等】嘉永5年2月、藤波教忠(フジナミノリタダ・大中臣教忠・禊川)・光通序。明治6年12月刊。[京都]石田忠兵衛ほか板。
【備考】分類「教訓」。成立年代は室町時代か。菅原道真に仮託された公家のための訓誡。巻1は20条、巻2は13条より成り、内容は仁君の要政から説き起こし、神事・入租貢税・朝儀・音楽・詩賦・歌吟・社寺修営・主上調度・外蕃謁見・市店交買・田猟・宮中私閨・刑罰・武備・僧尼・冠婚葬祭・服忌・公家新領・朝野恪勤・良家子弟・街路巷保・揚名官職・震雷等に及んでいる。道真の和魂漢才説の起原を成すものとして思想的に重要視されたが、明白な偽作である。本書は江戸末期に国学者の和魂意識や、志士等の尊皇攘夷思想の勃興に乗じて広くもてはやされ、明治以後も教育や思想を統一する原理として適用された。現存する諸本はすべて江戸時代の書写で異同はなく、内容が33条より成るのがもとで、2章を付加したのは後代のものである。版本としては嘉永5年板・文久元年板・明治6年板などがある。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5000円】。
2500円 入学問答
【判型】大本1冊。縦266粍。
【作者】平田篤胤作。
【年代等】文化10年1月作。江戸末期刊。[江戸]気吹舎塾(伊吹廼舎塾)板。
【備考】分類「国学」。巻末に「伊吹能舎先生著撰書目(著述書目)」など22丁を付す。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2160円(汚損本)〜3150円】。
2500円 天祖都城辨辨[天祖都城辨々]
【判型】大本1冊。縦268粍。
【作者】本居宣長(鈴屋大人)作。
【年代等】安永2年初稿。寛政8年再稿。寛政9年1月刊。[名古屋]宇恵松(植松有信・忠兵衛*板木師)蔵板。[名古屋]永楽屋東四郎売出。
【備考】分類「考証」。河北景驕iカゲエダ)が『天祖都城弁』(明和4年10月作)を著して高天原の所在を大和に求めて『神別本紀』の豊前国中津説を批判したのに対し、宣長がその両説ともに「漢意(カラゴコロ)」による誤りだとし、高天原は『古事記』『日本書紀』の記述通り天上にあるとすべきことを述べたもの。『記紀』の記述を尋常の理で解釈することの非を言い、人智の及び得ない妙理の世界を肯定する宣長の古道論を示す著作である。初稿段階と再稿本とでは『神別本紀』の偽書認定等に差異があり、改稿の程度は著しい(「日本古典文学大辞典」参照)。
★原装・題簽やや摩滅・並本(小虫・シミ)。
4000円 松屋文集
【判型】大本2巻合1冊。縦260粍。
【作者】藤井高尚(松斎・松屋)作。
【年代等】文化8年6月、城戸千楯(キドチタテ・経正・範次・鐸舎・曙廼舎)序。文化8年12月、紀惟徳(赤水・士恭)跋。文化11年春刊。[大阪]奈良屋長兵衛ほか板。
【備考】分類「和文」。
★原装・題簽後簽・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4800円〜3万8000円】。
4000円 花のしがらみ[花能志賀良美・妙ふり出し]
【判型】大本1冊。縦261粍。
【作者】菅原定理(サダマサ)作・序・跋。
【年代等】天保9年4月自序・刊。刊行者不明。
【備考】分類「神道」。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、7000円】。
3500円 玉鉾物語
【判型】大本1冊。縦265粍。
【作者】矢野玄道(ハルミチ)作。
【年代等】文久3年3月、矢野直道跋・刊。刊行者不明。
【備考】分類「神道」。
★原装・題簽付き・状態良好(表紙やや汚損)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5000円】。
6000円 県居雑録補抄
【判型】大本1冊。縦257粍。
【作者】長野美波留(藤原美晴)作・序。
【年代等】文化9年7月自序・刊。[江戸]英平吉板。
【備考】分類「語学」。巻末広告に「此書(県居雑録)は賀茂翁のいろいろの書どもを見給へるにしたがひて、心あることばどもをゑりいでて五十音にわかち給ひて、みづからの考へをもそへ給へるに、美波留大人の標注し給へる也。まことにたへ学びのおやともおふくなる賀茂の翁のあつめ給へるに、美波留大人の博覧秀才にまかせて和漢数百部の書籍を引て標注し給へるなれば、この道にたづさはらん人、かならずふところをはなすまじく、かつは、此書いできてのちは、一日も座右におかざればかなふまじき書也」とある。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、類書(県居雑録)が1万5000円】。
6500円 五常之辯[五常之弁]
【判型】大本1冊。縦250粍。
【作者】小山玄寿作・序。
【年代等】安永3年10月自序。天保11年3月刊。[江戸]長谷川源六(正光)板(禁売買*私家版)。
【備考】分類「教訓・心学」。
★原装・題簽付き・極美本・稀書(『国書総目録』に1カ所)。
2000円 小前一同頼状之事[差上申願状之事]
【判型】特大本1冊。縦279粍。
【作者】筆者不明。
【年代等】慶応4年9月書。
【備考】分類「記録」。甲斐国東八代郡前間田村(旧幕府領=田安徳川家*現・山梨県笛吹市)の古文書。表紙とも墨付10丁。甲斐国の田安家領では、大小切税法など甲斐独自の税制は維持されたが、たびたび収奪強化が行われて領民との対立を招き、寛政4年(1792年)には田安家領において太枡騒動が起こっている。幕末には上知が検討されたが、明治維新まで存続し、明治2年(1869年)には田安家支配に反対する領民の県庁側の主導により新政府に編入され、田安家領は消滅した(田安家領一揆)*Wikipediaより。
★美本。
2000円 〈首書補註〉天文八卦鈔[天文八卦秘伝抄]
【判型】大本2巻1冊。縦241粍。
【作者】不明。
【年代等】享保14年秋初刊([京都]額田正三郎原板)。明治初年後印。刊行者不明(刊記破損)。
【備考】分類「占卜」。
★原装・題簽付き・状態良好(裏表紙見返し破損)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、貞享板が4000円】。
2000円 諸祭神略記[諸祭神略考]
【判型】大本1冊。縦262粍。
【作者】小池内広(小池厳藻)編。
【年代等】明治4年7月、田中光盛序・刊。[?]静室蔵板。
【備考】分類「祭祀」。
★原装・題簽付き・虫損補修(判読可能)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4000円〜1万8510円】。
3000円 古言梯(江戸中期・泉屋板)
【判型】大本1冊。縦255粍。
【作者】楫取魚彦(カトリナヒコ)作。
【年代等】明和元年8月作。明和2年4月、藤原(加藤)宇万伎序。明和2年5月初刊。江戸中期後印。[大阪]泉屋卯兵衛板。
【備考】分類「語学」。契沖の仮名遣い書「和字正濫鈔」の不備を補い、その根拠を古典から抜き出して整理し、補足説明したもの。初板本は明和2年5月刊でその後「古言梯再考全」が刊行、次いで、寛政7年村田春海増訂、享和2年清水浜臣増訂を経て「再考増補訂正」が文政3年12月再刻(清水浜臣跋)、さらに山田常助増訂「増補古言梯標註」などが刊行された。
★原装・題簽欠・状態並み。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5000〜3万2400円】。
4500円 大祓詞後々釈
【判型】大本1冊。縦262粍。
【作者】藤井高尚作。源国忠序。
【年代等】文化10年12月作。文化14年9月、業合大江(ナリアイオオエ)跋・刊。[京都]永田調兵衛板。
【備考】分類「神道」。
★原装・題簽やや摩滅・状態ほぼ良好だが、本文に1カ所1〜2p破損箇所あり。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万2000円】。
5500円 出雲国造神寿後釈
【判型】大本2巻1冊。縦267粍。
【作者】本居宣長作。
【年代等】寛政4年作。寛政5年9月、出雲国造出雲宿祢俊秀(千家センゲ俊信)序。寛政8年7月(実際は9月)刊。[名古屋]永楽屋東四郎ほか板。
【備考】分類「祝詞・注釈」。『延喜式』の「祝詞」の中に収められている「出雲国造神賀詞」の注釈。「後釈」は、賀茂真淵の『祝詞考(ノリトコウ)』の注釈の本文および頭書をすべてあげて、その後に「後釈」として自らの注釈を加えたので、かく名付けた。宣長の注釈は、真淵の説に対して数倍の詳細さであるのみならず、語釈の正確さ、文献を引いての考察、地名の考証など、周到綿密で、『古事記伝』の記述と同質のものであり、宣長の注釈の特色をよくあらわしている(「日本古典文学大辞典」参照)。
★原装・題簽付き・状態良好(裏表紙傷み、最終丁小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5000円(虫損)〜8640円】。
10000円 瓶史国字解(「宏道流挿図」附録)
【判型】大本4巻3冊。縦261粍。
【作者】袁宏道(袁中郎・石公)作。桐谷鳥習(?雲斎トウウンサイ)注。
【年代等】文化5年1月、亀田鵬斎(長興)序。文化5年6月、藤雲斎・望月義達序。文化6年秋刊。[江戸]須原屋茂兵衛(千鐘房)・須原屋平助(花説堂)板。
【備考】分類「花道」。袁宏道は中国の明代末期の文学者、詩人で、字は中郎。わが国では「袁中郎宏道」の名で親しまれている。生まれは湖北省公安県。兄袁宗道、弟袁中道と共に「三袁」と呼ばれた俊才であった。  明代中期からの文壇の主勢力であった復古派文学の形式主義に対して、彼は自由な個性を主張し、純粋な創造精神の高揚を強く叫んだ。その作風は彼の出身地にちなんで「公安体」と言われ、生涯を通じて多くの著述を残した。その中の一つが、当流の言わばバイブルともなっている花論書『瓶史』である。中国では宋、元の時代から文人と呼ばれる上層階級の教養人たちにより、花が広くめでられてきた。彼らは、「文房清玩」という一種の室内のしつらいの一つとして、書画・碑帖・琴険・文房具・香・茶などと共に花を「清玩」したが、こうした教養・趣味人による風雅な嗜みは、次の明時代になると一層盛んになり、遂にいけばなのための専門の著述が現れた。張謙徳の『瓶花譜』と、袁宏道の『瓶史』である。『瓶花譜』は品瓶・品花・折枝・挿貯など八条からなる、瓶花のための手引書で万暦23年(1595)に出版され、一方『瓶史』は万暦28年(1600)に出版された。『瓶花譜』がどちらかといえば実用書的なのに対し、『瓶史』は文章もきわめて典雅で美しく、そのいけばなに対する考え方も深く洗練されており、いかにも当代一流の作家の手になった傑作と言われている。序文から始まり、花目、品第、器具、択水、宜称、屏俗、花崇、洗、指令、好事、清賞、監戒の十二章から成っている。この『瓶史』に説かれている俗塵を離れて花と清浄、高潔、清貧、簡素に向き合うという思想は、文人のいけばなのエッセンスをあますところなく表現しており、後代の心から花を愛する人々に大きな影響を与えた。『瓶史』は江戸時代にわが国にもたらされ、文化5年(1809)、当流の祖である望月義想の門弟、桐谷鳥習の手によって『瓶史国字解』という注釈書が作られた。『瓶史』の思想に深く感銘を受けた義想によって、今日の宏道流(袁中郎流)がおこされたことは、いけばな史の上でも特筆されている(以上、宏道流HPより)。
★原装・題簽付き(第3冊欠)・状態良好(一部やや小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、本書を含む叢書「袁中郎流瓶史国字解、挿花図会1?6、続1?5、揃11冊分」が12万9600円】。
4500円 挿花秘伝書
【判型】特大本4巻2冊。縦288粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期書カ。
【備考】分類「花道」。遠州流花道書。
★状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、類書(遠州流挿花秘伝書*写本)が、2万9820円】
4000円 玉鉾百首解[玉矛百首解]
【判型】大本2巻2冊。縦251粍。
【作者】本居大平(オオヒラ、稻掛・茂穂モスイ・藤垣内フジノカキツ)作。出雲宿祢俊信(千家俊信)・橘房雄序。
【年代等】寛政8年作。江戸後期刊。[大阪]伊丹屋善右衛門ほか板。
【備考】分類「和歌・注釈」。本居宣長詠。古道精神を詠んだ100首と、「あまり歌」として歴史上の事件を詠んだ歌32首を載せる。万葉仮名で書かれていて、歌のために文字の数など制約もあり、読むのは困難。そこで門人たちが注釈を試みたが、完成したのは大平の『玉鉾百首解』2巻である。天明6年(1786)頃成立。翌天明7年(1787)刊行(本居宣長記念館HP)。『玉鉾百首』は、我が日本の國が如何にして成り出で、またこの國の神代より伝え来たった惟神の道が、如何なるものなるかを解き明かした百首歌。終りに阿麻理歌(余り歌)32首を添へてゐる(神道大辞典)。
★原装・題簽付き・美本・書袋付き。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2000円(後刷)〜2万1000円】。
6500円 真澄鏡[麻須美能鏡]
【判型】大本2巻2冊。縦260粍。
【作者】小林文康作。鈴木朗・本居有郷序。
【年代等】天保5年2月、山本吉正跋・刊。[名古屋]永楽屋東四郎ほか板。
【備考】分類「神道」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万2000円〜2万8800円】。
30000円 藐姑射秘言
【判型】大本2編2冊。縦260粍。
【作者】黒沢翁満(オキナマロ・重礼シゲノリ)作。
【年代等】安政6年跋・刊。刊行者不明。
【備考】分類「艶本」。色刷り模様表紙。好色日本3大稀書(藐姑射秘言/阿奈遠可志/逸著聞集)の一つ。黒沢翁満最晩年の作品で、「性本能をえぐったきわどい描写が続出するにかかわらず、いささかも卑陋な感じを与えない。…淡々として、人間の性の秘奥にわたる事実を叙して、いうにいわれぬ滋味をたたえる。滑稽、飄逸のなかに、するどい皮肉、諷刺をひらめかせ、ぎょっとするような赤裸々な人間の真の姿を見せる」。前編10話は世話もの人情話とすれば、後編10話は歴史もの(正確には歴史的事実を踏まえたフィクション)である(光明寺三郎『はこやのひめごと』参照)。
★原装・題簽付き・色刷り模様表紙・状態良好(上巻裏表紙一部破損補修・本文数カ所小虫補修)。稀書(『国書総目録』に所蔵なし)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、原装2冊揃いが、10万8000円】。
3000円 浚講録[御文浚講録]
【判型】大本2冊(3巻のうち中巻欠)。縦260粍。
【作者】粟津義圭(諦住タイジュウ)作。
【年代等】寛政6年春、恵実序。寛政6年2月刊。[京都]北村四郎兵衛ほか板。
【備考】分類「真宗」。
★原装・題簽欠・並本(小虫・シミ)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3冊揃いが1万円〜3万7800円】。
4000円 祭典略(祭文例なし)
【判型】大本2冊。縦268粍。
【作者】藤原宣隆作・序・跋。賀茂経春校・序・跋。岡部愛信跋。
【年代等】明治2年2月序。明治2年3月跋・刊。[東京]気吹舎塾蔵板。
【備考】分類「祭祀」。彫工=木村嘉平房義。「祭文例」の有無など異本2種。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1冊が、1620円〜9050円】。
10000円 鈴屋大人都日記[宮古日記]
【判型】大本2巻2冊。縦261粍。
【作者】石塚竜麿(竜満・竜麻呂)編。安田広治序。
【年代等】文政2年1月、夏目甕麿跋・刊。萩園蔵板。
【備考】分類「紀行」。宣長が享和元年3月末から6月上旬まで京都にいて講義を行った時の竜麿の随行日記。
★原装・題簽付き・並本(下巻一部シミ)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2万円〜4万5000円】。
9000円 二河白道護信録(前編)
【判型】大本3巻3冊(前後2編5巻6冊のうち)。縦261粍。
【作者】粟津義圭(諦住タイジュウ)作。
【年代等】安永2年6月刊。[京都]丁子屋九郎右衛門板。
【備考】分類「真宗」。前編:安永2年刊、後編:天明4年刊。唐の善導の『観無量寿経疏』の散善義に収まる「二河白道」に関する文章の注釈解説。この文は、衆生のもろもろの邪念欲情を二河に、内在する往生心を白道に譬えた教であるが、その文を数十条に分かって説く。ただの注釈でなく、平易に、しかも各条に三国の例話を豊かに付して面白くしてある。浄土教の民衆布教用たると共に、そのための説教者達の種本の一である。
★原装・題簽付き・状態良好(表紙やや傷み)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、前後6巻揃いが、3万2400円〜5万円】。
9000円 好古小録・好古日録(坤)
【判型】大本3冊(全3巻4冊中、「好古日録」乾巻欠)。縦263粍。
【作者】藤原定幹(藤井定幹・蒙斎・無仏斎)作。橘経亮序。
【年代等】小録:寛政6年序。寛政7年初刊。日録:寛政8年序。寛政9年初刊。明治初年後印。[京都]山田直三郎板。
【備考】分類「考証・随筆」。『好古小録』は上下2巻で、上巻は金石20条と書画102条、下巻は雑考57条と図録より成る。実地の調査に基づいた記述が多く、文献の記載の証拠をもとめることに終始していた当時の学者の盲点をついた、この領域での先駆的業績の一つ。『考古日録』は1巻2冊で、全119条を、本冊37条、末冊82条に分載し、印章・花押・古銭・古瓦、碑石などの石造遺物、古写本・古版本・暦本・文字、和紙の種類や製法、衣服や織物、調度や器物、ものさし・ます等に関して、実地に調査したことや、文献を参照して考察したことが述べられている(「日本古典文学大辞典」参照)。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4冊揃いの明治板が、1万8000円〜2万1600円】。
18000円 禁秘鈔[禁秘抄]
【判型】大本3巻3冊。縦257粍。
【作者】順徳天皇(順徳院)作。
【年代等】承久元年起稿、承久3年脱稿。江戸前期刊。[京都]吉田四郎右衛門板。
【備考】分類「有職故実」。上巻が賢所から女孺まで46項目、下巻が詔書から鳥虫まで45項目。宮中における有職作法の心得を漢文体で記したものであるが、単なる故実書ではない。近代(ほぼ建久以降)の宮中の有様が、『寛平遺誡』その他にみえる平安盛世の風儀に照らして、随所で批判されている。宮廷説話と関わる記述も多く、王朝文学を理解する上ですこぶる参考になる。
★原装・題簽付き(上巻摩滅)・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2万円(虫損)〜8万4000円】。
15000円 手束杖[太津可豆衛・多都可豆恵]
【判型】大本3巻3冊。縦260粍。
【作者】寺田長興作・序。高橋知周序。
【年代等】弘化4年9月凡例。嘉永2年1月、鉄研学人(斉藤謙)跋。嘉永2年刊。富士廼舎蔵板。[津]本屋佐兵衛ほか売出。
【備考】分類「語学」。
★原装・題簽付き・美本。
28000円 三草雑筆[三草随筆]
【判型】大本4巻4冊。縦260粍。
【作者】野之口隆正(大国隆正・今井中)作。
【年代等】安政3年初刊。明治初年再刊。[京都]細川清助(細川開益堂)板。
【備考】分類「国学・神道・歌学」。天保5年作・刊『鼻くらべのさうし(皇学鼻くらべ)』、天保5年序・刊『うた日記(歌日記)』、天保7年作・刊『憐駁者(レンバクシャ)』を集めた叢書。
★原装・題簽付き・極美本・稀書。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、明治板が4万8000円】。
28000円 武林名誉録
【判型】大本3巻5冊。縦258粍。
【作者】栗原信充(孫之丞・柳庵)作・序。
【年代等】弘化3年1月自序。弘化3年4月刊。[江戸]紙屋徳八(知新堂)ほか板。
【備考】分類「伝記」。
★原装・題簽付き・表紙やや傷み、本文良好、刷り美。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、9万9750円】。
20000円 声曲類纂
【判型】半紙本5巻6冊。縦245粍。
【作者】斎藤月岑(幸成)編。長谷川雪堤(巌松斎・松斎・宗一)画。木村助次郎編。
【年代等】弘化4年初刊。明治22年再刊。大正11年増補・再刊。[大阪]だるまや書店板。
【備考】分類「音楽・演劇」。音楽史書。浄瑠璃を主な対象として、小唄と江戸長唄を添え、三味線音楽史の分類百科事典を成している。巻頭の提要に、三味線弾・窟磊子人(ニンギョウツカイ)・傀儡場(アヤツリシバイ)・戯子(カブキ)等は穿鑿せず、節譜(フシハカセ)・呂律(リョリツ)等の事も除くということと、資料とした文献には年代の疑わしいものや諸説異同が多いけれど、そのままに記して愚考を加えないということをことわっている。援引書目には109部の書名を掲げ、その他浄瑠璃本・小唄本数百部に及ぶことを記す。浄瑠璃史に関する江戸時代の著述として最も詳密な書である。大正11年版は月岑手記の「補遺」を第6冊末尾に合冊する(「日本古典文学大辞典」参照)。
★原装・題簽付き・極美・帙入り。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、大正板が、3万5640円〜10万円】。
20000円 御代の恩沢
【判型】半紙本5巻5冊。縦223粍。
【作者】脇阪義堂作。下河辺拾水画。手島和庵(建タケシ)序。
【年代等】寛政2年冬、手島和庵序。寛政2年10月初刊。江戸後期再刊。[京都]吉野屋仁兵衛板。
【備考】分類「心学」。巻末広告によれば、安永9年刊『絵本雨やどり』の続編という。巻之一は、富家の主人とすたすた坊主との問答から始まり、現在の富貴・名望が全て先祖の苦労のお陰で、「ありべかかりの丸裸」で暮らす大切さや知足安分を諭す。また、隋の煬帝と松下禅尼との問答では倹約を教え、また、荘子と周の幽王との問答では私欲や色欲を戒める。巻之二は、千手観音と虱(その姿から「千手観音」の異名を持つ)の問答で、虱が「我と名の紛(まぎら)はしきを嫌ひ給はゞ、其元の沢山なる手を減し、賤しき我に似ることなかれ」と千手観音の言いがかりに反駁する話から「天命の職分」などを説き、さらに、兼好法師と遊女の問答から人生の迷夢から目を覚ませと戒める。巻之三は、釈迦如来と雲助の問答を通して、心掛け次第で娑婆も極楽となることや、知足安分の重要性や天下泰平の恩を諭し、さらに影法師との出会いで青砥藤綱が「万事我が影」と悟った逸話を紹介する。巻之四は、癪気持ちと力持ちとの問答で他人を羨まず己の利点に油断しないことを述べ、長田の庄司と磁石との問答で天理自然に生き「只今の一念」を捌く大切さを教える。巻之五は、大黒天と麻衣道人との問答で、いかに大黒天といえども先祖から頂いた槌や袋が無ければ福を与えられないという譬喩を通じて家業出精などを諭す。以上の多彩な訓話に道歌や金言俚諺を織り込み、種々の挿絵を交えて理解が深まるように工夫されている。
★原装・題簽付き(2冊摩滅)・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、8万円〜15万7500円】。
2000円 〈近藤元粋編輯〉新撰文語粋金[〈新撰〉文語粋金]
【判型】半紙本4巻4冊。縦225粍。
【作者】近藤元粋(南州・純叙スミヨシ・蛍雪軒・猶学書院)編。
【年代等】明治9年12月、著者例言。明治10年2月、藤野正啓(マサフミ・海南・伯迪)序。明治10年9月刊。[大阪]岡田茂兵衛ほか板。[大阪]岡嶋真七売出。
【備考】分類「漢学」。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4冊揃いが、2000円〜8000円】。
20000円 老人必用養草[老人養草](再刻)
【判型】半紙本5巻3冊。縦222粍。
【作者】香月啓益(則真・牛山・貞庵)編。
【年代等】正徳6年春作。正徳6年春、北村可昌(ヨシマサ、伊平・篤所)序。正徳6年2月、春水堂序・初刊。寛政5年再刻。[京都]林権兵衛板。
【備考】分類「医学」。『老人必用養草』は元禄の頃、三百年前の養生の心得、飲食、生活環境、心身の養生について述べたものであるが、細部はともかく本質的な記述に気づかされること、同感できることが多くある。 人の生き方の本質は江戸時代と現代でそう大きく変わっていない。それだけに、高齢化社会が世界に先駆けて進んでいる日本で、『老人必用養草』は意義ある書物となるだろう。本書から日常と違った視点で老人の生き方を知ることが出来るからである。その意味でも若い人も、いや若い人にこそ読んでほしい本である。(酒井シヅ〔順天堂大学名誉教授・日本医史学会理事長〕「序――老いを生き、老いを楽しむ江戸の知恵」より)
★原装・題簽付き・美本(下巻ややシミ)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、正徳板5冊揃いが、6万4800円〜8万5000円】。
5000円 経済小学[西洋経済小学]
【判型】半紙本2巻2冊。縦223粍。
【作者】イリス・ウィリアム作。神田孝平訳・序。
【年代等】慶応2年4月自序。慶応3年刊。[東京]神田氏蔵板。[東京]紀伊国屋源兵衛売出。
【備考】分類「経済」。イリス著の経済入門書を邦訳したもの。
★原装・題簽付き・極美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、8000円(改装)〜8万4000円】。
15000円 〈岡千仭・河野通之同訳〉米利堅志[繙訳米利堅志]
【判型】半紙本4巻2冊。縦224粍。
【作者】カッケンポーズ(格堅勃斯)原作。岡千仭(センジン・鹿門・修)・河野通之訳。
【年代等】明治4年12月、岡千仭例言。明治6年12月、中村正直(敬宇)序。明治7年2月、川田甕江(剛・毅卿)序。明治7年4月、藤野啓(海南)跋・刊。[東京]博聞社ほか板。
【備考】分類「外国史」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2万5000円〜16万2000円】。
10000円 心学早まなび[心学早習備(ハヤマナビ)]
【判型】半紙本1冊。縦225粍。
【作者】野崎一歩斎作。中次良三郎跋。
【年代等】寛政9年4月作・刊。[江戸]西村源六(文刻堂)板。
【備考】分類「心学」。寛政11年に『克己道徳鈔』と改題・再刊された。
★原装・題簽付き・状態良好(一部小虫補修)。稀書。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、改題本の『克己道徳鈔』が、4万5000円】。
6000円 放生手引草(天明4年)
【判型】半紙本1冊。縦228粍。
【作者】諦忍(タイニン・妙竜・雲蓮社空華クウゲ)作。
【年代等】天明3年1月、八事山老序。天明4年11月初刊。[名古屋]藤屋市兵衛ほか板。
【備考】分類「真言」。尾張国八事山興正寺5世の妙竜(1705-86)が晩年に著した真言系の放生教訓書で、死後半世紀以上を経た嘉永年間に上梓されたもの。全10項の問答形式で綴るが、まず、追善法要の際に鰻・鰌(どじよう)などを池などに放つ理由や起源についての問いから始まり、『金光明最勝王経(こんこうみようさいしようおうきよう)』にある放生会(ほうじようえ)の由来や天台大師らの放生池(ほうじようち)の故事、永明寿(ようめいじゆ)禅師の放生、道元禅師の語録集『正法眼蔵随聞記(しようぼうげんぞうずいもんき)』の言葉などを紹介し、さらに、日本における放生会の歴史を概説する。以下同様に、世俗に魚鳥を食する一方であえて放生を行う理由、放生について書かれた他の経文、戒殺放生が自身の功徳のみならず亡者の追善になる理由、放生の作法、放生による現世での利益の事例、殺生の罪、戦乱時の殺生の罪、八幡宮の本地が弥陀仏である証拠などについての問答を展開する。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万800円】。
9000円 作詩志?[北山先生作詩志?]
【判型】半紙本1巻付録1巻合1冊。縦225粍。
【作者】山本北山(喜六・信有・奚疑主人)作。雨森牙卿(宗真・牛南・麟齋)校。
【年代等】天明2年9月、山田正珍(宗俊)序。天明2年11月、高井邦淑跋。天明3年刊。[江戸]須原屋伊八(青黎閣)板。
【備考】分類「漢詩」。本文47項、付録3項から成り、漢詩の平仄・句法・詩体・押韻・詩趣・用語等について見解を述べる。論議の主眼は、当時詩壇に強い影響を与えていた古文辞派(荻生徂徠の学統)の詩風を批判することにあり、古文辞派の盛唐詩尊重の擬古主義を模擬剽窃ときめつけて、自己の真情を吐露するところに、たとえ拙くとも清新な詩が生まれると説く(「日本古典文学大辞典」参照)。
★原装・題簽欠・状態概ね良好(末尾数丁小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2万円〜2万5000円】。
10000円 天満宮御伝記略(嘉永板)
【判型】半紙本2巻2冊。縦237粍。
【作者】平田篤胤作。根岸延貞等編。戸倉胤則序。ケイ斎紹真画。村井政儀・山本真秋跋。
【年代等】文政3年5月作。嘉永4年8月序。嘉永4年10月刊。[江戸]伊吹廼屋蔵板。[江戸]紙屋徳八ほか売出。
【備考】分類「伝記」。本書の先行板である文政3年板が天保7年の火災で焼失したために堺氏・西村氏・高橋氏・川上氏・村井氏らによって再刻・上梓されたもの。
★原装・題簽付き・極美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、7000円(虫損)〜3万円】。
25000円 万宝新書(初・2編)
【判型】半紙本2編2冊。縦226粍。
【作者】宇田川興斎(瀛エイ)訳・序。
【年代等】安政6年10月自序。安政7年1月刊。万延元年閏3月刊記。文久元年10月、磐渓老人序・刊。[大阪]河内屋茂兵衛板。
【備考】分類「事典」。
★原装・題簽付き・極美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2冊揃いが、4万7250円〜5万4000円】。
3000円 当路心得草
【判型】半紙本1冊。縦239粍。
【作者】高梨謙利書。
【年代等】文久3年8月作・書。
【備考】分類「法制」。官職・位階の概要を記す。特に、親王家・宮御門跡方から卜家・丹家に及ぶ37分類136家について住所や石高を注記する。
★原装・状態良好。稀書(『国書総目録』未記載)。
1200円 かなづかひ教科書
【判型】半紙本1冊。縦225粍。
【作者】物集高見(モズメタカミ)作。
【年代等】明治19年4月初刊。明治24年1月再刊。[東京]長谷部仲彦(十一堂)蔵板。[東京]弦巻商店売出。
【備考】分類「語学」。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、756円〜3500円】。
1500円 〈華道家元〉華かがみ〈花心粧の巻〉
【判型】半紙本1冊。縦222粍。
【作者】池坊専啓編。
【年代等】明治27年1月、幽甫山人(津田好)序。大正6年刊。[京都]池坊専啓蔵板。
【備考】分類「花道」。
★原装・題簽付き・極美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1200円〜8640円】。
6000円 〈増補〉古言梯標註(山田常助増補)
【判型】半紙本1冊。縦230粍。
【作者】楫取魚彦(カトリナヒコ)作。賀茂真淵跋。山田常助増補。
【年代等】明和元年8月作。明和2年4月、藤原(加藤)宇万伎序。刊。明和2年5月初刊。弘化4年春刊。[江戸]英文蔵(青雲堂)板。
【備考】分類「語学」。契沖の仮名遣い書「和字正濫鈔」の不備を補い、その根拠を古典から抜き出して整理し、補足説明したもの。初板本は明和2年5月刊でその後「古言梯再考全」が刊行、次いで、寛政7年村田春海増訂、享和2年清水浜臣増訂を経て「再考増補訂正」が文政3年12月再刻(清水浜臣跋)、さらに山田常助増訂「増補古言梯標註」などが刊行された。
★原装、題簽付き・美本(刷り美)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万円〜1万2000円】。
3500円 養生要論(正編)
【判型】半紙本1冊(正続2編のうち正編)。縦228粍。
【作者】鈴木朖(アキラ・離屋)作。
【年代等】天保5年4月、丹羽最序・刊。[江戸]永楽屋東四郎(東壁堂)板。
【備考】分類「医学」。
★原装・題簽付き・状態良好。
3000円 挿花養草[挿花初学養種]
【判型】半紙本1冊。縦224粍。
【作者】千松庵一樹作・序。
【年代等】文政元年10月刊記。文政元年11月自序・初刊。天保6年8月求板。[江戸]和泉屋市兵衛ほか板。
【備考】分類「花道」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万8510円】。
3000円 活花道しるべ
【判型】半紙本1冊。縦226粍。
【作者】一円斎松甫作・序(紙片で「千秋庵鶴翁述」と訂正)。
【年代等】文政11年4月作(紙片で「嘉永5年」に訂正)。文政12年3月自序(紙片で「嘉永5年12月、分葉斎三虎序」と訂正)・刊。
【備考】分類「花道」。
★原装・題簽欠・並本・稀書。
1500円 〈遠州流〉挿花四季詠
【判型】半紙本1冊。縦235粍。
【作者】森一訓(カズクニ・蓬生亭)編。葛飾北斎(菱川宗理)画。
【年代等】文化13年9月、蜀山人序。文政元年刊。[江戸]和泉屋庄次郎板。
【備考】分類「花道」。後に4編まで刊行されたが、本書は単独で刊行されたものであろう。
★原装・題簽欠付き・並本(本文1丁欠)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4冊揃いで、4万9370円】。
1500円 〈明治新撰〉幼童訓
【判型】半紙本1冊。縦228粍。
【作者】富谷通仙子作・跋。金山広斎・別所友賢・忘筌校。
【年代等】明治3年1月跋・刊。[京都]大ソウ館塾蔵板。大津市郎兵衛売出。
【備考】分類「往来物」。儒教経典中の語句を用いて童蒙が努め守るべき礼儀・道徳・学問・人倫などの心得と名数等の語彙を列挙した往来。『実語教』風の漢字5字1句形式の全474句から成る。朝の身繕い、父母への挨拶、礼拝、食事から始まって学業や遊芸、生活全般の心得、さらに孝悌等の人倫を、和漢の人物を例に引きながら諭すのが特徴。後半部には、中国歴代王朝名、三才・四方・五行(木・火・土・金・水)・五色(青・黄・赤・白・黒)、その他身体・鳥獣・数・度量衡・五倫五常・六芸・六義などの語彙を列挙する。さらに、末尾に漢字10字1行・合計11行の文章を続けて、八卦・十干十二支や時候・日月に関する語彙を並べた後で、「汝等各早修、勉旃勿懈矣」と結ぶ。本文を楷書・大字・5行・無訓で記す。巻末に「五十音仮字切指南」「五行八卦」「三十韻」「類似抄略」「俗制字略」および「略字引」を載せる。
★原装・題簽付き・状態良好(ややシミ)。
35000円 生花早満奈飛[生花早満奈比・生花早学・生花早まなび]
【判型】中本10編10冊。縦176粍。
【作者】暁鐘成(鶏鳴舎)編。
【年代等】初編=一本亭魚鱗序。弘化2年9月刊。2編=天保13年夏、真萩庵老人(鹿廼屋)序。嘉永4年6月刊。3編=天保14年夏、紅葉亭老樵序。刊年不明。4編=天保14年8月、純浄房荒陵序。刊年不明。5編=天保14年9月、藤廼家主人序。刊年不明。6編=嘉永元年秋、山田耕序。嘉永4年6月刊。7編=嘉永元年7月、伊勢髪長序。弘化2年9月刊。8編=嘉永2年秋、松栢庵序。明治初年刊。9編=嘉永2年11月、萩之舎主人序。刊年不明。10編=嘉永4年頃、十三軒糸麻呂序。嘉永4年6月刊。【初編〜10編】[大阪]伊丹屋善兵衛板。
【備考】分類「花道」。
★原装・全て題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、10編揃いが、8万5000円、9冊(1冊欠)が3万5000円】。
15000円 艶色競(1-3編)
【判型】中本3編9冊(全6編18冊中)。縦180粍。
【作者】四方梅彦(松園)作(4-6編は二世梅暮里谷峨作)。一梅斎芳晴画。
【年代等】安政4-5年刊。刊行者不明。
【備考】分類「人情本」。書名の読みは「いろくらべ」が原本通り(『国書総目録』では「あだくらべ」と読ませる)。
★原装・色刷り表紙・題簽付き・並本(一部やや汚損・小虫・手擦れのため購入価以下でスタート)。稀書(『国書総目録』で数カ所)。
3000円 詩学精選
【判型】中本4冊(全5巻中1巻欠)。縦180粍。
【作者】庄門煕(ショウモンヒロシ)編。
【年代等】明治11年6月免許。明治12年3月刊。[大阪]前川源七郎板。
【備考】分類「漢詩」。
★原装・題簽付き・状態良好(一部小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5冊揃いが、1万4190円】。
2000円 皇朝史略便蒙
【判型】中本2巻2冊。縦182粍。
【作者】飯田恭雄編。萩原正平校。
【年代等】明治10年10月。平山陳平序。明治10年11月刊。[静岡]広瀬市蔵ほか板。[藤沢]川上九兵衛ほか売出。
【備考】分類「通史」。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、類書3巻本が、5400円】。
3000円 射号日本図記
【判型】中本2巻2冊。縦180粍。
【作者】大屋ト?(オオヤガイゴウ)編。
【年代等】明治6年5月、藤田維正序。明治6年6月刊。[金沢]石川県学校蔵板。[金沢]近田太平ほか売出。
【備考】分類「近代教育」。
★原装・題簽付き・色刷り地図付き・状態良好(下巻数丁小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2冊揃いが、5000円〜1万5700円】。
6500円 〈古今評論〉早引人物故事(早引故事大成)
【判型】横本2巻2冊。縦122粍。
【作者】川関惟充編・序。
【年代等】享和2年1月自序。文政8年2月刊。[大阪]河内屋茂兵衛ほか板。
【備考】分類「伝記」。人名の第一音と訓読の数で引くイロハ引きの人物辞典。人名に続けて略伝とその出典を掲げる。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、8100円〜2万1000円】。
5000円 続虚字解
【判型】中本2巻2冊。縦180粍。
【作者】皆川淇園(愿・有斐斎)作(詮訳)。剛中序。
【年代等】寛政4年9月刊。著者蔵板。[京都]浅井庄右衛門ほか売出。[京都]菱屋孫兵衛売出。
【備考】分類「文字」。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、江戸板2冊揃いが、8500円】。
1500円 〈滋賀県管内〉地理書字引
【判型】横本1冊。縦108粍。
【作者】河野通宏編。奥田栄世校。
【年代等】明治10年12月刊。[滋賀県]沢宗次郎板。
【備考】分類「近代教育」。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1000円(傷み)〜4500円】。
6500円 〈泰平〉報恩談
【判型】中本1冊。縦187粍。
【作者】西村七右衛門作。
【年代等】安政3年11月刊。[江戸]西村七右衛門板(私家版)。
【備考】分類「雑記・教訓」。
★原装・題簽付き・状態良好。稀書(『国書総目録』で2カ所)。
2500円 〈定本〉墨色小筌[鼇頭定本墨色小筌]
【判型】中本1冊。縦178粍。
【作者】鶴峰世霊(鶴峰戊申シゲノブ)作。
【年代等】文政元年8月、九曜堂主人序。文政元年11月、井上教親(源教親・鶴洲・主殿・和卿)序。文政元年12月刊([大阪]伊丹屋善兵衛ほか板)。明治初年再刊。[大阪]中川勘助ほか売出。
【備考】分類「占卜」。
★原装・題簽付き(一部痛み)・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2500円(痛み)〜9000円】。
2000円 晴雨考[嘉永二年己酉歳晴雨考]
【判型】中本1冊。縦182粍。
【作者】平井直之(豊亮トヨスケ)作。吉雄常三(南皐ナンコウ)校。
【年代等】嘉永元年11月作。嘉永2年刊。[名古屋]医学館板カ。
【備考】分類「気象」。幕末に各地で出版された気候書の一つ。
★原装・題簽欠・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4320円〜9720円】。
8000円 詠史百首
【判型】小折本1帖。縦125粍。
【作者】加藤千浪(萩園・弥三郎)作。
【年代等】幕末〜明治初年刊。萩園(著者)蔵板。
【備考】分類「和歌」。外国に迎合した開国に向かう幕末の状況の中で、国家意識高揚を促すために生まれた詠史歌の一つ。神武天皇から木村重成までの100首を収録し、南朝を支持する姿勢も表明する。類書数種あるが、諸本で異同がある。
★原装・題簽付き・各丁背景色刷り模様・並本(やや小虫)。書袋付き。稀書。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、異本と思われる2編揃いが、2万5000円】。
3500円 〈俳諧〉発句手引艸
【判型】小本1冊。縦159粍。
【作者】滄浪居士(葎亭・三宅嘯山)作・序。
【年代等】寛政12年7月刊記。寛政12年8月自序・刊。[京都]菱屋孫兵衛ほか板。
【備考】分類「俳諧」。初心者のための作法書。発句に使う表現を、上五・中七・下五の三部に分けて集めたもの。読者はその各部から適当に五・七・五を拾って、たやすく発句を作ることができる。あるいは中七・下五が先にできてどうしても上五が決まらないというようなときに便利である。また巻頭には発句の作り方を概説し、巻末には切字や付句について述べている(「日本古典文学大辞典」参照)。
★原装・題簽付き・状態良好(ややシミ)。稀書。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3000円(汚損本)】。
6000円 正風遠州流挿花独稽古[〈遠州流生花〉ひとりげいこ]
【判型】小本1冊。縦163粍。
【作者】米一馬(貞松斎)作・序。
【年代等】文化3年春自序。文化3年春、酔花山人序。文化3年2月刊。[江戸]野田七兵衛ほか板。
【備考】分類「花道」。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2万1600円】。
1500円 童子通
【判型】中本1冊。縦182粍。
【作者】山本蕉逸(庄一)作。石原愚叟・楳塢老人序。
【年代等】天保10年夏、楳塢老人序。天保15年4月初刊。明治初年再刊。[東京]和泉屋金右衛門板。
【備考】分類「往来物・語学」。漢文訓読や和漢の名数、その他の基本語、また学問の心得などについて述べた童蒙手引書。数目(九九を含む)、方名、十干十二支、名数(三才・四時・五行・五色・五味ほか)や訓点・音訓・素読・四声のあらまし、字形の似た漢字や宛字・異体字・俗字、また、仮名遣い、童蒙の学習順序、和漢の典籍、和漢の尊号・国号・年号(「本朝尊号歌」「唐土歴代国号歌」を含む)など、童蒙に必要な雑多な知識と教訓を説く。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、原装本が2000円〜5000円】。
20000円 朝陽閣字鑒
【判型】縦長本首巻30巻16冊。縦278粍。
【作者】高田忠周編・序。
【年代等】明治34年5月自序。明治34年9月、田口乾三跋。明治35年9月〜明治36年6月刊。[東京]吉川半七板。
【備考】分類「書道・辞書」。
★原装・美本・木製元箱付き【ゆうパック着払い】。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、27000円】。
4500円 俳翌[俳翌四季詞]
【判型】豆本1冊。縦71粍。
【作者】秋里籬島(湘夕・舜福)編・序。堀白水書。
【年代等】寛政7年2月自序。寛政7年6月、蘭更序・刊。刊行者不明。
【備考】分類「俳諧・辞書」。
★原装・題簽欠・状態良好。
4500円 米銭胸算用(初編)
【判型】小本1冊。縦115粍。
【作者】井上定賀作。
【年代等】天保5年8月凡例。天保5年8月刊。[江戸カ]晞幹堂蔵板。[江戸]英大助ほか売出。
【備考】分類「商業」。
★原装・題簽付き・美本・稀書。
9000円 長崎伝来智恵鑑[妙術知恵加々美二編・妙術智恵鑑・妙薬奇法智恵鑑]
【判型】小本1冊。縦113粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。刊行者不明。
【備考】分類「便覧」。「掛物・巻物へ墨を付けたるを取る伝」「腋臭の妙薬」「紙に木目を置く伝」「水を湯にする伝」「山の芋を鰻にする伝」「子供の月代嫌いを直す伝」「甘酒手作りの伝」「灰吹より火炎を出す伝」など秘術や生活上の秘訣などを集めたもの。巻頭口絵数丁色刷り。
★原装・題簽付き・稀書(本文半丁欠)。
5000円 〈日光道中付〉奥道中附〈道法だちんづけ〉
【判型】小本1冊。縦126粍。
【作者】不明。
【年代等】享和2年刊。[江戸]岩戸屋喜三郎板。
【備考】分類「地誌」。
★原装・題簽付き・美本。
10000円 拳独稽古(柳子十明)
【判型】小本1冊。縦122粍。
【作者】柳子十明校・序。歌川直久画。
【年代等】嘉永2年1月自序・刊。[江戸]亀屋文蔵板。
【備考】分類「遊戯」。
★原装・題簽欠・状態良好・稀書。
2000円 帝王御譜
【判型】小本1冊。縦125粍。
【作者】七条信元(ノブハル)序。
【年代等】明治元年11月序・刊。刊行者不明。
【備考】分類「系譜」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2500円】。
2500円 麗玉百人一首
【判型】小本1冊。縦142粍。
【作者】不明。
【年代等】文政4年1月再刊。[江戸]和泉屋市兵衛(甘泉堂)板。
【備考】分類「百人一首」。
★原装・題簽付き・状態良好。
1500円 〈諸民通用〉一筆案文(小本)
【判型】小本1冊。縦138粍。
【作者】松泉堂書。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]山口屋藤兵衛(錦耕堂)板。
【備考】分類「往来物」。式亭三馬作『〈世俗通用〉一筆啓上』を模倣した用文章。前半の用文章には「年始之文」から「帰国之上土産配之文」までの39通を収録するが、これは『一筆啓上』全68通からの抄録。後半の証文類も『一筆啓上』からの抜粋で、「店請状」以下9通の例文を載せる。
★原装・題簽付き・状態良好。
5000円 てにをは紐鏡[天尓遠波紐鏡・ひも鏡]
【判型】1帖。表紙縦152×横70粍。
【作者】本居宣長作。
【年代等】明和8年10月作・刊。[松坂]南華堂蔵板。[京都]景雲堂売出。
【備考】分類「語学」。係り結びの法則を1枚の図表にして示したもの。係りの語を「は・も・徒(タダ)」「ぞ・の・や・何」「こそ」の3類に分けて横3列に並べ、おのおのに応じる結びの語例を縦43段に並べて示す。係り結びの法則を体系的にまとめた最初のものであり、以後の国学者の国語研究にも大きな影響を与えている。なお、本表の解説として書かれた書が『詞の玉緒』である(「日本古典文学大辞典」参照)。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、明治板が5140円】。
3500円 万物早占
【判型】小本1冊。縦157粍。
【作者】華陽散人作。
【年代等】宝暦6年4月、融明序。宝暦6年4月、惟斎跋。文化8年11月刊。[大阪]平野屋武右衛門板。
【備考】分類「占卜」。
★原装・題簽付き・美本・稀書(『国書総目録』で1カ所)。
3500円 依恩借後納之定
【判型】折本1帖。縦198粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊カ。刊行者不明。
【備考】分類「法制・和算」。武田信玄の家臣である高坂弾正らが元亀3年(1572)10月に御用金・御用米の恩借を甲州四郡惣代百姓らに願い出た廻状の文書を掲げ、これを題材にした相場計算の方法を示した書。郷土に伝わる歴史的事件を和算入門書に展開した特異な例として興味深い。
★原装・題簽欠・状態良好・稀書。
6500円 武者詞伊呂波寄
【判型】折本1帖。縦174粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊カ。刊行者不明。
【備考】分類「兵法」。中世以後に武士が戦場等で用いた独特な表現や言葉、戦国期以降の武士社会特有の用語等をイロハ順に集録した語彙集。
★原装・題簽付き・美本・稀書。
5500円 〈和蘭〉用薬便覧
【判型】縦長本1冊。縦198粍。
【作者】日高涼台(日高信・精・六六堂)編・序。
【年代等】天保6年3月自序。天保8年3月刊。[名古屋]永楽屋東四郎板。
【備考】分類「薬物」。当時としては珍らしいオランダ薬用の書で、項目書きで最初に症状を挙げ、使用する薬名、大人・小児に対する分量、用法、薬の効能、禁症(用いてはならない場合)などを記している(千葉大HP)。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5000円〜1万円】。
15000円 武江遊観志略
【判型】三切本1冊。縦74粍。
【作者】竜尾園尋香(般若道人)編・序。凉岳画。
【年代等】安政6年11月自序・刊。刊行者不明。
【備考】分類「地誌」。『東都歳事記』等に収録された四季折々の寺社祭礼・年中行事等を四季月次順に簡潔に記した便覧。各月に限られる行事、毎月または年中行われている行事などを記号で区分する。
★原装・題簽付き・極美本・口絵5葉色刷・稀書。
3000円 松嶋往来(折手本)
【判型】折手本1帖。縦185粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期書。
【備考】分類「往来物」。「去頃、奥州暦覧いたし、此程令帰府候…」で始まり「…猶、紀行校合出来候は、可入御覧候。恐惶謹言」と結ぶ一通の手紙文で、江戸から日光、白河、白石、仙台、塩釜、松島、平泉、出羽三山を経て象潟に至る道中の名所旧跡・神社仏閣の景観や縁起・故事などを記した往来。刊本は天明8年初刊。
★原装・状態良好・本文末尾不備。
4500円 俳諧続翌檜[俳諧早作大全・俳諧早作伝]
【判型】三切本1冊。縦73粍。
【作者】秋里籬島(湘夕・舜福)編・序。高桑闌更(半化房・半化坊・李桃亭・狐狸窟・芭蕉堂)・路両諫坡序。
【年代等】安永5年、落柿舎去来(向井去来・兼時・元淵)跋・初刊。寛政12年求板。[大阪]藤井六兵衛板。
【備考】分類「俳諧」。
★原装・題簽付き・状態良好・乱丁(落丁?)あり。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5400円】。
3500円 算法早満奈飛[〈独学捷径〉算法早満奈飛・〈独学捷径〉算法早まなび・算法早学・算法道標]
【判型】三切本3編7巻合1冊。縦71粍。
【作者】福田金糖・松村忠英・千葉武悦編。福田金糖・伊東祐吉・千葉武悦・佐野義致校。千葉武悦序。黒田庸行書。
【年代等】弘化2年春、千葉武悦序・初刊。安政2年1月求板。[大阪]敦賀屋九兵衛ほか板。
【備考】分類「和算」。
★原装・題簽付き・状態良好。
3000円 〈訓点読法〉庭訓往来証注大成
【判型】大本1冊。縦256粍。
【作者】永井如瓶作。山崎美成(北峰)補・序。凌雲堂書。
【年代等】嘉永4年5月序・刊。[江戸]山本平吉板。
【備考】分類「往来物」。『庭訓往来』の各状を4-5段に分けて行書・大字・8行・無訓で記し、段毎に詳細な割注を設けた注釈書。注記は、如瓶の『庭訓往来諺解大成』と貞丈の『庭訓往来諸抄大成扶翼』を重んじながら、なお自説を加味する。巻首に漢文体・和文体二様の序文を掲げ、往来の語義や発達・普及、注釈本の展開等について解説する。頭書欄には、楷書・小字・14行・付訓の本文読方(漢字・平仮名交じり文)とともに挿絵60葉を収める。
★原装・題簽付き・状態良好(表紙やや傷み)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5000円〜1万6200円】。
2000円 菊寿庭訓往来絵抄解
【判型】大本1冊。縦256粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。刊行者不明。
【備考】分類「往来物」。
★原装・題簽付き・並本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、7610円〜8228円(美本)】。
4000円 〈訂誤〉庭訓往来捷註
【判型】大本1冊。縦258粍。
【作者】平丘(駒籠隠士)注。片岡長住書。烏有斎序。
【年代等】寛政12年7月刊。[江戸]角丸屋甚助板。
【備考】分類「往来物」。『庭訓往来』の各状を20段前後に分けて詳細な割注を施した注釈書。本文を大字・8行・無訓で記し、細字の漢字・平仮名交じり文(付訓)の注釈を付す。本文中の用字・用句を近世後期庶民生活の日常生活に即して平易に解説するだけで、出典や故実には言及しない。また、頭書に本文読方(行書・小字・付訓の漢字・平仮名交じり文)を掲げるほか、巻首に烏有斎の「題捷註」と平丘の「凡例」を置く。凡例には、「唯童蒙に便するを主とす。故に文辞の鄙俗なるを厭ず…」「読易き者は注解、務(つとめ)て簡易に従ふ。童蒙をして熟思せしめて其才を育長せんが為なり…」と、本書の編集方針に触れる。なお、『角丸屋助蔵板目書目』は、本書の作者を「駒籠先生」と記す。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、原装本が5400円〜1万5750円】。
2500円 〈頭書絵抄〉庭訓往来(安政2年・山崎屋ほか板)
【判型】大本1冊。縦261粍。
【作者】不明。
【年代等】寛政12年1月初刊。天保13年1月再刊。嘉永3年3月三刻。安政2年5月四刻。[江戸]山崎屋清七ほか板。
【備考】分類「往来物」。刊記の丁に「製本師・森田八右衛門」の朱印を押す。頭書絵抄本。
★原装・題簽付き・状態良好(小口の一部に柿渋塗りあり)。
2500円 〈甘泉堂蔵〉泉宝庭訓往来鳳庫
【判型】大本1冊。縦255粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]和泉屋市兵衛(甘泉堂)板。
【備考】分類「往来物」。
★原装・題簽付き・並本(冒頭部書き入れあり)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万800円】。
3500円 庭訓往来(芝泉堂)
【判型】大本1冊。縦273粍。
【作者】坂川暘谷(芝泉堂)書。荒川暘湊跋。
【年代等】文政11年11月跋・刊。[江戸]和泉屋吉兵衛板。
【備考】分類「往来物」。
★原装・題簽付き・極美本。
3500円 〈後醍醐天皇勅号〉庭訓往来
【判型】大本1冊。縦257粍。
【作者】巻鴎洲(之紀)書。
【年代等】万延2年春刊。[江戸]山口屋藤兵衛板。
【備考】分類「往来物」。
★原装・題簽付き・状態良好。
3500円 〈新板常用・万世宝鑑〉紅梅用文章顕徳大成[〈万寿〉紅梅用文章顕徳大成]
【判型】大本1冊。縦265粍。
【作者】并河呂焉(ナミカワロエン)作。菅沼?洲(ブンシュウ)書(筆者名は天明6年板に記載)。
【年代等】寛保元年頃作。明和6年初刊。天明6年10月求板。[江戸]前川六左衛門板。
【備考】分類「往来物」。「家中之面々家老中江遣文」から「奉公人請状之事」までの44通の消息・触状・証文類の文例を集めた用文章。本文を大字・4行・付訓で記す。末尾の奉公人請状に「寛保元年酉九月」の記載があるため、この頃に作られたものと思われる(ただし、現存最古は明和6年再板本)。宛名人に脇付を付した高格の例文から日用例文までを含み、各種祝儀状・見舞状・借用状・招待状・礼状等から成るが、「若子誕生家中触書」「家中江之触書」「村中触書」など準法規的文書も載せる。付録記事には独自の内容が多く、巻頭に「大日本国安見略図」「江戸方角安見略図」「南膽部州大日本国尽」、頭書に「字尽并世話字」「今川状」「吉書試毫之詩歌」を収める。末尾の筆者識語によれば「書林通志堂」の求めにより執筆したという。通志堂は享保以降に活動していた京都書林であるから、本書の初刊は寛保元年頃と見るべきであろう。本書は後に江戸書肆・前川六左衛門によって天明6年に求板刊行(見返・前付に小異あり)されたほか、『江戸出版書目』によれば、享和元年にも前川によって再刊されている。
★原装・題簽欠・表紙痛み・本文一部痛み・並本。稀書。
3500円 〈御家〉増補文通自在
【判型】大本1冊。縦265粍。
【作者】松崎周山(東光堂)書。
【年代等】天保12年2月書。天保12年11月刊。[江戸]須原屋茂兵衛(千鐘房)板。
【備考】分類「往来物」。(1)「準漢文体書簡」に、(2)「四季仮名文」や(3)「四季散らし文」、また、(4)「証文類文例」や書簡用語全般に至るまでを収録した大部な手本兼用文章。(1)は、「年始之文」から「俳諧催文・同返事」までの81通で、五節句祝儀状や四季の行事にまつわる手紙、また、通過儀礼に伴う祝儀状や病気・死去・火事・出水などの凶事の際の見舞状、その他諸用件の手紙、各種礼状等から成る。(2)は、「初春の文」から「歳暮の文・同返事」までの四季の書状17通。(3)は、四季の風情を述べた雅文4通を3-5段の散らし書きにする。(4)は、「借用申金子之事」以下12状の証文文例。(3)以外は本文を概ね大字・4-5行・所々付訓で記す。巻末「文章之類語」に、消息一般の用語のほか、祝詞之部・凶詞之部・時候之部・節句異名・月異名并時候差別・文言上中下之事・宛所脇付之事の各項毎に類語を集める。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、原装本が、8230円〜1万2000円】。
3500円 手紙案文(佐々木文隆堂)
【判型】大本5巻1冊。縦264粍。
【作者】佐々木文隆堂(正舟)書。
【年代等】文化8年1月書・刊。[京都]八駿堂蔵板。
【備考】分類「往来物」。仁・義・礼・智・信に5分冊したものと1冊に合綴した二様がある。消息例文の豊富で、消息用語や書簡作法など詳しい関連記事を満載した用文章。収録書状は「年頭祝儀文章」から「別家悦之文章・同返事」までの86通。五節句・四季行事の手紙、商用の手紙、慶事祝儀状の順に配列する。本文を大字・5行・付訓(返り点不記)で記し、頭書「本文読法」に返り字を再掲して訓点を施すのが特徴。この「本文読法」は「義」巻の前半部までで、それ以降の頭書には書簡作法全般の「書札文式」や、「証文手形案紙(手形案文11例と心得)」「仮名文(七通)」「日本国尽」を収録し、頭書には適宜関連の挿絵を掲げる。
★原装・題簽欠・表紙痛み・本文は概ね良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、表紙痛み本が、5400円】。
2500円 鳴鳳帖
【判型】大本1冊。縦266粍。
【作者】船田耕山(雅通)書。
【年代等】宝暦4年9月刊。[江戸]鶴本平蔵板。
【備考】分類「往来物」。耕山筆の詩歌ならびに書状を収録した陰刻の手本。前半に漢詩文と和歌を各6編ずつ収め、後半に献「上品披露の模様を伝える礼状」以下22通を収める。後者は、将軍家に対する奉書・披露状など武家用文が中心で、本文を大字・4行・無訓で記す。
★原装・題簽付き(やや摩滅)・状態良好。
2000円 本朝千字文
【判型】大本1冊。縦250粍。
【作者】戸川後学注。
【年代等】安永4年初刊。刊年不明。刊行者不明。
【備考】分類「往来物」。「日本開闢、謂国常立、弉冉二神、夫婦之根…」で始まる漢字4字1句・全250句1000字の『千字文』形式で、神代から徳川幕府成立までの日本歴史を概説した往来。伝説や実在の人物の逸話を中心に、大陸との交渉なども交えながら述べる。初板本は本文を大字・3行・付訓で記し、各句の左側に3行程度の略注を施す。本文中に、日本武尊・仁徳天皇・光明皇后・安倍仲麿・融大臣(とおるのおとど)・朱雀院・安倍貞任・源義家・平清盛・牛若丸・源頼朝・朝比奈三郎・楠木正成・足利義満・雪舟・狩野古法眼・鬼上官・東山風景の18葉の挿絵を載せる。本文冒頭に「益軒貝原先生遺稿」と記し、見返に本書が貝原益軒の草稿に戸川氏が訓点・傍注を施した旨を述べるが、益軒作は仮託である。安永板以後、明治初年までに半紙本・中本・小本など各種体裁の『本朝千字文』が刊行された。
★改装・題簽欠・並本(裏打ち)。
3500円 〈長生利潤・応得此書〉花墨新古状揃万季蔵
【判型】大本1冊。縦265粍。
【作者】十返舎一九作。北尾重政初世(中村太郎吉・非羸・繁昌・紅翠斎・碧水・北峰)画。西村屋与八(永寿堂)序。
【年代等】文化元年5月刊。[江戸]西村屋与八板。
【備考】分類「往来物」。江戸中・後期に広範に流布した『古状揃』にならって十返舎一九が新たに編んだ古状集。いずれも『古状揃』と同様に歴史的人物の重要な事件をモチーフにした架空の書状だが、特に本書は頭書に当該人物の略伝を載せることにより、古状の内容をより理解しやすいものとしている(この点は『忠臣往来』も同様)。収録古状は、道真が臨終間際に書いたとする「謫者菅原通実謹而奉天奏旨趣」、15カ条から成る「楠正成壁書」、朝敵平維盛との対戦を前に義仲が八幡大菩薩に祈願した際の「木曽之願状」、鬼界が島に配流されていた平康頼らを平重盛が大赦した書状「安頼・成常赦免状」を始め、以下、「土佐坊起請文」「弁慶勧進状」「平手政秀諌状」「清水宗治、羽柴秀吉に送る書翰」「同返状」「秀吉公、光秀へ送る口達の書」「同返状」までの11状を収録する。本文を大字・6行・付訓で記す。巻末に、徳目を薬種にたとえて綴った「豊太閤御制法人間一生安泰丸」を掲げる。
★原装・題簽摩滅・状態良好。稀書。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、円】。
2000円 〈頭書講釈〉文宝古状揃稚文庫
【判型】大本1冊。縦257粍。
【作者】不明。
【年代等】弘化2年7月再刻。[江戸]和泉屋市兵衛ほか板。
【備考】分類「往来物」。
★原装・題簽欠・状態良好(表紙やや汚損)。
2500円 〈安永新板〉長雄古状揃〈真附〉
【判型】大本1冊。縦266粍。
【作者】佐治為信(佐藤対雲門人)書。
【年代等】安永3年1月刊。 江戸 [江戸]山崎金兵衛板。
【備考】分類「往来物」。
★原装・題簽付き・状態良好。
2000円 〈無点新刻・教訓頭書〉商売往来
【判型】大本1冊。縦255粍。
【作者】不明。
【年代等】文化10年刊。[江戸]和泉屋市兵衛(甘泉堂)板。
【備考】分類「往来物」。
★原装・題簽付き・状態良好。
2500円 〈頭書・御高札写〉泰平制条御成敗式目
【判型】大本1冊。縦261粍。
【作者】内山松陰堂書。
【年代等】弘化2年4月新刻。嘉永7年求板。[江戸]山城屋佐兵衛板。
【備考】分類「往来物」。刊記には2名の記載があるが、山田佐助は弘化板の板元を指すもので、嘉永板の板元ではない。弘化板の版木を山田から山城屋が購入したものである。
★原装・題簽付き・状態良好。
3500円 〈諸家学要〉世話万字文(嘉永4年)
【判型】大本1冊。縦248粍。
【作者】和田耕斎作。蔀関牛(藤原徳風)校・序。香川琴橋(徽)跋。
【年代等】天保6年秋序。天保7年2月初刊。嘉永4年5月再刊。[大阪]河内屋徳兵衛ほか板。
【備考】分類「往来物」。『世話千字文』にならって日用の語彙を集めた往来物。ただし『千字文』の漢字4言1句の体裁とは異なり、「夫、日用取遣消息、文躰要用之文字、熟惟(つらつらおもんみるに)、譬先(たとえばまず)、年始之書翰発端者、新春・鳳暦…」で始まる文章で、文言・乾坤・武事・武具・農事・農具・造作具・居家・諸職・縫紙・絹布・染色・薬種・酒磁・仏具・雑船・宝財・家財・衣食・菜蔬・菜肴・草木・禽鳥・魚介・獣蟲・祭祀・神事・人事の28門にわたり約1万字(9996字)の語句を収録。語彙の多くに左訓を施す。序文には、日常手紙を書く際に自分の思う言葉を手早く引けるように、「書牘・贈答」に必要な語句を始めとするあらゆる語句を集めたため『世話千字文』よりも実用的であると強調する。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、原装本が、2500円〜5500円】。
5000円 〈文化新刻〉新童子往来万福大成[新童子往来万代宝蔵]
【判型】大本1冊。縦260粍。
【作者】神谷勇蔵校。
【年代等】文化4年1月刊。塩屋平助ほか板。
【備考】分類「往来物」。『新童子往来万世宝鑑』の亜流に属する合本科往来。本文欄に「商売往来」「庭訓往来」「実語教・童子教」を収録するほか、頭書に「諸証文手形公案(したがき)」「今川状」「腰越状」「義経含状」「手習状」「熊谷状」「経盛返状」「御成敗式目」「風月往来」「弁慶状」、また前付等に楠木正成らの略伝や、「天神経」「七以呂波」「七情画解」など種々の記事を載せる。本文を大字・6-8行・付訓で記す。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5000円】。
5000円 女しき文章[をんな四季文章・女四季文章]
【判型】大本3巻合1冊。縦253粍。
【作者】沢田吉書。
【年代等】元禄頃刊。[江戸]山口屋権兵衛(山口権兵衛・山泉堂・須藤権兵衛)板。
【備考】分類「往来物」。沢田吉の女筆手本の一つ。上巻には新年挨拶状から七夕祝儀状までの7通、中巻には八朔祝儀状から小姓の踊りを讃える文までの5通、下巻には歳暮祝儀状から婚礼祝儀状までの6通を載せる。全18通のうち7通が並べ書きで、他は散らし書き。元禄4年刊『女筆手本』と同様に、隅田川や目黒の遅桜といった江戸の名所を題材にした例文を含む。
★改装・題簽欠・虫損補修。稀書。
2500円 〈天保新刻〉読本女孝経[女訓孝経]
【判型】大本1冊。縦244粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]藤屋棟助板。
【備考】分類「往来物」。『女孝経』は唐・鄭氏の原作で、『孝経』にならって、曹大家が姪に諭した教訓。「開宗明義章第一」から「挙悪章第一八章」までの18章で「孝」の大切さ、婦徳、勤倹、舅姑への孝、礼儀、五刑、父母への孝養、夫への諌言、胎教等について述べる。
★原装・題簽付き・状態良好。
3000円 長雄かな文集
【判型】大本1冊。縦258粍。
【作者】長雄耕雲・中村采女書。佐藤対雲校。
【年代等】延享3年10月書。明和2年9月校・刊。[江戸]奥村喜兵衛原板。江戸中期後印。[京都]堺屋嘉七板。
【備考】分類「往来物」。江戸初期撰作と見られる『仮名教訓』(『続群書類従』巻946所収)から派生した往来物の一つ。『仮名教訓』は、承応3年頃刊『女手本(かほよ草)』や元禄5年写本『女教訓書』を始め、江戸末期・明治初年に至るまで本文内容を少しづつ変えながら種々の改編・改題本(『西三条殿長文』『女教補談嚢』『嫁女教訓書』『長雄かな文集』『女教訓岩根松』『今川娘教訓』『烏丸帖』等)が編まれた。内容はいずれも大同小異で全編1通の仮名消息文中に10-11カ条の新婦の心得を綴ったもので、本書の場合、『仮名教訓』の第1条「慈悲の心」〜第10条「他人からの贈り物などの心得」の10カ条のうち、第4条「夫に対する心懸け」を前後で2カ条に分けたため、合計11カ条となった。
★原装・題簽付き・状態良好(表紙やや汚損)。
3500円 〈慶応再刻〉女小学宝文庫
【判型】大本1冊。縦249粍。
【作者】不明。
【年代等】慶応年間刊。[江戸]藤岡屋慶次郎板。
【備考】分類「往来物」。『女小学』は、金言・俚諺・教訓歌や和漢貞女・節婦の故事を引きながら、「孝行の道をしへの事」から「心のかゝ見といへる事」まで29項(孝行、婚姻、舅姑への孝、夫への服従、他人との和順、堪忍、報恩、その他心の修養、婦女四徳、教養等)にわたって述べた往来。
★原装・題簽付き・極美本。
7000円 女大学宝箱(初板本系・宝暦板)
【判型】大本1冊。縦267粍。
【作者】不明。
【年代等】享保元年初刊。宝暦元年11月再刊。[大阪]柏原屋清右衛門板。
【備考】分類「往来物」。まず『和俗童子訓』巻之五「教女子法」全18カ条のうちの13カ条を抽出して改編した『新女訓抄』(全11カ条。正徳2年刊『女用智恵鑑』所収)が益軒生存中に成り、さらにこの『新女訓抄』中の7カ条を母体に、各条を短文に分けて全19カ条および後文としたものが『女大学』であった。内容は、第1条「親の教え」、第2条「女徳」、第3条「男女の別」、第4条「七去」、第5条「舅姑への孝」、第6条「夫への服従」、第7条「夫の兄弟との和睦」、第8条「嫉妬と諌言」、第9条「言葉の慎み」、第10条「家事への専念」ほか、第11条「信仰について」、第12条「分限に基づく家政」、第13条男女の隔て」、第14条「衣服の心得」、第15条「親戚付き合い」、第16条「舅姑への孝と婚姻後の心得」、第17条「家事は自らなせ」、第18条「下女を使う心得」、第19条「婦人の心の五病」で、後文には以上の条々を幼時よりよく学ぶことが女子生涯の宝となることを強調して締め括る。初板本系『女大学宝箱』は、「女大学」本文を大字・5行・付訓で記し、頭書に「女職人之図」「同商人之図」など庶民女性の職業を紹介し(往来物では最も早い)、さらに前付に「女農業之図」「南都八景之図」「十二月色紙和歌」「源氏物語絵抄」「同引歌」、後付に「(婦人)世継草」「同産前之次第」「同産後之養生」「小児やしなひ草」「同急病妙薬」「二十四孝和解」「百人一首絵抄」などを収録する。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、江戸後期刊が、2800円〜5000円】。
2500円 算法図説(上巻)
【判型】大本1冊。縦272粍。
【作者】伊藤祐行(兵左衛門尉)作。平井貞則(樗散子)序。
【年代等】宝永7年1月跋・刊。 名古屋 [名古屋]伊藤祐行蔵板。
【備考】分類「和算」。上下2巻の上巻のみ。下巻は和算書アーカイブによる。宝永元年7月序。宝永7年1月跋・刊。
★原装・題簽付き・状態良好。
10000円 算学備要大成[〈改補〉算学備要大成・〈新刻増補〉算学備要大成]
【判型】大本1冊。縦249粍。
【作者】佐々木其争作・序。
【年代等】天保8年7月自序。天保10年12月官許。安政3年11月刊記。安政4年1月刊。 京都 [京都]天王寺屋市良兵衛ほか板。
【備考】分類「和算」。
★原装・題簽付き・美本。厚冊本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3万1500円〜5万4000円】。
8000円 算法絹節[〈増補改正〉再板改算記大全]
【判型】大本1冊。縦241粍。
【作者】松岡能一(良助)作・序。四宮順実序。
【年代等】文化3年1月、門人・四宮順実序。文化5年初刊。嘉永2年再刊。[大阪]河内屋太助ほか板。
【備考】分類「和算」。
★原装・題簽付き・状態良好。厚冊本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、8500円〜1万2000円】。
4000円 算法新書[再刻算法新書]
【判型】大本1冊。縦250粍。
【作者】千葉雄七(胤秀)編。長谷川善左衛門(寛)校。長谷川善太郎・秋田太義・山口和・伊東頼亮・菊池成裕序。
【年代等】文久元年3月、長谷川善太郎序。文政13年7月、秋田太義序。同年同月、山口和序。同年秋、菊池成裕序。文政13年8月初刊、明治6年6月再刻刊。[東京]数学道場蔵板、西宮弥兵衛・岡田屋嘉七・吉田屋文三郎売出。
【備考】分類「和算」。
★原装・題簽付き・美本。厚冊本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2400円〜3万7800円】。
1000円 遠近新聞・太政官日誌
【判型】大本1冊。縦273粍。
【作者】不明。
【年代等】慶応4年刊本の写し。明治初年書。
【備考】分類「新聞・記録」。「遠近新聞」1-4号(慶応4年閏4月刊)と「太政官日誌」1-11号(慶応4年2〜4月刊)の写し。幕末事件記録等。
★補修・状態並み。
2000円 古文孝経和字訓
【判型】大本1冊。縦264粍。
【作者】塚田大峯(冢田一・多門・虎)作。
【年代等】天明8年1月刊。[江戸]小林新兵衛板。
【備考】分類「漢学」。
★原装・題簽付き・表紙やや傷み・本文良好。
3000円 白鹿洞書院掲示[白鹿洞学規]
【判型】大本1冊。縦265粍。
【作者】浅見絅斎(安正)講義。山崎闇斎(嘉・垂加翁・敬義モリヨシ)注・序。
【年代等】慶安3年12月、山崎闇斎序。安政5年秋再刻。[江戸]岡田屋嘉七板。
【備考】分類「漢学」。
★原装・題簽付き・極美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3800円】。
3000円 白鹿洞書院掲示講義[白鹿洞学規集註]
【判型】大本1冊。縦253粍。
【作者】浅見絅斎(安正)講義。山崎闇斎(嘉・垂加翁・敬義モリヨシ)注・序。
【年代等】慶安3年12月序。天明7年11月刊。[大阪]泉本八兵衛ほか板。
【備考】分類「漢学」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、原装本が、1万5000円】。
2500円 孝経大義(元禄板)
【判型】大本1冊。縦275粍。
【作者】朱文公刊誤。董鼎注。
【年代等】大徳9年(1305)11月、熊禾(ユウカ)序。成化22年(1486)9月、徐貫跋。元禄5年1月刊。[江戸]万屋清兵衛板。
【備考】分類「漢学」。
★原装・題簽付き・美本。
5000円 破邪顕正鈔
【判型】大本2冊(3巻のうち中巻欠)。縦253粍。
【作者】存覚(光玄)作。
【年代等】元亨4年8月作。江戸前期初刊。[京都]西村(丁子屋)九郎右衛門板。
【備考】分類「真宗」。
★改装・題簽欠・並本(小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3巻揃いが、1万8000円〜9万1800円】。
3000円 〈華道家元・未生御流〉華術三才之巻
【判型】大本1冊。縦253粍。
【作者】未生斎広甫(源正行・微笑斎・微生斎)作・序・跋。
【年代等】天保7年4月、法眼正行序・刊(著者蔵板)。
【備考】分類「花道」。
★原装・題簽付き・極美本・見返色刷。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、江戸板が、1万9540円】。
18000円 諸国名義考(敦賀屋他板)
【判型】大本2巻2冊。縦257粍。
【作者】斉藤彦麿(宮川舎・藤原彦麿)作。本居の意富比良序。
【年代等】文化6年5月著者凡例。文化7年6月、喜田の常道序・刊。江戸後期刊。[大阪]敦賀屋彦七ほか板。
【備考】分類「地誌」。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3万1500円〜4万8000円】。
3000円 〈相続念仏〉専修専念鈔
【判型】大本2巻2冊。縦245粍。
【作者】恵空(得岸・光遠院)作。
【年代等】元禄13年2月初刊。明治初年後印。[京都]丁子屋九郎右衛門板。
【備考】分類「真宗」。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2冊揃いが、4000円〜1万2960円】。
18000円 日本紀竟宴和歌集[日本紀竟宴和謌集]
【判型】大本2巻2冊。縦243粍。
【作者】中村春野(五松)編。藤井高尚(松斎)序。源のさだ賢跋。
【年代等】天保4年6月刊。[大阪]鷲津辰三郎ほか板。
【備考】分類「和歌・注釈」。宮中での《日本書紀》講読の終了時に宴席で詠まれた題詠和歌の記録。2巻。公卿・殿上人を対象に大学寮による〈日本紀講筵〉が始められたのは、嵯峨天皇の時代812年で、以来ほぼ30年程度の間隔で965年まで6度が知られている(コトバンク)。和歌。「読日本紀」(平安前期に行われた『日本書紀』講読の会)終了後の宴会で詠まれた題詠歌。『日本書紀』中の神や有徳の天皇、有名な諸臣等を題材として、その事蹟について参集者が作歌したもの。「読日本紀」は弘仁3年(812)、承和10年(843)、元慶2年(878)、延喜4年(904)、承平6年(936)、康保2年(965)に開催され、いずれも数年を要しているが、このうち竟宴の記録は元慶度のものが元慶6年8月、延喜度が延喜6年閏12月、承平度が天慶6年(943)12月に見え、その時の和歌が『日本紀竟宴和歌』に収載されて現存する。作歌者は名だたる上級貴族が多く、詠史という内容とあわせて、特異な和歌の一分野を形成する(「日本古典文学大辞典」参照)。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、昭和15年複製本が、1万6500円〜1万9440円】。
12000円 父母恩重経鈔
【判型】大本2巻2冊。縦270粍。
【作者】亮汰(俊彦シュンゲン・豊山)注・序。
【年代等】延宝3年7月自序。延宝3年11月刊。[京都]中野小左衛門板。
【備考】分類「仏教」。「仏説父母恩重難報経(ぶっせつ ぶも おんじゅう なんほう きょう 佛?父母恩重難報經、一般に『父母恩重経』または『父母恩重難報経』ともいう)」の注釈書。ひたすらに父母の恩に報いるべきという、儒教的な人倫の教えを説く偽経である。日本でも江戸時代に父母恩重経の内容を分かりやすく解説した対俗教化のための書物が盛んに出版されており、日中にかかわらず広く受容され、仏教の一般への教化啓蒙の一翼を担っていたことが知られる。その後、近代の文献学の発展とともに、その成立史的な面からも儒教色を濃厚に帯びた内容的な面からも、中国撰述の偽経であると認められるようになった(Wikipedia参照)。
★原装・題簽付き・極美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2万1600円〜3万6750円】。
6000円 方鑒斑鳩夜話問答集[斑鳩夜話集]
【判型】大本2巻2冊。縦256粍。
【作者】松浦東鶏(久信・庸信ツネノブ・長門)作・序。松浦国祐・松浦明高校。
【年代等】文化13年2月自序。文化14年秋、加藤致英序。文政元年10月刊。[大阪]藤屋善七ほか板。
【備考】分類「占卜」。
★原装・題簽付き・並本(表紙等ややシミ)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2冊揃いの原装本が、9800円〜1万9440円】。
7000円 方鑒斑鳩夜話問答集[斑鳩夜話集]
【判型】大本2巻2冊。縦249粍。
【作者】松浦東鶏(久信・庸信ツネノブ・長門)作・序。松浦国祐・松浦明高校。
【年代等】文化13年2月自序。文化14年秋、加藤致英序。江戸後期刊。[大阪]伊丹屋善兵衛ほか板。
【備考】分類「占卜」。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2冊揃いの原装本が、9800円〜1万9440円】。
10000円 古今和歌集ひなことば[鄙言]
【判型】大本6巻2冊。縦256粍。
【作者】尾崎雅嘉(春蔵・羅月)注。
【年代等】寛政8年1月刊。[大阪]敦賀屋九兵衛ほか板。
【備考】分類「和歌・注釈」。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、6巻揃いが、1万2000円〜2万5000円】。
7000円 大学小解〈熊沢了介著〉(享保板)
【判型】大本1冊。縦258粍。
【作者】熊沢蕃山(了介・伯継マサツグ)注。
【年代等】享保頃刊。[江戸]杉浦三良兵衛板。
【備考】分類「漢学」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、9000円】。
6500円 大学小解(寛政板)
【判型】大本1冊。縦255粍。
【作者】熊沢蕃山(了介伯継マサツグ)注。
【年代等】寛政8年6月再刊。刊行者不明。
【備考】分類「漢学」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、9000円】。
10000円 孝経小解
【判型】大本2巻2冊。縦255粍。
【作者】熊沢蕃山(了介伯継マサツグ)注。
【年代等】天明8年11月、源定環循仲序。天明8年11月刊([江戸]西村源六ほか板)。明治初年後印。[東京]小林新兵衛再刊。
【備考】分類「漢学」。熊沢蕃山(1619-91)による『孝経』の注釈書。平仮名交じり文で書かれた本書は蕃山晩年の学問的業績のひとつで、師中江藤樹の『孝経啓蒙』から影響を受けているとみられる。天明8年(1788)西村源六らにより刊行されて流布した。『孝経』は儒教経典のひとつで孔子とその門人曽子の問答形式をとって孝道を説いたもの。蕃山は江戸時代前期の卓越した学者であると同時に、岡山藩重臣として民政面でも大きな業績をあげた(国会図書館HP)。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、天明板が、2万8000円】。
20000円 信濃地名考[信濃名与勢]
【判型】大本3巻3冊。縦266粍。
【作者】吉沢好謙(タカアキ・鶏山・尺竜・水篶スイエン・凌雲堂)作。
【年代等】明和7年12月、安原貞平(伯了・省所・霖寰リンカン)序。明和8年2月、源通魏序。明和8年9月、加藤宇万伎(美樹ウマキ・静舎・静廼舎)序。安永2年春刊。[信州]吉沢鶏山蔵板。[江戸]須原屋市兵衛売出。
【備考】分類「地誌」。
★原装・題簽付き(摩滅)・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、江戸期板3冊揃いが、12万3420円〜18万9000円】。
10000円 十六夜日記残月鈔[十六夜日記残月抄・残月鈔]
【判型】大本3巻3冊。縦260粍。
【作者】小山田与清(オヤマダトモキヨ・高田与清・文儒フヒト)注(1・2巻施注)・序。北条時鄰(トキチカ・トキトシ・桜室)補(3巻施注)。賀茂季鷹序。長深久香跋。
【年代等】文政元年11月、菅原長親(式部大輔)序。文政4年自序。文政7年2月刊。明治初年後印。[京都]出雲寺文次郎板。
【備考】分類「注釈」。『十六夜日記』の本文を諸本7本をもって校合(定本は万治2年刊本)、難解と思われる語句を抽出して注釈を試みたもの。加える注釈は詳細であり、特に語源の考証と地名の説明に詳しいが、語義の解明は簡略、詠歌や文章の表現にはあまり関心が払われていない。自説は他説と明確に区別され、出典や参照した文献が明記されており、客観的実証的な注釈態度であり、『十六夜日記』の本格的な注釈書の嚆矢である。
★原装・題簽付き・状態並み(表紙やや汚損、本文一部小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万9440円(落丁あり)〜3万7800円】。
10000円 大学国字解
【判型】大本3巻3冊。縦270粍。
【作者】高葛坡(コウカツハ・道昂ミチタカ・惟嶽・伯起)注・序。
【年代等】明和8年1月自序。明和8年9月刊。[京都]秋田屋忠兵衛ほか板。
【備考】分類「漢学」。
★原装・題簽付き・美本。稀書。
2500円 新増箋注蒙求[徐状元補註蒙求]
【判型】大本3巻3冊。縦264粍。
【作者】平田豊愛注・序。岡白駒(ハック)例言・箋注。津布久清濱校。
【年代等】弘化5年2月自序。嘉永2年春初刊。嘉永2年3月初刊。[江戸]万屋忠蔵(一貫堂)板。
【備考】分類「漢学」。明和4年刊『箋注蒙求』の増補版。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5400円】。
12000円 古文孝経国字解[孝経国字解]
【判型】大本3巻3冊。縦262粍。
【作者】勝田祐義編・注。
【年代等】享保3年1月作。安永5年10月求板。[大阪]柏原屋佐兵衛(永昌堂)板。
【備考】分類「漢学」。『孝経安知鈔』の改題本。
★原装・題簽付き(約1/2存)・美本・稀書。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3万2400円】。
15000円 新勅選和歌集[新勅撰和歌集]
【判型】大本20巻4冊。縦264粍。
【作者】藤原定家撰・序。
【年代等】貞永元年(1232)10月序。天福2年(1234)撰。宝永5年8月刊。刊行者不明。
【備考】分類「歌集」。第9番目の勅撰集。下命者は後堀河天皇。歌数は精撰本で一三七四首(「日本古典文学大辞典」参照)。『新勅撰和歌集』は十三代集の最初、通算で第九勅撰和歌集。別名、宇治川集など。 貞永元年6月13日、後堀河天皇の下命を受けた藤原定家が単独で撰し、上皇の死後も九条道家・教実父子の後援で編纂事業が引き継がれ、四条天皇代の文暦2年3月12日、完成し奏上。仮名序も定家筆(Wikipedia参照)。
★原装・題簽付き・状態良好(表紙等一部小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、改装合本が3万円。2冊本が2万円】。
16000円 大学章句俗解[大学俗解]
【判型】大本5巻5冊。縦259粍。
【作者】山田昌殷注。
【年代等】寛文11年11月、永庵主人序。貞享2年3月刊。[京都]永田長兵衛板。
【備考】分類「漢学」。
★原装・題簽欠・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、8万6400円。某古書店で2万5000円】。
18000円 孝経大義詳解[孝経大義備考詳解]
【判型】大本5巻(序巻・4巻)5冊。縦276粍。
【作者】蘆川桂洲(正立・正柳・道安)注・跋。
【年代等】貞享5年4月、宇遯菴(的)序。貞享5年、蘆川桂洲跋。元禄元年10月刊。[京都]森田長兵衛ほか板。
【備考】分類「漢学」。
★原装・題簽欠・状態概ね良好(欄外余白に小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3万6750円〜4万7250円】。
12000円 闢邪小言
【判型】大本4巻4冊。縦262粍。
【作者】大橋訥庵(順・正順マサトシ)作。並木韶(九成)・山口業(立誠)ほか校。
【年代等】嘉永5年9月自序。安政4年1月、楠本覚敬跋・刊。[江戸]思誠塾(大橋訥庵の私塾)蔵板。。
【備考】分類「漢学」。邨嘉平刻。巻1「総論」、巻2「論西洋不知窮理」「論西洋不知天」、巻3「論西洋不知仁義」「論西洋不知治機」、巻4「或問」という構成で、西洋の医学・天文学・軍事科学などの学術を採長補短の方式で採り入れること自体が日本人の精神を堕落させることになる、と説いている(「日本古典文学大辞典」参照)。幕末尊皇論の代表的著述の一つ。著者は大橋訥菴(とつあん)。1852年(嘉永5)の自序、57年(安政4)刊行。活機を論じて時機にかない非常によく売れたが、訥菴はその利益をことごとく武器の購入に充てたという。4巻4冊で、写本が竜谷大学に、版本は国立国会図書館はじめ各地に多く蔵されている。活字本は《大橋訥菴先生全集》上、《明治文化全集》思想編、《校訂闢邪小言》などがある(コトバンク)。
★原装・題簽付き・極美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4薩揃いが、8500円(汚損本)〜2万8800円】。
3500円 〈開宗直解〉鼇頭七書[武経七書・標題武経七書全文]
【判型】大本7巻5冊。縦253粍。
【作者】張居正編。汪桓校。
【年代等】江戸後期刊。[大阪]河内屋喜兵衛(文金堂)板。
【備考】分類「兵法」。
★原装・題簽付き(1冊欠)・並本(表紙等やや傷み)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、9180円〜1万500円】。
18000円 三国七高僧伝図会(江戸板)
【判型】大本6巻6冊。縦259粍。
【作者】杓杞庵一禅(シャシクシアンイチゼン)編。松川半山(翠栄堂)画。
【年代等】万延元年夏刊。[京都]丁子屋九郎右衛門板。
【備考】分類「浄土」。
★原装、題簽付き・極美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、6冊揃いが、2万5000円〜4万1040円】。
48000円 〈校正〉簡礼集
【判型】大本10巻7冊。縦262粍。
【作者】桐子(碧雲道人)編・跋。藤鏐父序。稲沢兵蔵跋。
【年代等】寛文6年9月刊。[京都]汗牛堂板。
【備考】分類「有職故実」。
★原装・題簽付き・状態良好(一部小虫)。稀書。
13000円 〈増補〉合類大節用集[和漢音釈書言字考節用集]
【判型】半紙本10巻13冊。縦226粍。
【作者】槙島昭武(郁・駒谷山人)編。
【年代等】享保2年1月初刊。江戸中期再刊。[江戸]村上又三郎ほか板。
【備考】分類「辞書・節用集」。漢字を見出し語とし、片仮名で傍訓を付した国語辞書。語彙を意味により13種に分類し、次にいろは順に配列。収録語は、先行の節用集などの語彙に、和漢書・仏典などの語句や世俗の語などを加えた約3万項目。先行辞書に比べ、異字同訓語を多く収録し、外来語も多数含む。浩瀚で正確かつ詳細な注記が好まれ、明治期まで発行された(三重大学図書館HP)。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、享保板13冊揃いが、2万円〜4万円】。
48000円 田舎荘子(内編・外編)
【判型】半紙本10巻(内編4巻・外編6巻)10冊。縦221粍。
【作者】佚斎樗山(丹羽樗山)作。
【年代等】内編:享保12年9月、劉山郭序。享保12年夏、水国老漁(蒙斎・八迪)跋。享保12年6月初刊([江戸]和泉屋儀兵衛初刊、[江戸]出雲寺和泉掾後印)。天明4年11月再刊([大阪]稲葉新右衛門板)。江戸後期後印。[大阪]河内屋喜兵衛板。外編:享保12年8月、赤井得水序。時生軒遊外子・神田白竜子跋。江戸後期後印。[大阪]河内屋喜兵衛板。
【備考】分類「滑稽本」。内編は享保12年板を全冊収録し、その後印本と天明板を抄録。外編は天明板にて全冊収録した。『田舎荘子』は談義本で、内編は上中下3巻と付録1巻から成る。本文は「雀蝶変化」「木兎自得」「鷺烏巧拙」「蟇之神道」「貧乏夢会」「猫之妙術」等。上巻に6章、中巻に5章、下巻に3章、付録に2章、以上全16章から成る。いずれも『荘子』の寓言をかり用いたとする動植物の対話による寓話形式で、四民相応に一心の明悟を得る心法を説く。下巻最後の章は「荘子大意」と題され、老荘と孔孟の一致を主張して「荘子は聖門の別派なり」と結論するあたりに作者の思想的特徴がうかがえる。外編の本文は、「蟻王壁書」「燕子清談」「荘右衛門二客裁許」「鵜鳥明暗」等全11話。内編と同じく動植物の対話による心法談を中心にするが、巻4以下は「十王留守居廻状」「閻王訴状」「如来真実法問」の3章を一連の地獄話によって構成し、短編寓話を脱して長編化への姿勢を示しており、これが後に『六道士会録』や『英雄軍談』といった戯作調の地獄話を趣向する基となったものと思われる。成立は刊年をかなり遡るようで、享保初年には出来ていたものらしい(「日本古典文学大辞典」参照)。
★原装・題簽付き(1冊題簽欠)・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、9冊本が9万円。外編6巻のみが8万6400円。正編4巻のみが2万円〜3万8000円】。
2000円 〈頼久太郎著〉校正日本政記
【判型】半紙本16巻8冊。縦221粍。
【作者】頼山陽(襄ノボル・子成・久太郎)作。後藤機・牧?・石川章・岡田喬校。
【年代等】弘化2年初刊。明治9年6月、頼復例言・初刊。明治30年9月、頼潔例言。明治30年10月再刊。[京都]頼竜三板。
【備考】分類「通史」。神武天皇から後陽成天皇までの編年の記事に、92編の史論を併せた漢文体の日本史。著者は『日本外史』完成後、この著述に力を注ぎ、史論の部分はほぼ完了したものの、記事は一部未完成のまま、弟子の関藤藤陰らに後を委ねて没した。本書の論の部分は、儒教の徳治主義・大義名分論を基軸として、個々の史実を論評した政論を主とするが、『日本外史』の論に比べて、より具体的であり、それだけに治政の得失を論じて痛烈である。その目的は、当時の為政者への規制・批判にあったことは明らかで、これが幕末維新に際しての本書の影響力の源泉となった。本書成立の経緯により、没後の改訂が多く、諸本の異同がやや多い(「日本古典文学大辞典」参照)。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2000円〜7770円】。
8000円 補註蒙求国字解
【判型】半紙本6巻6冊。縦222粍。
【作者】田興甫デンコウホ注。松田自然斎(ジネンサイ・松正驕j校。
【年代等】安永7年閏7月、松正髀。安永7年1月初刊。寛政元年11月再刊。[大阪]敦賀屋彦七ほか板。
【備考】分類「漢学」。
★原装・題簽付き・極美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、寛政板6冊揃いが、5140円〜2万9400円】。
4000円 古文余師[古文真宝余師・古文後集余師]
【判型】半紙本4巻4冊。縦225粍。
【作者】増田春耕注・序。
【年代等】文化5年9月自序。文化8年春刊。[京都]梅村伊兵衛ほか板。
【備考】分類「漢文」。『古文真宝(後集)』の訓読と注釈を施した経典余師形式の注釈書。『古文真宝』は、中国の詩文集。宋末元初の黄堅の編。前集 10巻、後集 10巻。前集には漢から南宋までの古体詩を、後集には戦国時代末から北宋までの文を選び、それぞれ詩形別・文体別に分類・編集している。もともと塾などの教科書としてつくられたものであるが、各時代の代表的な詩文を多く収めてあるので、主として唐・宋時代の文を集めた『文章軌範』とともに、元・明にかけて広く流行した(コトバンク)。
★原装・題簽付き・状態良好(一部小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、8000円】。
2500円 標註菜根譚・菜根譚講義
【判型】中本2冊(縦148粍)+半紙本(縦223粍)2冊。
【作者】標註:東敬治注。講義:山田孝道注。
【年代等】標註:明治42年刊。松山堂版。講義:大正2年刊。光融館版。
【備考】分類「漢学」。標註:明治・大正期の漢学者東敬治(号は正堂)(1860-1935)が『菜根譚』に評注を加えた書。東は、幕末の漢学者東澤寫の子で、陽明学会を設立し、東洋大学で教鞭を執った。近藤元粋評点『菜根譚』と同じように、原文に返り点、句点(。)、送り仮名を付け、重要な箇所には原文の右側に傍点を加える。ただし、欄外上部の頭注が漢文ではなく、平易な説明文になって点に、著者の配慮を見ることができる。講義:初学者への配慮から、原文に訓点を付し、さらに初めて書き下し文を総ルビで付した書。著者は、曹洞宗大学教頭を務めた山田孝道。それまでの注解書がみな漢学者の手になり難解であるとして、『菜根譚』を、それぞれ第1章、第2章と明確に章で区分けし、さらに訓点を付した原文と「訓」(書き下し文)、「講」(内容解説)を付ける。原文、書き下し文、語訳の揃った初めての平易な「講義」である(「菜根譚叢書」解題参照)。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、「標註」は800円〜1000円。「講義」は1500円〜4000円】。
9000円 五穀無尽蔵
【判型】半紙本2巻2冊。縦226粍。
【作者】上原無休(近江屋又兵衛)作。有山玄統(世綵堂・近江屋新兵衛)序。無適斎(金子義篤)・上河淇水(正揚・子鷹)跋。
【年代等】天明7年11月作。寛政元年6月、有山玄統序。寛政4年冬、無適斎・上河淇水跋。同年11月刊。近江屋荘兵衛ほか板。
【備考】分類「心学・経済」。中世・近世の飢饉の被害事例、飢饉時の生活困窮、飢饉対策などを述べた救荒書。上巻は、養和元年(1181)に京都で発生した養和の飢饉(鴨長明が『方丈記』によれば死者約4万2300人)、諸国大干魃による寛文9年飢饉、虫害による享保17年飢饉、冷害による宝暦6年飢饉を始め、天明期に至るまでの全国各地の飢饉の規模や被害状況、その後の庶民生活への影響や対応などをつぶさに紹介するとともに、近年は貧家ですら富家の生活を真似る奢侈の風潮であり、「全く米穀沢山にして、飢饉の事を忘れしゆへなり」と警告し、特に天明の飢饉など直近の事例では、飢饉前後の悪徳商人の暗躍、米価の高騰や変動、人々の生活困窮や疫病の流行や餓死者等の惨状、困窮者救済の施行(せぎょう)などをルポルタージュ風に詳述する。下巻では、「粮物用意之事」で米穀の備蓄を始め飢饉対策の要点を10カ条にまとめ、「施行の仕法」では施粥(せしゅく)の具体的かつ効率的な方法や施行世話人の心得、施行に必要な諸道具の図解を掲げる。そのほか巻末に「京都相場大躰(たいてい)」(天明7年相場)を掲げ、最後に、常に現状に感謝し、日頃から用心すべきことを述べて締め括る。無適斎の跋文によれば、本書執筆途中で、作者の憂慮が的中して天明の飢饉が起こり、同志とともに救援活動に奔走した旨を記す。
★原装・題簽下巻のみ存・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万2960円】。
16000円 格物初歩(水学之部)
【判型】半紙本2巻2冊。縦228粍。
【作者】高田義甫作・序。伊藤信平書。
【年代等】明治6年4月自序・刊。[東京]北畠茂兵衛板。
【備考】分類「往来物」。「格物入門」すなわち物理学のうち、特に水の作用などに関する「水学(水理)」に関する初歩知識を図解入りで綴った教科書。既に皇国地理の端緒として『地学初歩』を著し、歴史学の端緒として『史学初歩』を著した作者が、「童蒙各課の端を開らき、其蘊奥に入る」ための入門書の一つとして著したもの。静水と流水、水銀と油、などの働きを説明し、それを試す実験方法も紹介する。特に水の三大特徴(大綱)である「平らかにして片寄らない」「水力の四面の圧力が均等である」「水の深さが増せば水圧が増大する」などについて平易に述べる。なお、本文が「夫水学の、民用を、利する大略、掲ぐれば、其類分ちて、二つあり…」のように暗誦しやすい七五調で綴ってあるのも特徴で、その本文を大字・五行・付訓(稀に左訓)で記す。また、頭書「水理試験図并解」は本文要語を略解したもので、本文要語との対応関係を算用数字で示しながら、水学に関する原理や実験道具・実験方法などを図解する。
★原装・題簽付き・極美本・稀書。
5000円 甲冑便覧
【判型】半紙本1冊。縦227粍。
【作者】緑川興時(元日斎)作。緑川興道校。
【年代等】寛政8年2月作。寛政8年3月、藤井篤序。寛政8根3月、甘利信行(忠)跋・刊。[江戸]岡田屋嘉七ほか板。
【備考】分類「武具」。見返しに「江戸、奎文閣梓」とある。奎文閣は、江戸書肆・河内屋佐太郎。
★原装・題簽欠・状態良好。
2000円 〈東山・西山〉京名所独案内
【判型】半紙本1冊。縦210粍。
【作者】不明。
【年代等】寛政4年刊。刊行者不明。
【備考】分類「地誌」。
★改装・刷外題・状態並み(裏打補修)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3150円〜8000円】。
28000円 徒然草諸抄大成[つれづれ草諸抄大成]
【判型】大本20巻20冊。縦278粍。
【作者】浅香久敬(浅加久敬・久教軒・謙益・山井・通郷)編。
【年代等】貞享5年5月刊。[京都]田中庄兵衛ほか板。
【備考】分類「随筆・注釈」。凡例に『徒然草寿命院抄』から『徒然草大全』『徒然草参考』にいたる13種の旧抄の諸説に、聞書・自案を加え、「一本にして諸抄の註解を見ん事を思ひ、その邪正を論ぜずして集めて大成」したという。著者の山井は加賀金沢藩士で、前田綱紀に仕え、国史・国文・神道に通じた。各段は、『徒然草文段抄』に従って、段落を設けて注釈し、段末には「一段之統論」と標して評論を列挙する。注釈は整然とした体裁をもち、旧注の正説を選んで、平仮名を以て本文の側に並べ記し、異説・伝記・出典等は片仮名を以て頭注とする。山井自身の見解や考証は、「山案」として頭注部に記される。江戸時代を通じて『徒然草』注釈書中最大の、『徒然草』注釈辞典とも称すべきもの(「日本古典文学大辞典」参照)。定本は初版20冊本(10冊本は再刊本)。
★原装・題簽6冊のみ存(14冊後簽)・状態良好(数巻小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3万2400円(無刊記・10冊)、7万5000円(20冊)〜15万円(改装10冊本)】。
4000円 正邪不可会辨
【判型】大本1冊。縦260粍。
【作者】法洲(託阿法洲・還源上人・承誉尊師)作。品川篤義・柴田器成編。
【年代等】文化12年4月作。文化14年2月、烏有居士会無名(源真教)序。文化14年5月、華台道人序・刊。刊行者不明。
【備考】分類「浄土」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5000円〜6000円】。
15000円 正邪不可会辨・正邪強会辨・不可会辨強会辨或問
【判型】大本6冊(@「正邪不可会辨」1冊、A「正邪強会辨」4巻4冊、B「不可会辨強会辨或問」1冊)。縦260・267・268粍。
【作者】@法洲(託阿法洲・還源上人・承誉尊師作。品川篤義・柴田器成編。
【年代等】@文化12年4月作。文化14年2月、烏有居士会無名(源真教)序。文化14年5月、華台居士序・刊。刊行者不明。A文化13年3月、玄蔵作。文化13年11月刊。伊東原孝・柴田器成・品川篤義・有吉樹信跋・刊。刊行者不明。B還源堂序。護法庵扶宗道人跋。文化末年刊。刊行者不明。
【備考】分類「浄土」。
★原装・題簽付き・状態良好(数冊小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、@Aの5冊で、2万7000円〜3万2400円、@1冊が5000円〜6500円、B1冊が4320円〜6480円】。
5000円 聖学問答
【判型】大本2巻2冊。縦260粍。
【作者】太宰純(春台)作・序。
【年代等】享保17年1月自序。享保21年3月、水野元朗跋・刊。[江戸]須原屋新兵衛板。
【備考】分類「漢学」。太宰春台の代表作は、「経済録」(10巻)と、この「聖学問答」(2巻)だといわれている(武部善人/著「太宰春台」吉川弘文館発行参照)。その上巻で、春台は「孟子と孔子の説の違いを知らないで、孔子と並べて尊信し、孟子の書を論語の義疏(ぎしょ)だというが、悲しい見解である。荻生徂徠に至って、初めて先王の道を六経に求めて、孔子の道は先王の道なることを悟り、孟子の言が孔子に違うことが多い」として、徂徠の説を重視し、孔子に傾倒する。この観点をふまえて、孟子の「性善説」、「仁義禮智は性なり」などを批判する。また、「告子と孟子と性を論じたるところ、宋儒は孟子を是とし、戦国時代の告子を非とするが、徂徠は1人告子を是とする」、というように、師徂徠の説を尊重した(信州デジくらHP)。太宰春台は、延宝8年(1680)9月14日生れ、延享4年(1747)5月30日没。江戸時代中期の儒学者。名は純、字は徳夫、幼名は千之助、小字は弥右衛門、号は春台、紫芝園。 15歳で出石侯松平忠徳に仕官。母の病を理由に強いて致仕、藩侯の怒りに触れ 10年の禁錮に処せられた(コトバンク)。
★原装・題簽付き(上巻1/2欠)・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、原装本が、7000円〜1万2000円】。
6000円 風俗文選
【判型】大本10巻5冊。縦252粍。
【作者】五老井許六編・序・跋。月沢律師李由(賢年)ほか序。
【年代等】宝永元年秋、落柿舎去来序。宝永元年12月、東華坊支考序。宝永2年自序。宝永3年3月、松?村跋。宝永3年9月自跋・刊。天保8年6月求板。[大阪]塩屋弥七板。
【備考】分類「俳諧」。江戸中期の俳人許六が、芭蕉の遺志をついで編んだ最初の俳文選集。許六、芭蕉、支考、李由、去来ら28人の俳文約120篇を収録。最初、去来の三回忌、芭蕉の十三回忌の記念出版として、蕭院の「文選」にならって「本朝文選」の書名で刊行されたが、翌年「風俗文選」と改題して広く流布し、後世に影響を与えた(岩波書店HP)。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、8640円〜19万4400円】。
12000円 破邪顕正抄[破邪顕正鈔]
【判型】大本3巻3冊。縦263粍。
【作者】昌咸作カ。
【年代等】文保年間作。元亨4年8月識語。江戸前期刊。刊行者不明。
【備考】分類「日蓮」。真宗に対する諸仏教派や陰陽師など批判に対する弁明書。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万8000円〜3万5000円】。
10000円 筆意断
【判型】大本3巻3冊。縦270粍。
【作者】源周義(チカヨシ・伯彊)作・序。観水亭主人序。源等綱(士清)書。
【年代等】寛政4年1月自序。寛政7年8月、菅原忠俊(鶴林)跋。寛政7年11月、顕照跋。寛政7年12月、舟生栄卿(フナウ-・釣浜・美秀)跋。寛政8年11月刊。[江戸]五松館蔵板。[江戸]小林新兵衛(嵩山房)売出。
【備考】分類「書道」。
★原装・題簽付き(下巻題簽欠)・状態良好・稀書。
18000円 俳諧用捨箱[用捨箱]
【判型】大本3巻3冊。縦258粍。
【作者】柳亭種彦(高屋知久・九尻亭・佐寝彦)編。谷金川書。蕃斉閑人(盛義)序。
【年代等】天保12年10月刊。[江戸]英屋文蔵ほか板。
【備考】分類「随筆」。上巻「草紙の読始」以下14条、中巻「候べく候」以下19条、下巻「ぐりはま、芋の山」以下17条に追考2条を収める。近世初期の風俗・言語等についての考証。古書からの数多い引用を傍証として考証を進めて、京伝の著述と共に、この方面の最も信憑性のある研究書となっている。殊に風俗資料の宝庫として俳書に着目し、活用している点に特色がある。それが顕著であることは、「俳諧用捨箱」と外題する後刷本のあることによってもうかがわれる(「日本古典文学大辞典」参照)。江戸後期の考証随筆。柳亭種彦著。1841年(天保12)刊。3巻3冊。〈俳諧用捨箱〉の外題を付した後摺本もある。近世初期の市井の風俗や言語などについての考証が大部分。上巻14条、中巻19条、下巻17条と追考2条から成る。ほとんど刊年の明確な俳書を援用して実証し、また古版本の挿絵や古画を模写、透写して多数載せて画証としており、所説に信憑性が高い。引用資料中には現存不明のものもあり、資料的価値も高い(コトバンク)。
★原装・題簽付き・美本(下巻一部染み)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、江戸板の原装本が、1万3800円(やや汚損)〜3万円(後刷)】
6000円 〈真宗安心〉宗要文
【判型】大本2巻2冊。縦265粍。
【作者】金森知聞作。
【年代等】天和2年9月作。江戸前期(元禄頃)刊。[京都]丁子屋(西村屋)九郎右衛門板。
【備考】分類「真宗」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、8200円〜1万800円】。
2000円 教訓集(愚一施印)
【判型】大本1冊。縦240粍。
【作者】不明。
【年代等】明治初年刊。[横浜]愚一施印。
【備考】分類「教訓」。「東照宮御遺訓」「同御枕屏風御自題」「同御遺訓」「嵯峨天皇勅」「仲哀天皇勅」「贈太政大臣先神公遺訓」「世間十掟」「止瞋之銘」「沢庵禅師述」「仏心の話」「大乗十来」を収録。
★原装・題簽付き・状態良好。
3000円 新撰年表
【判型】大本1冊。縦264粍。
【作者】清宮秀堅(清宮棠陰)編。箕作阮甫(逢谷)校。
【年代等】嘉永7年6月題言(凡例)。嘉永7年夏、塩谷宕陰(世弘)跋。安政2年2月、藤田東湖(彪(タケキ))序・刊。[佐倉]佐倉順天堂板。
【備考】分類「年表」。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、8000円〜2万1000円】。
3000円 告志篇
【判型】大本1冊。縦260粍。
【作者】徳川斉昭(烈公・景山)作。
【年代等】天保4年3月作。天保4年4月、松平頼位(ヨリタカ)跋。文久3年刊。[水戸]弘道館板。
【備考】分類「教訓」。天保4年(1833)徳川斉昭が、自らの熱望と改革派の大きな期待の中で、初めて水戸へ帰国した際に家臣に示したもので、頼房・光圀以来の志を継ぎ、領民のために尽力する決意を述べたもの。また、泰平の幣を打破し、朝廷・幕府の恩沢に報いるため、日夜の努力を強調して、家臣たちの奮起を促す。文久3年(1862)に弘道館から出版され、諸国の有志に盛んに読まれて、彼らの士気を高めた(茨城県立歴史館HP)。
★原装・題簽欠・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3800円〜8640円】。
3500円 史籍年表(明治16年)
【判型】大本1冊。縦261粍。
【作者】伴信友(州五郎・事負)編・序。
【年代等】文政11年5月編・自序。弘化2年5月、林?(林?宇テイウ)序。弘化2年6月初刊([新宮]丹鶴城蔵板)。明治16年6月求板。[東京]浅倉屋久兵衛板。
【備考】分類「年表」。いわゆる「丹鶴叢書」(江戸時代後期の叢書。152冊。紀州新宮城 (丹鶴城) 主の水野忠央 (ただなか) が、自己の蔵書中から国史、記録、故実、歌集、物語など古典的価値の高いものを選んで刊行したもの。弘化4 (1847) 〜嘉永6 (53) 年刊*コトバンク)の一つ。年表に、史籍・記録・家乗・日記の類を載せたもの。構成は@神代より光孝天皇(在位884-887)まで、また、A宇多天皇(在位887-897)以後、元和2年(1616)までをそれぞれ一区切りとし、前者は六国史および編年書のみで、雑載の書の如きは甚だ少ないので、格頭ごとに天皇の諡を掲げて、下に書目を6段に記す。後者は雑載および家乗の書が多いので、格頭ごとに年紀を記し、天皇の諡は年号の上に注の形で記す。巻末に「年表余」として、年代記類・系伝類・部類類・御即位類・符宣類・補任類に分けて参考史料を掲げる。さらに、「年表遺漏追加」を年次の下に記す(「日本古典文学大辞典」参照)。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4800円〜6480円】。
2500円 和漢年契
【判型】大本1冊。縦264粍。
【作者】高安蘆屋(高安昶(アキラ・チョウ)・高庄(荘)次郎)編。
【年代等】寛政元年3月凡例。寛政8年10月、三村其原序。寛政9年夏、力丸光跋。寛政9年初刊。文化2年改正。文化13年補正。天保2年10月校正・再刊。[大阪]葛城長兵衛(宣英堂)板。
【備考】分類「年表」。上段に「大日本」、下段に「漢」の王位継承や事件等を記した対照年表。各頁を30年に区切り、見開きで干支が一巡するように仕立てる。記載内容は『重撰和漢皇統編年合運図』を踏まえる。本書の初刊は寛政9年で、その後、後修本・再刻本が多く出回ったほか、文化13年には荒井公廉(鳴門)補正の増補大成版が刊行された。これらの刊行は、大阪書肆・宣英堂葛城長兵衛が牛耳っていた(法政大学国際日本学研究所図録『江戸人の考えた日本の姿』参照)。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、類書が1500円〜2万1000円】。
4000円 譬喩鈔[真宗譬喩章]
【判型】大本2巻1冊。縦254粍。
【作者】恵空(得岸・光遠院)作。
【年代等】享保2年7月作・初刊。江戸後期後印。[京都]丁子屋九郎右衛門(空華堂)板。
【備考】分類「真宗」。
★原装・題簽付き・やや小虫。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万800円】。
6000円 聖徳太子五憲法[憲法本紀]
【判型】大本1冊。縦258粍。
【作者】比丘活山欽跋。
【年代等】天明8年11月、曇瑞序・刊。[京都]小川多左衛門(柳枝軒)板。
【備考】分類「法制」。「通蒙憲法」「政家憲法」「儒士憲法」「神職憲法」「釈氏憲法」を収録した書。[参考]「明治初年の「憲法十七条」刊行は偽書の『五憲法』ばかり」 → 「憲法十七条」が特に尊重されるようになったのは明治以後、そして第一条の「和」こそが太子の思想の中心であって日本文化の伝統であったことが強調されるようになったのは昭和になってから。その証拠に、近世における「憲法十七条」の注釈の作成と刊行が少ない。明治になると、「憲法十七条」は次々に刊行されるが、その実態は、小倉豊文が「古板・古註の明治以後の覆刻は、残念ながら偽書五憲法が先であり、回数も多く、種類も多い。だから従つてその流布も相当に広く、影響も少なからぬものがあつたであらう」(斑鳩迂人[=小倉豊文]「太子学入門(六): 現代の主要文献(六)」、『太子鑚仰』新七号、1944年11月、20頁)と述べている通りである。つまり、明治になると「憲法十七条」が重視されるようになり、古い版の復刻が盛んになったものの、刊行の順序が先で種類も多かったのは、『日本書紀』に掲載されている通常の「憲法十七条」の「篤敬三宝」に代えて儒教・仏教・神道の「三法を篤く敬へ」と説いた「通蒙憲法」や、「神職憲法」などから成る江戸時代の偽書、「聖徳太子五憲法」だった。最初に刊行されたのは、明治元年の序文を持つ神阿編『復神武帝 敕五憲法』で、勤王僧であった浄土宗の神阿が天明8年(1788)の版を復刻し、「五箇条御誓文」その他を付して、仏教書を専門とする京都の店から刊行したもの。明治6年に教部省が「敬神愛国・天理人道・皇上奉戴」という方針を「三条教則」として打ち出すと、神阿は上の版の表紙見返しに「三条教則」を印刷した形のものを刊行しており、以後も、少し変えた版を次々に刊行していく。つまり、神道重視の時代、将軍でなく天皇が統治する時代となったため、「神職憲法」を含み、儒教・仏教・神道の融和を説く禁書の「五憲法」が尊重されるようになった。特に、廃仏毀釈で痛手を受けた仏教界は、「太子は神道を軽視していたのではない」と弁解する材料として歓迎したようだ。これに対し、通常の「憲法十七条」の注釈が刊行されるのは、小倉によれば、明治16年の小嶋郡松編『集註 憲法十七条』、明治22年の広瀬進一述『十七憲法和解』などから。また、昭和十年代に天皇絶対主義、神道絶対主義が激化し、聖徳太子奉賛運動がよりいっそう盛んになると、「五憲法」を持ち上げる人たちが増えています。特に、イギリス政治学を専門とする京都帝大法学部教授の池田栄など、古典文献学の訓練を受けていない他分野の国家主義者たちは、「五憲法」は偽作ではないと主張して、これを弘めようとした。その「五憲法」を重視した人たちが思い描く太子のイメージは、神道の面が強く、『日本書紀』が記している太子像や、親鸞が強調した「和国の教主」などとは、かなり異なっていた(ブログ「聖徳太子研究の最前線」より)。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、5800円〜5万9650円】。
8000円 歴木辨[佐烏麼志之考]
【判型】大本1冊。縦253粍。
【作者】中島広足(春臣・橿園カシゾノ)作。
【年代等】天保5年7月作。天保6年11月、武藤陳亮序・刊。[長崎]立身屋万兵衛(十千堂)板。
【備考】分類「考証」。巻末目録に「景行天皇のはじめて見そなはしゝ筑後国なる三木のさをばしのくはしき考なり」とある。[参考]【日本書紀】景行天皇(6)筑後の国・日高見の国 → 秋7月4日に、筑紫後国の御木(みけ)に着いて、高田の行宮に滞在しました。そこに倒れた木がありました。長さは970丈。(1.7m×970=1649m)群臣はその木を踏んで往来しました。その時、誰かが歌を詠みました。「朝霜が降りた 御木の小橋よ 群臣らは 渡ることよ 御木の小橋を」。天皇は「これは何の木だ」と尋ねました。一人の老父が「この木は歴木(くぬぎ)と言います。昔まだ倒れていない頃には、朝日が当たるとその影は杵島(きしま)の山に届き、夕日が当たると、阿蘇山に届きました」と言いました。天皇は「この木は神々しい木だ。これからはこの国を御木(みけ)の国と呼ぶがよい」と言いました(ブログ「古事記の神々」より)。
★原装・題簽付き・状態良好・稀書。
3000円 〈法華〉三秘指要抄[三代秘法指要抄]
【判型】大本1冊。縦255粍。
【作者】日輝作。
【年代等】江戸後期刊。[京都]村上勘兵衛(平楽寺)板。
【備考】分類「日蓮」。
★原装・題簽付き・概ね良好(欄外等小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4500円(明治板)〜6480円】。
2500円 〈浄土真宗〉感嘆鈔
【判型】大本1冊。縦257粍。
【作者】恵空(得岸・光遠院)作。
【年代等】元禄元年10月作・刊。刊行者不明。
【備考】分類「真宗」。
★原装・題簽付き・小虫。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、10800円】。
2500円 述懐鈔[述懐抄]
【判型】大本1冊。縦264粍。
【作者】舜昌作。
【年代等】延宝3年8月刊。[京都]丁子屋三郎兵衛板。
【備考】分類「浄土」。
★原装・題簽欠・並本(虫損・染み)。
18000円 門田のさなへ
【判型】大本1冊。縦263粍。
【作者】伴蒿蹊(伴資芳・閑田子・閑田廬)作。
【年代等】文化元年3月、伴資規(直樹)序。文化2年1月刊。[京都]文台屋太兵衛ほか板。
【備考】分類「和歌」。
★原装・題簽付き・美本・表紙やや傷み。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、4万8600円】。
4000円 〈古今図鑒〉古銭価附
【判型】大本2巻1冊。縦259粍。
【作者】青霞堂志友作。
【年代等】寛政5年9月跋・初刊。明治初年後印。[和歌山]帯屋伊兵衛板。
【備考】分類「貨幣」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、7350円】。
3000円 絵本駿河舞(複製)
【判型】大本1冊。縦262粍。
【作者】喜多川歌麿(1世、北川豊章・忍岡歌麿)画。
【年代等】寛政2年1月、奇々羅金鶏序・初刊([江戸]蔦屋重三郎板)。明治初年後印。[京都]芸艸堂板。『日本風俗図絵』12。
【備考】分類「絵本」。彫刻=小泉新八。江戸名所を描き、上部に狂歌を加えた墨絵絵本。巻末の「耕書堂蔵板目録」によると、「江戸名所百首後編」の角書があり、同年に金鶏が撰した江戸名所狂歌を添えた歌麿の狂歌絵本『〈江戸名所百首前編〉絵本吾妻遊』の後編に当たる。上巻は芝居2丁まち以下8図、中巻は神田明神以下8図、下巻は品川以下9図より成る。遊興の場所を取上げるが、神社仏閣の多い点が目立つ。風俗図会的要素が多いが、風景画風の作も多少混じる。一枚絵に専念する以前の、習作期の歌麿の画技錬成を推察する資料として意義多い書と見られる(「日本古典文学大辞典」参照)。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3240円】。
3500円 最要鈔
【判型】大本1冊。縦274粍。
【作者】覚如(宗昭)作(口述)。従覚書(筆受)。
【年代等】康永2年(1343)4月講演。元禄4年7月刊。[京都]婦屋仁兵衛板。
【備考】分類「真宗」。第十八願文・願成就文および正信偈の一節を掲げて、和語で註釈を加えた書で、従覚に口述筆記させ、道源にえたもの(WikiDharma HP)。
★原装・題簽欠・状態概ね良好(小虫)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万6200円】。
1500円 帰命字訓勧誘録(命之釈)
【判型】中本3巻1冊。縦168粍。
【作者】野村淳清作。
【年代等】明治13年4月出版届。明治13年5月刊。[京都]沢田友五郎板。
【備考】分類「真宗」。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1000円〜7000円】。
2000円 〈浄土真宗〉三部経御延書
【判型】中本4巻1冊。縦169粍。
【作者】僧鎧・疆良耶舎・鳩摩羅什訳 。
【年代等】慶応3年2月初刊。明治初年後印。[京都]永田調兵衛ほか板。
【備考】分類「真宗」。僧鎧訳「仏説無量寿経」(上・下)、疆良耶舎訳「仏説観無量寿経」、鳩摩羅什訳「仏説阿弥陀経」を収録。
★原装・題簽付き・美本。
1000円 三誓偈宣唱録続編
【判型】中本3巻1冊。縦170粍。
【作者】快雲(*勢州亀山法因寺)編。
【年代等】明治2年3月官許。明治2年11月刊。[京都]西村九郎右衛門板。
【備考】分類「真宗」。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1500円〜4320円】。
2000円 火急用意和譚(明治13年)
【判型】中本1冊。縦181粍。
【作者】杜多了諦(ズダリョウテイ)作・序。
【年代等】寛政11年1月自序。文化4年9月再刊([江戸]蟠竜律寺板)。明治12年9月、松翁題字。明治13年6月再刊。[京都]小寺孫七施印。製本所=[京都]豊田熊太郎。
【備考】分類「仏教」。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1944円〜5400円】。
2000円 〈貴賤老幼〉火急用意[火急用意和譚](江戸後期)
【判型】中本1冊。縦189粍。
【作者】杜多了諦(ズダリョウテイ)作。
【年代等】江戸後期刊。刊行者不明。
【備考】分類「仏教」。
★刷外題・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1944円〜5400円】。
3000円 謡字引[謳字引・観世流内百番謡字引]
【判型】中本1冊。縦188粍。
【作者】不明。
【年代等】宝暦9年9月、木強思明(高忠)序。宝暦10年4月刊。[大阪]寺田善助板。
【備考】分類「謡曲・辞書」。
★原装・題簽欠・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、9150円〜3万9800円】。
4000円 和漢印尽[群印宝鑑]
【判型】中本2冊(3巻中の中巻欠)。縦191粍。
【作者】不明。
【年代等】万治2年5月序・初刊。江戸中期再刊。[大阪]浅野弥兵衛板。
【備考】分類「印章」。上巻「唐絵上筆」、中巻「唐絵中筆」、下巻「日本絵」を収録。
★原装・題簽欠・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、寛文10年板が5万円】。
2500円 浄土和讃図会(玉養堂)
【判型】中本1冊。縦183粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期初刊。明治初年再刊。[東京]若林喜兵衛(玉養堂)板。
【備考】分類「仏教」。白隠禅師作「ほこりたゝき」、「因果和讃」「地蔵尊和讃」「西院河原和讃」「石女(ウマズメ)地獄和讃」「血の池地獄和讃」「女人往生和讃」「中将姫和讃」「一の谷組討和讃」「熊谷発心和讃」「苅萱道心和讃」「梅若丸和讃」「道成寺安陳・清姫和讃」「阿波鳴戸和讃」「八百屋お七和讃」を集録した書。
★原装・題簽欠・状態良好。
3500円 〈増補〉浄土和讃図絵(明治26年)
【判型】中本1冊。縦185粍。
【作者】不明。
【年代等】安政3年5月初刊。明治26年9月再刊。[東京]宇田総兵衛(大村屋)板。
【備考】分類「仏教」。白隠禅師作「ほこりたゝき」、「東照宮御神君台諭」「因果和讃」「孝行和讃」「地蔵尊和讃」「西院の河原和讃」「石女(ウマズメ)地獄和讃」「血の池地獄和讃」「女人往生和讃」「中将姫和讃」「一の谷組討和讃」「熊谷発心和讃」「苅萱道心和讃」「梅若丸和讃」「〈安陳・清姫〉道成寺和讃」「阿波鳴戸和讃」を集録した書。
★原装・題簽付き・美本。
1500円 高僧法語〈附諸和讃〉
【判型】中本1冊(上下2巻の下巻のみ)。縦185粍。
【作者】不明。
【年代等】文久2年11月刊。[江戸]迎西室蔵板。[江戸]大村屋惣兵衛売出。
【備考】分類「仏教」。上巻に善導大師發願文・聖徳太子法語・行基菩薩謡語・弘法大師起定中尓明遍僧都辞・空也上人法語・恵心僧都法語・圓光大師一紙小消息・同一枚起請文・称念上人法語・厭求上人法語・無能和尚警・専修念佛一行篇・来迎和讃・阿弥陀和讃・發願和讃・伊呂波和讃・懴悔和讃・圓光大師和讃を収録(佛教大学蔵書による)。下巻に白隠作「仮名葎附新談議」、白隠作「主人お婆々粉引歌」、存続作「神国幼童訓註」を収録。
★原装・題簽欠・状態良好・稀書。
1000円 万代過去帳
【判型】小本1冊。縦164粍。
【作者】不明。
【年代等】明治初年刊。刊行者不明。
【備考】分類「仏教」。殆ど未使用だが、4丁ほど戒名や年忌法要の年次が記載されており、実際の使い方も想像できる資料。
★原装・題簽欠・状態良好。
3000円 中庸平仮名附
【判型】中本1冊。縦179粍。
【作者】不明。
【年代等】寛政9年8月刊。[江戸]鶴屋喜右衛門板。
【備考】分類「漢学」。頭書に漢文訓読の基礎を記した「読書之法」を掲げる。
★原装・題簽付き・状態良好。
25000円 実娯教絵抄
【判型】中本1冊。縦179粍。
【作者】婬水亭編・序。
【年代等】江戸後期刊。刊行者不明。
【備考】分類「艶書」。『実語教絵抄』に似せて綴った艶書。
★原装・刷外題・状態良好・前半部色刷り(1カ所絵図の切り抜きあり)・稀書。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2万8800円】。
2500円 文の案文[文しなん]
【判型】中本1冊。縦177粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。刊行者不明。
【備考】分類「艶書」。十返舎一九の序文1丁を外して再刊したもの。頭書「恋のみちびき」「文を付てきつと返事のくるでん」ほか色道関連記事を収録。
★原装・題簽欠・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、9000〜1万6200円】。
15000円 (稿本)俳諧種子瓢[〈寛政新鐫・六々歌僊〉種子瓢]
【判型】中本1冊。縦191粍。
【作者】紀散安(キノチリヤス、好楽)編・序・跋。
【年代等】寛政9年11月、芦原相猩閑子(雨避)序。寛政9年11月作・書([豊日]文華堂板の稿本)。
【備考】分類「俳諧」。手彩色の挿絵を配した稿本と思われるもの。34人34句のみ収録のため、1丁欠か(角書に「六々歌僊」と記すため本来36句)。豊日書林・文華堂(大川鏡)蔵板の旨を記載するため、出版目的の稿本であろう。最終丁に作者の俳諧1句を掲げ、そこに「撰者」を明記したうえ、そこだけに朱印を押す。『国書総目録』未記載の珍本。
★外表紙補綴・状態並み・稀書。
3000円 油断大敵用心堅固五歌づくし
【判型】小本1冊。縦158粍。
【作者】中根定助作。
【年代等】明治27年3月刊。[茨城県新治郡九重村]中根定助板。
【備考】分類「教訓」。用心をテーマにした数え歌。「(一)人は窃盗、火は火事よ、金と油断が敵なり、用心堅固と守らんせ」で始まる全20番の数え歌。
★原装・刷外題・状態並み・稀書(田舎板)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、円】。
2500円 〈安心相続〉いろは歌
【判型】小本1冊。縦155粍。
【作者】蓮如上人作。
【年代等】万延元年秋補刻・刊。[京都]菱屋友五郎ほか板。
【備考】分類「教訓」。
★原装・刷表紙・状態良好。
6000円 かねのなる木[莫切自根金生木](複製)
【判型】中本3巻1冊。縦176粍。
【作者】唐来三和(参和・加藤源蔵・松下井・東来山人)作。喜田川千代女画。和光同人序。
【年代等】天明5年初刊([江戸]蔦屋重三郎板)。明治37年再刊。[大阪]鹿田静七(松雲堂)板(複製)。
【備考】分類「黄表紙」。「黄表紙四十種」10。外題は上下いずれからも同じに読める回文の題。金々先生の又隣りの財産家万々先生は、数日なりとも貧乏になりたいと願って、貧乏神を信心するが、その御利益がない。そこで、返済能力のなさそうな者への金貸し、派手な女郎買い、法外な値での米の買置き、博奕、富くじ買いと試したが、金は逆に殖えてしまう…。その後、ついには万々先生は以前に増しての金満家となる。このように、物事を逆に想定して滑稽化する手法で、富裕を夢見る人情を茶化し、その反面、財産家のどう転んでも利殖につながる現実をもうがつことに成功している。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、複製本が2万1600円】。
25000円 〈窮理日新〉発明記事[窮理日新発明記事]
【判型】中本2編6巻6冊+1冊(3巻重複)。縦181粍。
【作者】東井潔全編。松光斎長栄画。
【年代等】明治6年2月刊。[大阪]梶田喜蔵(文敬堂)板。
【備考】分類「往来物」。初編3巻は、第1章「汽(じょうき)の説」、第2章「汽の発明」、第3章「汽の全斉(できあがり)」、第4章「汽機関(じょうききかん)の上」、第5章「汽機関(じょうきからくり)の下」、第6章「汽の用法」に分けて、蒸気機関が発明されるまでの歴史や蒸気機関の原理、また、蒸気機関を活用した各種装置の構造などを図解と共に解説した教科書。序文や本文で、蒸気機関に偉大な功績を遺したジェームス・ワット、リチャード・アークライトアークライト、ジョージ・スチーブンソン等の発明家たちが当初は貧苦の中で屈することなく努力したことを諭し、刻苦勉励を促す。同様に、2編3巻には、第7章「紡織器械の発明」、第8章「蒸気船の発明」、第9章「螺旋器械の発明」、第10章「傾斜筒装二器械の説」、第11章「蒸気車轍道の説」、第12章「蒸気車の発明」までの記事を収録する。
★原装・題簽付き・状態良好・稀書。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、6冊揃いが、8万1000円】。
16000円 〈中金正衡著〉世わたり物語[〈絵入〉世渡りもの語・世渡物語]
【判型】中本2編4巻4冊。縦182粍。
【作者】中金正衡(自笑庵)作。梅竹半処居士序。河鍋暁斎(惺々暁斎・猩々暁斎・狂斎・猩々庵・惺々庵)画。
【年代等】明治6年9月序・刊。[東京]四時香書屋蔵板。[東京]三家村佐平(弘文堂)売出。
【備考】分類「往来物」。ある少年の問いに作者が答えるという趣向で、窮理学や政治・経済・法律・養生周辺など家庭・社会生活上の知識を綴った啓蒙的教科書。まず上編では「租税は政府の世話代なり」として政治論を展開し、続いて、知識・学文(ワット小伝および蒸気機関の発明、専売特許、理学・化学、諸学問、学校教育、鉱物学等)について縷々述べる。また下編では生物・植物など万物の「造化」について触れ、法令・司法、民権、身分証書(戸籍)、婚姻・相続、親権・遺言・親族、財産・不動産、貸借、養生・衣食住などについて平易に説く。本文をやや小字・八行・付訓で記し、随所に挿絵を盛り込む。
★原装・題簽付き・美本・稀書。
12000円 〈訓蒙画入〉究理智恵のすゝめ[訓蒙究理智慧之勧・〈訓蒙画入〉究理智慧の勧](初編)
【判型】中本2巻2冊。縦182粍。
【作者】東岸舎作・序。
【年代等】明治6年3月序・刊。[東京]近江屋岩治郎(誠之堂)ほか板。
【備考】分類「往来物」。「究理書中、目前手近き事柄を極浅く翻訳した」入門書で、上巻に「雲之事」「雨之事」「雷之事」「露・霧・霜之事」「雪・霰之事」「火山之事」「地震之事」「温気之事」の8項、下巻に「寒暖計之事」「汐満干之事」「光之事」「風之吹く事」「重力の中心之事」の5項を載せる。「洗濯物の乾くは其水如何になりて、いづれに行しやと尋ぬるに…」のように卑近・平易な解説に努める。なお、末尾を「此外究理には奇なる事多けれども猶次編に出すべし」と結ぶが、2編以降の刊行については未詳。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2万6250円】。
3500円 天変地異
【判型】中本1冊。縦182粍。
【作者】小幡篤次郎編。
【年代等】慶応4年8月序。明治元年7月刊。[東京]慶應義塾蔵板。
【備考】分類「往来物」。欧米で1865年から67年までに刊行された複数の地学書類を参照しながら、日本の国情・風俗に合わせて子女・童蒙用に平易に編んだ地学入門書。避雷針・地震・彗星・虹など地学・天文学に関する事柄を図解入りで解説する。「雷避(かみなりよけ)の柱の事」「地震の事」「彗星(ほうきぼし)の事」「虹霓(にじ)の事」「九日(ここのつのひ)同時に出たる事」「三月(みっつのつき)並び照す事」「流星並に火の玉の事」「陰火の事」の八章について記す。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、原装本が、3150円〜2万570円】。
2500円 ぢんかう記(栄松斎)
【判型】中本1冊。縦178粍。
【作者】栄松斎書。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]森屋治兵衛(錦森堂)板。
【備考】分類「和算」。
★原装・題簽付き・状態良好。
1500円 〈諸術早割〉二一天作
【判型】小本1冊。縦160粍。
【作者】双鶴堂序。国信画。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]藤屋藤助板。
【備考】分類「和算」。
★原装・題簽欠・状態良好(表紙痛み)。
2000円 算法捷廻(初篇)
【判型】横本1冊。縦104粍。
【作者】小西駒蔵(真行)作。
【年代等】江戸後期刊。刊行者不明。
【備考】分類「和算」。武田流算法書。
★原装・題簽付き・状態良好。
2000円 世話千字文余師
【判型】中本1冊。縦180粍。
【作者】不明。
【年代等】弘化3年刊。[江戸]三河屋甚助(誠徳堂)板。
【備考】分類「往来物」。首題に「世話千字文…」とあるが、本書は天保15年刊『〈教訓画入〉幼稚千字文』の冒頭の4句(すなわち本文第1丁表)のみを享保2年刊『世話千字文』冒頭の4句にすりかえ、首題を改めたもので、他の語句・注釈・挿絵は『幼稚千字文』と全く同じ。『幼稚千字文』の類板を隠すために改竄したものであろう。
★原装・題簽欠・状態良好。
2000円 御布告往来[御布告文往来](鴻田真太郎)
【判型】中本1冊。縦178粍。
【作者】鴻田真太郎作・書。
【年代等】明治年間刊。[東京]小田原屋弥七(児玉弥七・大橋堂)板。
【備考】分類「往来物」。「抑我大日本帝国者、神武天皇御即位を紀元とし、二千五百三十余年皇統聯綿、奕葉、累世、朝威、ソソ(かくかく)として、無窮王政復古…」で始まる仮名交じりの文章で、布告類や公務に関する漢語を列記した往来。旧弊や因習を一掃して変わり行く維新政府の姿や、国民の家職・学問精励、富国強兵、布告・法令等の遵守、国威発揚、官吏・叙任、宮廷・天皇、上奏・公論、諸官省・行政、社会・治安に関わる語彙を列挙する。本文を大字・5行・付訓で記し、漢語の多くに左訓を施す。
★原装・題簽付き・状態良好。
1500円 〈童蒙必読〉御布告往来(初編)
【判型】中本1冊。縦178粍。
【作者】橘慎一郎作。
【年代等】明治7年4月刊。[東京]橘慎一郎蔵板。吉田屋文三郎(木村文三郎・文江堂)売出。
【備考】分類「往来物」。布告・法令を始めとする近代漢語を列挙した一連の『御布告往来』の一種。例えば、初編が「公政治化之本たるや、能否・曲直・枉直を、明審・清・精明・澄清に…」で始まるように、各編とも七五調の文章で類語を列挙する形式で、楷書(仮名は行書)・大字・四行・付訓(しばしば左訓)で記す。初編は維新政府の性格・各国政体・国際社会と国内情勢・教旨三条・殖産興業・文明開化周辺の語彙を集録する。
★原装・題簽欠・状態良好。
1500円 〈維新〉御布告往来[童蒙必読維新御布告往来](初編)
【判型】中本1冊。縦184粍。
【作者】冲志楼作。
【年代等】明治5年9月刊。[東京]思明楼板。
【備考】分類「往来物」。国政・公務・法令・社会等に関する漢語を中心に、明治新政府や国体のあらまし、国民の自覚や義務などを記した往来。明治初年に同様の往来が数多く作られたが、本書はその嚆矢となったもので、同様の文言で綴った類本のほかに本書自体の偽版もかなり出回った。初編は、「抑皇政復古、綱紀御維新、御大政、万機御更張、公明正大、言路洞開、方今、奎運隆盛、文明開化之盛時、盛世、盛典、盛挙之秋に際し…」と筆を起こし、維新の広がりや新政府の諸政策の趣意を明らかにしたうえで諸官吏の公務周辺の語彙を列挙し、後半で新しい国民の自覚と勤倹、学術への精励、産業発展による国家の忠節を強調する。
★原装・題簽欠・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2000円〜8640円】。
2500円 〈頭書絵入〉世話千字文
【判型】中本1冊。縦169粍。
【作者】山田野亭(好華堂)注・序。松川半山画。
【年代等】天保14年11月刊。[大阪]河内屋和助ほか板。
【備考】分類「往来物」。享保2年刊『世話千字文』の絵入り注釈書。『世話千字文』の本文を大字・7行・付訓で掲げ、各句毎に割注を施す。頭書に、本文中の任意の語句を掲げて絵解きし、前付に「文字の始まり」「周興嗣略伝」を掲げる。
★原装・題簽付き・状態良好・見返色刷。
10000円 〈新版〉重宝衣服往来[衣服往来]
【判型】中本1冊。縦約180粍。
【作者】雀亭作・跋。
【年代等】弘化5年刊。[江戸]平野屋平助(而楽斎)板。
【備考】分類「往来物」。 衣装・身だしなみの基本や衣類全般・裁縫関連の語彙を列記した往来。「衣服は華美・葉様(はで)を好ず、よろしく寒暖に節するを要とす…」で始まる文章で、衣装の目的や心得に触れ、続いて「束帯・衣冠・直垂・狩衣・水干…」以下、上下衣類・布製品・装身具のあらましと、絹布・織物類、木綿類、その他各地名産、染模様・染色、柄・糸の種類や紡績、裁縫など被服全般を記す。巻頭に裁ち縫いの図、頭書に「裁縫雛形」「以呂波寄名頭角字并角字割方」を載せる。
★原装・題簽付き・並本・稀書。【参考価格(初出品時の相場です):同程度の同板別本を2万5700円で購入】。
2500円 〈天地開闢〉年中時候辯[年中時候童蒙辨]
【判型】中本1冊。縦184粍。
【作者】高井哂我(蘭山・文左衛門)作。
【年代等】寛政3年1月刊。[江戸]花屋久治郎板。
【備考】分類「往来物」。和漢の季節区分である「七十二候」等について説いた往来。学問や詩歌、連俳などの教養として、また、四民それぞれの家職に必要な知識として、大陸伝来の「二十四節」「七十二候」を中心に花鳥風月・天地自然の変化に触れつつ解説する。ただし、中国の説では日本の風土になじまない部分(例えば日本に存在しない動物など)があるため、頭書に別に「本朝七十二候」を補足したとする。本文を小字・11行・付訓で記し、頭書に多くの図解を施す。
★原装・題簽付き・状態良好。
2500円 〈弘化新刻〉日本神国往来[神道往来]
【判型】中本1冊。縦約175粍。
【作者】系田川翁作・跋。
【年代等】弘化4年1月刊。[江戸]森屋次郎兵衛(錦森堂)板。
【備考】分類「往来物」。文化元年刊『神道倭文章』、文政7年刊『宗門往来』と同様に、宗教・宗派について扱った往来の一つ。神国たる日本の歴史を概説して神道の重要性を強調した往来。まず、日月星の「三光」が全て日本より出現したことや、「千界万国」の恵みは全て神の恩によること、源氏・平氏・藤原氏などあらゆる姓氏が神孫たることを説いて神国の証左とし、また、仏教が伝来して神道が衰微したために種々の災いが生じたことを述べ、さらに徳川幕府によって再び神事が復興し世の中が泰平になったとする。巻頭に「天地開闢の時」、頭書に「諸国一の宮記」の記事と若干の挿絵を載せる。
★原装・題簽付き・状態並み(冒頭数丁に小穴)。
2500円 百性往来豊年蔵(文政13年)
【判型】中本1冊。縦182粍。
【作者】禿箒子作。
【年代等】明和3年刊初刊。文政13年春再刊。[江戸]西村屋与八板。
【備考】分類「往来物」。初板本系統は中本1冊。農業型往来中最も流布し、『〈手本〉農業往来』とともに後世の類書に最も大きな影響を与えた農業型往来。再板本には明和3年、鱗形屋孫兵衛原板の旨を記すが、初板本と推定される鱗形屋板の刊記には刊年を記さず、「此一冊は、農家童子の為に新に綴て令板行、猶亦、文字を改め、仮名を正して読に易く、学んで益あらば、誠に農家不朽の基ならん而已」と付記する。「凡、百性取扱文字、農業・耕作之道具、鋤、鍬、鎌、犁(からすき)…」で始まる本文は明らかに、堀流水軒作『商売往来』を模倣して編んだものであり、同往来のスタイルを踏襲して、以下、農具、農業施設、田畑度量衡・地方、潅漑施設、肥料、稲作手順と諸注意、巡見・検地・助郷等の夫役、運送・交通、領地、家屋造作、機織、農民の日常食、農閑期の労働・雑務・牛馬飼育、在所の地理的知識、穏田をせず正直な農民の子孫繁昌までを説いて結ぶ。初板本系統は本文を大字・5行・付訓で記し、巻頭に「孝・弟・忠・信」の図、頭書に「世帯道具字尽」「一代之守本尊」「世中七猿教歌」等の記事を載せる。
★原装・題簽付き・状態良好。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、3100円】。
2500円 古状揃余師
【判型】中本1冊。縦181粍。
【作者】不明。
【年代等】天保14年9月刊。[江戸]三河屋甚助ほか板。
【備考】分類「往来物」。
★原装・題簽付き・美本。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、2160円〜6990円】。
5000円 菅丞相往来・金平往来
【判型】中本1冊(2冊合本)。縦173粍。
【作者】不明。
【年代等】@寛政5年初刊。文化14年再刊。[江戸]岩戸屋喜三郎板。A文政3年1月刊。[江戸]丸屋文右衛門板。
【備考】分類「往来物」。「菅丞相往来」=菅原道真の生涯を綴った伝記型往来。「豊秋津洲は神明の徳をもつて万機を納め、人其徳を仰ば、利生是が為に掲焉(いちじる)し…」と起筆して、まず、日本が神国たることに触れ、以下、道真の出自や幼少年期の逸話、その奇才ぶりと出世の様子、藤原時平の陰謀による失脚、太宰府への左遷、死後の復任・贈位までを記して、「此御神の尊徳、枚挙するに遑あらず。恐惶謹白」と結ぶ。「金平往来」=生来強壮であったが学問嫌いであった坂田金時が、自らの生涯を悔やみながら述懐する文章で学問への出精を諭した往来。一度は死んで地獄に堕ちた金時もあの世では居所もなく再びこの世に再生することになったが、天下太平の御代にあっては乱暴狼藉は全く無益であることを痛感するまでの経緯を語りつつ、幼時の手習い・学問修行に怠るなと説く。
★原装・題簽付き・状態良好。
2500円 謹身往来精注鈔
【判型】中本1冊。縦182粍。
【作者】藤村秀賀(鶴亭)注・序。歌川芳春(歌川芳晴・一橘斎・一梅斎・朝香楼)画。小森金城(桜亭)書。
【年代等】文久元年12月作。文久2年刊。[江戸]大坂屋藤助(山田文栄堂)板。
【備考】分類「往来物」。『謹身往来』唯一の注釈書。『謹身往来』本文をほぼ3-9行程度の全80段に分けて大字・6行大・無訓で書し、段落毎に語注を主とする2行割注を施し、さらに頭書に楷書・付訓の書き下し本文と関連の挿絵を掲げる。注釈文中、一般的な語注を●印、また、引用・出典、金言、異名・類語等にを△印で示すなどの工夫を施す。引用書目は『白虎通』『孟子注』『楚辞注』『月令広義』『素問』『小学』『日本紀』『和事始』『一切経音義』『名義集』『六道講式』『古事談』『観仏三昧経』『論語』『孝経大義』『埃嚢抄』『戦国策』『説文』『羅山文集』『近代世事談』『字彙』『和漢三才図会』『事物起原』『五雑俎』等で、種々の故事や俗説等にも言及するほか、注釈文に口語を採り入れるのも特徴。また、本文「上野、不忍、浅草、待乳山、隅田川…」以下の施注はさながら名所案内風でもある。
★原装・題簽欠・状態良好。
3000円 〈上層絵入〉大学啓蒙抄
【判型】中本1冊。縦172粍。
【作者】山田野亭(好華堂)注。松川半山画。
【年代等】天保15年1月序。弘化2年11月刊。[京都]林芳兵衛ほか板。
【備考】分類「往来物」。『大学(朱熹章句)』の童蒙用絵入り注釈書。「経典余師」の体裁に挿絵を加えた編集形式をとり、『大学』本文を細かく区切って大字・6行・付訓(訓点)で掲げ、平易な割注を添える。頭書に「孔子略伝」「『大学』由来」「孔子門人略伝」「学問の大意」などの関連記事と挿絵を載せる。巻頭に「忠・孝」図2葉と返り点等の読み方を示した「読法(よみほう)」を掲げる。
★原装・題簽付き・小虫。
1500円 早引用文章
【判型】中本1冊。縦178粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]糸屋庄兵衛板。
【備考】分類「往来物」。「年始の文」から「俳諧を賀す文」までの消息文例59通と、「借用申金子の事」以下14通の証文類文例および「諸国御関所附」までを収録した用文章。先行の類書から参酌して編んだものと思われる。本文を大字・5行(証文類は六行)・付訓で記す。頭書に、イロハ引きの日用語集である「早引節用集」を掲げる。
★原装・題簽摩滅・小虫。
2500円 〈改正〉諸証文定則便覧
【判型】中本1冊。縦185粍。
【作者】新井隆存作。
【年代等】明治9年4月刊。[大阪]松田幸助蔵板。中川勘助売出。
【備考】分類「往来物」。「請取証文」(2通)から「乳母請状」までの28通の証文類文例を掲げた用文章。本文を大字・6行・稀に付訓で記し、明治8年9月・第48号布告の「建物書入質書式之事(第1号〜第4号書式)」も図解(2色刷り)する。
★原装・題簽付き・状態良好。
1000円 大全消息往来
【判型】中本1冊。縦178粍。
【作者】高井蘭山注(「消息往来講釈」)。
【年代等】江戸後期刊。刊行者不明。
【備考】分類「往来物」。「消息往来」「続消息往来」「消息往来講釈」の三部を合本したものだが、稀に「消息往来」に代えて「増字消息往来」を収録するものもある。うち「消息往来」は文化頃刊と思われる鶴屋喜右衛門板『消息往来』とほぼ同様。「続消息往来」は『消息往来』に漏れた消息用語を無秩序に羅列したもの。「消息往来講釈」は、『消息往来』の本文から要語をとり上げて割注を施したもの。本文を大字・五行・付訓で記す。基本的に行書体だが、「講釈」の要語のみ楷書体で記す版や、巻頭に「士農工商図」や「書筆心得」を掲げた版もある。文化頃初刊と推定されるが、文化年間の刊記を有するものは未見。
★原装・題簽欠・状態概ね良好(一部汚損)。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1620円〜8400円】。
3500円 小野篁歌字尽・洛外名所字尽
【判型】中本1冊。縦180粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸中期刊。[京都]正本屋吉兵衛板。
【備考】分類「往来物」。小野篁歌字尽・洛外名所字尽・名木之字尽・坊主名字尽・名字尽・魚之字尽を収録。
★原装・題簽欠・状態良好。
2500円 〈絵抄〉小野篁歌字尽(藤岡屋板)
【判型】中本1冊。縦178粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]藤岡屋慶次郎板。
【備考】分類「往来物」。
★原装・題簽付き・状態良好。
1000円 小野篁歌字尽(寛政11年)
【判型】中本1冊。縦177粍。
【作者】不明。
【年代等】寛政11年3月刊。[江戸]鶴屋喜右衛門板。
【備考】分類「往来物」。
★改装・題簽欠・状態並み。
3500円 小野篁歌字尽(文政2年・仙台板)
【判型】中本1冊。縦175粍。
【作者】不明。
【年代等】文政2年4月刊。[仙台]伊勢屋半右衛門板。
【備考】分類「往来物」。
★原装・題簽欠・状態良好。
2500円 小野篁歌字尽(森屋板)
【判型】中本1冊。縦175粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]森屋治兵衛板。
【備考】分類「往来物」。
★原装・題簽付き・状態良好。
2500円 小野篁歌字尽(天保7年)
【判型】中本1冊。縦179粍。
【作者】不明。
【年代等】天保7年夏再刊。[江戸]鶴屋喜右衛門板。
【備考】分類「往来物」。
★原装・題簽欠・状態良好。
1000円 〈御家〉千字文
【判型】中本1冊。縦177粍。
【作者】野口晋松堂書。
【年代等】江戸後期刊。[江戸]鶴屋喜右衛門ほか板。
【備考】分類「往来物」。
★原装・題簽付き・状態良好(汚損)。
2000円 〈少年必携〉千字文[千字文画抄・千字文講釈]
【判型】中本1冊。縦176粍。
【作者】八島五岳(定岡)作・序。隣太郎画。
【年代等】慶応2年初刊。明治初年再刊。[江戸]吉田屋文三郎(文江堂)板。
【備考】分類「往来物」。『千字文画抄』の改題本。周興嗣作『千字文』本文の各句毎に関連の挿絵を挟