家蔵の往来物(柱)
家蔵の往来物

1 最近入手の往来物 最近入手した面白い往来物です (随時更新)

2 家蔵和本目録 家蔵の和装本目録です (2007年6月現在)

3 新発見の往来物 私が最近新たに見付けた往来物です (随時更新)

4 家蔵往来物紹介 珍しい家蔵往来物の紹介(随時更新)

女筆初音の道(双六の図) ■双六をする女性達(「女筆初音の道」)

すごろく(双六:雙六)】

 室内遊戯の一種で、盤すごろくと絵すごろくがある。盤すごろくは古代インドまたは古代エジプト発祥といわれ、東につたわったものは中国をへて日本に渡来した。万葉集にすごろくをうたった歌があり、689年(持統3)には禁止令がだされていることから、奈良時代以前からおこなわれていたことは確かである。西につたわったものはヨーロッパでバックギャモンとなり、形はちがうが遊び方はほとんど同じである。


 盤すごろくの遊び方は長方形の木盤に黒白それぞれ15個の石をならべ、竹筒にいれた2つの賽(さい)を交互にふって石をすすめる。一定の規則にしたがって、相手の陣地にはやく石をいれおえたほうを勝ちとする。

 子供の遊びとしておこなわれている絵すごろくは盤すごろくから派生したものだが、ルールはきわめて簡単である。賽の目によって上がりへはやく達することをきそうだけで、盤すごろくの知的競技としての側面はほとんどうしなわれている。
(Microsoft(R) Encarta(R) Encyclopedia 99.)