クビキリギス

(キリギリス科)



クビキリギスの写真

◆ 成虫のまま冬を越し、春になって気温が高くなると、夜、木の上や草むらで鳴きはじめます。盛んに鳴くのは4月から5月にかけてですが、その後も夏まで鳴き声が聞かれ、成虫はほぼ一年中見られます。細長い体つきで、頭の部分が極端に尖っているほか、口がオレンジ色をしているのが特徴。鳴き声はかん高く単調、近くで聞くとセミ並みの騒々しさで、耳を塞ぎたくなるほど。
 「クビキリ」とは穏やかではありませんが、何かを噛ませるとがっちり食らいつき、無理に引っ張れば首がちぎれてしまうからとか。本当だろうか?、とちょっと試してみたのですが(おいおい)、草の茎を噛ませようとしてもなかなか食いついてくれなくて諦めました。
 姿も声もクビキリギスに似たクサキリという虫がいます。こちらは夏の終わりから秋にかけて鳴いています。

◆ 写真は緑色のタイプですが、褐色のものもいます。

◆ 見られる時期:- - 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 - -

◆ 声:ジ−−−−−

◆ 大きさ:約6cm