キンタロウさんが |
聞いてごしない 原稿 「モンデン モモ」って知っていますか? なんだ、そりゃ?新種の桃か?それとも肉料理か?いいえ、どちらも間違い。正解は 日本人の女性で、プロのシャンソン歌手です。なかなかの美人です。彼女は、東京都 出身で現在も東京在住ですが、島根県加茂町文化ホール「ラメール」直属の音楽団体の 講師をしたり、加茂町の中学校の非常勤講師をしたりして月に1週間から10日程度、 山陰に滞在しています。東京芸術大学を卒業した本格的な歌手です。 その彼女は中学時代に山陰を旅行してこの地方に魅せられて、あるきっかけで現在こ の山陰で仕事をするようになったそうです。 私は何故こんな人を知っているかというと、昨年の夢みなと博のインターネットホー ムページに彼女が意見を投稿していたのがきっかけでした。最初は「島根県で仕事を してるんですかあ。」という感じで話していたのですが、なんと彼女はこの米子にお いても歌の教室を開いているというではないですか。 「今度発表会があるんですけど、来ませんか?」甘い言葉に誘われて、青年中央会OB の某氏と会社の者を数人連れ立って、行ってきました発表会。角盤町にある某ラウン ジが貸切の会場でドアを開けると、ものすごい世界が…。会場には20人くらいの上 品そうな中年女性がソファに座って、その人たちが交互にピアノの伴奏に合わせて シャンソンを一心不乱に声の限りに歌っているのです。オバサンたち(失礼!)の迫力 に押されて、普段元気の良い某OBも視線で語り掛けてきます。「とんでもないとこ ろに迷い込んでしまった…。」まさにミステリーゾーンです。山陰の人間は引っ込み 思案だといいいますが、このご婦人たちを見る限りでは、それは間違いだと確信を 持って言えるほどパワフルです。最近、顔を合わせれば「不景気だ。」といってぼやい てばかりいる男性軍とは違い、「ここは米子か?」と見紛うばかりでした。その後、私 はご婦人たちにノセられて1曲歌わされたばかりに、いつのまにやら月1回の米子で のレッスンに通う羽目になってしまいました。でもやってみると人目も憚らず大声で 歌うというのは、慣れてくるとなかなかの快感です。それにオバサンパワーを受けて だんだん元気が出てきます。モンデン モモさんもかわいい顔をしていてもレッスン は「背筋を伸ばせ、脇腹に力を入れろ!」とすごい、すごい。 「こんな世界が米子にあったんだ。」モモさんに「こらあっ!」と叱られつつもレッスン に通い出して早4ヶ月。だんだんハマって来る自分が怖い。大山登山に続いて癖にな りそう…。 モンデン モモ ホームページ http://www.asahi-net.or.jp/~nw7y-mndn/momoly_index.html (キンタロウ) |