11月 2日(火曜日)

「お芝居やコンサートやオペラって?」

チラシ 文化の秋だもん、本もよまにゃあ。なんて言葉をこの間ききました。
 そうそう。、いつも、舞台を作るわたしも、他の舞台をみて勉強しないといけないなああって。10月は忙しいからそれが一段落してからと10月31日と11月1日、お芝居のチケットを買ってありました。

 31日は、ギリギリまで仕事をして、浅草へ出かけます。
 「ク ナウカ」という団体の「女王メディア」です。この演出家 宮城さんは、大変に才能の在る方です。  何年前だったか忘れましたが、オペラの公演にいった折り込みに「サロメ」というチラシが入りました。とにかく好きな作品です。ルル、ヴォツェック、そしてこのサロメ。
 オスカーワイルドが、描きたかったそのなかに、今の時代の問題がそのままあるようなきがしてなりません。
 下高井戸の倉庫だったと思います。床に切れ目がはいり、そこからの照明もあったように思います。照明が歌っていました、それも、このサロメという芝居を。
 美しい、本当に美しいサロメ。そしてヨカナーン。その首が。
 それからお知らせをいただいて伺える範囲で、この劇団に通っています。
 このごろは、新しい役者さんも増えて、やはり、中味が薄まるのを感じていましたが 今回の公演は、見事な男性人の郡読。メディアの美しい身体表現。メディアという難解な物語を読みほぐした感がありました。

 実は私自身 ハイナーミュラー作 「メディアマテリアル」に役者として出演したことがあります。なぜ、メディアが自分の子供を殺めなければならなかったか、宮城さんが、人間としての優しさで紐解いたことが、なによりも嬉しかった!!

 いま、作品を造る作業に携わるようになって、一番大切に思うことです。

 でも、そのお芝居のシュチュエーション。美しい、隅田川のウォーターフロントの夜景
 ベルリンの芝居小屋の感じもしたのは、わたしだけ?

 帰りに、神谷バーでデンキブランもいただきました、大満足!!

 そして
 その次の日、新国立劇場へ。なんと美しいエントランス。
 ドイツでクルトワイルフェスティバルに出演させていただいた、こともあり、ブレヒトを演じるそのお芝居。またまた沢山の事を考えながらの帰途となりました。
 ブレヒトは、何をかたりたかった人なのかな?お芝居は、お芝居を見てる!という意識を持ちながら観客は見るべきなのだそうです。リアルさを追求するのでは、ないそうです。

     またこれから、勉強。。。


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